JPH11352654A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH11352654A
JPH11352654A JP16716398A JP16716398A JPH11352654A JP H11352654 A JPH11352654 A JP H11352654A JP 16716398 A JP16716398 A JP 16716398A JP 16716398 A JP16716398 A JP 16716398A JP H11352654 A JPH11352654 A JP H11352654A
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JP
Japan
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processing
tank
pot
photosensitive material
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP16716398A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ishizuka
哲也 石塚
Kiyoshi Fujiwara
清 藤原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度のポンプ及び複雑なポンプの制御を不
要としつつ、精度よく処理液を投入可能として、製造コ
ストを低減する。 【解決手段】 水洗水が送り込まれると共にこの水洗水
を貯留する第1水洗槽30の下部に定量ポット46及び
投入ポンプ56が配置され、定量ポット46が第1水洗
槽30から溢れ出して排出された水洗水を一定量だけ溜
め得る。定着液を貯留する定着槽28と第1水洗槽30
との間を定量ポット46及び投入ポンプ56を介して配
管58が繋いでおり、投入ポンプ56が動作すること
で、定量ポット46内にある一定量の水洗水が定着槽2
8へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精度のポンプ及
び複雑なポンプの制御を不要としつつ、精度よく処理液
を投入可能とした感光材料処理装置に関し、例えば、プ
リンタプロセッサ、フィルムプロセッサなどに好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、感光材料処理装置である自動現
像機(例えば、フィルムプロセッサ、プリンタプロセッ
サなど)には、発色現像、漂白定着、水洗及び安定など
の処理液の入った複数の処理槽である処理タンクが設置
されており、感光材料であるフィルムやカラーペーパー
等の印画紙が、これら複数の処理タンク内を順に搬送さ
れることで、現像処理される。そして、このフィルムや
印画紙の現像処理に伴って、各処理タンク内の処理液の
成分組成や量が変化する。
【0003】従って、各処理タンクへは処理量に応じて
補充タンクから補充液の補充が必要となるので、自動現
像機は各処理タンクにそれぞれ補充液を補充可能な構造
となっている。
【0004】また、一般的に自動現像機は、処理液を有
効に利用するために、感光材料の搬送方向下流側に位置
する下流側処理タンクから感光材料の搬送方向上流側に
位置する上流側処理タンクへと処理液をオーバーフロー
させて送り込んだり、或いは処理液をポンプにより送り
込む構造を有している。
【0005】この際、余剰となった処理液を下流側処理
タンクから上流側処理タンクへ全量投入する場合には、
下流側処理タンクに形成された切欠き等から処理液をオ
ーバーフローさせてカスケードすることによって、投入
すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下流側処理タ
ンクの一部の処理液を上流側処理タンクに投入し、残り
の処理液を上流側処理タンク以外の例えば廃液タンクへ
と導く場合には、処理液の上流側処理タンクへの投入精
度がばらつくのを防止するために、吐出量が正確に調整
されたポンプによって上流側処理タンクに処理液を投入
するのが、これまで一般的であった。
【0007】従って、上記の場合には、高精度のポンプ
が必要となると共に複雑なポンプの制御が必要となっ
て、自動現像機の製造コストを上昇させる要因となって
いた。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、高精度のポン
プ及び複雑なポンプの制御を不要としつつ、精度よく処
理液を投入可能として、製造コストが低減された感光材
料処理装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による感光材料
処理装置は、感光材料を処理する処理液が送り込まれる
と共にこの処理液を貯留する第1処理タンクと、第1処
理タンクから排出された処理液を一定量溜め得る定量ポ
ットと、感光材料を処理する処理液を貯留する第2処理
タンクと、定量ポット内にある一定量の処理液を第2処
理タンクへ供給する投入ポンプと、を有することを特徴
とする。
【0010】請求項2による感光材料処理装置は、請求
項1の感光材料処理装置において、一定量を越えた処理
液を定量ポットから排出し得る排出口を定量ポットが有
することを特徴とする。
【0011】請求項3による感光材料処理装置は、感光
材料を処理する処理液が送り込まれると共にこの処理液
を貯留する第1処理タンクと、第1処理タンクから排出
された処理液を溜め得る定量ポットと、予め定められた
一定量を越えた分の処理液を定量ポットから排出し得る
排出口と、感光材料を処理する処理液を貯留する第2処
理タンクと、一端部が定量ポット内の底部と排出口との
間で開口される開口部とされる吸引管と、吸引管の他端
部が連結され且つ定量ポット内の開口部と排出口との間
に溜まっている処理液を第2処理タンクへ作動により供
給する投入ポンプと、を有することを特徴とする。
【0012】請求項4による感光材料処理装置は、請求
項3の感光材料処理装置において、排出口の位置から開
口部までの吸引管の長さを任意の長さに調整可能とした
ことを特徴とする。
【0013】請求項5による感光材料処理装置は、請求
項3の感光材料処理装置において、排出口の位置から開
口部までの吸引管の長さを任意の長さに伸縮可能とした
ことを特徴とする。
【0014】請求項6による感光材料処理装置は、請求
項3から請求項5の感光材料処理装置において、吸引管
が貫通されている蓋部及びこの蓋部に着脱可能とされる
容器部を、定量ポットが有することを特徴とする。
【0015】請求項7による感光材料処理装置は、請求
項3から請求項6の感光材料処理装置において、吸引管
に目盛りが施されていることを特徴とする。
【0016】請求項1に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0017】感光材料を処理する処理液が送り込まれる
と共にこの処理液を貯留する第1処理タンクから溢れ出
して排出された処理液を定量ポットが一定量溜め得る。
また、感光材料を処理する処理液を貯留する第2処理タ
ンクに、定量ポット内にある一定量の処理液を投入ポン
プが供給する。
【0018】従って、低精度の投入ポンプを用いても、
定量ポット及び投入ポンプにより正確な量の処理液を第
2処理タンクに投入でき、また、定量ポット内の全液量
を送り出せる時間にさらに余裕を持たせた固定時間だけ
投入ポンプを動作させれば良いため、複雑な制御も必要
ない。
【0019】この結果、高精度の投入ポンプ及び複雑な
投入ポンプの制御を不要としつつ、第1処理タンクから
第2処理タンクに精度よく処理液を投入可能として、感
光材料処理装置の製造コストが低減される。
【0020】さらに、定量ポットの大きさを変更するこ
とにより、第2処理タンクに投入すべき、処理液量を自
由に設定できるようにもなる。
【0021】請求項2に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0022】本請求項も請求項1と同様の構成を有し同
様に作用する。但し、本請求項では、一定量を越えた処
理液を定量ポットから排出し得る排出口を定量ポットが
有する構成となっている。
【0023】この為、第1処理タンク内から溢れ出した
処理液が定量ポットに流入するものの、定量ポットの排
出口を越える過剰の処理液を排出口から排出して、例え
ば廃液として廃液タンクに流し込むようにする。そし
て、定量ポット内に溜められた一定量の処理液を投入ポ
ンプを駆動して第2処理タンクへ供給する。
【0024】請求項3に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0025】感光材料を処理する処理液が送り込まれる
と共にこの処理液を貯留する第1処理タンクから排出さ
れた処理液を定量ポットが溜め、予め定められた一定量
を越えた分の処理液を排出口により定量ポットから排出
し得る。この為、定量ポットの排出口を越える過剰の処
理液を排出口から排出して、例えば廃液として廃液タン
クに流し込むようにする。
【0026】また、定量ポット内の底部と排出口との間
で吸引管の開口部が開口されていて、投入ポンプが作動
することで、この開口部と排出口との間に溜まっている
定量ポット内の処理液が、感光材料を処理する処理液を
貯留している第2処理タンクへ供給される。
【0027】従って、低精度の投入ポンプを用いても、
定量ポット、吸引管及び投入ポンプにより正確な量の処
理液を第2処理タンクに投入でき、また、吸引管の開口
部と排出口との間の全液量を送り出せる時間にさらに余
裕を持たせた固定時間だけ投入ポンプを動作させれば良
いため、複雑な制御も必要ない。
【0028】この結果、高精度の投入ポンプ及び複雑な
投入ポンプの制御を不要としつつ、第1処理タンクから
第2処理タンクに精度よく処理液を投入可能として、感
光材料処理装置の製造コストが低減される。
【0029】請求項4に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0030】本請求項も請求項3と同様の構成を有し同
様に作用する。但し、本請求項では、排出口の位置から
開口部までの吸引管の長さを任意の長さに調整可能とす
る構成となっている。
【0031】この為、吸引管の長さの調整により排出口
と開口部との間の距離を変更することで、投入ポンプの
作動時における処理液の第2処理タンクへの供給量が任
意に設定可能となる。
【0032】請求項5に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0033】本請求項も請求項3と同様の構成を有し同
様に作用する。但し、本請求項では、排出口の位置から
開口部までの吸引管の長さを任意の長さに伸縮可能とす
る構成となっている。
【0034】この為、請求項4と同様に、吸引管の長さ
の調整により排出口と開口部との間の距離を変更するこ
とで、投入ポンプの作動時における処理液の第2処理タ
ンクへの供給量が任意に設定可能となる。
【0035】請求項6に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0036】本請求項も請求項3から請求項5と同様の
構成を有し同様に作用する。但し、本請求項では、吸引
管が貫通されている蓋部及びこの蓋部に着脱可能とされ
る容器部を、定量ポットが有する構成となっている。
【0037】この為、蓋部から容器部を取り外すだけ
で、容器部に内蔵されることになる吸引管の長さを容易
に変更可能となる。
【0038】請求項7に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0039】本請求項も請求項3から請求項6と同様の
構成を有し同様に作用する。但し、本請求項では、吸引
管に目盛りが施される構成となっている。
【0040】この為、吸引管の目盛りにより、第2処理
タンクへの処理液の供給量を容易に把握することができ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
感光材料処理装置を図に基づき説明する。
【0042】図1には、本実施の形態の感光材料処理装
置であるプリンタプロセッサ10の概略全体構成斜視図
が示されている。
【0043】このプリンタプロセッサ10は、プリンタ
部12とプロセッサ部14とを備えており、プリンタ部
12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルム
Nの画像を感光材料である印画紙Cに焼き付け、プロセ
ッサ部14へと搬送するようになっている。
【0044】図2に示すように、プロセッサ部14に
は、現像槽22、漂白槽24、漂白定着槽26、定着槽
28、3つの水洗槽30、32、34及び乾燥部(図示
せず)が設けられており、プリンタ部12から搬送され
た印画紙Cを現像処理するようになっている。
【0045】つまり、プロセッサ部14内には、現像槽
22、漂白槽24、漂白定着槽26、定着槽28及び3
つの水洗槽30、32、34が直列に配置され、現像
液、漂白液、定着液、水洗水等の印画紙Cを処理する各
処理液が所定量充填されている。そして、これらの処理
槽へ印画紙Cが順次搬送されるように、搬送ローラ等で
印画紙Cを搬送し得る図示しない処理ラックがこれら処
理槽内に設置されている。
【0046】さらに、少なくとも現像槽22、漂白槽2
4、定着槽28等にそれぞれ対応して、現像液、漂白
液、定着液等の補充処理液を供給するためのそれぞれ図
示しない補充タンク、補充ポンプ及び配管が設けられて
いる。
【0047】また、3つの水洗槽30、32、34の内
の印画紙Cの搬送方向最下流側に位置する第3水洗槽3
4には、水洗水補充用の水供給管44の一端側が接続さ
れており、この水供給管44の他端側が補充ポンプ42
を介して水洗水補充タンク40に接続されている。従っ
て、これら水洗水補充タンク40、補充ポンプ42及び
水供給管44により第3水洗槽34に水洗水が送り込ま
れて、第3水洗槽34から水洗水が溢れ出るようになっ
ている。
【0048】さらに、この第3水洗槽34を形成する壁
部及び第2水洗槽32を形成する壁部にはそれぞれ切り
欠きが形成されていて、水位の関係から切り欠きより水
洗水が矢印Aに示すようにオーバフローして、第3水洗
槽34内の水洗水が第2水洗槽32を介して第1水洗槽
30に送り込まれるようになっている。
【0049】一方、水洗水が送り込まれると共にこの水
洗水を貯留する第1処理タンクである第1水洗槽30の
下部には、円筒状の定量ポット46及び投入ポンプ56
が配置されており、この定量ポット46が第1水洗槽3
0から溢れ出して排出された水洗水を一定量Lだけ溜め
得るようになっている。
【0050】つまり、図3に示すように、この定量ポッ
ト46には、一定量Lを越えた水洗水を定量ポット46
から排出し得る排出口48が形成されており、廃液を溜
める廃液タンク52にこの排出口48が配管54を介し
て繋がっている。
【0051】さらに、定着液を貯留する第2処理タンク
である定着槽28とこの定着槽28内の定着液より水位
の低い第1水洗槽30との間を定量ポット46及び投入
ポンプ56を介して配管58が繋いでおり、この投入ポ
ンプ56が動作することで、定量ポット46内にある一
定量Lの水洗水が定着槽28へ供給されることになる。
つまり、第1水洗槽30の水洗水は、定量ポット46、
投入ポンプ56及び配管58を介して一定量Lづつ間欠
的に定着槽28に送り込まれるようになっている。
【0052】また、定着槽28を形成する壁部には切り
欠きが形成されていて、水位の関係からこの切り欠きよ
り定着液が矢印Aに示すようにオーバフローして、定着
槽28内から印画紙Cの搬送方向上流側に位置する漂白
定着槽26へと定着液が送られるようになっている。
【0053】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0054】水洗水が送り込まれると共にこの水洗水を
貯留する第1水洗槽30から溢れ出して排出された水洗
水を定量ポット46が一定量Lだけ溜め、一定量Lを越
えた水洗水が定量ポット46から排出口48によって排
出される。また、定着液を貯留する定着槽28に、この
定量ポット46内に溜められた一定量Lの水洗水を投入
ポンプ56が動作して供給する。
【0055】従って、低精度の投入ポンプ56を用いて
も、定量ポット46及び投入ポンプ56により正確な量
の水洗水を定着槽28に投入でき、また、定量ポット4
6内の全液量を送り出せる時間にさらに余裕を持たせた
固定時間だけ投入ポンプ56を動作させれば良いため、
複雑な制御も必要ない。
【0056】この結果、高精度の投入ポンプ56及び複
雑な投入ポンプ56の制御を不要としつつ、第1水洗槽
30から定着槽28に精度よく水洗水を投入可能とし
て、プリンタプロセッサ10の製造コストが低減され
る。これに伴って、投入ポンプ56の吐出量を高精度に
維持する必要がなくなるので、投入ポンプ56の吐出量
の校正が不要ともなる。
【0057】さらに、定量ポット46の大きさを変更す
ることにより、定着槽28に投入すべき、処理液量を自
由に設定できるようにもなる。
【0058】一方、第1水洗槽30内から溢れ出した水
洗水が定量ポット46に流入するものの、一定量Lを越
えた水洗水を排出し得る排出口48を定量ポット46が
有している為、排出口48を越える過剰の水洗水を排出
口48から排出して、廃液として廃液タンク52に流し
込むことにする。
【0059】尚、本実施の形態で用いられる補充ポンプ
42は間欠駆動し、水洗水の第3水洗槽34への補充を
終わって所定時間経過後に、投入ポンプ56が駆動する
ので、投入ポンプ56の動作中にさらに水洗水が定量ポ
ット46内に入って、定着槽28への投入量が不正確に
なることがない。さらに、投入ポンプ56の動作間隔
は、印画紙Cの処理量に合わせて決定すれば良く、また
この投入ポンプ56の動作時に一定量Lの水洗水が定量
ポット46内に溜まった状態となっていれば良い。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0061】図4に示すように、本実施の形態では、第
1水洗槽30が第1水洗槽30と一体構造のサブタンク
である温調槽62を第1水洗槽30に隣接して有して、
水洗水補充タンク40からこの温調槽62に水洗水を直
接補充する構造となっている。そして、温調槽62から
オーバフローさせて溢れ出た水洗水を温調槽62に隣り
合って形成された流路空間64を介して定量ポット46
に送り込む構造となっている。
【0062】従って、温調槽62及び流路空間64を介
して水洗水が定量ポット46に送り込まれるという相違
を有するものの、本実施の形態も第1の実施の形態と同
様の作用を奏することになる。
【0063】尚、本実施の形態では流路空間64の下部
に定量ポット46を配置したが、流路空間64内にこの
定量ポット46を配置しても良い。
【0064】次に、本発明の第3の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0065】図5に示すように、本実施の形態では、定
量ポット46の上部から下方に延びる吸引管70が定量
ポット46内に挿入されており、この吸引管70が投入
ポンプ56に繋がる構造となっている。
【0066】従って、この吸引管70により一定量Lの
水洗水が吸引されることになるが、吸引管70の下端に
位置する吸引口70Aより下部に溜まった水洗水を吸い
込むことがないので、定量ポット46の底に溜まること
がある沈殿物やごみ等を定着槽28に送り込むことがな
くなる。
【0067】次に、本発明の第4の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0068】図6に示すように、本実施の形態では、定
量ポット46内の排出口48より若干下部の位置に上部
液面センサ72を配置し、定量ポット46内の底部寄り
の位置に下部液面センサ74を配置して、これら一対の
液面センサ72、74により液面を検出可能な構造とし
た。
【0069】また、本実施の形態では、筒状に形成され
た排出口48を斜めに配置し、排出口48の先端側が基
端側より下側に位置する構造とすると共に、定量ポット
46の底面を漏斗状に形成する構造とした。
【0070】従って、本実施の形態も第1の実施の形態
と同様の作用を奏することになるが、上部液面センサ7
2で液面を検出することで、一定量Lの水洗水が定量ポ
ット46内にほぼ溜まったことが確認でき、また、下部
液面センサ74で液面を検出することで、定量ポット4
6内に溜まった水洗水がほぼ排出されたことが確認でき
る。この為、投入ポンプ56のオンオフ動作の際の液量
が確認できて投入ポンプ56の動作の確実性が高まるこ
とになる。
【0071】さらに、排出口48の先端側が基端側より
下側に位置するようにしたので、定量ポット46が若干
傾いて配置された場合でも液面のレベルが一定となり、
また、定量ポット46の底面を漏斗状に形成したので、
定量ポット46が若干傾いて配置された場合でも定量ポ
ット46内から確実に水洗水を送り出し可能となる。
【0072】尚、定量ポット46から投入ポンプ56で
処理液である水洗水を排出する際には、定量ポット46
に第1処理タンクとされる第1水洗槽30から処理液が
流れ込まないタイミングをとるか、あるいはさらに処理
液の流入を阻止し得る手段を備えるかすることで、精度
を確保しうる。
【0073】次に、本発明の第5の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0074】図7に示すように、本実施の形態では、定
量ポット46の上部から下方に延びるように、液面を検
出し得るセンサである検出棒76が定量ポット46内に
挿入されており、検出棒76の挿入量を変えてこの検出
棒76の下端部の位置を変更することで、定量ポット4
6内での液面の検出レベルを調整可能となっている。
【0075】また、本実施の形態では検出棒76を1本
としたが、2本とすれば第4の実施の形態のように、一
定量Lの水洗水がポット内に溜まったこと及びポット内
に溜まった水洗水が排出されたことが、確認できる。
【0076】次に、本発明の第6の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0077】本実施の形態では、定量ポット46の替わ
りに、図8に示す円筒状に形成された定量ポット82が
採用されている。この定量ポット82の上部を構成する
蓋部84及び、この蓋部84にねじ込まれて定量ポット
82の下部を構成する容器部であるケース86を、この
定量ポット82は有していて、このケース86が蓋部8
4に着脱可能とされている。そして、蓋部84とケース
86との間に挟まれたOリング94が定量ポット82内
を封止するようになっている。
【0078】この蓋部84の上端部には、定量ポット8
2内に挿入されて定量ポット82内で上下に伸びるよう
に形成された吸引管88が貫通されて取り付けられてい
ると共に、第1水洗槽30との間を繋ぐ配管の一端が取
り付けられる導入口90が形成されている。
【0079】また、この蓋部84の外周側には、一定量
を越えた水洗水を定量ポット82から排出し得る排出口
92が形成されており、廃液を溜める廃液タンク52に
この排出口92が配管54を介して繋がっている。
【0080】さらに、吸引管88の一端部が定量ポット
82内の底部と排出口92との間で開口される開口部8
8Aとされ、吸引管88の他端部が投入ポンプ56に連
結されて繋がっている。この為、排出口92の位置から
開口部88Aまでの吸引管88の長さL1は、吸引管8
8を切断等することにより任意の長さに調整できること
になる。
【0081】以上より、定着槽28と第1水洗槽30と
の間を定量ポット82、吸引管88及び投入ポンプ56
を介して配管58が繋いでおり、この投入ポンプ56が
動作することで、排出口92の位置から開口部88Aま
でに溜められた水洗水が定着槽28へ供給されることに
なる。
【0082】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0083】水洗水が送り込まれると共にこの水洗水を
貯留する第1水洗槽30から溢れ出して排出された水洗
水を定量ポット82が溜め、予め定められた一定量を越
えた分の水洗水が定量ポット82から排出口92によっ
て排出される。この為、定量ポット82の排出口92を
越える過剰の水洗水が排出口92から排出される。
【0084】また、定量ポット82内の底部と排出口9
2との間で吸引管88の開口部88Aが開口されてい
て、投入ポンプ56が作動することで、この開口部88
Aと排出口92との間に溜まっている定量ポット82内
の水洗水が、定着液を貯留する定着槽28へ供給され
る。
【0085】従って、低精度の投入ポンプ56を用いて
も、定量ポット82及び投入ポンプ56により正確な量
の水洗水を定着槽28に投入でき、また、定量ポット8
2内の吸引管88の開口部88Aと排出口92との間の
全液量を送り出せる時間にさらに余裕を持たせた固定時
間だけ投入ポンプ56を動作させれば良いため、複雑な
制御も必要ない。
【0086】この結果、高精度の投入ポンプ56及び複
雑な投入ポンプ56の制御を不要としつつ、第1水洗槽
30から定着槽28に精度よく水洗水を投入可能とし
て、プリンタプロセッサ10の製造コストが低減され
る。これに伴って、投入ポンプ56の吐出量を高精度に
維持する必要がなくなるので、投入ポンプ56の吐出量
の校正が不要ともなる。
【0087】さらに、この吸引管88により一定量の水
洗水が吸引されることになるが、吸引管88の下端に位
置する開口部88Aより下部に溜まった水洗水を吸い込
むことがないので、定量ポット82の底に溜まることが
ある沈殿物やごみ等を定着槽28に送り込むことがなく
なる。
【0088】他方、本実施の形態では、排出口92の位
置から開口部88Aまでの吸引管88の長さL1を切断
等により任意の長さに調整可能となっている為、吸引管
88の長さの調整で排出口92と開口部88Aとの間の
距離を変更することにより、投入ポンプ56の作動時に
おける水洗水の定着槽28への供給量が任意に設定可能
となる。
【0089】また、本実施の形態では、吸引管88が貫
通されている蓋部84及びこの蓋部84に着脱可能とさ
れるケース86を、定量ポット82が有している為、蓋
部84からケース86を取り外すだけで、ケース86に
内蔵されることになる吸引管88の長さを容易に変更可
能となる。
【0090】さらに、ケース86の大きさを変更するこ
とにより、定着槽28に投入すべき、水洗水量を自由に
設定できるようにもなる。
【0091】一方、第1水洗槽30内から溢れ出した水
洗水が定量ポット82に流入するものの、一定量を越え
た水洗水を排出し得る排出口92を定量ポット82が有
している為、排出口92を越える過剰の水洗水を排出口
92から排出して、廃液として廃液タンク52に流し込
むことができる。
【0092】次に、本発明の第7の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態及び第6の実施の形態で説明した部材と同一の部
材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0093】図9に示すように、本実施の形態では、定
量ポット82内に位置する吸引管88の部分に目盛り9
6が施されており、またケース86が透明とされてい
る。この為、本実施の形態も第6の実施の形態と同様に
作用するが、吸引管88の目盛り96により、定着槽2
8への水洗水の供給量を容易に把握することができ、必
要量溜まった時点で投入ポンプ56により水洗水を吸引
することができるようになる。
【0094】次に、本発明の第8の実施の形態に係る感
光材料処理装置を図に基づき説明する。尚、第1の実施
の形態及び第6の実施の形態で説明した部材と同一の部
材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0095】図10に示すように、本実施の形態では、
蓋部84の上部に形成された雄ねじ部84Aにナット9
8が締結されて、これらの間に配置されたOリング10
0が縮径し吸引管88が締め付けられることで、吸引管
88を蓋部84に固定しつつ取り付ける構造となってい
る。さらに、これに伴ってナット98と蓋部84との間
に挟まれたOリング100が定量ポット82内を封止す
るようになっている。
【0096】つまり、ナット98を緩めることにより吸
引管88が自由に上下動可能となるので、このナット9
8を緩めた状態で、吸引管88を矢印B方向に沿って上
下動するだけで、排出口92の位置から開口部88Aま
での吸引管88の長さL1を任意の長さに伸縮できるこ
とになる。
【0097】この為、第6の実施の形態と同様に、本実
施の形態も吸引管88の長さの調整により排出口92と
開口部88Aとの間の距離を変更することで、投入ポン
プ56の作動時における水洗水の定着槽28への供給量
が任意に設定可能となる。
【0098】さらに、ナット98を緩めるだけで、水洗
水の定着槽28への供給量の調整が可能となるので、実
測誤差の調整が容易ともなる。
【0099】尚、第8の実施の形態において吸引管88
を単一の管で形成したが、二重管とした吸引管を採用
し、この二重とされた管を伸縮することで、吸引管の長
さを調整するようにしても良い。
【0100】さらに、上記の実施の形態では印画紙の処
理をするプリンタプロセッサを用いて説明したが、フィ
ルムの処理をするフィルムプロセッサに適用できること
はいうまでもない。
【0101】また、上記の実施の形態おいて、第1水洗
槽及び定着槽を例として説明したが、他の処理槽に本発
明を採用しても良い。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置は上記の構成としたので、高精度のポンプ及び
複雑なポンプの制御を不要としつつ、精度よく処理液を
投入可能として、製造コストが低減されるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタプロ
セッサの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプロセッサ部
を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に適用される定量ポ
ットを示す拡大断面図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態に適用される定量
ポットを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 30 第1水洗槽(第1処理タンク) 28 定着槽(第2処理タンク) 46 定量ポット 48 排出口 56 投入ポンプ 82 定量ポット 84 蓋部 86 ケース(容器部) 88 吸引管 92 排出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する処理液が送り込まれ
    ると共にこの処理液を貯留する第1処理タンクと、 第1処理タンクから排出された処理液を一定量溜め得る
    定量ポットと、 感光材料を処理する処理液を貯留する第2処理タンク
    と、 定量ポット内にある一定量の処理液を第2処理タンクへ
    供給する投入ポンプと、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 一定量を越えた処理液を定量ポットから
    排出し得る排出口を定量ポットが有することを特徴とす
    る請求項1記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 感光材料を処理する処理液が送り込まれ
    ると共にこの処理液を貯留する第1処理タンクと、 第1処理タンクから排出された処理液を溜め得る定量ポ
    ットと、 予め定められた一定量を越えた分の処理液を定量ポット
    から排出し得る排出口と、 感光材料を処理する処理液を貯留する第2処理タンク
    と、 一端部が定量ポット内の底部と排出口との間で開口され
    る開口部とされる吸引管と、 吸引管の他端部が連結され且つ定量ポット内の開口部と
    排出口との間に溜まっている処理液を第2処理タンクへ
    作動により供給する投入ポンプと、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 排出口の位置から開口部までの吸引管の
    長さを任意の長さに調整可能としたことを特徴とする請
    求項3記載の感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 排出口の位置から開口部までの吸引管の
    長さを任意の長さに伸縮可能としたことを特徴とする請
    求項3記載の感光材料処理装置。
  6. 【請求項6】 吸引管が貫通されている蓋部及びこの蓋
    部に着脱可能とされる容器部を、定量ポットが有するこ
    とを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の
    感光材料処理装置。
  7. 【請求項7】 吸引管に目盛りが施されていることを特
    徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の感光材
    料処理装置。
JP16716398A 1998-04-09 1998-06-15 感光材料処理装置 Pending JPH11352654A (ja)

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JP10-97172 1998-04-09
JP9717298 1998-04-09
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