JPH1185397A - マウスエミュレート回路 - Google Patents

マウスエミュレート回路

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JPH1185397A
JPH1185397A JP23616497A JP23616497A JPH1185397A JP H1185397 A JPH1185397 A JP H1185397A JP 23616497 A JP23616497 A JP 23616497A JP 23616497 A JP23616497 A JP 23616497A JP H1185397 A JPH1185397 A JP H1185397A
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Satoshi Kato
三十四 加藤
Hiroto Mukai
裕人 向井
Yasuhito Naka
泰人 中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ2の表面にタッチパネル3を配
備すると共に、マウスポート9を具えた情報処理装置に
おいて、タッチパネル3の接続に特別なデバイスドライ
バー等が不要な情報処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明の情報処理装置は、タッチパネル
3からの入力データをマウス互換データに変換してマウ
スポート9へ導くマウスエミュレート回路10を具えてい
る。マウスエミュレート回路10は、タッチパネル3上の
座標データをディスプレイ2上の座標データに変換する
絶対座標変換回路11と、該回路から得られる座標データ
に基づいてカーソルをタッチ位置まで移動させるための
相対座標データを作成する相対座標変換回路13と、該回
路から得られる相対座標データに基づいてマウス互換デ
ータを作成するマウスデータ変換回路14及びパラレル/
シリアル変換回路18とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイの表
面にタッチパネルを配備すると共に、位置入力装置とし
てのマウスを接続するためのマウスポートを具えている
情報処理装置において、タッチパネルのタッチ操作によ
って入力されたデータをマウスポートへ導くためのマウ
スエミュレート回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、汎用のコンピュータや機器制御
用のコンピュータ等においては、位置入力装置としての
マウスを接続するためのマウスポートや、RS−232
Cポート等の汎用の入力ポートが標準装備されており、
例えばマウスポートにマウスを接続すれば、オペレーテ
ィングシステムに標準で用意されているデバイスドライ
バなどを利用することによって、種々の入力操作が可能
となる。
【0003】一方、図5に示す如く、マイクロコンピュ
ータを内蔵した本体(1)に液晶表示パネルなどからなる
ディスプレイ(2)を設置すると共に、ディスプレイ(2)
の画面に、入力装置としてのタッチパネル(3)を配備し
た情報処理装置が知られている。該情報処理装置には、
マウス(4)を接続することも可能である。
【0004】図6は、上記情報処理装置の構成を表わし
ており、情報処理装置本体(1)には、RS−232Cポ
ート(6)とマウスポート(9)が設けられ、RS−232
Cポート(6)には、タッチパネル及びコントローラから
なるタッチパネル装置(5)が接続され、マウスポート
(9)にはマウス(4)が接続可能である。RS−232C
ポート(6)は、デバイスドライバー(7)を介して、マク
ロコンピュータからなる制御回路(8)に接続されてい
る。又、制御回路(8)には、ディスプレイ(2)が接続さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記情報処理装置にお
いて、マウスポート(9)には、前述の如くオペレーティ
ングシステムに標準で用意されているデバイスドライバ
などを利用してマウス(4)を接続することが可能である
のに対し、RS−232Cポート(6)は汎用の入力ポー
トであるため、その利用には、接続すべきデバイスに応
じた特別なデバイスドライバー(7)やユーティリティソ
フトウエアを準備する必要があり、その準備が煩雑であ
るばかりでなく、情報処理装置の構成が複雑となる問題
があった。本発明の目的は、タッチパネル装置の接続の
ために特別なデバイスドライバーやユーティリティソフ
トウエアが不要な情報処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る情報処理装置
は、ディスプレイ(2)の表面にタッチパネル(3)を配備
すると共に、位置入力装置としてのマウス(4)を接続す
るためのマウスポート(9)と、タッチパネル(3)のタッ
チ操作によって入力されたデータをマウスポート(9)へ
導くためのマウスエミュレート回路とを具えている。
【0007】ここでマウスエミュレート回路は、タッチ
パネル(3)の操作によって入力されるデータを、マウス
(4)の操作によって生成されるべきフォーマットのマウ
ス互換データに変換して、マウスポート(9)へ出力する
ものであって、タッチパネル(3)による入力データの
内、タッチ位置に対応するタッチパネル上の座標データ
に基づいて、ディスプレイ(2)上のカーソルをタッチ位
置まで移動させるための移動データを作成する移動デー
タ作成手段と、タッチパネル(3)による入力データの
内、タッチ操作における接触及び離間の状況を表わす操
作状況データと、移動データ作成手段から得られる移動
データとに基づいて、マウス(4)の操作によって生成さ
れるべきフォーマットのマウス互換データを作成して、
マウスポート(9)へ出力するマウス互換データ作成手段
とを具えている。
【0008】タッチパネル(3)をタッチ操作すると、そ
のタッチ位置に対応するタッチパネル上の座標データ
と、各種のマウス操作(クリック、ダブルクリック等)に
相当するタッチ操作の状況、例えばタッチの回数やタッ
チパネルに指先を接触させてから離間させるまでの時間
等に応じた操作状況データとが作成され、これらのデー
タがマウスエミュレート回路に入力されることになる。
マウスエミュレート回路は、タッチパネル(3)による入
力データの内、座標データに基づいて、ディスプレイ
(2)上のカーソルをタッチ位置まで移動させるための移
動データを作成する。
【0009】ここで、タッチパネル(3)の絶対座標系と
ディスプレイ(2)の絶対座標系の位置関係は予め規定さ
れているから、タッチパネル(3)上の座標データをディ
スプレイ(2)上の座標データに変換することが可能であ
る。又、ディスプレイ(2)上の現在のカーソル位置は既
に認識しているから、前記座標変換によって得られたデ
ィスプレイ(2)上のタッチ位置までの移動距離も、容易
に算出することが出来る。従って、前記算出された移動
距離を移動データとして、ディスプレイ(2)上のカーソ
ルをタッチ位置まで移動させることが可能である。又、
マウス(4)の操作によって入力されるデータの内、操作
状況データは、前記算出された移動データと合成され
て、マウス(4)の操作によって生成されるべきフォーマ
ットのマウス互換データが作成される。
【0010】該マウス互換データは、仮にタッチパネル
(3)の操作に相当するマウス操作を行なったとした場合
に得られるデータと、全く同一のフォーマットを有して
いる。従って、情報処理装置本体は、マウスポート(9)
から入力されるマウス互換データを、マウス(4)からの
入力データと何ら区別なく認識して解読することが可能
であって、その解読結果に応じて、ディスプレイ(2)上
のカーソルの移動や必要なデータ処理を実行する。
【0011】具体的構成において、相対座標データ作成
手段は、相対座標データとして、カーソルをディスプレ
イ(2)の画面の原点に復帰させるための第1移動データ
を作成した後、カーソルを画面の原点からタッチ位置ま
で移動させるための第2移動データを作成する。
【0012】該具体的構成は、ディスプレイ(2)上のカ
ーソル位置とエミュレータ回路内で保持される計算上の
カーソル位置の累積誤差を補正するためのものである。
例えばタッチパネル(3)としてアナログタッチパネルを
採用した場合、タッチパネル(3)は、タッチ位置の座標
データをアナログ電圧信号として出力するが、該アナロ
グ電圧信号をデジタル化する際に量子化誤差が発生す
る。従って、現在のカーソル位置とタッチ位置との相対
座標に基づいてカーソル移動を行なう場合、前記量子化
誤差によってカーソル位置に誤差が生じることとなり、
カーソル移動を繰り返し行なった場合、この誤差が累積
して、大きな位置ずれを生じる問題がある。又、情報処
理装置本体が使用するオペレーティングシステムやアプ
リケーションの動作によって、マウスエミュレート回路
が認識することの出来ないカーソル移動が行なわれる可
能性があり、この場合、マウスエミュレート回路が認識
している現在のカーソル位置と実際のカーソル位置にず
れが生じているために、その後のカーソル移動を正常に
行なうことが出来ない。
【0013】そこで、本発明の具体的構成においては、
現在のカーソル位置からタッチ位置へのカーソル移動に
おいて、先ず、第1移動データによって、カーソルをデ
ィスプレイ(2)の画面の原点に復帰させた後、第2移動
データによって、カーソルを画面の原点からタッチ位置
まで移動させる。この場合、カーソルを現在位置から原
点まで移動させることによって、ディスプレイ(2)上の
カーソル位置と、マウスエミュレート回路(10)内で認識
することとなるカーソル位置は、何れもディスプレイ
(2)の原点に一致することとなり、前述の量子化誤差等
による位置ずれが解消される。従って、その後、ディス
プレイ(2)の原点を始点として、カーソルをタッチ位置
まで移動させることによって、タッチ位置とカーソル位
置は正確に一致する。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るマウスエミュレート回路に
よれば、タッチパネル(3)の操作によって入力されるデ
ータを、マウス(4)の操作によって生成されるべきフォ
ーマットのマウス互換データに変換して、マウスポート
(9)へ出力することが出来るから、特別なデバイスドラ
イバーやユーティリティソフトウエアを用いることな
く、タッチパネル(3)を情報処理装置本体(1)に接続す
ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る情報
処理装置は、図1に示す如く情報処理装置本体(1)に配
備されているマウスポート(9)に対し、マウスエミュレ
ート回路(10)を介して、タッチパネル装置(5)及びマウ
ス(4)を接続したものである。
【0016】タッチパネル装置(5)は、アナログ式のタ
ッチパネル(3)とタッチパネルコントローラ(50)とから
構成され、タッチパネル(3)は情報処理装置本体(1)の
ディスプレイ(2)に貼り付けられる。タッチパネル(3)
の操作によって、そのタッチ位置に対応するタッチパネ
ル上の座標データと、各種のマウス操作(クリック、ダ
ブルクリック等)に相当するタッチ操作の状況、例えば
タッチの回数、タッチパネルに指先を接触させてから離
間させるまでの時間等に応じた操作状況データとが作成
され、これらのデータがパラレルデータとして、マウス
エミュレート回路(10)に入力されることになる。
【0017】マウスエミュレート回路(10)は、絶対座標
変換回路(11)、相対座標変換回路(13)、マウスデータ変
換回路(14)及びパラネル/シリアル変換回路(18)の4つ
の変換回路を直列に接続し、これらの回路によるデータ
変換処理によって、タッチパネル装置(5)からのデータ
を情報処理装置本体(1)のマウスポート(9)に導くもの
である。
【0018】絶対座標変換回路(11)は、タッチパネル装
置(5)から供給される入力データの内、タッチ位置に対
応するタッチパネル(3)上の絶対座標データ(X,Y)
を、座標変換テーブル(12)を参照することによって、デ
ィスプレイ(2)上の絶対座標データ(X′,Y′)に変換
するものである。尚、座標変換テーブル(12)はフラッシ
ュROMに格納され、座標のキャリブレーションを行な
ったときに書き換えることが可能である。
【0019】タッチパネル(3)上の座標系は、図2(a)
に実線で示す矩形の有効操作エリア上に設定され、タッ
チパネル(3)は、原点の座標データを(0,0)、その対
角頂点の座標データを(1024,1024)として、タ
ッチ位置の座標データ(X,Y)に応じた電圧を出力する
ものである。又、ディスプレイ(2)上の座標系は、図2
(b)に破線で示す矩形の有効表示エリア上に設定され、
ディスプレイ(2)は、原点の座標データを(0,0)、そ
の対角頂点の座標データを(1024,768)として、
任意の座標位置にカーソルを表示することが可能であ
る。一般にタッチパネル(3)上の座標系とディスプレイ
(2)上の座標系は相違することになるが、両座標系の位
置関係は固定されているため、前者の座標系から後者の
座標系へ変換するための変換テーブルは予め作成してお
くことが可能である。該変換テーブルを用いることによ
って、例えば図2(a)に示すタッチパネル(3)上の絶対
座標データ(X,Y)は同図(b)に示すディスプレイ(2)
上の絶対座標データ(X′,Y′)に変換されることにな
る。
【0020】図1に示す相対座標変換回路(13)は、絶対
座標変換回路(11)から得られる絶対座標データ(X′,
Y′)に基づいて、ディスプレイ(2)上のカーソルをタ
ッチ位置まで移動させるための相対座標データを生成す
るものである。例えば図2に示す例では、同図(c)に示
すディスプレイ(2)上の座標データ(Xo ,Yo )で指定
されるカーソルを、ディスプレイ(2)上の絶対座標デー
タ(X′,Y′)で指定されるタッチ位置まで移動させる
場合、両座標データに基づいて相対座標データ(ΔX,
ΔY)が算出される。
【0021】一方、タッチパネル装置(5)から供給され
る入力データの内、タッチ操作の状況に応じた操作状況
データは、絶対座標変換回路(11)を通過して、エミュレ
ートコントローラ(15)へ供給される。エミュレートコン
トローラ(15)は、マウスエミュレート回路(10)全体のタ
イミング制御を行なうと共に、前記操作状況データに基
づいて、マウス操作によって生成されるべきクリック、
ダブルクリック等の操作データを生成するものである。
又、エミュレートコントローラ(15)は、後述の如く、デ
ィスプレイ(2)上のカーソル位置とマウスエミュレート
回路(10)内で保持される計算上のカーソル位置の累積誤
差を補正するための制御を行なう。
【0022】マウスデータ変換回路(14)は、相対座標変
換回路(13)から得られる相対座標データと、エミュレー
トコントローラ(15)から得られる操作データとを合成し
て、所定のマウスデータ送信プロトコルに変換するもの
である。
【0023】パラレル/シリアル変換回路(18)は、マウ
スデータ変換回路(14)から得られるパラレルデータをシ
リアルデータに変換することによって、マウス互換デー
タを作成するものである。作成されたマウス互換データ
は情報処理装置本体(1)のマウスポート(9)へ入力され
る。
【0024】又、マウスエミュレート回路(10)には、マ
ウス(4)を接続するためのマウスインターフェース(16)
が装備され、マウス(4)の操作によって入力されたデー
タがアービトレーション回路(17)を経てパラレル/シリ
アル変換回路(18)へ供給される。パラレル/シリアル変
換回路(18)は、タッチパネル(3)からの入力データとマ
ウス(4)からの入力データを時分割で情報処理装置本体
(1)へ出力する際の調停動作を行なうものである。
【0025】上記マウスエミュレート回路(10)によれ
ば、タッチパネル(3)からの入力データを、マウス(4)
からの入力データと同じフォーマットのマウス互換デー
タに変換して、マウスポート(9)へ出力するので、情報
処理装置本体(1)は、タッチパネル(3)からのマウス互
換データを、マウス(4)からの入力データと同様に認識
し、解読することが出来る。従って、特別なデバイスド
ライバーやユーティリティソフトウエアは不要である。
【0026】ところで、タッチパネル(3)としてアナロ
グタッチパネルを採用した場合、タッチパネル(3)は、
タッチ位置の座標データをアナログ電圧信号として出力
するが、該アナログ電圧信号をデジタル化する際、A/
Dコンバータの精度や基準電圧の安定度等が原因で、量
子化誤差が発生する。該誤差は、各座標データに含まれ
ることとなるため、現在のカーソル位置とタッチ位置と
の相対座標に基づいてカーソル移動を行なう場合、前記
量子化誤差によってカーソル位置に誤差が生じることと
なる。従って、カーソル移動を繰り返し行なった場合、
この誤差が累積して、大きな位置ずれを生じる問題があ
る。又、情報処理装置本体が使用するオペレーティング
システムやアプリケーションの動作によって、マウスエ
ミュレート回路が認識することの出来ないカーソル移動
が行なわれる可能性があり、この場合、マウスエミュレ
ート回路が認識している現在のカーソル位置と実際のカ
ーソル位置にずれが生じているために、その後のカーソ
ル移動を正常に行なうことが出来ない。
【0027】例えば、図4に示す様に、ディスプレイ上
の現在のカーソル位置Aとマウスエミュレート回路が認
識している計算上のカーソル位置A′とがずれている状
態で、B点をタッチ操作した場合、マウスエミュレート
回路(10)は、カーソル位置A′からB点までの移動デー
タ(相対座標データ)を作成する。これによってカーソル
は、現在位置Aを起点として、指定された移動データだ
け移動するため、タッチ操作を行なったB点からずれた
B′点に表示されることになる。
【0028】そこで、本発明のマウスエミュレート回路
(10)においては、後述の如くディスプレイ(2)上のカー
ソル位置とエミュレータ回路内で認識されている計算上
のカーソル位置のずれを補正するべく、現在のカーソル
位置からタッチ位置へのカーソル移動において、先ず、
カーソルをディスプレイ(2)の画面の原点に復帰させた
後、タッチ位置まで移動させる。
【0029】例えば、図3の如くディスプレイ上の現在
のカーソル位置Aとマウスエミュレート回路が認識して
いる計算上のカーソル位置A′とがずれている状態で、
B点をタッチ操作した場合、エミュレートコントローラ
(15)は、先ず、カーソルをディスプレイの画面の原点O
に復帰させるための第1移動データを作成する。ここ
で、第1移動データとしては、ディスプレイ(2)上のX
−Y座標系における最大のX座標値及びY座標値をマイ
ナス方向に与えることによって、図中に矢印で示す様
に、カーソルを現在位置に拘わらず常に原点Oまで移動
させることが出来る。エミュレートコントローラ(15)は
次に、カーソルを原点Oからタッチ操作を行なったB点
まで移動させるための第2移動データを作成する。ここ
で、第2移動データとしては、絶対座標変換回路(11)か
ら得られるタッチ位置の座標データを与えればよい。こ
れによって、カーソルは図中に矢印で示す様に、タッ
チ操作を行なったB点まで正確に移動することになる。
【0030】上述の如く、カーソルを現在位置から原点
まで移動させることによって、ディスプレイ(2)上のカ
ーソル位置と、エミュレータ回路内で認識することとな
るカーソル位置は、何れもディスプレイ(2)の原点に一
致することとなり、前述の量子化誤差等による位置ずれ
が解消される。その後、カーソルをタッチ位置まで移動
させる際には、原点が移動の基点となるので、移動先の
位置(タッチ位置)は絶対座標で表わされることになり、
これによって、タッチした位置に正確にカーソルが表示
される。
【0031】従って、タッチパネル装置(5)からの入力
データに量子化誤差が含まれている場合や、情報処理装
置本体が使用するオペレーティングシステムやアプリケ
ーションの動作によってカーソル移動が行なわれた場合
にも、マウスエミュレート回路(10)が認識しているカー
ソル位置とディスプレイ(2)上のカーソル位置の一致が
図られて、その後のカーソル移動は正常に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマウスエミュレート回路を具えた
情報処理装置の構成を表わすブロック図である。
【図2】マウスエミュレート回路による座標変換処理を
説明する図である。
【図3】エミュレートコントローラによるカーソルの原
点復帰動作を説明する図である。
【図4】カーソル位置のずれを説明する図である。
【図5】情報処理装置の斜視図である。
【図6】従来の情報処理装置の構成を表わすブロック図
である。
【符号の説明】
(1) 情報処理装置本体 (2) ディスプレイ (3) タッチパネル (4) マウス (9) マウスポート (11) 絶対座標変換回路 (12) 座標変換テーブル (13) 相対座標変換回路 (14) マウスデータ変換回路 (15) エミュレートコントローラ (18) パラネル/シリアル変換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイの表面にタッチパネルを配
    備すると共に、位置入力装置としてのマウスを接続する
    ためのマウスポートを具えている情報処理装置におい
    て、タッチパネルのタッチ操作によって入力されたデー
    タをマウスポートへ導くためのマウスエミュレート回路
    であって、 タッチパネルによる入力データの内、タッチ位置に対応
    するタッチパネル上の座標データに基づいて、ディスプ
    レイ上のカーソルをタッチ位置まで移動させるための移
    動データを作成する移動データ作成手段と、 タッチパネルによる入力データの内、タッチ操作の状況
    を表わす操作状況データと、移動データ作成手段から得
    られる移動データとに基づいて、マウスの操作によって
    生成されるべきフォーマットのマウス互換データを作成
    して、マウスポートへ出力するマウス互換データ作成手
    段とを具えていることを特徴とするマウスエミュレート
    回路。
  2. 【請求項2】 移動データ作成手段は、 タッチパネルによる入力データの内、タッチ位置に対応
    するタッチパネル上の座標データを、ディスプレイ上の
    座標データに変換する絶対座標変換手段と、 絶対座標変換手段から得られる座標データに基づいて、
    ディスプレイ上のカーソルをタッチ位置まで移動させる
    ための相対座標データを生成する相対座標データ生成手
    段とから構成される請求項1に記載のマウスエミュレー
    ト回路。
  3. 【請求項3】 相対座標データ作成手段は、相対座標デ
    ータとして、カーソルをディスプレイの画面の原点に復
    帰させるための第1移動データを作成した後、カーソル
    を画面の原点からタッチ位置まで移動させるための第2
    移動データを作成する請求項2に記載のマウスエミュレ
    ート回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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