JPH11500662A - スイングバケット式遠心分離機ローターに使用するバケット - Google Patents

スイングバケット式遠心分離機ローターに使用するバケット

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JPH11500662A
JPH11500662A JP9522827A JP52282797A JPH11500662A JP H11500662 A JPH11500662 A JP H11500662A JP 9522827 A JP9522827 A JP 9522827A JP 52282797 A JP52282797 A JP 52282797A JP H11500662 A JPH11500662 A JP H11500662A
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    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
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    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0407Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles
    • B04B5/0414Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes
    • B04B5/0421Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes pivotably mounted

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  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 スイングバケット式遠心分離機ローター(10)のバケット(100)は、1対の平面状迫台(114A、114B)を有するシリンダー形状の本体(104)を有している。この迫台(114A、114B)は、本体(104)上に、その軸(100A)に関して直径方向に配置されている。各迫台(114A、114B)の一部とバケット(100)の本体(104)の間にスロット(118A、118B)が形成されている。各迫台(114A、114B)は、本体(104)の軸(100A)に平行に延びる第1の溝(126)、及び本体(104)の軸(100A)に直角に延びる第2の溝(128)を有している。第1の溝(126)及び第2の溝(128)はスロット(118A、118B)に連通し、このスロット(118A、118B)と共に、各迫台(114A、114B)上に弾性バネ要素(132)を構成している。各迫台(114A、114B)上の底支持面(124)はシリンダー形状を有し、各底支持面(124)の一部は、本体(104)の軸(100A)の反対側を走っている。

Description

【発明の詳細な説明】 スイングバケット式遠心分離機ローターに使用するバケット 発明の背景 発明の技術分野 本発明は、スイングバケット式遠心分離機ローターに使用 するバケットに係わる。 関連出願の相互参照 ここに開示する主題に関しては、同時出願し同時係属中の出願番号「スイング バケット式遠心分離機ローター」にも開示し、権利請求を行っている。 従来の技術 スイングバケット式ローターは、遠心分離機の技術としてはよ く知られた技術である。このローターは非常に高い速度で回転する(即ち「超高 速」回転の)ローターの部類に属し、ローター本体には、通常、下面に空洞が1 列に並んでいる。これらの空洞は、丁度バケットが納まる形と大きさを備えてい る。バケットをこの空洞に納めると、ローター本体の下面に吊り下がるようにな っている。ローターを加速して高速で回転させると、バケットは静止時の位置か らスイングして水平になり、通常、バケット表面の一部が、ローター本体の下面 にある支持面上に納まる。この支持面はバケットを受け入れる形になっている。 このようにして、支持面は荷重の一部をバケットハンガーからローター本体へ伝 える。このようなローター構造の代表例が、米国特許第3,997,105 号(Haydenら )に開示された構造であると考えられる。このタイプのローターは、通常、ハン ガーにバネ機構を使用している。この機構によって、バケットが回転を始めて水 平になったとき、バケットについたピンの向きが変わる。ピンの向きが変わると 、バケットは、ローター本体の支持面に対して押さえつけられて安定 する。 この従来型のスイングバケット・ローターは、臨床医を困らせることがある。 即ち、バケットがローターの下面から吊り下がっているので、ローターの下に手 を差し入れないと、バケットをローターに挿入できない。ローターが遠心分離機 のシャフトに取り付けられている場合には、この操作は一層困難になる。バケッ トの取り付け状態が不満足なまま、作業を行ってしまう場合も起こる。バケット の取り付けが不適切だと、操作中に、バケットの運動でローターや器械を破損し てしまうこともある。 バケットの据え付け状態を改良するために、上記の機構と異なるタイプのスイ ングバケット式ローターが開発され、米国特許第3,997,105 号(Chulayら)に開 示されている。このタイプのスイングバケット式ローターは、バケットを、通常 ピン又はハンガーの上から取り付けるので、「トップローダー」とも呼ばれてい る。 従来型及び「トップローダー」いずれのスイングバケット式ローターにおいて も、バケットが水平位置にあるとき、普通はバケットの通常水平な基準線の上の 部分だけをローター本体の支持面が支持することが問題である。ローター本体の 支持面は大きな曲げモーメントが不均等にかかり、従ってローター本体の設計を 、この大きな負荷を許容できるようなものにしなければならない。その結果、ロ ーターは大きく高価なものとなってしまう。 米国特許第4,585,434 号(Coleら)は、バケットの底面が支持面として作用し 、バケットを「ローター用風避け」上に納めるようなローター構造を開示してい る。しかし、「風避け」を付けてもローターのコストは上がり、形も大型化して しまう。 上記の問題を解決するために、バケット上の上下2カ所を支持してローター本 体にかかる曲げモーメントを減らすように設計すれば、トップ負荷型スイングバ ケット式ローターが有利に制作できると考えられる。 発明の要約 本発明の第1の側面は、本体を貫く鉛直回転軸中心の回転に本体を適合させる ことを特徴とする、遠心分離機器用スイングバケット式ローターを提供すること にある。本体は、これを貫いて延びる、通常回転軸に直角な基準面を有している 。本体は、相対する少なくとも1対の平面状側壁を有し、この側壁は外周に互い に離して配置され、その間に通常軸方向に延びるスロットを形成する。このスロ ットは、スイングバケットを丁度受け入れる大きさに調節される。各平面状側壁 にはトラニオンピンが付いていて、各トラニオンピンには、それを貫く軸がある 。各トラニオンピンは、回転軸から半径方向に第1所定距離を置いて配置されて いる。各トラニオンピンの軸は平面状側壁に対して、通常直角に延びている。各 平面状側壁は、さらに通常シリンダー形状のスイングバケット支持面も有し、こ のシリンダー形状支持面は、鉛直軸から半径方向に第2所定距離(第1所定距離 より大きい)を置いて各側壁に配置されている。各シリンダー形状支持面の基準 面の中に遠心力発生軸が有る。従って、各シリンダー形状支持面の一部は、基準 面の上下に存在することになる。各シリンダー形状支持面の中にある遠心力発生 軸は、トラニオンピンの軸に平行か又はこれと同一直線上にある。 第2の側面として、本発明はスイングバケット式遠心分離機用ローターで使用 するバケットにも関する。本側面に該当するバケットは、これを通して延びる基 準軸を有するシリンダー形状本体から成り、本体上に形成された1対の平面状の 迫台を有している。これらの迫台は、本体上に、その軸に関して正反対の位置に 配置されている。各平面状迫台面には、平面状側面及び底支持面がある。各迫台 の一部とバケット本体の間にはスロットが形成されている。各平面状側面は、本 体の軸に通常平行に延びる第1の溝、及び本体の軸に通常直角に延びる第2の溝 がある。第1の溝と第2の溝は、スロットに連通している。第1の溝、第2の溝 及びスロットは、ともに各迫台の上で弾性バネ要素を構成する。各迫台上の底支 持面は、通常シリンダー形状で、本体軸に沿って横たわる遠心力発生軸を有して いる。ここに各底支持面の一部は、本体軸を挟んで反対側の位置にある。 図面の簡単な説明 本発明は、付属図面による下記詳細説明によって、より完全に理解することが できる。ここに、 図1A及び図1Bは、本発明における第1の側面に基づくスイングバケット式 遠心分離機用ローターの、それぞれ平面図及び側断面図である。 図2A及び図2Bは、図1A及び図1Bに示した、スイングバケット式ロータ ーに使用するバケットの、それぞれ部分的な平面図及び側立面図(部分的に断面 を示す)であり、図2Cは断面図である。 図3Aから図3Dまでは、図1A及び図1Bに示したローターに使用する、図 2Aから図2Cに示したバケットの側断面図である。 発明の詳細な説明 下記の詳細な説明で使用する番号は、図面に使用した番号に対応する。 図1A及び図1Bは、本発明によるスイングバケット式遠心分離機ローター( 一般に参照番号10で示す)の、それぞれ平面図及び側立面図(部分的に断面を 示す)である。 ローター10は、強くて軽い材料、例えばチタン又はアルミニウムを原料とし て、鋳造法、鍛造法、又は固形棒を機械加工して作られた、比較的に大型の構成 部分である。ここで説明するローター10の種々の面加工は、当該技術に精通し た者が理解している適切な機械加工方法によって行われる。ローター10は遠心 分離機の中の、遠心分離機を貫いて延びる鉛直回転軸10Aの周囲で回転運動を 行う。 ローター10には、中心ハブ区域14を有する本体部分12が含まれ、このハ ブ区域から、複数アームが、通常放射状に延びている。これらのアームは、一般 に参照番号16で示す。図には、16Aから16Fまでの6本のアームが描かれ ているが、ハブ14から放射状に出るアームの本数は、6本に限定されるもので はない。ローター10には上部平面18及び下部平面20が付いている。取り付 け空洞22が、ハブ14を貫いて、上部平面18から下部平面20まで延びてい る。取り付け空洞22の下部は、遠心分離器の駆動軸(図には示されていない) の上端を受けるように、これに対応してテーパーを付けた円錐台形(図1B)に なっている。ここに、ローター10は駆動力源に連結していてもよい。シャフト に取り付けたときは、遠心分離器のシャフトの軸は、ローター10の回転軸10 Aと一直線上にある。図1Bで良く分かるように、本体10は、通常は回転軸1 0Aに対して垂直な関係で本体を貫いて延びる、基準面10Rを有している。即 ち、従来の使用方法では、通常鉛直に配置した回転軸10Aの周りで回転させる ようにローター10を取り付けた場合、基準面10Rの向きは通常水平になる。 16A−16Fの各アームには、通常平行且つ平面状の側壁24Aと24Bが 、それぞれ対になって付いている。アーム16A−16Fの中いずれかの1本に ついた側壁24Aは、円周上で隣接するアームに付いた側壁24Bと向き合って 配置され、これによって、円周上に並んだスロット26Aから26Fが形成され ている。各スロットは、一般的にローターを軸方向に貫いて(即ち、事実上回転 軸10Aに平行に)延びている。円周上で隣接する各々のアーム16に付いた、 対になった側壁24Aと24Bは、円周上で、スイングバケットのサンプルコン テナー100が入るように、円周上に充分な距離を置いて付けられている。この サンプルコンテナーの詳細については後述する。対になった側壁24A、24B の内側の端は、スカラップ形表面28A−28Fと接合している。この接合によ って、バケット100の先端が静止時の位置から運転時の位置までスイングして も、これを充分に許容できる先端空間が得られる。このバケット100について も後述する。 各1対の対向する各平面状側壁24A及び24Bには、トラニオンピン30が 付いている。各トラニオンピン30自体も、それを貫く軸30Aを有している。 各トラニオンピン30の軸30Aは、(場合によって異なる角度の場合もあるが )通常は取り付けられる平面状側壁24A及び24Bに対して直角に延びている 。円周上に隣接して配置されたアーム上のトラニオンピンの軸30Aは、図1A に示すように、共通ライン36A−36Fの上にある。後述(図3A−図 3D)するように、これらのライン36A−36Fは、スイング軸100Sと一 直線状にあり、これらのライン上で、バケット100が最初の静止時の位置(図 3A)から次の運転時の位置(図3D)まで移動する。各アーム上のトラニオン ピン30は、回転軸10Aから所定の半径方向距離30R(図1B)の位置にあ る。各トラニオンピン30の軸30Aは、基準面10Rの上にある(図1B)こ とが好ましい。 各アーム16A−16Fの半径方向に外側にある端には、通常円周上で延びる フィンガー38A及び38Bが付いている。アーム16A−16Fのいずれか1 本に付いたフィンガー38Aは、隣接アームに付いているフィンガー38Bと向 き合っている。円周上で隣接する各アーム16の上で、対向フィンガー38A、 38Bは対になって、側壁によって形成されるスロット26A−26Fの上から 、これらのスロットを部分的に塞ぐ。しかし、バケットが運転位置に動くとき、 スイングバケット・サンプルコンテナー100本体の主要シリンダー部分が外側 にスイングできるように、フィンガー38A、38Bの端は円周上で充分に離し て配置されている。各フィンガー38A、38Bは、通常シリンダー形状のスイ ングバケット支持面40を有している。各支持面40は、それに合った所定の曲 率半径を有している。支持面40は、各側壁24A、24B(場合により異なる )上に、鉛直軸10Aから、大きい方の第2半径方向距離40Rを置いて配置さ れている(図1B)。 図1Bから明らかなように、各シリンダー形状支持面40は、基準面10Rの 中にある遠心力発生軸40Aを有する。遠心力発生軸40Aは、支持面が付いた 側壁から延びる、トラニオンピン30の軸30Aに平行に配置してもよい。最優 先例においては、各トラニオンピンの軸30Aは基準面10Rの中で、支持面4 0の遠心力発生軸40Aと同一直線上にある。 図1Bより明らかなように、各シリンダー形状支持面40の遠心力発生軸40 Aと、ローター10の基準面10Rの上記関係は、表面40を、基準面10Rの 上に軸方向に横たわる40Tと、基準面の下に軸方向(いずれも回転軸10Aに 関する)に横たわる40Bに分割する。この支持面40の配置によって得られる メリットは、以後の説明で次第に明らかになる。 本発明のもう1つの側面は、通常参照番号100で示し、スイングバケット式 遠心分離器ローターに使用されるバケットに関する。このバケットを図2A−図 2Cに図解する。本発明に基づき、バケット100は、通常シリンダー形状の本 体部分104から成り、この本体部分104を貫いて、バケット100の長さ方 向の基準軸100Aが延びている。本体104の開放されたトップ104Tは、 バケット100の上部又はトップの末端部を形成している。本体100の閉鎖下 端104Eは、球状、円錐状、その他種々の形状を取り得る。バケット100に も、これを貫いて延びる所定のスイング軸100Sがある。このスイング軸10 0Sは、バケット100が第1の静止位置(図3A)から第2の運転位置(図3 D)へ移行するときのスイング軸である。スイング軸100Sは、バケット10 0の長さ方向の軸100Aと直交することが望ましい。本体104は中空で、そ の中心部は、サンプルコンテナーを受ける空洞106になっている。空洞106 の入口108には、キャップ110を嵌めるように(必要なら)ネジを切っても よい(図2C)。空洞106は、適切なら、その他どんな方法で塞いでもよい。 スイングバケット100には、本体部分104に1対の耳状に出っ張った迫台 114A及び114Bが付いている。図2A及び図2Cでよく分かるように、ス ロット118A及び118Bは、それぞれ迫台114A及び114Bの軸方向に 見て上部にある部分を、バケット100の主要本体から分離するのに役立ってい る。スロット118A及び118Bの目的は、今後明らかになる。各迫台114 A又は114Bには平面状の外部側面122及び通常シリンダー形状の底支持面 124が付いている。平面状の外部側面122は、スイング軸100Sに垂直に なるように設計されている。シリンダー形状底支持面124は、支持面40の曲 率半径に等しい曲率半径を有している。 図2Bでよく分かるように、各迫台の平面状外部側面122には、第1の溝1 26、及びこれと交わる第2の溝128がある。第1の溝126は、通常バケッ ト100の長さ方向の軸100Aと平行に延び、第2の溝128は、通常この軸 に垂直に延びている。第1の溝126の下部には、テーパーの付いた引き込み面 126Tがある。第1の溝126の上部及び第2の溝128の全体は、迫台 114A、114Bに隣接するスロット118と連通している。スロット118 は、場合によっては中に溝が切られていることもある。このように、第1の溝1 26、第2の溝128、スロット118が一緒になって、各迫台114A及び1 14Bの中に、弾性バネ要素132を形成している。 各迫台114A及び114Bに付いた通常シリンダー形状の底支持面124の 遠心力発生軸124Aは、バケット100の長さ方向の軸100Aに沿って、平 行に走っている。従って、シリンダー形状の底支持面124は、バケット100 の軸100Aの各側を走る124T及び124Bの、2つの部分に分割される( 図2B)。図2Bに見られるように、面124の部分124Tは、バケット10 0の長さ方向の軸100Aの右側を走っているように描かれ、面124の部分1 24Bは、長さ方向の軸100Aの左側を走っているように描かれている。支持 面124のこの形によって得られるメリットも、いずれ明らかになる。遠心力発 生軸124Aは、スイング軸100Sと平行又は一直線上に配置することができ る。詳細については後述するが、その考察に基づけば、遠心力発生軸124Aは スイング軸100Sの「上」に配置することができ、この場合には、遠心力発生 軸124Aはスイング軸100Sより、バケット100のトップ末端部104T に接近して走ることになる。もう一つの方法として、遠心力発生軸124Aをス イング軸100Sの「下」に配置してもよい。この場合には、スイング軸100 Sは遠心力発生軸124Aより、バケット100のトップ末端部104Tに接近 して走ることになる。 本発明で使用されるローター10及びスイングバスケット100の詳細な構造 を説明したので、図3A−図3Dから、これらの構成要素が組み合わせ使用され る方法が理解できることと思う。 図3Aに、休止状態のローター10及びバケット100を示す。ローターは遠 心分離器のシャフトに、ローター10の軸10Aが外部基準に関して通常鉛直位 置に配置されるように取り付けられる(ここには示されていない)ものとする。 スロット26を形成する対向側壁24A及び24Bの各々に付いたトラニオンピ ン30を溝126の中に受けるように、バケット100をスロット26のいずれ か一つの中へ下げて、その位置にあるローター10の上に設置する。弾性要素 132の下面が、対応するトラニオンピン30に達して落ちつくまで、バケット 100を下げる。テーパーの付いた引き込み面126Tが、このバケットを取り 付ける作業に役立つ。このようにして、対になったトラニオンピン30の助けを 借り、弾性要素132によって、バケット100は各迫台114A及び114B の上に支持される。バケットが落ち着くと、バケット100の長さ方向の軸10 0Aは、ローター10の基準面10Rに対して垂直の位置にくる。バケット10 0のスイング軸100Sは、ライン36及び共線軸30Aと一直線上に並ぶ。 ローターが比較的に低い回転速度まで加速するときの、ローター10とバケッ ト100の関係を図3Bに示す。バケット100(及び液体サンプルが入ってい れば、これも含む)の重心CGはスイング軸100Sの下にあるので、バケット 100は(スイング軸100Sの周りで)静止位置(図3A)から運転位置(図 3D)に向けてスイングを開始する。 ローター速度が増加するにつれて、バケット100の長さ方向の軸100Aは 水平基準面10Rに接近する(図3C)。バケット100(及び液体が入ってい れば、これも含む)の遠心力により、各迫台114A及び114B上のバネ要素 132が変形し始める。その結果、バケットの迫台114A及び114Bの上に ある支持面124と各側壁24A及び24Bの上にある支持面40の間のG(図 3C)が半径方向に狭まり始める。 バケット100が運転速度に達したときの、バケット100のローター10に 対する配置を図3Dに示す。運転速度においては、バケット100の長さ方向の 軸100Aは、実質的にローター10の水平基準面10R上にある。各迫台11 4A及び114B上のバネ要素132は、各迫台114A及び114Bの支持面 124が支持面40に接触する程度に変形する。特に、基準面10Rの上にある 支持面124の各部分124Tは、支持面40の対応部分40Tに着いて納まり 、これによって支えられる。これに加え、本発明に従えば、基準面10Rの下に ある支持面124の各部分124Bも、支持面40の対応部分40Bによって支 えられる。 支持面40により支持される場合、バケット100(及び液体サンプルが入っ ていれば、これも含む)によって発生した遠心負荷のかなりの部分がトラニオン ピン30からローター10の対応アーム16に伝わる。しかし、バケット100 は、基準面10Rの上と下で事実上等しく支持されているので、負荷が伝わって も曲げモーメントは発生しない。これにより、負荷を支えるために必要な、ロー ター10の材料使用量を節約できる。 遠心力発生軸124A、(バケット100上の)スイング軸100S、遠心力 発生軸40A、(ローター10上の)ライン36の間の相対位置は、支持面12 4及び40の間のギャップGを決めるのに役立つ(図3C)。優先例において、 遠心力発生軸40A及びライン36は、平面10Rの中で同一直線上にある。従 って、バケット100上の遠心力発生軸124Aは、スイング軸100Sの上に ある長さ方向の軸100Aに沿って走っている。スイング軸100Sと遠心力発 生軸124Aの間の距離は、通常0.010インチから0.015インチのオー ダーにある(この距離は、説明を分かりやすくするために、図では拡大されてい る)。遠心力発生軸124Aを長さ方向の軸100Aに沿ってスイング軸100 Sの下に置きたい場合は、遠心力発生軸40Aは、平面10Rの中で、ライン3 6に平行で、半径方向にライン36の外側になければならない。 当技術に精通した者で、ここに述べた本発明の恩恵を被る者であれば、本発明 に改修を加えることができる。このような改修は、付属の請求範囲で定義される ように、本発明の範囲に含まれるものと解釈される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スイングバケット式遠心分離機ローターに使用するバケットにおいて、当該 バケットは、これを貫く所定のスイング軸を有し、このスイング軸の周りでバケ ットが第1の位置から第2の位置へスイングすることができ、このバケットは、 これを貫いて延びる基準面、及び 本体の上に形成された1対の平面状迫台を有するシリンダー形状の本体 から成り、この迫台は本体軸の直径方向に配置され、 各平面状迫台表面は平面状の側壁及び底支持面を有し、各平面状迫台表面はス イング軸に対して直角であり、 各迫台の一部と本体の間にスロットが形成され、 各迫台の各平面状側壁表面は、本体の軸に対して通常平行に延びる第1の溝、及 び本体の軸に対して通常直角に延びる第2の溝を有し、各迫台上の第1の溝と第 2の溝は、この迫台につながったスロットと連通し、第1の溝、第2の溝、及び スロットが共同して弾性バネ要素を各迫台上に形成し、 各迫台上の底支持面は通常シリンダー形状で、本体の軸に沿って走る遠心力発 生軸を有し、ここで、各迫台の一部は、本体の軸の反対側に位置していることを 特徴とするスイングバケット式遠心分離器ローター用バケット。 2.請求項1において、遠心力発生軸がスイング軸に平行なバケット。 3.請求項2において、スイング軸も本体の軸に沿って走り、且つ本体のトップ 末端部がその上にあり、且つ、 スイング軸が、遠心力発生軸より本体のトップ末端部に接近しているバケット 。 4.請求項2において、スイング軸も本体の軸に沿って走り、且つ本体のトップ 末端部がその上にあり、且つ、 遠心力発生軸が、スイング軸より本体のトップ末端部に接近しているバケッ ト。 5.請求項1において、遠心力発生軸がスイング軸と一直線上にあるバケット。
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