JPH11507850A - 超耐熱性型が粉末金属含有組成物で被覆される歯科用修復物を製造する方法 - Google Patents

超耐熱性型が粉末金属含有組成物で被覆される歯科用修復物を製造する方法

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JPH11507850A
JPH11507850A JP9502949A JP50294997A JPH11507850A JP H11507850 A JPH11507850 A JP H11507850A JP 9502949 A JP9502949 A JP 9502949A JP 50294997 A JP50294997 A JP 50294997A JP H11507850 A JPH11507850 A JP H11507850A
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マリア ファンデルツェール,ヨーゼフ
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エレファント エデルメタール ベー.ファウ.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、歯科用修復物の製造方法において、それぞれが異なる固相線温度を有し、その連続固相線温度間の差異が常に25℃から100℃の間にある少なくとも3種類の合金からなる混合歯科用金属粉末を耐火性モデル塊に塗布するステップと、該粉末化された歯科用材料を加熱し、1つの多孔質塊を形成するステップと、該多孔質塊に、該耐火性モデル塊が均質に金属コーティングされるようにフィラー合金を浸透させるステップとを含む歯科用修復物の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 超耐熱性型が粉末金属含有組成物で被覆される歯科用修復物を製造する方法 本発明は、歯冠または橋義歯のような歯科用修復物を製造する方法に関する。 特に本発明は、金属粉末を超耐熱性材上に焼結して製造された適切に嵌合する機 能的金属修復物に関する。そのような方法においては通常、先ず、細かい金属粉 末とガラス断片とから成る混合物の薄い層が超耐熱性基材へ加えられる。ついで 粉末状の所要の金属合金と熱可塑性結合剤との組成物が、たとえば熱蝋成形器具 を使用して加えられる。最後に幾つかの加熱段階が実施されて、金属粉末の合金 で少なくとも部分的に被覆された歯科用修復物が生成される。 プラスチックまたは磁器で任意選択的に被覆される、金属から歯科用修復物を 製造する、今まで一般に使用される従来の方法は、いわゆる「ロストワックス法 」に従って歯科用合金を鋳造することから成る。特に、焼損蝋型の形状を有する 超耐熱性金型に合金を注入するこの方法は、下記の段階により特徴づけられる。 第1の段階において、型用空間は、通常シリコーン材料から成る成形材を使用す る口部内における調整物から取られる。第2の段階において、石膏内の雄注型が 、この空間から作られる。第3の段階は、石膏型上で蝋型を成形することから成 り、その蝋型に、第4の段階において、蝋の供給ダクトが設けられ、その蝋型は 超耐熱性材内に埋め込まれる。この超耐熱性材の金型は、第5の段階において、 600℃〜1000℃の温度まで加熱される。第6の段階は、液体金属を形成さ れたキャビティ中に注入することから構成される。冷却中に注型物は、熱収縮を 受けるので、その熱収縮は、金型の加熱中に生じる膨張で、超耐熱性素材により 補償しなければならない。最後に第7の段階において、この鋳造加工品は、セラ ミック結合フリントまたは硬質金属カッターで仕上げられ、ついで任意選択的に 、プラスチックまたは磁器で被覆される。 以下でより詳細に説明される最近に開発された方法において、プロセス段階2 〜7は、下記の3つの段階により好都合には置き換えることができる。 雄注型は、石膏内の代わりに、超耐熱性材内で鋳造でき、その型はついで10 00℃〜1200℃の温度で焼損できる。その超耐熱性材は、一定の粒度分布を 有する珪砂と、結合剤としての酸化マグネシウムおよび燐酸バイアンモニウムと の混合物から構成できる。この粉末超耐熱性材混合物は、コロイド状シリカと混 合されて、スラリを形成する。そのスラリは、上記の第1の段階の型用空間中に 注入され、その空間中でスラリが結合して、5分〜10分内に硬質の注型材が形 成される。 ここで、粉末金属が補強の理由で必要とみなされる箇所において、結果として 形成された超耐熱性材型へ粉末金属が加えられる。 最後に、加えられた粉末金属は、1000℃〜1200℃の温度で焼結されて 、中実金属材が形成される。 酸化を防止するために、最後の段階が真空下で実施されるが、その段階は、米 国特許第4,702,696号に記載されるように、その目的のために設計され た非常に特殊のオーブンにおいてだけ実施できる。その特殊のオーブンが高価な ので、ここに記載される方法は、多くの歯科研究所にとり経済的に実現可能性が 無く、またそのような高コストにより、研究所において実施する場合に、そのプ ロセスの魅力も無くなる。 米国特許第3,502,466号において、金属粉末および特に貴金属粉末を 使用して歯冠を製作することが記載されている。使用される金属粉末は、先ず結 合剤と混合されて、ペーストまたはパテを形成する。使用される結合剤は、エチ ルセルロースのような接着剤と、およびたとえばプロピレングリコールのような 溶剤とから構成される。この結合剤は液体であるので、成形に手間がかかり、ま た最終製品に、好ましくない残留する多孔性が発生する率がかなり高い。 米国特許第4,661,071号において、歯科用修復物を製造するために最 近開発されたプロセスに従って使用される粉末または粉末の混合物を利用する手 順が記載されている。記載されるプロセスには幾つかの欠点がある。かくしてた とえば、コストのかかる高真空のオーブンを使用しなければならないし、そのオ ーブンは、全ての研究所にとり経済的に実現可能性が無い。さらに使用される金 属粉末を混合する場合に、ペースト状の物質を生じるプロピレングリコールが使 用される。この比較的液状の組成物の適用は容易ではない。何故ならば、余分な 組成物は、吸収紙で軽くたたいて除去することができないから、である。さらに 、金属粉末の管理される充填密度を実現するのが難しいし、また最終製品に、好 ましくない残留する多孔性が発生する率がかなり増加する。 ドイツ特許35 32 331および38 41 902において、同一のプ ロセスが基本的に記載されている。しかしながら、出発原料として、非酸化性粉 末の混合物および酸化性粉末の混合物が使用される。使用されるこれらの粉末は 、黒鉛ガラス鐘の下で商業用磁器オーブン内で焼結される。黒鉛ガラス鐘を使用 する重大な欠点は、それが必ずしも透明でないので、焼結処理中に修復物を見る ことができない点である。この結果、修復物が黒鉛と接触しているかを確認する ことができない。少なくとも35%のパラジウム成分を有する合金は、修復物を 酸化し、かつ磁器を焼成する加熱サイクル中に使用される温度において、黒鉛と 接触すると、炭素を吸収する。第2の欠点は、黒鉛ガラス鐘の外壁の焼損であり 、それには、細かい黒鉛ダストの崩壊が伴う。この黒鉛ダストは、歯科磁器およ びオーブンの周囲を汚染することがある。修復物上の黒鉛ダストは、磁器の焼成 中の一酸化炭素ガスの形成により、磁器内のガス気泡の形成をもたらすことがあ る。 その上、黒鉛ガラス鐘を、密閉しなければならないので、大気中の酸素は、入 ることができたとしても稀である。酸素の存在下では合金材は酸化されることが あり、それにより低い焼結密度の脆い製品が生成される。 上述のドイツ特許に従う生産プロセスの他の欠点は、金属粉末が、かなりの水 から成る結合剤と混合されることである。水性の結合剤において金属粉末粒子は 、いわば、互いに転がるので、成形を困難にする。振動と軽いたたきの手法によ り、ある程度まで金属粉末を緻密化できるが、それは特別の訓練を必要とする。 さらにその手法は、再現性のある多孔性の無い製品を必ずしももたらさない。 上述のドイツ特許38 41 902において、グリコール状の結合剤を使用 して、2つのモードがある金属粉末が適用されている。これは、残留多孔性を有 する製品をほぼ保証している。残留多孔性に関して生じる重大な問題は、焼結後 にその製品が脆くなる事実、およびその製品の延性が低い事実である。延性につ いては、その材料の破壊時における伸びが、標準とみなされる。 ドイツ特許38 11 628において、金属歯交換製品が、パラジウム、金 および銀からのペースト状金属粉末を使用して実現されるプロセスが記載されて いる。これらの金属粉末は、非常に細かく、0.5〜1.5μmの平均粒径を有 する。このように粒径が極端に細かいので、それらの粉末は、非常に薄い層にだ け適用できる。これにより、噛み合わせ部、橋義歯部分または他の中実歯科製品 を1段階で成形することが不可能となる。 米国特許第4,814,088号は、2種類の貴金属粉末の結合体の使用を教 示している。構成成分は、混合物の1〜15容積%から成り、白金またはパラジ ウムの粉末から構成され、その粉末は、第2の粉末の粒径よりも好ましくは5〜 10倍大きい粒径を有する。第2の粉末は好ましくは金から構成される。この粉 末混合物は、結合剤を使用してペースト状物質に形成される。結合剤は、エチレ ングリコールまたはポリエチレングリコールのような有機または合成の樹脂でよ い。そのような結合剤は液体であるので、成形および仕上げ時に問題を生じる。 さらに孔の無い製品が残ることを保証できない。 最後に米国特許第4,742,861号が引用される。この特許には、2種類 の材料の混合物を使用して歯科用修復物を成形する方法が記載されている。これ らの材料の1つは、余分に存在する、高融点貴金属または高融点貴金属合金であ る。金、白金およびパラジウムに基づいた合金が引用されている。加えて少ない 割合で、貴金属粉末または貴金属合金粉末、好ましくは金粉末が存在し、それは 、最初に述べた主構成成分の融点よりもかなり高い融点を有する。有機または合 成の樹脂に基づいた結合剤を使用して、ある種のパテまたはペーストが形成され る。かくして、その粉末は、ブラシを使用して超耐熱性基材へ塗布できる。しか しながらブラシを使用しての塗布は、粉末の再現性のある分布を難しくして、粉 末が間隙を有して塗布されることが判明している。 パテを塗布した後に、全体が、低融点粉末の融点より高いが高融点粉末の融点 よりも低い点まで加熱され、かくして多孔性のスポンジ状構造材が形成される。 この構造材は、低融点組成物が、相互の接触点において高融点粉末粒子と共に密 着するのにだけ役立つので、生じる。引き続いてこの多孔性構造材は、低融点充 填剤と接触させられ、ついで全体が加熱されるので、充填剤が多孔性構造材中に 浸透して、中実構造材が形成される。 高融点組成物および低組成物を、両方の組成物の融点間の温度で焼結する間に 、焼結温度を非常に正確に調整する必要がある。何故ならば、そうでないと、融 合が互いに生じ、ついで全ての孔の少なくとも一部、およびアクセス経路が閉塞 されるからである。したがって、孔の一部は後で充填剤により充填できないので 、一貫した良好な結果を保証するすることができない。本質的にこの既知のプロ セスは、10℃以内の温度調整を必要とする。 実験によれば、高融点組成物が低融点金属相により囲まれているような構造材 において、高融点組成物は、全体の構造材内に溶解するのが難しいことが判明し ている。その高融点組成物は分離したままとなり、また小島を形成し、均一性に 悪影響し、したがって金属構造材の耐食性に悪影響する。さらにその抵抗高融点 相は、低融点充填剤により充填できない微孔質を生じさせるので、最終の修復物 は比較的脆いままとなる。この既知の方法に従って得られた修復物は、比較的低 いビッカース硬度、通常40〜70内の硬度を有する。 上述の間隙は、充填剤により充填されないが、歯科加工品内で多孔性として残 される。口部内で、そのような多孔性は、加工品を通して酸素電位を生じさせる ことがあり、その後に溶解反応が続くことがあり得る。より詳細には、孔内の深 い所では、事実連続的な通気が行われる修復物の外側よりも低い酸素張力が支配 的であるので、酸素電位が形成される。かくして、金属イオンが孔から溶出して 、修復物の外側に溶着することがある。これにより、歯科加工品の汚染が生じる ことがある。 第1の加熱段階、および充填剤での浸透を処理する段階の両方の段階は、米国 特許第4,742,861号の発明者により、ブンゼンバーナー上または通常の オーブン内で実施されている。かくして、使用品を、高い強度を有する歯科用金 属合金から製作できない。事実これらの金属合金は酸化するので、焼結プロセス が阻害されるであろう。オーブンにおける火炎密着または密着工程中にも使用さ れることが多い酸化に対するフラックス保護は、このプロセスには適用できない 。何故ならばフラックスが多孔性構造材に入り、構造材の完全性を妨害するから である。 本発明の目的は、従来技術の問題点を解決することにある。特に、粉末冶金学 的プロセスにより歯冠および橋義歯のような歯科用修復物を提供することを意図 し、そのプロセスにおいて、高い硬度、すなわち100を超える、好ましくは約 140〜150のビッカース硬度を有する均一金属構造材が粉末金属から実現さ れる。 2種類ではないが少なくとも3種類の組成物から成る粉末金属混合物が使用さ れる場合、それらの組成物が異なる固相線温度を有し、かつそこにおいて引き続 く固相線温度が25℃と100℃との間で常に異なるならば、非常に均一な開放 構造を有する多孔性製品が焼結後に形成されることが判明している。この構造材 へは、比較的低い粘性と接触角で充填剤による浸透が卓越して実施できるので、 実質的に無孔であり、かつ均一な組成物であり、一層再現性のある最終製品が形 成される。これらの金属製品は、少なくとも100で、通常は約145〜150 から200さえも超えるビッカース硬度値を有することが証明されている。 したがって歯科用修復物を製造する方法は、本発明に従って、組成物から成る 粉末歯科用金属を超耐熱性型材へ付与する段階と、その粉末歯科用金属は、それ ぞれ異なる固相線温度を有する少なくとも3種類の合金か成り、引き続く固相線 温度間の差が25℃と100℃との間の範囲に常にあり、1つの多孔性材が形成 されるように粉末歯科用材を加熱する段階と、および超耐熱性型材に、均一な金 属被覆が設けられるように充填用金属合金を多孔性材に浸透させる段階とから構 成される。 本発明の目的のために、「焼結」とは、緻密化が生じるように粉末金属の融点 未満に粉末金属を加熱することである。しかしながら、本説明においてかつ本発 明に連係して、この用語は、多少異なった温度処理に使用される。事実ここで、 この用語は、金属粉末混合物が、緻密化が生じるように加熱されることを意味す る。これは、3種類の組成物の1つまたは2つの固相線温度を超える温度で実施 できる。 本発明に従う方法の好ましい実施例において、少なくとも3種類の合金が使用 され、引き続く固相線温度間の差は、30℃と70℃との間、好ましくは40℃ と60℃との間の範囲に常にある。 米国特許第4,742,861号に記載される二組成物システムは、事実そこ で使用される焼結温度に非常に影響されやすいので、一定の熱を必要とし、かく して非常に高価なオーブンが要求されるが、本発明に従う方法は、従来技術で知 られる磁器オーブンで実施でき、そこにおいて、最終製品の特性へ大きい不都合 な影響を及ぼすことなく、約45℃までの温度変動が生じる。 本発明によれば、固相線温度での相互の温度差が、25℃から100℃まで、 好ましくは30℃から70℃まで、最も好ましくは40℃から60℃までの少な くとも3種類の合金の粉末混合物が使用される場合、少なくとも3種類の混合組 成物のそれぞれが、金属粉末の合計量に基づいて、少なくとも10重量%の量で 少なくとも存在するならば、固定された温度の代わりに、上記の温度範囲内で焼 結を実施できることが判明している。ついで最終金属構造材が実現され、その構 造材は構造的に連続性であるので、使用される低融点で低粘性の充填剤が全ての 孔に適切に到達でき、かくして無孔構造を有する最終製品が形成される。 その他のこととして、一般に、高い固相線温度を有する粉末混合組成物が高い 重量パーセントで存在するならば、より好ましい結果が得られるが、少なくとも 3種類の粉末組成物の量は重要ではない。通常、60重量%という少なくとも3 種類の組成物それぞれの上限は、好ましい結果をもたらす。最低の固相線温度を 有する組成物を10〜30重量%で、および最高の固相線温度を有する組成物を 30〜70重量%で有する三組成物システムが使用されるならば、優れた結果が 得られる。 本発明に従う方法は事実、米国特許第5,143,962号に記載されるよう に実施でき、それ以上に本発明は、さらに開発および改良されている。その公告 に記載される、修復物を製造する異なるプロセス段階は、本方法でも実施できる 。 したがって本発明に従う方法において、組成物から成る粉末歯科用金属は、共通 して使用され、粉末金属に加えて、米国特許第5,143,892号に記載され るように50℃を超える融点を有する熱可塑性高分子材料を有する。この組成物 が付与される基材として、上述の米国特許に記載されるように、細粒で多孔性超 耐熱性型材が使用される。 金属粉末と、および一般に蝋から成る熱可塑性高分子結合剤とから構成される 組成物は、加熱された蝋引きナイフまたは他の蝋成形器具を使用して超耐熱性型 材へ付与できる。 その上、金属粉末と比較的硬質の蝋とから成る膜を作ることができる。この膜 は、超耐熱性基底部に載置できるようなサイズに切断されるか、または嵌められ る。この膜作製方法の利点は、均一な厚さの金属層が残ることである。特に接着 蝋は、膜を型材へ載置する際に結合剤として大きい利点を提供する。 加えて、米国特許第4,742,861号に従って使用される結合剤は、加熱 中に気泡を形成することが観察される。これは、非均一性の最終結果の一因とな る。 金属粉末と結合剤との組合せ材は、超耐熱性基材へ付与後に、結合剤が溶融し て、超耐熱性型中に吸収される温度まで加熱される。一般に結合剤は、この温度 が50℃〜70℃に近いように選択される。この液体結合剤は、多孔性基材の毛 細管作用を通して、その基材中に浸透する。結合剤相が混合物から消える結果、 金属粉末がかなり緻密化され、また殆ど完全な粒子密着充填が生じ、そのような 密着充填は、刻みつけおよび軽いたたきのような他の方法の手段による非常に骨 をおる作業を通してだけ、せいぜい得ることができる。 好ましい実施例において超耐熱性型は、熱可塑性材が超耐熱性型中に浸透し、 かつ金属粉末が緻密化形態で超耐熱性型材上に残るように、粉末金属を含有する 組成物を、下から加熱装置へ入れた後に加熱される。この方法により、型材が加 熱され、ついで結合剤が溶融されることが保証される。結合剤が外側から加熱さ れると、結合剤が型材へ吸い込まれる前に結合剤が金属粉末と共に重力の作用に より下方へ流下できるように加熱が十分に急速に行われない可能性がある。 金属粉末相の緻密化後に、結合剤は超耐熱性型材から焼損され、続いて被覆さ れた型材が焼結されて、意図された多孔性構造材が形成される。 1つの多孔性型材が形成されるように粉末歯科用材を加熱する段階は、金属粉 末合金が酸化性組成物を含有する場合、黒鉛底部を有する石英ガラス鐘の下で好 ましくは実施される。そのようなガラス鐘は透明であるので、修復のプロセスを 目で確認できる。黒鉛底部は、オーブン内の黒鉛の汚染を実質的に防止するよう に超耐熱性ボウル内にはめ込れる。さらに黒鉛が実際的に周囲大気と接触しない ので、底板は徐々にだけ焼損することになる。経済的利点に加えて、これは、研 究所環境の黒鉛汚染が実質的に無いようにされることも意味する。その上、ガラ ス鐘は、大気からの酸素の浸透を防止するために、黒鉛底部に対して確実に嵌め られる必要がある。使用される合金が酸化すると、既に上述したように、低い焼 結密度を有する脆い製品が実際に形成される。 上述の焼結段階は、一般に50℃から150℃までの温度勾配で、たとえば1 00トールの真空の下でオーブン内で被覆された型材を加熱して実施される。そ の加熱は、少なくとも低融点組成物の固相線温度よりも通常高い温度になるまで 継続される。ついでこの焼結温度は、ある時間、たとえば3〜15分間、維持さ れ、その間に所要の多孔性金属構造材が形成される。ついで被覆された超耐熱性 型材は冷却される。 少なくとも3種類の異なる粉末金属組成物は、最終構造材において一相の構造 材が形成されるように互いに適切に可溶でなければならない。さらに異なる合金 は、互いに適切に湿潤状態でなければならない。一定の情報を考慮して有能な作 業者は、適切な合金混合物を見いだすことができる。特に、組成における大きい 重なり、たとえば少なくとも70%、最も好ましくは少なくとも80%の組成に おける互いの重なりを示す合金は、これらの要求事項に合致する。 次の段階において、この被覆された型材は、低融点充填剤金属と接触させられ る。この充填剤金属の固相線温度は、多孔性金属構造材の毛細管作用を通して、 この充填剤金属が全ての孔中に浸透するのを保証するために、多孔性金属構造材 の固相線温度よりも低くなければならない。充填剤金属は、浸透中に、焼結され た多孔性構造材と反応し過ぎることなく、多孔性構造材により急速に吸収されな ければならない。さらに充填剤金属は、多孔性構造材との比較的小さい接触角す なわち二面角を示す必要がある。優れた結果は、多孔性構造材に対して30(未 満の接触角を示す充填剤金属で得られる。 ついで温度は、充填剤金属が浸透する温度よりもさらに増加され、その段階も 好ましくは、石英ガラス鐘の下で実施される。最後にこれにより、均一な組成で あり、かつ実質的に多孔性で無い中実金属構造材が得られる。 充填剤金属の組成が多孔性金属材の組成と少なくとも80%、および好ましく は少なくとも90%重なるならば、その金属材は均一な組成のものであることが 、なんとしても保証される。さらに本発明によれば、使用される充填剤金属が金 と銀との合金であるならば、優れた結果が得られる。特に、50%〜70%の金 含有量、および50%〜30%の銀含有量を有する金と銀との合金は、優れた結 果を示す。これらの合金は、約1050℃の固相線温度を有する。さらに、一定 の亜鉛が添加されるならば、その固相線温度は、たとえば950℃〜1020℃ まで必要に応じてさらに下げることができる。 上述の米国特許第4,742,861号において提案されるように、金を充填 剤金属として使用することは、あまり好ましくない。そのような充填剤金属の融 点は高過ぎ、互いの溶融が生じるので、最終製品は多少多孔性のままとなる。 本発明の方法に従って得られた製品は、仕上げる必要がない。 少なくとも3種類の組成物から成る粉末金属混合物の焼結処理の最も重要な利 点は、特に、構造材の形成の容易さに関連する。本発明の他の利点および実施例 は、下記の記述において詳細に説明する。 本発明に従う方法は、金属粉末の混合物を利用し、その混合物が第1の段階で 焼結されて、多かれ少なかれ多孔性構造材が形成される。ついで多孔性構造材は 、第2の段階で浸透される。 米国特許第4,742,861号は、浸透段階も教示するが、孔が、浸透剤と 最初に形成された多孔性構造材との間に生じる反応を通して十分に充填されない ので、好ましくない結果を示す。 第1の段階において、標準的な多孔性を有する事前焼結された硬質の金属構造 材が形成される。この多孔性の適正な分布は、異なる融点温度または固相線温度 を有する少なくとも3種類の金属合金を焼結して得られる。この焼結段階におい て、収縮が、生じるとしても稀である。したがってその材料は、所定位置に適切 にそのままであり、また焼結収縮を通して材料が超耐熱性基底部から緩み、した がって好ましくない嵌合をもたらす危険の発生は、実際的に不可能になる。 充填剤金属での浸透は、本発明に従うプロセスにおける第2の必須の加熱段階 である。浸透は、少なくとも3種類の金属粉末から得られた事前焼結された硬質 構造材から開始される。事前焼結された構造材は、固体骨格材を形成し、その中 に液体材料を浸透しなければならない。液体材料は、孔が適正に充填される厚さ と量で、その開放構造材へ加えられる。孔の充填は、毛細管作用に基づいている 。低い接触角を有する液体は、その開放多孔性構造材中に吸い込まれる。その液 相は、粉末として表面へ塗布され、ついで降伏点を超える温度まで加熱される。 浸透後に、構造材は多孔性が無くなる。 浸透は、構造材が少なくとも10%の多孔性を有することを必要とする。充填 剤金属は、低粘性のものであると共に、第1の焼結段階の固体材料を適切に湿潤 しなければならない。しかしながら液体充填剤金属相と固体物質との間に中間の 過渡組成物を形成する必要はない。何故ならば、そのような過渡組成物は浸透経 路を阻止するからである。理想的には、液体相と固体物質との間に少なくとも相 互に溶解性があることである。液相は、固体物質内で可溶である場合に過渡的に なり、また浸透は、分散固化により妨害されるか、またはどうしても妨害される 。その上、固体物質が液相において高い溶解性を示す場合、固相は、構造腐食、 たるみ、および粒子成長を示す。さらに浸透中に強固性を保持するために、浸透 中に二面角がゼロを超えるようにする必要がある。固体物質を液体浸透すること により生じる膨潤および表面腐食を避けるために、飽和された液体組成物が使用 される。 米国特許第4,742,861号により提案されるように、非常に高い金含有 量を有する液体を使用することにより、比較的多くの固体物質を溶解できるが、 それにより浸透経路が閉塞される。さらに実際的に純粋の金で浸透中に、固体物 質の粒子境界上での大きい腐食が生じ、それは構造材の膨潤の一因となる。上述 の好ましい実施例によれば、意外にも、約60%の金と約40%の銀の組成物は 、固体物質に使用される金と銀との合金への浸食性が低いようにその合金と相互 作用することが判明している。一般に「事前飽和された」液体は、固体物質の粒 子境界中への浸透が非常に少ないことを示す。 孔を形成する必要がある浸透プロセスは急速に生じ、その間に粒子の溶解およ び破砕が同時に行われる。多孔性構造材における初期浸透深さhは、下記のよう に記述できる(Semlank,K.A.、およびRhines,F.N.著「金属の浸透速度」、 TMS-AIME訳、1958,Vol.212,325-331): h=(2/π)[r,t,γ,cosθ/2μ]1/2 そこにおいて、rは孔径であり、γは液体とガスの表面エネルギーであり、tは 時間であり、θは液体と固体物質との間の接触角であり、またμは粘性である。 さらに、オランダ特許出願9000189に記載される方法の手段により、合 金または金属が殆ど鋳造できないならば、合金または金属を使用できる。その粉 末は、プロセスの以降の段階でその粉末を通して熱可塑性結合剤が毛細管作用に より十分流れるように、好ましくは75%の充填密度を有しなければならない。 粒子充填密度が低すぎると、低い密度の製品をもたらし、一方、粒子充填密度が 高すぎるか、または粒子充填が細かすぎると、熱可塑性結合剤の易動度が低くな りすぎる。 金属粉末混合物は、1〜1.5重量%の高融点蝋と混合される。その目的のた めに粉末金属は、蝋が溶けるまで計重された量の蝋と共にビーカー内で加熱され 、またその混合物は、蝋がその金属を通して均一に分布されるまで攪拌される。 現在歯科技術者により蝋型を石膏型上で成形する際に実施されているように、こ の混合物を多孔性で細かく粒状にされた超耐熱性型上へ加えることができる。金 属/蝋混合物の付与と平滑化のために、好ましくは電気的に加熱する蝋引きナイ フが、約150℃の温度で使用される。成形後に、金属/蝋型は、その外面が平 滑になるまで仕上げられる。型を引き続いて検査する際に改質が必要ならば、そ の ような改質は常に可能である。その場合に型は、450℃まで事前加熱された開 放オーブンチャンバー内、または好ましくは300℃〜600℃の温度まで加熱 された加熱板上に置かれる。型の温度が上昇するにつれて、蝋は、粘性が十分に 低くなるので、毛細管作用により流れることができる。下方にある超耐熱性型材 の高い多孔性と細かい粒径のお蔭で、蝋は、毛細管吸引により金属粉末から超耐 熱性型材中に流れる。かくして、金属粒子間の毛細管吸引は、結合剤の一方向( 超耐熱性型材の表面へ直角の方向)の移行により達成される。 0.5〜15μmの粒径を有する化学的に沈降する金粉末を歯科用金属粉末混 合物へ添加することは、最終製品における割れ形成の防止に有効であることが証 明されている。金粉末は、より粗い合金粉末と混合されるので、分離が生じるこ とがある。しかしながら両方の粉末の混合物を熱可塑性高分子と混合すると、分 離は生じない。 その上、本発明に従って使用される金属粉末は、米国特許第5,143,69 2号にも使用される種類のものである。 本発明は、ここで下記の例を参照してさらに説明される。別途指示されない限 り、パーセントは、物質の合計量に基づく重量パーセントである。 実施例1 米国特許5,143,692の例でも使用された耐火性材料の断材を標準的な 実験室法に従って製作した。まず第一に、付加硬化シリコーン塊の複製鋳型を作 成した。次いで、この鋳型を通常の表面膨張剤で処理し、過剰な膨張剤を吹き払 った。その後、15%酸化マグネシウムおよび15%リン酸二アンモニウムと結 合した、石英からなるコロイドシリカと混合したモデル塊をこの複製鋳型に入れ た。 20gの耐火性モデル塊を、個々に、30秒間、真空下で4mlの混合液と混 合した。混合した埋込み塊を、振動させながら複製鋳型に注入した。30分後に 、好ましくは圧縮空気により、そのモデル塊を鋳型から取り外した。次いで、得 られた耐火性断材を蒸気噴射送風機で清浄化した後、数分間、熱湯に漬けた。 モデルの、後に金属が適用されるすべての場所に、高融点磁器および微細金属 粉末(パラジウム)からなる結合剤の薄層を塗った。使用した高融点磁器の組成 は以下のとおりである:65%SiO2、16%Al23、12%K2O、6%N a2O、および1%CaO。白金るつぼ内で、4時間、1600℃で、それらの 成分を一緒に融解した後、その磁器を水に漬けた。その後、摩擦グラインダーで 1μm未満の細かさに研削した。パラジウム粉末の粒度は10μm未満であった 。次いで、磁器を金属粉末と、容量比1対1の割合で混合した。この混合物をポ リエチレングリコールと混合してクリーム状の物質を形成し、モデルの薄層に塗 った。次いで、予め700℃に加熱されている開放オーブンチャンバーで、10 分間、このモデルを予備乾燥した後、2分間、1050℃で焼いた。 粉末冶金補綴修復物を形成する場合は、この結合層を調製境界を僅かに越えて 適用した;金属を含まないルート面を有するインレー、アンレー、および歯冠に 対しては、その粉末を、金属粉末が後に適用される場所に向けてのみ適用した。 合金粉末混合物の構成が表1に与えられている。最大粒度が45μm、粒度の 中央値は27μmのこれらの合金粉末混合物を、化学的に沈降した平均粒度10 μmの球形金粉末と混合した。 これらの粉末混合物を、ステアリン酸とモノエタノールアミンの反応生成物で ある3.5%熱可塑性ポリマーACRAWAX B(Glyco Chemicals 社、U.S. A.)に混合し、ペーストを形成した。このワックスは、融点が83℃から86℃ の間であり、空気中での引火点は235℃であり、灯油とゲルを形成した。この ペーストを、調製された断材に電気ろう引ナイフ(65℃に設定)を使って設け られたワックスの薄層に塗った。 他の実施態様では、この粉末混合物と柔らかな粘着性ワックスからフィルムを 形成した。得られたフィルムを適当な断片に切断し、その断片を断材に接着し、 へらで滑らかにした。 どちらの場合にも、金属粉末の充填密度は75%であった。 どちらのタイプの被覆断材も、それ以降、同様な方法で処理し、同様な結果を 得た。 断材を、個々に、温度385℃の加熱プレートに配列した。ワックスを断材に 吸収させた後、加熱プレートから断材を取り除いた。ワックスを吸い取ることに より、金属粉末はマット状の外観を呈し、鋳物は表面が滑らかになった。この現 象は約50秒後に観察された。 続いて、320℃のバーンアウトオーブンで、15分間、結合剤を焼き尽くし た。 その後、断材を上述の石英ガラス製ベルジャーの下に置き、磁器オーブンで、 表1に与えられている焼結温度まで加熱し(100℃/分)、全体を、5分間、 そのまま維持した。その後、焼結された組成物を室温まで冷却した。次いで、フ ィラーからなるクリーム状物質を0.2mmの厚さに塗った。フィラー物質は、 グリコール中の金60%と銀40%の混合物で構成した。混合液は、320℃の バーンアウトオーブンで、15分間、焼き尽くされた。 その後、被覆断材を、再び、石英ガラス製ベルジャーの下に置いた。フィラー を浸透させ、均一な構造物に焼き上げる2回目の焼結ステップは、表1の温度よ りも10℃高い温度で行った。 既知の方法により、本金属構造物の以下の特性が明らかになった:曲げ強さ7 13MPa(SD24);ビッカース硬さ120−150;熱膨張係数(20℃ から500℃まで測定)14.4μm/m/K。 実施例2 固相線温度が、それぞれ、1150℃、1100℃、および1050℃で、混 合比(重量%)が50、15、および35の、表2に与えられている成分A、B 、およびCを用いて、例1の手順を繰り返した。 既知の方法により、本金属構造物の以下の特性が明らかになった:曲げ強さ6 89MPa(SD24);ビッカース硬さ132−156;熱膨張係数(20℃ から500℃まで測定)14.9μm/m/K。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.歯科用修復物の製造方法において、それぞれが異なる固相線温度を有し、 その連続固相線温度間の差異が常に25℃から100℃の間にある少なくとも3 種類の合金からなる混合歯科用金属粉末を耐火性モデル塊に塗布するステップと 、該粉末化された歯科用材料を加熱し、1つの多孔質塊を形成するステップと、 該多孔質塊に、該耐火性モデル塊が均質に金属コーティングされるようにフィラ ー合金を浸透させるステップとを含む歯科用修復物の製造方法。 2.連続固相線温度間の差異が常に30℃から70℃の範囲ある少なくとも3 種類の合金を用いる、請求項1に従ったプロセス。 3.各合金が、合金の合計重量に基づいて、重量比で少なくとも10%の量で 使用される、請求項1または2に従ったプロセス。 4.混合物からなる歯科用金属粉末が、該金属粉末に加えて、融点が50℃以 上の熱可塑性ポリマー材料を含む、先行する請求項のいずれかに従ったプロセス 。 5.耐火性モデルは、金属粉末を含む該混合物を加熱装置に下から適用した後 に、該熱可塑性材料が耐火性モデル塊に浸透し、該金属粉末は濃縮された状態で 該モデル塊上に残るような仕方で加熱される、請求項4に従ったプロセス。 6.使用されるフィラーは、多孔質金属塊に対して30°未満の接触角を示す 金属である、先行する請求項のいずれかに従ったプロセス。 7.フィラーは、多孔質金属塊の組成と、少なくとも80%、およびより好ま しくは少なくとも90%重複する組成を有する、先行する請求項のいずれかに従 ったプロセス。 8.1つの多孔質金属塊が形成されるような仕方で該歯科用材料粉末を加熱す るステップが、グラファイト製ボトムを有する石英ガラス製ベルジャー下で行わ れる、先行する請求項のいずれかに従ったプロセス。
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