JPS5816194Y2 - 交通信号制御機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は市街地の交差点等に設置される交通信号制御機
に関し、特に遮熱板を備えた制御機の遮熱板取付構造に
関する。

この種の交通信号制御機を高温地域で使用する場合には
、直射日光による筐体内部の温度上昇を避は内部機器類
を保護するため筐体外面を覆う遮熱板を取り付けている
。

第１図は従来の遮熱板を備えた交通信号制御機の取付構
成を示し、筐体１の天井面、両側面及び背面には予め複
数の取付用金具２が溶接され、該金具２を介して対応す
る筐体１外面を覆う遮熱板３．４，５．６をボルト締結
して取り付けるようになっている。

一方、遮熱板を要しない一般地用の交通信号制御機には
当然のことながら筐体に遮熱板取付用の金具は取り付け
られない。

しかしながら、このように一般地用と高温地用とで２種
類の筐体を用意することは生産能率及び管理能率を低下
させ、コスト面でも不利であった。

本考案はかかる従来の欠点に鑑み為されたもので、制御
機筺体を支柱に締結するためのバンド部材の締結用ボル
トによって着脱自由な遮熱板取付板を設け、該取付板を
介して遮熱板を取り付ける構造とすることにより、筐体
そのものは一般地用と高温地用のものとで共通に利用で
きるようにした交通信号制御機を提供するものである。

以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第２図において、制御機筺体１１には両側面上下部にバ
ンド部材締結用のねじ孔１１ａが２個ずつ形成されてい
る。

遮熱板取付板１２には上記ねじ孔１１ａに対応する切込
み１２ａ及び遮熱板取付用のねじ孔１２ｂが形成しであ
る。

そして支柱側の筐体１１側面に取り付ける上下一対の遮
熱板取付板１２は第３図に示すようにその切込み１２ａ
を支柱１３に締結したバンド部材１４と益体１側面との
間に挿入しポルト１５軸部に係合させた上で、該ボルト
１５を締結して取り付け、反対側側面の遮熱板取付板１
２は切込み１２ａに直接ボルト１５を係合締結して取り
付ける。

こうして筐体１１両側面に固定した遮熱板取付板１２の
ねじ孔１２ｂに側面用遮熱板１６Ａ。

１６Ｂをボルト締結して取り付ける。

側面用遮熱板１６Ａ、１６Ｂの上端部には天井面遮熱板
取付用のブラケツ）１６ａか固定してあり、支柱１３側
の側面用遮熱板１６Ｂにはさらにバンド部材１４締結部
逃げ用の切欠１６ｂが形威しである。

従って天井面用遮熱板１７・は上記ブラケツＮ６ａにボ
ルト締結して取り付ける。

又、背面用遮熱板１８は、例えばその両側縁部を折曲し
たフランジ部を側面用遮熱板１６Ａ、１６Ｂの後縁フラ
ンジ部に接合してボルト締結する等の方法で取り付ける
。

かかる構成によれば、遮熱板１６Ａ、１６Ｂ。

１７．１８は直接又は間接に遮熱板取付板１２を介して
筺体１１に取り付けられ、該取付板１２はバンド部材１
４との締結用ボルト１５によって筐体１１に着脱自由で
あるから筺体１１には遮熱板取付のための加工を一切施
す必要がなく一般地用の筐体と同一のものが利用できる
のである。

又、遮熱板取付板１２は切込み１２ａによってボルト１
５をバンド部材１４と筺体１１にねじ入れたまま着脱自
由であり、支柱側の側面用遮熱板１６Ｂの切欠１６ｂも
前端が開放されているため筐体１１をバンド部材１４に
締結したまま側面用遮熱板１６Ｂを横方向から挿入して
遮熱板取付板１２に接合できるから、既に筐体１１だげ
を支柱１３に取り付けて使用中の制御機にもそれを支柱
１３から外すことなく遮熱板を追加して取り付けること
もできる。

尚、天井面用遮熱板だけを必要とするものには、遮熱板
取付板を上方に延長し、該取付板に直接天井用遮熱板を
取り付ける等の構成にすればよい。

本考案は以上説明したように、遮熱板が制御機筺体に着
方ψ自由な取付板を介して取り付けられ、かつ、該取付
板の筐体への着脱は筐体を支柱に締結するためのバンド
部材への締結用ボルトによって行なえるように構成した
から、筐体を遮熱板を備えない一般地用のものと共通と
することができるため生産能率、管理能率７５′＠上し
、コストダウンにもつながる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂは従来の遮熱板を備えた交通信号制御機に
おける取付分解図の正面図及び右側面図、第２図Ａ、Ｂ
は本考案に係る交通信号制御機における取付分解図の正
面図及び右側面図、第３図は同制御機の支柱への取り付
けを示す要部拡大図である。 １１・・・制御機筺体、１２・・・遮熱板取付板、１３
・・・支柱、１４・・・バンド部材、１５・・・ポル）
、１６Ａ。 １６Ｂ・・・側面用遮熱板、１６ｂ・・・切欠、１γ・
・・天井面用遮熱板、１８・・・背面用遮熱板。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）支柱にバンド部材を介して締結設置される交通信
   号制御機に釦いて、制御機筺体に該筐体とバンド部材と
   の締結用ボルトによって着脱自由な遮熱板取付板を設け
   、制御機筺体の外面の少なくとも一部を覆いかつ筐体と
   バンド部材との締結部を逃げる切欠を設けた遮熱板を前
   記遮熱板取付板を介して取り付けるように構成したこと
   を特徴とする交通信号制御機。
2. （２）遮熱板取付板はその端縁部に形成した切込み部を
   該切込み部を押し込んで係合させた前記ボルトにより挾
   持締結される実用新案登録請求の範囲第１項記載の交通
   信号制御機。
3. （３）遮熱板は切欠部の一端が開放され、制御機筺体を
   バンド部材に締結した状態で着脱自由である実用新案登
   録請求の範囲第１項又は第２項記載の交通信号制御機。
4. （４）遮熱板は制御機筺体の天井面、両側面及び背面を
   別々に覆うユニットに分割形成されてなる実用新案登録
   請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の交通信号
   制御機。
5. （５）制御機筺体の天井面を覆うユニットは、遮熱板取
   付板に直接取り付けられた箱体両側面背面を覆うユニッ
   トを介して取り付けられてなる実用新案登録請求の範囲
   第４項記載の交通信号制御機。