JPS5812862B2 - 複合管 - Google Patents

複合管

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Publication number
JPS5812862B2
JPS5812862B2 JP51127863A JP12786376A JPS5812862B2 JP S5812862 B2 JPS5812862 B2 JP S5812862B2 JP 51127863 A JP51127863 A JP 51127863A JP 12786376 A JP12786376 A JP 12786376A JP S5812862 B2 JPS5812862 B2 JP S5812862B2
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JP
Japan
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core material
titanium
composite pipe
composite
plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP51127863A
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English (en)
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JPS5353020A (en
Inventor
佐々木洋征
松本忠
鈴木敏一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP51127863A priority Critical patent/JPS5812862B2/ja
Publication of JPS5353020A publication Critical patent/JPS5353020A/ja
Publication of JPS5812862B2 publication Critical patent/JPS5812862B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は異質の金属材を重合して形成した複合管に関す
る。
複合管は管形をなす金属製の所定の面にこれとは異質金
属からなる表面材を重合したもので、例えば耐蝕性を要
求される場合に、芯材を安価な金属で成形するとともに
その表面に耐蝕性を有する金属製の表面板で覆い、耐蝕
性をもたせながら経済性を向上させた部材として用いら
れる。
このような複合管は侵蝕性の強い液体や気体が存在する
条件下、例えば海水淡水化用の冷却パイプやバイナリサ
イクルのコンデンサパイプなどに使用して好適である。
しかし、次のような難点がある。
複合管を製造する場合には、芯材と表面板を重合した帯
状をなす複合板を管形に彎曲加工し、その複合板の板巾
方向両端を接合して溶接により固着している。
しかるに、複合板の接合すべき両端を溶接すると、その
熱により芯材と表面板が溶けてこれらの金属を素材とす
る合金層が新たに生じる。
この合金層はその接合部における表面板の金属特性例え
ば耐蝕性を損うことが有り、この場合には複合管として
使用できなくなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、芯材の表面
にチタンを主体とする材料からなる表面板を設けるとと
もに芯材の接合端部にチタンを主体とする材料からなる
端面材を設けて、接合部において溶接合金層の発生を防
止してチタンを主体とする材料からなる表面材の優れた
耐食性を発揮させ、接合端部を含む全体に優れた耐食性
を有する複合管を提供するものである。
以下本発明を図面で示す実施例について説明する。
第1図は本発明による複合管の一実施例を示すもので、
図中1は金属材料例えば軟鋼から帯板状の芯材で、この
芯材1は断面円形をなす管体に成形され、その板巾方向
両端面は互に接合するように対向している。
図中2,2は芯材1とは異質の金属材料である耐蝕性を
有するチタンを主体とする材料からなる帯板状の表面板
で、この表面板2,2は管形をなす芯材1の内面および
外面に夫々覆うように重合固着して設けてある。
表面板2,2は芯材1に比して薄肉である。
図中3,3は表面板2,2と同質の金属材料であるチタ
ンを主体とする材料からなる紐状の端面材で、この端面
材3,3は芯材1の接合すべき両端面にその長手方向に
沿い固着して設けてあり、表面板2,2とも夫々結びつ
いている。
なお、端面材3,3は芯材1と表面板2,2の両端面を
覆う厚みと、後述する溶接ビード部4の巾の%を越える
巾寸法を有している。
そして、この複合管は対向する端面材3,3間に長手方
向に沿い溶接を施し、この溶接により形成される溶接層
である溶接ビード部4により端面材3,3を互に対向し
て接合固着することにより管体構造としている。
この接合部において第5図でも示すように溶接ビード部
4はチタシからなる端面材3,3で包囲されで覆われ、
軟鋼からなる芯材1とは全く接触しないので、チタンの
みを含む溶接ビード部4が形成されるだけで、チタンと
軟鋼を成分とする合金層は全く形成されない。
このため、表面板2,2は合金層により侵されることが
ないのでチタンの耐蝕性が阻害されるにともない。
この複合管の素材となる複合板は第2図で示すものであ
り、帯板状の芯材1の両側面に表面板2,2を重合する
とともに板巾方向両端面に端面材3,3を溶接で固着し
、全体を一体的に圧接してある。
この複合板は管形に成形して両端の端面材3,3を対向
させて接合し、この端面材3,3間を溶接を施して固着
することにより複合管を製造するが、この場合、溶接時
に溶けるのは端面材3,3のみで芯材には影響がなく、
チタンのみを含む溶接ビード部4のみが形成されて合金
層は形成されない。
この複合管はチタンの耐蝕性を生かし加工も容易で壺価
であり、管の内外面が侵蝕性の強い液体や気体が存在す
る条件下、例えば海水淡水化用の冷却パイプ、バイナリ
サイクルのコンデレサパイプなどに使用すると良い。
第3図は複合管の他実施例を示し、図中5は例えば熱伝
導性の良い銅合金からなる管形の芯材、6はチタンを主
体とする材料からなる表面板で、この表面板6は芯材5
の外面のみに重合して設けてある。
芯材1の対向する両端面にはチタンを主体とする材料か
らなる端面材7,7が設けてあり、この対向する端面材
7,7間に溶接を施して固着して管体構造としてある。
この複合管においても、芯材5の両端部間に施される溶
接により形成される溶接ビード部8は端面材7,7で包
囲されているので芯材5には何ら影響を与えず、チタン
を含む溶接ビード部8が形成されるだけで、チタンと銅
合金とを成分とする合金層は形成されない。
従って、チタンの耐蝕性は阻害されない。
この複合管の素材となる複合板は、第4図で示すように
帯板状の芯材5の一側面に表面板6を重合するとともに
両端蔀に端面材7,7を固着し、全体を圧接して一体化
している。
この複合板で複合管を製造する場合は前述と同様である
この複合管は銅合金の熱伝導性とチタンの耐蝕性を生か
して例えばバイナリサイクルのコンデンサパイプに用い
て好ましい。
本発明の複合管は以上説明したように、管形をなす芯材
の内面または外面の少くとも一方に念材と異質のチタン
を主体とする金属からなる表面板を重合したものであっ
て、芯材の接合する両端面に表面板と同質のチタンを主
体とする金属からなる端面材を設け、この端面材間で芯
材固着用の溶接ビード部を包囲するので、溶接ビード部
は端面材の金属を含むだけで芯材には影響を与えない。
このため、芯材と表面板の各金層を成分とする合金層が
出来ず、この合金層が表面板が有する耐食性を阻害する
ことを防止でき、表面板の耐蝕性を充分発揮できる。
従って、この複合管は表面部および接合端部を含めた全
体がチタンによる優れた耐食性を有することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複合管の一実施例を示す横断面図
、第2図は同複合板を示す横断面図、第3図は複合管の
他実施例を示す横断面図、第4図は同複合板を示す横断
面図、第5図は端面材と溶接ビード部との状態を拡大し
て示す説明図である。 1……芯材、2……表面板、3……端面材、4……溶接
ビード部、5……芯材、6……端面材、7……端面材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 管形に形成された金属材料よりなる芯材の内面また
    は外面の少くとも一方にチタンを主体とする金属材料よ
    りなる表面板を重合して設け、且つ前記芯材の接合すべ
    き両端面にチタンを主体とする金属材料からなる端面材
    を夫々設け、この両端面材間で溶接層が前記芯材を含ま
    ないように溶接を施して固着されてなることを特徴とす
    る複合管。
JP51127863A 1976-10-26 1976-10-26 複合管 Expired JPS5812862B2 (ja)

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JPS5353020A JPS5353020A (en) 1978-05-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067937U (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 株式会社精工舎 プリンタのタイミングパルス発生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58181180U (ja) * 1982-05-26 1983-12-03 バブコツク日立株式会社 ヒ−トパイプ
JPH0812071A (ja) * 1994-07-05 1996-01-16 Shinjiyou Seisakusho:Kk ナットの多列給送装置

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