JPH119574A - 運動機能検査装置 - Google Patents

運動機能検査装置

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JPH119574A
JPH119574A JP9166976A JP16697697A JPH119574A JP H119574 A JPH119574 A JP H119574A JP 9166976 A JP9166976 A JP 9166976A JP 16697697 A JP16697697 A JP 16697697A JP H119574 A JPH119574 A JP H119574A
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JP9166976A
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English (en)
Inventor
Shogo Hamazaki
省吾 濱崎
Tetsuya Yoshimura
哲也 吉村
Masabumi Yoshizawa
正文 吉澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平衡機能等の運動機能の正確な検査を行なう
ことを目的とする。 【解決手段】 被験者の荷重の中心位置の目標を指定す
るトレース図形2は画面3を縦方向にスクロールする。
荷重中心測定手段4で被験者の荷重の中心位置を測定し
てマーカ図形1として画面3に表示し、トレース図形2
のスクロール方向と垂直な方向(画面横方向)に移動す
る。コンピュータ5はマーカ図形1とトレース図形2の
相対的位置関係などを解析して運動機能の評価する。こ
こで、画面3の上端とマーカ図形1との距離D1をトレー
ス図形がスクロールして移動する時間が被験者の予測可
能時間となため、指定した予測可能時間から距離D1を決
定することにより、予測可能時間を正確に定めた検査が
行え正確な運動機能の検査が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイに表示
した指示にあわせて、被験者が体を動かして重心を移動
し、その過程を解析することにより平衡機能等の運動機
能を検査する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来による高齢者の
人口増加、脳血管障害による片麻痺患者の増加、交通事
故による運動障害患者の増加など、多様な原因により平
衡機能をはじめとする各種運動機能に何らかの障害を持
つ患者が増大している。
【0003】これらの症状の治療には、患者の運動機能
の正確な診断が重要であり、このための検査装置の開発
が急務である。
【0004】運動機能を検査する方法として、被験者に
映像で姿勢変更の指示を与え、姿勢変更の過程を解析す
る方法が考えられる。
【0005】一般に視覚による指示に応じて被験者が姿
勢を変更する場合、次の一連の処理が行なわれていると
いわれている。つまり、与えられた指示を目で確認し脳
(中枢神経)に伝達し、中枢神経で身体各部の動きを調
整して身体各部に指令し、筋群によって身体各部が駆動
され、体全体の姿勢を変更する。
【0006】ここで、映像による指示の与え方と、視覚
により指示が与えられてから被験者が姿勢の変更を完了
するまでに必要な時間(以下、姿勢変更時間)との関係
について考える。
【0007】次の瞬間の姿勢のみを被験者が全く予測不
可能な状況で与える場合(例えば、体を倒す方向を乱数
で決定した指示)は、 上記の「目(視覚系)⇒脳(中
枢神経系)⇒筋群(駆動系)」 という一連の処理それ
ぞれの処理時間の総和が姿勢変更時間となると考えられ
る。
【0008】一方、現在からある程度先までの一連の姿
勢変化を前もって被験者に与えた場合(例えば、体を右
に倒した後、徐々に左に倒すという指示)では、視覚系
で得た指示から中枢神経系がある程度先の姿勢を予測す
ることが可能となり、姿勢変更時間は前述の予測不可能
な指示と比較すると異なる(短くなる)と考えられる。
【0009】つまり、「予測可能な指示」を与えるか、
「予測不可能な指示」を与えるか、さらに「どの程度予
測可能な指示」を与えるかといった予測可能度合を考慮
した指示の与え方で、被験者の実際の姿勢変更時間に差
がでることになる。
【0010】また、このことは姿勢変更時間だけでな
く、姿勢調節の位置決め精度にも影響することが予想さ
れる。
【0011】このように運動能力の検査においては、上
述のように予測可能な度合を明確にした上での検査が求
められている。
【0012】従来、画像を提示しながら動的な平衡機能
検査の機能を有する装置としては、特開平5―1377
59号公報に記載された「体重移動訓練装置」がある。
【0013】以下図面を参照しながら、上記従来例につ
いて説明する。図28は従来の運動機能検査装置のブロ
ック図である。
【0014】図28において、11は被験者が乗る床
面、12は床面11の傾斜と移動を行なう駆動手段、1
3は床面11上の被験者の荷重中心を検出する荷重中心
検出手段、14は床面11内における目標となる荷重中
心位置を表示するターゲット表示手段、15は荷重中心
検出手段13で検出された被験者の荷重中心とターゲッ
ト表示手段13によって表示された目標位置との相対的
な位置ずれを検出して表示するとともに、ターゲットの
軌跡と荷重中心の軌跡を同一画面に表示するフィードバ
ック手段、16はターゲットを移動させる制御手段であ
る。
【0015】また、図29は従来の運動機能検査装置に
おける荷重中心追跡の様子を説明する画面構成図であ
る。
【0016】図29において、21は目標とする荷重中
心位置を示すターゲット、22は被験者の荷重中心位置
を示す荷重中心マーク、23はターゲット21の軌跡、
24は荷重中心マークの軌跡である。
【0017】次に、従来の運動機能検査装置の処理概要
について説明する。被験者は、立位で床面11に直立す
る。荷重中心検出手段13は床面11に組み込まれてお
り、被験者の荷重中心を測定する。
【0018】ターゲット表示手段14とフィードバック
手段15は、被験者が見ることができる位置に設置して
あり、図29に示す画面が表示されている。
【0019】床面11は、駆動装置12によって前後左
右の傾斜および水平移動ができる。ターゲット21は制
御手段16によってあらかじめ定められた経路に従って
所望の速度で移動することができる。
【0020】床面11およびターゲット21は所定の訓
練プログラムに従って制御され、被験者は揺れる床面1
1上で重心を移動して荷重中心マーク22を移動し、タ
ーゲット21を追跡することにより荷重中心追跡訓練を
実施する。
【0021】訓練後は、荷重中心マーク22がターゲッ
ト21を捉えている時間の割合などを分析することで、
被験者の運動能力が評価される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ターゲットと同時にターゲットが移動す
る軌道を表示して荷重中心位置の目標を被験者に指示し
ているため、被験者に「予測可能な指示」を与えている
ことになるが、時間的にどの程度先まで予測可能である
かが明確でなく、正確な検査が行なえないといった問題
点を有していた。
【0023】本発明は上記課題を解決するものであっ
て、測定した被験者の荷重の中心位置とその目標とを、
あらかじめ入力した予測可能な度合を加味した提示方法
で被験者に提示し、精度の高い運動機能検査を実現する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の運動機能検査装置は、第1に、被験者に画
像を提示する画面と、被験者の荷重の中心位置を測定す
る荷重中心測定手段と、被験者の荷重の中心位置を視覚
的に表すマーカ図形と、前記マーカ図形で追跡すべき軌
道を視覚的に表すトレース図形と、画像を生成し前記画
面に出力するとともに被験者の運動機能を評価する処理
手段とを備え、前記トレース図形は時間経過と共に前記
画面上を縦または横方向にスクロールして移動し、前記
マーカ図形は被験者の荷重の中心位置に連動して、前記
画面上を前記トレース図形のスクロール方向と垂直方向
に移動し、前記処理手段は前記トレース図形および前記
マーカ図形を少なくとも含む画像を生成するとともに、
前記マーカ図形の軌跡と前記トレース図形との相対的位
置関係と、前記マーカ図形の軌跡との少なくとも1つか
ら被験者の運動機能を評価する構成となっている。
【0025】第2に、前記第1の手段において、トレー
ス図形を一定間隔に配置された二本の線で表現される図
形としたことである。
【0026】第3に、前記第1または第2の手段におい
て、トレース図形を周期的な規則性を持つ波形としたこ
とである。
【0027】第4に、前記第3の手段において、トレー
ス図形を三角波形としたことである。
【0028】第5に、前記第3の手段において、トレー
ス図形をサイン波形としたことである。
【0029】第6に、前記第3の手段において、トレー
ス図形をステップ波形としたことである。
【0030】第7に、前記第1または第2の手段におい
て、トレース図形をランダムな振幅を持つ波形としたこ
とである。
【0031】第8に、被験者の荷重の中心位置を測定し
て出力する荷重中心測定手段と、被験者の荷重の中心位
置を視覚的に表す図形をマーカ図形とし、前記荷重中心
測定手段で測定した荷重の中心位置から前記マーカ図形
の幾何学的な情報をマーカ図形情報として決定し出力す
るマーカ図形生成手段と、時間経過を加味し幾何学的に
変化して荷重の中心位置の目標を被験者に視覚的に指示
する図形をトレース図形とし、前記トレース図形の幾何
学的な情報をトレース図形情報として決定し出力するト
レース図形生成手段と、前記トレース図形生成手段のト
レース図形情報と前記マーカ図形生成手段のマーカ図形
情報とから、トレース図形とマーカ図形とを少なくとの
描画した画像データを生成して出力する画像生成手段
と、前記画像生成手段から出力された画像データを被験
者に提示する表示手段と、前記トレース図形情報と前記
マーカ図形情報とを逐次的に記録する記録手段と、前記
記録手段の記録から被験者の運動機能を評価する評価手
段ととを具備した構成となっている。
【0032】第9に、前記第8の手段において、被験者
が荷重の中心位置の目標の変化を前以て予測し得る時間
を予測可能時間とし、前記予測可能時間を入力する予測
可能時間入力手段を付加し、マーカ図形生成手段が前記
予測可能時間入力手段で入力した予測可能時間と荷重中
心測定手段で測定した荷重中心位置とからマーカ図形情
報を決定し出力するとしたことである。
【0033】第10に、前記第8の手段において、被験
者が荷重の中心位置の目標の変化を前以て予測し得る時
間を予測可能時間とし、前記予測可能時間を入力する予
測可能時間入力手段と、前記予測可能時間入力手段の予
測可能時間と画像生成手段の画像データとを入力し前記
予測可能時間に合わせて前記画像データの一部を隠ぺい
加工して表示手段に出力する画像加工手段とを付加した
構成となっている。
【0034】第11に、前記第8、第9、第10の手段
において、評価手段を、マーカ図形の軌跡の時間的変化
と、マーカ図形の軌跡とトレース図形とのずれ量と、マ
ーカ図形軌跡の最大振幅とのうち少なくとの1つから被
験者の運動機能を評価する軌跡評価手段で置き換えた構
成となっている。
【0035】第12に、前記第8、第9、第10、第1
1の手段において、トレース図形生成手段が、周期的な
関数で表現し得る波形をトレース図形としてトレース図
形情報を決定し出力するとしたことである。
【0036】第13に、前記第12の手段において、ト
レース図形生成手段が、三角波形をトレース図形として
トレース図形情報を決定し出力するとしたことである。
【0037】第14に、前記第12の手段において、ト
レース図形生成手段が、サイン波形をトレース図形とし
てトレース図形情報を決定し出力するとしたことであ
る。
【0038】第15に、前記第12の手段において、ト
レース図形生成手段が、ステップ波形をトレース図形と
してトレース図形情報を決定し出力するとしたことであ
る。
【0039】第16に、前記第8、第9、第10、第1
1の手段において、トレース図形生成手段が、ランダム
な振幅を持つ波形をトレース図形としてトレース図形情
報を決定し出力するとしたことである。
【0040】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下は、本発明の第1の実施例におけ
る運動機能検査装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0041】図1は本発明の第1の実施例における運動
機能検査装置の装置構成および画面構成の図である。
【0042】図1において、1は被験者の荷重の中心位
置を示すマーカ図形、2は被験者が上体を揺らし荷重の
中心位置を移動することによりマーカ図形1を動かして
追跡する目標であるトレース図形、3は被験者に画像を
提示する画面、4は被験者の荷重中心を測定する重心動
揺計、5は装置全体を制御しデータを処理するコンピュ
ータである。
【0043】図2は本発明の第1の実施例における運動
機能検査装置のハードウエア構成図である。
【0044】図2において、201は被験者が座位をと
るための重心動揺計4に固定された椅子、202は画面
3を備え画像や文字を表示するディスプレイ、203は
ディスプレイ202の高さ位置を調整する調節台、21
1は重心動揺計4からデータを取り込みコンピュータ5
で処理できる形式に変換するインタフェース装置、21
2はユーザから数値情報や文字情報などを受け付けるキ
ーボード、213はディスプレイ202に表示する情報
を一時的に保持しておくビデオRAM、214はプログ
ラムやデータなどを保存しておくハードディスクなどの
補助記憶装置、215は補助記憶装置214からプログ
ラムやデータを読み込んで一時的に保持したり、キーボ
ード212やインタフェースボード211から読み込ん
だデータを一時的に保持する主記憶装置、216は主記
憶装置215に保持されているプログラムを構成する個
々の命令によって、データに対して四則演算や論理演算
などの処理を施したり、コンピュータ5全体の動作を制
御する中央処理装置、217はインタフェースボード2
11、キーボード212、ビデオRAM213、補助記
憶装置214、主記憶装置215、中央処理装置216
を接続するバスであり、中央処理装置216からの制御
によりこのバスを通して各装置間のデータやプログラム
を送受信することができる。
【0045】図7は本発明の第1の実施例における運動
機能検査装置の画面表示の説明図である。
【0046】図7の画面3において、マーカ図形1とト
レース図形2が表示されており、トレース図形2だけが
上から下方向に滑らかにスクロールする。
【0047】図7の画面3において、画面の上端とマー
カ図形1との距離D1をトレース図形がスクロールして移
動する時間が被験者の予測可能時間となる。
【0048】以下は、第1の実施例における運動機能検
査装置の動作概要である。図2に示すように、ディスプ
レイ202を調節台203の上に乗せ、画面3が被験者
の目の高さになるよう調整する。椅子201を重心動揺
計4の上に乗せ、被験者がディスプレイ202の正面に
座るように配置する。
【0049】被験者は、足は重心動揺計4に乗せ、荷重
の中心位置が重心同様計4の中心に一致するように椅子
201に座り、正面のディスプレイ202を見る。椅子
201は重心動揺計4にしっかり固定されており、また
質量は十分に小さいためその慣性も無視でき、被験者の
荷重中心を正確に測定できる。正確には被験者の重心位
置は3次元空間上に定位するが、本実施例では重心動揺
計4で床面に投影された重心位置を荷重中心として測定
している。
【0050】まず、検査時間、予測時間、トレース図形
など検査に必要な情報を検査条件としてキーボード21
1から入力する。
【0051】検査条件を入力すると、中央処理装置21
6は検査に必要なプログラムおよびデータを補助記憶装
置214から読みだし主記憶装置215に格納し、プロ
グラムを開始する。
【0052】このプログラムは中央処理装置216が中
心となって実行され、マーカ図形1とトレース図形2が
ビデオRAM213を経由してディスプレイ202の画
面3に表示する。
【0053】トレース図形は、時間経過とともにディス
プレイ202の画面3を上から下方向にスクロールす
る。
【0054】被験者の上体の動きは、荷重の中心位置と
して重心動揺計4で測定され、さらにインタフェース装
置211でコンピュータ5に取り込まれ、プログラムに
よってマーカ図形1の画面3の左右方向(トレース図形
のスクロール方向と垂直方向)の動きとして表示され
る。
【0055】また、マーカ図形1とトレース図形2の位
置情報は逐次的に補助記憶装置214に記録ファイルと
して保存する。
【0056】これらの動作を検査時間が終了するまで繰
り返す。つまり、ディスプレイ202の画面3を上から
下方向に向けて時間経過とともに滑らかにスクロールす
る三角波のトレース図形2を、被験者は上体の移動に連
動して画面の左右方向(トレース図形2のスクロール方
向と垂直方向)に移動するマーカ図形1で追跡する動作
を一定時間おこなうことになる。
【0057】図3は運動機能の検査結果の表示例であ
る。検査が終了すると、補助記憶装置214から記録フ
ァイルを読み出し、マーカ図形1の軌跡の最大振幅など
を解析することにより被験者の運動機能を検査し、図3
に示すように結果をディスプレイ202の画面3に表示
する。
【0058】次に、第1の実施例における運動機能検査
装置のブロック構成を説明する。図4は本実施例におけ
る運動機能検査装置のブロック図である。
【0059】図4において、101は被験者の荷重の中
心位置を測定して出力する荷重中心測定手段、102は
時間経過に伴ってトレース図形2が画面3をスクロール
するための幾何学的な情報をトレース図形情報として連
続的に生成するトレース図形生成手段、103は被験者
が前以て荷重中心の変化を予測し得る時間の長さを予測
可能時間とし、予測可能時間を指定する予測可能時間入
力手段、105は荷重中心測定手段101の荷重の中心
位置と、予測可能時間入力手段103の予測可能時間と
から、マーカ図形1の幾何学的な情報をマーカ図形情報
として出力するマーカ図形生成手段、106はトレース
図形生成手段102のトレース図形情報とマーカ図形生
成手段105のマーカ図形情報とから、所望の位置にマ
ーカ図形1とトレース図形2を描画した画像データを生
成して出力する画像生成手段、107は画像生成手段1
06から出力された画像データを被験者に提示する表示
手段、108はマーカ図形情報とトレース図形情報とを
逐次的に記録する記録手段、109はマーカ図形1の軌
跡とトレース図形2とのずれ量と、マーカ図形1の軌跡
の最大振幅とから被験者の運動機能を評価し、検査結果
として表示する軌跡評価手段である。
【0060】第1の実施例では、荷重中心測定手段10
1の具体的装置例として、被験者の荷重中心を測定する
重心動揺計4を用いる。
【0061】第1の実施例では、予測可能時間入力手段
103の具体的装置例として、キーボード212を用い
る。
【0062】第1の実施例では、トレース図形生成手段
102、マーカ図形生成手段105、画像生成手段10
6、記録手段108、軌跡評価手段109の具体的装置
例として、コンピュータ5を用いる。
【0063】第1の実施例では、表示手段107の具体
的装置例として、ディスプレイ202を用いる。
【0064】次に第1の実施例における運動機能検査装
置で使用する座標系を図を使って説明する。
【0065】図5は、第1の実施例について重心動揺計
における測定座標系の説明図である。
【0066】図5において、重心動揺計4の中心を原点
Oとし、図5に示すX,Y軸をそれぞれ設ける。
【0067】図6は、第1の実施例についてディスプレ
イ202における画面座標系の説明図である。
【0068】図6において、画面3の左上の点を原点O
とし、図6に示すX,Y軸をそれぞれ設る。
【0069】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、重心動揺計4での被験者の重心位置の測定範囲の上
限値として、測定座標系のX,Y方向それぞれ変数grab
_x[mm]および変数grab_y[mm]を使用し、測定した被験者
の重心位置の値として、測定座標系のX,Y方向それぞ
れ変数pos_x[mm]および変数pos_y[mm]を使用する。
【0070】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、ディスプレイ202の画面3の大きさとして、画面
座標系のX,Y方向それぞれ変数disp_x[mm]および変数
disp_y[mm]を使用する。
【0071】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、検査時間と予測時間として、それぞれ変数ttime[se
c]および変数ptime[sec]を使用し、トレース図形の波形
の種類と振幅と周期として、それぞれ変数W、変数A[m
m]、変数T[sec]を使用する。
【0072】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、検査開始からの経過時間として変数time[sec]を使
用し、記録カウンタとして変数cを使用し、ループ処理
用一時変数として、変数iおよび変数tを使用する。
【0073】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、画面3の上端とマーカ図形1との距離D1として、変
数D1[mm]を使用する。
【0074】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、マーカ図形情報として、画面座標系のX,Y方向に
おいてマーカ図形の位置変数mdata_x[mm], mdata_y[m
m]およびマーカ図形の半径変数mdata_r[mm]を使用す
る。
【0075】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、トレース図形情報として、画面座標系のX,Y方向
においてトレース図形を構成する点の配列変数(tdata_
x, tdata_y)を使用し、単位は[mm]とする。
【0076】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、記録用として、経過時間配列変数rec_timeおよびト
レース図形配列変数rec_txおよびマーカ図形配列変数re
c_mxを使用する。
【0077】第1の実施例における運動機能検査装置で
は、最大重心移動幅として、左右それぞれ変数BR[mm]お
よび変数BL[mm]を使用し、トレース図形とマーカ図形と
のずれ平均として、全体、右、左についてそれぞれ変数
ST[mm]および変数SR[mm]および変数SL[mm]を使用し、一
時変数として変数BBを使用する。
【0078】ここで、第1の実施例で使用する変数およ
び配列変数は、主記憶装置215に格納され、配列変数
の格納領域は十分に大きく、必要なだけの要素数が使用
できるものとする。
【0079】第1の実施例における運動機能検査装置の
詳細な動作について、フローチャートを用いて説明す
る。
【0080】図14から図24は、第1の実施例におけ
る運動機能検査装置の詳細動作のフローチャートであ
る。
【0081】図14は第1の実施例の全体フローチャー
トである。まず、検査の準備手順から説明する。
【0082】荷重中心測定手段101の測定限界値およ
び表示手段107の画面サイズを各変数に設定し、予測
可能時間は予測可能時間入力手段103によって入力
し、トレース図形の波形種や振幅、周期、検査時間もキ
ーボード212で入力しトレース図形生成手段102に
設定し、検査の経過時間および記録用カウンタを初期化
し準備が完了する(図1のステップS1〜S3)。
【0083】ここで、トレース図形2は10[mm/sec]の速
度で画面3をスクロールするものとする。
【0084】つぎに検査手順を説明する。まず、経過時
間と記録カウンタを更新する(図14のステップS
4)。
【0085】次に荷重中心測定手段101で被験者の荷
重中心を測定する(図14のステップS5)。
【0086】マーカ図形生成手段105で、(数1)に
基づいて距離D1を計算し、荷重中心位置と予測時間か
ら画面座標系におけるマーカ位置情報を計算してマーカ
図形情報を生成する(図14のステップS6およびS
7,図15のステップS6―1〜S6―2,図16のス
テップS7―1〜S7―2)。
【0087】
【数1】
【0088】トレース図形生成手段102で波形の種
類、振幅などの検査条件と経過時間からトレース図形を
構成する600個の点情報を計算する(図14のステッ
プS8,図17のステップS8―1〜S8―3,図18
のステップS8―3―1〜S8―3―4)。
【0089】この時、三角波のトレース波形については
図18に示すフローチャートで計算する(図18のステ
ップS8―3―1〜S8―3―4)。
【0090】また、サイン波のトレース図形については
図19に示すフローチャートで計算する(図19のステ
ップS8―3―11〜S8―3―12)。
【0091】また、ステップ波のトレース図形について
は図20に示すフローチャートで計算する(図20のス
テップS8―3―21〜S8―3―24)。
【0092】また、ランダム波のトレース図形について
は図21に示すフローチャートで計算する(図21のス
テップS8―3―31〜S8―3―32)。
【0093】次に、画像生成手段106でトレース図形
情報とマーカ図形情報とから画像を生成し(図14のス
テップS9,図22のステップS9―1〜S9―2)、
表示手段107に表示する(図14のステップS1
0)。
【0094】さらに、記録手段108で経過時間とマー
カ図形位置とトレース図形位置とを組にして記録する
(図14のステップS11,図23のステップS11―
1〜S11―2)。
【0095】そして、検査時間が終了したかどうかを判
断し(図14のステップS12)、検査時間が終了する
まで、以上の一連の動作(図14のステップS4〜S1
1)を繰り返す。
【0096】最後に、検査時間が終了すると、軌跡評価
手段109は記録手段108から記録を読み出し、最大
重心移動幅などについて解析し検査結果を表示する(図
14のステップS13,図24のステップS13―1〜
S13―12)。
【0097】(実施の形態2)以下は、本発明の第2の
実施例における運動機能検査装置について、図面を参照
しながら説明する。
【0098】本発明の第2の実施例におけるハードウエ
ア構成は、第1の実施例と同一であり、説明を省略す
る。
【0099】図8は本発明の第2の実施例における画面
表示の説明図である。図8に示す第2の実施例の画面構
成では、図7に示す第1の実施例の画面表示に加えて画
面3の下方向にスクロールするトレース図形の上方を被
験者に隠すための画像隠ぺい領域6がある。
【0100】画面3において、画像隠ぺい領域6の最下
部とマーカ図形1との距離D2をトレース図形がスクロー
ルして移動する時間が被験者の予測可能時間となる。
【0101】次に、第2の実施例における運動機能検査
装置のブロック構成を説明する。図9は第2の実施例に
おける運動機能検査装置のブロック構成である。
【0102】図9において、101は被験者の荷重の中
心位置を測定して出力する荷重中心測定手段、102は
時間経過に伴ってトレース図形2が画面3をスクロール
するための幾何学的な情報をトレース図形情報として連
続的に生成するトレース図形生成手段、103は被験者
が前以て荷重中心の変化を予測し得る時間の長さを予測
可能時間とし、予測可能時間を指定する予測可能時間入
力手段、105は荷重中心測定手段101の荷重の中心
位置から、マーカ図形1の幾何学的な情報をマーカ図形
情報として出力するマーカ図形生成手段、106はトレ
ース図形生成手段102のトレース図形情報とマーカ図
形生成手段105のマーカ図形情報とから、所望の位置
にマーカ図形1とトレース図形2を描画した画像データ
を生成して出力する画像生成手段、104は画像生成手
段106から出力された画像データに対し、予測可能時
間入力手段103の予測可能時間を加味して、画像の一
部を隠ぺいして出力する画像加工手段、107は画像加
工手段104から出力された画像データを被験者に提示
する表示手段、108はマーカ図形情報とトレース図形
情報とを逐次的に記録する記録手段、109はマーカ図
形1の軌跡とトレース図形2とのずれ量と、マーカ図形
1の軌跡の最大振幅とから被験者の運動機能を評価し、
検査結果として表示する軌跡評価手段である。
【0103】第2の実施例では、荷重中心測定手段10
1、予測可能時間入力手段103、トレース図形生成手
段102、マーカ図形生成手段105、画像生成手段1
06、記録手段108、軌跡評価手段109の具体的装
置例として、第1の実施例と同様とする。
【0104】第2の実施例では、画像加工手段104の
具体的装置例として、コンピュータ5を用いる。
【0105】第2の実施例における運動機能検査装置で
使用する座標系は、図5、図6で説明した第1の実施例
における座標系と同じである。
【0106】第2の実施例で使用する変数は、第1の実
施例で使用する変数に加え以下の変数を使用する。
【0107】すなわち、画像隠ぺい領域6の代表点を左
上点(hx0,hy0)と右下点(hx1,hy1)とし、それぞれ変数hx
0, hy0, hx1, hy1を使用する。
【0108】また、画面3において画像隠ぺい領域の最
下部とマーカ図形との距離D2として変数D2を使用する。
【0109】ここで、第2の実施例で使用する全ての変
数は第1の実施例と同様に、主記憶装置215に格納す
る。
【0110】第2の実施例における運動機能検査装置の
詳細動作について、第1の実施例と異なる部分を中心に
して、フローチャートを用いて説明する。
【0111】図25から図27は第2の実施例における
詳細動作のフローチャートである。図25は第2の実施
例の全体のフローチャートである。
【0112】図25においてステップT1〜ステップT
5は、第1の実施例における図14のテップS1〜ステ
ップS5と同一である。
【0113】マーカ図形生成手段105では、第1の実
施例と異なり予測時間に無関係にマーカの位置を決定す
る(図25のステップT6,図26のステップT6―1
〜T6―2)。
【0114】図25においてステップT7〜ステップT
9は、第1の実施例における図14のステップS7〜ス
テップS9と同一である。
【0115】画像加工手段104では、予測時間入力手
段103で入力した予測時間から(数2)を使って距離
D2を計算し、さらに隠ぺいすべき領域を計算し、その領
域を隠ぺいする(図25のステップT21,図27のス
テップT21―1〜T21―3)。
【0116】
【数2】
【0117】図25におけるステップT10〜ステップ
T13は、第1の実施例における図14のステップS1
0〜ステップS12と同一である。
【0118】以上のように、第1および第2の実施例で
はスクロールするトレース図形2を提示するとともに、
予測時間を考慮して距離D1,D2を計算し画面3における
マーカ図形1の縦方向の位置mdata_yを決定することに
より、予測可能時間を正確に定めた検査を行え、正確な
運動機能の検査が可能となる。
【0119】また、第1および第2の実施例ではスクロ
ールするトレース図形2を提示するとともに、被験者の
荷重中心位置でマーカ図形1を左右方向に移動すること
により、被験者への荷重中心位置の指示がわかりやすく
正確に行なうことができる。
【0120】また、第1および第2の実施例ではステッ
プS2またはステップT2で種類Wを指定することによ
り、トレース図形として三角波のほか、サイン波形、ス
テップ波形、ランダム波形が使用できる。
【0121】これらの波形を使った場合の画面表示例と
効果を図を使って説明する。トレース図形として三角波
を使用することにより、左右方向に連続した動作におい
て特に等速度な姿勢変更の指示および正確な検査が可能
となる。
【0122】図10は三角関数のサイン波形をトレース
図形とした場合の画面表示例を示す図である。
【0123】トレース図形として図10に示すようにサ
イン波形を用いることにより、左右方向に連続した動作
において、特に無理なく滑らかな反転動作を含む姿勢変
更の指示および正確な検査が可能となる。
【0124】図11はステップ波形をトレース図形とし
た場合の画面表示例を示す図である。
【0125】トレース図形として図11に示すステップ
波形を用いることにより、左右方向に連続した動作にお
いて、特に急激な姿勢変化および姿勢保持の指示および
正確な検査が可能となる。
【0126】図12は振幅がランダムに変化するランダ
ム波形をトレース図形とした場合の画面表示例を示す図
である。
【0127】トレース図形として図12に示すランダム
波形を用いることにより、左右方向に連続した動作にお
いて、特に多彩な姿勢変更の指示および正確な検査が可
能となる。
【0128】図13は三角波形を一定間隔を保つ二本の
線で表現した波形をトレース図形とした場合の画面表示
例である。
【0129】なお、第1および第2の実施例では、トレ
ース図形として一定間隔を保つ二本の線で波形を作るこ
とにより、左右方向に連続した動作において、特にある
範囲内に姿勢を保つという姿勢変更の指示および正確な
検査が可能となる。図13のように二本線で三角波形を
構成した波形の他に、サイン波形、ステップ波形、ラン
ダム波形を二本線で構成することも可能である。
【0130】図30は被験者の前後方向の運動機能を検
査するための画面表示例を表す図である。
【0131】なお、第1および第2の実施例では、被験
者の上体の左右揺らしについて検査を行ったが、図30
に示すように、トレース図形2を画面右から左に向かっ
てスクロールさせ、被験者の荷重中心位置の前後方向の
変化をトレース図形2の画面上下方向の移動に置き換え
ることにより、被験者の上体の前後方向の運動機能検査
も可能となる。
【0132】なお、第1および第2の実施例では、椅子
201は脱着可能となっており、椅子201を取り外し
て、重心動揺計4上で被験者が直立して検査を行うこと
により、立位検査も可能である。
【0133】なお、第1および第2の実施例において、
マーカ図形の大きさおよびトレース図形の線幅を変更す
ることにより、被験者の視力や検査環境に合わせること
が可能となり、より正確な運動機能検査が可能となる。
【0134】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スクロー
ルするトレース図形を提示するとともに、予測時間を考
慮して画面にマーカ図形を配置することにより、予測可
能時間を正確に定めた検査を行なうことが可能となり、
正確な運動機能の検査が可能となる。
【0135】また、スクロールするトレース図形を提示
するとともに、被験者の荷重中心位置でマーカ図形をス
クロール方向と垂直方向に移動することにより、被験者
への荷重中心位置の指示がわかりやすく正確に行なうこ
とができる。
【0136】また、トレース図形として三角波を使用す
ることにより、前後方向/左右方向に連続した動作にお
いて、特に等速度な姿勢変更を伴う正確な運動機能の検
査が可能となる。
【0137】また、トレース図形として三角関数のサイ
ン波を使用することにより、前後方向/左右方向に連続
した動作において、特に無理なく滑らかな反転動作を含
む姿勢変更を伴う正確な運動機能の検査が可能となる。
【0138】また、トレース図形としてステップ波形を
用いることにより、前後方向/左右方向に連続した動作
において、特に急激な姿勢変化および姿勢保持を伴う正
確な運動機能の検査が可能となる。
【0139】また、トレース図形として振幅がランダム
に変化するすランダム波形を用いることにより、前後方
向/左右方向に連続した動作において、特に多彩な姿勢
変更を伴う正確な運動機能の検査が可能となる。
【0140】また、トレース図形として一定間隔を保つ
二本の線で波形を作ることにより、前後方向/左右方向
に連続した動作において、特にある範囲内に姿勢を保つ
という姿勢変更を伴う正確な運動機能の検査が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における運動機能検査装
置の装置構成および画面構成を示す図
【図2】本発明の第1および第2の実施例における運動
機能検査装置のハードウエア構成図
【図3】本発明の第1および第2の実施例における運動
機能検査装置の検査結果の画面表示例を示す図
【図4】本発明の第1の実施例における運動機能検査装
置のブロック図
【図5】本発明の第1および第2の実施例における運動
機能検査装置の重心動揺計での測定座標系の説明図
【図6】本発明の第1および第2の実施例における運動
機能検査装置の画面での表示座標系の説明図
【図7】本発明の第1の実施例における運動機能検査装
置の画面表示の説明図
【図8】本発明の第2の実施例における運動機能検査装
置の画面表示の説明図
【図9】本発明の第2の実施例における運動機能検査装
置のブロック図
【図10】本発明の第1および第2の実施例における運
動機能検査装置のサイン波形をトレース図形に用いた画
面表示例の説明図
【図11】本発明の第1および第2の実施例における運
動機能検査装置のステップ波形をトレース図形に用いた
画面表示例の説明図
【図12】本発明の第1および第2の実施例における運
動機能検査装置のランダム波形をトレース図形に用いた
画面表示例の説明図
【図13】本発明の第1および第2の実施例における運
動機能検査装置の二本線三角波形をトレース図形に用い
た画面表示例の説明図
【図14】本発明の第1の実施例における運動機能検査
装置の全体フローチャート
【図15】本発明の第1の実施例における運動機能検査
装置のマーカ位置決定処理のフローチャート
【図16】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置のマーカ図形情報生成処理のフローチ
ャート
【図17】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置のトレース図形情報生成処理のフロー
チャート
【図18】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置の三角波計算処理のフローチャート
【図19】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置のサイン波計算処理のフローチャート
【図20】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置のステップ波計算処理のフローチャー
【図21】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置のランダム波計算処理のフローチャー
【図22】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置の画像生成処理のフローチャート
【図23】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置の記録処理のフローチャート
【図24】本発明の第1および第2のの実施例における
運動機能検査装置の軌跡評価処理のフローチャート
【図25】本発明の第2の実施例における運動機能検査
装置の全体フローチャート
【図26】本発明の第2の実施例における運動機能検査
装置のマーカ位置決定処理のフローチャート
【図27】本発明の第2の実施例における運動機能検査
装置の画像隠ぺい処理のフローチャート
【図28】従来の運動機能検査装置のブロック図
【図29】従来の運動機能検査装置の荷重中心追跡の様
子を説明する画面構成図
【図30】本発明の第1および第2の実施例における運
動機能検査装置の画面表示の説明図
【符号の説明】 1 マーカ図形 2 トレース図形 3 画面 4 重心動揺計 5 コンピュータ 6 画像隠ぺい領域 11 床面 12 駆動手段 13 荷重中心検出手段 14 ターゲット表示手段 15 フィードバック手段 16 制御手段 21 ターゲット 22 荷重中心マーク 23 ターゲットの軌跡 24 荷重中心マークの軌跡 101 荷重中心測定手段 102 トレース図形生成手段 103 予測可能時間入力手段 104 画像加工手段 105 マーカ図形生成手段 106 画像生成手段 107 表示手段 108 記録手段 109 軌跡評価手段 201 椅子 202 ディスプレイ 203 調節台 211 インタフェース装置 212 キーボード 213 ビデオRAM 214 補助記憶装置 215 主記憶装置 216 中央処理装置 217 バス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者に画像を提示する画面と、被験者
    の荷重の中心位置を測定する荷重中心測定手段と、被験
    者の荷重の中心位置を視覚的に表すマーカ図形と、前記
    マーカ図形で追跡すべき軌道を視覚的に表すトレース図
    形と、 画像を生成し前記画面に出力するとともに被験者の運動
    機能を評価する処理手段とを備え、 前記トレース図形は時間経過と共に前記画面上を縦また
    は横方向にスクロールして移動し、前記マーカ図形は被
    験者の荷重の中心位置に連動して、前記画面上を前記ト
    レース図形のスクロール方向と垂直方向に移動し、前記
    処理手段は前記トレース図形および前記マーカ図形を少
    なくとも含む画像を生成するとともに、前記マーカ図形
    の軌跡と前記トレース図形との相対的位置関係と、前記
    マーカ図形の軌跡との少なくとも1つから被験者の運動
    機能を評価することを特徴とする運動機能検査装置。
  2. 【請求項2】 トレース図形が、一定間隔に配置された
    二本の線で表現される図形であることを特徴とする請求
    項1記載の運動機能検査装置。
  3. 【請求項3】 トレース図形が周期的な規則性を持つ波
    形であることを特徴とする請求項1または2記載の運動
    機能検査装置。
  4. 【請求項4】 トレース図形が三角波形であることを特
    徴とする請求項3記載の運動機能検査装置。
  5. 【請求項5】 トレース図形がサイン波形であることを
    特徴とする請求項3記載の運動機能検査装置。
  6. 【請求項6】 トレース図形がステップ波形であること
    を特徴とする請求項3記載の運動機能検査装置。
  7. 【請求項7】 トレース図形がランダムな振幅を持つ波
    形であることを特徴とする請求項1または2記載の運動
    機能検査装置。
  8. 【請求項8】 被験者の荷重の中心位置を測定して出力
    する荷重中心測定手段と、 被験者の荷重の中心位置を視覚的に表す図形をマーカ図
    形とし、前記荷重中心測定手段で測定した荷重の中心位
    置から前記マーカ図形の幾何学的な情報をマーカ図形情
    報として決定し出力するマーカ図形生成手段と、 時間経過を加味し幾何学的に変化して荷重の中心位置の
    目標を視覚的に被験者に指示する図形をトレース図形と
    し、前記トレース図形の幾何学的な情報をトレース図形
    情報として決定し出力するトレース図形生成手段と、 前記トレース図形生成手段のトレース図形情報と前記マ
    ーカ図形生成手段のマーカ図形情報とから、トレース図
    形とマーカ図形とを少なくとも描画した画像データを生
    成して出力する画像生成手段と、 前記画像生成手段から出力された画像データを被験者に
    提示する表示手段と、 前記トレース図形情報と前記マーカ図形情報とを逐次的
    に記録する記録手段と、前記記録手段の記録から被験者
    の運動機能を評価する評価手段とを具備することを特徴
    とする運動機能検査装置。
  9. 【請求項9】 被験者が荷重の中心位置の目標の変化を
    前以て予測し得る時間を予測可能時間とし、前記予測可
    能時間を入力する予測可能時間入力手段を付加し、 マーカ図形生成手段が前記予測可能時間入力手段で入力
    した予測可能時間と荷重中心測定手段で測定した荷重中
    心位置とからマーカ図形情報を決定し出力するものであ
    ることを特徴とする請求項8記載の運動機能検査装置。
  10. 【請求項10】 被験者が荷重の中心位置の目標の変化
    を前以て予測し得る時間を予測可能時間とし、前記予測
    可能時間を入力する予測可能時間入力手段と、前記予測
    可能時間入力手段の予測可能時間と画像生成手段の画像
    データとを入力し前記予測可能時間に合わせて前記画像
    データの一部を隠ぺい加工して表示手段に出力する画像
    加工手段とを付加したことを特徴とする請求項8記載の
    運動機能検査装置。
  11. 【請求項11】 評価手段を、 マーカ図形の軌跡の時間的変化と、マーカ図形の軌跡と
    トレース図形とのずれ量と、マーカ図形軌跡の最大振幅
    とのうち少なくとの1つから被験者の運動機能を評価す
    る軌跡評価手段で置き換えたことを特徴とする請求項
    8、9または10記載の運動機能検査装置。
  12. 【請求項12】 トレース図形生成手段が、 周期的な関数で表現し得る波形をトレース図形としてト
    レース図形情報を決定し出力するものであることを特徴
    とする請求項8〜11の何れかに記載の運動機能検査装
    置。
  13. 【請求項13】 トレース図形生成手段が、 三角波形をトレース図形としてトレース図形情報を決定
    し出力するものであることを特徴とする請求項12記載
    の運動機能検査装置。
  14. 【請求項14】 トレース図形生成手段が、 サイン波形をトレース図形としてトレース図形情報を決
    定し出力するものであることを特徴とする請求項12記
    載の運動機能検査装置。
  15. 【請求項15】 トレース図形生成手段が、 ステップ波形をトレース図形としてトレース図形情報を
    決定し出力するものであることを特徴とする請求項12
    記載の運動機能検査装置。
  16. 【請求項16】 トレース図形生成手段が、 ランダムな振幅を持つ波形をトレース図形としてトレー
    ス図形情報を決定し出力するものであることを特徴とす
    る請求項8〜11の何れかに記載の運動機能検査装置。
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