JPH1150428A - 根固工用ネット袋 - Google Patents

根固工用ネット袋

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JPH1150428A
JPH1150428A JP22313597A JP22313597A JPH1150428A JP H1150428 A JPH1150428 A JP H1150428A JP 22313597 A JP22313597 A JP 22313597A JP 22313597 A JP22313597 A JP 22313597A JP H1150428 A JPH1150428 A JP H1150428A
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JP
Japan
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net
bag
bottomed
bag body
superposed
Prior art date
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Pending
Application number
JP22313597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sasaki
志郎 佐々木
Takashi Nishida
孝 西田
Shiro Kasai
四郎 笠井
Tadashi Numata
匡司 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daika Sangyo Kk
SENI DOBOKU KAIHATSU KK
Toyota Tsusho Corp
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Daika Sangyo Kk
SENI DOBOKU KAIHATSU KK
Tomen Corp
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daika Sangyo Kk, SENI DOBOKU KAIHATSU KK, Tomen Corp, Toyobo Co Ltd filed Critical Daika Sangyo Kk
Priority to JP22313597A priority Critical patent/JPH1150428A/ja
Publication of JPH1150428A publication Critical patent/JPH1150428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 根固用ネット袋の底部の強度を大とし、かつ
胴部に形状規制機能と砕石層の高さ規制機能とを持たせ
ると共に、製袋作業を容易とする。 【解決手段】 袋体を扁平に畳んだ際の底部の対向する
2縁辺を底部中央で端縁が重なるよう折り畳んで縫接す
ると共に、袋体胴部の周方向へ無端状に補強帯を形成
し、ネットの側縁は網目の結合部同士を連結糸で連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、根固工,洗掘防
止工,護岸緑化工等の土木工事において、栗石,砕石,
コンクリート塊等を袋詰めして施工箇所へ据え付ける際
に使用される合成繊維糸条のネットで形成された根固工
用のネット袋に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、護岸Aの構築時に、砕石B等を
詰めたネット袋Cを、根固めおよび洗掘防止のために積
み重ね、その上に護岸Aを形成した状態を模型的に断面
として示しているが、砕石B等を詰める袋は、図7に示
すごとく、合成繊維糸条のネットで袋状に縫製しただけ
の構造のネット袋Cに、1トンないし2トンという大量
の砕石等が直接投入され、クレーン車で吊持され、施工
現場に静置され、積み重ねられる。
【0003】ネット袋Cは、網目構造の特徴として、網
目の拡がる方向への変形量が大きいため、図7に示すご
とく設置すると、矢印X方向へ拡がり、内部の砕石Bの
層の高さYの規制が困難であるという問題を有してい
る。
【0004】また吊持時に、砕石B層の下部外周部Dお
よび底部外周部E等に最大荷重が作用し吊持移送あるい
は積み重ねの際破断する恐れもある。
【0005】更に一枚のネットから有底筒状の袋体を形
成する際に、端縁の全網目に細ロープを通して側縁およ
び底縁を結合しなければならず、製作に手間がかかる問
題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の根固用
ネット袋の諸問題に鑑み、本発明は、吊持の底部近傍の
強度が大きく、ネット袋内へ投入した砕石等の高さ、す
なわち積み重ね時の個々のネット袋体の形状,高さ等の
規制ができ、袋体の形成も比較的簡単な根固用ネット袋
を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、合成繊維糸条で形成されたネ
ットを筒状に縫製した有底袋体の底部の、互いに対向す
る2縁辺を、底部中央で端縁が重なるように折り返し、
一体に縫接して多重底部とするという構成とした。
【0008】請求項2の発明では、合成繊維糸条で形成
されたネットを筒状に縫製した有底袋体の胴部に、周方
向へ無端状に連続する補強帯を形成するという構成とし
た。
【0009】請求項3の発明では、有底袋体を形成して
いるネットの縫合部を、縫合部位の網目を形成している
脚の連結部同士を結合糸で結合する構造とした。
【0010】
【発明の実施の形態】図1,図2および図3は請求項1
の発明の実施の一例を示しており、有底袋体1は、21
0デニールのナイロン長繊維50本の撚糸よりなる網目
25mmの網地の二重構造ネットで筒状に縫製され、底部
2の互いに対向する2縁辺3,4が底部中央5でそれぞ
れの端縁6,7が重なるよう折り返され、一体に縫接さ
れて多重底部8を構成している。
【0011】前記2縁辺3,4の折り返しは、図3に示
されるごとく、底部2を扁平に置き直し、2縁辺3,4
をそれぞれ矢印Z方向に折り返すことにより図2に示す
底部構造が得られる。図2に示す多重底部8は、領域
9,10が3枚重ねの多重ネット構造であり、領域1
1,12は、2重ネット構造となる。
【0012】図1および図2に示される有底袋体1は、
図4に示すごとく、砕石等を収納し、吊持した際に最大
荷重の作用する砕石層の下部外周部Dと底部外周部Eの
約1/2の部分が多重底部8で占められることとなり、
袋体破断の危険性が半減される。
【0013】図4は、請求項1の発明と請求項2の発明
とを併せ適用した実施の一例を示しており、有底袋体1
の基本構造は、図1,図2に示すものと同一であり、有
底袋体1の胴部14に、周方向へ無端状に連続する補強
帯15,16が設けられている点で図1,図2に示すも
のと相違している。
【0014】前記補強帯15,16は合成繊維製のベル
ト状帯でも、ロープ状のものでもよく、また配設数も、
1本でも複数本でもよく、その配設位置,補強帯間の間
隔等も、施工現場の必要に応じて種々に選定される。
【0015】砕石等の収納された有底袋体1は、静置さ
せられた際の形状が、補強帯15,16の直径で規制さ
れる筒状を保ち、図7に示すごとき不定形となることが
無く、図6に示すごとく積み重ねられる際の、個々のネ
ット袋Cの高さ、すなわち有底袋体1内の砕石層の高さ
Yと、積み重ね時の形状とを概ね一定に規制することが
できる。
【0016】図4に示すごとく所定の高さYまで砕石等
を収納した有底袋体1の開口部17寄りの胴部上方部分
は、太いロープ状18に絞縮,緊縛され、吊持具13の
取付部18に形成される。
【0017】以上説明した各発明の実施例に使用される
有底袋体1は、通常、扁平なネットを二つ折りし、重ね
られた端縁の網目にロープを通しロープ両端をネットに
結着する手法により袋形状に成形されるが、請求項3の
発明では、図5に示されるごとく、ネット19の端縁2
0,21の縫合部位の網目22,23の脚24,25,
26,27の連結部28,29を重ね、結合糸30で結
合して縫合部31としている。結合糸30による結合は
工業用ミシンによるミシン縫いで実施できるので、有底
袋体1の成形能率が著しく向上する。
【0018】各実施例に使用されたネットは、無結節網
地であるが、結節網地であってもよいことは勿論であ
り、使用される合成繊維もナイロン,ポリエステル等任
意の合成繊維を使用できる。
【0019】また各実施例の有底袋体1は円筒形として
示されているが、袋体は角筒形その他の用途に応じた適
宜形状を選定できる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によると、略円筒形とさ
れた有底袋体1の底部2が三重ネット構造の領域9,1
0を有するので、表1および図8,図9に示される円筒
形根固用ネット袋の吊持時における最大荷重が負荷され
る符号,,U,Wで示す各部位に、三重ネット構造
の領域が存することとなり、耐荷重強度が著しく向上す
る。
【0021】
【表1】
【0022】角筒形根固用ネット袋の場合には、表2お
よび図10,図11に示されるごとく、吊持時において
大きな荷重が負荷される底部における符号,,,
,U,V,W等の各部位に三重ネット構造の領域を存
在させうるので耐荷重強度を著しく向上させうる。
【0023】
【表2】
【0024】請求項2の発明によると、有底袋体の胴部
に周方向へ無端状に連続する補強帯が形成されているの
で、吊持された際の有底袋体の膨隆形状が補強帯の径で
規制される筒形状となり、不定形となるのを防止できる
ので、根固用ネット袋として積み重ねられる際の個々の
ネット袋の高さ、すなわちネット袋内の砕石層の高さと
積み重ね時の形状とを概ね一定に規制できる効果を奏す
る。
【0025】また、表2,図10,図11に示される符
号,,,等の胴部の大荷重が負荷される部分を
補強帯で補強できるので、耐荷重強度を向上させること
ができる。
【0026】請求項3の発明によると、扁平形状のネッ
トから有底袋体を形成する際の縁部の網目の結合作業を
簡単化することができ、製袋工程の作業効率を向上させ
うる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の実施の一例の正面図であ
る。
【図2】 図1に示すものの底面図である。
【図3】 図2に示す底部構造の折り返し作業の説明的
斜視図である。
【図4】 図1に示すものに、請求項1,請求項2の両
発明を適用した実施の一例の正面図である。
【図5】 請求項3の発明の実施状態の説明図である。
【図6】 根固工の一例の模型的断面図である。
【図7】 従来の根固用ネット袋の吊持状態から静置状
態へ移行する際の説明的側面図である。
【図8】 図1に示す円筒形状の根固用ネット袋の荷重
測定位置を示す略示正面図である。
【図9】 図8に示したものの底面の荷重測定位置を示
す略示底面図である。
【図10】 角筒形状の根固用ネット袋の荷重測定位置
を示す略示正面図である。
【図11】 図10に示したものの底面の荷重測定位置
を示す略示底面図である。
【符号の説明】
1 有底袋体 2 底部 3,4 縁辺 5 底部中央 6,7 端縁 8 多重底部 13 吊持具 14 胴部 15,16 補強帯 17 開口部 18 吊持具の取付部 19 ネット 22,23 網目 24〜27 脚 28,29 連結部 30 結合糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 志郎 東京都目黒区下目黒2丁目2ー16 繊維土 木開発株式会社内 (72)発明者 西田 孝 東京都中央区日本橋小網町17番9号 東洋 紡績株式会社内 (72)発明者 笠井 四郎 大阪府大阪市西区西本町3丁目1番31号 大嘉産業株式会社内 (72)発明者 沼田 匡司 東京都港区赤坂2丁目14番27号(国際新赤 坂ビル東館)株式会社トーメン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維糸条で形成されたネットを筒状
    に縫製した有底袋体の底部が、互いに対向する2縁辺
    を、底部中央で端縁が重なるよう折り返して一体に縫接
    した多重底部とされ、有底袋体の開口部が吊持具取付部
    とされている根固工用ネット袋。
  2. 【請求項2】 合成繊維糸条で形成されたネットを筒状
    に縫製した有底袋体の胴部に、周方向へ無端状に連続す
    る補強帯が形成されている根固工用ネット袋。
  3. 【請求項3】 有底袋体を形成しているネットの縫合部
    が、縫合部位の網目を形成している脚の連結部同士を結
    合糸で結合した構造とされている請求項1または請求項
    2記載の根固工用ネット袋。
JP22313597A 1997-08-05 1997-08-05 根固工用ネット袋 Pending JPH1150428A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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