JPH1150199A - 二相ステンレス鋼 - Google Patents
二相ステンレス鋼Info
- Publication number
- JPH1150199A JPH1150199A JP21914597A JP21914597A JPH1150199A JP H1150199 A JPH1150199 A JP H1150199A JP 21914597 A JP21914597 A JP 21914597A JP 21914597 A JP21914597 A JP 21914597A JP H1150199 A JPH1150199 A JP H1150199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- phase
- duplex stainless
- content
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
耐食性を損なうことなく有効にシグマ相の析出を防止す
る。 【解決手段】 Ni:2〜10%、Cr:20〜30
%、Mo:1〜5%を含有し、残部がFe及び不可避的
不純物からなり、不可避的不純物の中で、Siの許容含
有量を0.005〜0.1%とする。 【効果】 耐食性を損なうことなくシグマ相の析出
が防止され、シグマ相の析出に伴う延性や靭性の低下を
防止できる。
Description
環境下や、油井あるいはガス井などの厳しい腐食性環境
下で構造部材として用いられる二相ステンレス鋼に関す
るものであり、特に、大型部材に好適な二相ステンレス
鋼に関する。
井あるいはガス井などの厳しい腐食性環境下、具体的に
は、油井やガス井の配管類、排煙脱硫装置・排水処理施
設・海水揚水発電機などの構造部材、沙紙ロール、遠心
分離器、ポンプ・バルブ、熱交換器などには二相ステン
レス鋼が採用されてきた。二相ステンレス鋼とはオース
テナイト相及びフェライト相よりなる複合組織を有する
ステンレス鋼であり、優れた耐食性と優れた強度特性を
併せ持つ。なお、この鋼では一般に、オーステナイト相
とフェライト相との比率がほぼ1:1の場合に耐食性が
最も優れていることが知られている。従って、実用鋼の
化学成分はオーステナイト相とフェライト相との比率が
ほほこの付近にあるように規定される。
S)では棒材・板材としてはSUS329Jl、SUS
329J3L、SUS329J4Lなどが規格化されて
いる。また、鍛鋼品としてはSUS329J1FB、鋳
鋼品としてはSCS10などが規格化されている。
テンレス鋼では熱的影響による金属組織の変化に伴い、
諸性質が変化する場合がある。例えば、融点〜1200
℃の高温域におけるフェライト相の優勢化、600〜9
00℃の中温域におけるシグマ相や炭窒化物など異相の
析出、450〜500℃の低温域で生じるフェライト相
の分解と考えられる反応など、各温度域で金属組織の変
化を生じ、それに伴って耐食性や強度特性が変化するこ
とになる。実際の適用に際して、上紀の組織変化の中で
特に問題となるのがシグマ相の析出である。シグマ相が
析出すると延性や靭性が著しく低下する、いわゆるシグ
マ脆化を生じるからである。また、シグマ相が析出する
と、機械加工性が悪化するという問題点も生じる。
する場合には、合金の溶解・凝固、溶体化処理などが施
される。また、溶解・凝固の後に、圧延や溶体化処理が
施されたり、あるいは溶解・凝固の後に、鍛造、溶体化
処理が施される場合もある。さらに、溶接により一体化
する工程が加わる場合もある。このように、実際の製造
プロセスに於いては、必然的に種々の加熱工程を経るた
めに、合金中にはシグマ相が生じて、シグマ脆化を引き
起こすことが多い。
溶化処理が有効であることが知られている。即ち、シグ
マ相が析出した場合には、一旦その材料全体をシグマ相
の固溶温度以上に保持して、かかる後に急冷することに
よりシグマ相が消失する。しかしながら、製造する部材
が大型品の場合、例えば板厚が200mm以上になる
と、中心部の冷却速度は表面近傍の冷却速度よりも著し
く遅くなってしまうために、不可避的にシグマ相が析出
することになる。従って、二相ステンレス鋼からなる大
型部材を製造する場合には、現状ではシグマ相の析出を
防止することは実質的に不可能である。
て、二相ステンレス鋼の合金成分を改良することが考え
られる。例えば、Cr添加量を少なくすればシグマ相が
析出しにくくなる。これは、シグマ相の基本構造がF
e:Cr=1:1のように構成されているからである。
同様にMo添加量を低減することにより、シグマ相の析
出を遅延させることができる。しかしながら、CrやM
oの添加量を低減すれば、耐食性に悪影響を及ぼす。即
ち、この方法によるシグマ相の析出の遅延は、同時に耐
食性を犠牲にすることになり、一概にCrやMoの低減
を図ることは困難である。
ずに二相ステンレス鋼の最大の問題点であるシグマ脆化
を防止する方法は未だに確立していないのが現状であ
る。特に大型部材の場合には、中心付近には不可避的な
シグマ相の析出を生じるために、延性や靭性が低下する
という問題点は未だに解決されていない。本発明はこの
ような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は
耐食性を犠牲にせずに、シグマ相の析出を遅延できる二
相ステンレス鋼を提供することにある。
に、本発明者らは既知の二相ステンレス鋼をベースとす
る多くの試験材を用いて、シグマ相の析出の容易性に及
ぼす各合金元素の影響を評価し、さらに耐食性に関する
評価試験を実施した。その結果、不純物元素のうちの特
定の元素の許容量を厳密に規定することにより、耐食性
を犠牲にせずにシグマ相の析出を遅延し、結果的にシグ
マ相の析出に伴う延性や靭性の低下を防止できることを
見い出し、本発明に至った。
重量%でNi:2〜10%、Cr:20〜30%、M
o:1〜5%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物
からなり、かつその不可避的不純物の中で、Siの許容
含有量を重量%で0.005〜0.1%とすることを特
徴とする二相ステンレス鋼であり、第2の発明は、第1
の発明で、さらに不可避的不純物の中でMnの許容含有
量を重量%で0.005〜0.1%とすることを特徴と
する二相ステンレス鋼である。
に、さらに重量%でN:0.05〜0.30%を含有す
ることを特徴とする二相ステンレス鋼であり、第4の発
明は、第1、第2あるいは第3の発明に、さらに重量%
でCu:0.5〜3%を含有することを特徴とする二相
ステンレス鋼である。
詳細に説明する。
イトを安定化させる元素として必須の元素である。その
効果を発揮させるためには、最低2%以上の含有量が必
要である。しかしながら、Niは高価な金属であるため
に、多過ぎる含有量は合金自体の高価格化を招いて従来
合金よりも高価となってしまう。従って、その含有量は
2〜10%の範囲に限定する。また、前述のように二相
ステンレス鋼では、オーステナイト相とフェライト相と
の比率がほぼ1:1の場合に耐食性が最も優れている。
従って、この相比率を満足するためにも、Niの含有量
は2〜10%の範囲に限定する。なお、同様の理由か
ら、さらにNi含有量の下限を3%、上限を8%とする
のが望ましい。
の他方の相であるフェライトを安定化するために必要不
可欠な元素である。その効果を発揮させるためには、最
低20%以上の含有量が必要である。しかしながら、多
過ぎる含有量はシグマ相の析出を著しく促進して、延性
や靱性に悪影響を及ぼす。従って、その添加量は20〜
30%の範囲に限定する。また、前述のように二相ステ
ンレス鋼では、オーステナイト相とフェライト相との比
率がほぼ1:1の場合に耐食性が最も優れている。従っ
て、この相比率を満足するためにも、Crの含有量は2
0〜30%の範囲に限定する。なお、同様の理由から、
さらにCr含有量の下限を21%、上限を28%とする
のが望ましい。
きま腐食性を向上させる元素として重要である。その効
果を発揮させるためには、最低1%以上の含有量が必要
である。しかしながら、多過ぎる含有量はシグマ相の析
出を著しく促進して、延性や靱性に悪影響を及ぼす。従
って、その含有量は1〜5%の範囲に限定する。なお、
同様の理由から、さらにMo含有量の上限を4%とする
のが望ましい。
素であり、極力低下することが望ましい。その効果を発
揮させるためには、Siの含有量を0.1%以下にしな
ければならない。しかしながら、合金の溶解・製錬を行
う際には、Siは脱酸元素として有益な元素である。そ
のため、Siを過剰に低下することは工業的に非常に困
難であり、合金製造上の新たな問題を生じることにな
る。従って、Siの許容含有量の範囲を0.005〜
0.1%に限定する。なお、同様の理由から、さらに上
限を0.05%にするのが望ましい。
り、極力低下することが望ましい。しかし、Mnの効果
はSiよりも小さいために、Mnの含有量のみを低下し
た場合には、実用的にはシグマ相析出に対する抑制効果
は不充分である。Mnの効果を発揮させるためには、S
iの含有量を0.1%以下とした状態で、Mnの含有量
を0.1%以下にする必要がある。また、合金の溶解・
製錬を行う際には、Mnも脱酸元素として有益な元素で
ある。そのため、Mnを過剰に低下することは工業的に
非常に困難であり、合金製造上の新たな問題を生じる。
従って、Mnの許容含有量の範囲を0.005〜0.1
%に限定する。なお、同様の理由から、さらに上限を
0.05%にするのが望ましい。
せる元素として重要であり、同時に、強度を向上させる
元素としても有効であるので所望により含有させる。そ
の効果を発揮させるためには、最低0.05%以上の含
有量が必要である。しかしながら、多過ぎる含有量は合
金の溶接特性に著しい悪影響を及ぼす。従って、その含
有量は0.05〜0.30%の範囲に限定する。なお、
同様の理由で、下限を0.10%、上限を0.25%に
するのが望ましい。
て重要である。その効果を発揮させるためには、最低
0.5%以上の含有量が必要である。しかしながら、多
過ぎる含有量は合金の熱間加工特性に著しい悪影響を及
ぼす。従って、その含有量は0.5〜3.0%の範囲に
限定する。なお、同様の理由で、下限を1.0%、上限
を2.0%にするのが望ましい。
1に示す組成を有する供試材を真空誘導溶解炉により溶
製した25kg鋼塊を、熱間鍛造により厚さ30mm×
幅120mmの板材とした。この板材から採取した試験
片に1100℃で3時間の溶体化処理を施した。
で10〜120分間保持した後に、水冷した。冷却後の
試験片の表面を鏡面研摩した後に、村上試薬によりエッ
チングして光学顕微鏡による組織観察を行った。村上試
薬によれば、シグマ相は黒色にエッチングされるために
容易に識別が可能である。シグマ相が観察された最小の
保持時間を析出時間と定義すると、析出時間が長いほど
シグマ相の生成傾向が小さいことになる。図1に観察結
果を基に作成したシグマ相の生成傾向を示す。本発明材
は比較材と比べて、シグマ相の生成傾向が小さいことは
明らかである。なお、比較材のうち、CrおよびMoを
低減した試験材No.14は本発明材と同等のシグマ相
生成傾向を示した。
した後に、熱処理炉中で5℃/min.の速度で冷却し
た。熱処理後の試験材から試験片を作製し、室温でシャ
ルピー衝撃試験を行った。図1中でシグマ相の生成傾向
が小さかった試験材No.1〜14の場合には、衝撃吸
収エネルギーは100〜150Jの範囲にあった。これ
に対して、シグマ相の生成傾向が大きい試験材No.1
5〜20の場合には、衝撃吸収エネルギーは5〜70J
の範囲にあった。従って、シグマ相の生成傾向を小さく
することにより、シグマ脆化による延性や靭性の低下を
防止することが可能であることは明らかである。
さかった試験材No.1〜14を用いて、食塩水環境に
おける孔食電位(V vs S.C.E)を室温にて測定
した。一般に孔食電位が0.9V以上であれば実質的に
孔食の可能性は極めて小さいと見做すことができる。実
験結果を表2に示すが、本発明材の孔食電位はすべて
0.9V以上であった。これに対して、比較材では0.
9V以下であった。即ち、本発明材の方がCr及びMo
を低減してシグマ相の析出遅延を図った比較材No.1
4よりも耐孔食性に優れていることは明らかである。
によれば、耐食性を犠牲にせずに、シグマ相の析出を遅
延し、結果的にシグマ相の析出に伴う延性や靭性の低下
を防止できる二相ステンレス鋼を確保できる。従って、
大型部材の場合にも、中心付近にシグマ相が析出せず、
延性や靭性が低下しないために、産業上極めて有用であ
る。
℃での析出時間(シグマ相が観察された最小の保持時
間)である。
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で、Ni:2〜10%、Cr:2
0〜30%、Mo:1〜5%を含有し、残部がFe及び
不可避的不純物からなり、かつその不可避的不純物の中
で、Siの許容含有量を重量%で、0.005〜0.1
%とすることを特徴とする二相ステンレス鋼 - 【請求項2】 不可避的不純物の中でMnの許容含有量
を重量%で、0.005〜0.1%とすることを特徴と
する請求項1記載の二相ステンレス鋼 - 【請求項3】 さらに、重量%でN:0.05〜0.3
0%を含有することを特徴とする請求項1または2記載
の二相ステンレス鋼 - 【請求項4】 さらに、重量%でCu:0.5〜3%を
含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の二相ステンレス鋼
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21914597A JP3779043B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 二相ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21914597A JP3779043B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 二相ステンレス鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150199A true JPH1150199A (ja) | 1999-02-23 |
JP3779043B2 JP3779043B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=16730928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21914597A Expired - Fee Related JP3779043B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 二相ステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3779043B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114466A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Jfe Steel Corp | 耐孔食性に優れた二相ステンレスクラッド鋼の合せ材及びそれを用いた二相ステンレスクラッド鋼並びにその製造方法 |
JP2020509201A (ja) * | 2016-12-21 | 2020-03-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 二相ステンレス鋼物体の使用 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6477735B2 (ja) | 2017-01-26 | 2019-03-06 | Jfeスチール株式会社 | 二相ステンレスクラッド鋼およびその製造方法 |
CN111989417A (zh) | 2018-03-30 | 2020-11-24 | 日铁不锈钢株式会社 | 双相不锈钢复合钢板及其制造方法 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP21914597A patent/JP3779043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114466A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Jfe Steel Corp | 耐孔食性に優れた二相ステンレスクラッド鋼の合せ材及びそれを用いた二相ステンレスクラッド鋼並びにその製造方法 |
JP2020509201A (ja) * | 2016-12-21 | 2020-03-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 二相ステンレス鋼物体の使用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3779043B2 (ja) | 2006-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111575588B (zh) | 一种马氏体沉淀硬化不锈钢及其制备方法与应用 | |
CN110225989B (zh) | 双相不锈钢包层钢及其制造方法 | |
JP7059357B2 (ja) | 二相ステンレスクラッド鋼板およびその製造方法 | |
CN100500921C (zh) | 在制备尿素的设备中使用的二相不锈钢 | |
JPH05132741A (ja) | 耐食性に優れた高強度二相ステンレス鋼 | |
GB2075549A (en) | Ferritic stainless steel having good corrosion resistance | |
CN111902559B (zh) | 双相不锈钢包层钢板和其制造方法 | |
CN104152818A (zh) | 一种双相不锈钢及其制备方法 | |
CN101815802A (zh) | 高强度Cr-Ni合金材料以及使用其的油井用无缝管 | |
CN113817964A (zh) | 一种含Cu高耐冲击腐蚀压裂泵阀体用钢及其热处理方法 | |
WO2012121232A1 (ja) | 二相ステンレス鋼 | |
CN111918979B (zh) | 双相不锈钢包层钢板和其制造方法 | |
CN113544295A (zh) | 超级奥氏体材料 | |
JPH1150199A (ja) | 二相ステンレス鋼 | |
CN1043253C (zh) | 铝锰硅氮系奥氏体不锈耐酸钢 | |
CN105132823A (zh) | 含Cr高强度定膨胀合金 | |
JPH07157852A (ja) | 高温塩害特性に優れたフェライト系ステンレス鋼 | |
KR100215727B1 (ko) | 시그마상 형성이 억제된 고내식성 듀플렉스 스테인리스강 | |
JPH0741907A (ja) | 超塑性2相ステンレス鋼 | |
CN115198182B (zh) | 一种含Ti的双相不锈钢及其制造方法 | |
JP4296303B2 (ja) | 靱性に優れる高Crフェライト系鉄合金およびその製造方法 | |
RU2276695C1 (ru) | Нержавеющая сталь для производства труб и способ производства труб из нержавеющей стали | |
JP2002173720A (ja) | 熱間加工性に優れたNi基合金 | |
JP2007113068A (ja) | 曲げ性に優れた高強度高耐食ステンレス鋼製バネ材 | |
JPH1060597A (ja) | 靱性に優れた高強度二相ステンレス鋼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051216 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060301 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |