JPH11848A - 切削屑分離回収機 - Google Patents

切削屑分離回収機

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JPH11848A
JPH11848A JP9156880A JP15688097A JPH11848A JP H11848 A JPH11848 A JP H11848A JP 9156880 A JP9156880 A JP 9156880A JP 15688097 A JP15688097 A JP 15688097A JP H11848 A JPH11848 A JP H11848A
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drum filter
screw
cutting
coolant
hopper
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Hidetoshi Togami
秀俊 戸上
Manabu Kobayashi
学 小林
Yoshikazu Mabuchi
好和 馬渕
Hiromi Ema
廣美 江間
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、設置スペースの削減を図
り、もって据え付け性の向上を達成し得る切削屑分離回
収機の提供を目的とするものである。 【解決手段】 本発明に関わる切削屑分離回収機1は、
スクリュー4とドラムフィルター3とを互いに平行に配
設し、かつドラムフィルター3をスクリュー4に対する
側方域かつ上方域に配設している。また、本発明に関わ
る切削屑分離回収機60は、加工クーラントを受入槽6
2に投入するための加工クーラント投入口61oを、受
入槽62の側壁62aに設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械から排出
される加工クーラントと切削屑とを分離するための、切
削屑分離回収機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の工作機械から排出される加工クー
ラントは、加工中に生じた多量の切削屑を含んでおり、
加工クーラントと切削屑とを分離することによって、加
工クーラントを回収して再使用することが従来から行な
われている。
【0003】図29ないし図31に示す切削屑分離回収
機Aは、クリーンタンクTに設置されたメインユニット
A1と、該メインユニットA1から延びる搬送ユニット
A2とを具備しており、メインユニットA1は切削屑の
混入した加工クーラントが投入されるホッパAaと、該
ホッパAaの内部に設けられたドラムフィルターAb
と、搬送ケーシングAcに収容設置されたスクリューA
dとを有し、搬送ユニットA2は搬送ケーシングAe
と、該搬送ケーシングAeに収容されるとともスクリュ
ーAdと連結され、モータAfによって駆動されるスク
リュー(図示せず)を有している。
【0004】この切削屑分離回収機Aでは、切削屑を含
んだ加工クーラントがメインユニットA1のホッパAa
に投入されると、ドラムフィルターAbの濾過部材A
b′を介して分離された加工クーラントがクリーンタン
クTに貯溜される一方、ホッパAaから搬送ケーシング
Acに入り込んだ切削屑は、スクリューAdの動作によ
って搬送ユニットA2に送り込まれ、この搬送ユニット
A2の排出口Agを介して収容箱(図示せず)に投棄さ
れる。
【0005】一方、同一の工作機械において、アルミニ
ウム製粗材と鉄製粗材とを切削加工した場合、工作機械
から排出される加工クーラントと切削屑とを互いに分離
するとともに、切削屑を金属粗材の原料として再利用す
るべく、アルミニウム切削屑と鉄切削屑とに分離する必
要がある。
【0006】図32に示す切削屑分離回収機Bは、加工
クーラントと共に混合切削屑を受け入れるための非磁性
材から成る受入槽Baと、該受入槽Baの内部に設けら
れたドラムフィルターBbとを備えており、さらに受入
槽Baの内部に配設されて加工クーラント中に浮遊する
アルミニウム切削屑を搬出するアルミニウム切削屑搬出
手段Bcと、受入槽Baの外部に配設されて該受入槽B
aから鉄切削屑を搬出する鉄切削屑搬出手段Bdとを具
備している。
【0007】この切削屑分離回収機Bでは、切削屑を含
んだ加工クーラントが受入槽Baに投入されると、ドラ
ムフィルターBbの濾過部材Bb′を介して分離された
加工クーラントがクリーンタンクTに貯溜される。
【0008】また、受入槽Ba内の加工クーラントに浮
遊しているアルミニウム切削屑は、アルミニウム切削屑
搬出手段BcにおけるスクレーパBc′の動作により、
排出口Beへ向けて搬送されて行き、図示していない収
容箱に投棄される一方、受入槽Ba内に沈殿している鉄
切削屑は、鉄切削屑搬出手段Bdにおける磁性吸着体B
d′の動作により、排出口Bfへ向けて搬送されて行
き、図示していない収容箱に投棄される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今におけ
る工作機械のコンパクト化に伴い、切削屑分離回収機に
おいても、大きな設置スペースを占有することなく、据
え付け性に優れたコンパクトな装置が望まれている。
【0010】しかしながら、図29ないし図31に示し
た削屑分離回収機AのメインユニットA1では、ホッパ
Aaの内部におけるフィルタードラムAbを、スクリュ
ーAdの直上域に配置しているため、高さ方向の寸法が
大きなものとなり、据え付け性の低下を招いてしまう不
都合があった。
【0011】また、図32に示した切削屑分離回収機B
では、フィルタードラムBbとアルミニユウム切削屑搬
出手段Bcとを収容している受入槽Baの上方から、加
工クーラントを投入するよう構成しているので、工作機
械から加工クーラントを投入するためのシュータ等を、
受入槽Baの上方域に配設しなければならず、このため
に設備全体の高さ寸法が大きなものとなり、据え付け性
の低下を招いてしまう不都合があった。
【0012】本発明は上記実状に鑑みて、設置スペース
の削減を図り、もって据え付け性の向上を達成し得る切
削屑分離回収機の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わる切削屑分離回収機では、切削屑の混
入した加工クーラントが投入されるホッパと、該ホッパ
の内部において回転自在に設置されかつ外周に切削屑と
加工クーラントとを分離するための濾過部材を備えたド
ラムフィルターと、回転動作によってホッパから切削屑
を搬出するスクリューとを具備する切削屑分離回収機に
おいて、スクリューとドラムフィルターとを互いに平行
に配設するとともに、ドラムフィルターをスクリューに
対する側方域かつ上方域に配設している。
【0014】また、本発明に関わる切削屑分離回収機で
は、加工クーラントとともに混合切削屑を受け入れるた
めの非磁性材から成る受入槽と、循環駆動する無端保持
体の外周部にスクレーパを備えかつ受入槽の内部に設置
されて受入槽内の加工クーラントからアルミニウム切削
屑を搬出するアルミニウム切削屑搬出手段と、外周に切
削屑と加工クーラントとを分離するための濾過部材を備
えかつ受入槽の内部において回転自在に設置されたドラ
ムフィルターと、循環駆動する無端保持体の外周部に磁
性吸着体を備えかつ受入槽の外部に配設されて受入槽内
の加工クーラントから鉄切削屑を搬出する鉄切削屑搬出
手段とを備えた切削屑分離回収機において、加工クーラ
ントを受入槽に投入するための加工クーラント投入口
を、受入槽における側壁に設けている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、幾つかの実施例を示す図面
に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1ないし図6
は、工作機械から排出される加工クーラントと切削屑と
の混合物を作業対象とし、加工クーラントと切削屑とを
分離するとともに、分離した切削屑を搬出するよう構成
した切削屑分離回収機を示している。
【0016】この切削屑分離回収機1は、従来の切削屑
分離回収機A(図29参照)と同様に、メインユニット
1Aおよび搬送ユニット1Bを具備しており、メインユ
ニット1Aを水平に配置し、かつ搬送ユニット1Bを傾
斜させた態様で、図示していないクリーンタンクに設置
されている。
【0017】メインユニット1Aは、切削屑の混入した
加工クーラント(以下、ダーティークーラントと称す
る)が投入されるホッパ2を具備するとともに、該ホッ
パ2の内部には加工クーラントと切削屑とを分離するた
めのドラムフィルター3が設けられ、さらにホッパ2の
下部にはスクリュー4を収容した搬送ケーシング5が設
けられている。
【0018】搬送ケーシング5は、円筒形状を呈するパ
イプによって構成されており、その周壁には切削屑投入
口5iが形成されている。一方、上記搬送ケーシング5
に収容されたスクリュー4は、駆動パイプ4aとブレー
ド4bとを有し、駆動パイプ4aの一端を搬送ケーシン
グ5の端板5aに対して回転自在に支承されている。
【0019】ホッパ2は、搬送ケーシング5の切削屑投
入口5iに臨む態様で、該搬送ケーシング5の周壁に取
り付けられており、切削屑投入口5iを挟んで搬送ケー
シング5に固設された一対の端板2a、2aと、切削屑
投入口5iの縁部に沿って端板2a、2a間に設けられ
た側板2b、2cとを備えている。
【0020】ドラムフィルター3は、環状を成す一対の
支持ドラム3a、3aと、濾過部材としてのパンチング
メタル3bとを備え、両端の支持ドラム3a、3aを、
ホッパ20の端板2a、2aに遊嵌することで、搬送ケ
ーシング5の軸方向に延びる軸線を中心として回転自在
に支承されている。
【0021】ここで、上記ドラムフィルター3は、ホッ
パ2の内部において、スクリュー4と互いに平行を成す
とともに、スクリュー4に対する側方域かつ上方域、す
なわち図6において明示する如く、スクリュー4の側方
域における斜め上方に配設されている。
【0022】図2および図6に示す如く、ドラムフィル
ター3おける一方の支持ドラム3aには、従動スプロケ
ット6aが固設されている一方、スクリュー4の駆動パ
イプ4aには、駆動スプロケット6bが固設されてお
り、これらスプロケット6a、6bと伝動チェーン6c
とから成る動力伝達手段により、上記ドラムフィルター
3は、スクリュー4の回転動作に基づいて、図6中に示
す矢印R方向に駆動回転される。
【0023】また、上記ホッパ2には、ドラムフィルタ
ー3から切削屑を除去するためのインナースクレーパ7
とアウタースクレーパ8とが設けられている。インナー
スクレーパ7は、ホッパ2の端板2a、2aに架設され
てドラムフィルター3を貫通するサポートバー7aに、
ブラケット7bを介して取り付けられており、ドラムフ
ィルター3の軸方向に延在し、縁部をパンチングメタル
3bの内周面に摺接させている。
【0024】一方、アウタースクレーパ8は、サポート
バー8aを介してホッパ2に固定されたブラケット8b
に取り付けられており、ドラムフィルター3の外方域に
おいて、該ドラムフィルター3の軸線に沿って延在し、
縁部をパンチングメタル3bの外周面に摺接させてい
る。
【0025】さらに、ドラムフィルター3の支持ドラム
3a、3aには、ホッパ2内の切削屑をスクリュー4に
向けて押し遣るアシスト部材としてのバー9、9が、そ
れぞれ2固ずつ取り付けられている。
【0026】これらバー9、9はドラムフィルター3の
軸方向に沿って延在するとともに、該ドラムフィルター
3の回転時において、上述したアウタースクレーパ8と
干渉することのないよう、ドラムフィルター3における
パンチングメタル3bの外周面から離隔した態様で固設
されている。
【0027】また、図6に示す如く、上記バー9、9…
を備えたドラムフィルター3の側方に臨む、ホッパ2に
おける側壁2cの下半部は、ドラムフィルター3ととも
に回転する上記バー9、9…の移動範囲に倣って湾曲形
成されている。
【0028】一方、図3に示す如く、搬送ユニット1B
は搬送ケーシング10と該搬送ケーシング10に収容さ
れたスクリュー11とを具備しており、搬送ケーシング
10には切削屑排出口10oが形成され、かつ該切削屑
排出口10oに臨む態様で排出ダクト12が取り付けら
れている。
【0029】スクリュー11は、駆動パイプ11aとブ
レード11bとを有し、搬送ケーシング10の端部に設
置されたモータ13によって、切削屑を切削屑排出口1
0oへ向けて搬送するべく回転駆動される。
【0030】また、搬送ユニット1Bの搬送ケーシング
10は、ジョイントケーシング14を介して、メインユ
ニット1Aの搬送ケーシング5と結合されているととも
に、搬送ユニット1Bのスクリュー11は、ユニバーサ
ルジョイント15を介して、メインユニット1Aのスク
リュー4と連結されており、搬送ユニット1Bのモータ
13によるスクリュー11の動作に伴って、メインユニ
ット1Aのスクリュー4が駆動回転されることとなる。
【0031】上述した構成の切削屑分離回収機1が稼働
を開始すると、搬送ユニット1Bのモータ13によって
スクリュー11が回転駆動されるとともに、メインユニ
ット1Aのスクリュー4とドラムフィルター3とが回転
駆動され、一方、メインユニット1Aのホッパ2には、
工作機械(図示せず)から発生したダーティークーラン
トが投入される。
【0032】上記ホッパ2に投入されたのち、ドラムフ
ィルター3におけるパンチングメタル3bを介して濾過
された清浄な加工クーラント(以下、クリーンクーラン
トと称する)は、ドラムフィルター3における両端の支
持ドラム3a、3aを介して図示していないクリーンタ
ンクに流れ込む。
【0033】ここで、ドラムフィルター3のパンチング
メタル3bに付着した細かい切削屑は、ドラムフィルタ
ー3が回転して、インナースクレーパ7およびアウター
スクレーパ8がパンチングメタル3bの内周面および外
周面と摺接するによって除去されるので、常に清浄な状
態が保たれるために、効率よく加工クーラントと切削屑
との分離が実施されることとなる。
【0034】一方、切削屑投入口5iから加工クーラン
トとともに搬送ケーシング5の内部に入り込んだ切削屑
は、スクリュー4の回転動作によってジョイントケーシ
ング14に送り込まれ、次いで搬送ユニット1Bにおけ
るスクリュー11の回転動作よって、搬送ケーシング1
0の内部を切削屑排出口10oへ向けて搬送されて行
き、この切削屑排出口10oから排出ダクト12を介し
て、図示していない収容箱あるいはチップコンベア等に
投棄されることとなる。
【0035】ここで、上述した切削屑分離回収機1で
は、ドラムフィルター3とスクリュー4とを互いに平行
に配設するとともに、ドラムフィルター3をスクリュー
4に対する側方域かつ上方域に配設しているので、ホッ
パ2の高さ寸法、言い換えれば切削屑分離回収機1の全
高を低く抑えることができ、設置スペースが削減される
ことによって、据え付け性を向上させることが可能とな
り、例えばダーティークーラントの排出口が低い位置に
ある工作機械に対しても、上述した切削屑分離回収機1
を据え付けることができる。
【0036】また、上述した切削屑分離回収機1では、
スクリュー4に対する側方域かつ上方域にドラムフィル
ター3を配設したこと、言い換えればスクリュー4の直
上域にドラムフィルター3を位置させていないことで、
ホッパ2に投入されたダーティークーラント中の浮遊切
削屑がスクリュー4に導入され易いものとなり、もって
ダーティークーラント中の切削屑を、スクリュー4によ
って効率よく搬出させることが可能となる。
【0037】また、上述した切削屑分離回収機1では、
ドラムフィルター3にアシスト部材としてのバー9、9
…を設け、ドラムフィルター3の周囲に浮遊している切
削屑を、上記バー9、9…の回転動作によって強制的に
スクリュー4に向けて押し遣ることで、上記スクリュー
4による切削屑の搬出効率(回収効率)を向上させるこ
とができる。
【0038】また、ホッパ2においてドラムフィルター
3の側方に臨む部位を、ドラムフィルター3とともに回
転する上記バー9、9…の移動範囲に倣って湾曲形成し
たことにより、上述したバー9、9…の動作によって切
削屑を強制的に押し遣る作用の効率が向上することとな
る。
【0039】さらに、上記バー9、9…が動作すること
により、ダーティークーラント中の浮遊切削屑が循環さ
れ、ホッパ2の内部に切削屑が蓄積することを抑制でき
るので、切削屑の搬出効率(回収効率)を向上させるこ
とが可能となる。
【0040】図7ないし図12に示す切削屑分離回収機
20は、切削屑の混入した加工クーラントが投入される
ホッパ21を具備するとともに、該ホッパ21の内部に
は加工クーラントと切削屑とを分離するためのドラムフ
ィルター22、および切削屑を搬出するためのスクリュ
ー23が設置されている。
【0041】さらに上記ホッパ21には、スクリュー2
4を収容した搬送ケーシング25が接続されており、切
削屑分離回収機20はホッパ21を水平に配置し、かつ
搬送ケーシング25を傾斜させた態様で、図示していな
いクリーンタンクに設置されている。
【0042】上記ホッパ21は、一対の端板21a、2
1aと、これら端板21a、21a間に設けられた側板
21b、21cとを備え、上方の解放された箱形状を呈
している。さらに、上記ホッパ21における側板21b
の下部は、スクリュー23の収容域を構成するべく湾曲
形成されており、また上記ホッパ21における側板21
cの下部は、ドラムフィルター22の収容域を画成する
べく、該ドラムフィルター22の外周に倣って、言い換
えれば後述するバー(アシスト部材)29、29の移動
域に倣う態様で湾曲形成されている。
【0043】ドラムフィルター22は、環状を成す一対
の支持ドラム22a、22aと、濾過部材としてのパン
チングメタル22bとを備え、各支持ドラム22a、2
2aを、ホッパ21の端板21a、21aにベアリング
を介して支持することで、水平方向に延びる軸を中心と
して回転自在に支承されている。
【0044】一方、スクリュー23は、駆動パイプ23
aとブレード23bとを有し、駆動パイプ23aの一端
を、ホッパ21の端板21aに対して回転自在に支承さ
れている。
【0045】ここで、上記ドラムフィルター22は、ス
クリュー23と互いに平行を成すとともに、スクリュー
23に対する側方域かつ上方域、すなわち図12におい
て明示する如く、スクリュー23の側方域における斜め
上方に配設されている。
【0046】図10および図12に示す如く、ドラムフ
ィルター22おける一方の支持ドラム22aには、従動
スプロケット26aが固設されている一方、スクリュー
23の駆動パイプ23aには、駆動スプロケット26b
が固設されており、これらスプロケット26a、26b
と伝動チェーン26cとから成る動力伝達手段によっ
て、上記ドラムフィルター22はスクリュー23の回転
動作に基づき、図12中に示す矢印R方向に駆動回転さ
れる。
【0047】また、上記ホッパ21には、ドラムフィル
ター22から切削屑を除去するためのインナースクレー
パ27とアウタースクレーパ28とが設けられている。
インナースクレーパ27は、ホッパ21の端板21a、
21aに架設されてドラムフィルター22を貫通するサ
ポートバー27aに、ブラケット27bを介して取り付
けられており、ドラムフィルター22の軸方向に延在
し、縁部をパンチングメタル22bの内周面に摺接させ
ている。
【0048】一方、アウタースクレーパ28は、ホッパ
21の側板21cに固定されたブラケット28aに取り
付けられており、ドラムフィルター22の外方域におい
て、該ドラムフィルター22の軸線に沿って延在し、縁
部をパンチングメタル22bの外周面に摺接させてい
る。
【0049】さらに、ドラムフィルター22の支持ドラ
ム22a、22aには、ホッパ21内の切削屑をスクリ
ュー23に向けて押し遣るアシスト部材としてのバー2
9、29が、それぞれ2固ずつ取り付けられており、一
方の支持ドラム22aに取り付けられたバー29と、他
方の支持ドラム22aに取り付けられたバー29とは位
相が90°相違している。
【0050】また、各バー29、29はドラムフィルタ
ー22の軸方向に沿って延在するとともに、該ドラムフ
ィルター22の回転時において、上述したアウタースク
レーパ28と干渉することのないよう、ドラムフィルタ
ー22におけるパンチングメタル22bの外周面から離
隔した態様で固設されている。
【0051】一方、図10および図12に示す如く、上
記ホッパ21の内部には、スクリュー23との協同作用
によって切削屑を細かく切断するための剪断手段30
が、上記スクリュー23に臨む態様で設けられている。
【0052】上記剪断手段30は、上記スクリュー23
の軸方向に延在して、ホッパ21の側板21bに取り付
けられたベースフレーム31と、該ベースフレーム31
に固設された複数枚のブレード32、32とを備えてい
る。
【0053】各ブレード32、32は、図13ないし図
15に示す如く、それぞれスクリュー23の軸方向に対
し傾斜(実施例においては45°に傾斜)する態様で取
り付けられており、さらに各ブレード32の下縁部32
aは、スクリュー23におけるブレード23bの外縁部
に対して、僅かな間隙を開けて倣う態様でアーチ状に形
成されている。
【0054】一方、ホッパ21から延びる搬送ケーシン
グ25は、図8に示すようにホッパ21の端板21aに
結合されているとともに、図9に示すように上方部に切
削屑排出口25oが形成され、さらに該切削屑排出口2
5oに臨む態様で排出ダクト25Dが取り付けられてい
る。なお、上記排出ダクト25Dは、図9中に実線、一
点鎖線および二点鎖線で示す如く、任意に傾斜角度を変
えることができる。
【0055】上記搬送ケーシング25に収容されたスク
リュー24は、駆動パイプ24aとブレード24bとを
有し、搬送ケーシング25の端部に設置されたモータ2
5Mにより、切削屑を切削屑排出口25oへ向けて搬送
するべく回転駆動される。
【0056】さらに、スクリュー24は、ユニバーサル
ジョイント24Jを介して、ホッパ21内のスクリュー
23と連結されており、上記モータ25Mによるスクリ
ュー24の動作に伴って、ホッパ21内におけるスクリ
ュー23が駆動回転されることとなる。
【0057】上述した構成の切削屑分離回収機20が稼
働を開始すると、モータ25Mによってスクリュー24
が回転駆動されるとともに、ホッパ21内のスクリュー
23とドラムフィルター22とが回転駆動され、一方、
ホッパ21には工作機械(図示せず)から発生したダー
ティークーラントが投入される。
【0058】ホッパ21に投入されたのち、ドラムフィ
ルター22におけるパンチングメタル22bを介して濾
過されたクリーンクーラントは、ドラムフィルター22
における両端の支持ドラム22a、22aを介して、図
示していないクリーンタンクに流れ込む。
【0059】ここで、ドラムフィルター22のパンチン
グメタル22bに付着した細かい切削屑は、ドラムフィ
ルター22が回転して、インナースクレーパ27および
アウタースクレーパ28がパンチングメタル22bの内
周面および外周面と摺接するによって除去されるので、
常に清浄な状態が保たれるために、効率よく加工クーラ
ントと切削屑との分離が実施されることとなる。
【0060】一方、ダーティークーラント中の切削屑
は、スクリュー23の回転動作によって、ホッパ21か
ら搬送ケーシング25に送り込まれ、次いでスクリュー
24の回転動作より、搬送ケーシング25の内部を切削
屑排出口25oへ向けて搬送されて行き、この切削屑排
出口25oから排出ダクト25Dを介して、図示してい
ない収容箱あるいはチップコンベア等に投棄される。
【0061】ここで、上述した切削屑分離回収機20で
は、ドラムフィルター22とスクリュー23とを互いに
平行に配設するとともに、ドラムフィルター22をスク
リュー23に対する側方域かつ上方域に配設しているの
で、ホッパ21の高さ寸法、言い換えれば切削屑分離回
収機20の全高を低く抑えることができ、設置スペース
が削減されることによって、据え付け性を向上させるこ
とが可能となる。
【0062】また、上述した切削屑分離回収機20で
は、スクリュー23の直上域にドラムフィルター22を
位置させていないことにより、ホッパ21に投入された
ダーティークーラント中の浮遊切削屑がスクリュー23
に導入され易いものとなり、もってダーティークーラン
ト中の切削屑を、スクリュー23によって効率よく搬出
させることができる。
【0063】また、ドラムフィルター22に設けたバー
29、29…の回転動作により、ドラムフィルター22
の周囲に浮遊している切削屑を強制的にスクリュー23
に向けて押し遣ることで、上記スクリュー23による切
削屑の搬出効率(回収効率)を向上させることができ、
併せてホッパ21においてドラムフィルター22の側方
に臨む部位を、上記バー29、29…の移動範囲に倣っ
て湾曲形成したことにより、切削屑をスクリュー23に
向けて強制的に押し遣る作用の効率が向上し、さらに上
記バー29、29…が動作することにより、ダーティー
クーラント中の浮遊切削屑が循環され、ホッパ21の内
部に切削屑が蓄積することを抑制できるので、切削屑の
搬出効率(回収効率)を向上させることが可能となる。
【0064】さらに、スクリュー23に臨んで剪断手段
30を設けたことにより、カール状に成長した大きな切
削屑は、剪断手段30のブレード32と、スクリュー2
3のブレード23bとの相対移動によって短く切断さ
れ、もってスクリュー23における切削屑の搬送能力が
向上することとなる。
【0065】図16ないし図19に示す切削屑分離回収
機40は、上述した切削屑分離回収機1(図1ないし図
6参照)と同様に、メインユニット40Aおよび搬送ユ
ニット(図示せず)を具備しており、メインユニット4
0Aを水平に配置した態様でクリーンタンク(図示せ
ず)に設置されている。なお、切削屑分離回収機40に
おける搬送ユニットの構成および動作態様は、切削屑分
離回収機1の搬送ユニット1Bと全く同一なので、以下
においては詳細な説明を省略する。
【0066】メインユニット40Aは、切削屑の混入し
た加工クーラントが投入されるホッパ41を具備すると
ともに、該ホッパ41の内部には加工クーラントと切削
屑とを分離するためのドラムフィルター42設けられ、
さらにホッパ41の下部にはスクリュー43を収容した
搬送ケーシング44が設けられている。
【0067】搬送ケーシング44は、円筒形状を呈する
パイプによって構成されており、その周壁には切削屑投
入口44iが形成されている。一方、搬送ケーシング4
4に収容されたスクリュー43は、駆動パイプ43aと
ブレード43bとを有し、駆動パイプ43aの一端を搬
送ケーシング44の端板44aに対して回転自在に支承
されている。
【0068】ホッパ41は、搬送ケーシング44の切削
屑投入口44iに臨む態様で、該搬送ケーシング44の
周壁に取り付けられており、切削屑投入口44iを挟ん
で搬送ケーシング44に固設された端板41a、41a
と、切削屑投入口44iの縁部に沿って、上記端板41
a、41a間に設けられた側板41b、41cとを備え
ている。
【0069】ドラムフィルター42は、環状を成す一対
の支持ドラム42a、42aと、濾過部材としてのパン
チングメタル42bとを備えており、各支持ドラム42
a、42aを、それぞれ中間ドラム45、45に対して
回転自在に遊嵌させ、さらに各中間ドラム45、45を
ホッパ41の端板41a、41aに対して回転自在に遊
嵌させることで、搬送ケーシング44の軸方向に延びる
軸線を中心として、ホッパ41の内部において回転自在
に支承されている。
【0070】ここで、上記ドラムフィルター42は、ホ
ッパ41の内部において、スクリュー43と互いに平行
を成すとともに、上記スクリュー43に対する側方域か
つ上方域、すなわち図19において明示する如く、スク
リュー43の側方域における斜め上方に配設されてい
る。
【0071】一方、ホッパ41には、上記ドラムフィル
ター42から切削屑を除去するためのインナースクレー
パ46とアウタースクレーパ47とが設けられている。
インナースクレーパ46は、ホッパ41の端板41a、
41aに架設されてドラムフィルター42を貫通するブ
ラケット46aを介して取り付けられ、ドラムフィルタ
ー42の軸方向に延在し、かつ縁部をパンチングメタル
42bの内周面に摺接させている。
【0072】また、上記ドラムフィルター42の外方域
には、該ドラムフィルター42の軸線に沿って延在し、
かつ縁部をパンチングメタル42bの外周面に摺接させ
た、計3個のアウタースクレーパ47、47…が設けら
れており、各アウタースクレーパ47は、中間ドラム4
5、45に固設された支持円板45a、45aに架設さ
れたサポートバー47aに取り付けられている。
【0073】ここで、上述の如く中間ドラム45、45
は、ドラムフィルター42の支持ドラム42a、42a
に対して回転自在に遊嵌しているため、サポートバー4
7aおよび支持円板45aを介して中間ドラム45、4
5に支持されたアウタースクレーパ47、47…は、ド
ラムフィルター42の外周域を、該ドラムフィルター4
2に対して相対的に回転することとなる。
【0074】図16および図19に示す如く、ドラムフ
ィルター42おける一方の支持ドラム42aには、従動
スプロケット48aが固設されている一方、スクリュー
43の駆動パイプ43aには、駆動スプロケット48b
が固設されており、これらスプロケット48a、48b
と伝動チェーン48cとから成る動力伝達手段によっ
て、上記ドラムフィルター42はスクリュー43の回転
動作に基づいて、図19中に示す矢印Rd方向へ駆動回
転される。
【0075】また、一方の中間ドラム45には、従動ス
プロケット49aが固設されている一方、スクリュー4
3の駆動パイプ43aには、駆動スプロケット49bが
固設されており、これらスプロケット49a、49bと
伝動チェーン49cとから成る動力伝達手段によって、
上記中間ドラム45に支持されたアウタースクレーパ4
7、47…は、スクリュー43の回転動作に基づき、図
19中に示す矢印Rs方向へ駆動回転される。
【0076】ここで、中間ドラム45に設けられた従動
スプロケット49aの歯数は、ドラムフィルター42に
設けられた従動スプロケット48aにおける歯数の 1.8
倍に設定されており、もって中間ドラム45に支持され
たアウタースクレーパ47、47…は、ドラムフィルタ
ー42に対して 1/1.8倍の速度で回転する。
【0077】なお、メインユニット40Aにおけるスク
リュー43は、図示していない搬送ユニットにおけるス
クリューと、ユニバーサルジョイントを介して連結され
ており、搬送ユニットのモータによるスクリューの回転
動作に伴い、メインユニット40Aのスクリュー43が
駆動回転されることとなる。
【0078】上述した構成の切削屑分離回収機40が稼
働を開始すると、搬送ユニットにおけるモータの運転に
基づいて、メインユニット40Aのスクリュー43とド
ラムフィルター42とが回転駆動され、一方、メインユ
ニット40Aのホッパ41には、工作機械(図示せず)
から発生したダーティークーラントが投入される。
【0079】上記ホッパ41に投入されたのち、ドラム
フィルター42のパンチングメタル42bを介して濾過
されクリーンクーラントは、ドラムフィルター42にお
ける両端の支持ドラム42a、42aを介して、図示し
ていないクリーンタンクに流れ込む。
【0080】ここで、ドラムフィルター42のパンチン
グメタル42bに付着した細かい切削屑は、ドラムフィ
ルター42におけるパンチングメタル42bの内周面お
よび外周面に、インナースクレーパ46およびアウター
スクレーパ47が摺接することによって除去され、常に
清浄な状態が保たれるために、効率よく加工クーラント
と切削屑との分離が実施されることとなる。
【0081】また、切削屑分離回収機40の稼働時にお
いて、中間ドラム45に支持されたアウタースクレーパ
47、47…は、上述した如くドラムフィルター42に
対して 1/1.8倍の速度で回転するために、ドラムフィル
ター42のパンチングメタル42bと、スクレーパ47
との間に切削屑が咬み込んでしまうことがない。
【0082】さらに、同方向に回転していることによっ
て、ドラムフィルター42とアウタースクレーパ47、
47…との相対移動速度は低いものの、アウタースクレ
ーパ47をドラムフィルター42の周囲に3個設置した
ことにより、ドラムフィルター42のパンチングメタル
42bは、常に清浄な状態に保たれることとなる。
【0083】一方、切削屑投入口44iから加工クーラ
ントとともに搬送ケーシング44の内部に入り込んだ切
削屑は、スクリュー43の回転動作によって図示してい
ない搬送ユニットに送り込まれ、次いで搬送ユニットの
切削屑排出口から排出ダクトを介して、図示していない
収容箱あるいはチップコンベア等に投棄される。
【0084】ここで、上述した切削屑分離回収機40で
は、ドラムフィルター42とスクリュー43とを互いに
平行に配設するとともに、ドラムフィルター42をスク
リュー43に対する側方域かつ上方域に配設しているの
で、ホッパ41の高さ寸法、言い換えれば切削屑分離回
収機40の全高を低く抑えることができ、設置スペース
が削減されることによって、据え付け性を向上させるこ
とが可能となる。
【0085】また、スクリュー43の直上域にドラムフ
ィルター42を位置させていないことにより、ホッパ4
1に投入されたダーティークーラント中の浮遊切削屑が
スクリュー43に導入され易いものとなり、もってダー
ティークーラント中の切削屑を、スクリュー43によっ
て効率よく搬出させることができる。
【0086】さらに、上述した切削屑分離回収機40に
おいては、ドラムフィルター42の周囲を、アウタース
クレーパ27、27…が、サポートバー47a、47a
…と共に回転することにより、ダーティークーラント中
に浮遊している切削屑が循環され、ホッパ41の内部に
切削屑が蓄積することを抑制できるので、切削屑の搬出
効率(回収効率)を向上させることが可能となる。
【0087】一方、図20ないし図28に示す切削屑分
離回収機60は、アルミニウム製粗材と鉄製粗材とを切
削加工する工作機械を対象とし、この工作機械から排出
される加工クーラントと切削屑とを互いに分離するとと
もに、切削屑をアルミニウム切削屑と鉄切削屑とに分離
するための処理設備100の主要部を構成するものであ
る。
【0088】上記処理設備100は、図示していない工
作機械から排出される混合切削屑の混入した加工クーラ
ント(以下、ダーティークーラントと称する)を切削屑
分離回収機60へ投入するための樋101と、上記切削
屑分離回収機60によって分離された清浄な加工クーラ
ント(以下、クリーンクーラントと称する)を貯留する
クリーンタンク102と、切削屑分離回収機60から排
出されるアルミニウム切削屑を収容するチップボックス
103、および切削屑分離回収機60から排出される鉄
切削屑を収容するチップボックス104とを具備してい
る。
【0089】図22ないし図26に示す如く、切削屑分
離回収機60は一対の側壁61a、61aと周壁61b
とから成るハウジング61を備えており、該ハウジング
61の内部には、工作機械からのダーティークーラント
が投入される受入槽62が設けられている。
【0090】上記受入槽62は、一対の側壁62a、6
2aと、これら側壁62a、62a間に張り渡されたプ
レート63とによって画成されており、上記プレート6
3は半円筒形状を呈する低壁63aと、この低壁63a
から斜め上方に向かって延在する案内壁63b、および
上記低壁63aから上記案内壁63bとほぼ平行に斜め
上方へ向かって延在する案内壁63cとを有し、その全
体は非磁性体(例えばステンレス鋼)の薄板によって構
成されている。
【0091】また、ハウジング61の内部において、上
記プレート63によって囲まれた部位には、下部にドラ
ムフィルター64が配設されているとともに、上部にド
ライブシャフト65が配設されており、該ドライブシャ
フト65に固設されたドライブスプロケット65aと、
ドラムフィルター64の外周との間には、無端のスクレ
ーパコンベア(アルミニウム切削屑搬出手段)66が巻
回されている。
【0092】ドラムフィルター64は、図25に示すよ
うに、環状を成す一対の支持ドラム64a、64aと、
濾過部材としてのパンチングメタル64bとを備え、ハ
ウジング61における一対の側壁61a、61aに、ベ
アリングを介して両端の支持ドラム64a、64aを支
持させることにより、シャフト65の軸方向に延びる軸
線を中心として回転自在に支承されている。
【0093】ドライブシャフト65は、図23に示すよ
うに、ハウジング61における側壁61a、61aと近
接した位置に、各々上述したドライブスプロケット65
aを固設しており、一方の側壁61aから突出した端部
にはスプロケット65bが固着されている。
【0094】スクレーパコンベア66は、図23に示す
如く、一対の無端状スクレーパチェーン(無端保持体)
66a、66a間の外周部の適宜位置に、複数個のスク
レーパ66b、66b…を互いに等間隔、かつ比較的疎
に架設して構成したもので、上記プレート63における
案内壁63bに臨んだ延在部分が、上記案内壁63bに
対して平行となる態様で、上記ドラムフィルター64と
ドライブスプロケット65aとの間に巻回されており、
後述する態様でドライブシャフト65が回転した際に、
ドラムフィルター64を連動して回転させる作用を成
す。
【0095】また、上記ハウジング61には、ドラムフ
ィルター64から切削屑を除去するためのインナースク
レーパ67とアウタースクレーパ68とが設けられてい
る。インナースクレーパ67は、ハウジング61の側壁
61a、61aに架設されてドラムフィルター64を貫
通するブラケット67aを介して取り付けられ、ドラム
フィルター64の内方域において、該ドラムフィルター
64の軸方向に延在し、縁部をパンチングメタル64b
の内周面に摺接させている。
【0096】一方、アウタースクレーパ68は、ハウジ
ング61の側壁61a、61aに架設されブラケット6
8aを介して取り付けられ、ドラムフィルター64の外
方域において、該ドラムフィルター64の軸線に沿って
延在し、縁部をパンチングメタル64bの外周面に摺接
させている。
【0097】さらに、上記ハウジング61における側壁
61a、61aと、受入槽62における側板62a、6
2aとには、ハウジング61の外部と受入槽62の内部
とを連通する加工クーラント投入口61o、61oが形
成されており、さらにハウジング61の側壁61a、6
1aには、上記加工クーラント投入口61o、61o
へ、ダーティークーラントを導入するための樋61A、
61Aが取り付けられている。
【0098】一方、ハウジング61の内部における上記
プレート63の外方側には、ドライブシャフト70、シ
ャフト71、シャフト72およびシャフト73が配設さ
れているとともに、上記各シャフト70、71、72お
よび73に各々固設されたドライブスプロケット70
a、スプロケット71a、スプロケット72aおよびス
プロケット73aの間には、無端のスラットコンベア
(鉄切削屑搬出手段)74が巻回されている。
【0099】上記ドライブシャフト70は、ハウジング
61の側壁61a、61aと近接した位置に、それぞれ
上述したドライブスプロケット70aを固設しており、
一方の側壁61aから突出した端部にはスプロケット7
0bが固着され、かつ他方の側壁61aから突出した端
部には駆動モータ70Mが接続されている。
【0100】また、シャフト71、シャフト72および
シャフト73は、上述したドライブシャフト70のドラ
イブスプロケット70aに対応する部位に、それぞれス
プロケット71a、72aおよび73aを固着してい
る。
【0101】スラットコンベア74は、図23に示す如
く、一対の無端状スラットチェーン(無端保持体)74
a、74a間の外周部における適宜位置に、取付板の外
表面に複数の永久磁石(磁性吸着体)m、m…を平坦状
に敷設して成る多数個のスラット74bを、互いに等間
隔かつ比較的密に架設して構成したもので、上記プレー
ト63における案内壁63cに臨んだ延在部分が、上記
案内壁63cに対して平行となる態様で、ドライブスプ
ロケット71a、スプロケット72a、スプロケット7
3a、およびスプロケット74aに巻回している。
【0102】また、上述した駆動モータ70Mの駆動に
よって、ドライブシャフト70が図22中において時計
回りに回転駆動した場合、各スラット74bにおける永
久磁石m、m…の外表面は、受入槽62のプレート63
における底壁63aから案内壁63cの上端近傍に及ぶ
外面に摺接しつつ移動することとなる。
【0103】一方、ハウジング61の内部には、プレー
ト63における案内壁63cの上縁部近傍、具体的には
案内壁63cを挟んでドライブシャフト70と対向する
部位に、マグネットローラ80が回転自在に配設されて
いる。
【0104】上記マグネットローラ80は、図27およ
び図28に示す如く、非磁性材のステンレスパイプ80
aに、樹脂材料から成る複数個のサポートブロック80
b、80b…を挿入するとともに、複数個のマグネット
(フェライト磁石)ブロック80c、80c…を駆動軸
80dの軸方向に並べ、かつ駆動軸80dを中心として
放射状に配置することにより構成されている。なお、図
中の符号80eはサイドプレート、符号80fは回り止
め部材である。
【0105】また、上記マグネットローラ80の駆動軸
80dにおいて、ハウジング61における一方の側壁6
1aから突出した端部には、スプロケット80gが固着
されており、該スプロケット80gには、ドライブシャ
フト65に固着されたスプロケット65bと、ドライブ
シャフト70に固着されたスプロケット70bと、ハウ
ジング61に支承されたアイドラスプロケット75との
間に、タイミングチェーン76が巻き掛けられている。
【0106】このため、駆動モータ70Mが運転される
ことで、スラットコンベア74が駆動されるとともに、
スクレーパコンベア66およびドラムフィルター64が
駆動され、さらに上述したマグネットローラ80も回転
駆動されることとなる。
【0107】一方、上記ハウジング61には、上述した
マグネットローラ80に臨み、かつマグネットローラ8
0から下方に向けて傾斜するシューター61Sが設けら
れており、さらに上記シューター61Sには、マグネッ
トローラ80におけるステンレスパイプ80aの外周面
と摺接するスクレーパ81が取り付けられている。
【0108】上述した切削屑分離回収機60の稼働時、
駆動モータ70Mの駆動力によるドライブシャフト70
の回転により、スラットコンベア74が図22中の時計
回りに駆動され、さらにドライブシャフト70の駆動に
伴うドライブシャフト65の回転により、スクレーパコ
ンベア66が時計回りに駆動するとともに、該スクレー
パコンベア66の駆動によってドラムフィルター64が
時計回りに回転し、さらにドライブシャフト70の回転
に基づいて、マグネットローラ80が時計回りに回転駆
動されることとなる。
【0109】一方、工作機械から排出されたダーティー
クーラントは、図20および図21に示す樋101にお
ける分岐した樋101a、101aを流れ下り、混合切
削屑分離装置60における左右の樋61A、61Aか
ら、それぞれ加工クーラント投入口61o、61oを介
して、受入槽62に投入される。
【0110】上記受入槽62に投入されたのち、ドラム
フィルター64におけるパンチングメタル64bを介し
て濾過されたクリーンクーラントは、ドラムフィルター
64における両端の支持ドラム64a、64aを介し、
クリーンタンク104に流れ込んで貯留される。
【0111】ここで、上記ドラムフィルター64のパン
チングメタル64bに付着した細かい切削屑は、ドラム
フィルター64が回転して、インナースクレーパ67お
よびアウタースクレーパ68がパンチングメタル64b
の内周面および外周面と摺接するによって除去されるの
で、常に清浄な状態が保たれることとなり、もって効率
よく加工クーラントと切削屑との分離が実施される。
【0112】一方、ドラムフィルター64のパンチング
メタル64bを通過できずに、受入槽62に残留したア
ルミニウム切削屑と鉄切削屑との混合切削屑は、スクレ
ーパコンベア66およびスラットコンベア74の駆動に
より、互いに分離・搬出されて、チップボックス103
およびチップボックス104に各々投棄される。
【0113】すなわち、受入槽62に投入された混合切
削屑は、両者の比重の相違(アルミニウムの比重が2.
7程度であるのに対し鉄の比重が7.9程度である)か
ら、ダーティークーラント中においては鉄切削屑が比較
的下層に沈殿する傾向にある一方、アルミニウム切削屑
が比較的上層に浮遊する傾向にある。
【0114】このため、スラットコンベア74の駆動に
より、スラット74bが受入槽62の低壁63aから案
内壁63cに沿って上方に摺接すると、上記スラット7
4bに敷設した永久磁石m、m…の磁気吸着作用によっ
て、混合切削屑中における鉄切削屑のみが、スラット7
4bの移動に伴って案内壁63cの上縁部に向けて搬送
されることとなる。
【0115】上記案内壁63cの上部に達した鉄切削屑
は、マグネットローラ80におけるマグネットブロック
80c、80c…の磁気吸着作用によって該マグネット
ローラ80に乗り移り、次いでマグネットローラ80に
付着した鉄切削屑は、該マグネットローラ80の回転動
作に伴い、スクレーパ81によって掻き落とされたの
ち、シューター61Sを介してチップボックス104に
投棄される。
【0116】このように、案内壁63cの上縁部近傍に
マグネットローラ80を設けたことで、混合切削屑中か
らスラットコンベア74によって搬出された鉄切削屑を
チップボックス104に投棄することができ、これによ
り鉄切削屑の回収効率は極めて良好なものとなる。
【0117】因みに、マグネットローラ80が設けられ
ていない場合、スラット74bの移動により案内壁63
cの上縁部に向けて搬送された鉄切削屑は、スラット7
4bがスプロケット70を回り込み、案内壁63cから
離隔することで磁気吸着作用が消失した際、案内壁63
cに付着している加工クーラント等に吸着され、案内壁
63cから落下することなく、該案内壁63cを伝って
受入槽62内へ滑り落ちてしまう。
【0118】なお、マグネットローラ80において放射
状に配置されたマグネットブロック80c、80c…
の、円周方向における相互の間隔は、マグネットローラ
80の回転に伴ってスクレーパ81により掻き落とされ
る鉄切削屑が、後続のマグネットブロック80cの磁気
吸着作用によって、再びマグネットローラ80に吸着さ
れることのないよう設定されており、また上記間隔を適
宜に変更し得るよう、マグネットブロック80c、80
c…は取り外し自在に構成されている。
【0119】一方、受入槽62に残ったアルミニウム切
削屑は、スクレーパコンベア66におけるスクレーパ6
6bの移動に基づいて、プレート63における案内壁6
3bに沿って上方へ掻き上げられて行き、該案内壁63
bの上縁部から溢れ落ちて、ハウジング61の排出口6
1Oを介してチップボックス103に投棄される。
【0120】上述した切削屑分離回収機60では、ダー
ティークーラントを受入槽62に投入するための加工ク
ーラント投入口61o、61oを、上記受入槽62にお
ける側壁62a、62aに設けたことで、図20から明
らかなように工作機械からのダーティークーラントを投
入するための樋101を、切削屑分離回収機60におけ
るハウジング61の側方域に配設することができ、もっ
て上記切削屑分離回収機60によれば、処理設備100
における全体の高さ寸法を低く抑えることができ、設置
スペースが削減されることによって、据え付け性を向上
させることが可能となる。
【0121】また、上述した切削屑分離回収機60で
は、スクレーパコンベア66によってアルミニウム切削
屑が搬出される排出口61Oと、スラットコンベア74
によって鉄切削屑の搬出されるシューター61Sとを、
ハウジング61の同一側において互いに近接させて配置
したことより、複数種類の切削屑が排出されるにも関わ
らず、各切削屑に対する回収作業は容易なものとなる。
【0122】また、図22からも明らかなように、ハウ
ジング61の内部においてスクレーパコンベア66を傾
斜させて配設するとともに、このスクレーパコンベア6
6を包み込むようにスラットコンベア74を配設したこ
とにより、スクレーパコンベア66とスラットコンベア
74との図中の左右への広がりが抑えられ、もって切削
屑分離回収機60の外観を可及的に小型化することがで
きる。
【0123】なお、上述した実施例では、ダーティーク
ーラントをクリーンクーラントと切削屑、さらに切削屑
をアルミニウム切削屑と鉄切削屑とに分離するための処
理設備に本発明の切削屑分離回収機を適用し他例を示し
たが、本発明は独立した切削屑分離回収機としても構成
し得ることは言うまでもない。
【0124】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わる切
削屑分離回収機は、切削屑の混入した加工クーラントが
投入されるホッパと、該ホッパの内部において回転自在
に設置されかつ外周に切削屑と加工クーラントとを分離
するための濾過部材を備えたドラムフィルターと、回転
動作によってホッパから切削屑を搬出するスクリューと
を具備する切削屑分離回収機において、スクリューとド
ラムフィルターとを互いに平行に配設するとともに、ド
ラムフィルターをスクリューに対する側方域かつ上方域
に配設している。
【0125】上記構成によれば、切削屑分離回収機にお
けるホッパの高さ寸法、言い換えれば切削屑分離回収機
の全高を低く抑えることができ、もって本発明に関わる
切削屑分離回収機によれば、設置スペースが削減される
ことによって、据え付け性を向上させることが可能とな
る。
【0126】また、本発明に関わる切削屑分離回収機
は、加工クーラントとともに混合切削屑を受け入れるた
めの非磁性材から成る受入槽と、循環駆動する無端保持
体の外周部にスクレーパを備えかつ受入槽の内部に設置
されて受入槽内の加工クーラントからアルミニウム切削
屑を搬出するアルミニウム切削屑搬出手段と、外周に切
削屑と加工クーラントとを分離するための濾過部材を備
えかつ受入槽の内部において回転自在に設置されたドラ
ムフィルターと、循環駆動する無端保持体の外周部に磁
性吸着体を備えかつ受入槽の外部に配設されて受入槽内
の加工クーラントから鉄切削屑を搬出する鉄切削屑搬出
手段とを具備する切削屑分離回収機において、加工クー
ラントを受入槽に投入するための加工クーラント投入口
を、受入槽における側壁に設けている。
【0127】上記構成によれば、工作機械から加工クー
ラントを投入するためのシュータ等を、受入槽の上方域
に配設する必要がないので、設備全体の高さ寸法を低く
抑えることができ、もって本発明に関わる切削屑分離回
収機によれば、設置スペースが削減されることによっ
て、据え付け性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる切削屑分離回収機を示す全体側
面図。
【図2】切削屑分離回収機のメインユニットを示す断面
側面図。
【図3】切削屑分離回収機の搬送ユニットを示す断面側
面図。
【図4】切削屑分離回収機のメインユニットを示す平面
図。
【図5】切削屑分離回収機のメインユニットを示す正面
図。
【図6】図4のVI−VI線断面図。
【図7】本発明に関わる切削屑分離回収機の他の実施例
を示す全体側面図。
【図8】切削屑分離回収機のメインユニットを示す断面
側面図。
【図9】切削屑分離回収機の搬送ユニットを示す断面側
面図。
【図10】切削屑分離回収機のメインユニットを示す断
面平面図。
【図11】図10のXI−XI線断面図。
【図12】図10のXII−XII線断面図。
【図13】(a)および(b)は、剪断手段を示す全体
平面図および全体側面図。
【図14】剪断手段を示す全体正面図。
【図15】剪断手段におけるブレードの正対図。
【図16】本発明に関わる切削屑分離回収機の他の実施
例におけるメインユニットを示す断面側面図。
【図17】切削屑分離回収機のメインユニットを示す平
面図。
【図18】切削屑分離回収機のメインユニットを示す正
面図。
【図19】図17のXIX−XIX線断面図。
【図20】本発明に関わる切削屑分離回収機を適用した
混合切削屑分離装置を示す要部断面側面図。
【図21】切削屑分離回収機を適用した混合切削屑分離
装置を示す全体平面図。
【図22】切削屑分離回収機を示す断面側面図。
【図23】切削屑分離回収機を示す断面正面図。
【図24】図22のXXIV−XXIV線断面図。
【図25】ドラムフィルターを示す軸方向断面図。
【図26】図22のXXVI−XXVI線断面図。
【図27】マグネットローラを示す断面側面図。
【図28】(a)、(b)および(c)は、図27のa
−a線断面図、b−b線断面図およびc−c線断面図。
【図29】従来の切削屑分離回収機を示す概念的な全体
側面図。
【図30】従来の切削屑分離回収機を示す要部断面側面
図。
【図31】従来の切削屑分離回収機を示す要部断面正面
図。
【図32】従来の他の切削屑分離回収機を示す断面側面
図。
【符号の説明】 1、20、40…切削屑分離回収機、 2、21、41…ホッパ、 3、22、42…ドラムフィルター、 4、23、43…スクリュー、 8、28、47…アウタースクレーパ、 9、29…バー(アシスト部材)、 30…剪断手段、 32…ブレード、 60…切削屑分離回収機、 61…ハウジング、 61o…加工クーラント投入口、 62…受入槽、 62a…側壁、 66…スクレーパコンベア(アルミニウム切削屑搬出手
段)、 66a…スクレーパチェーン(無端保持体)、 66b…スクレーパ、 74…スラットコンベア(鉄切削屑搬出手段)、 74a…スラットチェーン(無端保持体)、 m…永久磁石(磁性吸着体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江間 廣美 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削屑の混入した加工クーラントが投
    入されるホッパと、該ホッパの内部において回転自在に
    設置されかつ外周に切削屑と加工クーラントとを分離す
    るための濾過部材を備えたドラムフィルターと、回転動
    作によって上記ホッパから切削屑を搬出するスクリュー
    とを具備し、加工クーラントと切削屑との分離を行う切
    削屑分離回収機であって、 上記スクリューと上記ドラムフィルターとを互いに平行
    に配設するとともに、上記ドラムフィルターを上記スク
    リューに対する側方域かつ上方域に配設したことを特徴
    とする切削屑分離回収機。
  2. 【請求項2】 上記ドラムフィルターに、該ドラムフ
    ィルターと一体に回転してホッパ内の切削屑をスクリュ
    ーに向けて押し遣るアシスト部材を設けるとともに、上
    記ドラムフィルターの外周面に臨む上記ホッパの壁を、
    上記アシスト部材の移動域に倣って湾曲形成したことを
    特徴とする請求項1記載の切削屑分離回収機。
  3. 【請求項3】 上記ホッパに固設されかつ上記ドラム
    フィルターにおける濾過部材の外周面に摺接するアウタ
    ースクレーパと、該アウタースクレーパとの干渉を避け
    るべくドラムフィルターの外周面から離隔した態様で上
    記ドラムフィルターに固設されたアシスト部材とを具備
    して成ることを特徴とする請求項1記載の切削屑分離回
    収機。
  4. 【請求項4】 上記スクリューに臨んで設けられると
    ともに、該スクリューとの協同作用により切削屑を切断
    するためのブレードを備えた剪断手段を具備して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の切削屑分離回収機。
  5. 【請求項5】 上記ドラムフィルターにおける濾過部
    材の外周面に摺接するアウタースクレーパを、上記ドラ
    ムフィルターの回転軸を中心として、該ドラムフィルタ
    ーに対して相対移動する態様で回転させることを特徴と
    する請求項1記載の切削屑分離回収機。
  6. 【請求項6】 加工クーラントとともに混合切削屑を
    受け入れるための非磁性材から成る受入槽と、 循環駆動する無端保持体の外周部にスクレーパを備え、
    かつ加工クーラントに一部を浸漬させる態様で上記受入
    槽の内部に設置され、上記スクレーパの動作により上記
    受入槽内の加工クーラントからアルミニウム切削屑を搬
    出するアルミニウム切削屑搬出手段と、 上記アルミニウム切削屑搬出手段における無端保持体が
    巻き掛けられ、かつ外周に切削屑と加工クーラントとを
    分離するための濾過部材を備え、上記受入槽の内部にお
    いて回転自在に設置されたドラムフィルターと、 循環駆動する無端保持体の外周部に磁性吸着体を備え、
    かつ該磁性吸着体を受入槽における壁の最底部から摺接
    させる態様で上記受入槽の外部に配設され、上記磁性吸
    着体の動作により上記受入槽内の加工クーラントから鉄
    切削屑を搬出する鉄切削屑搬出手段とを備えた切削屑分
    離回収機であって、 加工クーラントを上記受入槽に投入するための加工クー
    ラント投入口を、上記受入槽の側壁に設けたことを特徴
    とする切削屑分離回収機。
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