JPS5810421Y2 - コンバイン用手扱架台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン用手払架台に関し、詳しくはコンバ
インの脱穀部を用いて手抜作業を行なう際に使用するた
めの手払架台に関するものであり。

その目的とするところは該架台をコンバインに装着して
手抜作業を行なう際、作業者が手抜作業位置からコンバ
インの運転操作部に移動してその脱穀クラッチレバ−を
直接操作するという煩わしい作業を何ら必要とせず、手
抜作業位置において脱穀クラッチレバ−を遠隔操作する
ことができ５手払作業能率の向上を図ると共に、該作業
の安全性を向上させることができるコンバイン用手払架
台を提供することにある。

以下１本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると
、第１図はコンバインの側面図、第２図はその平面図で
、走行うローラ１の上方における機台２上にエンジン３
および脱穀機４を搭載し。

機体前方に分草板５および刈刃６を有する刈取装置７と
殻稈引越装置８および上部搬送装置９等を装設している
。

また、１０は下部搬送装置、１１は縦搬送装置であって
、その終端部は殻稈挾扼移送装置１２のフィードチェー
ン１３始端にのぞませてあり、前記殻稈挾扼移送装置１
２は該チェーン１３と挾扼杆（図示せず）とから構成し
、脱穀機４の扱口に沿って設けたものである。

さらに、脱穀機４の後方には脱穀後の殻稈つまり排藁を
切断するための排藁切断装置１４を、また脱穀機４の右
側方には一番穀物取出部１５から精粒を取り出す揚穀コ
ンベア装置１６をそれぞれ装設している。

さらにまた、コンバイン機体の右側部における機台２上
にはグレンタンク１７を搭載して、このタンク１７内に
前記コンベア装置１６をのぞませると共に、該タンク１
７内に貯留させた穀粒を揚上コンベア装置１８および排
出オーガ装置１９を介して適宜搬出すべく構成している
。

−７Ｆ、ステップ２０上にはシートフレーム２１を介し
て運転席２２を設けると共に、該運転席２２の前部に操
作コラム２３を立設して運転操作部２４を形成している
。

そして、このコラム２３のパネル面に形成した長孔には
脱穀クラッチレバ−２５を設けていて、該レバー２５を
第２図に実線で示すクラッチオフ位置からクラッチオン
位置へ操作した時に５図示しないクラッチを介して扱胴
２６．フィードチェーン１３および排藁チェーン２Ｔを
駆動すべく構威している。

ところで、前記脱穀機４の前部には手払架台の装着を案
内し、談合を支持するためのガイドレール２８．２９を
取り付けている。

これらのガイドレール２８．２９は断面がコの字形の溝
形鋼等によって構威し、コンバイン機体の左右方向に向
けて所定間隔を存して取り付けたものである。

３０はコンバインの脱穀部を用いて手抜作業を行なう際
に使用する手抜架台で、この架台３０を第２図の実線位
置から同図の矢印方向へ向けて移行させ、前記ガイドレ
ール２Ｂ、２９に沿ってコンバインに装着（第３図参照
）させるものである。

また、前記手抜架台３０は第４図にも示す如く架台本体
３１と、該本体の下面に支軸３２を介して枢着させた揺
動プレート３３等とから構成したもので、このプレート
３３の一端部にはコンバイン機体に設けた脱穀クラッチ
レバ−２５に係止スるＵ字状の係止溝３４を形成してい
る。

また、前記揺動グレート３３の他端には筒体３５を固着
していて、この筒体３５内に手払側クラッチレバ−３６
を挿入した後に、セットボルト３Ｔで以て該レバー３６
を固定すべく構成している。

而して、上記構成の手抜架台３０を第３図に示す如く、
その係止溝３４内に脱穀クラッチレバ−２５を位置させ
た状態でコンバインに装着して。

手抜作業を行なう場合には、作業者は手抜作業位置から
コンバインの運転操作部２４に移動してその脱穀クラッ
チレバ−２５を直接操作しなくても。

手抜作業位置において手抜側クラッチレバ−３６を後方
へ変移させると、支軸３２を中心として揺動プレート３
３が回動し、その先端の係止溝３４を介して脱穀クラッ
チレバ−２５を遠隔操作によってオンにすることができ
るものである。

なお、第４図における３８はレバー３６による脱穀クラ
ッチ（図示せず）のオン、オフ状態を明記した脱穀表示
板いわゆるマークプｖ−トである。

本考案は以上詳述したようにコンパイー／機体に設けた
脱穀クラッチレバ−２５に係止する係止部つまりＵ字状
の係止溝３４を有し、かつ該クラッチレバ−２５のオン
、オフ操作に連動して揺動する揺動プレート３３を架台
本体３１じ枢着し、該プレート３３の他端に手払側クラ
ッチレバ−３６を装備させたものであるから、該架台３
０をコンバインに装着して手抜作業を行なう際、手抜作
業位置からコンバインの運転操作部２４じ移動してその
脱穀クラッチレバ−２５を直接操作するという煩わしい
作業を何ら必要とせず、手抜作業位置において脱穀クラ
ッチレバ−２５を遠隔操作することができ、この結果、
手抜作業能率の向上を図ると共に、該作業の安全性を向
上させることができる等の諸種の優れた利点をもってい
る。

また、実施例で示した如く、架台本体３１をガイドレー
ル２８．２９に沿って装着すべく構成した場合には、手
抜架台３０をワンタンチ操作で以てコンバインに装着さ
せることができ、使用上極めて有効である。

なお、前記ガイドレール２８，２９の一部に架台本体３
１を挿脱自在に係止するためのセットボルトを予め植設
しておいて、これらレール２８゜２９間に架台本体３１
を装着した際、該ボルトによって架台本体３１を係止し
、該本体３１の不所望の移動を防止してもよいことは勿
論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る手抜架台を装着させるコンバイン
の側面図、第２図はその平面図、第３図は手抜架台を装
着した状態で示すコンバインの平面図、第４図は手抜架
台の斜視図である。 ２４・・・運転操作部、２５・・・脱穀クラッチレバ−
２８，２９・・・ガイドレール、３０・・・手抜架台。 ３１・・・架台本体、３２・・・支軸、３３・・・揺動
プレート、３４・・・係止溝（係止部）、３６・・・千
扱側クラッチレバ−０

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンバイン機体に設けた脱穀クラッチレバ−に係止する
   係止部を有し、かつ該クラッチレバ−のオン、オフ操作
   に連動して揺動する揺動ブレー′トを架台本体に枢着し
   、該プレートの他端に手払側クランテレバーを装備させ
   たことを特徴とするコンバイン用手級架台。