JPH11350683A - 太陽電池モジュールと太陽電池モジュール取付屋根 - Google Patents

太陽電池モジュールと太陽電池モジュール取付屋根

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JPH11350683A
JPH11350683A JP10154743A JP15474398A JPH11350683A JP H11350683 A JPH11350683 A JP H11350683A JP 10154743 A JP10154743 A JP 10154743A JP 15474398 A JP15474398 A JP 15474398A JP H11350683 A JPH11350683 A JP H11350683A
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JP
Japan
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solar cell
cell module
roof
approximately
length
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JP10154743A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Motohashi
政俊 本橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜屋根に無駄なく取り付けることのできる
太陽電池モジュールと、この太陽電池モジュールを取り
付けた太陽電池モジュール取付屋根を提供すること。 【解決手段】 建物のモジュール寸法の整数分の1をX
とすると、長さが略Xの辺31と、長さが略XCOSθ
の辺32とからなる矩形状の平面を有する板状体の太陽
電池モジュール3とこの太陽電池モジュール3を取り付
けた屋根。但し、θは屋根の勾配である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の傾斜屋根に取
り付けられる太陽電池モジュールと、この太陽電池モジ
ュールが取り付けられた太陽電池モジュール取付屋根に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池を取り付けた太陽電池モ
ジュール取付屋根としては特開平7−173909号公
報に記載あるように、太陽電池モジュールをパネル状に
した太陽電池パネルの複数個を傾斜屋根の上に取り付け
られたものが知られている。この太陽電池パネルでは屋
根面の寸法と太陽電池パネルの寸法とが対応していない
ために、配列された太陽電池パネルの端縁と屋根の端縁
との間の屋根面に調整面材を配置するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、太陽電池パネルでは屋根面の寸法と太陽電池パネル
の寸法とが対応してなく、仕方なく調整面材を取り付け
ているが、この調整面材を取り付けている部分には太陽
電池パネルがなく、太陽光線が無駄になるという問題が
ある。そこで、本発明の目的は、傾斜屋根に無駄なく取
り付けることができる太陽電池モジュールと、この太陽
電池モジュールを傾斜屋根に無駄なく取り付けた太陽電
池モジュール取付屋根を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、傾斜角度がθの傾斜屋根を備えた建物の屋根に取り
付けられる太陽電池モジュールであって、建物のモジュ
ール寸法の整数分の1をXとすると、長さが略Xの辺
と、長さが略X/COSθの辺とからなる矩形状の平面
を有する板状体であるものである。
【0005】請求項2記載の発明は、傾斜角度がθの傾
斜屋根を備えた建物の屋根に取り付けられる太陽電池モ
ジュールであって、建物のモジュール寸法の整数分の1
をXとすると、長さが略Xの辺と、長さが略X/COS
θの辺とで直角を挟む辺を構成し、この両方の辺と両方
の辺の先端を結ぶ斜辺とからなる直角三角形状の平面を
有する板状体であるものである。
【0006】請求項3記載の発明は、傾斜角度がθの傾
斜屋根を備えた建物の屋根に取り付けられる太陽電池モ
ジュールであって、建物のモジュール寸法の整数分の1
をXとすると、略X/2の上辺と、この上辺に略平行な
略(1+1/2)Xの下辺と、この上辺と下辺の先端を
直角に結ぶ長さが略X/COSθの辺と、この上辺と下
辺の他の先端を結ぶ斜辺とからなる台形状の平面を有す
る板状体であるものである。
【0007】請求項4記載の発明は、切妻屋根に請求項
1記載の太陽電池モジュールが、長さ略Xの辺を軒先に
対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺を水の流れ
方向にして取り付けられているものである。
【0008】請求項5記載の発明は、寄せ棟屋根、入り
母屋屋根または曲がり屋屋根の下り棟近傍には、請求項
2記載の太陽電池モジュールが斜辺を下り棟に対向さ
せ、長さ略Xの辺を軒先に対して略平行にし、長さ略X
/COSθの辺を水の流れ方向にして取り付けられ、そ
の他の部分には、請求項1記載の太陽電池モジュール
が、長さ略Xの辺を軒先に対して略平行にし、長さ略X
/COSθの辺を水の流れ方向にして取り付けられ、前
記請求項2記載の太陽電池モジュールの2個が並列に連
結されているものである。
【0009】請求項6記載の発明は、寄せ棟屋根、入り
母屋屋根または曲がり屋屋根の下り棟近傍には、請求項
3記載の太陽電池モジュールが斜辺を下り棟の側面に対
向させ、長さ略(1+1/2)Xの下辺を軒先に対して
略平行にし、長さ略X/COSθの辺を水の流れ方向に
して取り付けられ、その他の部分には、請求項1記載の
太陽電池モジュールが、長さ略Xの辺を軒先に対して略
平行にし、長さ略X/COSθの辺を水の流れ方向にし
て取り付けられているものである。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項4〜請求項
6のいずれかに記載の発明に係り、棟または下り棟の中
に太陽電池モジュールを連結する接続線が収納されてい
るものである。
【0011】請求項8記載の発明は、請求項4〜請求項
6のいずれかに記載の発明に係り、棟または下り棟は棟
カバーとカバー受けとからなり、前記棟カバーには、両
側縁部に下側内方向に湾曲した係止部が設けられ、前記
カバー受けには、外側に湾曲した係止部が設けられ、棟
または下り棟となる位置に2個のカバー受けが取り付け
られ、この2個のカバー受けの間に太陽電池モジュール
を連結した接続線が収納され、この上から棟カバーが、
棟カバーの両側縁部に設けられた係止部を2個のカバー
受けの係止部にそれぞれ係止させて、取り付けられてい
るものである。
【0012】この請求項8記載の発明においては、カバ
ー受けに切欠部または通孔を設けて、この切欠部または
通孔を太陽電池モジュールを接続する接続線の通路とす
ると便利である。又、2個のカバー受けを使用するが、
この2個のカバー受けは連結されて1個になっていても
よい。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項4〜請求項
6のいずれかに記載の発明に係り、棟または下り棟近傍
に、軒先に沿った方向の長さが略Xの1/2かこの倍数
または水の流れ方向の長さが略X/COSθの1/2か
この倍数である棟調整部材が取り付けられ、その他の部
分に太陽電池モジュールが取り付けられているものであ
る。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項4〜請求
項6のいずれかに記載の発明に係り、ほぼ同じ方向に向
いている屋根に取り付けられている複数の太陽電池モジ
ュールを1つのグループとして連結し、グループ毎に別
々に電圧を調整するものである。
【0015】(作用)請求項1記載の太陽電池モジュー
ルは、長さが略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺と
からなる矩形状の平面を有する板状体(以下矩形状の太
陽電池モジュールという)であるから、この矩形状の太
陽電池モジュールを請求項4記載のように取り付ける
と、傾斜角度がθの切妻屋根に無駄なく取り付けること
ができる。
【0016】なぜならば、屋根を取り付ける建物は、通
常、モジュール寸法を単位にした長さになっている。そ
のために、この上に取り付けられる角度θだけ傾斜した
屋根は軒に沿った水平方向の長さはモジュール寸法を単
位とした長さであり、水の流れ方向の傾斜面の長さは
(モジュール寸法/COSθ)を単位とした長さであ
る。従って、長さが略屋根の水平方向の長さの単位の整
数分の1(X)の辺と、長さが略傾斜面の長さの単位の
整数分の1のX/COSθの辺とからなる矩形状の太陽
電池モジュールを、請求項4記載のように、長さ略Xの
辺を軒先に対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺
を水の流れ方向にして取り付けると、この矩形状の太陽
電池モジュールを無駄なく取り付けることができる。
【0017】しかも、屋根の同じ傾斜面に取り付けられ
ている略同じ面積の太陽電池モジュールで発電される電
力はすべて略同じであるので、この電力を一括して蓄電
したり電圧を変える等の操作ができる。
【0018】請求項2記載の太陽電池モジュールは、長
さが略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺とで直角を
挟む辺を構成し、この両方の辺と両方の辺の先端を結ぶ
斜辺とからなる直角三角形状の平面を有する板状体(以
下三角形状の太陽電池モジュールという)であるから、
この請求項2記載の三角形状の太陽電池モジュールと、
前記請求項1記載の矩形状の太陽電池モジュールとを、
請求項5記載のように取り付けると、寄せ棟屋根、入り
母屋屋根または曲がり屋屋根に無駄なく取り付けること
ができる。
【0019】なぜならば、屋根を取り付ける建物は、通
常、モジュール単位になっている。従って、下り棟から
軒先までの三角形状の屋根は、平面視でモジュール単位
の正方形を1/2にした二等辺直角三角形になってい
る。そのために、この上に取り付けられる角度θだけ傾
斜した屋根は軒に沿った水平方向の長さはモジュール寸
法を単位にした長さであり、水の流れ方向の傾斜面の長
さは(モジュール寸法/COSθ)を単位にした長さに
なっている。従って、寄せ棟屋根、入り母屋屋根または
曲がり屋屋根の下り棟近傍には、請求項2記載の三角形
状の太陽電池モジュールを、直角三角形の斜辺を下り棟
に対向させ、長さ略Xの辺を軒先に対して略平行にし、
長さ略X/COSθの辺を水の流れ方向にして取り付け
ることができ、その他の部分には、請求項1記載の太陽
電池モジュールを無駄なく取り付けることができる。
【0020】しかも、請求項5記載の発明では、請求項
2記載の三角形状の太陽電池モジュールの2個が並列に
連結されているから、請求項1記載の矩形状の太陽電池
モジュールとほぼ同じ電圧、電流(電力)が得られる。
このように、請求項2記載の三角形状の太陽電池モジュ
ールも請求項1記載の矩形状の太陽電池モジュールもす
べて略同じ電力となり、これ等の太陽電池モジュールで
発電される電力を一括して蓄電したり電圧を変える等の
操作ができる。
【0021】請求項3記載の太陽電池モジュールは、略
X/2の上辺と、この上辺に略平行な略(1+1/2)
Xの下辺と、この上辺と下辺とを直角に結ぶ長さが略X
/COSθの辺と、この上辺と下辺の他の先端を結ぶ斜
辺とからなる台形状の平面を有する板状体(以下台形状
の太陽電池モジュールという)であるから、この請求項
3記載の台形状の太陽電池モジュールと、請求項1記載
の矩形状の太陽電池モジュールとを、請求項6記載のよ
うにして取り付けると、寄せ棟屋根、入り母屋屋根また
は曲がり屋屋根に無駄なく取り付けることができる。
【0022】なぜならば、請求項3記載の台形状の太陽
電池モジュールは請求項2記載の三角形の太陽電池モジ
ュールと請求項1記載の矩形状の太陽電池モジュールを
縦方向に1/2にしたものが連結した形状になっている
ので、請求項2と同様に、寄せ棟屋根、入り母屋屋根ま
たは曲がり屋屋根の下り棟近傍には、請求項3記載の台
形状の太陽電池モジュールを、斜辺を下り棟に対向さ
せ、長さ略X/COSθの辺を水の流れ方向にして取り
付けることができ、その他の部分には、請求項1記載の
矩形状の太陽電池モジュールを無駄なく取り付けること
ができる。
【0023】しかも、請求項3記載の台形状の太陽電池
モジュールは、直角三角形の部分の面積が矩形状の太陽
電池モジュールの1/2であり、これに矩形状の太陽電
池モジュールを1/2にしたものが取り付けられている
ので、矩形状の太陽電池モジュールと略同じ面積であ
る。このように、台形状の太陽電池も矩形状の太陽電池
もすべて略同じ面積となるので、この太陽電池モジュー
ルで発電される電力は略同じとなる。従って、この電力
を一括して蓄電したり電圧を変えたりする操作ができ
る。
【0024】請求項7記載の発明では、棟または下り棟
の中に太陽電池モジュールを連結する接続線が収納され
ているから、太陽電池モジュールを連結する接続線が見
えなく美麗であるし、この接続線が日光に当たらず、劣
化が少なくなる。
【0025】請求項8記載の発明では、棟または下り棟
となる位置に2個のカバー受けが取り付けられ、この2
個のカバー受けの間に太陽電池モジュールを連結した接
続線が収納され、この上から棟カバーが、棟カバーの両
側縁部に設けられた係止部を2個のカバー受けの係止部
にそれぞれ係止させて、取り付けられているから、太陽
電池モジュールを接続する接続線は棟カバーの下側に収
納され、この接続線が見えなく美麗であるし、この接続
線が日光に当たらず、劣化が少なくなる。
【0026】請求項9記載の発明では、棟または下り棟
近傍に棟調整部材が取り付けられて、その他の部分に太
陽電池モジュールが取り付けられているから、この太陽
電池モジュールで発電される電力はほぼ同じになる。
【0027】なぜならば、棟近傍や下り棟近傍では棟や
下り棟の影になることがあるので、この棟近傍や下り棟
近傍で発電された電力は、影になったとき、中央部分の
太陽電池モジュールで発電される電力より少なくなる。
従って、この棟近傍や下り棟近傍に取り付けた太陽電池
モジュールで発電された電力と中央部分で発電された電
力とを一緒に取り扱うと不都合になるが、この請求項9
記載の発明では、この影になる部分に棟調整部材が取り
付けられているので、この部分には太陽電池モジュール
が取り付けられてない。このように、すべての太陽電池
モジュールで発電される電力が略等しくなる。従って、
蓄電したり変電等の操作ができる。
【0028】しかも、この棟調整材は軒先に沿った方向
の長さが略Xの1/2かこの倍数または水の流れ方向の
長さが略X/COSθの1/2かこの倍数であるので、
残りの部分は、軒先に沿った方向の長さが略Xの整数倍
となり、水の流れ方向の長さが略X/COSθの整数倍
となる。従って、この残りの部分に太陽電池モジュール
を支障なく取り付けることができる。
【0029】請求項10記載の発明では、同じ方向に向
いている屋根に取り付けられている複数の太陽電池モジ
ュールを1つのグループとして連結し、グループ毎に別
々に電圧を調整するから、この太陽電池モジュールで発
電された電力は取り易い。なぜならば、略同じ方向を向
いている屋根に照射される光の強さは略同じであり、異
なっている方向に向いている屋根、例えば、南向きの屋
根と北向きの屋根、東向きの屋根と西向きの屋根に照射
される光の強さは異なる。従って、この略同じ方向に向
いている屋根に取り付けられた略同じ面積の太陽電池モ
ジュールの発電する電力はほぼ同じであり、異なる方向
に向いている屋根に取り付けられている太陽電池モジュ
ールの発電する電力は異なる。そして、この同じ方向に
向いている複数の太陽電池モジュールを1つのグループ
にして連結したグループに分けることにより、電力を蓄
電したり電圧を変えるようにできる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は太陽電池モジュール取付屋根を備えた建物を
示す斜視図、図2は図1の屋根伏部図、図3は図1の側
面図、図4(イ)は太陽電池モジュールの配置と屋根と
の関係を示す説明図、(ロ)は太陽電池モジュールの水
流れ方向の長さと建物のモジュール寸法との関係を示す
説明図、図5は図2の屋根の展開図、図6は配線をして
いる状態を示す説明図である。
【0031】図1〜図6において、1は棟21と下り棟
22とを備えた寄せ棟屋根の建物であり、この建物1に
は、勾配がθの太陽電池モジュール取付屋根2が取り付
けられている。3は矩形状の太陽電池モジュールであ
り、この太陽電池モジュール3は建物のモジュール寸法
の整数分の1をXとすると、長さが略Xの辺31と、長
さが略X/COSθの辺32とからなる矩形状の平面を
有する板状体である。4は三角形状の太陽電池モジュー
ルであり、この太陽電池モジュール4は建物のモジュー
ル寸法の整数分の1をXとすると、直角を挟んだ2辺の
長さがそれぞれ略Xの辺41と、略X/COSθの辺4
2であり、この辺41と辺42と、この辺41と辺42
の先端を結ぶ辺43とからなる直角三角形状の平面を有
する板状体である。
【0032】そして、下り棟22近傍には、三角形状の
太陽電池モジュール4を、図1に示すように、太陽電池
モジュール4を直角三角形の斜辺43を下り棟22に対
向させ、長さ略Xの辺41を軒先に対して略平行にし、
長さ略X/COSθの辺42を水の流れ方向にして取り
付け、その他の部分には、矩形状の太陽電池モジュール
3を、長さ略Xの辺31を軒先に対して略平行にし、長
さ略X/COSθの辺32を水の流れ方向にして取り付
けるられている。このように取り付けると、この太陽電
池モジュール取付屋根2の展開図は図5に示すようにな
り、伏せ図で示すと図2に示すようになり、太陽電池モ
ジュール3、4が屋根全面に無駄なく取り付けられる。
【0033】なぜならば、一般に屋根は、建物のモジュ
ール寸法に基づいて建てられている。従って、屋根の伏
せ図は建物のモジュール寸法に基づいた長さになってい
る。しかも、図4(イ)に示すように、太陽電池モジュ
ール3、4の長さ略X/COSθの辺32、42を水流
れ方向にして取り付けると、図4(ロ)から判るよう
に、水流れ方向の長さX/COSθの水平面への投影長
さは略Xとなる。又、太陽電池モジュール3、4の軒先
にほぼ平行な方向の長さは略Xであり、水平面へ投影し
ても変わらず、長さは略Xである。従って、図2に示す
伏せ図のように、モジュール寸法の建物の投影面とほぼ
重なる。従って、この太陽電池モジュール取付屋根2に
は、図1に示すように、矩形状の複数の太陽電池モジュ
ール3と三角形状の複数の太陽電池モジュール4とが全
面に無駄なく取り付けられるのである。
【0034】5は屋根面に取り付けられた縦桟51と横
桟52とからなる桟材である。そして、図6に示すよう
に、この縦桟51と横桟52の上に太陽電池モジュール
3、4が取り付けられている。6は太陽電池モジュール
3、4を接続した接続線である。9は断面逆椀状の金属
板製の棟カバーであり、この棟カバー9の両側縁部に
は、下側内方向に湾曲した係止部91が設けられてい
る。
【0035】95は取付部とこの取付部から立設された
本体と、この本体の上端が外側に湾曲した係止部96と
からなる金属板製の長尺体のカバー受けが2個連結され
たものであり、このカバー受け95は、取付部に螺入さ
れたビスで棟部21と下り棟部22となる場所に取り付
けられている。尚、この係止部96には所々が切欠され
た配線用切欠部92が設けられている。98は金属製長
尺体の縦カバーである。
【0036】そして、太陽電池モジュール3、4に接続
された接続線6は、太陽電池モジュール3、4の間を通
って棟21や下り棟22の方向に導かれ、配線用切欠部
92から、2個のカバー受け95の間に入り、このカバ
ー受け95の間を通って、下り棟22の下端から図示し
ない電圧調整装置に接続される。尚、この太陽電池モジ
ュール3、4の間を通っている接続線6の上から縦カバ
ー98が取り付けられ、2個のカバー受け95の間を通
っている接続線6の上から棟カバー9が、棟カバー9の
両側縁部に設けられた係止部91を2個のカバー受け9
5の係止部96にそれぞれ係止させて、取り付けられて
いる。
【0037】次に、この太陽電池モジュール取付屋根2
の施工方法について説明する。建物の屋根部分に、図6
に示すように、縦桟51、横桟52を取り付ける。次
に、太陽電池モジュール3、4の配置を、図1〜図3に
示すようにして、この縦桟51、横桟52の上に太陽電
池モジュール3、4を取り付ける。すると、太陽電池モ
ジュール3、4が屋根面に全面に無駄なく取り付けられ
る。
【0038】次に、この太陽電池モジュール3の接続線
6を、太陽電池モジュール3、4の間を通って棟21や
下り棟22の方向に導き、配線用切欠部92から、2個
のカバー受け95の間に入れ、このカバー受け95の間
を通って、下り棟22の下端から図示しない電圧調整装
置に接続する。この際、三角形状の太陽電池モジュール
4は2個を接続線6で直列に接続し、この2個直列に接
続したものを、矩形状の太陽電池モジュール1個と同様
に取り扱って接続線6で接続する。
【0039】次に、この太陽電池モジュール3、4の間
を通っている接続線6の上から縦カバー98を取り付
け、2個のカバー受け95の間を通っている接続線6の
上から棟カバー9を、棟カバー9の両側縁部に設けられ
た係止部91を2個のカバー受け95の係止部96にそ
れぞれ係止させて、取り付ける。
【0040】このようにすると、太陽電池モジュール
3、4を連結した接続線6は縦カバー98や棟カバー9
の下に収納されるから、太陽電池モジュール3、4を連
結する接続線6が見えなく美麗であるし、この接続線6
が日光に当たらず、劣化が少なくなる。このようにし
て、4つの面を別々にして電圧調整装置に取り付ける。
このように4つの面を別々にして電圧を調整すると、一
方に向いている太陽電池モジュール取付屋根2に取り付
けられている太陽電池モジュール3、4は、照射される
光の強さが同じであるから、すべて略同じ電圧、電流
(電力)となり、この電力を一括し電圧調整装置で電圧
を変える等の操作ができ、便利である。
【0041】(実施例2)図7および図8は本発明の他
の実施例を示すもので、図7は太陽電池モジュール取付
屋根を備えた建物を示す斜視図、図8は図7の屋根の展
開図である。
【0042】図7及び図8に示す実施例2を図1〜図6
に示す実施例1と比較すると、建物1aに取り付けられ
ている太陽電池モジュール取付屋根2aが勾配θの入り
母屋屋根であることである。そして、この太陽電池モジ
ュール取付屋根2aは、屋根に太陽電池モジュール3
a、4aを実施例1と同様に取り付けたものである。
【0043】即ち、太陽電池モジュール3aは、長さが
略Xの辺31aと長さが略X/COSθの辺32aとか
らなる矩形状の平面を有する板状体であり、太陽電池モ
ジュール4aは、長さが略Xの辺41aと、長さが略X
/COSθの辺42aとで直角を挟む辺を構成し、この
両方の辺41a、42aと両方の辺41a、42aの先
端を結ぶ斜辺43aとからなる直角三角形状の平面を有
する板状体である。
【0044】そして、図7および図8に示すように、三
角形状の太陽電池モジュール4aを、斜辺43aを下り
棟22aに対向させ、長さ略Xの辺41aを軒先に対し
て略平行にし、長さ略X/COSθの辺42aを水の流
れ方向にして取り付ける。又、その他の部分には、矩形
状の太陽電池モジュール3aを、長さ略Xの辺31aを
軒先に対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺32
aを水の流れ方向にして取り付ける。そして、実施例1
と同様に太陽電池モジュール4aの2個を並列に連結す
る。その他の構造、施工方法および作用は実施例1とほ
ぼ同じであるので説明を省略する。
【0045】(実施例3)図9および図10は本発明の
別の実施例を示すもので、図9は太陽電池モジュール取
付屋根を備えた建物を示す斜視図、図10は図9の屋根
の展開図である。
【0046】図9及び図10に示す実施例3を図1〜図
6に示す実施例1と比較すると、建物1bに取り付けら
れている太陽電池モジュール取付屋根2bが勾配θの曲
がり屋屋根であることである。そして、この太陽電池モ
ジュール取付屋根2bは、屋根に太陽電池モジュール3
b、4bを実施例1と同様に取り付けたものである。
尚、この実施例3においては、下り棟22bとほぼ平行
な谷25bがあるので、この谷25b近傍には、下り棟
22bと同様に、太陽電池モジュール4bの斜片43b
を谷25bに対向させて、太陽電池モシュール4bを取
り付ける。即ち、太陽電池モジュール3bは、長さが略
Xの辺31bと長さが略X/COSθの辺32bとから
なる矩形状の平面を有する板状体であり、太陽電池モジ
ュール4bは、長さが略Xの辺41bと、長さが略X/
COSθの辺42bとで直角を挟む辺を構成し、この両
方の辺41b、42bと両方の辺41b、42bの先端
を結ぶ斜辺43bとからなる直角三角形状の平面を有す
る板状体である。
【0047】そして、図9および図10に示すように、
三角形状の太陽電池モジュール4bを、斜辺43bを下
り棟22bや谷25bに対向させ、長さ略Xの辺41b
を軒先に対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺4
2bを水の流れ方向にして取り付ける。又、その他の部
分には、矩形状の太陽電池モジュール3bを、長さ略X
の辺31aを軒先に対して略平行にし、長さ略X/CO
Sθの辺32bを水の流れ方向にして取り付ける。そし
て、実施例1と同様に太陽電池モジュール4bの2個を
並列に連結する。その他の構造、施工方法および作用は
実施例1と略同じであるので説明を省略する。
【0048】(実施例4)図11〜図14は本発明の更
に別の実施例を示すもので、図11は太陽電池モジュー
ル取付屋根を備えた建物を示す斜視図、図12は図11
の屋根の展開図、図13は台形状の太陽電池モジュール
を示す平面図、図14は太陽電池モジュールの配置と屋
根との関係を示す平面図である。
【0049】図11〜図14に示す実施例4を図1〜図
6に示す実施例1と比較すると、建物1cに取り付けら
れている太陽電池モジュール取付屋根2cが勾配θの寄
せ棟屋根であることは同じであるが、下り棟近傍には、
直角三角形状の平面を有する太陽電池モジュールの替わ
りに台形状の太陽電池モジュール7cが取り付けられて
いること、従って、矩形状の太陽電池モジュール3cは
Xの1/2の長さだけずれて取り付けられていることが
異なる。
【0050】即ち、太陽電池モジュール3cは、長さが
略Xの辺31cと長さが略X/COSθの辺32cとか
らなる矩形状の平面を有する板状体であり、太陽電池モ
シュール7cは、図13に示すように、略X/2の上辺
74cと、この上辺に略平行な略(1+1/2)Xの下
辺71cと、この上辺74cと下辺71の先端を直角に
結ぶ長さが略X/COSθの辺72cと、この上辺74
cと下辺71cの他の先端を結ぶ斜辺73cとからなる
台形状の平面を有する板状体であるものである。
【0051】そして、この太陽電池モジュール取付屋根
2cは、屋根に太陽電池モジュール3c、7cを実施例
1と同様に取り付ける。すると、太陽電池モジュール7
cは三角形状の太陽電池モジュールと矩形状の太陽電池
モジュールを縦方向に1/2にしたものが連結した形状
になっているので、矩形状の太陽電池モシュール3cと
略同じ面積であるし、図14に示すように、矩形状の太
陽電池モジュール3dはX/2の長さだけずれて取り付
けられる。又、下り棟近傍22cには、太陽電池モジュ
ール7cを、斜辺73cを下り棟22cに対向させ、長
さ略X/COSθの辺72cを水の流れ方向にして取り
付けることができ、その他の部分には、太陽電池モジュ
ール3cを無駄なく取り付けることができる。
【0052】このように、矩形状の太陽電池モジュール
3cも台形状の太陽電池モジュール7cもすべて略同じ
面積であるので、太陽電池モジュール3c、7cで発電
される電力は略同じでとなり、この電力を一括して蓄電
したり電圧を変える等の操作ができ便利である。その他
の構造、施工方法および作用は実施例1と略同じである
ので説明を省略する。
【0053】(実施例5)図15および図16は本発明
の別の実施例を示すもので、図15は太陽電池モジュー
ル取付屋根を備えた建物を示す斜視図、図16は図15
の屋根の展開図である。
【0054】図15及び図16に示す実施例5を図1〜
図6に示す実施例1と比較すると、建物1dに取り付け
られている太陽電池モジュール取付屋根2dが勾配θの
寄せ棟屋根であることは同じであるが、南向きと北向き
の傾斜面の下り棟22d近傍に台形状の太陽電池モシュ
ール7dが取り付けられていること、太陽電池モジュー
ル取付屋根2dに棟調整部材8dが取り付けられている
ことが異なる。
【0055】この棟調整部材8dは、棟21dの北側と
下り棟22dの両側にそれぞれ軒先に沿った方向の長さ
が略Xの1/2かこの倍数または水の流れ方向の長さが
略X/COSθの1/2かこの倍数である棟調整部材8
dが取り付けられ、その他の部分に太陽電池モジュール
3d、4d、7dが取り付けられている。このように、
棟21d及び下り棟22dの影になる部分に棟調整部材
8dが取り付けられ、その他の部分に太陽電池モジュー
ル3d、4d、7dが取り付けられると、太陽電池モジ
ュール3d、4d、7dで発電される電力はほぼ同じに
なる。
【0056】なぜならば、棟21d近傍や下り棟22d
近傍では棟21dや下り棟22dの影になった場合に
は、中央部分の太陽電池モジュールで発電される電力よ
り少なくなる。従って、この棟21d近傍や下り棟22
d近傍に取り付けた太陽電池モジュールと中央部分の太
陽電池モジュールで発電された電力を一緒に取り扱うと
不都合になるが、この実施例のように、この影になる部
分に棟調整部材8dが取り付けられていると、この部分
には太陽電池モジュールが取り付けられてない。従っ
て、すべての太陽電池モジュール3d、4d、7dで発
電される電力が略等しくなり蓄電したり変電する操作が
でき、便利である。
【0057】しかも、この棟調整部材8dは軒先に沿っ
た方向の長さが略Xの1/2かこの倍数または水の流れ
方向の長さが略X/COSθの1/2かこの倍数である
ので、残りの部分は、軒先に沿った方向の長さが略Xの
整数倍で、水の流れ方向の長さが略X/COSθの整数
倍になる。従って、この残りの部分に太陽電池モジュー
ルを支障なく取り付けることができる。その他の構造、
施工方法および作用は実施例1とほぼ同じであるので説
明を省略する。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の太陽電池モジュールは、
長さが略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺とからな
る矩形状の平面を有する板状体であるから、この太陽電
池モジュールを請求項4記載のように取り付けると、傾
斜角度がθの切妻屋根に無駄なく取り付けることがで
き、この屋根の上で極めて効率よく発電できる。しか
も、屋根の同じ傾斜面に取り付けられている略同じ面積
の太陽電池モジュールで発電される電力はすべて略同じ
であるので、この電力を一括して蓄電したり電圧を変え
る等の操作ができ便利である。
【0059】請求項2記載の太陽電池モジュールは、長
さが略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺とで直角を
挟む辺を構成し、この両方の辺と両方の辺の先端を結ぶ
斜辺とからなる直角三角形状の平面を有する板状体であ
るから、この請求項2記載の太陽電池モジュールと、前
記請求項1記載の太陽電池モジュールとを、請求項5記
載のように取り付けると、寄せ棟屋根、入り母屋屋根ま
たは曲がり屋屋根に無駄なく取り付けることができ、こ
の屋根の上で極めて効率よく発電できる。
【0060】しかも、請求項5記載の発明では、請求項
2記載の太陽電池モジュールの2個が並列に連結されて
いるから、請求項1記載の矩形状の太陽電池モジュール
とほぼ同じ電圧、電流(電力)が得られる。このよう
に、請求項2記載の太陽電池モジュールも請求項1記載
の太陽電池モジュールもすべて略同じ電力となるので、
これ等の太陽電池モジュールで発電される電力を一括し
て蓄電したり電圧を植える等の操作ができ便利である。
【0061】請求項3記載の太陽電池モジュールは、略
X/2の上辺と、この上辺に略平行な略(1+1/2)
Xの下辺と、この上辺と下辺とを直角に結ぶ長さが略X
/COSθの辺と、この上辺と下辺の他の先端を結ぶ斜
辺とからなる台形状の平面を有する板状体であるから、
この請求項3記載の太陽電池モジュールと、請求項1記
載の太陽電池モジュールとを、請求項6記載のようにし
て取り付けると、寄せ棟屋根、入り母屋屋根または曲が
り屋屋根に無駄なく取り付けることができ、この屋根の
上で極めて効率よく発電できる。
【0062】しかも、請求項3記載の太陽電池モジュー
ルは、直角三角形の部分の面積が請求項1記載の矩形状
の太陽電池モジュールの1/2であり、これに矩形状の
太陽電池モジュールを1/2にしたものが取り付けられ
ているので、請求項1記載の太陽電池モジュールと略同
じ面積である。このように、すべて略同じ面積となるの
で、この太陽電池モジュールで発電される電力は略同じ
となり、この電力を一括して蓄電したり電圧を変える等
の操作ができ便利である。
【0063】請求項7記載の発明では、棟または下り棟
の中に太陽電池モジュールを連結する接続線が収納され
ているから、太陽電池モジュールを連結する接続線が見
えなく美麗であるし、この接続線が日光に当たらず、劣
化が少なくなる。請求項8記載の発明では、棟または下
り棟となる位置に2個のカバー受けが取り付けられ、こ
の2個のカバー受けの間に太陽電池モジュールを連結し
た接続線が収納され、この上から棟カバーが、棟カバー
の両側縁部に設けられた係止部を2個のカバー受けの係
止部にそれぞれ係止させて、取り付けられているから、
太陽電池モジュールを接続する接続線は完全に棟カバー
の下側に収納され、この接続線が見えなく美麗である
し、この接続線が日光に当たらず、劣化が少なくなる。
【0064】請求項9記載の発明では、棟または下り棟
近傍に棟調整部材が取り付けられ、その他の部分に太陽
電池モジュールが取り付けられているから、棟または下
り棟の影によって太陽電池モジュールの発電に影響がな
く、この太陽電池モジュールで発電される電力はほぼ同
じになり、蓄電したり変電でき便利である。しかも、こ
の棟調整部材は軒先に沿った方向の長さが略Xの1/2
かこの倍数または水の流れ方向の長さが略X/COSθ
の1/2かこの倍数であるので、残りの部分は、軒先に
沿った方向の長さが略Xの整数倍で、水の流れ方向の長
さが略X/COSθの整数倍になる。従って、この残り
の部分に太陽電池モジュールを支障なく取り付けること
ができる。
【0065】請求項10記載の発明では、同じ方向に向
いている屋根に取り付けられている複数の太陽電池モジ
ュールを1つのグループとして連結し、グループ毎に別
々に電圧を調整するから、同じ方向に向いている複数の
太陽電池モジュールを1つのグループにして連結し、グ
ループ毎に別々にすることにより、蓄電したり変電でき
るようになり極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、太陽電池モジ
ュール取付屋根を備えた建物を示す斜視図である。
【図2】図1の屋根伏部図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】(イ)は太陽電池モジュールの配置と屋根との
関係を示す説明図、(ロ)は太陽電池モジュールの水流
れ方向の長さと建物のモジュール寸法との関係を示す説
明図である。
【図5】図2の屋根の展開図である。
【図6】配線をしている状態を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すもので、太陽電池モ
ジュール取付屋根を備えた建物を示す斜視図である。
【図8】図7の屋根の展開図である。
【図9】本発明の別の実施例を示すもので、太陽電池モ
ジュール取付屋根を備えた建物を示す斜視図である。
【図10】図9の屋根の展開図である。
【図11】本発明の更に別の実施例を示すもので、太陽
電池モジュール取付屋根を備えた建物を示す斜視図であ
る。
【図12】図11の屋根の展開図である。
【図13】台形状の太陽電池モジュールを示す平面図で
ある。
【図14】太陽電池モジュールの配置と屋根との関係を
示す平面図である。
【図15】本発明の別の実施例を示すもので、太陽電池
モジュール取付屋根を備えた建物を示す斜視図である。
【図16】図15の屋根の展開図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 建物 2、2a、2b、2c、2d 太陽電池モジュール取
付屋根 3、3a、3b、3c、3d 矩形状の太陽電池モジ
ュール 31、31a、31b、31c、31d 長さが略X
の辺 32、32a、32b、32c、32d 長さが略X
/COSθの辺 4、4a、4b、4d 三角形状の太陽電池モ
シュール 41、41a、41b、41d 長さが略Xの辺 42、42a、42b、42d 長さが略X/COS
θの辺 43、43a、43b、43d 斜辺 5 桟 6 接続線 7c、7d 台形状の太陽電池モジ
ュール 71c、71d 長さが略(1+1/
2)Xの辺 72c、72d 長さが略X/COSθ
の辺 73c、73d 斜辺 74c、74d 長さがX/2の辺 8d 棟調整材 9 棟カバー 91 係止部 95 カバー受け 98 縦カバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜角度がθの傾斜屋根を備えた建物の
    屋根に取り付けられる太陽電池モジュールであって、建
    物のモジュール寸法の整数分の1をXとすると、長さが
    略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺とからなる矩形
    状の平面を有する板状体であることを特徴とする太陽電
    池モジュール。
  2. 【請求項2】 傾斜角度がθの傾斜屋根を備えた建物の
    屋根に取り付けられる太陽電池モジュールであって、建
    物のモジュール寸法の整数分の1をXとすると、長さが
    略Xの辺と、長さが略X/COSθの辺とで直角を挟む
    辺を構成し、この両方の辺と両方の辺の先端を結ぶ斜辺
    とからなる直角三角形状の平面を有する板状体であるこ
    とを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 傾斜角度がθの傾斜屋根を備えた建物の
    屋根に取り付けられる太陽電池モジュールであって、建
    物のモジュール寸法の整数分の1をXとすると、略X/
    2の上辺と、この上辺に略平行な略(1+1/2)Xの
    下辺と、この上辺と下辺の先端を直角に結ぶ長さが略X
    /COSθの辺と、この上辺と下辺の他の先端を結ぶ斜
    辺とからなる台形状の平面を有する板状体であることを
    特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 切妻屋根に請求項1記載の太陽電池モジ
    ュールが、長さ略Xの辺を軒先に対して略平行にし、長
    さ略X/COSθの辺を水の流れ方向にして取り付けら
    れていることを特徴とする太陽電池モジュール取付屋
    根。
  5. 【請求項5】 寄せ棟屋根、入り母屋屋根または曲がり
    屋屋根の下り棟近傍には、請求項2記載の太陽電池モジ
    ュールが斜辺を下り棟の側面に対向させ、長さ略Xの辺
    を軒先に対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺を
    水の流れ方向にして取り付けられ、その他の部分には、
    請求項1記載の太陽電池モジュールが、長さ略Xの辺を
    軒先に対して略平行にし、長さ略X/COSθの辺を水
    の流れ方向にして取り付けられ、前記請求項1記載の太
    陽電池モジュールの2個が並列に連結されていることを
    特徴とする太陽電池モジュール取付屋根。
  6. 【請求項6】 寄せ棟屋根、入り母屋屋根または曲がり
    屋屋根の下り棟近傍には、請求項3記載の太陽電池モジ
    ュールが斜辺を下り棟の側面に対向させ、長さ略(1+
    1/2)Xの下辺を軒先に対して略平行にし、長さ略X
    /COSθの辺を水の流れ方向にして取り付けられ、そ
    の他の部分には、請求項1記載の太陽電池モジュール
    が、長さ略Xの辺を軒先に対して略平行にし、長さ略X
    /COSθの辺を水の流れ方向にして取り付けられてい
    ることを特徴とする太陽電池モジュール取付屋根。
  7. 【請求項7】 棟または下り棟の中に太陽電池モジュー
    ルを連結する接続線が収納されていることを特徴とする
    請求項4〜請求項6のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ール取付屋根。
  8. 【請求項8】 棟または下り棟は棟カバーとカバー受け
    とからなり、前記棟カバーには、両側縁部に下側内方向
    に湾曲した係止部が設けられ、前記カバー受けには、外
    側に湾曲した係止部が設けられ、棟または下り棟となる
    位置に2個のカバー受けが取り付けられ、この2個のカ
    バー受けの間に太陽電池モジュールを連結した接続線が
    収納され、この上から棟カバーが、棟カバーの両側縁部
    に設けられた係止部を2個のカバー受けの係止部にそれ
    ぞれ係止させて、取り付けられていることを特徴とする
    請求項4〜請求項6のいずれかに記載の太陽電池モジュ
    ール取付屋根。
  9. 【請求項9】 棟または下り棟近傍に、軒先に沿った方
    向の長さが略Xの1/2かこの倍数または水の流れ方向
    の長さが略X/COSθの1/2かこの倍数である棟調
    整部材が取り付けられ、その他の部分に太陽電池モジュ
    ールが取り付けられていることを特徴とする請求項4〜
    請求項6のいずれかに記載の太陽電池モジュール取付屋
    根。
  10. 【請求項10】 略同じ方向に向いている屋根に取り付
    けられている複数の太陽電池モジュールを1つのグルー
    プとして連結し、グループ毎に別々に電圧を調整するこ
    とを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の
    太陽電池モジュール取付屋根。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001164720A (ja) * 1999-12-13 2001-06-19 Misawa Homes Co Ltd 太陽電池付屋根
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