JPS581798B2 - 電子楽器の音色変更装置 - Google Patents

電子楽器の音色変更装置

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JPS581798B2
JPS581798B2 JP51037521A JP3752176A JPS581798B2 JP S581798 B2 JPS581798 B2 JP S581798B2 JP 51037521 A JP51037521 A JP 51037521A JP 3752176 A JP3752176 A JP 3752176A JP S581798 B2 JPS581798 B2 JP S581798B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resonators
output
phase inverter
phase
electronic musical
Prior art date
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Expired
Application number
JP51037521A
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English (en)
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JPS52120816A (en
Inventor
河本欣士
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子楽器の音色変更装置に関し、とくに、多様
な音色の変化を得ることのできる優れた装置を提供しよ
うとするものである。
従来、複数の共振器を並列に接続し、それぞれの共振器
の共振周波数を独立に設定制御して、楽音の音色を変化
させるように構成した音色変更装置があるが、共振周波
数が接近すると両者の共振峰が互に重なり合い、その部
分のみ利得が極端に大きくなり、出力信号がひずんでし
まい、また音色が極端に変化しすぎるという欠点があっ
た。
本発明はこのような欠点を少なくした音色変更装置を提
供するものである。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。
第1図において、入力端子1に加えられた楽音信号は、
共振器3吉4を介して加算器5に加えられる。
また、楽音信号は位相反転器2を介して加算器5に加え
られる。
加算器5の出力は出力端子6より出力される。
共振器3,4は操作器7に線8,9によってそれぞれ接
続され、この操作器7によって制御され、その共振周波
数f1,f2が変化するように構成されている。
操作器7は、4チャネルステレオの分野ですでに公知の
バランサボリュームのように、X方向の運動により一方
の制御ができ、Y方向の運動により他方の制御ができる
ような装置を用いることができる。
共振器3,4の共振周波数f1,f2が互いに離れてい
る場合には、第2図の周波数特性図に示されるように、
共振器3,4の共振周波数f1とf2とにおいて、それ
ぞれ実線で示した共振峰と平担特性の合成として破線の
ような共振特性が得られるが上記共振周波数f1,f2
を互に近づけると、従来のものでは第3図の破線で示さ
れるように共振のピーク、すその広がりの両方ともに大
きくなり、上述の不都合が生じる。
ところが本発明では位相反転器2を用い、この出力信号
と共振器3,4の出力信号の合成信号とが互にほぼ逆相
になるように構成しているので、これらの間で打消しが
生じ、第4図の破線に示すように共振器3,4の共振周
波数f1とf2の中間の周波数で利得が著しく小さくな
る。
なぜなら、共振器3,4のピーク周波数f1,f2とそ
の近傍以外では、位相反転器2の出力レベルよリ共振器
3,4の出力レベルの方が小さいから、両者の位相関係
にかかわらず、位相反転器2の出力レベルにより出力端
子6のレベルが決まる。
これは第2図の破線の平坦に近い部分に示されるきおり
である。
逆にピーク周波数f1,f2付近では、共振器3,4の
出力が優勢になるから、出力端子6のレベルは、共振器
3,4の出力により決まる。
したがって、出力レベルに平坦部とピーク部とができる
一方、ピーク周波数f1とf2とが近づいてゆくと、ピ
ーク周波数f1とf2の中間の谷は増大して位相反転器
2の出力レベルに近づいてゆく。
この谷またはその周辺が、反転増幅器2の出力レベルと
同じレベルになると、それらの位相関係によって、加算
または打消しが生じ得るが、本実施例では、共振器3,
4によって出来る谷の付近は、正相に近くなるので、位
相反転器2の逆相出力き打ち消し合って、谷が深くなり
第4図のようになる。
これが従来例では、加算になり6dB上昇する。
一方、このとき、ピーク周波数f1とf2の外側では、
逆相出力の方が共振器3,4の出力より太きいから、位
相反転器2の出力する逆相出力により主として出力が決
まる。
以上のように共振器3,4の位相特性が、もともと周波
数特性をもっていて、平坦でないことき相俟って、第4
図の如き現象が生じる。
したがって、出力の振幅が極端に大きくならないだけで
なく、音色の変化も大きくなるという利点がある。
尚、共振器3,4の共振周波数f,とf2が正確に一致
すれば、単一共振峰の2倍の共振峰になるから出力レベ
ルが大きくなるが、そのような状態になる条件は、従来
よりもせまい範囲になり、現実に出力波形がひずむこと
は極く少なくなる。
第5図は、本発明の別の実施例を示すものであり、その
主要部分を具体的に示した回路図である。
第5図において、2′は位相反転器であり、他は、第1
図の符号に合わせて示している。
位相反転器2′は端子1に印加された入力信号を受けて
、トランジスタQ0のコレクタとエミツタとにたがいに
逆相の信号を出力するように構成され、コレクタに現わ
れた信号が加算器5の入力端子に導かれ、エミツタに現
われた信号が共振器3と4に導かれるように構成されて
いる。
共振器3は、入力抵抗R1の一端に入力信号を加え他端
に2次の全域通過形漏波器と位相反転器を縦続接続した
回路を接続し、上記縦続接続した回路の出力をキャパシ
タC3と抵抗R2を介して上記入力抵抗R1の他端に帰
還し、この他端より出力信号を取り出すように構成して
いる。
全域通過形漏波器はトランジスタQ1と抵抗RE,RC
よりなる位相分割器と、この位相分割器を構成するトラ
ンジスタQ1のコレクタ及びエミツタに接続された抵抗
素子及びリアクタンス素子とで構成され、これらの抵抗
素子とりアクタンス素子との接続点より合成された信号
を得るように構成されており、このようにして構成され
た1次の全域通過形漏波器を2段縦続接続し、かつ抵抗
素子の値を可変にするように構成している。
第5図に示す実施例では、抵抗素子を抵抗Rg,r,R
およびキャパシタC2で構成している。
そして抵抗Rgは、次段にバイアス電圧を印加するため
のものであり抵抗Rより十分大きい値のものが用いられ
ている。
またキャパシタC2は抵抗r,Rに直流電流の流入を阻
止するためのものであり、抵抗Rを変化させたときに回
路の直流バイアス電圧を変化させないようにするための
ものである。
上述した1次の全域通過形漏波器は、 f1= 1 X 2πC1RX RX=(r+R)Rg/(r+R+Rg)なる周波数f
1において、位相推移が−90゜になるので、トランジ
スタQ3のコレクタに現われる出力は、トランジスタQ
1のベースに印加される信号と同相の信号になる。
したがってこのときにはトランジスタQ3のコレクタか
らトランジスタQ1のベースに至る帰還は正帰還になる
そのため抵抗R1とR2の接続点O1のインピーダンス
が上昇し、抵抗R1の入力端に加えられた入力信号は殆
ど減衰せずに出力端Q1に現われる。
f1以外の周波数では出力端01のインピーダンスが小
さいので入力信号はそれに応じて減衰する。
その結果、周波数f1において共振特性を示すようにな
る。
共振器4は共振器3と同じ構成である。
共振器3を構成する抵抗Rを、操作器(第1図の7)の
X方向の運動により変化するようになし、共振器4の抵
抗Rを、操作器のY方向の運動により変化するようにす
れば上記操作器のX方向の運動により共振器3,4の共
振周波数f1,f2を変化させることができる。
以上のように構成したので、2つの共振峰の周波数を任
意に設定して、広範囲の音色変更ができるだけでなく、
共振峰付近で出力レベルが過大になってひずむ危険性が
小さくなるので、電子楽器に応用すれは、その効果は大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、第2図、第4図
はその特性を示す図、第3図は従来の特性を示す図、第
5図は本発明の他の実施例の要部の具体的な回路図であ
る。 1……楽音信号入力端子、2……位相反転器、3,4…
…共振器、5……加算器、6……出力端子、7……操作
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 人力楽音信号を位相反転する位相反転器と共振周波
    数を可変できる第1および第2の共振器と3つの入力を
    互に加算する加算器とを備え、上記人力楽音信号及び位
    相反転器の出力信号のうち一方を上記第1および第2の
    共振器に加え、他方と上記第1および第2の共振器の出
    力信号とを上記加算器によって互に加算して入力楽音信
    号の音色を変化させるようにした電子楽器の音色変更装
    置。 2 第1、第2の共振器として一端に入力信号が印加さ
    れる抵抗と、この抵抗の他端に縦続接続された2次の全
    域通過形漏波器および位相反転器より成る共振器を用い
    、上記縦続接続された位相反転器の出力を上記抵抗の他
    端に帰還し、上記他端より出力電圧をとり出すようにし
    、かつ、上記全域通過形漏波器の位相特性を可変素子を
    用いて可変にして、共振周波数を変化せしめるようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子楽
    器の音色変更装置。 3 旋回傾動可能な操作子を有するバランサボリューム
    のX方向の運動により、上記第1の共振器の共振周波数
    を制御し、Y方向の運動により、上記第2の共振器の共
    振周波数を制御するようにした特許請求の範囲第2項記
    載の電子楽器の音色変更装置。
JP51037521A 1976-04-02 1976-04-02 電子楽器の音色変更装置 Expired JPS581798B2 (ja)

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JPS52120816A JPS52120816A (en) 1977-10-11
JPS581798B2 true JPS581798B2 (ja) 1983-01-12

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