JPH1151293A - 液体窒素供給装置 - Google Patents
液体窒素供給装置Info
- Publication number
- JPH1151293A JPH1151293A JP22424197A JP22424197A JPH1151293A JP H1151293 A JPH1151293 A JP H1151293A JP 22424197 A JP22424197 A JP 22424197A JP 22424197 A JP22424197 A JP 22424197A JP H1151293 A JPH1151293 A JP H1151293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid nitrogen
- safety valve
- nitrogen gas
- shaft
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】液体窒素の容器からの供給を安全且つ容易に行
う。 【解決手段】液体窒素容器１への加圧ガス供給路１１に
安全弁９を設ける。この安全弁９はケーシング９３とフ
ランジ９１，９２より成り、フランジ９２に設けた通孔
９８を、重り９７を有する軸９６により密封自在として
ある。必要時、軸９６の引き上げ、押し上げにより開放
される。
う。 【解決手段】液体窒素容器１への加圧ガス供給路１１に
安全弁９を設ける。この安全弁９はケーシング９３とフ
ランジ９１，９２より成り、フランジ９２に設けた通孔
９８を、重り９７を有する軸９６により密封自在として
ある。必要時、軸９６の引き上げ、押し上げにより開放
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体窒素供給装置
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】デュアービン等に収容した液体窒素を取
出して使用する際に、サイフォン管を用いて加圧用窒素
ガスにより、液体窒素を加圧供給する方法が行われてい
る。その一例として、クライオトロールポンプがあり、
モーターとクランクの作動によりベローズを作動させ、
二重管の気圧の変化の招来により、液体窒素を押出す方
法がある。しかし、この装置は複雑な機構であり高価で
ある。
出して使用する際に、サイフォン管を用いて加圧用窒素
ガスにより、液体窒素を加圧供給する方法が行われてい
る。その一例として、クライオトロールポンプがあり、
モーターとクランクの作動によりベローズを作動させ、
二重管の気圧の変化の招来により、液体窒素を押出す方
法がある。しかし、この装置は複雑な機構であり高価で
ある。
【０００３】そこで、窒素ガスを加圧用として用いてサ
イフォン管等により液体窒素を供給するが、通常はスプ
リング式の安全弁を設置するものである。液体窒素は沸
点が−１９６℃と低温で、取扱い厳重な注意が必要であ
り、且つ気化により容積が常温常圧で約６５０倍に膨張
するため、容器内の圧力上昇防止策が必要である。
イフォン管等により液体窒素を供給するが、通常はスプ
リング式の安全弁を設置するものである。液体窒素は沸
点が−１９６℃と低温で、取扱い厳重な注意が必要であ
り、且つ気化により容積が常温常圧で約６５０倍に膨張
するため、容器内の圧力上昇防止策が必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この安全弁は、ネジに
よる圧力調整は可能であるが、その調整はなかなか困難
である。又、一旦開くとガス圧が小となるまで放出が止
まらないことになる。又、この圧力上昇は、分解能を悪
化させ、ヒステリシスを大にする等の欠陥を露呈するこ
とになる。
よる圧力調整は可能であるが、その調整はなかなか困難
である。又、一旦開くとガス圧が小となるまで放出が止
まらないことになる。又、この圧力上昇は、分解能を悪
化させ、ヒステリシスを大にする等の欠陥を露呈するこ
とになる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、サイフォン管に二重の圧力上昇防止装置を設けるこ
とにより、ネジ等による圧力調整を不要とし、且つ安全
を容易に確保することが出来るようにしたもので、液体
窒素容器への加圧ガス供給路に安全弁を設置し、該安全
弁は上下フランジとケーシングより成り、重りにより付
勢した軸を以ってフランジに設けた通孔を開閉自在に為
す一方ケーシングに透孔を設けたことを特徴とする。
は、サイフォン管に二重の圧力上昇防止装置を設けるこ
とにより、ネジ等による圧力調整を不要とし、且つ安全
を容易に確保することが出来るようにしたもので、液体
窒素容器への加圧ガス供給路に安全弁を設置し、該安全
弁は上下フランジとケーシングより成り、重りにより付
勢した軸を以ってフランジに設けた通孔を開閉自在に為
す一方ケーシングに透孔を設けたことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。１はデュアービンで、その口部
にテフロン栓２を開閉式の錠３により圧接自在としてあ
る。４はサイフォン管で、ジョイント５によりテフロン
栓２に挿通固定してあり、下端はデュアービン１内の液
体窒素６内に位置させ、上端は導管７を介して電磁弁ユ
ニット８に挿通してある。
発明を詳細に説明する。１はデュアービンで、その口部
にテフロン栓２を開閉式の錠３により圧接自在としてあ
る。４はサイフォン管で、ジョイント５によりテフロン
栓２に挿通固定してあり、下端はデュアービン１内の液
体窒素６内に位置させ、上端は導管７を介して電磁弁ユ
ニット８に挿通してある。
【０００７】９は安全弁で、Ｔジョイント１０に連通装
着してあり、Ｔジョイント１０は、一方はテフロン栓２
に螺通し、他方はテフロンチューブ１１を介してフロー
コントローラー１２に連通してある。安全弁９は、上下
フランジ９１，９２に設けたケーシング９３により形成
され、上部フランジ９１に設けたフランジブッシュ９４
に軸９６を挿通し、該軸９６には重り９７を設置してあ
る。フランジ９２には通孔９８を設け、Ｏリング９９に
より軸９６の下降時密封自在としてある。又、重り９７
にもＯリングを設け、フランジ９２上端との密封自在と
することは推奨される。９０，９０はケーシング９３に
設けた透孔である。軸９６の頭部には把手１３を設けて
ある。
着してあり、Ｔジョイント１０は、一方はテフロン栓２
に螺通し、他方はテフロンチューブ１１を介してフロー
コントローラー１２に連通してある。安全弁９は、上下
フランジ９１，９２に設けたケーシング９３により形成
され、上部フランジ９１に設けたフランジブッシュ９４
に軸９６を挿通し、該軸９６には重り９７を設置してあ
る。フランジ９２には通孔９８を設け、Ｏリング９９に
より軸９６の下降時密封自在としてある。又、重り９７
にもＯリングを設け、フランジ９２上端との密封自在と
することは推奨される。９０，９０はケーシング９３に
設けた透孔である。軸９６の頭部には把手１３を設けて
ある。
【０００８】１４は取付板、１５は必要に応じて設ける
スペーサーで、軸９６の引上げ時把手１３とフランジ９
１間に挿通して通孔９８を開通しておくための保持材で
ある。１６は第２安全弁で、テフロン栓２に設けてあ
り、スプリング式の弁を使用するが、他の弁を使用して
もよいこともちろんである。１７は窒素ガス入口で、テ
フロンチューブ１１をＴジョイント１０に連結してい
る。
スペーサーで、軸９６の引上げ時把手１３とフランジ９
１間に挿通して通孔９８を開通しておくための保持材で
ある。１６は第２安全弁で、テフロン栓２に設けてあ
り、スプリング式の弁を使用するが、他の弁を使用して
もよいこともちろんである。１７は窒素ガス入口で、テ
フロンチューブ１１をＴジョイント１０に連結してい
る。
【０００９】
【実施例】次いで、その作動について説明すれば、液体
窒素収容の容器、デュアービン１に本装置を取付け、フ
ロートコントローラー１２により０．３±０．０５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2の圧力で窒素ガスを供給することにより、テ
フロンチューブ１１、窒素ガス入口１７、Ｔジョイント
１０、テフロン栓２を経てデュアービン１内に入り、液
体窒素を加圧し、サイフォン管４より液体窒素を電磁弁
ユニット８を経て供給するものである。又、Ｔジョイン
ト１０より窒素ガスは安全弁９に至るが、重り９７を設
けた軸９６により、フランジ９２の通孔９８が封入され
ている。同様に、テフロン栓２に設けた第２安全弁１６
に圧力が掛かるが、そこで封入されている。
窒素収容の容器、デュアービン１に本装置を取付け、フ
ロートコントローラー１２により０．３±０．０５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2の圧力で窒素ガスを供給することにより、テ
フロンチューブ１１、窒素ガス入口１７、Ｔジョイント
１０、テフロン栓２を経てデュアービン１内に入り、液
体窒素を加圧し、サイフォン管４より液体窒素を電磁弁
ユニット８を経て供給するものである。又、Ｔジョイン
ト１０より窒素ガスは安全弁９に至るが、重り９７を設
けた軸９６により、フランジ９２の通孔９８が封入され
ている。同様に、テフロン栓２に設けた第２安全弁１６
に圧力が掛かるが、そこで封入されている。
【００１０】安全弁９の吹出し圧力は固定式で、第２安
全弁１６は可変式で、１例として２±０．０５ｋｇｆ／
ｃｍ2で使用する。デュアービン１は、液体窒素の自然
蒸発により、圧力上昇がある場合、窒素ガスはＴジョイ
ント１０により安全弁９に至り、軸９６を押し上げる。
軸９６は重り９７の加圧力に抗して押し上げられ、軸９
６により閉塞されていたフランジ９２の通孔９８は開放
される。このため窒素ガスはＴジョイント１０より、通
孔９８、ケーシング９３を経てケーシング９３に設けた
透孔９０，９０より放出される。このため、Ｔジョイン
ト１０、テフロン栓２、デュアービン１と連通し、デュ
アービン１内の圧力は低下する。第２安全弁１６は安全
弁９の作動時には動作せず、作動不良時に動作する。
全弁１６は可変式で、１例として２±０．０５ｋｇｆ／
ｃｍ2で使用する。デュアービン１は、液体窒素の自然
蒸発により、圧力上昇がある場合、窒素ガスはＴジョイ
ント１０により安全弁９に至り、軸９６を押し上げる。
軸９６は重り９７の加圧力に抗して押し上げられ、軸９
６により閉塞されていたフランジ９２の通孔９８は開放
される。このため窒素ガスはＴジョイント１０より、通
孔９８、ケーシング９３を経てケーシング９３に設けた
透孔９０，９０より放出される。このため、Ｔジョイン
ト１０、テフロン栓２、デュアービン１と連通し、デュ
アービン１内の圧力は低下する。第２安全弁１６は安全
弁９の作動時には動作せず、作動不良時に動作する。
【００１１】一方、デュアービン１の液体窒素の使用に
より、その残量がなくなり、液体窒素補充の際には、テ
フロン栓２を取り外すが、いきなり外すわけにいかず、
圧力を抜いて行う必要がある。その際安全弁９を使用す
る。即ち、把手１３を引上げると、軸９６が重り９７に
抗して引上げられ、フランジ９２の通孔９８が開放さ
れ、窒素ガスが透孔９０，９０より放出されること、前
述のガス自然放出と同作用である。この把手１３の引上
げを継続するためスペーサー１５を把手１３と上フラン
ジ９１間に置くのがよい。
より、その残量がなくなり、液体窒素補充の際には、テ
フロン栓２を取り外すが、いきなり外すわけにいかず、
圧力を抜いて行う必要がある。その際安全弁９を使用す
る。即ち、把手１３を引上げると、軸９６が重り９７に
抗して引上げられ、フランジ９２の通孔９８が開放さ
れ、窒素ガスが透孔９０，９０より放出されること、前
述のガス自然放出と同作用である。この把手１３の引上
げを継続するためスペーサー１５を把手１３と上フラン
ジ９１間に置くのがよい。
【００１２】
【発明の効果】上記の如き本発明によれば、液体窒素容
器への加圧ガス供給路に安全弁を設置し、該安全弁は上
下フランジとケーシングより成り、重りにより付勢した
軸を以ってフランジに設けた通孔を開閉自在に為す一方
ケーシングに透孔を設けたので、デュアービン内に一定
以上の圧力上昇があると、その上昇圧力により、安全弁
の軸が重りに抗して押上げられ、通孔、透孔より窒素ガ
スが放出され、デュアービン内の圧力を放散することが
出来る。この操作はデュアービン内の圧力が重りによる
下圧力を上回ると自動的にガスを放出し、下回れば軸が
通孔をふさぎ自動的に開閉し、ガス圧に対応できる。
又、デュアービンの液体窒素補充の際には、圧力を下げ
るため、把手により軸を引上げ、簡単に通孔を開放し、
窒素ガスを放出し、デュアービン内の圧力を放散でき
る。この操作は、把手による軸を引上げるだけと云う極
めて簡単な操作であり、繰返し動作ができ、液体窒素の
補充作業が安全、且つ容易に行われる。又、安全弁の構
造は極めて簡単であり、製作容易で廉価に提供出来る
他、使用、保守が簡便である等実用上至便である。
器への加圧ガス供給路に安全弁を設置し、該安全弁は上
下フランジとケーシングより成り、重りにより付勢した
軸を以ってフランジに設けた通孔を開閉自在に為す一方
ケーシングに透孔を設けたので、デュアービン内に一定
以上の圧力上昇があると、その上昇圧力により、安全弁
の軸が重りに抗して押上げられ、通孔、透孔より窒素ガ
スが放出され、デュアービン内の圧力を放散することが
出来る。この操作はデュアービン内の圧力が重りによる
下圧力を上回ると自動的にガスを放出し、下回れば軸が
通孔をふさぎ自動的に開閉し、ガス圧に対応できる。
又、デュアービンの液体窒素補充の際には、圧力を下げ
るため、把手により軸を引上げ、簡単に通孔を開放し、
窒素ガスを放出し、デュアービン内の圧力を放散でき
る。この操作は、把手による軸を引上げるだけと云う極
めて簡単な操作であり、繰返し動作ができ、液体窒素の
補充作業が安全、且つ容易に行われる。又、安全弁の構
造は極めて簡単であり、製作容易で廉価に提供出来る
他、使用、保守が簡便である等実用上至便である。
【図１】図は本発明一実施例使用状態要部縦断面図
１ デュアービン ２ テフロン栓 ４ サイフォン管 ５ ジョイント ６ 液体窒素９ 安全弁 １０ Ｔジョイント １１ テフロンチューブ １２ フロントコントローラー １３ 把手 １６ 第２安全弁
Claims (1)
- 【請求項１】液体窒素容器への加圧ガス供給路に安全弁
を設置し、該安全弁は上下フランジとケーシングより成
り、重りにより付勢した軸を以ってフランジに設けた通
孔を開閉自在に為す一方ケーシングに透孔を設けたこと
を特徴とする液体窒素供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22424197A JPH1151293A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液体窒素供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22424197A JPH1151293A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液体窒素供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1151293A true JPH1151293A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16810710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22424197A Pending JPH1151293A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液体窒素供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1151293A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101420694B1 (ko) * | 2012-04-17 | 2014-08-04 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커의 질소가스 주입기 |
| CN111622925A (zh) * | 2020-05-08 | 2020-09-04 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于液氦杜瓦的自加压装置及加压方法 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP22424197A patent/JPH1151293A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101420694B1 (ko) * | 2012-04-17 | 2014-08-04 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커의 질소가스 주입기 |
| CN111622925A (zh) * | 2020-05-08 | 2020-09-04 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于液氦杜瓦的自加压装置及加压方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071211 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080408 |