JPS58150603A

JPS58150603A - アスフアルト混合物製造装置

Info

Publication number: JPS58150603A
Application number: JP3287082A
Authority: JP
Inventors: 根本　一範
Original assignee: Niigata Engineering Co Ltd
Current assignee: Niigata Engineering Co Ltd
Priority date: 1982-03-02
Filing date: 1982-03-02
Publication date: 1983-09-07
Also published as: JPS6151083B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、加熱アスファルト混合物を製造する装置に
関するものである。

加熱アスファルト混合物を製造する装置として、従来一
般に、バーナが取り付けられた回転ドラムの一端に骨材
の投入部が、また、他端に骨材の排出部がそれぞれ設け
られたものが知られている。

この製造装置ｔｉは、投入部から投入された骨材とアス
ファルト舗装廃材（これに類似したアスファルト骨材と
の結合体を含む）（以下単に廃材と略す）とを、回転ド
ラム内で加熱混合して加熱アスファルト混合物（以下単
にアスファルト混合物と略す）を製造するものである。

ところが前記の如き従来の製造装置にあっては、廃材の
投入部が回転ドラムのバーナ近くに設けられているため
、廃材がバーナによって強く加熱されて熱劣化し易いと
いう問題が生じていた。

そこで、第１図に示すように、バーナ１が取り付けられ
た回転ドラム２の一端に骨材の投入部３を、また、他端
に骨材の排出５ＩＳ４をそれぞれ設け、前記投入部３と
排出部４との間の回転ドラム２の内部に輻射熱防止板５
を取り付け、この輻射熱防止板５と前記排出部４との間
の回転ドラム２の周囲部に廃材の取入部６を設けたアス
ファルト混合物の製造装置が使用されるようになった。

ところがこのように構成された製造装置では、回転ドラ
ム２内の骨材が移動する空間が前記輻射熱防止板５のま
わりで狭くなっているため、この部分での通過風速が速
くなりダスティングが起って製造するアスファルト混合
物の品質低下を引き起こすことがあった。また、この製
造装置においては、骨材がバーナの炎近くを単に通過す
るのみであるため、骨材を充分に加熱するために、投入
部３から輻射熱防止板５までの距離を十分に長く設定す
る必要が生じて、（ロ）転ドラム２が大型化するという
問題がある。

一方、バーナ１０が取り付けられた回転ドラム１１の一
端に骨材および廃材の投入部１２を、また、他端に骨材
の排出部１３をそれぞれ設けるとともに、この回転ドラ
ム１１内のバーナ１ｏ近くに、回転ドラム１１の内径よ
り小さな外径の筒体１４を第２図に示すように取り付け
たアスファルト混合物の製造装置がある。この製造装置
においては、前記投入部１２から投入した骨材と廃材と
が筒体１４の外周面に沿って移動するため、廃材をバー
ナＩＯＫで強く加熱しない構成になっている。

ところがこのように構成された製造装置においては、骨
材がバーナ１０の炎の輻射熱を受けないために充分に加
熱されないことが多く、装置全体の熱効率が悪いという
問題があった。

この発明は前記の事情を考慮して提案されたもので、バ
ーナとフライトとを有する回転ドラムに骨材の投入部と
排出部、および廃材の取入部を適宜配置し、投入部と取
入部との間の回転ドラム内にベール成形具を設けること
によって、廃材をバーナの炎の輻射熱から保護するとと
もに骨材を充分に加熱させて、品質の安定したアスファ
ルト混合物を製造することのできるアスファルト混合物
製造装置を提供することを目的とする。

以下この発明を図面を参照して説明する。

第３図ないし第５図はこの発明の一実施例を示すもので
、円筒状の回転ドラム２０は傾斜したベース２１に設け
られた支持ローラ２２．２２の上に、一端（第３図にお
ける左端）２０ａを他端２０ｂよりも高めた状態で支持
され、スプロケット２３．２３゛を介してモータ等の駆
動装置１２４によって周方向に回転させられるようにな
っている。

また、回転ドラム２０の一端壁２００にはノく−す２５
が取り付けられている。

そして、回転ドラム２０の一端２０＆には骨材の投入部
２６が、また、他端部２０ｂには排出口２７が、それぞ
れ設けられるとともに、（９）転ドラム２０の上記投入
部２６と排出口２７との間には廃材（これに類似したア
スファルトと骨材との結合体を含む）の取入部２８が設
けられている。

上記投入部２６は、回転ドラム２０の一端２０＆の周壁
に多数形成された投入孔２９に通じるロータリーパケッ
ト３０と、このロータリーパケット３０を囲んで回転ド
ラム２０の一端２０＆に取り付けられた投入ホッパ３１
と、この投入ホッパ３１の上部に第４図に示すように形
成された投入口３２とからなっている。そして、回転ド
ラム２０の一端２０＆の内周面には導入羽根３３が多数
（第５図においては１個のみ記しである。）設けられて
おり、上記投入口３２より投入した骨材を導入羽根３３
が回転ドラム２０の他端２０ｂ側に向けて移動させるよ
うになっている。

前記排出口２７は回転ドラム２０の他端２０ｂを開口し
て形成されたもので、他端２０ｂは下部に排出ホッパ３
４を有する排気マニホールド３５に連結されている。

また、前記取入部２８は、投入部２６と排出口２７との
間の回転ドラム２０の内周面２０（ｌの周方向に多数形
成された取入孔３６に通じるロータリーパケット３７と
、このロータリーパケット３７を囲んで回転ドラム２０
の外周に取り付けられた取入ホツ、パ３８と、この取入
ホッパ３８の上部に第４図に示すように形成された取入
口３９とからなっている。

そして、上記回転縁ドラム２０の内周面２０（１の投入
孔２９と取入孔３６とが設けられていない部分には、第
う図に示すような断面Ｕ字状の掻き上げ用のフライト４
０が、周方向に多数（第３図においては回転ドラム２０
の内周面２０１１の下部のもののみ示した）それらの凹
面の向きを揃えて、第５１ｉ！ＪＫ示すように取り付け
られている。

また、上記投入部２６と取入部２８との間の回転ドラム
２０の内部には、投入部２６から投入する骨材の粒径よ
りも大きな間隔をあけて並べた多数の長尺部材４１・・
・からなる筒状のベール成形具４２が、回転ドラム２０
の内周面２０（ｌおよびフライト４０・・・との間に骨
材の通路りを形成して支持部材４３・・・によって支持
されて設けられ、骨材を掻き上げたフライト４０・・・
から落下する骨材を第う図に示すようにベール状（湾状
）に分散させることができるようになっている。

一方、回転ドラム２０の他端２０ｂ側にはアスファルト
あるいは他の添加液のスプレィパイプ４４が配設されて
いる。

次に以上のように構成された製造装置を用いてアスファ
ルト混合物を製造する場合について説明する。

まず、駆動装置１２４によって回転ドラム２ｏを第う図
の矢印Ｗで示す方向に回転させ、バーナ２５に点火する
。そして同時に排気装置（図示略）を駆動して排気マニ
ホールド３５による吸気を行ない、上記バーナ２５によ
って発生した高温の燃焼ガスを回転ドラム２０の一端２
０＆から他端２０ｂへ通過させる。

そして回転ドラム２０内に、投入部２６から骨材を投入
する。すると骨材は回転ドラム２０内のフライト４０に
よって回転ドラム２０の内周面２０ｄの上部に掻き上げ
られ、内周面２０１１の上部から落下する。この落下の
際に骨材はバーナ２５が発生させる高温の燃焼ガスによ
って加熱される。

なお、上記落下の際に、ベール成形具４２の上らベール
状に均一に落下する。この際、バーナ２５が発生させる
燃焼ガスに接触する骨材の面積は、ベール成形具４２を
有しない従来の製造装置における燃焼ガスに接触する骨
材の面積より格段に大きい。したがってこの実施例の製
造装置は、従来の製造装置と比較して骨材の加熱効率が
格段に優れている。よって、この実施例の製造装置にお
いては回転ドラム２０の投入部２６から取入部２８まで
の長さを従来の製造装置より短かく設定して、回転ドラ
ム２０の小屋化をなすことができる。

次いで加熱された骨材は回転ドラム２０の他端２Ｏｋｌ
側へ順次移動する。

次に取入部２８より廃材を回転ドラム２０内に投入する
。すると廃材は、回転ドラム２０の一端２０１から移動
してきた骨材と（ロ）転ドラム２０内で混合され、回転
ドラム２０の他端２０ｂへ骨材とともに移送される。こ
の際バーナ２５が発生させた燃焼ガスによって廃材が加
熱されるわけであるが、上記燃焼ガスはベール成形具４
２付近で骨材と充分に熱交換を行った後でその温度が低
下しているため、廃材が熱劣化することがない。なお、
上記バーナ２５が発生させた炎の輻射熱はベール成形具
４２内を落下する骨材によって遮られるため、廃材に上
記炎の輻射熱が伝わらない。したがって廃材の熱劣化が
防止される。

続いて加熱混合された骨材と廃材には／／ｌ／メｌスプ
レィパイプ４４により液状アスファルトが噴射混合され
、加熱アスファルト混合物が製造される。

そして、この加熱アスファルト混合物は排出ホッパ３４
に貯蔵される。

なお、フライト４０の断面形状は、この実施例の如くＵ
字状をなすものに限らず、Ｌ字形、コ字形等、要するに
骨材や結合体を掻き上げ可能な形状であれば任意でよい
。

第７図は、実際にこの発明の製造装置を用いてアスファ
ルト混合物を製造した場合の回転ドラム２０内の燃焼ガ
スの温度変化を回転ドラム２０“偽略図と対応させて描
いた説明図である。第７図から明らかなように、燃焼ガ
スの温度はベール成形具４２付、近で急檄に降下し、廃
材の取入部２８付近ではうｏｏ’ｃ前後になっている。

したがって廃材を熱劣化させずに加熱するために好まし
いとされる温度が、従来一般に５５０〜５００℃以下で
あることから、この発明の製造装置においては廃材か′
熱劣化することなく充分に加熱されていることがわかる
。

以上説明したようにこの発明は、バーナを有する回転ド
ラムにおける骨材の投入口と排出口との間に廃材の取入
部を設け、回転ドラムの内周面にフライトを設ける一方
、投入部と取入部との間の回転ドラム内部にベール成形
具を設け、骨材をベール成形具でベール状に落下させて
バーナが発生させる高温の燃焼ガスで充分に加熱すると
ともに、ベール成形具でベール状に落下させた骨材によ
ってバーナの炎の輻射熱を遮るようにしたものであるた
め、廃材の熱劣化を防止して品質の安定したアスファル
ト混合物を製造することができる。また、ベール成形具
で骨材をベール状に落下させることによって、骨材を効
率よく加熱できるため、回転ドラムの投入部から取入部
までの長さを従来の製造装置より、短かく設定できるな
どの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１１祉従来のアスファルト混合物製造装置の一例を示
す説明図、第２図は同製造装置の他の例を示す説明図、
第３図はこの発明に係るアスファルト混合物製造装置の
一実施例の断面図、第４図は同実施例の平面略し」、第
５図は第３図のＡ−Ａ＆ｌＫ沿う断面路−図、第６図は
実際に同実施例を用いてアスファルト混合物を製造した
場合の回転ドラム内の燃焼ガスの温度変化を伺転ドラム
の略図と対応させて描いた説明図である。２０・・・・・（ロ）転ドラム、２０ａ・・・・・−４
，２０ｂ・・・・・他端、２５・・・・・バーナ、２６
・・・・・投入部、２７・・・・！排出口、２８・・・
・・取入部、４ｆ１・・・・・フライト、ｔト、ｄ・・
・・長尺結材、４２・・・・・ベール成形具。第１１第２１３２− 」）

Claims

【特許請求の範囲】

バーナが取り付けられた回転ドラムの一端に骨材の投入
部が、また、他端に骨材の排出口がそれぞれ設けられ、
上記−転ドラムの上記投入部と排出口との間にはアスフ
ァルト舗装廃材の取入部が設けられるとともに、上記回
転ドラムの内周面にはフライトが多数設けられる一方、
上記投入部と取入部との間の回転ドラムの内部にはベー
ル成形具が設けられてなることを特徴とするアスファル
ト混合物製造装置。