JPH1160056A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH1160056A
JPH1160056A JP23192397A JP23192397A JPH1160056A JP H1160056 A JPH1160056 A JP H1160056A JP 23192397 A JP23192397 A JP 23192397A JP 23192397 A JP23192397 A JP 23192397A JP H1160056 A JPH1160056 A JP H1160056A
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rollers
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Noriyuki Kojima
範幸 小島
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送されてきた折丁が搬送方向に大きく曲が
っていても、折丁の向きを修正することができる搬送装
置を提供する。 【解決手段】 上流側上下ベルト18,19と下流側上
下ベルト28,29との連絡部分近傍に回転可能に配設
された支持軸31と、支持軸31に設けられ且つ外周面
にストッパ33aを有するスローダウンプーリ33と、
支持軸31の下方に回転可能に設けられて軸心方向に沿
ってスライド移動可能な調整軸35と、調整軸35をス
ライド移動させる調整用モータと、調整軸35の軸端に
設けられたはすば歯車と、支持軸31の軸端に設けられ
且つ上記はすば歯車と噛み合うはすば歯車と、折丁の搬
送方向に対する曲がりを検出するずれ検出センサ45,
46およびずれ確認センサ49,50と、これらセンサ
45,46,49,50からの信号に基づいて上記スト
ッパの出没の位相を変更するように調整用モータを制御
して調整軸35をスライド移動させる制御装置とを備え
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機などに
付設された折機で折りたたまれた折丁を搬送する搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機には、印刷されたウエブを折
りたたむ折機が一般的に付設されている。このような折
機においては、折工程に入る前に折丁の搬送速度を遅く
するための搬送装置を設けたものがある。このような折
機に設けられる搬送装置の一例を図8に示す。
【0003】図8において、111〜113は上流側上
ローラ、114〜116は上流側下ローラ、118は上
流側上ベルト、119は上流側下ベルト、121〜12
3は下流側上ローラ、125〜127は下流側下ロー
ラ、128は下流側上ベルト、129は下流側下ベル
ト、131は駆動軸、132は円板、133はストッパ
である。
【0004】上流側上ローラ111〜113は、図示し
ない支持軸に軸心方向へ所定の間隔でそれぞれ回転可能
に複数配設されている。上流側下ローラ114〜116
は、上記ローラ111〜113と同一鉛直平面上に位置
するように図示しない支持軸に軸心方向へ上記ローラ1
11〜113と同一間隔でそれぞれ回転可能に複数配設
されている。
【0005】上流側上ベルト118は、上流側上ローラ
111〜113間を連絡するようにこれらローラ111
〜113にそれぞれ掛けられている。上流側下ベルト1
19は、上流側下ローラ114〜116間を連絡するよ
うにこれらローラ114〜116にそれぞれ掛けられ、
上記上流側上ベルト118と各々対面して折丁を挟むこ
とができるようになっている。
【0006】下流側上ローラ121〜123は、隣り合
う上流側上ローラ111〜113間の鉛直平面上に位置
するように、図示しない支持軸にそれぞれ回転可能に複
数配設され、下流側上ローラ121のみが上流側上ロー
ラ113よりも上流側に位置している。下流側下ローラ
125〜127は、上記ローラ121〜123と同一鉛
直平面上にそれぞれ位置するように図示しない支持軸に
それぞれ回転可能に複数配設され、下流側下ローラ12
5のみが上流側下ローラ116よりも上流側に位置して
いる。
【0007】下流側上ベルト128は、下流側上ローラ
121〜123間を連絡するようにこれらローラ121
〜123にそれぞれ掛けられ、隣り合う上流側上ベルト
118間にその上流部分が入り込む、すなわち、当該上
流部分が上流側上ベルト118と水平方向で重なるよう
になっている。下流側下ベルト129は、下流側下ロー
ラ125〜127間を連絡するようにこれらローラ12
5〜127にそれぞれ掛けられ、隣り合う上流側下ベル
ト119間にその上流部分が入り込む、すなわち、当該
上流部分が上流側下ベルト119と水平方向で重なっ
て、上記下流側上ベルト128と各々対面して折丁を挟
むことができるようになっている。
【0008】駆動軸131は、下流側下ローラ125〜
127間の上流側下ローラ113の下流側に位置するよ
うに配設されている。円板132は、隣り合う下流側下
ベルト128間にそれぞれ位置するように駆動軸131
に同軸をなして複数取り付けられている。ストッパ13
3は、隣り合う下流側下ベルト128間から上方に突出
できるように円板132の外周面に立設されている。
【0009】このような搬送装置では、上流側上ベルト
118および上流側下ベルト119を同速度で走行さ
せ、下流側上ベルト128および下流側下ベルト129
を上記ベルト118,119よりも遅い所定の同一速度
で走行させると共に、当該ベルト128,129の走行
速度よりも遅い所定周期の周速度で円板132を回転さ
せると、上記ベルト118,119間に挟まれて搬送さ
れてきた折丁は、上記ベルト128,129間に受け渡
されると同時に、搬送方向前方側の端部がストッパ13
3に当接し、当該ストッパ133で搬送タイミングを調
整されることにより、所定の間隔につめられながら上記
ベルト128,129で搬送されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
搬送装置では、上流側の前記ベルト118、119で搬
送されてきた折丁が搬送方向に対して曲がっていても、
上記ストッパ133が当該折丁の搬送タイミングの調整
結果として当該折丁の曲がりを修正するものの、折丁の
上記曲がりが大きいと、上記搬送タイミングの調整結果
だけでは修正しきれず、折丁を下流側の前記ベルト12
8,129で曲がったまま搬送してしまっていた。
【0011】このようなことから、本発明は、搬送され
てきた折丁が搬送方向に大きく曲がっていても、当該折
丁の向きを修正することができる搬送装置を提供するこ
とを目的とした。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による搬送装置は、シート状物を搬送す
る上流側搬送手段と、前記上流側搬送手段の下流側に連
絡され、当該上流側搬送手段から前記シート状物を受け
取って当該上流側搬送手段よりも遅い速度で当該シート
状物を搬送する下流側搬送手段と、前記シート状物のパ
スライン上に突起体を所定の周期で出没させる突起体出
没手段と、前記シート状物の搬送方向に対する曲がりを
検出する曲がり検出手段と、前記検出手段からの信号に
基づいて、前記突起体の出没の位相を変更するように前
記突起体出没手段を制御する制御手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0013】上述の搬送装置において、前記曲がり検出
手段が前記突起体を挟んで前記シート状物の搬送方向上
流側および下流側にそれぞれ設けられていることを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による搬送装置の実施の形
態を図1〜7を用いて説明する。なお、図1は、その概
略構成を表す側面図、図2は、図1の要部部材の平面
図、図3は、図2の III−III 線断面矢視図、図4は、
図3のIV−IV線断面矢視図、図5は、制御系のブロック
図、図6は、制御方法の説明に用いる基準パルスと検出
信号とのタイムチャート、図7は、制御系のフローチャ
ートである。
【0015】図1,2において、1a,1bはフレー
ム、2はテーブル、11は渡胴、12,13は上流側上
ローラ、12a,13aはアーム、12b,13bは回
動軸、14〜17は上流側下ローラ、14a〜16aは
アーム、14b〜16bは回動軸、18は上流側上ベル
ト、19は上流側下ベルト、21〜24は下流側上ロー
ラ、21a〜23aはアーム、21b,22bは回動
軸、25〜27は下流側下ローラ、26aはアーム、2
6bは回動軸、28は下流側上ベルト、29は下流側下
ベルトである。
【0016】渡胴11は、その回転軸に図示しないエン
コーダの入力軸が連結されており、当該エンコーダは、
当該渡胴11が上流側工程から受け取ったシート状物で
ある折丁を送出する際のタイミングを電気的信号として
送信するように調整されている。上流側上ローラ12,
13は、図示しない支持軸に軸心方向へ所定の間隔でそ
れぞれ回転可能に複数配設されている。アーム12a,
13aは、その先端で上流側上ローラ12,13の上記
支持軸をそれぞれ支持している。回動軸12b,13b
は、アーム12a,13aの基端をそれぞれ支持し、回
動することにより当該アーム12a,13aを介して上
記ローラ12,13を揺動させることができるようにな
っている。
【0017】上流側下ローラ14〜17は、上記ローラ
12,13と同一鉛直平面上に位置するように図示しな
い支持軸に軸心方向へ上記ローラ12,13と同一間隔
でそれぞれ回転可能に複数配設されている。アーム14
a〜16aは、その先端で上流側下ローラ14〜16の
上記支持軸をそれぞれ支持している。回動軸14b〜1
6bは、アーム14a〜16aの基端をそれぞれ支持
し、回動することにより当該アーム14a〜16aを介
して上記ローラ14〜16を揺動させることができるよ
うになっている。
【0018】上流側上ベルト18は、渡胴11および上
流側上ローラ12,13間を連絡するように当該渡胴1
1および当該ローラ12,13にそれぞれ掛けられ、上
記アーム12a,13aを介して上流側上ローラ12,
13を揺動させることにより張力を調整することができ
るようになっている。上流側下ベルト19は、上流側下
ローラ14〜17間を連絡するようにこれらローラ14
〜17にそれぞれ掛けられ、上記上流側上ベルト18と
各々対面して折丁を挟むことができると共に、上記アー
ム14a〜16aを介して上流側上ローラ14〜16を
揺動させることにより張力を調整することができるよう
になっている。
【0019】下流側上ローラ21〜24は、隣り合う上
流側上ローラ12,13間の鉛直平面上に位置するよう
に図示しない支持軸に軸心方向へそれぞれ複数配設され
ており、下流側上ローラ21のみが上流側上ローラ13
よりも上流側に位置している。アーム21a〜23a
は、その先端で下流側上ローラ21〜23の上記支持軸
をそれぞれ支持している。回動軸21bは、アーム21
aの基端を支持し、回動軸22bは、アーム22a,2
2bの基端を支持し、これら回動軸21b,22bは、
回動することにより上記アーム21a〜23aを介して
上記ローラ21〜23を揺動させることができるように
なっている。
【0020】下流側下ローラ25〜27は、上記ローラ
21〜24と同一鉛直平面上に位置するように図示しな
い支持軸に軸心方向へそれぞれ複数配設されている。ア
ーム26aは、その先端で下流側上ローラ26の上記支
持軸をそれぞれ支持している。回動軸26bは、アーム
26aの基端をそれぞれ支持し、回動することにより当
該アーム26aを介して上記ローラ26を揺動させるこ
とができるようになっている。
【0021】下流側上ベルト28は、下流側上ローラ2
1〜24間を連絡するようにこれらローラ21〜24に
それぞれ掛けられ、隣り合う上流側上ベルト18間にそ
の上流部分が入り込む、すなわち、当該上流部分が上流
側上ベルト18と水平方向で重なると共に、上記アーム
21a〜23aを介して上流側上ローラ21〜23を揺
動させることにより張力を調整することができるように
なっている。下流側下ベルト29は、下流側下ローラ2
5〜27間を連絡するようにこれらローラ25〜27に
それぞれ掛けられ、上記下流側上ベルト28と各々対面
して折丁を挟むことができると共に、上記アーム26a
を介して上流側上ローラ26を揺動させることにより張
力を調整することができるようになっている。
【0022】なお、本実施の形態では、渡胴11、上流
側上ローラ12,13、上流側下ローラ14〜17、上
流側上ベルト18、上流側下ベルト19などにより上流
側搬送手段を構成し、下流側上ローラ21〜24、下流
側下ローラ25〜27、下流側上ベルト28、下流側下
ベルト29などにより下流側搬送手段を構成している。
【0023】図1〜3に示すように、上流側上下ベルト
18,19と下流側上下ベルト28,29との連絡部分
近傍となる下流側下ローラ25の下流側近傍には、フレ
ーム1a,1bに軸受32a,32bを介して軸端を回
転可能に支持された支持軸31が配設されている。支持
軸31には、隣り合う下流側下ベルト29間から上方に
突出可能、すなわち、折丁のパスライン上に出没可能な
突起体であるストッパ33aを外周面に有するスローダ
ウンプーリ33が隣り合う下流側下ベルト29間にそれ
ぞれ位置するように当該支持軸31に同軸をなして複数
取り付けられている。
【0024】図3に示すように、上記支持軸31の下方
には、フレーム1a,1bにメタル軸受34a,34b
を介して軸端を支持された調整軸35が配設されてお
り、当該調整軸35は、上記メタル軸受34a,34b
により、フレーム1a,1bに対して軸心方向に沿って
スライド移動できると共に周方向に回転できるようにな
っている。
【0025】図3,4に示すように、調整軸35のフレ
ーム1a近傍部分には、歯車36が同軸をなして取り付
けられている。歯車36には、フレーム1aに支持固定
された調整用モータ37の出力歯車37aおよびポテン
ショメータ38の入力歯車38aが各々噛み合ってい
る。また、調整軸35のフレーム1a側端部には、当該
フレーム1aに固定支持されたボルト39が同軸上で螺
合している。
【0026】つまり、調整用モータ37を作動し、出力
歯車37aを介して歯車36を回転させると、フレーム
1a,1bに対して調整軸35が回転すると共に、当該
回転に伴う上記ボルト39の作用により、調整軸35が
軸心方向に沿ってスライド移動し、当該調整軸35の上
記スライド移動量を上記ポテンショメータ38からの信
号に基づいて検知することができるようになっているの
である。
【0027】一方、図3に示すように、調整軸35のフ
レーム2a側端部には、軸受40を介してはすば歯車4
1,42が同軸をなして設けられており、当該はすば歯
車41,42は、一体的に連結されると共に、互いに逆
向きのつるまき線となっている。上記はすば歯車41
は、図示しない駆動源に図示しないはすば歯車を介して
噛み合わされている。上記はすば歯車42は、前記支持
軸31のフレーム2a側端部に同軸をなして取り付けら
れたはすば歯車43に図示しないはすば歯車を介して噛
み合わされている。
【0028】つまり、前記駆動源からの動力をはすば歯
車41〜43等を介して支持軸31に伝達して当該支持
軸31を回転させることにより、スローダウンプーリ3
3を所定周期の周速度で回転させることができると共
に、調整用モータ37を作動して調整軸35を回転させ
て当該調整軸35を軸心方向に沿ってスライド移動させ
ると、前記駆動源と噛み合う前記はすば歯車と上記はす
ば歯車41との噛み合い位置および上記はすば歯車43
と噛み合う前記はすば歯車と上記はすば歯車42との噛
み合い位置が軸心方向にずれることから、当該ずれに伴
って支持軸31の回転周期がずれ、スローダウンプーリ
33の回転周期の位相をずらすことができるようになっ
ているのである。
【0029】なお、本実施の形態では、支持軸31、軸
受32a,32b、スローダウンプーリ、ストッパ33
a、メタル軸受34a,34b、調整軸35、歯車3
6、調整用モータ37、出力歯車37a、ボルト39、
軸受40、はすば歯車41〜43などにより突起体出没
手段を構成している。
【0030】また、図1,2に示すように、渡胴11の
下流側近傍には、フレーム1a,1bに軸端を支持され
た支持軸44が配設されている。支持軸44には、折丁
を検出する一対のずれ検出センサ45,46が設けられ
ている。テーブル2の下流側上ローラ22の下流側近傍
には、フレーム1a,1bに軸端を支持された支持軸4
7が配設されている。支持軸47には、折丁を検出する
一対のずれ確認センサ49,50が各々設けられてい
る。
【0031】つまり、ずれ検出センサ45,46は、ス
ローダウンプーリ33の上流側に配設され、ずれ確認セ
ンサ49,50は、スローダウンプーリ33の下流側に
配設されているのである。このようなずれ検出センサ4
5,46、ずれ確認センサ49,50などにより、本実
施の形態では曲がり検出手段を構成している。
【0032】前記ずれ検出センサ45,46および前記
ずれ確認センサ49,50ならびに前記エンコーダおよ
び前記ポテンショメータ38の各出力部は、図5に示す
ように、内部に基準パルス発振器52を備えた制御装置
51の入力部にそれぞれ電気的に接続されており、上記
基準パルス発振器52は、上記エンコーダ53からの信
号に基づいて基準パルスを発振するようになっている。
制御装置51の出力部は、前記調整用モータ37に電気
的に接続されており、当該制御装置51は、上記ずれ検
出センサ45,46および上記ずれ確認センサ49,5
0からの信号と基準パルス発振器52からの信号との比
較結果に基づいて、上記ポテンショメータ38からの信
号が所定値となるように前記調整用モータ37を作動さ
せるようになっている。このようなポテンショメータ3
8、制御装置51、基準パルス発振器52、エンコーダ
53などにより、本実施の形態では制御手段を構成して
いる。
【0033】このような搬送装置では、上流側上ベルト
18および上流側下ベルト19を同速度で走行させ、下
流側上ベルト28および下流側下ベルト29を上記ベル
ト18,19よりも遅い所定の同一速度で走行させると
共に、当該ベルト28,29の走行速度よりも遅い所定
周期の周速度でスローダウンプーリ33を回転させなが
ら、上流側工程からの折丁を渡胴11で受け取って送り
出すと、当該折丁は、上記ベルト18,19間に挟まれ
て搬送され、上記ベルト28,29間に受け渡されると
同時に、先端部がスローダウンプーリ33のストッパ3
3aに当接し、当該ストッパ33aで搬送タイミングを
調整されることにより、所定の間隔につめられながら上
記ベルト28,29で搬送される。
【0034】このようにして折丁を所定の間隔につめな
がら搬送する際、渡胴11による折丁の送り出しタイミ
ングと同時に前記エンコーダ53が信号を制御装置51
に送り、当該信号に基づいて基準パルス発振器52が基
準パルスを発振している。
【0035】ここで、上流側上下ベルト18,19から
下流側上下ベルト28,29に折丁が搬送方向に対して
曲がることなく受け渡されると、図6に示すように、制
御装置51に入力されるずれ検出センサ45,46から
の検出信号45a,46aと基準パルス発振器52から
の基準パルス信号52aとが一致している(図6中、矢
線A部分参照)と共に、ずれ確認センサ49,50から
の検出信号49a,50aと基準パルス発振器52から
の基準パルス信号52aとが一致している(図6中、矢
線a部分参照)ので、制御装置51は、スローダウンプ
ーリ33の回転周期、言い換えれば、ストッパ33aと
の折丁の接触タイミングをそのままの状態で維持するよ
うに、すなわち、調整用モータ37の駆動を停止してお
く。
【0036】これに対し、折丁が搬送方向に対して曲が
った状態、例えば、折丁のずれ検出センサ46側の先端
が先行するような状態で当該折丁を受け渡すようになっ
てしまうと、基準パルス発振器52からの基準パルス5
2aに対して、ずれ検出センサ46からの検出信号46
aが先行し、当該信号46aがずれ検出センサ45から
の検出信号45aとずれる(図6中、矢線B部分参照)
ので、制御装置55は、これら信号45a,56aのず
れ量に基づいて、前記はすば歯車41〜43等の噛み合
い位置を前述したようにして所定箇所に変更するように
前記ポテンショメータ38からの信号で確認しながら調
整用モータ37を駆動回転させて調整軸35を軸心方向
にスライド移動させてスローダウンプーリ33の回転周
期(位相)をずらし、ストッパ33aの折丁との接触タ
イミングを変更して当該ストッパ33aの折丁との接触
タイミングを早めることにより、上記基準パルス52a
に対して上記検出信号45a,46aを一致させる(図
6中、矢線C部分参照)、すなわち、折丁の上記曲がり
を修正する。
【0037】また、折丁を上流側上下ベルト18,19
から下流側上下ベルト28,29に受け渡した際に、上
述したようにして折丁の曲がりを修正しても、何らかの
理由により折丁が再び曲がってしまっている、例えば、
ずれ確認センサ49a側の先端が先行するような状態で
再び曲がってしまっている場合には、基準パルス発振器
52からの基準パルス52aに対して、ずれ確認センサ
49からの検出信号49aが先行し、当該信号49aが
ずれ検出センサ50からの検出信号50aとずれる(図
6中、矢線b部分参照)ので、制御装置55は、これら
信号49a,50aのずれ量に基づいて、前記はすば歯
車41〜43等の噛み合い位置を前述したようにして所
定箇所に変更するように前記ポテンショメータ38から
の信号で確認しながら調整用モータ37を再び駆動回転
させて調整軸35を軸心方向にスライド移動させてスロ
ーダウンプーリ33の回転周期(位相)をずらし、スト
ッパ33aの折丁との接触タイミングを変更して当該ス
トッパ33aの折丁との接触タイミングを早めることに
より、上記基準パルス52aに対して上記検出信号49
a,50aを一致させる(図6中、矢線c部分参照)、
すなわち、折丁の曲がりを再び修正する。
【0038】つまり、上流側上下ベルト18,19と下
流側上下ベルト28,29との間での折丁の受け渡し前
後における当該折丁の曲がり具合に応じて、スローダウ
ンプーリ33のストッパ33aの当該折丁との接触タイ
ミングを調整するようにしたのである。
【0039】このため、上流側上下ベルト18,19と
下流側上下ベルト28,29との間で折丁を受け渡す際
に当該折丁が大きく曲がってしまっても、当該折丁の姿
勢を確実に矯正することができる。
【0040】したがって、このような搬送装置によれ
ば、折丁を搬送方向に対してまっすぐな状態で常に搬送
することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明による搬送装置では、シート状物
の搬送方向に対する曲がりを曲がり検出手段が検出し、
当該検出手段からの信号に基づいて、制御手段が突起体
の出没の位相を変更するように突起体出没手段を制御す
るので、上流側搬送手段と下流側搬送手段との間でシー
ト状物を受け渡す際に当該シート状物が搬送方向に対し
て大きく曲がってしまっても、当該シート状物の姿勢を
確実に矯正することができ、シート状物をまっすぐな状
態で常に搬送することができる。
【0042】また、突起体を挟んでシート状物の搬送方
向上流側および下流側に曲がり検出手段をそれぞれ設け
れば、シート状物の姿勢修正をより確実に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送装置の実施の形態の概略構成
を表す側面図である。
【図2】図1の要部部材の平面図である。
【図3】図2の III−III 線断面矢視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】制御系のブロック図である。
【図6】制御方法の説明に用いる基準パルスと検出信号
とのタイムチャートである。
【図7】制御系のフローチャートである。
【図8】従来の搬送装置の一例の概略構成を表す側面図
である。
【符号の説明】
1a,1b フレーム 2 テーブル 11 渡胴 12,13 上流側上ローラ 14〜17 上流側下ローラ 18 上流側上ベルト 19 上流側下ベルト 21〜24 下流側上ローラ 25〜27 下流側下ローラ 28 下流側上ベルト 29 下流側下ベルト 31 支持軸 32a,32b 軸受 33 スローダウンプーリ 33a ストッパ 34a,34b メタル軸受 35 調整軸 36 歯車 37 調整用モータ 37a 出力歯車 38 ポテンショメータ 38a 入力歯車 39 ボルト 40 軸受 41〜43 はすば歯車 44 支持軸 45,46 ずれ検出センサ 47 支持軸 49,50 ずれ確認センサ 51 制御装置 52 基準パルス発振器 53 エンコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物を搬送する上流側搬送手段
    と、 前記上流側搬送手段の下流側に連絡され、当該上流側搬
    送手段から前記シート状物を受け取って当該上流側搬送
    手段よりも遅い速度で当該シート状物を搬送する下流側
    搬送手段と、 前記シート状物のパスライン上に突起体を所定の周期で
    出没させる突起体出没手段と、 前記シート状物の搬送方向に対する曲がりを検出する曲
    がり検出手段と、 前記検出手段からの信号に基づいて、前記突起体の出没
    の位相を変更するように前記突起体出没手段を制御する
    制御手段とを備えてなることを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記曲がり検出手段が前記突起体を挟ん
    で前記シート状物の搬送方向上流側および下流側にそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7364158B2 (en) 2004-04-30 2008-04-29 Komori Corporation Conveyor apparatus
CN109914285A (zh) * 2019-04-29 2019-06-21 西南交通大学 一种可自供电的发光减速带

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