JPS5818764Y2 - 接地具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、机などの接地具に関する。

従来、オフィスの机などの接地具には、たとえば、机な
どの脚体の下部にねし杆を上下動自在に螺合し、このね
じ杆の下端に、下面を平面状とした接地体を取付けたも
のが用いられている。

一方、従来、オフィスの床材にはプラスチックタイルが
多く用いられていたが、近時、カーペットを敷設する場
合が多くなっている。

プラスチックタイルの場合には、机などを移動するよう
なとき床面上を滑らせて移動することが比較的容易に行
えるが、カーペットの場合にはプラスチックタイルに比
して滑らしての移動が困難であるとともに、強く押すと
カーペットを痛めやすい。

本考案は、このような点を改良しようとするもので、机
などのセットおよび移動が容易な接地具を提供しようと
するものである。

つぎに、本考案の一実施例を図面について説明する。

１はねし杆からなる支杆で、この支杆１の下端にゴムな
どの接地板２が接着されているとともに、支杆１の上端
中央部に取付用ねじ部３が突設されている。

４は球体からなる接地体で、この接地体４の中央部上下
方向に上記支杆１に螺合するねじ孔５が穿設されている
。

そして、支杆１に接地体４がそのねじ孔５を介して上下
動自在に螺合されている。

そうして、机、テーブル、カウンタなどの脚体６の下端
部に、支杆１をそのねじ部３により螺着固定する。

このような構成において、机などの設置時には、第１図
に示すように、接地体４を下降して支杆１が接地体４の
下方に突出しない状態とし、床面のカーペット上を滑動
させて所定位置に配置する。

そして、第２図に示すように、接地体４を回動して上方
に移動し、支杆１の下端を接地体４の下方に突出して所
定高さにセットする。

また、机などの高さ調節を行うときは、第３図に示すよ
うに、接地体４を支杆１に対して下方に移動し、接地体
４を上下動することにより高低調節する。

なお、実施にあたって、接地体４は、全体として球体状
に形成するほか、半球状など少なくとも下半部外面を球
面状に形成すればよい。

本考案によれば、机などの移動設定時には接地体を接地
させることにより、その球面状部により容易に移動する
ことができ、また、支杆あるいは接地体により高低調節
することができ、机などのセットおよび移動を容易に行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案の接地具の一実施例を示す
縦断面図である。 １・・・・・・支杆、４・・・・・・接地体、５・・・
・・・ねじ孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 脚体の下部に取付けられるねし杆からなる支杆と、この
   支杆に中央部のねし孔を介して上下動自在に螺合され少
   なくとも下部外面を球面状に形成した接地体とを備えた
   ことを特徴とする接地具。