JPS581048Y2 - 合成樹脂製車輪 - Google Patents

合成樹脂製車輪

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Publication number
JPS581048Y2
JPS581048Y2 JP14987579U JP14987579U JPS581048Y2 JP S581048 Y2 JPS581048 Y2 JP S581048Y2 JP 14987579 U JP14987579 U JP 14987579U JP 14987579 U JP14987579 U JP 14987579U JP S581048 Y2 JPS581048 Y2 JP S581048Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
synthetic resin
wheel
boss
brake
Prior art date
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Expired
Application number
JP14987579U
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English (en)
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JPS5669503U (ja
Inventor
村上昌巨
Original Assignee
新家工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂製車輪の改良に関し、巷に、モトク
ロス用の自転車等に於いて、コースタ−ブレーキと前記
合成樹脂製車輪を組み合せた場合、制動時に発生する制
動熱がハブ胴から合成樹脂製車輪のボス及びその近傍に
伝達され、これら部分の熱的損傷をひき起す。
本考案はかかる欠点を解消すべく考案したものであり、
以下に図示実施例に従ってその構成・効果を詳述する。
第1図に本考案実施例の断面図を示すの飄同図に於いて
、1は車輪で、リム部2からアーム部3さらには・・ブ
を収容するボス4に至るまでが合成樹脂(例えばガラス
繊維を混入させたナイロン樹脂等)により一体的に形成
されてかり、ハブ胴5に取着される筒体6が前記車輪成
形時のインサート成形によりボス4内に固着される。
該筒体は、二重構造で、・・ブ胴5に外嵌取着する内周
筒7及びこの両端でそのフランジ部8,9を接合した外
周筒10から成り、第3図に示す如く、中央に孔部を有
する一対のワン状部材とこの内周に挿入する筒状部材を
組み合せたもので、外周筒10表面にはローレット加工
を施して合成樹脂製のボス4との結合強度を十分或らし
め、さらに、フランジ8.9には、複数の透孔11,1
2を形成して筒体6内の環状の窯室13と外部とを連通
させている。
また、フランジ8,9の透孔11.12の一側を内方又
は外方に凹1せて傾斜部14,15とすると共にこれら
傾斜部を車輪1の正転方向に位置させ、一方の傾斜部1
4.14は内側に凸と威し、他方の傾斜部15.15は
外側に凸となっている。
・・ブ胴5内は、・・プ軸16及びこれに外嵌しかつこ
れとコロガリ接触する副軸17、該副軸の内端部にねじ
嵌合してハブ胴5のテーパ一部18及びブレーキシュー
19のテーパ一部20に対応するクラッチコーン21、
さらには前記ブレーキシューと対応しかつアーム22に
よりフレーム(図示せず)に固定されて・・ブ胴5とコ
ロガリ接触するブレーキコーン23等が収容される公知
のコースタ−ブレーキ構造を採るが、該ハブ胴5は既述
の筒体6内に圧入等の適宜手段で固着される。
上記した実施例の車輪の作用についてさらに詳述すると
、副軸17の一端に取着したスプロケット24に、ペダ
ル(図示せず)を具備する駆動側スプロケット(図示せ
ず)からチェーン伝動され車輪1が駆動されるが、正転
時には、スプロケット24すなわち副軸17に加わる駆
動トルクにより、該副軸とこれにねじ嵌合するクラッチ
コーン21とが互いにねじ締めされることとなり該クラ
ッチコーンにスラスト力が作用し、該作用力によりハブ
胴5のテーパ一部18とこれに対向するクラッチコーン
21のテーパ一部25が互いに圧接されてスプロケット
24の駆動力が副軸17、クラッチコーン21、ハブ胴
5を介して車輪1に伝達される。
この時、クラッチコーン25の他方のテーパ一部26と
ブレーキシュー19の一方のテーパ一部20とが互いに
離れた状態にあってしかもブレーキシュー19と・・プ
胴5内面とは非接触で車輪1は・・ブ軸16と副軸17
間に介装したボール27及びブレーキコーン23とノ)
プ胴5間に介装したボール28によりコロガリ軸受され
た状態となる。
次に、スプロケット24を適宜量逆転駆動させると、ブ
レーキシュー19がハブ胴5の内周面に圧接されて制動
される。
すなわち、この時の逆転トルクによりクラッチコーン2
1には上記と逆のスラスト力が作用し、テーパ一部25
とノ・ブ胴5のテーパ一部18が離反すると同時に他方
のテーパ一部26がブレーキシュー19の一方のテーパ
一部20に圧接され、該プレー辛シューの他方のテーパ
一部29とこれに対向するブレーキコーン23のチー・
ゝ一部30の圧接作用と相俟ってブレーキシュー19は
押し拡げられる。
該ブレーキシューは二分割構造のため、これによりその
外周はハブ胴5に圧接されて制動される。
この時、車輪1はブレーキコーン23のボール28,2
8及び副軸17の内・外に配したボール27,27及び
31.31によりコロガリ軸受けされて制動状態で正転
する。
この制動状態に於いて、制動熱はハブ胴5から筒体6に
伝導する力叙該筒体は環状の空室13を具備する構造で
、しかも、7ランジ8,9に設けた透孔11,12を介
して前記空室が外部と連通しているため、前記制動熱は
/・プ胴5から筒体6の外周筒10に伝導し難く、筐た
空室13とその外部との空気の流入・流出により逃散し
て、合成樹脂製車輪のボス4には、はとんど達しない。
従って、従来に於けるような制動熱によるボス4の損傷
等が防止されて耐久性が向上したものとなる。
尚、筒体6を第4図に示す如く、内周筒7と外周筒10
間に複数の貫通孔32.32を形成すると共に外周筒1
0の表面に複数の凸条33,33を配した形状とした場
合も前記と同様の効果を発揮すると共に、ボス4と筒体
6とのインサート成形による接合強度も十分なものとな
る。
lた、既述した第1実施例の場合は、透孔11゜12の
正転方向の一側を傾斜部14.15とすると共に一方の
傾斜部14.14を他の傾斜部15゜15と同方向に傾
斜させたから空室13への空気流入が促進さへ前述の制
動熱逃散効果が一層向上したものとなる。
以上詳記したように、本考案の合成樹脂製の車輪は、コ
ースタ−ブレーキを内蔵した車輪に於いて、内周筒7と
外周筒10間に空室13を有する筒体6を合成樹脂製車
輪1のボス4に内嵌固着し、前記筒体6をハブ胴5に外
嵌止着するようにしたことを特徴とするものであるから
、制動熱によるボス4及びその近傍の損傷が未然に防止
されて耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は要部の側面図
、第3図は筒体60分解図、第4図は筒体6の他の実施
例であり、図中、 1・・・・・・合成樹脂製車輪、4・・・・・・ボス、
6・・・・・・筒体、7・・・・・・内周筒、10・・
・・・・外周筒、13・・・・・・空室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コースタ−ブレーキをハブ胴5内に内蔵した車輪に於い
    て、内周筒7と外周筒10間に空室13を有する筒体6
    を合成樹脂製車輪のボス4に内嵌固着し、前記筒体6を
    ・・プ胴5に外嵌止着するようにしたことを特徴とする
    合成樹脂製車輪。
JP14987579U 1979-10-29 1979-10-29 合成樹脂製車輪 Expired JPS581048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14987579U JPS581048Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 合成樹脂製車輪

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JP14987579U JPS581048Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 合成樹脂製車輪

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Publication Number Publication Date
JPS5669503U JPS5669503U (ja) 1981-06-09
JPS581048Y2 true JPS581048Y2 (ja) 1983-01-10

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JP14987579U Expired JPS581048Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 合成樹脂製車輪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627443Y2 (ja) * 1986-05-30 1994-07-27 オージーケー技研株式会社 自転車用車輪
JP2515889Y2 (ja) * 1990-10-03 1996-10-30 大阪グリップ化工 株式会社 自転車用車輪

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Publication number Publication date
JPS5669503U (ja) 1981-06-09

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