JPH1196762A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1196762A
JPH1196762A JP9260308A JP26030897A JPH1196762A JP H1196762 A JPH1196762 A JP H1196762A JP 9260308 A JP9260308 A JP 9260308A JP 26030897 A JP26030897 A JP 26030897A JP H1196762 A JPH1196762 A JP H1196762A
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JP
Japan
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row address
circuit
data
shift register
input
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JP9260308A
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English (en)
Inventor
Osamu Kamibeppu
修 上別府
Eiji Kozuka
英二 狐塚
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大規模な半導体記憶装置において、読み出し・
書き込みに要する時間を大幅に短縮することができる簡
単な行アドレス回路を提供する。 【解決手段】アドレスマルチプレックスモードを使用す
る半導体記憶装置において、あらかじめ複数の行アドレ
スをチップ内部に取り込むことにより行アドレス取り込
みサイクルにおける、チップ内部のイニシャライズ時間
を短縮し、データの読み出し・書き込み時間を短縮す
る。すなわち、行アドレスをチップ内部に取り込むサイ
クルを複数回行い、その各々のサイクルで取り込まれた
行アドレスをシフトレジスタに保持し、その後列アドレ
スを取り込むサイクルを行なう。行アドレスは取り込ん
だ順に対応するWLを活性化するようにし、行アドレス
の切り替えは外部入力端子と/RASとの組み合わせに
より行なう。これを用いれば読み出し・書き込みに要す
る時間を大幅に短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、アドレスマルチプレックスモードにより動作する行
アドレス、列アドレスのアドレス回路を有するものであ
って、特に高速動作の半導体記憶装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アドレスマルチプレックスモードを使用
し、ファースト・ページ・モード(以下FPMとよぶ)
動作を行う従来の半導体記憶装置の読み出し・書き込み
動作について説明する。図15はFPMを用いた従来の
アドレス回路の動作を示すタイミング波形図である。
【0003】FPMインサイクルにおいて、ロウ・アド
レス・ストローブ(以下/RASと略称する。/は反転
信号のバーを意味する)の立ち下がりで1つの行アドレ
スデータR1 を取り込む。行アドレスデータの取り込み
は図15の下部に示す/RAS系の信号D1 〜D4 を用
いて行う。
【0004】その後カラム・アドレス・ストローブ(以
下/CASとよぶ)の立ち下がりで列アドレスデータC
1 を取り込み、メモリセルアレイのR1 /C1 に書き込
まれたデータがDOUT に読み出される。
【0005】FPMサイクルでは、行アドレスで活性化
されたワード線(以下WLとよぶ)に接続されるセルを
次々に読み出すので、1つのWLが選択された後は列ア
ドレスデータのみを変更すればよい。このため図15に
示すように、列アドレスデータの取り込みサイクルのみ
が、最後の列アドレスCj まで繰り返し行われる。
【0006】図15のFPMアウトサイクルでR1 /C
j までの読み出しを終了し、次のFPMインサイクルで
行アドレスデータR2 を取り込み次のWLを活性化する
ためには、/RASを立ち上げてチップ内部を初期化し
た後/RASを立ち下げて行アドレスデータR2 を取り
込む動作が必要になる。このような動作を繰り返してk
行、j列のメモリセルアレイに書き込まれたRk /Cj
までの記憶データを全て読み出すことができる。以上読
み出しの場合を例として、従来のFPM動作におけるア
ドレス入力の方法を説明したが、書き込みの場合にもア
ドレス回路は同様な動作を行う。
【0007】次に図16のブロック図を用いて、行アド
レス回路の動作を具体的に説明する。図16に示す行ア
ドレス回路は、例えば4ビットの行アドレスデータAIN
n (n=0〜3)を入力する行アドレス入力パッド10
〜13と、外部入力信号入力回路20〜23と、データ
ラッチ50〜53からなり、これらの回路を経た行アド
レスデータがAnR(n=0〜3)として出力される。
なお、20〜23からの中間出力がRAn (n=0〜
3)として示されている。
【0008】これらの回路は、RAS系の信号D1 〜D
4 と、セルフリフレッシュ系の信号Csrにより制御され
る。すなわち、アドレス入力端子10〜13に入力され
たアドレスデータAINn (n=0〜3)は、D1 で制御
される外部入力信号入力回路20〜23と、D2 〜D4
で制御されたデータラッチ50〜53を介してAnR
(n=0〜3)として出力される。セルフリフレッシュ
時には、セルフリフレッシュの内部アドレスSRA0 〜
SRA3 が出力される。
【0009】次に図17に示す回路図を用いて、外部入
力信号入力回路20〜23とデータラッチ50〜53の
動作をさらに具体的に説明する。図16(a)に示す外
部入力信号入力回路は、pチャネルトランジスタQ1 、
Q2 、Q4 と、nチャネルトランジスタQ3 、Q5 とイ
ンバータI2 から構成される。D1 が低レベル状態(以
下高レベル状態を“H”低レベル状態を“L”とする)
となれば、pチャネルトランジスタQ1 がオンするた
め、AINn を入力するQ2 、Q3 からなる相補型インバ
ータが電源に接続され、またD1 の“L”がQ5 のゲー
トに入力されることによりQ5 がオフとなり、インバー
タI2 とQ4 からなるデータ保持回路が活性化されて外
部入力信号入力回路に入力したAINn はRAn として出
力される。
【0010】図17(b)にデータラッチ回路50〜5
3の回路図を示す。本データラッチ回路は、nチャネル
トランジスタQ6 、Q7 、Q8 、Q10、Q11、Q12及び
pチャネルトランジスタQ9 、Q13からなる初段の差動
型のNANDゲートと、nチャネル及びpチャネルトラ
ンジスタQ15、Q16からなる相補型インバータとnチャ
ネルとpチャネルトランジスタQ17、Q18からなる相補
型インバータとを用いた差動型のラッチ回路より構成さ
れる。Q14は前記ラッチ回路を活性化するためのnチャ
ネルトランジスタである。C1 〜C4 は動作の時定数を
調整するためのキャパシタである。
【0011】外部入力信号入力回路20〜23の出力R
An が差動型のデータラッチ回路50〜53の一方の入
力に接続され、またインバータI3 を介してその反転出
力が差動型の他方の入力に接続される。D2 、D3 、D
4 が“H”となることにより、それぞれQ6 、Q10及び
Q8 、Q12及びQ14がオンとなり、前記データラッチ回
路が活性化され、一方の出力An がS1 、S2 からなる
スイッチ回路に送られる。ここにBAn はAn の反転出
力である。セルフリフレッシュ系の信号Csrが“L”で
あればS1 がオンとなり、行アドレスデータAnR(n
=0〜3)が出力され、Csrが“H”であればS1 がオ
フS2 がオンとなり、出力がセルフリフレッシュにおけ
る内部アドレスSRAn (n=0〜3)に切り替えられ
る。
【0012】以上説明したように、従来FPM動作によ
りメモリセルアレイへの読み出し・書き込みを行う際、
行アドレスを変更するために/RASを立ち上げてチッ
プ内部を初期化した後、再び/RASを立ち下げて次の
行アドレスデータを取り込む必要があった。このため、
行アドレスの変更を伴うサイクルではチップ内部を初期
化する動作が繰り返され、この繰り返し時間だけデータ
転送の速度が遅くなる原因となっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
FPMを用いた半導体記憶装置の書き込み・読み出し動
作では、行アドレスの変更を行う際、チップ内部を初期
化する動作が繰り返され、この繰り返し時間だけデータ
転送の速度が遅くなるという問題があった。
【0014】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、アドレスマルチプレックスモードを使用する
半導体記憶装置においてFPM動作を行う際、あらかじ
め複数の行アドレスデータを連続してチップ内部に取り
込むことにより、行アドレス取り込みサイクルにおける
チップ内部の初期化時間等を短縮し、データの読み出し
・書き込みを高速化する機能を備えた半導体記憶装置を
提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、行アドレスデ
ータをチップ内部に取り込むサイクルを複数回行い、そ
の各サイクルで取り込まれた行アドレスデータを複数の
ラッチ回路からなるシフトレジスタに保持し、その後列
アドレスデータを取り込むサイクルを行なうことを特徴
とする。
【0016】チップ内部に取り込まれた行アドレスデー
タは、取り込んだ順に対応するWLを活性化するように
し、行アドレスの切り替えは外部入力信号と/RASと
の組み合わせにより行なう。
【0017】これより従来必要であった、行アドレスデ
ータを取り込むためのチップ内部の初期化時間を短縮
し、データの読み出し・書き込みの速度を高速化するこ
とができる。
【0018】具体的には本発明の半導体記憶装置は、ア
ドレスマルチプレックスモードで動作するアドレス回路
を備え、このアドレス回路は、連続した複数回の行アド
レス入力サイクルで取り込まれた複数の行アドレスデー
タを蓄積するデータ蓄積回路と、この複数の行アドレス
データがデータ蓄積回路に蓄積された後、列アドレス入
力サイクルを開始し、列アドレスデータを取り込む回路
を有することを特徴とする。
【0019】好ましくは前記データ蓄積回路は、前記複
数の行アドレスデータを格納する複数のラッチ回路を有
し、各ラッチ回路はその入力部にそれぞれスィッチを有
するものであって、このようにスイッチを含む直列接続
された2個のラッチ回路からなるデータ保持回路を1段
として、複数段の前記データ保持回路が直列に接続され
たシフトレジスタからなるものであり、かつ、前記スイ
ッチは隣り合う一方のスイッチがオン状態であれば他方
のスイッチがオフ状態となり、一方のスイッチがオフ状
態であれば他方のスイッチがオン状態となるようにし
て、前記複数のデータ保持回路がシフトレジスタとして
動作することを特徴とする。
【0020】また好ましくは前記シフトレジスタの出力
は、ラッチ回路を介して前記シフトレジスタの入力にフ
ィードバックされることを特徴とする。このようにして
複数の行アドレスデータを循環して使用することができ
る。
【0021】また好ましくは前記入力部及び出力部のス
イッチは、連続した複数回の行アドレス入力サイクルを
生成する外部入力信号、またはこれに依存する信号によ
り制御され、この外部入力信号は前記半導体記憶装置に
設けられた外部信号入力端子から入力されることを特徴
とする。
【0022】さらに好ましくは連続した複数回の行アド
レス入力サイクルで取り込まれた複数の行アドレスデー
タは、その取り込まれた順にメモリセルアレイ上に指定
された複数のメモリセルブロックに、それぞれ割り付け
られることを特徴とする。
【0023】また、前記複数の行アドレスデータを蓄積
するデータ蓄積回路は、前記複数の行アドレスデータ
が、アドレス回路の出力部から前記データ蓄積回路を構
成する複数のラッチ回路にそれぞれ並列に入力されたこ
とを特徴とする。
【0024】また前記複数の行アドレスデータの数nA
は、メモリセルアレイ上に指定された複数のメモリセル
ブロック数nB より小さくすることもできる。このとき
前記nA 個の行アドレスデータは、前記データ蓄積回路
を構成する複数の直列接続されたデータ保持回路の初段
からnA 段までに蓄積され、前記直列接続されたデータ
保持回路は、nA 段の出力をラッチ回路を介して初段に
転送するフィードバック回路を具備することを特徴とす
る。
【0025】また好ましくは前記複数のデータ保持回路
は、前記アドレス回路と前記複数のデータ保持回路との
間にそれぞれスイッチを有し、このスイッチはカウンタ
ーの出力信号により制御され、かつ、前記カウンターの
入力信号は、前記複数回の行アドレス入力サイクルを生
成する外部入力信号、またはこれに依存する信号である
ことを特徴とする。
【0026】本発明の半導体記憶装置は、入力部にそれ
ぞれ切り替え回路を備え、連続してnA 個の行アドレス
データが書き込まれるnB 段のデータ保持回路が直列に
接続された第1のシフトレジスタを有し、前記行アドレ
スデータの数nA は、データ保持回路の数nB より小で
あり、nA 個の行アドレスデータは、第1のシフトレジ
スタの初段のデータ保持回路から、それぞれ隣接するn
A 段までのデータ保持回路に保持され、第1のシフトレ
ジスタは、ラッチ回路を介して初段のデータ保持回路の
出力が後段のデータ保持回路の入力部における各切り替
え回路に転送されるフィードバック回路を備えたもので
あって、かつ、入力部に前記切り替え回路を含まない前
記nB 段のデータ保持回路が直列に接続された第2のシ
フトレジスタを有し、第1のシフトレジスタに含まれる
各切り替え回路は、第2のシフトレジスタの各段の出力
により制御されるものであって、前記第2のシフトレジ
スタを初期化する初期化回路をさらに備え、第2のシフ
トレジスタの初期化された状態を、連続してnA 個の行
アドレスデータを書き込む外部信号、またはこれに依存
する信号を用いて転送することにより、第1のシフトレ
ジスタにnA 個の行アドレスデータを書き込み、前記第
2のシフトレジスタの初期化された状態を、行アドレス
データの読み出し信号で転送することにより、行アドレ
スデータの書き込み順に行アドレスデータを前記第1の
レジスタから読み出し、かつ、前記第1のシフトレジス
タの初段に保持された行アドレスデータが、ラッチ回路
を介して前記第1のシフトレジスタのnA 段目のデータ
保持回路に入力されることを特徴とする。
【0027】好ましくは行アドレスの入力部に設けた第
1のスイッチを、第1のシフトレジスタへの行アドレス
書き込み信号で制御し、ラッチ回路の出力部に設けた第
2のスイッチを、第1のシフトレジスタに書き込まれた
行アドレスデータの読み出し信号で制御することによ
り、行アドレスの入力部から入力されたnA 個の行アド
レスデータを第1のシフトレジスタに入力する入力線
と、第1のシフトレジスタの初段のアドレスデータを後
段に転送するフィードバツク線とを共通にしたことを特
徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本発明の第1の実施の形態
に係る半導体記憶装置の動作モードと、アドレス回路の
動作を図1乃至図5を用いて説明する。
【0029】図1は本発明の半導体装置の動作モードを
示すタイミング波形図である。図1に示すように、本発
明のモードインサイクルにおいて、/RASが“H”M
RALが“L”の状態で行アドレスデータR1 〜Rk を
連続して複数のラッチ回路からなるシフトレジスタに取
り込む。ここに添字kは後に説明するメモリセルアレイ
上に指定されたメモリセルブロックの数である。ADD
はアドレスの略称である。MRAL(Multi Row Adress
Latch)は、発明者により始めて命名された本発明の中
心をなす信号であって、行アドレスの切り替わりがMR
ALで読み取られる。
【0030】このように、行アドレスデータをチップ内
部に取り込むサイクルをk回連続して行い、その各サイ
クルで取り込まれた行アドレスデータを複数のラッチ回
路に蓄積し、その後列アドレスデータを取り込むサイク
ルを行なう。
【0031】チップ内部に取り込まれたk個の行アドレ
スデータは、取り込んだ順に対応するWLを活性化する
ようにし、行アドレスの切り替えは外部入力端子と/R
ASとの組み合わせにより行なう。すなわち/RASを
“L”、MRALを“L”として、始めに取り込んだ行
アドレスR1を選択し、読み出しまたは書き込みを行
う。行アドレスの切り替え順序は、行アドレスの入力順
に切り替えられる。行アドレスデータの連続した取り込
みはB1 を用いて行う。
【0032】その後/CASの立ち下がりで列アドレス
データC1 を取り込み、DOUT よりメモリセルアレイの
R1 /C1 に書き込まれたデータが読み出される。本発
明のモードサイクルでは、先に説明したFPMと同様
に、活性化されているWLに接続されたセルを列アドレ
スデータのみを変更して次々に読み出すので、列アドレ
スデータの取り込みサイクルがCj まで繰り返される。
ここにjはメモリセルアレイの列の数である。
【0033】従来R1 /Cj までの読み出しを終了し、
行アドレスデータR2 により次のWLを活性化するため
には、/RASを立ち上げてチップ内部を初期化した
後、/RASを立ち下げて行アドレスデータR2 を取り
込む動作が必要であった。
【0034】しかし、本発明のモードサイクルにおいて
R1 /Cj までの読み出しを終了し、次の行アドレスR
2 に切り替えるには、先に複数のラッチ回路からなるシ
フトレジスタに取り込まれた複数の行アドレスデータか
ら単に次の行アドレスR2 をシフトして取り出せばよ
い。したがって従来のFPM動作のようにチップ内部の
初期化等に要する時間を短縮することができる。本発明
の半導体記憶装置のアドレスモードにおける動作サイク
ルの短縮分が、図1の細い矢印により概念的に示されて
いる。
【0035】このようにしてkブロックの行とj列まで
のメモリセルに書き込まれたRk /Cj までの書き込み
データをすべて読み出すことができる。以上読み出しの
場合を例として本発明の動作モードにおけるアドレス回
路の動作を説明したが、書き込みの場合も同様であるこ
とはいうまでもない。
【0036】次に図2に示すブロック図を用いて、本発
明のアドレス回路の動作を具体的に説明する。行アドレ
スがnビットの2進数であり、各行アドレスにより指定
されるメモリセルアレイのブロック数がk個であって、
n及びkがそれぞれ4ビットと4個の場合を例として説
明する。すなわちnに0〜3までの数、kに0〜3まで
の数を便宜的に与えて本発明の動作モードを説明する。
【0037】パッド10〜13から4ビットの行アドレ
ス入力データAINn (n=0〜3)が入力される。この
AINn は、RAS系の制御信号Aが“H”であれば外部
入力信号入力回路20〜23を介してRAn(n=0〜
3)として出力される。次にこれらの出力RAnは、図
1のB1 をシフト用の制御信号とする4つのシフトレジ
スタ300〜303、310〜313、320〜32
3、330〜333に入力される。
【0038】これらのシフトレジスタはそれぞれ4段の
直列接続されたデータ保持回路からなり、シフト用の制
御信号B1 により、メモリセルアレイに含まれる各ブロ
ックを指定する4個の行アドレスデータが順に格納され
る。
【0039】このようにして、図1のモードインサイク
ルにおいて、全ての行アドレスが前記シフトレジスタに
格納された後、図1の行アドレスの切り替えにおいてB
1 を“L”とすれば、最初にシフトレジスタに送られた
行アドレスデータRAn がデータラッチ50〜53を介
して行アドレス出力AnR(n=0〜3)として出力さ
れる。
【0040】一方前記シフトレジスタから出力した行ア
ドレスデータRRAn (n=0〜3)は、ラッチ回路4
0〜43を介してシフトレジスタの初段にフィードバッ
クされ、RAS系の信号Aが“L”であれば再びシフト
レジスタに入力され、先にモードインサイクルで取り込
まれた4個の行アドレスが繰り返し行アドレス出力とし
て取り出される。
【0041】このように一定の順序で繰り返し行アドレ
スを繰り返し循環させる用途としては、例えばアニメー
ション等において、同一の背景画面を流し続けるような
場合に特に有用である。
【0042】また前記データラッチ回路50〜53は図
1のRAS系の信号B2 、B3 、B4 と、半導体記憶装
置のセルフリフレッシュ系の信号Csrにより制御され、
セルフリフレッシュ時には、行アドレス出力AnRに替
えて、セルフリフレッシュ時の内部アドレスSRAn
(n=0〜3)が出力される。
【0043】次に図3に示す回路図を用いて、前記外部
入力信号入力回路20〜23と、前記データラッチ回路
50〜53の動作をさらに具体的に説明する。図3
(a)に外部入力信号入力回路20〜23の回路図を示
す。Aが“H”すなわち図2のインバータI1 を経た/
A(Aの反転信号Aバーを/Aと呼ぶ)が“L”であれ
ば、pチャネルトランジスタQ1 がオンとなり、AINn
を入力するQ2 、Q3 からなる相補型インバータが電源
に接続され、また/Aが次段のnチャネルトランジスタ
Q5 のゲートに入力されることにより、インバータI2
とpチャネルトランジスタQ4 からなる次段のデータ保
持回路が活性化されて、外部入力信号入力回路に入力し
たAINn はRAn (n=0〜3)として出力される。
【0044】図3(b)に前記データラッチ回路50〜
53の回路図を示す。データラッチ回路の入力に、シフ
トレジスタを介して出力された出力信号RRAn (n=
0〜3)が入力される。RAS系の制御信号B2 、B3
、B4 が入力されることにより、前記データラッチ回
路が活性化して差動型のデータラッチ回路から出力An
とその反転出力BAn が出力される。
【0045】この出力An はセルフリフレッシュ系の信
号Csrで制御されたスイッチ回路を介して外部にAnR
として出力される。Csrが高レベルとなれば、出力はA
nRの代りにセルフリフレッシュ時の内部アドレスSR
An (n=0〜3)が出力される。
【0046】次に図4を用いて本発明の第1の実施の形
態に係るシフトレジスタについて説明する。図4に示す
ように本シフトレジスタの主要部は、入力部にそれぞれ
スイッチS3 〜S10を備えたラッチ回路L1 〜L8 が、
直列に接続されたものからなっている。すなわち、図の
点線の囲みで示すように、前記入力部にスイッチを備え
た2個のラッチ回路を1段として、4段のデータ保持回
路300〜303が直列に接続された回路から構成され
る。
【0047】なお初段のデータ保持回路300は、入力
部にインバータI5 とスイッチS11、S12からなる切替
え回路を備え、終段のデータ保持回路303はインバー
タI7 とラッチL9 からなるラッチ回路40を備えてい
る。前記データ保持回路300の入力部に、RAS系の
信号Aと行アドレスデータRAn (n=0)と図1の下
部に示すB1 と前記ラッチ回路40からフィードバック
されたアドレスデータとが入力される。以下RAn (n
=0)をRA0 と書く。出力RRA0 はL8 から取り出
される。
【0048】モードインサイクルにおいて、RAS系の
信号Aが“H”であればS11がオンとなり、行アドレス
データRA0 がS3 に接続される。B1 が“L”となれ
ばS3 オン、S4 オフとなりRA0 はラッチL1 に保持
される。B1 が“H”に復帰すればS3 オフ、S4 オ
ン、S5 オフとなり、L1 に保持されたデータがL2 に
転送される。
【0049】同様にして図1の示すB1 の4回の
“L”、“H”の繰り返しにより、4サイクルの行アド
レスデータが図4の4段のデータ保持回路に蓄積され、
最初に入力した行アドレスデータがRRA0 として、図
4のシフトレジスタから出力される。このとき切替え回
路のスイッチS12はAが“H”であるためオフとなり、
ラッチ回路40の出力が初段のデータ保持回路300に
フイードバックされることはない。
【0050】次に行アドレス切替えにおいてRAS系の
信号Aを“L”とし、S11オフ、S12オンとして最初の
行アドレスデータをラッチ回路40とS12を介してS3
にフイードバックし、B1 を“L”とすれば、S3 、S
5 、S7 、S9 がオン、S4、S6 、S8 、S10がオフ
となって、最初の行アドレスデータがL1 に保持され次
のアドレスデータがL7 にシフトされる。
【0051】次にB1 を“H”に復帰すれば、S3 、S
5 、S7 、S9 がオフ、S4 、S6、S8 、S10がオン
となって、最初の行アドレスデータがL2 に、次の行ア
ドレスデータがL8 にシフトし、RRA0 から出力され
る。すなわち本発明においては、単にデータを1個分シ
フトすれば行アドレスの切替えが完了する。
【0052】またAを“L”としてB1 による行アドレ
スの切替えを続ければ、先にモードインサイクルで取り
込まれた4サイクルのアドレスデータがシフトレジスタ
を循環して、次々にRRA0 から取り出すことができ
る。
【0053】次に図5を用いてメモリセルアレイのブロ
ック構成(4ブロック品の例)について説明する。S/
Aはセンスアンプ、WLはワード線、各センスアンプに
つながる線はカラム線である。メモリセルアレイがブロ
ック0からブロックkまで、ブロックごとに指定された
状態が示されている。各ブロックは、ある行アドレスに
よって選ばれたWLと接点を有するセンスアンプに接続
された、全てのWLによって活性化され得るセルアレイ
が1ブロックとして定義される。
【0054】このようにして、従来必要であった行アド
レスデータを取り込むためのチップ内部の初期化時間を
短縮し、データの読み出し・書き込みの速度を高速化す
ることができた。
【0055】本発明の効果として、4MDRAM(×
1)を例として従来のFPMモードと、本発明の第1の
実施の形態に係る動作モードとの、モード・インにおけ
るサイクル数の違いを具体的に示せば、従来のFPMモ
ードではモード・イン・サイクル数が4096回であっ
たのに対し、本発明のモード・イン・サイクルでは25
6回に過ぎなかった。
【0056】このように、本発明の第1の実施の形態に
係るアドレスモードを用いれば、読み出し・書き込みに
要する時間を大幅に短縮し、半導体記憶装置の高速化を
容易に達成できることがわかった。
【0057】図6を用いて上記時間短縮の効果をさらに
具体的に説明する。図6の上段は従来の動作モードを、
下段は本発明の動作モードを示す。本発明の動作モード
において、1個の行アドレスを増加したことによる時間
の増加分が矢印Aで、同様に1個の行アドレスを増加し
たことによる従来の動作モードからの時間の短縮分が矢
印Bで示されている。
【0058】すなわち、本発明の動作モードによれば、
行アドレスが1個増加するごとにB−Aの時間短縮が達
成される。n個(nは1以上の自然数)の行アドレスが
増加すれば従来の動作モードからの時間短縮分がn×
(B−A)となることはいうまでもない。このように本
発明の動作モードを用いれば、半導体記憶装置の行数が
増えるほど読み出し・書き込みの動作速度を向上する効
果がある。
【0059】また図6に示すように、例えばアドレスR
1 で選択されたブロック0を活性化して読み出し又は書
き込みを行い、次のアドレスRk で選択されたブロック
kを活性化して読み出し・書き込みを行うと共に、先に
選択されたブロック0をプリチャージすれば、前記プリ
チャージに余分の時間を要することなく高速の読み出し
・書き込み動作を行うことができる特徴がある。
【0060】次に図7乃至図9に基づき本発明の第2の
実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の
実施の形態に係るアドレス回路のブロック構成を示す図
である。
【0061】行アドレス入力AIN0 が、パッド10に入
力される。モードインサイクルにおける4サイクルのM
RAL信号をカウンター回路500に入力し、このカウ
ンター回路の出力A、B、Cを外部入力信号入力回路2
0の制御信号として、パッド10から入力される4サイ
クルのアドレス入力AIN0 が外部入力信号入力回路20
を介してデータ保持回路300-0〜300-3に順に並列
に入力され保持される。なお前記保持回路300-0〜3
00-3はシフトレジスタを構成し、その出力から入力へ
のフイードバック回路を備えている。
【0062】カウンター500から取り出される出力
A、B、Cのタイミング波形を図8に示す。また外部入
力信号入力回路20の機能が、論理記号により図9にさ
らに具体的に示されている。
【0063】図9に示すように、カウンター回路500
の出力A、B、Cによる外部入力信号入力回路20の制
御はNANDゲートG1 〜G4 と、インバータI7 〜I
10と、スイッチS13〜S16により行われる。図8の(1
0)においてA、B、Cを全て“L”とすることによ
り、G1 〜G4 の出力は全て“H”となり、スイッチS
13〜S16を全てオフとしてシフトレジスタを構成するデ
ータ保持回路300-0〜300-3をリセットする。
【0064】(1)の時点ではA、B、Cが全て“H”
となることにより、G1 とI7 とを介してS13がオン、
同様にS14〜S16がオフとなり、第1サイクルのAIN0
が300-0に保持される。
【0065】次に(2)の時点において、A:“H”、
B:“L”、C:“H”となることによりS14のみがオ
ンとなり第2サイクルのAIN0 が300-1に保持され
る。同様にして(3)、(4)の時点で第3、第4サイ
クルのAIN0 が300-2、300-3に保持される。以後
の行アドレス切替えは、シフトレジスタのシフト動作を
後段から前段に向けて行うこと、フィードバツクを初段
から終段に対して行うことを除いては、前記第1の実施
の形態と同様である。
【0066】本第2の実施の形態のアドレス回路は、行
アドレスデータをシフトレジスタの外部からスィッチS
13〜S16を介して並列に入力する点が、第1の実施の形
態と大きく異なっている。このように、はじめに取り込
んだ行アドレスが、最初のデータ保持回路300-0に保
存され、シフトレジスタの出力を最初のデータ保持回路
300-0側から取り出すようにすれば、ブロック数に満
たない数の行アドレスを入力する場合であっても、同様
に行アドレスの切替えに用いることができる。
【0067】次に図10乃至図12に基づき第3の実施
の形態について説明する。図10に示す回路の主要部
は、外部入力信号入力回路20の出力RA0 をデータ保
持回路301〜304からなる第1のシフトレジスタに
順に入力するための切り替え回路SW1 と、このSW1
を制御するための第2のシフトレジスタ600〜603
と、第2のシフトレジスタ600〜603を初期化する
ための回路700から構成される。回路800は前記第
2のシフトレジスタ600〜603をシフト動作するた
めの/RASとMRALに依存する信号を発生する回路
である。
【0068】初期状態において、第2のシフトレジスタ
600〜603の出力SRmON(m=0〜3)は
“H”、“L”、“L”、“L”となるように設定す
る。/RAS:“H”、MRAL:“L”にすれば、モ
ードインサイクルの第1サイクルで取り込まれたRA0
はSW1 を介してデータ保持回路301に転送される。
【0069】MRALを“H”に復帰した後、再度MR
AL:“L”とし、第2サイクルのRA0 を取り込む。
このときMRALを“H”復帰後“L”としたことによ
り、第2のシフトレジスタ600〜603の出力SRm
ON(m=0〜3)は“L”、“H”、“L”、“L”
に変化し、RA0 はデータ保持回路302に転送され
る。このようにして、第4サイクルまでの行アドレスデ
ータを第1のシフトレジスタ301〜304に書き込む
ことができる。
【0070】次に/RAS:“L”にすれば、SRmO
N(m=0〜3)は第4サイクルの状態“L”、
“L”、“L”、“H”を保っているので、301に保
持された行アドレスデータをラッチ回路40を介して3
04にフイードバックすることができ(図11の説明参
照)、また第1のシフトレジスタに書き込まれた行アド
レスデータを順にシフトして読みだすことができる。
【0071】このようにすれば本発明のモードインサイ
クルにおいて引き続き外部入力信号入力回路20に入力
する行アドレスRA0kc のサイクル数 kc がブロック数
kよりも小さい場合、すなわちブロック数に満たない数
の行アドレスを入力する場合であっても、同様に行アド
レスの切替えを行うことができる。
【0072】このときあらかじめ段数がブロック数kに
等しい第1、第2のシフトレジスタを有する図10の回
路を用意しておけば、外部からの制御信号の変更のみ
で、ブロック数に満たない任意の数の行アドレスを入力
する場合に対応することができ、アドレス回路の適用範
囲を拡大することができる。
【0073】次に図11を用いて、本第3の実施の形態
のアドレス回路に用いられた切り替え回路SW1 につい
て説明する。モードインサイクルにおいて、連続して4
個の行アドレスデータを第1のシフトレジスタに書き込
むためには、/RAS:“H”として、MRAL:
“L”を4サイクル動作させる。
【0074】図10において、/RAS:“H”、MR
AL:“L”であれば書き込みに用いるWDC:“H”
読み出しまたは転送読み出しに用いるRDC:Lとな
る。次に図11において、前述のようにデータ保持回路
への書き込みは、SRmON:“H”にして行われる。
したがって書き込みに際してWDC:“H”であれば、
S19オンとなり、外部入力信号入力回路からの行アドレ
スデータRA0 が次段のデータ保持回路に書き込まれ
る。
【0075】次に図1の行アドレス切り替えに際して、
/RAS:“L”、MRAL:“L”となるため、図1
0においてRDC:“H”、WDC:“L”となり、も
し、着目するデータ保持回路が最終段のものでなけれ
ば、SRmON:“L”であるから図11より、S17オ
ンとなりシフト動作、すなわち読み出しが行われる。
【0076】もし、着目するデータ保持回路が最終段で
あれば、SRmON:“H”であるから図10より、S
18オンとなり、ラッチ回路40からのフィードバックが
行われる。
【0077】次に図12を用いて本発明の第3の実施の
形態に係る第2のシフトレジスタの構成と、その初期化
回路の動作を説明する。図12(a)に第2のシフトレ
ジスタ600〜603の回路構成を示す。前記第2のシ
フトレジスタはSRRに正のパルスが入力すればS23オ
ンとなり、第2のシフトレジスタを構成する各データ保
持回路に初期状態を付与する“H”または“L”の電圧
が与えられる。このようにして前述した第2のシフトレ
ジスタの初期状態“H”、“L”、“L”、“L”が設
定される。
【0078】前記パルスが終了しSRRが“L”に復帰
すればS23オフとなり、第2のシフトレジスタの前段の
出力が後段に転送され、スイッチS20、S21…の両端に
図12(c)の回路800を介して/RASとMRAL
に依存する信号が加えられることにより前記初期状態が
後段に転送され、前述したように4サイクルのモードイ
ンサイクル終了時点で“L”、“L”、“L”、“H”
を保つようになる。
【0079】図12(b)に初期化回路700の論理図
が示されている。/RASの立上がりにおいて、NAN
DゲートG9 の一方の入力が“H”レベルに達しても、
同時にインバータI19に入力された信号は、3段のイン
バータI19、I20、I21による遅延時間を経過した後、
NANDゲートG9 の他方の入力として立下がるので、
その間G9 の入力は共に“H”、“H”となり、したが
ってSRRに正のパルスが発生し、これを図11(a)
のシフトレジスタの初期化に用いることができる。PW
0Nは電源投入時にのみ“H”のパルスを出力する信号で
あり、この信号は電源投入時と終了時に600〜603
を初期化するために用いられる。
【0080】次に図13、図14に基づき本発明の第4
の実施の形態について説明する。図13に示す回路は対
応する図10に比べて、外部入力信号入力回路20の出
力RA0 に書き込み時にWDCによりオンするスイッチ
S24と、ラッチ40を介して第1のシフトレジスタ30
1〜304の初段301の出力を後段にフィードバック
する回路に設けたスイッチS25とを有する点が異なる。
【0081】スイッチS25はシフトレジスタ301〜3
04に書き込まれたアドレスデータRA01〜RA04の読
み出し時にRDCによりオンとなり、前記アドレスデー
タを順に後段の各データ保持回路にフィードバックす
る。図13に示す回路は前記フィードバックに用いる線
と、書き込み時にアドレスデータRA01〜RA04を各デ
ータ保持回路に転送する線とを共通にしたことに特徴が
ある。
【0082】これらの変更により、図13の第1のシフ
トレジスタに含まれる切り替え回路SW2 の動作は図1
0の切り替え回路SW1 と異なっている。その他の回路
動作は図10と同様であるため説明を省略する。SW2
の動作は次の通りである。
【0083】図13において/RAS:“H”、MRA
L:“L”であれば書き込みに用いるWDC:“H”、
読み出しまたは転送読み出しに用いるRDC:Lとな
る。次に図14において、前述のようにデータ保持回路
への書き込みは、SRmON:“H”にして行われの
で、書き込みに際しWDC:“H”であれば、S29オン
となり、外部入力信号入力回路からの行アドレスデータ
RA0 が次段のデータ保持回路に書き込まれる。
【0084】次に行アドレス切り替えに際して、/RA
S:“L”、MRAL:“L”となるため、図13にお
いてRDC:“H”、WDC:“L”となり、もし、着
目するデータ保持回路が最終段のものでなければ、SR
mON:“L”であるから図14より、S27オンとなり
シフト動作、すなわち読み出しが行われる。
【0085】もし、着目するデータ保持回路が最終段で
あれば、SRmON:“H”であるから図14より、S
28オンとなり、ラッチ回路40からのフィードバック読
み出しが行われる。なお本発明は上記の実施の形態に限
定されることはない。その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
【0086】
【発明の効果】上述したように、従来FPM動作により
メモリセルアレイの読み出しと書き込みを行う際、行ア
ドレスの変更のため/RASを立ち上げてチップ内部を
初期化した後、再び/RASを立ち下げて行アドレスデ
ータを取り込む必要があり、初期化動作が繰り返されて
データ転送の速度が遅くなるという問題があったが、本
発明ではモードインサイクルにおいて複数の行アドレス
データを連続してシフトレジスタに取り込み、行アドレ
ス切り替え時に行アドレスデータをシフトレジスタから
入力した順に取り出し、これとカラムアドレスデータと
を組み合わせることにより、前記初期化動作の繰り返し
時間が省略され、半導体記憶装置の読み出し・書き込み
速度を大幅に向上することが可能になる。
【0087】ー般に半導体記憶装置においては、記憶容
量が増加するほど行アドレスの数が増加し、また半導体
記憶装置の大規模化が進められる傾向にあるので、本発
明の重要度は今後ますます増加することが予想される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアドレス回路の動作モードを示すタイ
ミング波形図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る行アドレス回
路の構成を示す図。
【図3】行アドレス回路の細部を示す図であって、
(a)は外部入力信号入力回路の回路図。(b)はデー
タラッチの回路図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレジス
タの回路図。
【図5】本発明におけるメモリセルアレイのブロックの
定義を示す図。
【図6】本発明の動作モードによる時間短縮幅を示す
図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る行アドレス回
路の構成を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るカウンター回
路の出力波形を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る行アドレス回
路の構成を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る行アドレス
回路の構成を示す図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る切り替え回
路の詳細を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る行アドレス
回路の構成を示す図であって、(a)は第2のシフトレ
ジスタの構成を示す図。(b)は初期化回路の構成を示
す図。(c)は/RASとMRALに依存する信号の発
生回路の図。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る行アドレス
回路の構成を示す図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る切り替え回
路の詳細を示す図。
【図15】従来のアドレス回路の動作モードを示すタイ
ミング波形図。
【図16】従来のアドレス回路の構成を示す図。
【図17】従来の行アドレス回路の細部を示す図であっ
て、(a)は外部入力信号入力回路の回路図。(b)は
データラッチの回路図。
【符号の説明】
10〜13…行アドレス入力パッド 20〜23…外部入力信号入力回路 40〜43…ラッチ 50〜53…データラッチ 300〜303…シフトレジスタ 300-0〜300-3…シフトレジスタ 310〜313…シフトレジスタ 320〜323…シフトレジスタ 330〜333…シフトレジスタ 500…カウンター回路 600〜603…第2のシフトレジスタ 700…初期化回路 800…/RASとMRALに依存する信号発生回路 /RAS…行アドレスストローブ /CAS…列アドレスストローブ ADD…アドレス R1 、R2 、R3 、Rk …行アドレス C1 、C2 、Cj …列アドレス MRAL…マロチロウアドレスラツチ DOUT …データアウト A、/A…RAS系の信号 B1 〜B4 …MRAL系の信号 AINn …行アドレス入力データ RA0 、RAn …外部入力信号入力回路の出力 RRAn …シフトレジスタの出力 Csr…セルフリフレッシュ信号 SRA0 〜SRA3 …セルフリフレッシュ時の内部アド
レス AnR…行アドレス出力データ Q1 〜Q18…トランジスタ C1 〜C4 …キャパシタ An 、BAn …データラッチの中間出力 I1 〜I30…インバータ S1 〜S29…スイッチ L1 〜L11…ラッチ S/A…センスアンプ WL…ワード線 G1 〜G13…NANDゲート RDC…読み出し信号 WDC…書き込み信号 SRnON…第2のシフトレジスタの出力 SRR…初期化回路の出力 SW1 、SW2 …切り替え回路 FPM…ファーストページモード D1 〜D4 …RAS系の信号

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスマルチプレックスモードで動作
    するアドレス回路を備えた半導体記憶装置であって、 前記アドレス回路は、連続した複数の行アドレス入力サ
    イクルにおいて取り込まれた複数の行アドレスデータを
    蓄積するデータ蓄積回路と、 前記複数の行アドレスデータを前記データ蓄積回路に蓄
    積した後、引き続き列アドレス入力サイクルにおいて列
    アドレスデータを取り込む回路とを具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データ蓄積回路は、前記複数の行ア
    ドレスデータをそれぞれ格納する複数のラッチ回路を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のラッチ回路は、各ラッチ回路
    の入力部にそれぞれスィッチを有するものであって、そ
    れぞれ入力部にスイッチを有する直列に接続された2個
    のラッチ回路を1段のデータ保持回路として、複数段の
    前記データ保持回路が直列に接続されたものであり、か
    つ、前記スイッチは隣り合う一方のスイッチがオン状態
    であれば他方のスイッチがオフ状態となり、一方のスイ
    ッチがオフ状態であれば他方のスイッチがオン状態とな
    るようにして、前記複数段のデータ保持回路をシフトレ
    ジスタとして動作させることを特徴とする請求項1記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記シフトレジスタの出力を、ラッチ回
    路を介して前記シフトレジスタの入力に転送するフィー
    ドバック回路を備えたことを特徴とする請求項3記載の
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記入力部及び出力部のスイッチは、前
    記連続した複数回の行アドレス入力サイクルを生成する
    外部入力信号、またはこれに依存する信号により制御さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記外部入力信号は、前記半導体記憶装
    置に設けられた外部信号入力端子から入力されたことを
    特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の行アドレスデータの1つによ
    り選択されたメモリセルブロックを活性化すると共に、
    前記メモリセルブロックが選択される前に他の行アドレ
    スデータにより選択されたメモリセルブロックがプリチ
    ャージされることを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  8. 【請求項8】 前記連続した複数回の行アドレス入力サ
    イクルで取り込まれた前記複数の行アドレスデータは、
    その取り込まれた順にメモリセルアレイ上に指定された
    複数のメモリセルブロックにそれぞれ割り付けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の行アドレスデータを蓄積する
    データ蓄積回路は、前記複数の行アドレスデータが、ア
    ドレスの入力部から前記データ蓄積回路を構成する複数
    のデータ保持回路にそれぞれ並列に入力されたことを特
    徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の行アドレスデータの数nA
    は、メモリセルアレイ上に指定された複数のメモリセル
    ブロック数nB より小さいことを特徴とする請求項9記
    載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記nA 個の行アドレスデータは、前
    記データ蓄積回路を構成する複数の直列接続されたデー
    タ保持回路回路の初段からnA 段までに蓄積され、 前記直列接続されたデータ保持回路は、前記nA 段の出
    力をラッチ回路を介して初段に転送するフィードバック
    回路を有することを特徴とする請求項10記載の半導体
    記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のデータ保持回路は、行アド
    レスの入力部と前記複数のデータ保持回路との間に、そ
    れぞれスイッチを有することを特徴とする請求項9記載
    の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記スイッチは、カウンターの出力信
    号により制御されたことを特徴とする請求項12記載の
    半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記カウンターの入力信号は、前記複
    数回の行アドレス入力サイクルを生成する外部信号、ま
    たはこれに依存する信号であることを特徴とする請求項
    13記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 入力部にそれぞれ切り替え回路を備
    え、連続してnA 個の行アドレスデータが書き込まれる
    B 段のデータ保持回路が直列に接続された第1のシフ
    トレジスタを有し、 前記行アドレスデータの数nA は、データ保持回路の段
    数nB より小であり、 前記nA 個の行アドレスデータは、前記第1のシフトレ
    ジスタの初段のデータ保持回路から、互いに隣接するn
    A 段までのデータ保持回路に保持され、 前記第1のシフトレジスタは、ラッチ回路を介して初段
    のデータ保持回路の出力が、後段のデータ保持回路の入
    力部における各切り替え回路に転送されるフィードバッ
    ク回路を備えたものであって、 かつ、入力部に前記切り替え回路を含まない前記nB
    のデータ保持回路が直列に接続された第2のシフトレジ
    スタを有し、 前記第1のシフトレジスタに含まれる各切り替え回路
    は、前記第2のシフトレジスタの各段の出力により制御
    されるものであって、 前記第2のシフトレジスタを初期化する初期化回路をさ
    らに備え、 前記第2のシフトレジスタの初期化された状態を、前記
    連続してnA 個の行アドレスデータを書き込む外部信
    号、またはこれに依存する信号を用いて転送することに
    より前記第1のシフトレジスタにnA 個の行アドレスデ
    ータを書き込み、 前記第2のシフトレジスタの初期化された状態を、行ア
    ドレスデータの読み出し信号で転送することにより、行
    アドレスデータの書き込み順に前記行アドレスデータを
    前記第1のレジスタから読み出し、 かつ、前記第1のシフトレジスタの初段に保持された行
    アドレスデータが、ラッチ回路を介して前記第1のシフ
    トレジスタのnA 段目におけるデータ保持回路にフィー
    ドバックされたことを特徴とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 行アドレスの入力部に設けた第1のス
    イッチを前記第1のシフトレジスタへの行アドレス書き
    込み信号で制御し、前記ラッチ回路の出力部に設けた第
    2のスイッチを前記第1のシフトレジスタに書き込まれ
    た行アドレスデータの読み出し信号で制御することによ
    り、前記行アドレスの入力部から入力されたnA 個の行
    アドレスデータを前記第1のシフトレジスタに入力する
    入力線と、前記第1のシフトレジスタの初段のアドレス
    データを後段に転送するフィードバック線とを共通にし
    たことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
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