JPH11504893A - ホウ素酸化物の製造 - Google Patents

ホウ素酸化物の製造

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JPH11504893A JP8533390A JP53339096A JPH11504893A JP H11504893 A JPH11504893 A JP H11504893A JP 8533390 A JP8533390 A JP 8533390A JP 53339096 A JP53339096 A JP 53339096A JP H11504893 A JPH11504893 A JP H11504893A
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ピー. フィッシャー,リチャード
ディー. クワムヤ,ジョン
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Abstract

(57)【要約】 ホウ酸を約180〜220℃の昇温された温度に加熱することによりそのホウ酸を脱水して溶融ガラスを形成し、これを固体のガラス状製品に冷却することによって、B23を約80〜90%含有している非晶質ホウ素酸化物含有製品が製造される。その固体ガラスは微粒子状製品をもたらすべく微粉砕することができる。ホウ酸は約195〜205℃で加熱されるのが好ましい。この方法は、ホウ酸がニーダーマスター混合器又はディスコサーム混合器のような加熱された反応器−混合器を通して連続供給される連続法に容易に適合せしめられる。上記溶融ガラス生成物は冷却されて固体のガラス状製品を形成する。この固体ガラス状製品は望ましい粒径範囲まで微粉砕することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ホウ素酸化物の製造 本発明はホウ素酸化物に関する。更に詳しくは、本発明は約80〜90%のB23を有する非晶質のホウ素酸化物製品の製造に関する。 発明の背景 ホウ素酸化物には、特にガラス製造分野に多くの工業用途がある。ガラス工業 分野の場合、ホウ砂が一因となるもののようなナトリウムや、或いはホウ酸に由 来するもののような蒸発する過剰の水の存在は望ましくなく、そのようなものが 存在しないB23源があることが望ましい。ホウ素酸化物は、一般に、ホウ酸を オイル又はガスが燃焼されるガラス炉中で約700〜950℃の範囲のような高 温において脱水することにより工業規模で製造される。その溶融ガラスは連続リ ボンをチルロール越しに流すことにより凝固され、次いで所望とされる粒径に破 砕、篩分けされる。カーク−オスマー(Kirk-Othmer)の“エンサイクロペディア オブ ケミカル テクノロジー(Encyclopedia of Chemical Technology)”、 第4版、第4巻、第370頁及び米国特許第2,893,838号明細書を参照 されたい。この製品は純度の高い(B23・99%)非晶質の固体であるが、そ れには吸湿性で、通常の使用、貯蔵条件下で再水和し、ケーク化する傾向がある と言う欠点がある。更に、ガラス炉を所要の高温に保つのに必要とされるエネル ギーに起因して製造コストも高い。B23含有量が低度の製品は、ホウ砂を硫酸 と反応させ、得られた混合物を次いで800〜900℃で運転されるガス燃焼炉 に供給することにより製造されて来た。得られる非晶質製品はB23含有量が9 5〜98%であるが、多くのガラス製造用途では望ましくない残留ナトリウムも 含む。この方法はまたエネルギー必要量が大きく、それが製品の製造コストを高 めている。メラーの無機理論化学概論、補遺(Supplement to Mellor's Compreh ensive Treatise on Inorganic and Theoretical Chemistry)、第5巻、パート A、第171〜174頁、米国特許第3,468,627号及び同第3,479 ,137号明細書を参照されたい。 高純度の結晶性ホウ素酸化物も、ホウ酸を225〜250℃の炉中で7〜約1 4日間にわたってゆっくり脱水する等の方法で製造されて来た。減圧又は有機液 体キャリアーの使用も提案された。米国特許第2,137,058号、同第2, 186,257号、同第3,397,954号、同第3,582,272号及び 同第4,098,196号明細書、イタリア特許第467,440号明細書[ケ ミカルアブストラクト(Chemical Abstracts)、47、4563(1953)] 、並びに前記のカーク−オスマーの百科事典とメラーの文献、及びケンプ著“ホ ウ酸塩の化学(The Chemistry of Borates)”、パート1、第10〜11頁(1 956年)を参照されたい。 英国特許第1,278,466号明細書には、熱空気流が通される多孔板のよ うなガス拡散装置中で、流動床を形成している粒状のオルトーホウ酸を加熱する ことによる粒状ホウ素酸化物の製造法が記載される。その生成物はB23含有量 が98%に近い粒状のホウ素酸化物である。 スタントン(Stanton)の米国特許第3,582,272号明細書には、加熱 された乾燥機−撹拌機中における、結晶性ホウ素酸化物の種床上での、六方晶形 ホウ素酸化物のホウ酸からの製造が記載される。 発明の説明 本発明は、B23が約80〜90%重量であるホウ素酸化物含有製品の製造方 法を提供するものである。この方法では所要温度が比較的低く、それによってエ ネルギーコストが実質的に低減される。この方法は、高温に耐える特別の装置の 必要又は反応ゾーンでの滞留時間を長くする必要なしに、極めて有用なホウ素酸 化物含有製品を連続式で製造する連続法に容易に適合せしめられる。 その製品は安定な固体のガラスであって、破砕や粉砕等の常用の方法で望まし い粒径に微粉砕することができる。この製品は高度に非晶質かつ非多孔質であり 、ナトリウムを本質的に含まず、そして他の多くの市販脱水ホウ酸製品より純粋 である。この製品は前記のような市販製品より吸湿性が小さいので、ケーク化の 傾向も小さい。本発明の製品をそのより低い温度で製造する際に達成されるエネ ルギーの節約は実質的なものであり、従って各種のガラス製造用途で容易に使用 できる経済的に望ましい製品がもたらされる。 本発明の方法は、ホウ酸を約180〜220℃、好ましくは約195〜205 ℃の範囲内の温度に、そのホウ酸を脱水し、B23を約80〜90重量%、好ま しくは約84〜86%含有する溶融ガラスを形成させるのに十分な時間加熱する ことを含んで成る。得られる溶融ガラスは、固体のガラス状製品を形成させるべ く冷却され、そのガラス状製品は、次いで、これをハンマーミル又はロールクラ ッシャーで微粉砕する等の方法で微粉砕して、ナトリウム、硫酸塩、その他の望 ましくない汚染物質による汚染が本質的にない微粒子状の非晶質ホウ素酸化物含 有製品を得ることができる。この製品の残余(10〜20%)は本質的に全て未 除去水である。 1995年6月13日に発行され、本出願の出願人に譲渡された米国特許第5 ,424,052号明細書には、B23含有量が上記よりわずかに高い同様のホ ウ素酸化物の製造法が記載される。この米国特許の方法では、ホウ酸は約220 〜275℃と言うより高い温度で加熱されるが、このような温度では反応溶融物 は粘度が270℃で約180,000ポイズであって、非常に粘稠かつ注加不能 となる。この方法は、ホウ酸反応体を加熱ゾーンを通して搬送し、約85〜92 %のB23を含有するホウ素酸化物に脱水する移動ベルトを用いる連続法に容易 に適合される反応混合物をもたらす。 本出願の方法では、前記のより低い反応温度は、本明細書に記載されるタイプ の反応器−混合器を通して容易に搬送することができる非常に流動性の溶融物を 生成させる。約180〜220℃の範囲内の温度において、この溶融反応混合物 は、加熱された反応器−混合器を通して、比較的短い時間で連続供給することが できる、約5000ポイズの粘度を有する流動性の溶融物である。 本発明による典型的な方法では、ホウ酸は反応器を取り囲んでいるジャケット を通して熱オイルを循環させることにより加熱されている反応器−混合器に連続 供給される。ここで、上記オイルの温度は、そのオイルを外部オイルヒーターに 通し、通過させることにより維持される。その反応混合物は、溶融物の温度を約 180〜220℃の範囲内に、またその組成をB23・約80〜90重量%の範 囲内に制御することにより流動状態に保持される。この混合物は回転ブレード又 は同パドルのような機械的手段で撹拌、混練され、それによって反応器に供給 された微粒子状ホウ酸は流動性混合物へと速やかに溶融されるようになり、そし て脱水される。脱水の程度は、反応器内の温度と保持時間を制御することにより コントロールされる。この流動性混合物は加熱された出口手段を通って反応器を 出て行き、そして回転チルロールのような冷却手段に直接供給され、ホウ素酸化 物製品のガラスを生成させる。この冷却されたガラスは、所望とされる粒径の微 粒子状材料に粉砕するために、多種多様の微粉砕装置に供給することができる。 本発明の方法を実施するのに適した反応器−混合器の例に、リスト社(LIST,I nc.)が販売するディスコサーム(Discotherm)ミキサーのような水平一軸混合 器、及びパターソンインダストリーズ社(Patterson Industries)からのニーダ ーマスター(Kneadermaster)CK−453混合器又はリスト社からのAP−C ONTI[全相連続(All Phase Continuous)]混合器のような水平二軸強力混 合器がある。これらの混合器は、反応混合物がその混合器を通って搬送されるに つれてその反応混合物が効率的に混合又は混練されるようにするために、1本若 しくは2本又はそれ以上の水平シャフトに取り付けられ、又はそれら水平シャフ トを形成している回転ブレードを利用するものである。それらの回転ブレードは 反応器の側面を擦過するようになっているのが好ましく、反応混合物が反応器を 通って移動するにつれてその反応混合物全体を効率的に混合し、かつその全体に 熱が伝達されるようにする。この装置は、熱反応混合物と接触している表面の腐 食を最少限に抑えるように、316ステンレス鋼のようなステンレス鋼から造ら れているのが好ましい。ホウ酸はこのような混合器の頂部に変速スクリューフィ ーダーを用いて供給することができる。溶融物の混合器中レベルは堰又は同様の 機構でコントロールすることもできるし、或いはホウ酸供給原料が常に溶融ガラ スの中に確実かつ効果的に混合されて行くように、その供給速度と排出速度を注 意深く制御することによってコントロールすることもできる。混合器に外部から 電気的に熱を適用し、そしてその混合器を取り囲んでいるジャケットを通して、 またそのブレードを通して循環されている熱オイルで加熱すると、反応混合物の 温度が良好に制御される。製造速度を制御するために、混合器の速度と供給速度 及び加熱用オイルの温度を調整することができる。より速い混合器速度では、熱 伝達をより良くし、供給原料の溶融物への混合をより良くし、そして溶融物から の水蒸気の放出をより良くすることにより、より高い製造速度が得られる。最良 の運転条件と製造速度は、一般に、ホウ酸溶融物の温度を好ましい範囲の約19 5〜205℃に保つことにより得られる。この溶融物の温度は、一般に、約28 0〜300℃のオイル温度を用いて高製造速度において得ることができる。この ような条件の組み合わせで、本発明の方法に良好なエネルギー効率をもたらすこ とができる。 ガラス状ホウ素酸化物製品はバルブを通して排出されるが、そのバルブはその 中の溶融物の温度を混合器中の温度と同じ温度に保つように加熱される。好まし くは、このバルブを加熱するのにオイルジャケットが用いられ、その運動部分( moving part)は溶融ガラスから可能な限り大きく分離される。別法として、操 作の容易さから、バルブの代わりに加熱された二軸排出スクリューを利用するこ ともできる。 混合器を出る排ガスの温度は、一般に、約180〜190℃の範囲にあり、そ れは主として水蒸気とホウ酸から成る。排ガス流中のホウ酸は、その排ガスをい つ、どこで180℃より低い温度に冷却しても、その昇華が止められる(desubl ime)。かくして、排ガスのダクト系統の金属表面は、それら表面を180℃よ り高い温度に加熱することによりホウ酸が存在しないように保つこともできるし 、或いはそれら表面を180℃より低い温度に冷却することによりホウ酸を再使 用のために採集することもできる。混合器からの排ガスは、ホウ酸の昇華を止め 、同時に水蒸気を100℃より低い温度で凝縮させる凝縮器のような装置に向け られるのが好ましい。凝縮器の壁は、閉塞を予防するために、連続的に洗い落と されるようにするのが好ましい。得られる水溶液は含有ホウ酸を回収するために 集めることができる。 次の実施例は本発明の新規な方法を例証するものである。 実施例1 連続式ニーダーマスター混合器中でのホウ酸の脱水 作業容量が4.5ガロンで、熱伝達表面積が10.8平方フィートである二軸 水平パターソンニーダーマスター混合器(パターソン インダストリーズ社)を 溶融プロセスに用いた。脱水に要する熱は、上記混合器の壁を取り囲んでいるジ ャケットと中空ブレードの内部の両方を通して熱い熱流体を循環させることによ り供給された。熱流体は内蔵温度コントローラーと流体循環ポンプが入っている 電気的オイルヒーターで加熱された。 この空の混合器は、240℃の熱流体を30分間循環させることにより予熱さ れた。この混合器のブレードの速度を変速コントローラーを用いて53rpmに 設定した。次に、ホウ酸を変速スクリューフィーダーを用いて30ポンド/時の 速度で混合器の頂部からその中に供給した。ホウ酸が脱水されるにつれて混合器 中に流動性の溶融物が生成し、そして水蒸気がスチームとしてミキサー頂部の排 気筒を通して除去された。その排ガス流は、少量の揮発されたホウ酸をその排ガ スの大気への排出前に捕捉するために、サイクロンと、ファンを使用しているバ ッグハウスとを通して抜き出された。混合器は溶融物でブレードの高さの直下ま で徐々に満たされた。次に、その供給を止め、そして未反応のホウ酸を全て透明 な流動性溶融物が得られるまで溶融させた。この工程中は、溶融物から過剰の水 が追い出されることによってその溶融物がこれを混合器から容易に排出するには 粘稠になり過ぎるのを避けるために、熱流体の温度を240℃に、また溶融物の 温度を195〜205℃に保つことが重要であった。 上記充填操作の完了後、混合器底部の排出端のバルブを開けた。バルブは、出 て行くガラスの温度を混合器中の溶融物の温度と同様の200℃に維持すること によってそのガラスの固化を防ぐために、温度コントローラーを用いて電気的に 加熱されていた。次いで、その熱流体を300℃まで加熱し、そしてホウ酸の供 給速度を70ポンド/時まで上げた。このプロセスは次いで連続的に操作された が、そのときガラス流はガラスの混合器中レベルが維持されるそのような速度で その混合器から取り出された。このガラス流を、冷水が循環されている、直径6 インチ、長さ8.5インチの2本の回転している水平の中空鋼ローラー間に供給 した。これは、そのガラス流を絞って厚さ約1/16インチのシートとなし、そ のシートを堅いガラスに凝固させるのに役立った。このガラスシートをローラー の下からコンベアーベルトを用いて取り出した。このシートを次いでミルに供給 し、約−30メッシュに粉砕してB23を84.7%含有する粒状製品を得た。 40〜45ポンド/時の製品製造速度が得られた。 実施例2 連続ディスコサーム混合器中でのホウ酸の脱水 作業容量が4.5ガロンで、熱伝達表面積が7.2平方フィートである一軸水 平混合器(リスト社のディスコサームB−6混合器)を溶融プロセスに用いた。 脱水に要する熱は、混合器のジャケットとシャフトを通して熱い熱流体を循環さ せることにより供給された。 この空の混合器は、280℃の熱流体を循環させることにより予熱された。次 に、ホウ酸を、フランジ付き‘T継手(Tee)’を介してその混合器に装着され た、予備検量された計量用二軸フィーダーを用いて64ポンド/時で供給した。 混合器中のホウ酸溶融物は、循環用熱流体の供給速度と温度を制御することによ り平均約210℃に保たれた。蒸気類は加熱された蒸気ドームを通して混合器を 出て行った。溶融物の混合器中レベルは、50パーセントの最低充填レベルが維 持されるように堰板で制御された。溶融物は20rpmで運転されている加熱さ れた二軸排出スクリューにその堰板を越えてオーバーフローし、この溶融物をそ のスクリューで混合器からアルミニウムパンの中に搬送して冷却させた。この製 品にはB23が約87%含まれていた。 実施例3〜6 実施例1と同じ装置と方法を用いて一連の試験を色々な熱流体温度で行った。 これら実験の各々において、空の混合器は、実施例1におけるように、240℃ の熱流体を循環させることにより予熱され、そしてホウ酸が混合器をブレードの 高さの直下まで満たすように30ポンド/時の速度で供給された。混合器が満た された後、ホウ酸の供給を止め、その間にホウ酸の初期装填物を溶融させた。透 明な溶融物が得られた後、その熱流体を240℃に保持するか(実施例3)、又 は300℃までのより高い温度に加熱した。次いで、混合器へのホウ酸の供給を 再開した。この一連の試験全体を通じて53rpmの混合器速度が使用された。 各場合において、ホウ酸の供給速度は、与えられた熱流体温度で維持し得る最大 製造速度まで徐々に上げられた。その限界製造速度は、未反応ホウ酸が反応器か ら排出されて行くときの溶融物中のその未反応ホウ酸又はメタホウ酸の目視検査 に基づく外観により確認された。 表1に示される結果は、最大製造速度は熱流体温度を上げるにつれて増大する ことを示している。その結果、溶融物温度の変動が比較的小さく、そして脱水の 程度は、製品のB23の分析により測定して、かなりよく一致している。 実施例7 この方法は、混合器の速度を混合器の充填後に53rpmから98rpmに上 げ、初期装填物を溶融させ、そして定常運転を開始したことを除いて、実施例1 と同じ条件を用いて行われた。このより高い混合器速度で1時間当たり製品45 ポンドの最大製造速度が達成された。ホウ酸の供給速度はこの最大製造速度で8 1ポンド/時であった。 本発明については色々な変更及び修正をなすことが可能であって、それらは、 そのような変形が本発明の精神を含んでいる限り、添付請求の範囲内に含まれる ものである。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1996年10月21日 【補正内容】 8.前記ホウ酸を約195〜205℃の温度に加熱する、請求の範囲第1項に 記載の方法(原請求の範囲第8項に相当:補正なし)。 9.前記ホウ素酸化物製品が約84〜86重量%のB23を含有している、請 求の範囲第1項に記載の方法(原請求の範囲第9項に相当:補正なし)。 10.ホウ酸を脱水することによって製造された、B23を約80〜90重量 %含み、残りが本質的に全て水である非晶質ホウ素酸化物製品(原請求の範囲第 10項に相当:補正あり)。 11.B23を約84〜86重量%含有している、請求の範囲第10項に記載 のホウ素酸化物製品(原請求の範囲第11項に相当:補正なし)。 12.ホウ酸を反応器−混合器に連続供給し、該ホウ酸を該反応器−混合器中 で約180〜220℃の範囲内の温度に、該ホウ酸を脱水し、B23を約80〜 90重量%含有する流動性の溶融ガラスを形成させるのに十分な時間混合及び加 熱し、該反応器−混合器から該流動性溶融ガラスを加熱された出口手段を通して 排出し、該溶融ガラスを冷却して固体のガラス状製品を形成し、そして該ガラス 状製品を微粉砕して約80〜90重量%のB23を含有する非晶質微粒子状ホウ 素酸化物製品を形成する工程を含んで成る、約80〜90重量%のB23を含有 する非晶質ホウ素酸化物製品の連続製造方法(原請求の範囲第12項に相当:補 正なし)。 13.前記の排出された溶融ガラスを回転しているチルロールに供給して該溶 融ガラスを冷却、凝固させる、請求の範囲第12項に記載の方法(原請求の範囲 第13項に相当:補正なし)。 14.前記ホウ酸を、前記反応器−混合器を取り囲んでいるジャケットを通し て循環されている加熱流体により加熱する、請求の範囲第12項に記載の方法( 原請求の範囲第14項に相当:補正なし)。 15.前記ホウ酸を約195〜205℃の範囲内の温度に加熱する、請求の範 囲第12項に記載の方法(原請求の範囲第15項に相当:補正なし)。 16.前記ホウ素酸化物製品が約84〜86重量%のB23を含有している、 請求の範囲第12項に記載の方法(原請求の範囲第16項に相当:補正なし)。 17.請求の範囲第12項に記載の方法に従いホウ酸を脱水することによって 製造された、B23を約80〜90重量%含み、残りが本質的に全て水である非 晶質ホウ素酸化物製品(原請求の範囲第17項に相当:補正あり)。 18.B23を約84〜86重量%含有している、請求の範囲第17項に記載 のホウ素酸化物製品(原請求の範囲第18項に相当:補正なし)。 19.前記反応器−混合器が水平一軸混合器である、請求の範囲第12項に記 載の方法(原請求の範囲第19項に相当:補正なし)。 20.前記反応器−混合器が水平二軸混合器である、請求の範囲第12項に記 載の方法(原請求の範囲第20項に相当:補正なし)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BR ,CA,CN,CZ,FI,HU,JP,KR,MX, NO,NZ,PL,TR,UA (72)発明者 グレイ,トレイシー イー. アメリカ合衆国 92392 カリフォルニア 州 ビクタービル,モジャブ ドライブ 15578,アパートメント シー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ホウ酸を約180〜220℃の範囲内の温度に、該ホウ酸を脱水し、 B23を約80〜90重量%含有する溶融ガラスを形成させるのに十分な時間加 熱し、そして該溶融ガラスを冷却して固体のガラス状製品を形成する工程を含ん で成る、約80〜90重量%のB23を含有する非晶質ホウ素酸化物含有製品の 製造方法。 2.前記ガラス状製品を微粉砕して約80〜90重量%のB23を含有する微 粒子状ホウ素酸化物製品を形成する、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記ホウ酸を加熱された反応器−混合器中で脱水する、請求の範囲第1項 に記載の方法。 4.前記加熱を、前記反応器−混合器を取り囲んでいるジャケットを通して循 環されている加熱流体により適用する、請求の範囲第3項に記載の方法。 5.前記反応器−混合器が水平一軸混合器である、請求の範囲第3項に記載の 方法。 6.前記反応器−混合器が水平二軸混合器である、請求の範囲第3項に記載の 方法。 7.前記反応器−混合器がニーダーマスター混合器である、請求の範囲第6項 に記載の方法。 8.前記ホウ酸を約195〜205℃の温度に加熱する、請求の範囲第1項に 記載の方法。 9.前記ホウ素酸化物製品が約84〜86重量%のB23を含有している、請 求の範囲第1項に記載の方法。 10.請求の範囲第1項に記載の方法に従いホウ酸を脱水することにより製造 された、B23を約80〜90重量%含んで成るホウ素酸化物製品。 11.B23を約84〜86重量%含有している、請求の範囲第10項に記載 のホウ素酸化物製品。 12.ホウ酸を反応器−混合器に連続供給し、該ホウ酸を該反応器−混合器中 で約180〜220℃の範囲内の温度に、該ホウ酸を脱水し、B23を約80 〜90重量%含有する流動性の溶融ガラスを形成させるのに十分な時間混合及び 加熱し、該反応器−混合器から該流動性溶融ガラスを加熱された出口手段を通し て排出し、該溶融ガラスを冷却して固体のガラス状製品を形成し、そして該ガラ ス状製品を微粉砕して約80〜90重量%のB23を含有する非晶質微粒子状ホ ウ素酸化物製品を形成する工程を含んで成る、約80〜90重量%のB23を含 有する非晶質ホウ素酸化物製品の連続製造方法。 13.前記の排出された溶融ガラスを、回転しているチルロールに供給して該 溶融ガラスを冷却、凝固させる、請求の範囲第12項に記載の方法。 14.前記ホウ酸を、前記反応器−混合器を取り囲んでいるジャケットを通し て循環されている加熱流体により加熱する、請求の範囲第12項に記載の方法。 15.前記ホウ酸を約195〜205℃の範囲内の温度に加熱する、請求の範 囲第12項に記載の方法。 16.前記ホウ素酸化物製品が約84〜86重量%のB23を含有している、 請求の範囲第12項に記載の方法。 17.請求の範囲第12項に記載の方法に従いホウ酸を脱水することによって 製造された、B23を約80〜90重量%含んで成るホウ素酸化物製品。 18.B23を約84〜86重量%含有している、請求の範囲第17項に記載 のホウ素酸化物製品。 19.前記反応器−混合器が水平一軸混合器である、請求の範囲第12項に記 載の方法。 20.前記反応器−混合器が水平二軸混合器である、請求の範囲第12項に記 載の方法。
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