JPH1150677A - 住宅構造 - Google Patents

住宅構造

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Publication number
JPH1150677A
JPH1150677A JP21191497A JP21191497A JPH1150677A JP H1150677 A JPH1150677 A JP H1150677A JP 21191497 A JP21191497 A JP 21191497A JP 21191497 A JP21191497 A JP 21191497A JP H1150677 A JPH1150677 A JP H1150677A
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JP
Japan
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house
common
common part
floor
houses
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JP21191497A
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English (en)
Inventor
Kazushi Shirahama
一志 白浜
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部に互いに共通した構造を有する複数の住
宅において、施主の要望を満足させるとともに効率よく
間取り設計を行ってコスト削減が可能な住宅構造を提供
する。 【解決手段】 一部に互いに共通する構造を有する複数
の住宅1に適用される住宅構造に、複数の住宅1で共通
する間取りを有する共通部2と、各住宅毎に任意に決め
られる間取りを有する自由設計部3と、を備え、前記共
通部2は、居室等と比べて採光を必要としない住宅1の
部所で構成するとともに敷地100内で採光の悪い場所
に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部に互いに共通
する構造を有する複数の住宅に適用される住宅構造に関
する。
【0002】
【背景の技術】従来、住宅には、例えば、注文住宅のよ
うに、施主の要望に応じて間取り等の設計を自由に行う
ことが可能な住宅と、例えば、予め間取り等がタイプ化
された住宅群の中から一つのタイプを選択する住宅(タ
イプ選択住宅と称する)等がある。前記注文住宅は、施
主の要望に近い住宅設計が可能であるという長所があ
り、一方、前記タイプ選択住宅は、複数の住宅がほぼ同
一の間取り設計がされているため施工が容易でコスト削
減が図られる結果、顧客に低価格で住宅を提供出来ると
いう長所がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記注
文住宅の場合、施主の要望をほぼ満足させた住宅を設計
するためには、往々にして住宅の設計プランが何度も変
更されていたので、設計プランを決定するのに非常に手
間がかかるとともに、各住宅で間取り等が異なるため、
施工コストも高くなる場合があった。一方、前記プラン
選択住宅の場合、施主は、予め用意されたプラン群の中
から選択しなければならないので、必ずしも要望が十分
には満たされない場合もあった。さらに、住宅メーカー
は、前記タイプ選択住宅の場合であっても、様々な敷地
条件に応じて数多くのプランを用意しておかなければな
らないので、それらプラン群の設計も非常に煩雑であっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するために為
されたものであって、施主の要望を満足させるとともに
効率よく間取り設計を行ってコスト削減が可能な住宅構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図4に示す
ように、一部に互いに共通する構造を有する複数の住宅
1に適用される住宅構造であって、前記複数の住宅1で
共通する間取りを有する共通部2(2a,2b)と、各
住宅毎に任意に決められる間取りを有する自由設計部3
(3a,3b)と、を備えたことを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、一部に互い
に共通する構造を有する複数の住宅1に適用される住宅
構造に、複数の住宅1で共通する間取りを有する共通部
2と、各住宅1毎に任意に決められる間取りを有する自
由設計部3と、が備えられている。従って、複数の住宅
1を建築する際、共通部2については、住宅メーカー
は、例えば、資材の共有化が出来てコストダウンや施工
の容易化を図ることが出来るとともに、自由設計部3に
ついては、施主が自由に間取りを設計出来ることとなっ
て、施主の要望をほぼ満足させることが出来る。また、
共通部2については、予め、間取り等を決めておくこと
が出来ることとなって、住宅の設計の効率化を図ること
が出来る。
【0007】ここで、共通部2は、任意に定めてよい
が、例えば、採光を必要としない玄関4、廊下5、階段
6、トイレ室7,23、浴室21、洗面室22、収納部
屋などとしてもよい。自由設計部3も、共通部2同様、
任意に定めてよいが、例えば、採光を必要とするダイニ
ング、リビング31、居室36などとしてもよい。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の住
宅構造において、前記共通部2は、居室36等と比べて
採光を必要としない住宅1の部所で構成されるとともに
敷地100内で採光の悪い場所に配置されて構成されて
いることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、居室36等
と比べて採光を必要としない住宅1の部所で構成されて
いる共通部2が敷地100内で採光の悪い場所に配置さ
れているので、逆に、採光が必要とされる住宅1の部所
が敷地100内で採光のよい場所に配置されることとな
って、効率的な間取りを形成させることが出来る。
【0010】ここで、採光を必要としない住宅1の部所
とは、例えば、玄関4、廊下5、階段6、トイレ室7,
23、浴室21、洗面室22、収納部屋などであるが、
これに限るものではない。採光の悪い場所とは、それぞ
れの住宅1の敷地100によって異なるが、例えば、周
りに採光を遮るものがある場所や、方角に関して言え
ば、北側或いは西側に面した場所などである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の住宅において、前記共通部2は、前記住宅1の角
部11を含むように構成され、前記共通部2に含まれる
前記住宅1の角部11に、直交する二方向から入出可能
な玄関部4が備えられていることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明によれば、共通部2に
含まれる住宅1の角部11に備えられた玄関部4へは、
直交する二方向から入出可能とされている。従って、直
交する二方向として、例えば、北側と東側とした場合
に、住宅1の敷地100に応じて、北側から玄関部4に
出入りするように共通部2を配置させたり、或いは東側
から玄関部4に出入りするように共通部2を配置させる
ことが出来るので、共通部2の配置の選択肢が増えるこ
ととなって、共通部2に玄関部4を含んだ場合でも共通
部2の配置がし易くなる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の住宅構造において、前記共通部2は、階段
6、廊下5、トイレ室7,23、浴室21、洗面室22
或いは収納部屋のうち、少なくとも一つを備えたことを
特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明によれば、共通部2
は、階段6、廊下5、トイレ室7,23、浴室21、洗
面室22、或いは収納部屋のうち、少なくとも一つが備
えられているので、共通部2が居室等と比べて採光を必
要としない住宅の部所を含むこととなる。従って、例え
ば、この共通部2を敷地100内で採光の悪い場所に配
置することが出来るとともに、逆に、採光が必要とされ
る住宅1の部所を敷地100内で採光のよい場所に配置
させることが出来ることとなって、効率的な住宅の間取
りを形成させることが出来る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の住宅構造において、前記共通部2は、水平
断面が略矩形状となっていることを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明によれば、共通部2は
水平断面が略矩形状とされているので、共通部2の四方
の面の何れかを自由設計部3に隣接させて配置させるこ
とが出来ることとなって、例えば、水平断面がL字状の
ものや三角形状のものなどと比べて共通部2の配置がし
易くなる。また、共通部2内での住宅1の部所の配置に
ついても、他の形状に比べて配置し易い。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の住宅構造において、前記住宅1は、二階建
て以上の住宅1であって、前記共通部2が二つ以上の階
に設けられるとともに、下階の前記共通部2aの上に上
階の前記共通部2bが配置された構造となっていること
を特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明によれば、二階建て以
上の住宅1に共通部2が二つ以上の階に設けられるとと
もに、下階の共通部2aの上に上階の共通部2bが配置
される。従って、例えば、共通部2として、下階と上階
に跨って階段6を設ける場合や下階及び上階にトイレ室
7,23、浴室21などの水周り関係を設ける場合など
には、効率よくそれらの部所を設けることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
住宅構造の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明に係る住宅の一階の平面図、図2は、同じく二階の平
面図である。また、図3は、図1及び図2の住宅のa方
向の側面図であり、図4は、図1及び図2の住宅のb方
向の側面図である。
【0020】図1〜図4に示す住宅1は、西側が道路
(図示省略)に面した敷地内に設けられ、水平断面が略
矩形状の2階建ての住宅であり、一階及び二階にそれぞ
れ共通部2と自由設計部3が設けられている。前記共通
部2は、複数の住宅1で互いに共通する間取りを有する
部分であって、住宅メーカーで間取り等が予め設計され
ており、場合によっては、複数の共通部2が用意されて
いて、その中から一つを選択出来るようになっているも
のもある。
【0021】一階の共通部2(2a)は、図1に示すよ
うに、水平断面が略矩形状を有している。この一階の共
通部2aは、住宅1(図3)の角部11となる北西角部
に配置された玄関部4と、この玄関部4の東側に配置さ
れた廊下5と、その更に東側に配置された二階と通じる
階段6と、及びトイレ室7などによって概略構成されて
いる。
【0022】前記玄関部4には、住宅1の角部11の北
側の外壁面12と西側の外壁面13の一部が後退して玄
関テラス41となる凹所が形成され、この玄関テラス4
1の東側の壁42に玄関ドア43が設けられている。こ
の玄関テラス41は、北側及び西側が開口していてお
り、本住宅1では、道路(図示省略)がこの玄関テラス
41の西側に面しているため、外部への出入りは、主に
西側から行うようになっている。また、前記玄関ドア4
1を開けて住宅1内に入ると、玄関ホール44が配置さ
れ、この玄関ホール44の北側には下駄箱45が設けら
れている。この玄関ホール44の東側には、間仕切り壁
46と引き戸47が設けられ、この引き戸47より更に
東側に進むと廊下5を介してトイレ室7が配置されてい
る。また、この一階の共通部2aの北側の外壁面12に
は、前記間仕切り壁46を挟んで窓48(図3参照)が
設けられている。
【0023】前記自由設計部3は、複数の住宅1の各住
宅毎に任意に決められた間取りを有する部分であって、
通常、施主が自由に間取り等を設計することが出来るよ
うになっている。この自由設計部3は、図1に示すよう
に、水平断面が略矩形状を有している。この一階の自由
設計部3には、前記共通部2の前記玄関部4の南側に、
壁49を介してリビング31が配置され、このリビング
31の東側であって、前記共通部2の前記トイレ室7の
南側に、仕切り壁7aを介してキッチン32が配置さ
れ、このキッチン32の南側に仕切り壁32aを介して
和室33が隣接して配置されている。
【0024】前記リビング31には、前記壁49と前記
仕切り壁7aの間に形成された開口部31aを介して前
記共通部2の前記廊下5から出入りが出来るようになっ
ている。また、前記和室33の西側の壁には引き戸33
aが設けられ、この引き戸33aを介してリビング31
と和室33との出入りが可能となっている。また、前記
リビング31の西側の壁面13及び南側の壁面14に
は、窓31b,31b(図4参照)が設けられており、
リビング31内に西側及び南側から太陽光が入るように
なっている。前記和室33の東側には、押入33bが設
けられ、南側の壁面14には、窓33cが設けられてお
り、和室33内に南側から太陽光が入るようになってい
る。
【0025】前記キッチン32には、流し台32bと、
コンロ32cと、冷蔵庫32dと、収納庫32eなどが
設けられ、このキッチン32と前記リビング31は連通
された構造となっている。従って、前記共通部2と前記
自由設計部3は、前記玄関部4と前記リビング31とを
仕切る壁49及び前記トイレ室7及び前記階段6と前記
キッチン32とを仕切る壁7aによって仕切られてい
る。
【0026】次に、住宅の二階の構造について説明す
る。二階の共通部2(2b)は、図2に示すように、前
記一階の共通部2aと同様に水平断面が略矩形状を有
し、一階の共通部2aの上に配置されている。この二階
の共通部2bには、その西側角部に浴室21が配置さ
れ、この浴室21の東側に洗面室22が配置され、その
東側には、トイレ室23と廊下24がそれぞれ図1中の
左と右に配置され、その更に東側には、前記階段6が配
置されている。
【0027】前記浴室21の北側の外壁面12には、窓
21aが設けられ、前記浴室21と前記洗面室22の間
には、間仕切り壁21bと引き戸21cが設けられてい
て、この引き戸21cを介して洗面室22から浴室21
に出入りが出来るようになっている。
【0028】前記洗面室22の東側には、間仕切り壁2
2aと引き戸22bが設けられていて、この洗面室22
は、前記トイレ室23と間仕切り壁22aによって仕切
られ、この間仕切り壁22aを挟んで洗面室22側とト
イレ室23側の北側の外壁面12に窓22c、23aが
設けられている。また、この洗面室22には、前記廊下
24から引き戸22bを介して出入り出来るようになっ
ている。
【0029】前記トイレ室23には、南側に引き戸23
bが設けられ、この引き戸23bを介して前記廊下24
より出入りが出来るようになっている。二階の前記自由
設計部3bには、前記共通部2bの前記浴室21と前記
洗面室22の南側に仕切り壁21dと収納部34を介し
て寝室35が配置され、この寝室35の東側に居室36
が配置されている。
【0030】前記寝室35の西側の外壁面13及び南側
の外壁面14には窓35a(図4参照)が設けられてお
り、太陽光を寝室35内に採り入れることが出来るよう
になっているとともに、西側の外壁面13にはバルコニ
ー35b(図4参照)が設けられている。前記寝室35
と前記居室36は、間仕切り壁35cによって間仕切ら
れるとともに、この間仕切り壁35cの一部に開口部3
5dが設けられ、この開口部35dから前記寝室35と
前記居室36の出入りが出来るようになっている。
【0031】前記居室36は、南側の外壁面14に窓3
6aが設けられているとともに、東側の外壁面15に出
窓36bが設けられており、太陽光を居室36内に採り
入れることが出来るようになっている。
【0032】次に、本発明に係る住宅構造を有する住宅
1を敷地100に建てる場合の前記共通部2と前記自由
設計部3の設計方法について説明する。図5〜図8は、
道路10の配置に対応する共通部2と自由設計部3の配
置の実施例を示した平面図であり、図5は敷地100の
北側に道路10が配置されている場合、図6は敷地10
0の西側に道路10が配置されている場合、図7は敷地
100の東側に道路10が配置されている場合、図8は
敷地100の南側に道路10が配置されている場合、を
それぞれ示している。ここで、採光量は南側が最も多
く、その次に東側と西側が多く、北側が最も少ないもの
と仮定する。また、前記共通部2は、断面形状が略矩形
状となっていて、且つ玄関部4を含んでおり、自由設計
部3も断面形状が略矩形状となっている。
【0033】図5に示す敷地100の北側に道路10が
配置されている場合は、前記共通部2の長辺部20側
を、採光量の最も少ない前記自由設計部3の北側の壁5
1に隣接するように設ける。これによって、敷地100
内で採光量の比較的多い南側や東側の場所に面して前記
自由設計部3を設けることが出来る。なお、この場合、
前記共通部2を前記自由設計部3の北側の壁面51に隣
接して設けることが好ましくないときは、西側52或い
は東側53の壁面に隣接させて設けてもよい。
【0034】また、図6に示す敷地100の西側に道路
10が配置されている場合は、前記共通部2の長辺部2
0側を、採光量の少ない前記自由設計部3の北側の壁面
51に隣接するように設ける。これによって、敷地10
0内で採光量の比較的多い南側や東側の場所に面して前
記自由設計部3を設けることが出来る。なお、この場
合、前記共通部2の長辺部20側を前記自由設計部3の
北側の壁面51に隣接して設けることが好ましくないと
きは、西側の壁面52に隣接して設けてもよい。
【0035】また、図7に示す敷地100の東側に道路
10が配置されている場合は、前記共通部2の長辺部2
0側を、採光量の少ない前記自由設計部3の北側の壁面
51に隣接するように設ける。これによって、敷地10
0内で採光量の比較的多い南側や東側の場所に面して前
記自由設計部3を設けることが出来る。なお、この場
合、前記共通部2を前記自由設計部3の北側の壁面51
に隣接して設けることが好ましくないときは、東側の壁
面53に隣接して設けてもよい。
【0036】また、図8に示す敷地100の南側に道路
10が配置されている場合は、理想的なのは、前記共通
部2の長辺部20側を北側の壁面51に配置させること
であるが、前記共通部2は玄関部4を有しているため、
北側の壁面51に配置させることが出来ないので、この
場合には、前記共通部2の長辺20側を、比較的採光量
の少ない前記自由設計部3の西側の壁面52或いは東側
の壁面53に隣接するように設ける。これによって、敷
地100内で採光量の比較的多い南側の場所に面して前
記自由設計部3を設けることが出来る。
【0037】以上説明した本発明に係る住宅構造によれ
ば、住宅1は、複数の住宅1で共通する間取りを有する
共通部2と、各住宅毎に任意に決められる間取りを有す
る自由設計部3と、を備えているので、複数の住宅1を
建築する際、共通部2については、例えば、住宅メーカ
ーは、資材の共有化が出来てコストダウンや施工の容易
化を図ることが出来るとともに、自由設計部3について
は、施主が自由に間取りを設計出来ることとなって、施
主の要望をほぼ満足させることができる。
【0038】また、採光を必要としない玄関部4、廊下
5,24、階段6、トイレ室7,23、浴室21、洗面
室22などで構成されている共通部2が、敷地100内
で、例えば、北側などの採光の悪い場所に配置されてい
るので、逆に、採光が必要とされるリビング31、居室
36などが、敷地100内で、例えば、南側、西側、東
側に面する採光のよい場所に配置されることとなって、
効率的な間取りを形成させることが出来る。また、共通
部2に含まれる住宅1の角部11に備えられた玄関部4
へは、北側或いは東側から玄関部4に出入りするように
共通部2を配置させることが出来ることとなって、住宅
1の敷地100に共通部2を配置する場合の選択肢の数
が増えて、共通部2に玄関部4を含んだ場合でも共通部
2を配置し難くなることがない。
【0039】更に、共通部2は水平断面が略矩形状とさ
れているので、共通部2の四方の面の何れかを自由設計
部3に隣接させて配置させることが出来ることとなっ
て、例えば、水平断面がL字状のものや三角形状のもの
など比べて共通部2の配置がし易くなるとともに、共通
部2内の住宅の各部所の配置も他の形状に比べて配置し
易くなる。また、一階の共通部2aの上に二階の2bが
配置されているので、共通部2として、階段6やトイレ
室7,23、浴室21、洗面室22などの水周り関係を
効率よく設けることが出来る。
【0040】なお、自由設計部3の面積は、敷地100
の大きさに応じて適宜変更可能なことは勿論である。ま
た、共通部2の一部或いは全部をユニット化しておき、
予め、工場等で製作するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一部に互
いに共通する構造を有する複数の住宅に適用される住宅
構造に、複数の住宅で共通する間取りを有する共通部
と、各住宅毎に任意に決められる間取りを有する自由設
計部と、が備えられているので、複数の住宅を建築する
際、共通部については、住宅メーカーは、例えば、資材
の共有化が出来てコストダウンや施工の容易化を図るこ
とが出来るとともに、自由設計部については、施主が自
由に間取りを設計出来ることとなって、施主の要望を満
足させることが出来る。また、共通部については、予
め、間取り等を決めておくことが出来ることとなって、
住宅の設計の効率化を図ることが出来る。
【0042】請求項2記載の発明によれば、居室等と比
べて採光を必要としない住宅の部所で構成されている共
通部が敷地内で採光の悪い場所に配置されているので、
逆に、採光が必要とされる住宅の部所が敷地内で採光の
よい場所に配置されることとなって、効率的な間取りを
形成させることが出来る。
【0043】請求項3記載の発明によれば、共通部に含
まれる住宅の角部に備えられた玄関部へは、直交する二
方向から入出可能とされているので、直交する二方向と
して、例えば、北側と東側とした場合に、住宅の敷地に
応じて、北側から玄関部に出入りするように共通部を配
置させたり、或いは東側から玄関部に出入りするように
共通部を配置させることが出来るので、共通部の配置の
選択肢が増えることとなって、共通部に玄関部を含んだ
場合でも共通部を配置し難くなることがない。
【0044】請求項4記載の発明によれば、共通部は、
階段、廊下、トイレ室、浴室、洗面室、或いは収納部屋
のうち、少なくとも一つが備えられているので、共通部
が居室等と比べて採光を必要としない住宅の部所で構成
されることとなって、逆に、自由設計部が比較的採光を
必要とする住宅の部所で構成されることとなるので、こ
の共通部が敷地内で採光の悪い場所に配置され、逆に、
自由設計部が敷地内で採光のよい場所に配置されること
により、効率的な間取りを形成させることが出来る。
【0045】請求項5記載の発明によれば、共通部は水
平断面が略矩形状とされているので、共通部の四方の面
の何れかを自由設計部に隣接させて配置させることが出
来ることとなって、例えば、水平断面がL字状のものや
三角形状のものなど比べて共通部の配置がし易くなると
ともに、共通部内の住宅の各部所の配置がし易くなる。
【0046】請求項6記載の発明によれば、二階建て以
上の住宅であって、共通部が二つ以上の階に設けられる
とともに、下階の共通部の上に上階の共通部が配置され
ているので、例えば、共通部として、下階と上階に跨っ
て階段を設ける場合や下階及び上階にトイレ室、浴室な
どの水周り関係を設ける場合などには、効率よくそれら
の部所を設けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る住宅の一階の平面図である。
【図2】本発明に係る住宅の二階の平面図である。
【図3】図1及び図2の住宅のa方向の側面図である。
【図4】図1及び図2の住宅のb方向の側面図である。
【図5】図1〜図4に記載の住宅において、敷地の北側
に道路が配置されている場合の共通部と自由設計部の配
置の実施例を示した平面図である。
【図6】図1〜図4に記載の住宅において、敷地の西側
に道路が配置されている場合の共通部と自由設計部の配
置の実施例を示した平面図である。
【図7】図1〜図4に記載の住宅において、敷地の東側
に道路が配置されている場合の共通部と自由設計部の配
置の実施例を示した平面図である。
【図8】図1〜図4に記載の住宅において、敷地の南側
に道路が配置されている場合の共通部と自由設計部の配
置の実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 住宅 2 共通部 3 自由設計部 4 玄関部 5 廊下 6 階段 7 トイレ室 21 浴室 22 洗面室 23 トイレ室 24 廊下 31 リビング 32 キッチン 33 和室 35 寝室 36 居室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に互いに共通する構造を有する複数
    の住宅に適用される住宅構造であって、 前記複数の住宅で共通する間取りを有する共通部と、 各住宅毎に任意に決められる間取りを有する自由設計部
    と、 を備えたことを特徴とする住宅構造。
  2. 【請求項2】 前記共通部は、居室等と比べて採光を必
    要としない住宅の部所で構成されるとともに敷地内で採
    光の悪い場所に配置された構成となっていることを特徴
    とする請求項1に記載の住宅構造。
  3. 【請求項3】 前記共通部は、前記住宅の角部を含むよ
    うに構成され、 前記共通部に含まれる前記住宅の角部に、直交する二方
    向から入出可能な玄関部が備えられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の住宅構造。
  4. 【請求項4】 前記共通部は、階段、廊下、トイレ室、
    浴室、洗面室或いは収納部屋のうち、少なくとも一つを
    備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記
    載の住宅構造。
  5. 【請求項5】 前記共通部は、水平断面が略矩形状とな
    っていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに
    記載の住宅構造。
  6. 【請求項6】 前記住宅は、二階建て以上の住宅であっ
    て、 前記共通部が二つ以上の階に設けられるとともに、下階
    の前記共通部の上に上階の前記共通部が配置された構造
    となっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一
    つに記載の住宅構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032663A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Mitoshi Ishii 階段とエレベータの合体建築ユニット

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