JPH115311A - インクカートリッヂ - Google Patents
インクカートリッヂInfo
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- JPH115311A JPH115311A JP17274897A JP17274897A JPH115311A JP H115311 A JPH115311 A JP H115311A JP 17274897 A JP17274897 A JP 17274897A JP 17274897 A JP17274897 A JP 17274897A JP H115311 A JPH115311 A JP H115311A
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- JP
- Japan
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- ink
- container
- ink cartridge
- supply
- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタ類にインクを円滑に供給出来るイン
クカートリッヂの提供。 【解決手段】 硬質の材料で形成された外側容器と、こ
の外側容器内に配設された積層状の軟質薄膜フィルムで
形成された内側容器を具備し、外側容器が２分割可能な
第１、第２の容器部で構成され、内側容器が容器部の一
方の容器部に配置され、又、外側容器が開放可能な通気
孔を設けた下部開放状の外箱と底枠とで構成され、内側
容器がそのインク供給部を外側容器外に突出させるよう
に外側容器内に配設させ、バネにより付勢された供給閉
止体によって開放可能に閉止されており、インク供給部
がインク導出手段によって押し開かれた際に液密状に供
給針を侵入させてインク供給を可能とされ、インク供給
部がＯリング状部備えた細管状であり、内側容器がアル
ミニウム、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンもし
くはポリエチレン等の複層状の薄膜フィルムで構成され
たもの。
クカートリッヂの提供。 【解決手段】 硬質の材料で形成された外側容器と、こ
の外側容器内に配設された積層状の軟質薄膜フィルムで
形成された内側容器を具備し、外側容器が２分割可能な
第１、第２の容器部で構成され、内側容器が容器部の一
方の容器部に配置され、又、外側容器が開放可能な通気
孔を設けた下部開放状の外箱と底枠とで構成され、内側
容器がそのインク供給部を外側容器外に突出させるよう
に外側容器内に配設させ、バネにより付勢された供給閉
止体によって開放可能に閉止されており、インク供給部
がインク導出手段によって押し開かれた際に液密状に供
給針を侵入させてインク供給を可能とされ、インク供給
部がＯリング状部備えた細管状であり、内側容器がアル
ミニウム、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンもし
くはポリエチレン等の複層状の薄膜フィルムで構成され
たもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
プリンタ類の記録装置にインクを供給するインクカート
リッヂの技術分野に属するものである。
プリンタ類の記録装置にインクを供給するインクカート
リッヂの技術分野に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のインクカートリッヂにお
いて、硬質のカバーケース内に軟質のインク収容用のバ
ッグを配設したものとしては、例えば特公平７−９６３
０２号公報（公知例）の発明が提案されている。
いて、硬質のカバーケース内に軟質のインク収容用のバ
ッグを配設したものとしては、例えば特公平７−９６３
０２号公報（公知例）の発明が提案されている。
【０００３】この公知例のインクカートリッヂにあって
は、インクが充填された袋体がバックケース内に収納さ
れており、この袋体の開口部に連結されたカバーにはイ
ンク流入口を開設すると共に、復帰バネで付勢されてこ
のインク流入口を閉止可能としたピストンを設けたもの
であって、フロントケースをカバーに連結させた際にピ
ストンを移動させて弁を開放すると共にインク流入口を
も開放し、袋体内のインクをインク流通路を経由してイ
ンク溜部に給送し、インク吐出口から排出しうるように
したものである。
は、インクが充填された袋体がバックケース内に収納さ
れており、この袋体の開口部に連結されたカバーにはイ
ンク流入口を開設すると共に、復帰バネで付勢されてこ
のインク流入口を閉止可能としたピストンを設けたもの
であって、フロントケースをカバーに連結させた際にピ
ストンを移動させて弁を開放すると共にインク流入口を
も開放し、袋体内のインクをインク流通路を経由してイ
ンク溜部に給送し、インク吐出口から排出しうるように
したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記した公知例のもの
にあっては、構造が複雑でコストアップになるばかりで
なく、使用済みのインクカートリッヂにインクを充填し
て再利用を図ることが困難であるという不具合があっ
た。
にあっては、構造が複雑でコストアップになるばかりで
なく、使用済みのインクカートリッヂにインクを充填し
て再利用を図ることが困難であるという不具合があっ
た。
【０００５】この発明が解決しようとする第１の課題点
は、構造が単純で再利用の容易なインクカートリッヂを
提供することである。
は、構造が単純で再利用の容易なインクカートリッヂを
提供することである。
【０００６】この発明が解決しようとする第２の課題点
は、液密状でインク漏れが発生しない状態で使用済みの
インクカートリッヂの交換を可能としたインクカートリ
ッヂを提供することである。
は、液密状でインク漏れが発生しない状態で使用済みの
インクカートリッヂの交換を可能としたインクカートリ
ッヂを提供することである。
【０００７】この発明が解決しようとする第３の課題点
は、インク供給部の開放と供給針の関与とを連動状とし
てインク漏れがなく円滑にインクの導出を可能としたイ
ンクカートリッヂを提供することである。
は、インク供給部の開放と供給針の関与とを連動状とし
てインク漏れがなく円滑にインクの導出を可能としたイ
ンクカートリッヂを提供することである。
【０００８】この発明が解決しようとする第４の課題点
は、インク供給部にＯリングを設けて供給針が的確に内
側容器内に侵入されうるようにしたインクカートリッヂ
を提供することである。
は、インク供給部にＯリングを設けて供給針が的確に内
側容器内に侵入されうるようにしたインクカートリッヂ
を提供することである。
【０００９】この発明が解決しようとする第５の課題点
は、内側容器を特性の異なる薄膜を複層状に積層させて
インク内に空気が侵入したり、インク中の揮発成分が蒸
発されるのを防止し、又、インクを外部視認から遮蔽す
ることが出来るインクカートリッヂを提供することであ
る。
は、内側容器を特性の異なる薄膜を複層状に積層させて
インク内に空気が侵入したり、インク中の揮発成分が蒸
発されるのを防止し、又、インクを外部視認から遮蔽す
ることが出来るインクカートリッヂを提供することであ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ためのこの発明の解決手段の特徴は次の通りである。
ためのこの発明の解決手段の特徴は次の通りである。
【００１１】(1) インクジェットプリンタ等の記録ヘッ
ドにインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬
質の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配
設された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成され
た内側容器を具備し、前記外側容器がインク供給部を設
けると共にインク収容機能のある第１の容器部と、開放
可能な通気孔を設け、インクを充填した内側容器を包囲
する第２の容器部とを結合させて形成されたことを特徴
とするインクカートリッヂ。
ドにインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬
質の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配
設された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成され
た内側容器を具備し、前記外側容器がインク供給部を設
けると共にインク収容機能のある第１の容器部と、開放
可能な通気孔を設け、インクを充填した内側容器を包囲
する第２の容器部とを結合させて形成されたことを特徴
とするインクカートリッヂ。
【００１２】(2) 前記第１の容器部と前記第２の容器部
とを分離可能としたことを特徴とする前記(1) 記載のイ
ンクカートリッヂ。
とを分離可能としたことを特徴とする前記(1) 記載のイ
ンクカートリッヂ。
【００１３】(3) 前記内側容器の開放端が前記第１の容
器部と前記第２の容器部との結合部において密封状に挾
着されたことを特徴とする前記(1) 記載のインクカート
リッヂ。
器部と前記第２の容器部との結合部において密封状に挾
着されたことを特徴とする前記(1) 記載のインクカート
リッヂ。
【００１４】(4) インクジェットプリンタ等の記録ヘッ
ドにインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬
質の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配
設された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成され
た内側容器を具備し、前記外側容器が開放可能な通気孔
を設けた下部開放状の外箱と底枠とで構成され、前記内
側容器がそのインク供給部を前記外側容器外に突出させ
るように外側容器内に配設され、バネにより付勢された
複数の供給閉止体によって開放可能に閉止されたことを
特徴とするインクカートリッヂ。
ドにインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬
質の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配
設された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成され
た内側容器を具備し、前記外側容器が開放可能な通気孔
を設けた下部開放状の外箱と底枠とで構成され、前記内
側容器がそのインク供給部を前記外側容器外に突出させ
るように外側容器内に配設され、バネにより付勢された
複数の供給閉止体によって開放可能に閉止されたことを
特徴とするインクカートリッヂ。
【００１５】(5) 前記内側容器のインク供給部がインク
導出手段によって押し開かれた際に液密状に供給針を侵
入させてインク供給を可能としたことを特徴とする前記
(4)記載のインクカートリッヂ。
導出手段によって押し開かれた際に液密状に供給針を侵
入させてインク供給を可能としたことを特徴とする前記
(4)記載のインクカートリッヂ。
【００１６】(6) 前記インク供給部が細管状であること
を特徴とする前記(4) 又は(5) 記載のインクカートリッ
ヂ。
を特徴とする前記(4) 又は(5) 記載のインクカートリッ
ヂ。
【００１７】(7) 前記インク供給部の外端にＯリング状
部を形成したことを特徴とする前記(6) 記載のインクカ
ートリッヂ。
部を形成したことを特徴とする前記(6) 記載のインクカ
ートリッヂ。
【００１８】(8) 前記供給口閉止体にカム状脚を形成
し、インク導出手段によってインク供給部を開放させる
ようカム状脚を駆動可能としたこをを特徴とする前記
(4) 又は(5) のいずれか１項記載のインクカートリッ
ヂ。
し、インク導出手段によってインク供給部を開放させる
ようカム状脚を駆動可能としたこをを特徴とする前記
(4) 又は(5) のいずれか１項記載のインクカートリッ
ヂ。
【００１９】(9) 前記内側容器が少なくともアルミニウ
ム、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンもしくはポ
リエチレン等から選ばれた層を具備する単層あるいは複
層状の薄膜フィルムで構成されたことを特徴とする前記
(1) 乃至(5) のいずれか１項記載のインクカートリッ
ヂ。
ム、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンもしくはポ
リエチレン等から選ばれた層を具備する単層あるいは複
層状の薄膜フィルムで構成されたことを特徴とする前記
(1) 乃至(5) のいずれか１項記載のインクカートリッ
ヂ。
【００２０】前記の解決手段によれば、インク漏れがな
い状態で使用済みのインクカートリッヂの交換が容易で
あり、再生利用が可能であるばかりでなく、高品質のイ
ンクを常時プリンタ類に供給出来るものである。
い状態で使用済みのインクカートリッヂの交換が容易で
あり、再生利用が可能であるばかりでなく、高品質のイ
ンクを常時プリンタ類に供給出来るものである。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【００２２】（実施の形態１） １．手段 図１及び図２に示すこのインクカートリッヂ１００は硬
質プラスチック材料等で形成された剛体状の外側容器１
１０と軟質薄膜フィルム等で構成された内側容器１２０
とを具有しており、前記外側容器１１０についてはイン
ク供給部１１１を有する第１の容器部１１２と通気孔１
１３を開設した第２の容器部１１４をその開放縁部で互
いに嵌合させ、パッキング１１５を介装して密封状と
し、この第２の容器部１１４のスナップフィット部１１
４Ａを第１の容器部１１２の段部１１２Ａに係合させて
着脱可能に一体状に組み立てたものであるが、別途非透
通性を有する柔軟な薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形
成された前記内側容器１２０についてはインクＩＫを最
大に充填した状態では概ね前記第２の容器部１１４の内
容積に近似する程度に拡張される形状、寸法とし、その
開放端１２１を前記第１及び第２の容器１１２、１１４
の間に介装させたパッキング１１５と共に挾着させ、前
記の外側容器１１０の第１の容器部１１２と内側容器１
２０とでインクＩＫを収容しうるようにしたものであ
る。
質プラスチック材料等で形成された剛体状の外側容器１
１０と軟質薄膜フィルム等で構成された内側容器１２０
とを具有しており、前記外側容器１１０についてはイン
ク供給部１１１を有する第１の容器部１１２と通気孔１
１３を開設した第２の容器部１１４をその開放縁部で互
いに嵌合させ、パッキング１１５を介装して密封状と
し、この第２の容器部１１４のスナップフィット部１１
４Ａを第１の容器部１１２の段部１１２Ａに係合させて
着脱可能に一体状に組み立てたものであるが、別途非透
通性を有する柔軟な薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形
成された前記内側容器１２０についてはインクＩＫを最
大に充填した状態では概ね前記第２の容器部１１４の内
容積に近似する程度に拡張される形状、寸法とし、その
開放端１２１を前記第１及び第２の容器１１２、１１４
の間に介装させたパッキング１１５と共に挾着させ、前
記の外側容器１１０の第１の容器部１１２と内側容器１
２０とでインクＩＫを収容しうるようにしたものであ
る。
【００２３】尚、図１及び図２中の１３０及び１４０は
それぞれ通気孔１１３及びインク供給部を封止しうる剥
脱もしくは貫通開口自在のシールを示すものである。
それぞれ通気孔１１３及びインク供給部を封止しうる剥
脱もしくは貫通開口自在のシールを示すものである。
【００２４】又、この内側容器１２０を構成する薄膜フ
ィルムについては、ポリエチレンテレフタレートのよう
に水分蒸発並びに空気の侵入が比較的少ない単層フィル
ムや図３にその断面図を示すように外側にアルミフィル
ムの保護と水分蒸発並びに空気の侵入を防止するポリエ
チレンテレフタレート層１２０Ａを設け、水分蒸発並び
に空気の侵入を防止し、併せて充填物の透視を防止しう
るアルミニウム層１２０Ｂ、アルミニウムの保護と空気
の侵入を防止するナイロン層１２０Ｃを介装し、内側で
インクＩＫに接触し袋状にした際の加熱溶着部を形成す
るための耐インク性のポリエチレン層１２０Ｄを接着剤
層１２０Ｅにより積層状に構成したものであり、各層１
２０Ａ〜１２０Ｅの厚みについては次のように実施して
後述する有効な結果が得られた。
ィルムについては、ポリエチレンテレフタレートのよう
に水分蒸発並びに空気の侵入が比較的少ない単層フィル
ムや図３にその断面図を示すように外側にアルミフィル
ムの保護と水分蒸発並びに空気の侵入を防止するポリエ
チレンテレフタレート層１２０Ａを設け、水分蒸発並び
に空気の侵入を防止し、併せて充填物の透視を防止しう
るアルミニウム層１２０Ｂ、アルミニウムの保護と空気
の侵入を防止するナイロン層１２０Ｃを介装し、内側で
インクＩＫに接触し袋状にした際の加熱溶着部を形成す
るための耐インク性のポリエチレン層１２０Ｄを接着剤
層１２０Ｅにより積層状に構成したものであり、各層１
２０Ａ〜１２０Ｅの厚みについては次のように実施して
後述する有効な結果が得られた。
【００２５】 ポリエチレンテレフタレート１２０Ａ … １０μｍ アルミニウム１２０Ｂ … ７μｍ ナイロン１２０Ｃ … １５μｍ ポリエチレン層１２０Ｄ … １５μｍ 接着剤層１２０Ｅ … ３μｍ
【００２６】２．使用法 図１は、インクＩＫが言わば満タン状態に充填された未
使用のインクカートリッヂ１００を示しており、シール
１３０を剥脱させることにより通気孔１１３を開放さ
せ、この状態でプリンタ類のヘッド部ＰＨにインク供給
部１１１を係合させ、シール１４０を破断させる等によ
ってインクＩＫを排出可能な状態にさせる。
使用のインクカートリッヂ１００を示しており、シール
１３０を剥脱させることにより通気孔１１３を開放さ
せ、この状態でプリンタ類のヘッド部ＰＨにインク供給
部１１１を係合させ、シール１４０を破断させる等によ
ってインクＩＫを排出可能な状態にさせる。
【００２７】この状態でプリンタ類側からの指令によっ
てインクＩＫが適宜導出され記録処理に供されることと
なる。
てインクＩＫが適宜導出され記録処理に供されることと
なる。
【００２８】ところで、このようにインクＩＫが使用さ
れ、通気孔１１３から侵入される空気量と等量のインク
が減量されると次第に柔軟な内側容器１２０はインクの
液面の下降と連動して下降し、インクＩＫの収容容積の
減少と共に内側容器１２０は外観状収縮されることとな
るが、この間内側容器１２０は常時インクＩＫと密接し
ているためインクＩＫの液面の波立ちを防止し、又、空
気の侵入による気泡の発生を安全に未然防止しうるので
円滑なインクＩＫの供給状態が継続され、高品質のプリ
ント処理が保障されるものである。
れ、通気孔１１３から侵入される空気量と等量のインク
が減量されると次第に柔軟な内側容器１２０はインクの
液面の下降と連動して下降し、インクＩＫの収容容積の
減少と共に内側容器１２０は外観状収縮されることとな
るが、この間内側容器１２０は常時インクＩＫと密接し
ているためインクＩＫの液面の波立ちを防止し、又、空
気の侵入による気泡の発生を安全に未然防止しうるので
円滑なインクＩＫの供給状態が継続され、高品質のプリ
ント処理が保障されるものである。
【００２９】次いでプリント処理の継続によりインクＩ
Ｋが消耗された状態では、図２に示す如くに内側容器１
２０は殆ど外側容器１１０の第１の容器部１１２に密着
される状態となってインクカートリッヂ１００の使用は
終了する。
Ｋが消耗された状態では、図２に示す如くに内側容器１
２０は殆ど外側容器１１０の第１の容器部１１２に密着
される状態となってインクカートリッヂ１００の使用は
終了する。
【００３０】この間インクＩＫは、前記の如き複層状の
内側容器１２０によって防護されているため、変質もし
くは空気の流入が安全に防止され、又、外側からの視認
を防止しうるものである。
内側容器１２０によって防護されているため、変質もし
くは空気の流入が安全に防止され、又、外側からの視認
を防止しうるものである。
【００３１】次に、このインクカートリッヂ１００の再
生利用についてみれば、新鮮なインクＩＫを再びインク
供給部１１１から注入し、シール１３０、１４０でイン
ク供給部１１１並びに通気孔１１３を封止することによ
り再利用のために待機しうるものである。
生利用についてみれば、新鮮なインクＩＫを再びインク
供給部１１１から注入し、シール１３０、１４０でイン
ク供給部１１１並びに通気孔１１３を封止することによ
り再利用のために待機しうるものである。
【００３２】又、第１及び第２の容器部１１２、１１４
を分離させ、内側容器１２０を解放して部分的に再生利
用を図ることが出来る。
を分離させ、内側容器１２０を解放して部分的に再生利
用を図ることが出来る。
【００３３】（実施の形態２） １．手段 図４及び図５に示すインクカートリッヂ２００は、硬質
プラスチック材料等で形成された剛体状の外側容器２１
０と、その内部に配設された軟質薄膜フィルム等で構成
された袋状の内側容器２２０とを具有しており、軟質薄
膜フィルムあるいは薄膜ゴムが実施の形態１のインクカ
ートリッヂ１００における内側容器１２０の構成（図３
参照）と同様である点でインクカートリッヂ１００と近
似しているが、内側容器２２０に満タン状にインクを充
填された際には、この内側容器２２０は外側容器２１０
の全域にわたって配置されるように構成された点では相
違している。
プラスチック材料等で形成された剛体状の外側容器２１
０と、その内部に配設された軟質薄膜フィルム等で構成
された袋状の内側容器２２０とを具有しており、軟質薄
膜フィルムあるいは薄膜ゴムが実施の形態１のインクカ
ートリッヂ１００における内側容器１２０の構成（図３
参照）と同様である点でインクカートリッヂ１００と近
似しているが、内側容器２２０に満タン状にインクを充
填された際には、この内側容器２２０は外側容器２１０
の全域にわたって配置されるように構成された点では相
違している。
【００３４】即ち、通気孔２１３を開設した下部開放状
の外箱２１４内には可撓性を有する薄膜フィルム等から
なる袋状の内側容器２２０を配設し、前記外箱２１４の
下部開放部２１４Ａを閉止するように底枠２１２を嵌着
し、この底枠２１２の開口２１２Ａから前記内側容器２
２０の細管状のインク供給部２２０Ａを外側容器２１０
の外側に延出させており、その開口縁にはＯリング状部
２２０Ｂを形成している。
の外箱２１４内には可撓性を有する薄膜フィルム等から
なる袋状の内側容器２２０を配設し、前記外箱２１４の
下部開放部２１４Ａを閉止するように底枠２１２を嵌着
し、この底枠２１２の開口２１２Ａから前記内側容器２
２０の細管状のインク供給部２２０Ａを外側容器２１０
の外側に延出させており、その開口縁にはＯリング状部
２２０Ｂを形成している。
【００３５】又、この底枠２１２の内側には、バネ２３
１によって互いに接近可能に付勢された対状の供給口閉
止体２３２を配設し、この供給口閉止体２３２の弧状の
内端部２３２Ａ間において、前記インク供給部２２０Ａ
を圧縮して内側容器２２０を閉止させうるように構成し
ており、この供給口閉止体２３２のカム状脚２３２Ｂに
よりインク供給部２２０Ａを開放させうるものである
が、この点は後述する。
１によって互いに接近可能に付勢された対状の供給口閉
止体２３２を配設し、この供給口閉止体２３２の弧状の
内端部２３２Ａ間において、前記インク供給部２２０Ａ
を圧縮して内側容器２２０を閉止させうるように構成し
ており、この供給口閉止体２３２のカム状脚２３２Ｂに
よりインク供給部２２０Ａを開放させうるものである
が、この点は後述する。
【００３６】従って、インクＩＫを供給しない状態では
インクカートリッヂ２００のインク供給部２２０Ａは図
４に示すように供給口閉止体２３２によって閉止されて
おり、インクはインクカートリッヂ２００内に安全に保
持されうるものである。
インクカートリッヂ２００のインク供給部２２０Ａは図
４に示すように供給口閉止体２３２によって閉止されて
おり、インクはインクカートリッヂ２００内に安全に保
持されうるものである。
【００３７】次にこのインクカートリッヂ２００内のイ
ンクをプリンタ類のヘッド部（図示略）に供給させるイ
ンク導出手段３００についてみれば、負圧発生手段３１
０を内装しており、その頂部には中空状の供給針３２０
を突設すると共に、その両側には前記供給口閉止体２３
２のカム状脚２３２Ｂに係合してバネ２３１に抗してこ
の供給口閉止体２３２を互いに遠ざかる方向に移動させ
うるガイド杆３３０を併設したものである。
ンクをプリンタ類のヘッド部（図示略）に供給させるイ
ンク導出手段３００についてみれば、負圧発生手段３１
０を内装しており、その頂部には中空状の供給針３２０
を突設すると共に、その両側には前記供給口閉止体２３
２のカム状脚２３２Ｂに係合してバネ２３１に抗してこ
の供給口閉止体２３２を互いに遠ざかる方向に移動させ
うるガイド杆３３０を併設したものである。
【００３８】２．使用法 図４に示す状態では、内側容器２２０内にはインクＩＫ
が満タン状態であるが、この状態でプリンタ類のインク
導出手段３００上にインクカートリッヂ２００を臨ませ
（図４の状態）、インクカートリッヂ２００を押し下げ
るとガイド杆３３０がカム状脚２３２Ｂに係合してバネ
２３１に抗して供給口閉止体２３２を押し拡げると共に
供給針３２０がＯリング状部２２０Ｂ位置から内側容器
２２０のインク供給部２２０Ａ内に侵入される。
が満タン状態であるが、この状態でプリンタ類のインク
導出手段３００上にインクカートリッヂ２００を臨ませ
（図４の状態）、インクカートリッヂ２００を押し下げ
るとガイド杆３３０がカム状脚２３２Ｂに係合してバネ
２３１に抗して供給口閉止体２３２を押し拡げると共に
供給針３２０がＯリング状部２２０Ｂ位置から内側容器
２２０のインク供給部２２０Ａ内に侵入される。
【００３９】これによってインクカートリッヂ２００の
内側容器２２０内のインクＩＫは、インク導出手段３０
０により記録ヘッド部に円滑に供給されるものであり、
この間Ｏリング状部２２０Ｂが供給針３２０の外側に密
着されていてインクの予期しない漏洩は防止されるもの
である（図５参照）。
内側容器２２０内のインクＩＫは、インク導出手段３０
０により記録ヘッド部に円滑に供給されるものであり、
この間Ｏリング状部２２０Ｂが供給針３２０の外側に密
着されていてインクの予期しない漏洩は防止されるもの
である（図５参照）。
【００４０】次に、使用により内側容器２２０内のイン
クＩＫが減少すると図５に示すように内側容器２１０の
頂部はインクの液面に沿って下降されるが、この間イン
クＩＫの液面は内側容器２２０に継続的に当接されてい
るため空気の流入による気泡の発生やインクＩＫの液面
の波立ちを安全に防止出来るものである。
クＩＫが減少すると図５に示すように内側容器２１０の
頂部はインクの液面に沿って下降されるが、この間イン
クＩＫの液面は内側容器２２０に継続的に当接されてい
るため空気の流入による気泡の発生やインクＩＫの液面
の波立ちを安全に防止出来るものである。
【００４１】更に、使用済みのインクカートリッヂ２０
０については、インク導出手段３００の供給針３２０を
インク供給部２２０Ａから引き抜くだけでガイド杆３３
０がカム状脚２３２Ｂを解放するので、バネ２３１によ
って供給口閉止体２３２が互いに接近されインク供給部
２２０Ａが閉止されることとなって、インクカートリッ
ヂ２００からインクＩＫが漏出するおそれがなく安全に
インクカートリッヂ２００の交換をなしうるものであ
る。
０については、インク導出手段３００の供給針３２０を
インク供給部２２０Ａから引き抜くだけでガイド杆３３
０がカム状脚２３２Ｂを解放するので、バネ２３１によ
って供給口閉止体２３２が互いに接近されインク供給部
２２０Ａが閉止されることとなって、インクカートリッ
ヂ２００からインクＩＫが漏出するおそれがなく安全に
インクカートリッヂ２００の交換をなしうるものであ
る。
【００４２】インクカートリッヂ２００へのインクＩＫ
の充填及び使用後の再充填は、カム状脚２３２Ｂを解放
した後、Ｏリング状部２２０Ｂに密着する充填針（図示
せず）等で容易に充填することが出来る。
の充填及び使用後の再充填は、カム状脚２３２Ｂを解放
した後、Ｏリング状部２２０Ｂに密着する充填針（図示
せず）等で容易に充填することが出来る。
【００４３】
【発明の効果】前記したこの発明によれば次のような優
れた効果が発揮されるものである。
れた効果が発揮されるものである。
【００４４】 インクカートリッヂの構造が単純化出
来る。
来る。
【００４５】 インク漏れしない状態で使用済みのイ
ンクカートリッヂを取り外すことが出来る。
ンクカートリッヂを取り外すことが出来る。
【００４６】 インクカートリッヂからのインクの供
給が円滑である。
給が円滑である。
【００４７】 インクカートリッヂの交換操作が誤操
作なく実行出来る。
作なく実行出来る。
【００４８】 インクカートリッヂ内のインクに空気
が侵入せず、又蒸発が防止出来る。
が侵入せず、又蒸発が防止出来る。
【００４９】 インクカートリッヂ内のインクを外部
から視認出来ない。
から視認出来ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１のインクが充填されたインクカー
トリッヂの縦断面図。
トリッヂの縦断面図。
【図２】図１の使用済み状態の縦断面図。
【図３】実施の形態１又は２の内側容器の一部断面図。
【図４】実施の形態２のインクが充填されたインクカー
トリッヂの縦断面図。
トリッヂの縦断面図。
【図５】図４の使用中状態の縦断面図。
１００、２００ インクカートリッヂ １１０、２１０ 外側容器 １２０、２２０ 内側容器 １１２ 第１の容器部 １１４ 第２の容器部 １１３、２１３ 通気孔 ２１２ 底枠 ２１４ 外箱 ２２０Ａ インク供給部 ２２０Ｂ Ｏリング状部 ２３２Ｂ カム状脚 ３００ インク導出手段 ３２０ 供給針
Claims (9)
- 【請求項１】 インクジェットプリンタ等の記録ヘッド
にインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬質
の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配設
された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成された
内側容器を具備し、前記外側容器がインク供給部を設け
ると共にインク収容機能のある第１の容器部と、開放可
能な通気孔を設け、インクを充填した内側容器を包囲す
る第２の容器部とを結合させて形成されたことを特徴と
するインクカートリッヂ。 - 【請求項２】 前記第１の容器部と前記第２の容器部と
を分離可能としたことを特徴とする請求項１記載のイン
クカートリッヂ。 - 【請求項３】 前記内側容器の開放端が前記第１の容器
部と前記第２の容器部との結合部において密封状に挾着
されたことを特徴とする請求項１記載のインクカートリ
ッヂ。 - 【請求項４】 インクジェットプリンタ等の記録ヘッド
にインクを供給するインクカートリッヂにおいて、硬質
の材料で形成された外側容器と、この外側容器内に配設
された軟質薄膜フィルムあるいは薄膜ゴムで形成された
内側容器を具備し、前記外側容器が開放可能な通気孔を
設けた下部開放状の外箱と底枠とで構成され、前記内側
容器がそのインク供給部を前記外側容器外に突出させる
ように外側容器内に配設され、バネにより付勢された複
数の供給閉止体によって開放可能に閉止されたことを特
徴とするインクカートリッヂ。 - 【請求項５】 前記内側容器のインク供給部がインク導
出手段によって押し開かれた際に液密状に供給針を侵入
させてインク供給を可能としたことを特徴とする請求項
４記載のインクカートリッヂ。 - 【請求項６】 前記インク供給部が細管状であることを
特徴とする請求項４又は５記載のインクカートリッヂ。 - 【請求項７】 前記インク供給部の外端にＯリング状部
を形成したことを特徴とする請求項６記載のインクカー
トリッヂ。 - 【請求項８】 前記供給口閉止体にカム状脚を形成し、
インク導出手段によってインク供給部を開放させるよう
カム状脚を駆動可能としたこをを特徴とする請求項４又
は５のいずれか１項記載のインクカートリッヂ。 - 【請求項９】 前記内側容器が少なくともアルミニウ
ム、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンもしくはポ
リエチレン等から選ばれた層を具備する単層あるいは複
層状の薄膜フィルムで構成されたことを特徴とする請求
項１乃至５のいずれか１項記載のインクカートリッヂ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17274897A JP3391221B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | インクカートリッヂ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17274897A JP3391221B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | インクカートリッヂ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH115311A true JPH115311A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3391221B2 JP3391221B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=15947600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17274897A Expired - Fee Related JP3391221B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | インクカートリッヂ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3391221B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7152965B2 (en) | 2000-01-21 | 2006-12-26 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge, and ink-jet recording apparatus using the same |
| US7182446B2 (en) | 2000-02-16 | 2007-02-27 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording apparatus, connection unit and ink jet recording apparatus |
| US7213913B2 (en) | 2001-05-17 | 2007-05-08 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge |
| US7380909B2 (en) | 2000-01-21 | 2008-06-03 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus |
| JP2008183783A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジ及びカートリッジ収容装置 |
| US7416290B2 (en) * | 2007-01-30 | 2008-08-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridges |
| US7600224B2 (en) | 2001-08-23 | 2009-10-06 | Sony Corporation | Information processing apparatus including storage |
| JP2018145379A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物、及び収容体 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP17274897A patent/JP3391221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (19)
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| US8998394B2 (en) | 2000-01-21 | 2015-04-07 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge, and ink-jet recording apparatus using the same |
| US8636347B2 (en) | 2000-01-21 | 2014-01-28 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge, and ink-jet recording apparatus using the same |
| US7152965B2 (en) | 2000-01-21 | 2006-12-26 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge, and ink-jet recording apparatus using the same |
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| US7182446B2 (en) | 2000-02-16 | 2007-02-27 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording apparatus, connection unit and ink jet recording apparatus |
| US7188936B2 (en) | 2000-02-16 | 2007-03-13 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording apparatus, connection unit and ink jet recording apparatus |
| US8585192B2 (en) | 2000-02-16 | 2013-11-19 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording apparatus, connection unit and ink jet recording apparatus |
| US7213913B2 (en) | 2001-05-17 | 2007-05-08 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge |
| US7600224B2 (en) | 2001-08-23 | 2009-10-06 | Sony Corporation | Information processing apparatus including storage |
| US7419254B1 (en) * | 2007-01-30 | 2008-09-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridges |
| US8042925B2 (en) | 2007-01-30 | 2011-10-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridges |
| US8025379B2 (en) | 2007-01-30 | 2011-09-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridges |
| US7416291B1 (en) * | 2007-01-30 | 2008-08-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridge packaging arrangements |
| US7416290B2 (en) * | 2007-01-30 | 2008-08-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink cartridges |
| JP2008183783A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジ及びカートリッジ収容装置 |
| JP2018145379A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物、及び収容体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3391221B2 (ja) | 2003-03-31 |
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