JPH1193514A - 車両用スライドドアの給電構造 - Google Patents

車両用スライドドアの給電構造

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JPH1193514A
JPH1193514A JP10152661A JP15266198A JPH1193514A JP H1193514 A JPH1193514 A JP H1193514A JP 10152661 A JP10152661 A JP 10152661A JP 15266198 A JP15266198 A JP 15266198A JP H1193514 A JPH1193514 A JP H1193514A
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JP
Japan
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power supply
door
pulley
vehicle
guide rail
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JP10152661A
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English (en)
Inventor
Kenji Kato
健二 加藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開扉時に給電ケーブルが外部に露出しない車
両用スライドドアの給電構造を提供する。 【解決手段】 給電コード90をガイドレール5に挿通
し、その一端をガイドレール5内で給電コード90を支
持するブラケット37および支持アーム12を経由させ
てドア側ハーネス93に結線し、他端をガイドレール5
の前方に配設されたコード巻取りユニット80により巻
き取って車体側ハーネスに結線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用スライドド
アの給電構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スライドドアを開放位置に移動させた状
態でもスライドドアに配置した電装品にボデー側から給
電を可能とするため、実開昭63−947号公報に開示
されたスライドドアの配線構造では、スライドドアの開
閉に伴ってハーネスをリトラクタに巻取らせたり、引き
出したりするようにしている。また、特開平6−297
950号公報に開示された車両用スライドドアの給電装
置では、スライドドアに配置した電装品に対して、開扉
時にはバネの付勢力に抗して給電ケーブルをケースから
引き出し、閉扉時には該付勢力により給電ケーブルをケ
ース内に収納するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭63―947号公報および特開平6−297950
号公報に記載のものは何れも、開扉時引き出されたハー
ネス等が外部に露出するため、外観を損ねるとともに、
荷物等が引っ掛かって断線する虞がある。本発明は、上
記に鑑みてなされたものであり、開扉時に給電ケーブル
が外部に露出しない車両用スライドドアの給電構造を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明の車両用スライドドアの給電
構造は、車体の開口部下縁に配設され、前端が車体内方
へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部に支持アー
ムおよび該支持アームに軸支したローラ支持部材を介し
て支持された水平ローラにより、ドアの前端下部におけ
る水平方向移動を案内するようにした車両用スライドド
アにおいて、前記ガイドレール内に挿通した給電コード
の一端を、前記ローラ支持部材に固定され、ガイドレー
ル内で給電コードを支持するブラケットおよび前記支持
アームを経由させてドア側ハーネスに結線し、他端を、
前記ガイドレールの前方において車体側に配設され、渦
巻きバネにより巻取り方向への回転力が付与されたプー
リに巻取って車体側ハーネスに結線したことを特徴とす
る。
【0005】請求項2に記載の本発明の車両用スライド
ドアの給電構造は、請求項1に記載の車両用スライドド
アの給電構造において、前記ガイドレールの湾曲部に、
給電コードをガイドレール内面から離間させる凸部を設
けたことを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の本発明の車両用スライド
ドアの給電構造は、請求項2に記載の車両用スライドド
アの給電構造において、前記給電コードの、ドア開時前
記凸部と最初に接触する部位に、耐摩耗性を有するプロ
テクターを装着したことを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の本発明の車両用スライド
ドアの給電構造は、車体の開口部下縁に配設され、前端
が車体内方へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部
に支持アームおよび該支持アームに軸支したローラ支持
部材を介して支持された水平ローラにより、ドアの前端
下部における水平方向移動を案内するとともに、前記車
体の下部に電動モータによって駆動される駆動プーリと
従動プーリを配設し、両プーリ間に掛け渡した無端歯付
ベルトと前記ローラ支持部材とを牽引ブラケットにより
連結してスライドドアを電動で開閉するようにした車両
用スライドドアにおいて、前記無端歯付ベルトの外周に
テープ状の給電コードを接離自在に重ね合わせ、その一
端を前記牽引ブラケットおよび支持アームを経由させて
ドア側ハーネスに結線し、他端を無端歯付ベルトから分
離させて渦巻きバネにより巻取り方向への回転力が付与
されたプーリに巻取って車体側ハーネスに結線したこと
を特徴とする。
【0008】請求項5に記載の本発明の車両用スライド
ドアの給電構造は、車体の開口部下縁に配設され、前端
が車体内方へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部
に、支持アームおよび該支持アームに軸支したローラ支
持部材を介して支持された水平ローラにより、ドアの前
端下部における水平方向移動を案内するようにした車両
用スライドドアにおいて、前記ガイドレールに沿ってス
リット付のガイドチューブを配設し、該ガイドチューブ
内に挿通した給電コードの一端を、前記ローラ支持部材
に固定され、先端がガイドチューブのスリットを貫通し
てガイドチューブ内に位置し、該ガイドチューブ内で給
電コードを支持する牽引ブラケットおよび前記支持アー
ムを経由させてドア側ハーネスに結線し、他端を渦巻き
バネにより巻取り方向への回転力が付与されたプーリに
巻取って車体側ハーネスに結線したことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の車両用スライ
ドドアの給電構造によれば、給電コードはスライドドア
の開閉移動に伴ってプーリから引き出されたり、プーリ
ーに巻取られたりする。給電コードはガイドレール内に
挿通されているため、プーリから引き出されても外部に
露出せず、外観を損ねることがないとともに、荷物等が
引っ掛かって断線することもない。
【0010】請求項2に記載の車両用スライドドアの給
電構造によれば、給電コードはガイドレールの湾曲部に
設けた凸部によりガイドレールの湾曲部においてガイド
レールの内面から離間させられるため、ガイドレールの
湾曲部における給電コードのガイドレールとの接触面積
が小さく、ガイドレールの湾曲部において給電コードが
ガイドレール内面の広い範囲を摺接する場合に比し、給
電コードの摩耗を軽減することができる。
【0011】請求項3に記載の車両用スライドドアの給
電構造によれば、ドア開時、給電コードに装着したプロ
テクターが最初にガイドレールの凸部に摺接して凸部に
付着したダストを除去するため、ダストによる給電コー
ドの摩耗が防止される。
【0012】請求項4に記載の車両用スライドドアの給
電構造によれば、電動モータにより駆動プーリを駆動す
ると、駆動プーリと従動プーリ間に掛け渡した無端歯付
ベルトが回転し、無端歯付ベルトに連結されたスライド
ドアが開閉移動する。給電コードはスライドドアの開閉
移動に伴ってプーリから引き出されたり、プーリーに巻
取られたりする。無端歯付ベルトは、車体の下部に配設
した駆動プーリと従動プーリ間に掛け渡されており、か
つ、給電コードは無端歯付ベルトの外周に重なり合い、
無端歯付ベルトと一体に移動するため、給電コードが外
部に露出して外観を損ねることがないとともに、荷物等
が引っ掛かって断線することもない。
【0013】請求項5に記載の車両用スライドドアの給
電構造によれば、給電コードはスライドドアの開閉移動
に伴ってプーリから引き出されたり、プーリーに巻取ら
れたりする。給電コードはガイドチューブ内に挿通され
ているため、スライドドアが急閉されて弛んだ場合でも
ガイドチューブによって保持され、垂れ下がることがな
い。またガイドチューブにより走行時の給電コードのば
たつきが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)第1実施形態は請求項1に係る発明の
実施形態であり、図1〜図4に基づいて説明する。スラ
イドドア1は、車体2に形成した開口3の上下縁及び該
車体2の後部側壁の上下方向中央にそれぞれ配設したア
ッパレール4、ロアレール(ガイドレール)5及びセン
ターレール45に、スライドドア1の前端上部B、前端
下部C及び後端中央Dにそれぞれ配設したアッパローラ
6、ロアローラ7及び図略のセンターローラが係合して
案内され、スライドドア1が車体2に沿ってスライドす
るようになっている。各レール4,5,45の前端は車
体内方に湾曲しており、スライドドア1は、開くときは
車体外方に振り出されたのち後方にスライドし、閉じる
ときは前方にスライドしたのち全閉位置付近で車体内方
に引き込まれる。
【0015】ロアローラ7は、ローラ支持部材8に設け
た左右の垂直軸9に水平ローラ70が軸支され、ローラ
支持部材8の垂直軸9間に設けた水平軸10に走行ロー
ラ11が軸支されて構成されている。ローラ支持部材8
は支持アーム12の垂直軸13に回動自在に枢着されて
いる。支持アーム12は、スライドドア1に固着された
L形のブラケット14に取り付けられている。アッパロ
ーラ6は、支持アーム12aに軸支された水平ローラ6
0によって構成されている。そして、図略のセンターロ
ーラは、ロアローラ7と同様に2個の水平ローラと1個
の走行ローラとがローラ支持部材に取り付けられて構成
されており、ローラ支持部材は支持アームに回動可能に
枢着されている。
【0016】スライドドア1の自動開閉装置21は、上
記開口3の乗降用のステップパネル22の下面に、ロア
レール、プーリ等の各種部品、および電動モータ等の機
能部品をモジュール化して組み込んだものである。ロア
レール5の両端部付近には従動プーリ23,24が配置
され、両従動プーリ23,24の間において従動プーリ
23よりに駆動プーリ27が配置されている。駆動プー
リ27は、大径の歯付プーリ28と小径の歯付プーリ2
9とを同一軸上に一体に形成したもので、駆動プーリ2
7の歯付プーリ28と従動プーリ23,24間には無端
歯付ベルト30が掛け渡されている。また駆動プーリ2
7と従動プーリ24の間には無端歯付ベルト30の弛み
や垂れ下がりを防止するためのアイドルプーリ26が配
置されている。
【0017】電動モータ31には電磁クラッチ32を介
して歯付プーリ33が連結されており、ステップパネル
22に一体に固定されている。そして歯付プーリ33と
駆動プーリ27の歯付プーリ29間に無端歯付ベルト3
4が掛け渡されている。電磁クラッチ32が結合される
と、電動モータ31の回転駆動力が、歯付プーリ33、
無端歯付ベルト34、歯付プーリ29(歯付プーリ2
8)、無端歯付ベルト30の順に伝達される。従動プー
リ23,24間において無端歯付ベルト34のロアレー
ル5側部分が、ステップパネル22に固定されたベルト
ガイド35によってロアレール5の湾曲形状に沿うよう
に湾曲させられている。無端歯付ベルト30のロアレー
ル5側部分に、ローラ支持部材8が牽引ブラケット36
により連結されている。
【0018】ロアレール5の前方(図の左側)には、コ
ード巻取りユニット80が配設されている。コード巻取
りユニット80は渦巻きバネ86により一方向に回転力
が付与されたプーリ84を備えている。図4に示すよう
にプーリ84は中空で、有底円筒状のケース81の中心
に突設された管状の軸部82によって軸支されている。
ケース81の上部開口は蓋85により閉塞されている。
渦巻きバネ86はプーリ84の上面に固定されたバネケ
ース87に収容され、一端がバネケース87に係止され
るとともに、他端が蓋85の下面中心に突設された管状
の軸部85aに係止されている。またケース81の軸部
82には管状のシャフト83が嵌挿されている。
【0019】プーリ84の外周壁には螺旋状のコード巻
回溝89が形成されており、プーリ84に巻回された給
電コード90がコード巻回溝89に嵌まり込むようにな
っている。プーリ84に巻回された給電コード90の一
端側は、プーリ84の外周壁を貫通してプーリ84の内
部のコード巻回室88内に導かれるとともに、ケース8
1の軸部82の回りに弛みをもたせて巻回され、軸部8
2とシャフト83の外周壁を貫通して、シャフト83内
を通ってケース81の外部に導き出され、車体側ハーネ
ス91に結線されている。また、プーリ84に巻回され
た給電コード90の他端側は、ケース81の側面に設け
た案内孔92からケース81外へ導き出され、ロアレー
ル5の前端からロアレール5内に挿入されている。ロー
ラー支持部材8には、先端がロアレール5内に位置する
ブラケット37が固定されており、ロアレール5内に挿
通された給電コード90はロアレール5内でブラケット
37の先端に止着されるとともに、支持アーム12を経
由してドア側ハーネス93に結線されている。
【0020】上記構成によれば、電動モータ31により
駆動プーリ27が駆動されると、駆動プーリ27と従動
プーリ23,24間に掛け渡した無端歯付ベルト30が
回転する。無端歯付ベルト30には、牽引ブラケット3
6によってローラ支持部材8が連結されているため、ス
ライドドア1が牽引されて車体2の開口3が開閉され
る。給電コード90はスライドドア1の開閉移動に伴
い、渦巻きバネ86の付勢力に抗してケース81の側面
の案内孔92を通ってプーリ84から引き出されたり、
渦巻きバネ86の付勢力によりプーリに巻取られたりす
る。プーリ84から引き出された給電コード90はロア
レール内に挿通されているためプーリ84から引き出さ
れても外部に露出せず、外観を損ねることがないととも
に、荷物等が引っ掛かって断線することもない。またプ
ーリ84のコード巻回室88に導かれてシャフト83の
周りに弛みをもたせて巻回された給電コード90は、プ
ーリ84の回動に従って巻数および巻径を変化させなが
らプーリ84と軸部82間の相対回転を許容する。尚、
牽引ブラケット36の先端をロアレール5またはガイド
チューブ51内に延出し、牽引ブラケット36により給
電コード90をロアレール5またはガイドチューブ51
内で支持することにより、スライドドア1と無端歯付ベ
ルト30を連結するための牽引ブラケット36と、給電
コード90をロアレール5またはガイドチューブ51内
支持するためのブラケット37,38とを一体化しても
よい。
【0021】(第2実施形態)第2実施形態は請求項4
に係る発明の実施形態であり、図5〜図7に基づいて説
明する。図5に示すスライドドア1の自動開閉装置21
は第1実施形態で説明したものと同一の構造である。ア
イドルプーリ26の隣にはコード巻取りユニット100
が配設されている。コード巻取りユニット100は渦巻
きバネ106により一方向へ回転力が付与されたプーリ
104を備えている。図6および図7に示すようにプー
リ104は中空で、有底円筒状のケース101の中心に
突設された軸部102により軸支されている。ケース1
01の上部開口は蓋105により閉塞されている。渦巻
きバネ106はプーリ84の上面に固定されたバネケー
ス107に収容され、一端がバネケース107に係止さ
れるとともに、他端が蓋105の下面中心に突設された
管状の軸部105aに係止されている。またケース10
1の軸部102には管状のシャフト103が嵌挿されて
いる。
【0022】給電コード109は、一端がシャフト10
3内に導いた車体側ハーネス110に結線され、シャフ
ト103の縦溝103bおよび軸部102の縦溝102
aからプーリ104の内部のコード巻回室108に導か
れるとともに、軸部102に弛みをもたせて巻回されて
いる。またプーリ104の外周壁に形成した開口111
から、開口111に立設した平行ピン112,113間
を通ってプーリ104の外側へ導き出され、プーリ10
4の外周に軸部102への巻方向とは逆方向に巻回さ
れ、ケース101に形成したコード案内孔114からケ
ース101外へ導き出されている。導き出された給電コ
ード109は無端歯付ベルト30の外周に重なり合い、
無端歯付ベルト30とともに駆動プーリ27の歯付プー
リ28および従動プーリ23に掛け渡され、牽引ブラケ
ット36に止着されるとともに支持アーム12を経由し
てドア側ハーネス115に結線されている。
【0023】上記構造によれば、電動モータ31により
駆動プーリ27が駆動されると、駆動プーリ27と従動
プーリ23,24間に掛け渡した無端歯付ベルト30が
回転する。無端歯付ベルト30には、牽引ブラケット3
6によってローラ支持部材8が連結されているため、ス
ライドドア1が牽引されて車体2の開口3が開閉され
る。給電コード100はスライドドア1の開閉移動に伴
い、渦巻きバネ106の付勢力に抗してケース101の
側面の案内孔102を通ってプーリ104から引き出さ
れたり、渦巻きバネ106の付勢力によりプーリ104
に巻取られたりする。無端歯付ベルト30は、車体の下
部に配設した駆動プーリ27と従動プーリ23,24間
に掛け渡されており、かつ、給電コード100は無端歯
付ベルト30の外周に重なり合い、無端歯付ベルト30
と一体に移動するため、給電コード30が外部に露出し
て外観を損ねることがないとともに、荷物等が引っ掛か
って断線することもない。またプーリ104のコード巻
回室108に導かれてシャフト103の周りに弛みをも
たせて巻回された給電コード109は、プーリ104の
回転に従って巻数および巻径を変化させながら、プーリ
104と軸部102間の相対回転を許容する。
【0024】(第3実施形態)第3実施形態は請求項5
に係る発明の実施形態であり、図8、図9に示すように
第1実施形態で説明した車両用スライドドアの給電構造
において、ロアレール5の内面に沿ってガイドチューブ
51を設け、プーリ84から引き出された給電コード9
0がこのガイドチューブ51内に挿通するようにしたも
のである。ガイドチューブ51は断面C字形でロアレー
ル5の全長に渡って設けられている。またローラ支持部
材8には、先端がガイドチューブ51のスリット52を
貫通してガイドチューブ51内に位置するブラケット3
7が固定されている。給電コード90はガイドチューブ
51内でブラケット37の先端に止着されている。ブラ
ケット37はスライドドア1の開閉移動に伴いスリット
52に沿ってガイドチューブ51内を移動できるように
なっている。上記構成によれば、給電コード90はガイ
ドチューブ51内に挿通されているため、スライドドア
1が急閉されて弛んだ場合でもガイドチューブ51によ
って保持され、垂れ下がることがない。また、ガイドチ
ューブ51により走行時の給電コード90のばたつきが
防止される。
【0025】(第4実施形態)第4実施形態は請求項5
に係る発明の他の実施形態である。第3実施形態ではガ
イドチューブ51がロアレール5の内面に設けられてい
るのに対して、第4実施形態は、図10に示すようにガ
イドケース51がガイドレール5の外面に沿って設けら
れている点でのみ相違する。そして第3実施の形態と同
様に給電コード90はガイドチューブ51内に挿通され
ているため、スライドドア1が急閉されて弛んだ場合で
もガイドチューブ51によって保持され、垂れ下がるこ
とがない。また、ガイドチューブ51により走行時の給
電コード90のばたつきが防止される。
【0026】(第5実施形態)第5実施形態は請求項2
および請求項3に係る発明の実施形態であり、図11〜
図14に示すように第1実施形態で説明した車両用スラ
イドドアの給電構造において、ロアレール5前端の湾曲
部に、給電コード90をロアレール5内面から離間させ
る凸部53が設けられるとともに、前記給電コード90
の、ドア開時前記凸部53と最初に接触する部位に、耐
摩耗性を有するプロテクター94が装着されている。プ
ロテクター94の材料としてはナイロンなどが用いられ
る。上記構造によれば、給電コード90はロアレール5
の湾曲部に設けた凸部53によりロアレール5の湾曲部
においてロアレール5の内面から離間させられるため、
ロアレール5の湾曲部における給電コード90のロアレ
ール5との接触面積が小さく、ロアレール5の湾曲部に
おいて給電コード90がロアレール5内面の広い範囲を
摺接する場合に比し、給電コード90の摩耗を軽減する
ことができる。またドア開時、給電コード90に装着し
たプロテクター94が最初にロアレール5の凸部53に
摺接して凸部53に付着したダストを除去するため、ダ
ストよる給電コード90の摩耗が防止される。なお図中
38は、ローラ支持部材8に固定され、先端がロアレー
ル5内に位置して給電コード90をロアレール5内で支
持するブラケットであり、第1実施形態のブラケット3
7と同一の機能を有するものである。
【0027】尚、上記各実施形態では本発明をスライド
ドア自動開閉装置を備えた車両に適用した例を示した
が、請求項4を除く請求項に係る発明については、スラ
イドドア自動開閉装置を備えない手動式のスライドドア
を備えた車両にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライドドア自動開閉装置21の配設位置を示
す概略斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】第1実施形態におけるスライドドア自動開閉装
置21の概略の構成を示す平面図である。
【図4】第1実施形態におけるコード巻取りユニット8
0の断面図である。
【図5】第2実施形態におけるスライドドア自動開閉装
置21の概略の構成を示す平面図である。
【図6】第2実施形態におけるコード巻取りユニット1
00の断面図である。
【図7】図6におけるB−B線断面図である。
【図8】第3実施形態の主要構成部品の斜視図である。
【図9】第3実施形態の要部断面図である。
【図10】第4実施形態の要部断面図である。
【図11】第5実施形態の概略を示す要部平面図であ
る。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】第5実施形態の要部斜視図である。
【図14】第5実施形態の要部平面図である。
【符号の説明】
1・・・ スライドドア 2・・・ 車体 5・・・ ロアレール(ガイドレール ) 8・・・ ローラ支持部材 12・・・支持アーム 23,24・・・ 従動プーリ 27・・・ 駆動プーリ 28・・・ 歯付プーリ 30・・・ 無端歯付ベルト 31・・・ 電動モータ 36・・・ 牽引ブラケット 51・・・ ガイドチューブ 53・・・ 凸部 80,100・・・ コード巻取りユニット 84,104・・・ プーリ 86,106・・・ 渦巻きバネ 90,109・・・ 給電コード 91,110・・・ 車体側ハーネス 93,115・・・ ドア側ハーネス 94・・・プロテクター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の開口部下縁に配設され、前端が車
    体内方へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部に支
    持アームおよび該支持アームに軸支したローラ支持部材
    を介して支持された水平ローラにより、ドアの前端下部
    における水平方向移動を案内するようにした車両用スラ
    イドドアにおいて、前記ガイドレール内に挿通した給電
    コードの一端を、前記ローラ支持部材に固定され、ガイ
    ドレール内で給電コードを支持するブラケットおよび前
    記支持アームを経由させてドア側ハーネスに結線し、他
    端を、前記ガイドレールの前方において車体側に配設さ
    れ、渦巻きバネにより巻取り方向への回転力が付与され
    たプーリに巻取って車体側ハーネスに結線したことを特
    徴とする車両用スライドドアの給電構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールの湾曲部に、給電コー
    ドをガイドレール内面から離間させる凸部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用スライドドアの給電
    構造。
  3. 【請求項3】 前記給電コードの、ドア開時前記凸部と
    最初に接触する部位に、耐摩耗性を有するプロテクター
    を装着したことを特徴とする請求項2記載の車両用スラ
    イドドアの給電構造。
  4. 【請求項4】 車体の開口部下縁に配設され、前端が車
    体内方へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部に支
    持アームおよび該支持アームに軸支したローラ支持部材
    を介して支持された水平ローラにより、ドアの前端下部
    における水平方向移動を案内するとともに、前記車体の
    下部に電動モータによって駆動される駆動プーリと従動
    プーリを配設し、両プーリ間に掛け渡した無端歯付ベル
    トと前記ローラ支持部材とを牽引ブラケットにより連結
    してスライドドアを電動で開閉するようにした車両用ス
    ライドドアにおいて、前記無端歯付ベルトの外周にテー
    プ状の給電コードを接離自在に重ね合わせ、その一端を
    前記牽引ブラケットおよび支持アームを経由させてドア
    側ハーネスに結線し、他端を無端歯付ベルトから分離さ
    せて渦巻きバネにより巻取り方向への回転力が付与され
    たプーリに巻取って車体側ハーネスに結線したことを特
    徴とする車両用スライドドアの給電構造。
  5. 【請求項5】 車体の開口部下縁に配設され、前端が車
    体内方へ湾曲するガイドレールと、ドアの前端下部に支
    持アームおよび該支持アームに軸支したローラ支持部材
    を介して支持された水平ローラにより、ドアの前端下部
    における水平方向移動を案内するようにした車両用スラ
    イドドアにおいて、前記ガイドレールに沿ってスリット
    付のガイドチューブを配設し、該ガイドチューブ内に挿
    通した給電コードの一端を、前記ローラ支持部材に固定
    され、先端がガイドチューブのスリットを貫通してガイ
    ドチューブ内に位置し、該ガイドチューブ内で給電コー
    ドを支持する牽引ブラケットおよび前記支持アームを経
    由させてドア側ハーネスに結線し、他端を渦巻きバネに
    より巻取り方向への回転力が付与されたプーリに巻取っ
    て車体側ハーネスに結線したことを特徴とする車両用ス
    ライドドアの給電構造。
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