JPH1197015A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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JPH1197015A
JPH1197015A JP9253778A JP25377897A JPH1197015A JP H1197015 A JPH1197015 A JP H1197015A JP 9253778 A JP9253778 A JP 9253778A JP 25377897 A JP25377897 A JP 25377897A JP H1197015 A JPH1197015 A JP H1197015A
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lithium
less
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active material
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JP9253778A
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Kazunori Fujita
和紀 藤田
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高エネルギー密度を維持し、高温環境におけ
るサイクル特性に優れた非水電解液二次電池を提供す
る。 【解決手段】 負極1、正極2、セパレータ3の電極体
を電池缶5内に収納し、正極リード13を正極集電体1
1から導出して電池蓋7に、負極リード12を負極集電
体10から導出して電池缶5に溶接する。電池缶5に電
解液を注入した後、封口ガスケット6を介して電池缶5
をかしめ、円筒型電池を構成する。正極活物質としてL
x 1-y Aly 2 で表されるリチウム複合酸化物、
負極活物質としてリチウムをドープし且つ脱ドープする
ことが可能な炭素質材料を用い、リチウム複合酸化物の
粒度分布は、10%累積径が1μm以上15μm以下、
50%累積径が2μm以上30μm以下、90%累積径
が5μm以上80μm以下とする。MはCo、Ni、C
oとNiの複合体の1つであり、xは0.05以上1.
10以下、yは0.01以上0.10未満である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水電解液二次電池
に関し、更に詳しくは高エネルギー密度、サイクル特性
に優れた非水電解液二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術の進歩により電子機器の
高性能化、小型化、ポータブル化が進み、これに伴いこ
れら電子機器に使用される二次電池に対する高エネルギ
ー密度化の要求が強まっている。従来よりこれらの電子
機器に使用されている二次電池としては、ニッケル・カ
ドミウム電池や鉛電池等が挙げられるが、これらの電池
は放電電位が低く、上述した高エネルギー密度化への要
求に十分に応えられるものとは言えない。
【0003】一方、最近、金属リチウムやリチウム合金
を負極活物質とし、リチウム含有化合物を正極活物質と
するリチウム二次電池が、これらの要求を満たす電池シ
ステムとして注目され、研究開発が盛んに行われてい
る。しかしながら、このリチウム二次電池は、金属リチ
ウムを負極に用いた場合には、充放電サイクルの進行に
伴って負極からリチウムがデンドライト状に結晶成長
し、正極に到達して内部短絡を生じさせる虞れがあり、
またリチウム合金を負極に用いた場合には、充放電サイ
クルを繰り返していくと負極が微細化して性能が劣化す
るといった問題があり、サイクル寿命、安全性、急速充
電性能等の問題点が認識されるようになってきている。
このため、このリチウム二次電池は一部のコイン型電池
で実用化されているにすぎない。
【0004】そこでこれらの問題を解決するために、金
属リチウムやリチウム合金の代わりに炭素質材料のよう
なリチウムイオンをドープ、且つ脱ドープ可能な物質を
負極とする非水電解液二次電池であるリチウムイオン二
次電池が提案されている。このリチウムイオン二次電池
はリチウムが金属状態で存在しないような電池反応であ
るため、リチウムの結晶成長等に起因するサイクル劣化
や安全性に関する問題はない。また、正極に酸化還元電
位の高いリチウム含有複合酸化物を用いることにより、
電池の電圧が高くなり、高エネルギー密度を発揮する。
また、自己放電もニッケル・カドミウム電池と比較して
少なく、二次電池として極めて優れた特性を有するもの
である。そのため、8mmVTR、CDプレーヤ、ラッ
プトップコンピュータ、セルラーテレフォン等のポータ
ブル電子機器の供給電源として既に商品化がおこなわ
れ、広く用いられるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のニッ
ケル・カドミウム電池や鉛電池と代替可能な二次電池と
して要求される電池性能のなかに高温寿命特性がある。
特に、カメラ一体型VTR、ラップトップコンピュー
タ、セルラーテレフォン等のポータブル電子機器の電源
供給源として使用される二次電池としては、高温環境と
なりやすい自動車内に放置されたり、さらにその中で充
電される可能性があるため、高温でのサイクル寿命が重
要な性能の一つに位置づけられている。
【0006】このような点から上述した非水電解液二次
電池をみると、常温で使用する限りでは100%の放電
深度でも約1200サイクルという長寿命が確認されて
いるが、高温で充放電を繰り返すと容量低下を引き起こ
し、寿命の短くなることが認められている。
【0007】従って本発明の課題は、高温環境下で充放
電サイクルを行った場合でも長寿命が得られ、エネルギ
ー密度の高い非水電解液二次電池を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであり、正極活物質としてリチウム複合酸
化物を用い、負極活物質としてリチウムをドープし且つ
脱ドープすることが可能な炭素質材料を用いる非水電解
液二次電池において、前記正極活物質とするリチウム複
合酸化物の粒度分布は、10%累積径が1μm以上15
μm以下、50%累積径が2μm以上30μm以下、9
0%累積径が5μm以上80μm以下である非水電解液
二次電池を構成する。
【0009】また、前記正極活物質の構成は、Lix
1-y Aly 2 で表され、MはCo、Ni、CoとNi
の複合体の何れか一種であり、さらに、xは0.05以
上1.10以下、yは0.01以上0.10未満である
リチウム複合酸化物を用いて上記課題を解決する。
【0010】上記の構成と粒度分布を有するリチウム複
合酸化物を正極活物質として用いることにより、高温環
境下でのサイクル特性が改善され、高エネルギー密度が
確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】上述した課題を解決するために本
発明者等が鋭意検討を行った結果、高温環境下において
充放電サイクルを行った場合に生じる容量低下は、正極
活物質として所定の粒度分布を有するものを用いること
により抑制できるとの知見を得た。
【0012】この知見に基づき、正極活物質としてLi
x 1-y Aly 2 (但し、MはCo、Ni、またはC
oとNiの複合体を示し、0.05≦x≦1.10、
0.01≦y<0.10である)で表されるリチウム複
合酸化物を、また、負極活物質としてリチウムをドープ
し且つ脱ドープすることが可能な炭素質材料を用いた非
水電解液二次電池を形成し検討した。尚、かかるリチウ
ム複合酸化物としては他に、LiCo1-y Aly 2
LiNi1-y Aly 2 、LiNiz Co1-y-zAly
2 で表されるものがある。
【0013】上記リチウム複合酸化物は、例えばリチウ
ム、コバルトの炭酸塩を出発原料とし、これら炭酸塩を
組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気下600℃〜10
00℃の温度範囲で焼成することにより得られる。尚、
出発原料としては炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化
物からも合成可能である。
【0014】一方、負極活物質としてはリチウムをドー
プ、且つ脱ドープが可能なものであれば良く、熱分解炭
素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコーク
ス、石油コークス等)、グラファイト類、ガラス状炭素
類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン
樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、炭素繊
維、活性炭、或いは金属リチウム、リチウム合金(例え
ばリチウム−アルミ合金)の他、ポリアセチレン、ポリ
アセン等のポリマーも使用可能である。
【0015】電解液としては、リチウム塩を電解質塩と
し、これを有機溶媒に溶解させた電解液を用いる。ここ
で、有機溶媒としては特に限定されるものではないが、
プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,
2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒ
ドロフラン、1,3−ジオキサン、スルホラン、アセト
ニトリル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、ジプロピルカーボネート、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸プロピル、プロピオン酸エチル等の単独、若
しくは2種類以上の混合溶媒が使用可能である。
【0016】電解質塩としては、LiClO4 、LiA
sF6 、LiPF6 、LiBF4 、LiB(C6 5
4 、LiCl、LiBr、CH3 SO3 Li、CF3
3Li等が使用可能である。
【0017】さて、粒径の小さいものや大きなものを含
むリチウム複合酸化物を使用した電池は、高温環境下で
充放電サイクルを行った場合に内部ショートを誘発した
り容量が低下しやすい。その理由は高温環境下で充放電
サイクルを行うと、粒径の小さい粒子は電極から脱落し
やすくなり、その結果、内部ショートが誘発され、ま
た、粒径の小さい粒子は高温環境下における電解液との
反応性が高く、充放電サイクルに伴い微細化を起こし、
これにより本来有している容量を発揮することができな
くなるためである。特に1μm未満の小さい粒子では、
電解液との反応性が極めて高く、容量低下が大きくな
る。
【0018】一方、粒径が大きすぎるリチウム複合酸化
物は、活物質としての利用率が低くなり、電池容量の確
保において不利となる。
【0019】従って、リチウム複合酸化物の粉体の粒径
が所定の分布をしていれば上述した欠点が解消され高温
環境下においても、高エネルギー密度を確保すると共
に、良好な充放電サイクル特性を得られることが想定さ
れる。
【0020】
【実施例】つぎに、本発明に係わる非水電解液二次電池
について、図1と、作成した実施例1〜9、および比較
例1〜6の構成と特性測定結果を参照して説明する。
尚、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではな
いことは当然である。
【0021】実施例1 まず、正極活物質となるリチウム・コバルト・アルミニ
ウム複合酸化物を次のようにして合成した。酸化コバル
ト0.3167モルと水酸化アルミニウム0.05モル
と炭酸リチウム0.5モルとからなる混合物を、空気
中、900℃で5時間焼成し、塊状のLiCo0.95Al
0.052 を生成した。この塊状のLiCo0.95Al0.05
2 をボールミルで粉砕することにより表1に示す粒度
分布を有する粉末状LiCo0.95Al0.052 を得た。
尚、LiCo0.95Al0.052 の粒度分布はレーザ回折
式粒度分布測定装置を用いて測定した。
【0022】上述のようにして得られた粉末状LiCo
0.95Al0.052 を86重量%、導電剤としてグラファ
イトを10重量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデン
4重量%を混合して正極合剤を調製し、N−メチル−2
−ピロリドンに分散させて正極合剤スラリーにした。そ
の後、この正極合剤スラリーを正極集電体となる厚さ2
0μmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布し、乾燥
後、ローラープレス機で圧縮成型を行い帯状の正極を形
成した。
【0023】つぎに、負極活物質となる人造黒鉛材料を
次のようにして作成した。石油ピッチを温度1200℃
で仮焼した後、不活性ガス雰囲気中、温度3000℃で
熱処理して人造黒鉛材料を生成し粉砕して黒鉛の粉末材
を得た。尚、この粉末のX線回折測定を行った結果、
(002)面の面間隔は0.337nm、C軸方向の結
晶厚みは30nmであった。また、レーザ・ラマン法に
よるG値は13.6、ピクノメータ法による真比重は
2.20であった。さらにレーザ回折式粒度分布測定に
よる平均粒径は33μm、嵩比重は1.18、平均形状
パラメータxave は3.6であった。
【0024】このようにして得られた黒鉛材料粉末を9
0重量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを10重
量%の割合で混合して負極合剤を作製し、N−メチル−
2−ピロリドンに分散させて負極合剤スラリーにした。
その後、この負極合剤スラリーを負極集電体となる厚さ
10μmの銅箔の両面に均一に塗布し、乾燥後、ローラ
ープレス機で圧縮成型を行い帯状の負極を形成した。
【0025】ついで図1に示すように、上述したように
して作製した負極1および正極2を厚さ25μmの微多
孔性ポリプロピレンフィルムからなるセパレータ3を介
して、負極1、セパレータ3、正極2、セパレータ3の
順に積層してから多数回巻回し、最外周の巻き終わり部
を粘着テープで固定し、渦巻型電極体を作製した。
【0026】このようにして作製した渦巻型電極体をニ
ッケルメッキを施した鉄製の電池缶5に収納し、当該渦
巻型電極体の上下両面には絶縁板4を配設した。つい
で、アルミニウム製の正極リード13を正極集電体11
から導出して、電池蓋7と電気的な導通が確保された安
全弁装置8に溶接し、また、ニッケル製の負極リード1
2を負極集電体10から導出して電池缶5に溶接した。
【0027】電解液はエチレンカーボネートとメチルエ
チルカーボネートを5:5なる容量比で混合した有機溶
媒中に、電解質塩LiPF6 を1モル/リットルの濃度
で溶解することで調製した。この電解液を電池缶5内に
注入した後、アスファルトで表面を塗布した封口ガスケ
ット6を介して電池缶5をかしめることにより、電流遮
断機構を有する安全弁装置8、PTC素子9ならびに電
池蓋7を固定し、直径18mm、高さ65mmの円筒型
電池を作製した。
【0028】実施例2、実施例3、比較例1、比較例2 正極活物質を生成する際の粉砕、分級工程を制御するこ
とで、それぞれ表1に示す粒度分布のLiCo0.95Al
0.052 粉末を生成し、これを正極活物質とすること以
外は実施例1と同様にして円筒型電池を作製した。
【0029】実施例4〜実施例6、比較例3、比較例4 正極活物質を生成する際、炭酸コバルトの代わりに炭酸
ニッケルを用い、粉砕、分級工程を制御することで、そ
れぞれ表2に示す粒度分布のLiNi0.95Al0.052
粉末を生成し、これを正極活物質とすること以外は実施
例1と同様にして円筒型電池を作製した。
【0030】実施例7〜実施例9、比較例5、比較例6 正極活物質を生成する際、炭酸コバルトの代わりに炭酸
コバルトと炭酸ニッケルを用い、粉砕、分級工程を制御
することで、それぞれ表3に示す粒度分布のLiNi
0.90Co0.05Al0.052 粉末を生成し、これを正極活
物質とすること以外は実施例1と同様にして円筒型電池
を作製した。
【0031】上述したようにして作製された円筒型の非
水電解液二次電池について、温度45℃において、充電
電圧4.20V、充電電流1000mA、充電時間2.
5hの条件で充電を行った後、放電電流500mA、終
止電圧2.75Vの条件で充放電を繰り返し行い、初回
の放電容量、即ち初期容量と、300回目の放電容量の
比、即ち容量維持率を求めた。その結果を表1〜3に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】以上の結果から、10%累積径が1μm以
上15μm以下、50%累積径が2μm以上30μm以
下、90%累積径が5μm以上80μm以下の粒度分布
を持つ実施例1〜9の電池は、初期容量が1000mA
h以上、容量維持率が90%以上といずれも高い値が得
られた。
【0036】しかしながら、上述した粒度分布から外れ
た正極活物質を用いた比較例1、3、5については初期
容量は1000mAh以上を示したが、300サイクル
後の容量維持率がいずれも低い値であった。また、比較
例2、4、6については容量維持率は高いが、初期容量
は低い値であった。
【0037】比較例1、3、5の電池で容量維持率が低
い値になっているのは、10%累積径が0.5μm以下
と小さく、微細粒子が多く存在するため充放電に伴って
電極からの脱落、電解液との反応によるさらなる微細化
が進行したためと考えられる。一方、比較例2、4、6
の電池で初期容量が低い値になっているのは、粒子径が
大きいため、活物質としての利用率が低く、重負荷特性
に劣るためと考えられる。
【0038】従って、正極活物質の粒度分布は、10%
累積径が1μm以上15μm以下、50%累積径が2μ
m以上30μm以下、90%累積径が5μm以上80μ
m以下で有ることが望ましい。
【0039】以上のことから、非水電解液二次電池にお
いて、正極活物質としてLix 1-y Aly 2 (但
し、MはCoまたはNi、またはCoとNiの複合体を
示し、0.05≦x≦1.10、0.01≦y<0.1
0である)で表されるリチウム複合酸化物を使用し、上
述したような所定の粒度分布を持つものを使用すること
は、高エネルギー密度を維持し、且つ初期容量を低下さ
せることなく、高温時のサイクル特性に優れた電池を得
るために有効であることが分かる。
【0040】尚、本発明の技術的思想は円筒型の電池に
限ることなく、角型、扁平型、コイン型、ボタン型等の
電池に適用できることは当然である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、正極活物質としてLix1-y Aly 2
(但し、MはCoまたはNi、またはCoとNiの複合
体を示し、0.05≦x≦1.10、0.01≦y<
0.10である)粉末を用いることにより、高エネルギ
ー密度で且つ高温サイクル寿命に優れ、さらに内部ショ
ート発生率の低い非水電解液二次電池の提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる非水電解液二次電池の側面断
面図である。
【符号の説明】
1…負極、2…正極、3…セパレータ、4…絶縁板、5
…電池缶、6…封口ガスケット、7…電池蓋、8…安全
弁装置、9…PTC素子、10…負極集電体、11…正
極集電体、12…負極リード、13…正極リード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極活物質としてリチウム複合酸化物を
    用い、負極活物質としてリチウムをドープし且つ脱ドー
    プすることが可能な炭素質材料を用いる非水電解液二次
    電池において、 前記正極活物質とするリチウム複合酸化物の粒度分布
    は、10%累積径が1μm以上15μm以下、50%累
    積径が2μm以上30μm以下、90%累積径が5μm
    以上80μm以下であることを特徴とする非水電解液二
    次電池。
  2. 【請求項2】 前記正極活物質の構成は、Lix 1-y
    Aly 2 で表され、MはCo、Ni、CoとNiの複
    合体の何れか一種であり、さらに、xは0.05以上
    1.10以下、yは0.01以上0.10未満であるリ
    チウム複合酸化物であることを特徴とする、請求項1に
    記載の非水電解液二次電池。
JP9253778A 1997-09-18 1997-09-18 非水電解液二次電池 Pending JPH1197015A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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