JPH1190623A - トーチろう付け装置 - Google Patents
トーチろう付け装置Info
- Publication number
- JPH1190623A JPH1190623A JP25019997A JP25019997A JPH1190623A JP H1190623 A JPH1190623 A JP H1190623A JP 25019997 A JP25019997 A JP 25019997A JP 25019997 A JP25019997 A JP 25019997A JP H1190623 A JPH1190623 A JP H1190623A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas flow
- flame temperature
- flame
- temperature
- torch brazing
- Prior art date
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- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接合不良を無くすことが可能なトーチろう付
け装置を提供する。 【解決手段】 ガス流量調節バルブ３付きの複数の火口
２を有するガスバーナ１と、各火口２の火炎の温度分布
図を作成するサーモグラフィ装置４と、得られた温度分
布図から各火口２の火炎温度を求める演算装置５と、得
られた火炎温度が基準値より低い場合には開度大、火炎
温度が基準値より高い場合には開度小となるように各ガ
ス流量調節バルブ３の開度を調節する制御装置６とを備
えている。
け装置を提供する。 【解決手段】 ガス流量調節バルブ３付きの複数の火口
２を有するガスバーナ１と、各火口２の火炎の温度分布
図を作成するサーモグラフィ装置４と、得られた温度分
布図から各火口２の火炎温度を求める演算装置５と、得
られた火炎温度が基準値より低い場合には開度大、火炎
温度が基準値より高い場合には開度小となるように各ガ
ス流量調節バルブ３の開度を調節する制御装置６とを備
えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数箇所を同時
にトーチろう付けするトーチろう付け装置に関する。
にトーチろう付けするトーチろう付け装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数箇所を同時にトーチろう付け
するトーチろう付け装置としては、ガス流量調節バルブ
付きの複数の火口を有するガスバーナが知られている。
この装置では、ガス流量調節バルブの開度を調節してガ
ス流量の均一化を図っている。
するトーチろう付け装置としては、ガス流量調節バルブ
付きの複数の火口を有するガスバーナが知られている。
この装置では、ガス流量調節バルブの開度を調節してガ
ス流量の均一化を図っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトーチろう
付け装置では、ガス流量調節バルブの開度調節だけでは
ガス流量が均一にならず、ガス流量不足またはガス流量
過多によって火炎温度が適正値から外れ、接合不良が起
こるという問題があった。
付け装置では、ガス流量調節バルブの開度調節だけでは
ガス流量が均一にならず、ガス流量不足またはガス流量
過多によって火炎温度が適正値から外れ、接合不良が起
こるという問題があった。
【０００４】この発明の目的は、接合不良を無くすこと
が可能なトーチろう付け装置を提供することにある。
が可能なトーチろう付け装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明によるトーチろ
う付け装置は、ガス流量調節バルブ付きの複数の火口を
有するガスバーナと、各火口の火炎の温度分布図を作成
するサーモグラフィ装置と、得られた温度分布図から各
火口の火炎温度を求める演算装置と、得られた火炎温度
が基準値より低い場合には開度大、火炎温度が基準値よ
り高い場合には開度小となるように各ガス流量調節バル
ブの開度を調節する制御装置とを備えているものであ
る。
う付け装置は、ガス流量調節バルブ付きの複数の火口を
有するガスバーナと、各火口の火炎の温度分布図を作成
するサーモグラフィ装置と、得られた温度分布図から各
火口の火炎温度を求める演算装置と、得られた火炎温度
が基準値より低い場合には開度大、火炎温度が基準値よ
り高い場合には開度小となるように各ガス流量調節バル
ブの開度を調節する制御装置とを備えているものであ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【０００７】図１に示すトーチろう付け装置は、ガス流
量調節バルブ(3) 付きの複数の火口(2) を有するガスバ
ーナ(1) と、各火口(2) の火炎の温度分布図を作成する
サーモグラフィ装置(4) と、サーモグラフィ装置(4) で
得られた温度分布図から各火口(2) の火炎温度を求める
パソコン（演算装置）(5) と、パソコン(5) による計算
結果に基づいてすべての火口(2) の火炎温度が等しくな
るようにガスバーナ(1) の各ガス流量調節バルブ(3) の
開度を調節する制御装置(6) とを備えている。
量調節バルブ(3) 付きの複数の火口(2) を有するガスバ
ーナ(1) と、各火口(2) の火炎の温度分布図を作成する
サーモグラフィ装置(4) と、サーモグラフィ装置(4) で
得られた温度分布図から各火口(2) の火炎温度を求める
パソコン（演算装置）(5) と、パソコン(5) による計算
結果に基づいてすべての火口(2) の火炎温度が等しくな
るようにガスバーナ(1) の各ガス流量調節バルブ(3) の
開度を調節する制御装置(6) とを備えている。
【０００８】この装置によりろう付けされるものとして
は、例えば、ソーラー・パネル(10)がある。ソーラー・
パネル(10)は、互いに間隔をおいて平行に配置された一
対の銅製ヘッダパイプ(11)と、両端が両ヘッダパイプ(1
1)に接続された並列状の銅製通水管(12)と、並列状の通
水管(12)を覆うアルミニウム製集熱板(13)とよりなる。
各ヘッダパイプ(11)と通水管(12)の接続部には、リング
状のろう材(14)がセットされ、すべての通水管(12)の一
端部が１回のろう付け作業により、ヘッダパイプ(11)に
接合される。
は、例えば、ソーラー・パネル(10)がある。ソーラー・
パネル(10)は、互いに間隔をおいて平行に配置された一
対の銅製ヘッダパイプ(11)と、両端が両ヘッダパイプ(1
1)に接続された並列状の銅製通水管(12)と、並列状の通
水管(12)を覆うアルミニウム製集熱板(13)とよりなる。
各ヘッダパイプ(11)と通水管(12)の接続部には、リング
状のろう材(14)がセットされ、すべての通水管(12)の一
端部が１回のろう付け作業により、ヘッダパイプ(11)に
接合される。
【０００９】ガスバーナ(1) は、通水管(12)の数に等し
い数の火口(2) を有しており、ガス流量調節バルブ(3)
は、例えばコントロール・モータを正逆転させることに
より、その開度が調節されている。
い数の火口(2) を有しており、ガス流量調節バルブ(3)
は、例えばコントロール・モータを正逆転させることに
より、その開度が調節されている。
【００１０】サーモグラフィ装置(4) としては、温度分
布を２次元にカラー表示するもの（例えばサーマルビジ
ョンカメラと称されているもの）が用いられている。
布を２次元にカラー表示するもの（例えばサーマルビジ
ョンカメラと称されているもの）が用いられている。
【００１１】このトーチろう付け装置によると、各火口
(2) の火炎温度がサーモグラフィ装置(4) で測定され、
得られた温度分布図すなわち二次元の温度情報に基づい
て、パソコン(5) により各火口(2) の火炎温度が計算さ
れ、この計算結果が制御装置(6) に送られる。制御装置
(6) は、火炎温度が基準値より低い火口(2) のガス流量
調節バルブ(3) には、バルブ開度を大きくする信号を、
火炎温度が基準値より高い火口(2) のガス流量調節バル
ブ(3) には、バルブ開度を小さくする信号を出力する。
こうして、すべての火口(2) の火炎温度が基準値に等し
くなるようにガスバーナ(1) の各ガス流量調節バルブ
(3) の開度が調節される。これにより、すべてのろう付
け箇所が同条件でろう付けされ、火炎温度が設定範囲を
外れることによる接合不良を防止することができる。
(2) の火炎温度がサーモグラフィ装置(4) で測定され、
得られた温度分布図すなわち二次元の温度情報に基づい
て、パソコン(5) により各火口(2) の火炎温度が計算さ
れ、この計算結果が制御装置(6) に送られる。制御装置
(6) は、火炎温度が基準値より低い火口(2) のガス流量
調節バルブ(3) には、バルブ開度を大きくする信号を、
火炎温度が基準値より高い火口(2) のガス流量調節バル
ブ(3) には、バルブ開度を小さくする信号を出力する。
こうして、すべての火口(2) の火炎温度が基準値に等し
くなるようにガスバーナ(1) の各ガス流量調節バルブ
(3) の開度が調節される。これにより、すべてのろう付
け箇所が同条件でろう付けされ、火炎温度が設定範囲を
外れることによる接合不良を防止することができる。
【００１２】なお、サーモグラフィ装置(4) は、熱電対
温度計に比べて、応答性が迅速でありかつ劣化の心配が
無いという点で優れており、また、ポイントだけを見る
放射温度計に比べて、火炎の温度を幅広く同時に見れる
点で優れている。また、ガス流量を調節するには、電磁
弁を使用してこれをオン・オフすることによっても可能
であるが、この場合には、不完全燃焼等の不具合が生じ
る恐れがあるという問題がある。
温度計に比べて、応答性が迅速でありかつ劣化の心配が
無いという点で優れており、また、ポイントだけを見る
放射温度計に比べて、火炎の温度を幅広く同時に見れる
点で優れている。また、ガス流量を調節するには、電磁
弁を使用してこれをオン・オフすることによっても可能
であるが、この場合には、不完全燃焼等の不具合が生じ
る恐れがあるという問題がある。
【００１３】
【発明の効果】この発明のトーチろう付け装置による
と、各火口の火炎の温度分布図がサーモグラフィ装置に
より求められ、得られた温度分布図すなわち二次元の温
度情報に基づいて各火口の火炎温度が求められ、その火
炎温度が基準値より低い場合にはバルブ開度大の信号
が、火炎温度が基準値より高い場合にはバルブ開度小の
信号が制御装置から出力される。こうして、すべての火
口の火炎温度が基準値に等しくなるようにガスバーナの
各ガス流量調節バルブの開度が調節されるから、すべて
のろう付け箇所が同条件でろう付けでき、したがって、
火炎温度が設定範囲から外れることによる接合不良を防
止することができる。
と、各火口の火炎の温度分布図がサーモグラフィ装置に
より求められ、得られた温度分布図すなわち二次元の温
度情報に基づいて各火口の火炎温度が求められ、その火
炎温度が基準値より低い場合にはバルブ開度大の信号
が、火炎温度が基準値より高い場合にはバルブ開度小の
信号が制御装置から出力される。こうして、すべての火
口の火炎温度が基準値に等しくなるようにガスバーナの
各ガス流量調節バルブの開度が調節されるから、すべて
のろう付け箇所が同条件でろう付けでき、したがって、
火炎温度が設定範囲から外れることによる接合不良を防
止することができる。
【図１】この発明によるトーチろう付け装置を概略的に
示す図である。
示す図である。
(1) ガスバーナ (2) 火口 (3) ガス流量調節バルブ (4) サーモグラフィ装置 (5) パソコン（演算装置） (6) 制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 ガス流量調節バルブ(3) 付きの複数の火
口(2) を有するガスバーナ(1) と、各火口(2) の火炎の
温度分布図を作成するサーモグラフィ装置(4) と、得ら
れた温度分布図から各火口(2) の火炎温度を求める演算
装置(5) と、得られた火炎温度が基準値より低い場合に
は開度大、火炎温度が基準値より高い場合には開度小と
なるように各ガス流量調節バルブ(3) の開度を調節する
制御装置(6) とを備えているトーチろう付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25019997A JPH1190623A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | トーチろう付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25019997A JPH1190623A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | トーチろう付け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1190623A true JPH1190623A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17204305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25019997A Abandoned JPH1190623A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | トーチろう付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1190623A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009148807A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Kanto Auto Works Ltd | 亜鉛メッキ鋼板のろう付け監視装置および亜鉛メッキ鋼板のろう付け監視方法 |
| CN105312708A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-02-10 | 南京凯微机电科技有限公司 | 一种两工位火焰钎焊机 |
| CN107802187A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-03-16 | 禾川（泉州）生物科技有限责任公司 | 一种智能热成像的铜锣烧燃烤机 |
| EP3495082A1 (en) * | 2017-11-29 | 2019-06-12 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for brazing |
| WO2019219030A1 (zh) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 分气装置及具有其的燃烧器和热水器 |
| US10744582B2 (en) | 2013-09-25 | 2020-08-18 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for brazing |
| CN113182674A (zh) * | 2021-01-13 | 2021-07-30 | 苏州汇思阳光科技有限公司 | 平板太阳能集热器板芯焊接方法 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25019997A patent/JPH1190623A/ja not_active Abandoned
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009148807A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Kanto Auto Works Ltd | 亜鉛メッキ鋼板のろう付け監視装置および亜鉛メッキ鋼板のろう付け監視方法 |
| US10744582B2 (en) | 2013-09-25 | 2020-08-18 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for brazing |
| US10888942B2 (en) | 2013-09-25 | 2021-01-12 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for brazing |
| CN105312708A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-02-10 | 南京凯微机电科技有限公司 | 一种两工位火焰钎焊机 |
| EP3495082A1 (en) * | 2017-11-29 | 2019-06-12 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for brazing |
| CN107802187A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-03-16 | 禾川（泉州）生物科技有限责任公司 | 一种智能热成像的铜锣烧燃烤机 |
| WO2019219030A1 (zh) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 分气装置及具有其的燃烧器和热水器 |
| CN113182674A (zh) * | 2021-01-13 | 2021-07-30 | 苏州汇思阳光科技有限公司 | 平板太阳能集热器板芯焊接方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040916 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060724 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060825 |