JPH1143688A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH1143688A JPH1143688A JP30501897A JP30501897A JPH1143688A JP H1143688 A JPH1143688 A JP H1143688A JP 30501897 A JP30501897 A JP 30501897A JP 30501897 A JP30501897 A JP 30501897A JP H1143688 A JPH1143688 A JP H1143688A
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Abstract
を付与するとともに、安定性にすぐれた洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】次の3成分(A)、(B)及び(C) (A)次の一般式(1)で表されるグリセリン誘導体 具体的には、例えば1,3−ジアルキルグリセリンエー
テル (B)シリコーン (C)陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イ
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上を含有
する洗浄剤組成物において、(A)成分:(C)成分=
1:1〜1:100(重量比)とする。
Description
浄剤組成物に関し、詳細には、洗浄後の肌のすべりを向
上させ、独特のすべすべ感を与える洗浄剤組成物に関す
る。
を洗い流す目的で用いられ、汚れ落ち及びこれによるさ
っぱり感が得られるのが一般的であった。また、洗浄後
の肌にすべりやしっとり感等の種々の機能を付与するた
めに、洗浄剤組成物に種々の添加剤を配合することが試
みられており、添加剤の一種としてシリコーンを使用
し、洗浄後の肌にシリコーンを付着させて肌のすべりを
高めることも提案されていた。
ーンのような相溶性の悪い物質を通常の洗浄剤組成物に
配合した場合には、添加剤の分離等の問題が生じるた
め、安定性の良い洗浄剤組成物を得ることは極めて困難
であった。したがって、本発明の目的は洗浄後の肌のす
べりを高め、従来にない肌感触を付与するとともに、安
定性にすぐれた洗浄剤組成物を提供することにある。
に鑑み鋭意研究を行った結果、界面活性剤及びシリコー
ンに特定のグリセリン誘導体を添加した洗浄組成物が、
肌のすべりを向上させ、すべすべの独特の感触を付与す
るものであり、しかも配合時の安定性にすぐれたもので
あることを見出し、本発明を完成した。
(B)及び(C) (A)次の一般式(1)で表されるグリセリン誘導体
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上 を含有し、(A)成分:(C)成分=1:1〜1:10
0(重量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物を提
供するものである。
れる前記一般式(1)で表されるグリセリン誘導体とし
ては、例えば次の一般式(2)で表される1,3−ジア
ルキルグリセリンエーテルが挙げられる。
炭素数が3〜12の直鎖又は分岐鎖を有する炭化水素基
もしくは各々の炭素数が14〜20の分岐鎖を有する炭
化水素基をそれぞれ表すが、R1 とR2 は同一あるいは
異なっていても問題はない。
リン誘導体の他の例としては、次の一般式(3)で表さ
れるグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセライド)が挙
げられる。
炭素数が3〜12の直鎖又は分岐鎖を有する炭化水素基
もしくは各々の炭素数が14〜20の分岐鎖を有する炭
化水素基をそれぞれ表すが、R1 とR2 は同一あるいは
異なっていても問題はない。
セリン誘導体としては、1)R1 及びR2 の各々の炭素
数が4〜12であるもの、2)R1 及びR2の少なくと
も一方が脂肪族分岐鎖を有するもの、及び3)R1 及び
R2 の各々の炭素数が10〜20で少なくとも一方が脂
肪族分岐鎖を有するものがあげられる。これら1)〜
3)のグリセリン誘導体は、単独で使用してもよく、ま
た同種もしくは他の種類のものと組み合わせて使用して
もよい。上記特定の炭素数や脂肪族分岐鎖を有する化合
物を使用した場合には、安定な洗浄剤組成物を得ること
ができるとともに、洗浄剤を使用した際の皮膚感触も一
段と改善されたものとなる。一般的にジグリセライドは
単品のものはほとんどなく、一般的な汎用原料としては
モノグリセライドとジグリセライドの混合物であるた
め、通常はこれを用いる。(A)成分のグリセリン誘導
体は、洗浄剤組成物中に0.1〜20重量%(以下、単
に「%」で示す)、特に0.5〜10%配合することが
好ましい。なかでも、上記1)の特定の炭素数のグリセ
ライド1〜10%と上記3)の分岐長鎖グリセライド
0.5〜5%を混合して配合した場合には、組成物の安
定性が著しく改善される。
ルシリコーン、環状ジメチルシリコーン、メチルハイド
ロジェンシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メ
チルフェニルシリコーン、ステアロキシ変性シリコーン
等が挙げられ、この他に、ジメチルシリコーンやアモジ
メチコン等のシリコーンエマルジョンが挙げられる。特
に好ましくは、高重合メチルポリシロキサンでオイルで
は1万〜10万cs、エマルジョンでは500万〜15
00万csのガムが好ましい。(B)成分のシリコーン
は洗浄剤組成物中に0.5〜50%、特に1〜20%配
合することが好ましい。
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上である
が、陰イオン性界面活性剤としては、例えばアルキルリ
ン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アシ
ル化アミノ酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル−
N−メチルタウリン塩、アルファオレフィンスルホン酸
塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエーテ
ル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、脂肪酸石ケン等が挙げられる。中でもポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸塩、N−ラウロイル−β−
アラニン塩、モノアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンラウリ
ルアミド酢酸塩が好ましい。ここで用いられる塩として
はナトリウム、カリウム、マグネシウム等の金属塩;ア
ンモニウム塩;モノエタノールアンモニウム、ジエタノ
ールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム塩等の
有機アンモニウム塩等が好ましい。
系活性剤、アミドベタイン系活性剤、スルホベタイン系
活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系活性剤、アミドス
ルホベタイン系活性剤、ホスホベタイン系活性剤、イミ
ダゾリニウムベタイン系活性剤、アミンオキサイド系活
性剤等が挙げられる。中でも、アミドプロピルベタイ
ン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、2−アルキル
−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミンオキサイ
ドが好ましい。
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール等が挙げられる。中でもポリエチレングリコー
ルモノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピ
レン(30)グリコール等が好ましい。
的によって異なるが洗浄剤組成物の2〜60%が好まし
く、特に10〜50%が好ましい。なかでも、陰イオン
界面活性剤を組成物中に5%以上、特に12%以上配合
した場合には、組成物の安定性が一段と改善されるので
好ましい。これらの界面活性剤は単独で用いてもよい
が、陰イオン性、両性、非イオン性界面活性剤を混合し
て用いるのが好ましい。また、(A)成分:(C)成分
は重量比で1:1〜1:100であるが、好ましくは
1:2〜1:50、特に1:3〜1:20の範囲とする
ことが好ましい。
の必須成分の他に従来より使用されている洗浄剤用添加
剤、即ちアニオン、ノニオン、カチオン性ポリマー等の
粘度調整剤、ポリオール類等の保湿成分、アマイド、脂
肪酸等の増泡剤、その他防腐剤、酸化防止剤、香料、色
素等を本発明の作用効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
ことができ、剤型やpH、粘度等は特に限定されない
が、剤型は液体状およびクリーム状とするのが好まし
く、pHは通常は5〜12、好ましくは6〜8とする。
粘度は500cp以上、特に3000cp以上とするこ
とが好ましい。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 (実施例1)次に示す処方の液体全身洗浄料を調製し
た。このものは起泡性、泡質に優れ、タオルドライ後の
肌感触も良好であり、安定性(50℃、20日)にも優
れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 60% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*1 10 カプリル酸モノ/ジグリセライド*2 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス *1 東レ・ダウコーニング・シリコーン(株) 商品名:BY22−020 *2 太陽化学(株)製 商品名:サンソフト707(以下、同じ)
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 60% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 ラウリン酸 1 オクタメチルトリシロキサン 5 カチオン化セルロース(ポリマーJR−400、UCC社製) 0.1 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ポリオキシエチレン(160) ポリオキシプロピレン(30)グリコール 0.5 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリルジメチルアミンオキシド 3 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3 ミリスチン酸 1 デカメチルシクロペンタシロキサン 3 ヒドロキシエチルセルロース(HECダイセルSE−850K) 0.2 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル 0.5 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 60% 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル 2 イミダゾリニウムベタイン ラウリン酸モノエタノールアミド 2 ラウリン酸 2 メチルハイドロジェンポリシロキサン 3 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリルヒドロキシスルホベタイン 3 ラウリン酸イソプロパノールアミド 2 ラウリン酸 1 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体*3 4 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート 0.5 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス *3 信越シリコーン(株)製 商品名KF353A
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 ラウリン酸 1 高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*1 4 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレンラウリン酸モノエタノールアミド酢酸ナトリウム 10% ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2 ラウリン酸 5 ミリスチン酸 5 高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*1 5 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 ポリオキシエチレンラウリン酸モノエタノールアミド酢酸ナトリウム 10% ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2 ラウリン酸 5 ミリスチン酸 5 高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*1 5 カプリル酸モノ/ジグリセライド 5 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性(50℃、20
日)にも優れていた。 アルキルリン酸カリウム 15% ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ラウリン酸イソプロパノールアミド 3 高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*1 5 カプリル酸モノ/ジグリセライド 5 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 1 精製水 バランス
導体を除いた他は、各実施例と同様にして液体全身洗浄
料を調製した。これらの洗浄料では、いずれもシリコー
ン類を均一に分散配合することが困難であり、安定性の
よい洗浄剤組成物を得ることができなかった。
1に示す処方の洗浄剤組成物を調製し、カプリル酸モノ
/ジグリセライド(グリセリン誘導体)の添加による組
成物の安定化効果を次のようにして評価した。100m
lガラス瓶に各組成物約80mlを入れ、50℃にて2
0日間保存後、外観を目視にて判断し、組成物の安定性
を次の3段階で評価した。 (安定性の評価) ○: ほとんど分離なし △: わずかに分離 ×: 分離
リセリン誘導体を洗浄剤組成物に添加することによっ
て、スキンケア剤としての水に不溶性のシリコーン成分
を、洗浄剤組成物中に安定に配合可能としたものであ
る。本発明の洗浄剤組成物は、洗浄後の肌にすべすべと
した独特の感触を与え、しかも安定性に優れたものであ
り、きわめて実用価値が高いものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の3成分(A)、(B)及び(C) (A)次の一般式(1)で表されるグリセリン誘導体 【化1】 (B)シリコーン (C)陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イ
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上 を含有し、(A)成分:(C)成分=1:1〜1:10
0(重量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の各々の炭素数が4
〜14、好ましくは6〜12であるものを使用すること
を特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の少なくとも一方が
脂肪族分岐鎖を有するものを使用することを特徴とする
請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の各々の炭素数が1
0〜20で少なくとも一方が脂肪族分岐鎖を有するもの
である分岐長鎖グリセリン誘導体を使用することを特徴
とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 (C)成分の陰イオン性界面活性剤の配
合量が、全組成物の5重量%以上、好ましくは12重量
%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項6】 洗浄剤組成物のpHが5〜12、好まし
くは6〜8であり、粘度が500cp以上、好ましくは
3000cp以上であることを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
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JPH1143688A true JPH1143688A (ja) | 1999-02-16 |
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KR20140003480A (ko) * | 2010-12-20 | 2014-01-09 | 로레알 | 쿠커브산 화합물 및 아크릴 공중합체를 포함하는 화장료 조성물 |
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1997
- 1997-10-21 JP JP30501897A patent/JP3524735B2/ja not_active Expired - Fee Related
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