JPH1186070A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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JPH1186070A
JPH1186070A JP24402897A JP24402897A JPH1186070A JP H1186070 A JPH1186070 A JP H1186070A JP 24402897 A JP24402897 A JP 24402897A JP 24402897 A JP24402897 A JP 24402897A JP H1186070 A JPH1186070 A JP H1186070A
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JP
Japan
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coin
transport
sensor
detecting
coins
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JP24402897A
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English (en)
Inventor
Koji Noda
浩司 野田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、硬貨の搬送不良に起因した硬貨の
誤鑑査を防止でき、信頼性の高い硬貨処理装置を提供す
る。 【解決手段】銀行のATMなどに搭載される硬貨処理装
置は、硬貨の特徴(真偽や金種など)を光学的および磁
気的に識別するための鑑査部7を備えている。鑑査部7
は、硬貨を搬送する搬送面7a、およびこの搬送面7a
に対して立設されたセンサ基準面7bを有している。硬
貨は、センサ基準面7bから所定距離離間した位置でセ
ンサ基準面7bに沿って搬送される。鑑査部7は、硬貨
の側面形状を検出するギザセンサ30、硬貨の径および
センサ基準面7bから硬貨端部までの距離を検出する径
センサ40、および硬貨の材質を検出する材質センサ6
0を有している。径センサ40で検出した基準面からの
距離が基準範囲を超えている場合に、当該硬貨をリトラ
イ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、銀行な
どの金融機関における現金自動預出金機などに搭載さ
れ、硬貨の入金処理および出金処理を自動的に行なう循
環式の硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行などの金融機関には、硬貨や紙幣な
どの現金を取り扱う現金自動預出金機が設置されてい
る。この現金自動預出金機には、硬貨の入出金処理を自
動的に行なう循環式の硬貨処理装置が組込まれている。
【0003】この硬貨処理装置は、入金時には、入金硬
貨を受け入れてその真偽や金種の識別を行ない、この識
別結果に従って入金硬貨をそれぞれ対応した金種別金庫
に収納する。出金時は、各金種別金庫から必要な金種の
硬貨を必要な枚数だけ取出し、その真偽や金種の識別を
行なった後、払い出すようにしている。
【0004】この種の硬貨処理装置は、硬貨を搬送ベル
トで搬送面に押付けながら強制的に搬送する搬送機構、
および搬送される硬貨の特徴(真偽や金種など)を光学
的および磁気的に識別するための鑑査部を備えている。
搬送機構は、搬送面の搬送方向に沿った一側に立設され
た搬送基準面に沿って硬貨を搬送し、鑑査部へ供給す
る。尚、搬送機構の上流には、硬貨を搬送基準面に押付
けるための幅寄せ機構が設けられている。
【0005】鑑査部は、硬貨の材質を磁気的に検出する
材質検出センサ、および硬貨の外径を光学的に検出する
外径検出センサを備え、さらに、外貨の排除および鑑別
性の向上を目的として、硬貨の側面の凹凸形状(ギザギ
ザ模様や刻印)を光学的に検出する側面ギザ検出センサ
(以下、単にギザセンサと称する)を備えている。
【0006】ギザセンサは、搬送基準面に沿って搬送面
より外側に近接して設けられ、搬送基準面に沿って搬送
される硬貨の側面に光を集光して照射するとともにその
反射光を受光して、受光した反射光をデジタル信号化し
て硬貨の側面の凹凸形状を検出する。ギザセンサは、硬
貨の側面に対する焦点距離を適切な範囲に設定するた
め、搬送基準面より所定距離だけ後退した位置に正確に
位置決めされて配設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、硬貨を搬送
基準面に押付ける幅寄せ機構によって硬貨が搬送基準面
に対して正常に押付けられずに硬貨の搬送不良(幅寄せ
不良)を生じると、硬貨の側面とギザセンサとの間の距
離が一定せず、焦点距離が不安定となりセンサによる検
出信号のレベルが低下され、検出不良を生じる場合があ
る。この場合、例えば側面にギザギザ模様を有する外国
硬貨であっても“ギザ無し”が誤検出されてしまい、他
のセンサによって検出される物理量(径や材質)が正貨
と一致した場合には当該硬貨を正貨として識別してしま
うといった誤鑑査の問題が生じる。
【0008】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、硬貨の搬送不良に起因した硬貨の誤鑑
査を防止でき、信頼性の高い硬貨処理装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の硬貨処理装置は、硬
貨を搬送路の一端面から所定距離に揃えて搬送する搬送
手段と、この搬送手段にて搬送される硬貨の特徴を識別
する識別手段と、上記搬送手段にて搬送される硬貨の上
記一端面からのズレ量を検出する検出手段と、この検出
手段にて検出したズレ量が予め設定した基準値を超えて
いることを条件に、上記識別手段による当該硬貨の識別
結果を無効とし、当該硬貨をリトライ処理する制御手段
と、を備えている。
【0010】また、この発明のうち請求項2記載の硬貨
処理装置によると、上記リトライ処理の有無、リトライ
処理する金種、およびリトライ処理の回数を設定する設
定手段を更に備えていることを特徴とする。
【0011】また、この発明のうち請求項3記載の硬貨
処理装置は、硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃え
て搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って配置され、
上記搬送手段にて搬送される硬貨の上記一端面側の側面
に光を照射して該側面からの反射光を受光し、この反射
光から該側面の凹凸形状を検出する側面形状検出手段
と、上記搬送手段にて上記搬送路上を搬送される硬貨の
上記一端面からのズレ量を検出するズレ量検出手段と、
上記ズレ量検出手段にて検出したズレ量が予め設定した
基準値を超えていることを条件に、上記側面形状検出手
段による当該硬貨の検出結果を無効とし、当該硬貨を上
記搬送手段にて再搬送し、上記側面形状検出手段にて該
硬貨の側面の凹凸形状を再検出させるリトライ処理をす
る制御手段と、を備えている。
【0012】また、この発明のうち請求項4記載の硬貨
処理装置によると、上記リトライ処理の有無、リトライ
処理する金種、およびリトライ処理の回数を設定する設
定手段を更に備えていることを特徴とする。
【0013】また、この発明のうち請求項5記載の硬貨
処理装置は、硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃え
て搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って配置された
基準面を有し、上記搬送手段によって上記基準面から所
定距離離間した所定の搬送位置を搬送される硬貨の特徴
を識別する識別手段であって、上記基準面に対向して設
けられ、上記搬送位置を搬送される硬貨の側面に光を照
射して該側面からの反射光を受光し、この反射光から該
側面の凹凸形状を検出する側面ギザ検出センサ、および
上記搬送位置を搬送される硬貨の表面に光を照射してそ
の影の最大値を測定することにより当該硬貨の径を検出
するとともに、上記基準面から上記影の端部までの距離
の最小値を測定することにより当該硬貨の上記基準面か
らの距離を検出する外径検出センサを有する識別手段
と、上記外径検出センサによって検出した当該硬貨の基
準面からの距離が予め設定した基準範囲を超えているこ
とを条件に、上記側面ギザ検出手段による当該硬貨の検
出結果を無効とし、当該硬貨を上記搬送手段にて再搬送
し、上記識別手段に再供給させるリトライ制御を実行す
る制御手段と、を備えている。
【0014】また、この発明のうち請求項6記載の硬貨
処理装置によると、上記リトライ制御の実行の有無、リ
トライ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行
する回数を設定する設定手段を更に備えていることを特
徴とする。
【0015】また、この発明のうち請求項7記載の硬貨
処理装置によると、上記リトライ制御の実行の有無、リ
トライ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行
する回数を上記制御手段に指令する指令手段を更に備え
ていることを特徴とする。
【0016】また、この発明のうち請求項8記載の硬貨
処理装置は、硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃え
て搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って配置された
基準面を有し、上記搬送手段によって上記基準面から所
定距離離間した所定の搬送位置を搬送される硬貨の特徴
を識別する識別手段であって、上記基準面に対向して設
けられ、上記搬送位置を搬送される硬貨の側面に光を照
射して該側面からの反射光を受光し、この反射光から該
側面の凹凸形状を検出する側面ギザ検出センサ、上記搬
送位置を搬送される硬貨の表面に光を照射してその影の
最大値を測定することにより当該硬貨の径を検出すると
ともに、上記基準面から上記影の端部までの距離の最小
値を測定することにより当該硬貨の上記基準面からの距
離を検出する外径検出センサ、および上記搬送位置を搬
送される硬貨を通る磁界を形成し、このときの透過磁束
量を測定することにより当該硬貨の材質を検出する材質
検出センサを有する識別手段と、上記外径検出センサに
よって検出した当該硬貨の基準面からの距離が予め設定
した基準範囲を超えていることを条件に、上記側面ギザ
検出手段による当該硬貨の検出結果を無効とし、当該硬
貨を上記搬送手段にて再搬送し、上記識別手段に再供給
させるリトライ制御を実行する制御手段と、を備えてい
る。
【0017】また、この発明のうち請求項9記載の硬貨
処理装置によると、上記リトライ制御の実行の有無、リ
トライ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行
する回数を設定する設定手段を更に備えていることを特
徴とする。
【0018】更に、この発明のうち請求項10記載の硬
貨処理装置によると、上記リトライ制御の実行の有無、
リトライ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実
行する回数を上記制御手段に指令する指令手段を更に備
えていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1には、現
金自動預出金機(ATM)等に搭載される循環式の硬貨
処理装置の全体的な構成を概略的に示してある。
【0020】1は入出金口としての回転可能な受皿で、
入金時には、装置外部から処理すべき各種混合した複数
金種の硬貨が投入され、出金時には、装置外部へ払出す
各種混合した複数金種の硬貨が放出される。受皿1は、
硬貨が投入されると、回転することにより受入れた硬貨
を鉛直下方に配設された遠心円盤構造の上部繰出部2に
落下させる。上部繰出部2は、受皿1から落下された硬
貨を遠心力で分離するとともに、円盤2aの出口に設け
られた高さ規制ガイド(図示しない)で規制して、1枚
ずつ繰出す。
【0021】上部繰出部2の円盤2aの出口に隣接した
位置には、ピックアップローラ3が配設されるととも
に、ピックアップローラ3で繰出された硬貨を強制搬送
する搬送手段としての搬送路4が配設されている。搬送
路4は、互いに離間された一対のローラ4a、4b間に
張設された搬送ベルト6を略水平な搬送面5に押付けて
走行させる。搬送路4の一側、即ち図中奥側には、略水
平な搬送面5に対して垂直に延びた搬送基準面(図示せ
ず)が形成されている。また、ピックアップローラ3
は、上部繰出部2から繰出された硬貨をこの搬送基準面
に押付ける方向に僅かに傾斜して設けられている。従っ
て、ピックアップローラ3によって繰出された硬貨は、
搬送基準面に押付けられて搬送面5上で揃えられて所定
位置を搬送される。
【0022】また、搬送路4に取出された硬貨は、ピッ
クアップローラ3と搬送路4との回転速度比により、所
定ピッチづつ離間されて1枚ずつ搬送されるようになっ
ている。
【0023】通常、上部繰出部2の方がピックアップロ
ーラ3より硬貨の繰出能力が高いため、ピックアップロ
ーラ3の手前には、ほぼ連続して硬貨が繋がる状態とな
る。後続の硬貨(外径:Dia)がピックアップローラ3
の回転速度で駆動され、自身の径だけ進む時間、先に取
出した硬貨は下流の搬送路4の搬送速度で駆動されるこ
ととなり、硬貨の搬送ピッチXint は、 Xint =(V2・Dia)/V1 V1:上流駆動回転数(ピックアップローラ3の回転
数) V2:下流駆動回転数(搬送路4の回転数) となる。
【0024】搬送路4は、上部繰出部2から繰出される
硬貨を、搬送面5上に搬送ベルト6によって押付けなが
ら強制的に搬送し、下流に配設された識別手段である鑑
査部7(後述する)へ送る。鑑査部7は、搬送されてく
る硬貨の特徴(真偽や種類など)を光学的および磁気的
に識別する。
【0025】鑑査部7を通過した硬貨は、再び搬送路4
によって更に下流へと強制的に搬送され、下流に配設さ
れた選別部8へ送られる。選別部8は、搬送路4によっ
て搬送される硬貨を鑑査部7の識別結果に基づき金種別
(種類別)に選別する。選別部8は、たとえば、周知の
対向式ゲート9,…などで構成されていて、これらゲー
ト9,…を選択的に開閉駆動することにより、硬貨を金
種別に選別する。
【0026】選別部8によって選別された硬貨は、その
下方に配設された金種別集積部としての金種別金庫(金
種別集積部)10,…内に投入され、金種別に整列され
て集積される。
【0027】鑑査部7でリジェクト硬貨であることが識
別された硬貨(或いは、後述するリトライ硬貨)は、選
別部8を通過されて、金種別金庫10の下流側に配設さ
れたUターン搬送路11を介して下流搬送路12に導か
れ、この下流搬送路12によって受皿1へと返却され
る。
【0028】金種別金庫10が満杯のとき、過剰硬貨を
収納するためのオーバーフローボックス13が鑑査部7
の下流側に配置されており、周知の対向式ゲート14な
どによって硬貨が投入される。
【0029】オーバーフローボックス13が満杯となっ
た場合などには、選別部8の下流に配設された金庫15
に周知の対向式ゲート16などにより過剰硬貨を回収す
る。なお、装置外部から硬貨を補充する場合にも、この
金庫15に補充硬貨が投入される。
【0030】金種別金庫10に所定数量の硬貨が収納さ
れていない状態のときには、出金処理に備え、金庫15
から金種別金庫10への補充動作が行なわれる。すなわ
ち、金庫15の下部に設けられた往復ピッカなどで構成
される硬貨投出部(図示しない)により、金庫15から
指定数量の硬貨を取出し、金種別金庫10の下方に配設
された下部繰出部17に投入する。下部繰出部17は、
上記上部繰出部2と同様の遠心円盤構造である。
【0031】下部繰出部17は、金庫15から投出され
た硬貨を1枚ずつ繰出して、平ベルトなどで構成された
挟込式の縦コンベア18へ送り、この縦コンベア18を
介して上部繰出部2へ硬貨を搬送する。上部繰出部2に
搬送された硬貨は、前述同様に1枚ずつ繰出されて搬送
路4で搬送され、鑑査部7において真偽や種類を識別し
た後、選別部8により選別されて所定の金種別金庫10
に収納される。
【0032】以上は硬貨の入金処理を行なう入金処理系
についての説明であるが、次に、硬貨の出金処理を行な
う出金処理系について説明する。出金処理は、金種別金
庫10から硬貨を取出して受皿1へ払出す。すなわち、
各金種別金庫10,…の下部にそれぞれ配設された往復
ピッカなどで構成される硬貨投出部19,…により、各
金種別金庫10,…から指定数量の硬貨を取出し、各金
種別金庫10,…の下方に配設された下部繰出部17に
投出する。
【0033】下部繰出部17は、各金種別金庫10,…
から投出された硬貨を1枚ずつ繰出して縦コンベア18
へ送り、この縦コンベア18を介して上部繰出部2へ搬
送される。上部繰出部2に搬送された硬貨は、前述同様
に1枚ずつ繰出されて搬送路4で搬送され、鑑査部7に
おいて種類や数量を確認した後、出金指示枚数だけ最下
流まで搬送され、Uターン搬送路11を介して下流搬送
路12に導かれ、この下流搬送路12によって受皿1へ
投出される。
【0034】なお、20は出金硬貨やリトライ硬貨など
を一時保留する一時保留部、21は異物を回収する異物
回収庫である。尚、一時保留される硬貨は、対向式ゲー
ト20aを選択的に開閉することにより一時保留部20
へ案内される。
【0035】図2には、上記鑑査部7の外観を概略的に
示してある。鑑査部7は、硬貨を搬送する搬送面7a、
およびこの搬送面7aに対して垂直で且つ硬貨の搬送方
向(図中矢印a方向)に沿って搬送面7aの一側に延設
されたセンサ基準面7b(基準面)を有している。この
鑑査部7は、上記搬送面7aが上記搬送路4の搬送面5
と略同じ高さに配置され、且つ上記センサ基準面7bが
搬送路4の図示しない搬送基準面より僅かに外側、例え
ば搬送基準面より約0.3mm奥まった位置に配置され
るように位置決めされる。このように鑑査部7を位置決
めすると、鑑査部7を通過される硬貨は、その端部がセ
ンサ基準面7bから所定距離(約0.3mm)離間され
た状態で搬送面7a上を搬送されることとなる(図3お
よび図4参照)。
【0036】また、鑑査部7は、硬貨の搬送方向上流側
から、硬貨側面の凹凸形状、例えばギザギザ模様や刻印
を光学的に検出する側面形状検出手段としての側面ギザ
検出センサ30(以下、単にギザセンサ30と称す
る)、硬貨の外径を光学的に検出する外径検出センサ4
0(以下、単に径センサ40と称する)、および硬貨の
材質を磁気的に検出する材質検出センサ60(以下、単
に材質センサ60と称する)を備えている。以下、鑑査
部7の各センサ30、40、60について、詳細に説明
する。
【0037】ギザセンサ30は、センサ基準面7bより
外側でセンサ基準面7bに近接した位置に正確に位置決
めして配置されている。センサ基準面7bには、ギザセ
ンサ30からの光を通過可能な開口部31が形成されて
いる。また、ギザセンサ30は、図3および図4に示す
ように、開口部31の近くを通過される硬貨Cの側面に
光を照射する発光素子(発光ダイオードや半導体レーザ
等)32、この発光素子32から発せられる光を硬貨C
の側面に集光する集光レンズ33、硬貨Cの側面で生じ
る反射光を取込むための集光レンズ34、この集光レン
ズ34を介して光を受ける受光素子(例えばフォトダイ
オード)35、開口部31に設けられて光を通す透明ガ
イド36を備えている。尚、上記発光側の光軸および受
光側の光軸は、センサ基準面7bに対してそれぞれ約4
5°の角度に設定されている。
【0038】しかして、発光素子32から発せられた光
は、集光レンズ33によって、搬送面7a上を搬送され
る硬貨Cの側面に集光され、この側面からの反射光が集
光レンズ34を介して受光素子35によって受光され
る。受光素子35によって受光される反射光のレベルを
適切な値にするため、ギザセンサ30の焦点距離を所定
範囲内に設定する必要がある。このため、ギザセンサ3
0は、センサ基準面7bに対して所定距離後退した位置
に正確に位置決めされて配設されている。また、ギザセ
ンサ30による検出精度を高めるためには、センサ基準
面7bから所定距離離間した搬送位置で硬貨を正確に搬
送する必要がある。
【0039】図5には、ギザセンサ30によって検出さ
れる信号(硬貨Cの側面からの反射光)を処理する処理
回路を示してある。硬貨Cの側面によって反射されて受
光素子35によって受光されたアナログ信号は、増幅回
路37によって所定レベルに増幅された後、直流成分が
カットされ、コンパレータなどによりディジタル信号に
変換される。このディジタル信号は、タイマー/カウン
ターコントローラ38に入力され、ここで、硬貨側面の
凹凸数(例えば、凹凸幅毎の凹凸数)が検出される。
尚、タイマー/カウンターコントローラ38によりディ
ジタル信号の凹凸幅を検出し、凹凸幅毎に凹凸数を検出
することにより、硬貨側面の凹凸形状を更に詳細に検出
できる。
【0040】図6には硬貨Cの側面にギザギザ模様のあ
る場合(50円硬貨や100円硬貨など)のギザセンサ
30によるアナログ信号出力およびディジタル信号出力
の一例を示し、図7には硬貨Cの側面に刻印がある場合
(500円硬貨)のギザセンサ30によるアナログ信号
出力およびディジタル信号出力の一例を示してある。図
6および図7から明らかなように、ギザセンサ30から
出力されるディジタル信号の凹凸数や凹凸幅から硬貨C
の側面形状を容易に検出でき、この凹凸数や凹凸幅を予
め用意した基準値と比較することにより、硬貨Cの種類
を特定できる。
【0041】径センサ40は、図8に示すように、搬送
面41を有している。この搬送面41は、上記搬送面7
aとともに鑑査部7の搬送面を形成するように、搬送面
7aと同一面内に配置された透明で強固なサファイアガ
ラスによって形成されている。尚、このサファイアガラ
スから成る搬送面41は、後述する材質センサ60まで
延設されている。
【0042】径センサ40は、この搬送面41の幅方向
に沿う一側に開放部40aを有し、さらに、搬送面41
の上方において搬送面幅方向に沿って配設された光源と
してのLED(発光ダイオード)アレイ42、このLE
Dアレイ42が取付けられたプリント配線基板43、L
EDアレイ42からの光を搬送面41に導くための光学
スリット44、搬送面41の下方側に配設された光学ス
リット45、この光学スリット45を通った光を集光す
るセルフォックスレンズなどの集光レンズ46、この集
光レンズ46を通して光を受光するCCD(電荷結合素
子)型のラインセンサ47、このラインセンサ47が取
付けられたプリント配線基板48などを備えている。
【0043】開放部40aは、搬送ベルト6の着脱に利
用される。搬送面41の裏側と集光レンズ46とに間に
は、搬送ベルト6をマスクするとともに、搬送ベルト6
の振れによる検知精度悪化を防止するためのガイド部材
49が設けられている。このガイド部材49の存在によ
り、光学スリット45が、搬送面41の幅方向に沿って
2つに分離された形となる。
【0044】光学スリット45、集光レンズ46、およ
びラインセンサ47により、LEDアレイ42から発せ
られた光を搬送面41を通して受けて電気信号に変換す
る光電変換部が構成される。また、搬送面41の幅方向
両端部には、硬貨Cの搬送をガイドし且つ有効検出領域
を形成するガイド部材51,52が設けられている。ガ
イド部材51,52の互いに対向した内側面は、硬貨C
の搬送基準面として利用され、特に、ガイド部材51の
内面は上述したセンサ基準面7bと同一面内に配設され
たセンサ基準面51aとして作用する。
【0045】しかして、搬送ベルト6によって搬送面4
1上を硬貨Cが強制搬送されると、LEDアレイ42か
ら発せられた光が硬貨Cによって遮られ、そのときに生
じる硬貨の影による明暗信号がラインセンサ47によっ
て検出される。そして、この影の部分の長さを光学的に
測定することにより、硬貨Cの外径を検知することがで
きる。また、ガイド部材51によって規定された有効領
域から硬貨の影端部までの長さを測定することにより、
硬貨Cの搬送位置、即ちセンサ基準面51aから硬貨C
の端部までの距離を検出することができる。つまり、径
センサ40は、硬貨の所定の搬送位置からのズレ量を検
出するズレ量検出手段としても機能する。
【0046】ここで、図9を参照して、硬貨Cの外径お
よびセンサ基準面51aからの距離(硬貨搬送位置)を
測定する方法について詳細に説明する。ラインセンサ4
7の1スキャンに対応する(a)CCD出力信号は、硬
貨Cの存在による影の領域がHighとなり、それ以外
の領域がLowとなる。1画素に対応した(b)基準ク
ロック、およびガイド部材51、52間の領域に対応し
た有効検出領域のみHighとなる(c)有効画素領域
信号を予め用意し、これらの(b)基準クロックおよび
(c)有効画素領域信号と上記(a)CCD出力信号と
の論理積をとることにより、硬貨Cによる遮光領域の長
さに相当する(d)有効クロックを得ることができる。
この有効クロック数を後述するカウンタによりカウント
し、その最大値を求めることにより、硬貨Cの径を測定
できる。
【0047】また、センサ基準面51a(有効画素領域
の初め)から硬貨Cによる影領域端部(CCD出力信号
の初め)までの基準クロック(通過位置クロック)を後
述するカウンタによりカウントし、この(e)通過位置
クロックの最小値を求めることにより、硬貨Cのセンサ
基準面51aからの距離を測定できる。
【0048】材質センサ60は、図10に示すように、
搬送面41の幅方向に沿う一方側に開放部60aを有
し、さらに、搬送面41の下方において搬送路幅方向に
延設された幅広の1次コア61、この1次コア61に巻
回された励磁用の1次コイル62、この1次コイル62
に重ね巻きされて1次コイル62からの電磁誘導を受け
る第1の2次コイル63、搬送面41の上方において搬
送路幅方向に沿って延設された幅広の2次コア64、こ
の2次コア64に巻回されて1次コイル62からの電磁
誘導を受ける第2の2次コイル65を備えている。1次
コイル62は、正弦波発振器66から発せられる正弦波
信号により励磁される。
【0049】第1および第2の2次コイル63、65か
らの出力は、それぞれ増幅回路67を介して所定レベル
に増幅された後、コンデンサなどからなる直流成分カッ
ト回路68により直流成分をカットされ、全波整流回路
69で全波整流され、LPF(ローパスフィルタ)70
を通して平滑化されて直流化され、第1の2次コイル整
流出力V21および第2の2次コイル整流出力V22として
演算回路71に供給される。
【0050】演算回路71では、これらの整流出力V21
およびV22に基づいて、下記の計算式に従って出力信号
Vout を演算する。ここで、AMP1、AMP2、およびAMP3
は、定数である。
【0051】 Vout =AMP1*[AMP2*V21−AMP3*V22] そして、この出力信号Vout が増幅回路72を介してA
/Dコンバータ73に入力され、ここで定期的にディジ
タル信号に変換され、材料センサ60の出力信号として
出力される。そして、この出力信号の最大値(ピーク)
を検出することにより、材質センサ60を通過した硬貨
Cの材質が測定される。つまり、材質センサ60は、硬
貨を通る透過磁束量を測定することにより、硬貨の材質
を検出している。
【0052】なお、鑑査部7におけるギザセンサ30、
径センサ40、および材質センサ60の配置順序につい
ては、適宜に設定可能である。図11には、上記のよう
に構成された硬貨処理装置の動作を制御する制御系のブ
ロック図を示してある。硬貨処理装置の制御系は、装置
全体の動作を制御するメカ制御CPU80および鑑査部
7を制御する鑑査CPU90を備えている。尚、メカ制
御CPU80は、この発明の指令手段としても機能す
る。各CPU80、90には、プログラムの記録された
ROM81、91、処理データなどを一時的に記憶する
RAM82、92、および相互の割り込み動作を制御す
るICU(割り込みコントローラ)83、93が接続さ
れている。そして、各CPU80、90間の通信は、デ
ュアルポートRAM85を介してパラレル通信がなされ
る。
【0053】また、鑑査CPU90には、硬貨Cの径お
よびセンサ基準面51a(7b)からの距離(以下、幅
寄せ量とする)を検出する径センサ40、および硬貨C
の側面の凹凸形状を検出するギザセンサ30によって検
出されたクロックをカウントするカウンタ95、およ
び、材質センサ60からの出力信号をディジタル化する
A/Dコンバータ73が接続されている。
【0054】更に、鑑査CPU90には、各種鑑査条件
を設定するための設定手段としてのスイッチSからその
設定値を読み込むためのパラレルI/O96が接続され
ている。スイッチSは、硬貨処理装置の図示しない操作
部に配設され、作業員による入力操作がなされるように
なっている。
【0055】図12には、スイッチSを概略的に示して
ある。スイッチSは、オン/オフの切換えが可能な8ビ
ットからなるディップスイッチS1 、円周に沿った4つ
の位置0〜Fで切換え可能なロータリースイッチS2 、
S3 、およびプッシュスイッチS4 を備えている。ま
た、スイッチSに近接して、各スイッチによるスイッチ
ング状態を表示するための7セグのLEDを備えた表示
部98が設けられている。
【0056】例えば、ディップスイッチS1 の全てのビ
ット(1〜8)をオフ位置に設定することにより、後述
する搬送不良によるリトライ制御を行わない鑑査条件を
設定でき、ビット5をオンすることにより、100円硬
貨だけ選択的にリトライ制御する鑑査条件を設定でき、
ビット6をオンすることにより、500円硬貨だけ選択
的にリトライ制御する鑑査条件を設定できる。また、リ
トライ制御の回数は、例えば、ロータリースイッチS2
、S3 によって設定できる。
【0057】ところで、上述した硬貨処理装置の入金処
理時において、ピックアップローラ3による幅寄せ不良
などを生じると、搬送される硬貨がセンサ基準面7bに
対して所定のギャップで搬送されない場合がある。この
場合、鑑査部7のギザセンサ30において、硬貨の側面
に対するセンサの焦点距離が一定せず、出力信号のレベ
ルが低下され、ギザ有り硬貨であっても“ギザ無し”を
検出してしまうといった誤鑑査を生じてしまう。
【0058】このため、本実施の形態では、硬貨の鑑査
時に、径センサ40によって当該硬貨の径を検出すると
ともにセンサ基準面7bからの距離(幅寄せ量)を監視
し、この幅寄せ量が基準範囲を超えたことを条件にギザ
センサ30による検出結果を無効とし、当該硬貨をリト
ライ処理するようにした。尚、この幅寄せ量の基準範囲
は、ギザセンサ30によって検出される信号レベルが硬
貨側面の凹凸形状を正確に検出できるレベルとなる範囲
に設定され、鑑査CPU90に接続されたROM91に
予め記憶されている。
【0059】以下、硬貨処理装置の入金処理時におい
て、効果の幅寄せ不良が生じたときのリトライ制御につ
いて説明する。まず、受皿1を介して上部繰出部2に硬
貨が投入され鑑査部7に向けて1枚づつ繰出される。こ
のとき、ピックアップローラ3による幅寄せ不良を生じ
ると、センサ基準面7bに対する硬貨の幅寄せ量が変化
される。
【0060】この状態(幅寄せ不良)で搬送された硬貨
は、鑑査部7を通過されて、ギザセンサ30によって硬
貨の側面の凹凸形状が検出され、径センサ40によって
硬貨の径が検出されるとともに幅寄せ量が監視され、材
質センサ60によって硬貨の材質が検出され、硬貨の特
徴が総合的に判断される。
【0061】このとき、径センサ40によって監視した
硬貨の幅寄せ量が基準範囲を超えていることを条件に、
ギザセンサ30による検出結果を無効とし、当該硬貨を
リトライ制御する。
【0062】このように、リトライ硬貨であることが判
断された硬貨は、選別部8を通過されて、Uターン搬送
路11を介して下流搬送路12に導かれ、この下流搬送
路12によって受皿1へと返却される。受皿1へ返却さ
れたリトライ硬貨は、メカ制御CPUからのコマンド、
或いはスイッチSによって設定された鑑査条件、即ちリ
トライの有無、リトライ金種、リトライ回数等に従って
再び鑑査部7へ送られ、リトライ処理される。
【0063】一方、鑑査部7でリトライ硬貨ではないこ
とが判断された硬貨は、一時保留部20にて一時的に保
留される。そして、リトライ処理終了後、一時保留部2
0内の硬貨が上部繰出部2に投出され、上部繰出部2を
介して鑑査部7へ繰出され、鑑査部7の識別結果に従っ
て選別部8のゲート9を選択的に開閉し、所定の金種別
金庫10へ集積される。
【0064】以上のように、本実施の形態によると、径
センサ40によってセンサ基準面7bに対する硬貨の幅
寄せ量を監視し、この幅寄せ量が基準範囲を超えている
ことを条件にギザセンサ30による検出結果を無効と
し、当該硬貨をリトライ制御する。従って、硬貨の幅寄
せ不良などの搬送不良を生じた場合に信頼性に欠けるギ
ザセンサ30による検出結果を無効にでき、硬貨の搬送
不良に起因した硬貨の誤鑑査を防止でき、信頼性を高め
ることができる。尚、この発明は、上述した実施の形態
に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変
形可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硬貨処
理装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、硬貨の搬送不良に起因した硬貨の誤鑑査を防止で
き、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る硬貨処理装置を示
す概略図。
【図2】図1の硬貨処理装置に組込まれた鑑査部を示す
概略図。
【図3】図2の鑑査部に組込まれたギザセンサを示す断
面図。
【図4】図3のギザセンサを透視して示す平面図。
【図5】図4のギザセンサからの信号を処理する処理回
路を示す図。
【図6】側面にギザギザ模様のある硬貨を処理したとき
に図5の処理回路により検出されたディジタル信号波形
の一例をそのときのアナログ波形とともに示したグラ
フ。
【図7】側面に刻印のある硬貨を処理したときに図5の
処理回路により検出されたディジタル信号波形の一例を
そのときのアナログ波形とともに示したグラフ。
【図8】図2の鑑査部に組込まれた径センサを示す断面
図。
【図9】図8の径センサによって硬貨の径および幅寄せ
量を検出する動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図10】図2の鑑査部に組込まれた材質センサをその
信号処理回路とともに示した図。
【図11】図1の硬貨処理装置の制御系を示すブロック
図。
【図12】作業員による入力操作のなされるスイッチ部
を示す概略図。
【符号の説明】
1…受皿、 2…上部繰出部、 2a…円盤、 3…ピックアップローラ、 4…搬送路、 5…搬送面、 6…搬送ベルト、 7…鑑査部、 8…選別部、 9、14、16…ゲート、 10…金種別金庫、 11…Uターン搬送路、 12…下流搬送路、 13…オーバーフローボックス、 15…金庫、 17…下部繰出部、 18…縦コンベア、 19…硬貨投出部、 20…一時保留部、 21…異物回収庫、 30…ギザセンサ、 40…径センサ、 60…材質センサ、 80…メカ制御CPU、 90…鑑査CPU、 C…硬貨。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃
    えて搬送する搬送手段と、 この搬送手段にて搬送される硬貨の特徴を識別する識別
    手段と、 上記搬送手段にて搬送される硬貨の上記一端面からのズ
    レ量を検出する検出手段と、 この検出手段にて検出したズレ量が予め設定した基準値
    を超えていることを条件に、上記識別手段による当該硬
    貨の識別結果を無効とし、当該硬貨をリトライ処理する
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】 上記リトライ処理の有無、リトライ処理
    する金種、およびリトライ処理の回数を設定する設定手
    段を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の硬
    貨処理装置。
  3. 【請求項3】 硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃
    えて搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って配置され、上記搬送手段にて搬送さ
    れる硬貨の上記一端面側の側面に光を照射して該側面か
    らの反射光を受光し、この反射光から該側面の凹凸形状
    を検出する側面形状検出手段と、 上記搬送手段にて上記搬送路上を搬送される硬貨の上記
    一端面からのズレ量を検出するズレ量検出手段と、 上記ズレ量検出手段にて検出したズレ量が予め設定した
    基準値を超えていることを条件に、上記側面形状検出手
    段による当該硬貨の検出結果を無効とし、当該硬貨を上
    記搬送手段にて再搬送し、上記側面形状検出手段にて該
    硬貨の側面の凹凸形状を再検出させるリトライ処理をす
    る制御手段と、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 【請求項4】 上記リトライ処理の有無、リトライ処理
    する金種、およびリトライ処理の回数を設定する設定手
    段を更に備えていることを特徴とする請求項3記載の硬
    貨処理装置。
  5. 【請求項5】 硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃
    えて搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って配置された基準面を有し、上記搬送
    手段によって上記基準面から所定距離離間した所定の搬
    送位置を搬送される硬貨の特徴を識別する識別手段であ
    って、上記基準面に対向して設けられ、上記搬送位置を
    搬送される硬貨の側面に光を照射して該側面からの反射
    光を受光し、この反射光から該側面の凹凸形状を検出す
    る側面ギザ検出センサ、および上記搬送位置を搬送され
    る硬貨の表面に光を照射してその影の最大値を測定する
    ことにより当該硬貨の径を検出するとともに、上記基準
    面から上記影の端部までの距離の最小値を測定すること
    により当該硬貨の上記基準面からの距離を検出する外径
    検出センサを有する識別手段と、 上記外径検出センサによって検出した当該硬貨の基準面
    からの距離が予め設定した基準範囲を超えていることを
    条件に、上記側面ギザ検出手段による当該硬貨の検出結
    果を無効とし、当該硬貨を上記搬送手段にて再搬送し、
    上記識別手段に再供給させるリトライ制御を実行する制
    御手段と、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 【請求項6】 上記リトライ制御の実行の有無、リトラ
    イ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行する
    回数を設定する設定手段を更に備えていることを特徴と
    する請求項5記載の硬貨処理装置。
  7. 【請求項7】 上記リトライ制御の実行の有無、リトラ
    イ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行する
    回数を上記制御手段に指令する指令手段を更に備えてい
    ることを特徴とする請求項5記載の硬貨処理装置。
  8. 【請求項8】 硬貨を搬送路の一端面から所定距離に揃
    えて搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って配置された基準面を有し、上記搬送
    手段によって上記基準面から所定距離離間した所定の搬
    送位置を搬送される硬貨の特徴を識別する識別手段であ
    って、上記基準面に対向して設けられ、上記搬送位置を
    搬送される硬貨の側面に光を照射して該側面からの反射
    光を受光し、この反射光から該側面の凹凸形状を検出す
    る側面ギザ検出センサ、上記搬送位置を搬送される硬貨
    の表面に光を照射してその影の最大値を測定することに
    より当該硬貨の径を検出するとともに、上記基準面から
    上記影の端部までの距離の最小値を測定することにより
    当該硬貨の上記基準面からの距離を検出する外径検出セ
    ンサ、および上記搬送位置を搬送される硬貨を通る磁界
    を形成し、このときの透過磁束量を測定することにより
    当該硬貨の材質を検出する材質検出センサを有する識別
    手段と、 上記外径検出センサによって検出した当該硬貨の基準面
    からの距離が予め設定した基準範囲を超えていることを
    条件に、上記側面ギザ検出手段による当該硬貨の検出結
    果を無効とし、当該硬貨を上記搬送手段にて再搬送し、
    上記識別手段に再供給させるリトライ制御を実行する制
    御手段と、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 【請求項9】 上記リトライ制御の実行の有無、リトラ
    イ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行する
    回数を設定する設定手段を更に備えていることを特徴と
    する請求項8記載の硬貨処理装置。
  10. 【請求項10】 上記リトライ制御の実行の有無、リト
    ライ制御を実行する金種、およびリトライ制御を実行す
    る回数を上記制御手段に指令する指令手段を更に備えて
    いることを特徴とする請求項8記載の硬貨処理装置。
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