JPS58123995A - 油井管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 開示技術は石油採掘油井管の長尺一体化技術の分野に属
する。

而して、この発明は地上から地下油層に通ずるウェルを
成すケーシング内に挿通して原油を採掘する油井管が一
体化形成された構造に関する発明であり、％に、油井管
４体を高強度、耐熱性、耐蝕性に優れたＦＲ，ｐＨとし
て長尺一体化し、ウェル内では直鉛降下し、油層に到達
させる様にし、ウェル外の地上ではリールに巻装可能で
ある様にした油井管構造に係る発明である。

周知の如く、地盤内にある油層から原油を採掘するには
該油層までウェルを設け、該ウェル内（こ油井管を鉛没
して吸み上げることが必要である。

而して、一般に使用されている油井管は第１図に示す様
に低合金炭素鋼等の高張カニニット管１．１をカップリ
ング継手２によりネジ連結接合し、所定深度までの長尺
管としていた。

従って、核種油井管３は金属製のため重量大となり、就
中、長尺管では高張力が生じ、却って高強度が要求され
、それが大重量を要求するという悪循環的欠点があり、
又、カップリング継手のため、構造が複雑になるという
難点があった。

更に、耐蝕性を具備させる必要がある場合、側合金鋼等
の高価な材料を使用せねばならず、コスト的Ｏこ高くつ
く不利点があった。

この発明の目的は上述従来技術に基づく油井管の問題点
を解決すべき技術的課題とし、近時開発されている良耐
熱性、高耐蝕性エンジニアリングプラスチック技術を利
用し、ＦＲＰ製の長尺単本油井管とし、スイーベルジョ
インｌ−’Ｊ−ルに巻装し、使用時ウェル内に直鉛下降
させて用い、軽量、高強度、良耐蝕性、継手なしの流過
性の良い操作に優れたものとし、石油産業（こ於ける原
油採掘利用分野に益し得る油井管構造を提供せんとする
ものである。

上述目的に沿うこの発明の構成は油井管を設定径のＦＲ
Ｐ製の単本長尺ものとし、配管接続スイーベルジョイン
トを有するリールに巻装させ、掘削ウェルケーシング内
に挿入されて鉛直降下させ油層に到達させ、原油を採掘
する様にし、継手なしにより吸上原油の流過抵抗を少く
し、漏出も無い様にし、軽量のため張力も小さく、耐蝕
性も太で腐蝕も生じない様Ｅこしたことを要旨とするも
のである。

次にこの発明の１実施例を第２，６図に基づし）て説明
すれば以下の通りである。

４はこの発明の要旨を成す油井管であり、押出成形によ
りエポキシベース５にグラスファイバ６イ を混入補強したＦＲＰ製のものであり、設定径で連続一
体成形され、設定長の連続一体の１本ものに成形されて
いる。

而して、核油井管４は原油採掘用に設定長にされて油送
管７に対する連結フランジ８を介して治具９のスイーベ
ルジョイント１０を有するリール１１に巻装され先端に
はウェイト兼用の吸取口１２が付設されてυ）る。

尚、第６図に示す、態様は図示の都合上リール巻装とウ
ェル鉛降を同時に示しである。

而して、採掘地盤１３に対しては適宜ポーリングを行い
、ケーシング１４．１４・・・を埋没して油層１５に到
達するウェル１６をオーバーラツプ部１７．１７・・・
を形成して構成する。

そして、ウェル１６の入口１１Ｈこはセット治具１９を
装備し、油井管４の送給駆動ローラ２０を図示しない駆
動装置に連結して設けると共（こがイドローラ２１．２
１・・・をセットする。

上４構成９０於１・治、、・、・、具９を連結７５７７
８を介して油送管７に接続し、油井管４を既没ウェル１
６のケーシング１４内ζこガイドローラ２１．２１・・
・、１７．１７・・・を介して挿入し、先端吸収口１２
を油層１５に到達させ、原油の吸上輸送を行う。

而して、この場合、油井管４を流過する原油は該油井管
４が継手なしの連続一体の１本管であるため圧損が少く
、吸引圧が少くて済む。

尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論のことであり、例えば、強化繊維はグラスフ
ァイバー以外のものでも良＜、リール巻装番こ際しては
ウェル降下の時に油井管が一方向のみ番こ彎曲しない様
に適宜旋回ｔンチローラを介して局方向をこねじり力を
付与しておき、これを避ける様にしたり、或は、矯正ロ
ーラを介して引き出す等種々の態様が採用可能である。

前述の如（、この発明によれば、油井管をＦＲＰ製の継
手なしの連続単体１本化のものにし、リールに巻装して
ウェル内降下については鉛直にする様にしたことにより
、基本的に極めて軽量であり、補強繊維により高強度を
有しているため、ウェル内に降下しても重量過大となら
ず、高張力も作用しない優れた効果が奏される。

又、継手なしの単一連続体であるため、応力が偏倚集中
せず、均一強度が保てる効果もある。

そして、継手がないため、漏出も生じないばかりでなく
、流過抵抗が著るしく少く、圧損を小さくすることが出
来、消費動力も少くて済む利点もある。

更に又、継手なしであるため、油井管を繰り出し降下さ
せるだけで良く、操作性に優れ、作業能率も良い効果が
ある。

そして又、耐蝕性に優れているため、管体の腐蝕がな（
、メンテナンス等の手数が省ける効果も奏される。

加えて、油井管が可撓性を有することによりリール巻装
可能となり、工場、格納庫、作業現場に於ける管体保管
、搬出等がし易い効果もあり、振動吸収性もあるので降
下中の振動、吸上中の振動に対しても支障を与えない効
果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術に基づく油井管のユニット管のカップ
リング継手連結の部分断面側面図、第２゜６図はこの発
明の１実施例の説明図であり、第２図は管体の部分断面
側面図、第６図は全体概略説明図である。 ４・・・長尺油井管、　　　１６・・・ウェル、１１・
・・リール 出願人　川崎重工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長尺油井管構造において、油井管がＦＲＰ製であって１
   本の長尺管であり、ウェル内に降下されていない部分に
   ついてはリールに巻装可能にされ、一方該ウエル内Ｅこ
   ては直鉛降下されていることを特徴とする無接合長尺一
   体化油井管構造。