JPH1165827A - 携帯端末システム - Google Patents

携帯端末システム

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JPH1165827A
JPH1165827A JP9228106A JP22810697A JPH1165827A JP H1165827 A JPH1165827 A JP H1165827A JP 9228106 A JP9228106 A JP 9228106A JP 22810697 A JP22810697 A JP 22810697A JP H1165827 A JPH1165827 A JP H1165827A
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JP9228106A
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Shinji Otsubo
新二 大坪
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末での業務に必要なデータをダウンロ
ードするために携帯端末を端末制御装置に接続すると、
機械的に携帯端末のプログラムを最新バージョンのもの
に更新できるようにする。 【解決手段】 端末制御装置は、コネクタ部に接続され
た携帯端末に対してデータをダウンロードする前にその
携帯端末に設定された現行プログラムのバージョン情報
を要求する。そして、バージョン情報を受信すると予め
記憶した最新プログラムのバージョン情報と比較する。
その結果、不一致を確認すると、最新プログラムをダウ
ンロードした後、データのダウンロードを行う。携帯端
末は、端末制御装置からのバージョン情報の要求に対し
て予め設定された現行プログラムのバージョン情報を端
末制御装置に送信する。また、端末制御装置から最新プ
ログラムを受信すると現行プログラムを受信した最新プ
ログラムに書換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単体で所定の業務
を実行する携帯端末と、この携帯端末を着脱自在に接続
するコネクタ部を有し携帯端末で実行される業務を制御
する端末制御装置とからなる携帯端末システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどの流通業界においては、商品の売変業務
や検品業務などに携帯型の情報処理装置いわゆる携帯端
末を用いている。
【0003】例えば売変業務として用いる場合には、業
務担当者は、業務開始に先立ち携帯端末を端末制御装置
のコネクタ部に着脱自在に接続する。端末制御装置は例
えばパーソナルコンピュータによって構成され、オンラ
イン接続されたストアコンピュータから販売中の各商品
のコード,商品名,現行価格,変更後価格などの商品情
報を格納した商品情報ファイルを受信し記憶している。
そしてコネクタ部に携帯端末が接続されると、この携帯
端末に上記商品情報ファイルを自動的にダウンロードす
るようになっている。そこで業務担当者は、商品情報フ
ァイルがダウンロードされた携帯端末をコネクタ部から
切離して携帯し、売場に出向いて陳列されている商品を
チェックする。そして売れ残り数が多いなどの理由から
売価変更を要する商品を確認すると、携帯端末に設けら
れた入力機器からその商品のコードを入力する。そうす
ると、入力商品コードに対応した商品名,現行価格,変
更後価格などが商品情報ファイルから読出され、携帯端
末に設けられたディスプレイに表示されるので、業務担
当者は商品の価格を現行価格から変更後価格に変更す
る。
【0004】一方、検品業務として用いる場合には、業
務担当者は、やはり業務開始に先立ち携帯端末を端末制
御装置のコネクタ部に着脱自在に接続する。端末制御装
置は、オンライン接続されたストアコンピュータから入
荷予定の各商品のコード,商品名,入荷数などの商品入
荷情報を格納した入荷情報ファイルを受信し記憶してい
る。そしてコネクタ部に携帯端末が接続されると、この
携帯端末に上記入荷情報ファイルを自動的にダウンロー
ドするようになっている。そこで業務担当者は、入荷情
報ファイルがダウンロードされた携帯端末をコネクタ部
から切離して携帯し、入荷された商品が置かれている場
所に出向いてその携帯端末に設けられた入力機器から入
荷された商品のコードを入力する。そうすると、入力商
品コードに対応した商品名,入荷数などが入荷情報ファ
イルから読出され、携帯端末に設けられたディスプレイ
に表示されるので、業務担当者は実際の商品数を調べて
入荷数との過不足をチェックする。
【0005】このように、流通業界では携帯端末を商品
の売変業務や検品業務などに用いていた。ところで、前
記携帯端末と同様に流通業界で用いられているPOS
(Point OfSales)ターミナルは、通信回線によりPO
Sコントローラに常時接続されており、POSターミナ
ルが搭載するプログラムのバージョンアップがあると、
POSコントローラから回線接続されたPOSターミナ
ルに機械的に最新のプログラムがダウンロードされてプ
ログラムが更新されていた。
【0006】ところが、携帯端末の場合は、端末制御装
置と常時接続されている訳ではないので、携帯端末が搭
載するプログラムのバージョンアップがなされても、携
帯端末のユーザがプログラムの変更を意識し、端末制御
装置に対して自ら格別なプログラム変更操作を行わない
と携帯端末のプログラムを更新できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、単体
で所定の業務を実行する携帯端末と、この携帯端末を着
脱自在に接続するコネクタ部を有し携帯端末で実行され
る業務を制御する端末制御装置とからなる従来の携帯端
末システムにおいては、携帯端末に搭載するプログラム
のバージョンアップがなされても、端末制御装置から機
械的に携帯端末のプログラムを更新することができなか
ったので、旧バージョンのプログラムを搭載した携帯端
末をそのまま携帯端末装置のコネクタ部に接続したため
に最新バージョンのプログラムに対応したデータファイ
ルがダウンロードされてしまい、携帯端末がデータファ
イルのフォーマットを解釈できずに誤動作するおそれが
あった。
【0008】そこで本発明は、携帯端末での業務に必要
なデータをダウンロードするために携帯端末を端末制御
装置に接続することで、この携帯端末に搭載されたプロ
グラムのバージョンアップがなされていた場合に機械的
に最新バージョンのプログラムに更新することができる
携帯端末システムを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、携帯端末の使
用に先立ちこの携帯端末を端末制御装置のコネクタ部に
着脱自在に接続すると、端末制御装置から携帯端末にこ
の携帯端末での業務に必要なデータをダウンロードする
ようにした携帯端末システムにおいて、端末制御装置
に、携帯端末の実行業務を制御する最新プログラムとそ
の最新プログラムのバージョン情報とを記憶する端末プ
ログラム記憶手段と、コネクタ部に接続された携帯端末
に対してデータをダウンロードする前にその携帯端末に
設定された現行プログラムのバージョン情報を要求する
プログラムバージョン要求手段と、携帯端末から現行プ
ログラムのバージョン情報を受信すると端末プログラム
記憶手段により記憶したバージョン情報と比較するバー
ジョン比較手段と、この比較手段により両バージョン情
報の一致を確認するとデータのダウンロードを行う第1
の制御手段と、比較手段により両バージョン情報の不一
致を確認すると端末プログラム記憶手段により記憶した
最新プログラムをダウンロードした後データのダウンロ
ードを行う第2の制御手段とを設ける。また、携帯端末
に、端末制御装置からのバージョン情報の要求に対して
予め設定された現行プログラムのバージョン情報を端末
制御装置に送信するプログラムバージョン送信手段と、
端末制御装置から最新プログラムを受信すると現行プロ
グラムを受信した最新プログラムに書換えるプログラム
更新手段とを設けたものである。
【0010】このものにおいて、請求項2記載の発明の
ように、端末制御装置は、携帯端末の実行業務を制御す
る最新プログラム及びその最新プログラムのバージョン
情報とともにその最新プログラムの適用開始時情報を記
憶する。そして、バージョン比較手段により両バージョ
ン情報の不一致を確認すると、端末プログラム記憶手段
により記憶した最新プログラムの適用開始時を経過して
いるか否かを判断し、経過している場合のみ端末プログ
ラム記憶手段により記憶した最新プログラムをダウンロ
ードした後データのダウンロードを行い、経過していな
い場合には、バージョン比較手段により両バージョン情
報の一致を確認した場合と同様に、データのダウンロー
ドのみ行うようにしてもよい。
【0011】また、請求項3記載の発明のように、端末
制御装置におけるプログラムバージョン要求手段を、コ
ネクタ部に接続された携帯端末の開局要求を指令するコ
マンドを送信する手段とし、携帯端末におけるプログラ
ムバージョン送信手段を、端末制御装置からの開局要求
に対する許諾応答に予め設定された現行プログラムのバ
ージョン情報を付加して送信する手段とすると、効率が
よくなる。
【0012】さらに、請求項4記載の発明のように、端
末制御装置における第2の制御手段を、端末プログラム
記憶手段により記憶した最新プログラムを携帯端末にダ
ウンロードした後、携帯端末にてプログラムの書換えに
要する所定時間を待機してからデータのダウンロードを
行う手段とすると、信頼性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。図1はかかる携帯端末システムの
要部構成を示すブロック図であって、図中1は端末制御
装置の本体を示し、2は携帯端末の本体を示している。
端末制御装置本体1と携帯端末本体2とは、それぞれコ
ネクタ10,20を介して着脱自在に接続される。因み
に、端末制御装置は1台で複数台の携帯端末を制御可能
となっている。
【0014】端末制御装置本体1は、フロッピーディス
クに対してデータの読み書きを行うFDD(Floppy Dis
k Drive )装置3を制御するFDD制御部11と、フル
キーボードやCRTディスプレイなどからなるコンソー
ル部4を制御するコンソール制御部12と、LAN(Lo
cal Area Network)などの通信回線5で接続された外部
機器とのデータ通信を制御するオンライン制御部13
と、プログラムやデータファイルを格納するハードディ
スクなどの補助記憶部14と、プログラムの実行/作業
領域に使用される主記憶部15と、システム日付及び時
刻を計時する時計部16と、携帯端末本体2とのデータ
通信を制御する通信制御部17と、これら端末制御装置
本体1の各部を制御するCPU(Central Processing U
nit )18とを備えている。
【0015】携帯端末本体2は、数字キーやファンクシ
ョンキーが配置されたキーボードや液晶ディスプレイな
どからなるコンソール部6を制御するコンソール制御部
21と、プログラムやデータファイルを格納するハード
ディスクなどの補助記憶部22と、プログラムの実行/
作業領域に使用される主記憶部23と、端末制御装置本
体1とのデータ通信を制御する通信制御部24と、これ
ら携帯端末本体2の各部を制御するCPU25とを備え
ている。
【0016】端末制御装置本体1と携帯端末本体2と
は、互いのコネクタ10,20どうしを接続することで
通信制御部17,24間のデータ通信が可能となる。な
お、この場合の通信方式は、光アダプタを用いた通信で
も、RS232Cなどのインタフェースを用いた通信で
も、LANケーブルを用いた通信でもよい。
【0017】端末制御装置本体1の補助記憶部14に
は、図2に示すように、配下の携帯端末での業務(売変
業務,検品業務など)に必要なデータファイルF1(商
品情報ファイル,入荷情報ファイルなど)の他、同携帯
端末の実行業務を制御する最新プログラムP1、この最
新プログラムP1のバージョン情報V1、及びこの最新
プログラムP1の適用開始日情報Dが格納されている。
これらの情報は、FDD装置3または通信回線5を介し
て端末制御装置本体1に取込まれ、補助記憶部14に書
込まれる。ここに、補助記憶部14は端末プログラム記
憶手段として機能する。
【0018】また、携帯端末本体2の補助記憶部22に
は、図3に示すように、携帯端末の実行業務を制御する
現行のプログラムP2と、この現行プログラムP2のバ
ージョン情報V2と、業務の実行に必要なデータファイ
ルF2が格納されている。これらの情報は、通信制御部
24を介して端末制御装置本体1からダウンロードさ
れ、補助記憶部22に書込まれる。また、この補助記憶
部22には、端末制御装置本体1からダウンロードされ
るデータを一時格納する一時格納領域Mが確保されてい
る。
【0019】しかして、端末制御装置本体1のCPU1
8は、コネクタ10に携帯端末本体2が接続されると、
主記憶部15内の常駐プログラムによって図4の流れ図
に示す処理を実行する。またこのとき、端末制御装置本
体1に接続された携帯端末本体2のCPU25は、主記
憶部23内の常駐プログラムによって図5の流れ図に示
す処理を実行する。
【0020】すなわち、端末制御装置本体1のCPU1
8は、コネクタ10に携帯端末本体2が接続されたこと
を通信制御部17からの信号により確認すると、プログ
ラムバージョン要求手段により通信制御部17を介して
携帯端末本体2に開局を要求するコマンドを送信する
(図4・S1)。
【0021】すると、この開局要求コマンドを受信した
携帯端末本体2のCPU25は、データファイルの受信
が可能な状態か否かの自己診断を行い(図5・T1)、
受信可能な状態であれば開局可能と判断して、通信制御
部24を介して端末制御装置本体1に開局可能を通知す
る許諾応答伝文を送信する。このとき、プログラムバー
ジョン送信手段により補助記憶部22内の現行プログラ
ムのバージョン情報V2を読込み、許諾応答伝文に付加
して送信する(図5・T2)。これに対し、受信不可能
な状態であれば開局不可能と判断して、開局不可能を通
知する否定応答伝文を端末制御装置本体1に送信する
(図5・T3)。
【0022】携帯端末本体2からの応答伝文を受信した
端末制御装置本体1のCPU18は、その応答伝文が開
局可能を示す許諾応答なのか、開局不可能を示す否定応
答なのかを判断する(図4・S2)。そして否定応答の
場合には、エラーとして処理を中断する。
【0023】これに対し、携帯端末本体2からの応答伝
文が許諾応答の場合には、端末制御装置本体1のCPU
18は、バージョン比較手段により応答伝文中のバージ
ョン情報V2と補助記憶部14に格納した最新プログラ
ムのバージョン情報V1とを比較する(図4・S3)。
その結果、両バージョン情報V1,V2が一致する場合
には、第1の制御手段により補助記憶部14に格納した
データファイルF1を読込み、通信制御部17を介して
携帯端末本体2にダウンロードする(図4・S4)。
【0024】これに対し、両バージョン情報V1,V2
が一致する場合には、端末制御装置本体1のCPU18
は、適用判断手段により補助記憶部14に格納されてい
るプログラム適用開始日情報Dを読込み、時計部16に
て計時されているシステム日付がこの適用開始日を経過
しているか否かを判断する(図4・S5)。そして、シ
ステム日付が適用開始日を経過していないことを確認す
ると、第1の制御手段により補助記憶部14に格納した
データファイルF1を読込み、通信制御部17を介して
携帯端末本体2にダウンロードする(図4・S4)。
【0025】こうして、データファイルF1のダウンロ
ードが終了すると、端末制御装置本体1のCPU18
は、通信制御部17を介して携帯端末本体2にダウンロ
ード終了を通知するコマンドを送信して、今回の処理を
終了する。
【0026】一方、システム日付が適用開始日を経過し
ている場合には、端末制御装置本体1のCPU18は、
第2の制御手段により通信制御部17を介して携帯端末
本体2にプログラムのダウンロード開始を通知するコマ
ンドを送信する(図4・S6)。これに応じて、携帯端
末本体2からダウンロード開始を承認する許諾応答伝文
を受信すると、補助記憶部14に格納した最新プログラ
ムP1を読込み、通信制御部17を介して携帯端末本体
2にダウンロードする(図4・S7)。
【0027】そして、最新プログラムP1のダウンロー
ドが終了すると、通信制御部17を介して携帯端末本体
2にダウンロード終了を通知するコマンドを送信する。
このとき、補助記憶部14に格納した最新プログラムの
バージョン情報V1を読込み、ダウンロード終了通知コ
マンドに付加して送信する(図4・S8)。
【0028】その後、携帯端末本体2からプログラムの
ダウンロード終了を承認する許諾応答伝文を受信する
と、端末制御装置本体1のCPU18は、携帯端末本体
2にてプログラムの書換えに要する所定時間を待機した
後(図4・S9)、通信制御部17を介して携帯端末本
体2に開局を要求するコマンドを再度送信する(図4・
S1)。この場合、携帯端末本体1から受信したバージ
ョン情報V2と補助記憶部14に格納したバージョン情
報V1とは一致するので、今度は補助記憶部14に格納
されたデータファイルF1が携帯端末本体2にダウンロ
ードされることになる。
【0029】一方、携帯端末本体2のCPU25は、開
局を承認する許諾応答伝文を送信した後、端末制御装置
本体1からデータファイルF1がダウンロードされる
か、プログラムのダウンロード開始を通知するコマンド
を受信するのを待機する(図5・T4,T5)。
【0030】そして、通信制御部24を介してデータフ
ァイルF1がダウンロードされたならば、そのデータフ
ァイルF1を補助記憶部22の一時格納領域Mに格納す
る(図5・T6)。その後、端末制御装置本体1からダ
ウンロード終了を通知するコマンドを受信すると、補助
記憶部22内のデータファイルF2を一時格納領域Mの
データファイルF1に書換えるとともに、通信制御部2
4を介して端末制御装置本体1に終了承認を通知するコ
マンドを送信する(図5・T7)。これにより、携帯端
末本体2のCPU25は、今回の処理を終了し、アイド
ル状態に戻る。
【0031】また、携帯端末本体2のCPU25は、プ
ログラムのダウンロード開始を通知するコマンドを受信
した場合には、プログラムの格納準備を整えてから通信
制御部24を介して承認応答伝文を端末制御装置本体1
に送信する(図5・T8)。しかる後、端末制御装置本
体1から通信制御部24を介して最新プログラムP1が
ダウンロードされたならば、その最新プログラムP1を
補助記憶部22の一時格納領域Mに格納する(図5・T
9)。その後、端末制御装置本体1からダウンロード終
了を通知するコマンドを受信すると、そのコマンドに付
加されるバージョン情報V1を読取り、補助記憶部22
の一時格納領域Mに格納するとともに、通信制御部24
を介して端末制御装置本体1に終了承認を通知するコマ
ンドを送信する(図5・T10)。次いで、プログラム
更新手段により補助記憶部22内の現行プログラムP2
及びそのバージョン情報V2を一時格納領域M内の最新
プログラムP1及びそのバージョン情報V1に書換えた
ならば(図5・T11)、今回の処理を終了し、アイド
ル状態に戻る。
【0032】このように本実施の形態の携帯端末システ
ムにおいては、携帯端末のユーザが業務の開始に先立ち
携帯端末本体2のコネクタ20を端末制御装置本体1の
コネクタ10に接続すると、端末制御装置本体1におい
て、携帯端末本体2の補助記憶部22に格納されている
現行プログラムP2のバージョン情報V2と、端末制御
装置本体1の補助記憶部14に格納されている最新プロ
グラムP1のバージョン情報V1とが照合される。そし
て、両バージョン情報が一致するときには、すぐに端末
制御装置本体1から携帯端末本体2に対してデータファ
イルF1がダウンロードされる。これにより、携帯端末
ではこのデータファイルF1を利用した業務の実行が可
能となる。
【0033】また、両バージョン情報が一致しないとき
には、端末制御装置本体1の補助記憶部14に格納され
ている最新プログラムP1の適用開始日情報Dがチェッ
クされる。そして、時計部16にて計時されているシス
テム日付が適用開始日を経過していないときには、両バ
ージョン情報が一致したときと同様にすぐに端末制御装
置本体1から携帯端末本体2に対してデータファイルF
1がダウンロードされる。
【0034】ところが、システム日付が適用開始日を経
過しているときには、この携帯端末本体2に搭載された
現行プログラムP2は最新プログラムP1の旧バージョ
ンなので、先ず、端末制御装置本体1から携帯端末本体
2に対して最新プログラムP1のダウンロードが行われ
る。これにより、携帯端末本体2に搭載された現行プロ
グラムP2は最新プログラムP1に更新される。その
後、端末制御装置本体1から携帯端末本体2に対して最
新プログラムP1に対応したフォーマットのデータファ
イルF1がダウンロードされる。これにより、携帯端末
ではこのデータファイルF1を利用した業務の実行が可
能となる。
【0035】このように本実施の形態の携帯端末システ
ムによれば、携帯端末のユーザが何等意識することな
く、従来と同様にデータファイルのダウンロードを受け
るべく携帯端末本体2を端末制御装置本体1に接続する
だけで、携帯端末本体2に搭載されたプログラムのバー
ジョンアップを行うことができる。その結果、仕様変更
などによりデータファイルのフォーマットが変更された
場合でも、携帯端末を使用する直前に最新のプログラム
に更新されるので、プログラムがデータフォーマットを
解釈できずに誤動作するのを確実に防止できる。
【0036】なお、携帯端末での作業を終了し、データ
を端末制御装置本体1にアップロードする際に最新のプ
ログラムを携帯端末本体2にダウンロードして更新する
方式も考えられるが、この場合は携帯端末が複数台ある
とどの端末にダウンロードが済んでいるかなどの情報を
端末制御装置本体1側で管理しなければならなくなり、
端末制御装置本体1の処理が煩雑になる。このような問
題も本実施の形態であれば発生しない。
【0037】また、本実施の形態では、端末制御装置本
体1から携帯端末本体2に送信されるの開局要求コマン
ドに対して携帯端末本体2が返信する許諾応答伝文に、
現行プログラムP2のバージョン情報V2を付加するよ
うにしている。したがって、端末制御装置本体1が携帯
端末本体2の現行プログラムP2のバージョン情報V2
を取得するための格別なコマンドを必要としないので、
効率良く処理できる。
【0038】また、端末制御装置本体1は、最新プログ
ラムP1を携帯端末本体2にダウンロードした後、携帯
端末本体2にてプログラムの書換えに要する所定時間を
待機してからデータファイルF1のダウンロードを行う
ようにしている。したがって、携帯端末本体2にてプロ
グラムの書換えが行われる前にデータファイルF1のダ
ウンロードが行われる不都合は起こり得ず、信頼性を向
上できる。
【0039】なお、前記一実施の形態では、最新プログ
ラムP1の適用開始日情報Dを設定したが、端末制御装
置本体1に携帯端末の最新プログラムP1を常に適用開
始時以降に設定する運用にすれば、必ずしも最新プログ
ラムP1の適用開始日情報Dを設定する必要はない。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
携帯端末での業務に必要なデータをダウンロードするた
めに携帯端末を端末制御装置に接続することで、この携
帯端末に搭載されたプログラムのバージョンアップがな
されていた場合に機械的に最新バージョンのプログラム
に更新することができ、プログラムの更新し忘れによる
誤動作を防止し得、信頼性を向上できる携帯端末システ
ムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の要部構成を示すブロ
ック図。
【図2】 同実施の形態における端末制御装置本体の補
助記憶部のデータ構成図。
【図3】 同実施の形態における携帯端末本体の補助記
憶部のデータ構成図。
【図4】 同実施の形態における端末制御装置本体のC
PUの主要な処理を示す流れ図。
【図5】 同実施の形態における携帯端末本体のCP
Uの主要な処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…端末制御装置本体 2…携帯端末本体 10,20…コネクタ 14,22…補助記憶部 16…時計部 17,24…通信制御部 18,25…CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末の使用に先立ちこの携帯端末を
    端末制御装置のコネクタ部に着脱自在に接続すると、前
    記端末制御装置から前記携帯端末にこの携帯端末での業
    務に必要なデータをダウンロードするようにした携帯端
    末システムにおいて、 前記端末制御装置は、前記携帯端末の実行業務を制御す
    る最新プログラムとその最新プログラムのバージョン情
    報とを記憶する端末プログラム記憶手段と、前記コネク
    タ部に接続された前記携帯端末に対して前記データをダ
    ウンロードする前にその携帯端末に設定された現行プロ
    グラムのバージョン情報を要求するプログラムバージョ
    ン要求手段と、前記携帯端末から現行プログラムのバー
    ジョン情報を受信すると前記端末プログラム記憶手段に
    より記憶したバージョン情報と比較するバージョン比較
    手段と、この比較手段により両バージョン情報の一致を
    確認すると前記データのダウンロードを行う第1の制御
    手段と、前記比較手段により両バージョン情報の不一致
    を確認すると前記端末プログラム記憶手段により記憶し
    た最新プログラムをダウンロードした後前記データのダ
    ウンロードを行う第2の制御手段とを具備し、 前記携帯端末は、前記端末制御装置からのバージョン情
    報の要求に対して予め設定された現行プログラムのバー
    ジョン情報を前記端末制御装置に送信するプログラムバ
    ージョン送信手段と、前記端末制御装置から最新プログ
    ラムを受信すると前記現行プログラムを受信した最新プ
    ログラムに書換えるプログラム更新手段とを具備したこ
    とを特徴とする携帯端末システム。
  2. 【請求項2】 携帯端末の使用に先立ちこの携帯端末を
    端末制御装置のコネクタ部に着脱自在に接続すると、前
    記端末制御装置から前記携帯端末にこの携帯端末での業
    務に必要なデータをダウンロードするようにした携帯端
    末システムにおいて、 前記端末制御装置は、前記携帯端末の実行業務を制御す
    る最新プログラム及びその最新プログラムのバージョン
    情報とともにその最新プログラムの適用開始時情報を記
    憶する端末プログラム記憶手段と、前記コネクタ部に接
    続された前記携帯端末に対して前記データをダウンロー
    ドする前にその携帯端末に設定された現行プログラムの
    バージョン情報を要求するプログラムバージョン要求手
    段と、前記携帯端末から現行プログラムのバージョン情
    報を受信すると前記端末プログラム記憶手段により記憶
    したバージョン情報と比較するバージョン比較手段と、
    この比較手段により両バージョン情報の不一致を確認す
    ると前記端末プログラム記憶手段により記憶した最新プ
    ログラムの適用開始時を経過しているか否かを判断する
    適用判断手段と、この適用判断手段により前記適用開始
    時を経過していないことを確認するかまたは前記比較手
    段により両バージョン情報の一致を確認すると前記デー
    タのダウンロードを行う第1の制御手段と、前記適用判
    断手段により前記適用開始時を経過していることを確認
    すると前記端末プログラム記憶手段により記憶した最新
    プログラムをダウンロードした後前記データのダウンロ
    ードを行う第2の制御手段とを具備し、 前記携帯端末は、前記端末制御装置からのバージョン情
    報の要求に対して予め設定された現行プログラムのバー
    ジョン情報を前記端末制御装置に送信するプログラムバ
    ージョン送信手段と、前記端末制御装置から最新プログ
    ラムを受信すると前記現行プログラムを受信した最新プ
    ログラムに書換えるプログラム更新手段とを具備したこ
    とを特徴とする携帯端末システム。
  3. 【請求項3】 端末制御装置におけるプログラムバージ
    ョン要求手段は、コネクタ部に接続された携帯端末の開
    局要求を指令するコマンドを送信する手段であり、前記
    携帯端末におけるプログラムバージョン送信手段は、前
    記端末制御装置からの開局要求に対する許諾応答に予め
    設定された現行プログラムのバージョン情報を付加して
    送信する手段であることを特徴とする請求項1または2
    記載の携帯端末システム。
  4. 【請求項4】 端末制御装置における第2の制御手段
    は、端末プログラム記憶手段により記憶した最新プログ
    ラムを携帯端末にダウンロードした後、前記携帯端末に
    てプログラムの書換えに要する所定時間を待機してから
    データのダウンロードを行う手段であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の携帯端末システム。
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