JPH1134749A - 車両のルーフレール取付構造 - Google Patents

車両のルーフレール取付構造

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JPH1134749A
JPH1134749A JP19532597A JP19532597A JPH1134749A JP H1134749 A JPH1134749 A JP H1134749A JP 19532597 A JP19532597 A JP 19532597A JP 19532597 A JP19532597 A JP 19532597A JP H1134749 A JPH1134749 A JP H1134749A
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JP
Japan
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roof
roof rail
panel
rail
vehicle
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Application number
JP19532597A
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English (en)
Inventor
Seiichi Nakajima
誠一 中島
Masao Higuchi
正雄 樋口
Eiji Kashiwa
英司 柏
Shozaburo Oikawa
昭三郎 及川
Hidefumi Iwata
秀文 岩田
Tsutomu Uchida
勉 内田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Altia Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Nissan Altia Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行時の風切音の低減と、空力特性の向
上を図り、外観上の見映えを良くする。 【解決手段】 ルーフレール2は、上面にスライダー取
り付け用のスリット6が開口した断面ほぼU字形のチャ
ンネル状をなし、かつルーフパネル1とルーフサイドパ
ネル5との溶接部7を底部とする断面ほぼU字形のルー
フレール収納溝8底部にガスケット15を介して固定さ
れると共に、上記ルーフレール2の上面が、上記ルーフ
パネル1及び上記ルーフサイドパネル5とほぼ同一高さ
に連続するよう配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のルーフキ
ャリアを支持するために、車体ルーフに固定されている
ルーフレールの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用スライド型ルーフキャリア
としては、例えば実開平1−122344号公報に記載
されているものが知られている。
【0003】図1に基づいて概略を説明すれば、ルーフ
パネル51上面両側に車体前後方向に沿って配設された
一対のルーフレール52と、この一対のルーフレール5
2間に車体幅方向に沿って配設され、かつ車体前後方向
にスライド可能な一対の横バー53とから主に構成され
ている。またルーフレール52は、該ルーフレール52
前後端に取り付けられた台座52aによってルーフパネ
ル51に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この車両用ス
ライド型ルーフキャリアにおいては、ルーフレール52
の上端部54がルーフパネル51やルーフサイドパネル
55の上面より上方へ突出しているため、車両走行時に
風切音が発生すると共に、空力特性が悪くなるという問
題点があった。また、外観上の見映えも良いとは言い難
かった。
【0005】さらに、ルーフレール52は、該ルーフレ
ール52前後端で台座52aのみによってルーフパネル
51上に固定されているため、十分な支持剛性や強度が
得られにくいという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ルー
フキャリアのスライダーをスライド可能に支持するルー
フレールが、ルーフパネル側縁とルーフサイドパネル側
縁との溶接部を覆うように車体前後方向に沿って取り付
けられてなる車両のルーフレール取付構造において、上
記ルーフレールは、上面にスライダー取り付け用のスリ
ットが開口した断面ほぼU字形のチャンネル状をなし、
かつ上記ルーフパネルと上記ルーフサイドパネルとによ
って上記溶接部を底部とする断面ほぼU字形のルーフレ
ール収納溝が折曲形成されていると共に、このルーフレ
ール収納溝底部にガスケットを介して固定されたルーフ
レールの上面が、上記ルーフパネル及び上記ルーフサイ
ドパネルとほぼ同一高さに連続していることを特徴とし
ている。
【0007】これによって、車両走行時の風切音が低減
し、空力特性が向上すると共に、外観の見映えも良くな
る。
【0008】また、ルーフレールは台座を使用せず直接
ルーフパネルに取り付けられるので、コストの低減が図
れ、かつ上記ルーフレールの支持剛性と強度が得やすく
なる。
【0009】また請求項2の発明は、上記ルーフレール
収納溝のルーフパネル側の内壁面と上記ルーフレールの
側面との間に水路となる間隙が設けられていることを特
徴としている。
【0010】これによって、車両ルーフ上面に滴下した
雨水は、上記水路を通して車体前後方向へ案内され、排
水される。
【0011】また請求項3の発明は、上記ガスケット
が、上記ルーフレール収納溝のルーフパネル側の内壁面
と上記ルーフレールの側面との間に挿填されるルーフパ
ネル側脚部を一体に有し、かつこのルーフパネル側脚部
の上端部が、ルーフパネル上面から上方に突出している
ことを特徴としている。
【0012】これによって、ルーフパネル上面に突出し
たルーフパネル側脚部の上端部によってルーフパネル上
面に水路が形成され、このルーフパネル上面に滴下した
雨水は、ルーフパネル上面の水路を通して車体前後方向
へ案内され排出される。
【0013】また請求項4の発明は、上記スリットを閉
塞する蓋部が、上記ガスケットと一体に形成されている
ことを特徴としている。
【0014】これによって、車両ルーフ上面に滴下した
雨水がスリットからルーフレール内部に侵入することを
防止できる。
【0015】また請求項5の発明は、上記スリットを閉
塞する蓋部材が、上記ルーフレールに着脱可能に取り付
けられていることを特徴としている。
【0016】これによって、車両ルーフ上面に滴下した
雨水がスリットからルーフレール内部に侵入することを
防止できる。
【0017】また請求項6の発明は、ルーフキャリアの
スライダーをスライド可能に支持するルーフレールが、
ルーフパネル側縁とルーフサイドパネル側縁との溶接部
を覆うように車体前後方向に沿って取り付けられてなる
車両のルーフレール取付構造において、上記ルーフレー
ルは、上面にスライダー取り付け用のスリットが開口し
た断面ほぼU字形のチャンネル状をなし、上記ルーフパ
ネルの上面から上方へ突出した状態で上記溶接部上に固
定されていると共に、上記ルーフレールの上面に、上記
スリットを閉塞する蓋部材が着脱可能に取り付けられて
いることを特徴としている。
【0018】これによって、風切音が低減され、空力特
性が向上すると共に、外観の見映えが良くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0020】初めに、本発明に係る車両用スライド型ル
ーフキャリアの全体の構成を図2に基づいて説明する。
【0021】車両用スライド型ルーフキャリアは、ルー
フパネル1両側の一対のルーフレール2に、一対の横バ
ー3をスライダー10を介して車体前後方向にスライド
可能に取り付けられた構成になっている。
【0022】上記横バー3は、ルーフパネル1の車体幅
方向の長さより短く形成されていると共に、横バー3の
両端部3aにおいてスライダー10に着脱可能に保持さ
れている。上記スライダー10は、図3に示すように、
該スライダー10両側下部にルーフレール2の両側に配
置される袴状の突起部11が一体に設けられていると共
に、底面中央には、ルーフレール2内に係入してスライ
ダー10の車体前後方向のスライド移動をガイドする長
板状のガイド部13が一体に設けられている。
【0023】また、スライダー10に形成されているボ
ルト孔と、ルーフレール2に内装され、かつ図示せぬナ
ットスプリングにより上方へ付勢されたナット14と、
に図示せぬボルトを挿通することで、上記スライダー1
0はルーフレール2に固定される。尚、このナット14
は、ルーフレール2内に摺動可能に配設されている。
【0024】図4は、本発明の車両のルーフレール取付
構造の第1実施例を示している。
【0025】ルーフレール2は金属板からなり、図示す
るように、上面にスライダー10取り付け用のスリット
6が開口した断面ほぼU字形に折曲されている。
【0026】すなわち、上記ルーフレール2には、ほぼ
平坦な底壁21が設けられている。この底壁21には、
該底壁21の両側縁から上方へ折曲された対向する一対
の側壁22が形成されていると共に、該側壁22には、
それぞれの上端縁で内側へほぼ直角に折曲された上端部
4aが設けられている。
【0027】また、該上端部4aは、それぞれスリット
6を形成するように所定位置で折り返され、上記上端部
4a上面と重なり合うほぼ平坦な上端部4bが設けられ
ている。上記上端部4bのそれぞれの外側両側縁には、
該外側両側縁から下方へほぼハ字形に折曲された外側片
23が形成されていると共に、該外側片23の端部に
は、それぞれ内側に折曲された内方折曲部24が形成さ
れている。
【0028】上記底壁21と上記一対の側壁22と上記
各上端部4aとによって、ルーフレール2内部に、上記
ナット14を案内するチャンネル部12が形成されてい
る。
【0029】また、上記ルーフレール2は、上記ルーフ
レール底壁21と上記内方折曲部24がほぼ同一平面上
に位置するように形成されている。
【0030】上記ルーフレール2は、ルーフパネル1両
側の該ルーフパネル1とルーフサイドパネル5との溶接
部7を覆うように配設されている。この溶接部7は、断
面ほぼU字形のルーフレール収納溝8の底部に形成され
ている。
【0031】このルーフレール収納溝8は、階段状に折
曲された収納溝ルーフパネル側内壁17と収納溝ルーフ
パネル底壁18とが形成されているルーフパネル1の端
縁と、階段状に折曲され収納溝ルーフサイドパネル側内
壁19と収納溝ルーフサイドパネル底壁20とが形成さ
れているルーフサイドパネル5の側縁とをラップするこ
とで形成されている。
【0032】また、収納溝ルーフパネル底壁18及び収
納溝ルーフサイドパネル底壁20はルーフレール2の幅
より大きく設定されており、かつ互いに重ね合わせた状
態で溶接されている。
【0033】上記ルーフレール2は、ルーフレール収納
溝8に、合成樹脂等からなるガスケット15を介して取
り付けられている。
【0034】このガスケット15は、該ガスケット15
と一体に突出形成された係合爪25により各内方折曲部
24内側に係止されていると共に、上記ガスケット15
のルーフサイドパネル5側の端縁には、ルーフサイドパ
ネル側脚部29が一体に形成されている。
【0035】このルーフサイドパネル側脚部29は、収
納溝ルーフサイドパネル側内壁19と外側片23との間
隙に挿填されている。これに対し、収納溝ルーフパネル
側内壁17と外側片23との間隙には、水路用溝30a
がルーフレール2の長手方向に亙って形成されている。
【0036】また、底壁21には、上記溶接部7に貫通
形成されたボルト孔26と連通するボルト挿通孔27
が、ルーフレール2幅方向ほぼ中央、かつ長手方向の前
後複数箇所に貫通形成されていると共に、上記ガスケッ
ト15には、上記ボルト挿通孔27に対応して、該ボル
ト挿通孔27と同心で、かつ大径の貫通孔41が形成さ
れている。この貫通孔41には、該貫通孔41とほぼ同
径のリング状シール材28が配設されており、ルーフレ
ール2は、上記各ボルト挿通孔27に挿通されたボルト
16によって、上記溶接部7に固定されている。
【0037】そして、この固定されたルーフレール2の
上端部4が、上記ルーフパネル1及び上記ルーフサイド
パネル5上面とほぼ同じ高さに連続して配設されてい
る。
【0038】この第1実施例によれば、ルーフレール2
が、ルーフパネル1上面及びルーフサイドパネル5上面
に突出しないので、車両走行時の風切音の低減と空力特
性の向上が図れると共に、外観の見映えが良くなる。
【0039】また、ルーフレール2は、溶接部7に直接
ボルト16で取り付けられるので、コストの低減及び、
ルーフレール2の十分な支持剛性と強度を得ることが可
能となる。
【0040】さらに、水路用溝30aを設けることで、
ルーフパネル1上面に滴下した雨水が、スリット6より
ルーフレール2内部に流れ込むことを防ぐと共に、ルー
フサイドパネル5上面を伝わって車両側面へ滴下するこ
とを防止することが可能となる。
【0041】次に本発明の第2実施例を図5に示す。
【0042】第2実施例では、ルーフレール2は、第1
実施例と同様に断面ほぼU字形をなし、ルーフパネル1
とルーフサイドパネル5との溶接部7を底部とする断面
ほぼU字形のルーフレール収納溝8に、合成樹脂等から
なるガスケット15を介して、ボルト16によって固定
されていると共に、この固定されたルーフレール2の上
端部4が、上記ルーフパネル1及び上記ルーフサイドパ
ネル5上面とほぼ同じ高さに連続して配設されている。
【0043】ここで、上記ガスケット15は、上述した
ルーフサイドパネル側脚部29を有していると共に、反
対側に、ルーフパネル側脚部31aを有し、収納溝ルー
フパネル側内壁17とルーフレール2の側面との間の間
隙に、上記ルーフパネル側脚部31aが挿填されてい
る。
【0044】そして、このルーフパネル側脚部31a
は、その上端部がルーフパネル1上面から上方に突出し
ており、このルーフパネル側脚部31aの上端部によっ
て、ルーフパネル1上面に水路32aが形成されてい
る。
【0045】この第2実施例によれば、水路32aを設
けることで、ルーフパネル1上面に滴下した雨水が、ス
リット6よりルーフレール2内部に流れ込むことを防ぐ
と共に、ルーフサイドパネル5上面を伝わって車両側面
へ滴下することを防止することが可能となる。
【0046】次に本発明の第3実施例を図6に示す。
【0047】第3実施例では、ルーフレール2は、第1
実施例と同様に断面ほぼU字形をなし、ルーフパネル1
とルーフサイドパネル5との溶接部7を底部とする断面
ほぼU字形のルーフレール収納溝8に、合成樹脂等から
なるガスケット15を介して、ボルト16によって固定
されていると共に、この固定されたルーフレール2の上
端部4が、上記ルーフパネル1及び上記ルーフサイドパ
ネル5上面とほぼ同じ高さに連続して配設されている。
【0048】ここで、上記ガスケット15は、上述した
ルーフサイドパネル側脚部29を有していると共に、薄
肉なルーフパネル側脚部31bを有し、ルーフレール2
のルーフパネル1側の外側片23が、上記ルーフパネル
側脚部31bによって覆われている。
【0049】また、このルーフパネル側脚部31bに
は、その上端部分に設けられたヒンジ33aを介して、
ルーフレール2上面を覆い、かつ上記スリット6を閉塞
する蓋部34aが一体に形成されている。この蓋部34
aには、ルーフサイドパネル側のルーフレール上端部4
aの内側に係止される係止爪35aが一体に形成されて
いる。
【0050】また、上記収納溝ルーフパネル側内壁17
とルーフパネル側脚部31bとの間には、水路用溝30
bがルーフレール2の長手方向に亙って形成されてい
る。
【0051】この第3実施例によれば、風切音が一層低
減すると共に、スリット6への水や埃の流入を防止する
ことが可能となる。そして、ルーフレール2表面を蓋部
34aで覆うことによりルーフレール2表面の塗装が簡
略化できコストの低減が可能となる。
【0052】さらに、水路用溝30bを設けることで、
ルーフパネル1上面に滴下した雨水が、スリット6より
ルーフレール2内部に流れ込むことを防ぐと共に、ルー
フサイドパネル5上面を伝わって車両側面へ滴下するこ
とを防止することが可能となる。
【0053】次に本発明の第4実施例を図7に示す。
【0054】第4実施例では、ルーフレール2は、第1
実施例と同様に断面ほぼU字形をなし、ルーフパネル1
とルーフサイドパネル5との溶接部7を底部とする断面
ほぼU字形のルーフレール収納溝8に、合成樹脂等から
なるガスケット15を介して、ボルト16によって固定
されていると共に、この固定されたルーフレール2の上
端部4が、上記ルーフパネル1及び上記ルーフサイドパ
ネル5上面とほぼ同じ高さに連続して配設されている。
【0055】ここで、上記ガスケット15は、ルーフサ
イドパネル側脚部29を有していると共に、ルーフパネ
ル側脚部31aを有し、収納溝ルーフパネル側内壁17
とルーフレール2の側面との間隙が、上記ルーフパネル
側脚部31aによって挿填されている。
【0056】そして、このルーフパネル側脚部31a
は、その上端部がルーフパネル1上面から上方に突出し
ており、このルーフパネル側脚部31aの上端部によっ
て、ルーフパネル1上面に水路32bが設けられてい
る。
【0057】また、この第4実施例においては、上記ル
ーフサイドパネル側脚部29の上端部に設けられたヒン
ジ33bを介して蓋部34bが一体に形成されている。
この蓋部34bは、内部に芯金37aを内包し、かつル
ーフパネル側のルーフレール上端部4aの内側に係止さ
れる係止爪35bが一体に形成されている。
【0058】この第4実施例によれば、蓋部34bの剛
性が向上し、この蓋部34bの形状が崩れにくいため外
観の見映えが良くなる。
【0059】さらに、水路32bを設けることで、ルー
フパネル1上面に滴下した雨水が、スリット6よりルー
フレール2内部に流れ込むことを防ぐと共に、ルーフサ
イドパネル5上面を伝わって車両側面へ滴下することを
防止することが可能となる。
【0060】次に本発明の第5実施例を図8に示す。
【0061】第5実施例では、ルーフレール2は、第1
実施例と同様に断面ほぼU字形をなし、ルーフパネル1
とルーフサイドパネル5との溶接部7を底部とする断面
ほぼU字形のルーフレール収納溝8に、合成樹脂等から
なるガスケット15を介して、ボルト16によって固定
されていると共に、この固定されたルーフレール2の上
端部4が、上記ルーフパネル1及び上記ルーフサイドパ
ネル5上面とほぼ同じ高さに連続して配設されている。
【0062】ここで、上記ガスケット15は、ルーフサ
イドパネル側脚部29を有していると共に、ルーフパネ
ル側脚部31cを有し、収納溝ルーフパネル側内壁17
とルーフレール2の側面との間隙が、上記ルーフパネル
側脚部31cによって挿填されて浅底を呈している。そ
して、上記収納溝ルーフパネル側内壁17と上記ルーフ
レール2の側面との浅底の間隙に水路用溝30cが形成
されている。
【0063】また、上記ルーフレール2上面には、合成
樹脂等からなる蓋部材38aが、このルーフレール2に
対し着脱可能に、かつこのルーフレール2を覆うように
配設されている。
【0064】上記蓋部材38aは、ルーフパネル1側の
縁部に水路用溝30cを構成する突起部39が設けられ
ていると共に、ルーフレール上端部4aの内側に係止さ
れる一対の係止爪35cが一体に形成されている。
【0065】またルーフレール2のチャンネル部12に
は、スライダー10取り付け用のナット14が常に配置
されていると共に、図9に示すように、このナット14
に対応して係止爪35cには、部分的に切欠部42aが
設けられている。
【0066】この第5実施例によれば、ルーフキャリア
使用時は、上記蓋部材38aを取り外すことになるの
で、車両走行時の風切音や空力特性の上で有利となる。
【0067】また、水路用溝30cを設けることで、ル
ーフパネル1上面に滴下した雨水が、スリット6よりル
ーフレール2内部に流れ込むことを防ぐと共に、ルーフ
サイドパネル5上面を伝わって車両側面へ滴下すること
を防止することが可能となる。また、図10の第6実施
例に示すように、芯金37bを内包する蓋部材38bの
スリット6対向面に貫通孔を設け、この貫通孔とスライ
ダー10の取り付け用のナット14とに、ネジ40を挿
通して上記蓋部材38bを固定してもよい。
【0068】次に本発明の第7実施例を図11に示す。
【0069】第7実施例では、ルーフレール2は、断面
ほぼU字形をなし、かつルーフレール底壁21が内方折
曲部24に対して下方へ突出して形成されていると共
に、ルーフパネル1に対して突出したルーフパネル側の
外側片23により、該ルーフパネル1上に水路32cが
形成されている。
【0070】そして、該各内方折曲部24が、それぞれ
ルーフパネル1及びルーフサイドパネル5の上面でガス
ケット43を介し当接していると共に、ルーフレール底
壁21は、溶接部7に配設されているシール材28を介
して、溶接部7にボルト16で固定されている。
【0071】上記ガスケット43は、合成樹脂等からな
り上記各内方折曲部24を包むように配設されていると
共に、該ガスケット43と一体に形成された係合爪44
により上記各内方折曲部24内側に係止されている。
【0072】また、上記ルーフレール2上面には、合成
樹脂等からなる蓋部材38cが、このルーフレール2に
対し着脱可能に、かつこのルーフレール2を覆うように
配設されている。
【0073】上記蓋部材38cには、ルーフレール上端
部4aの内側に係止される一対の係止爪35dが一体に
形成されている。
【0074】また、ルーフレール2のチャンネル部12
には、スライダー10取り付け用のナット14が常に配
置されていると共に、図12に示すように、このナット
14に対応して係止爪35dには、部分的に切欠部42
bが設けられている。
【0075】この第7実施例では、上記蓋部材38cに
よってスリット6が閉塞されているので、車両走行時の
風切音や空力特性の上で有利となると共に、外観上の見
映えが良くになる。
【0076】また、ルーフレール2は、溶接部7に直接
ボルト16で取り付けられるので、コストの低減及び、
ルーフレール2の十分な支持剛性と強度を得ることが可
能となる。
【0077】さらに、水路32cを設けることで、ルー
フパネル1上面に滴下した雨水が、スリット6よりルー
フレール2内部に流れ込むことを防ぐと共に、ルーフサ
イドパネル5上面を伝わって車両側面へ滴下することを
防止することが可能となる。また、図13の第8実施例
に示すように、芯金37cを内包する蓋部材38dのス
リット6対向面に貫通孔を設け、この貫通孔とスライダ
ー10の取り付け用のナット14とに、ネジ40を挿通
して上記蓋部材38dを固定してもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1〜5の発明によれば、断面ほぼ
U字形のルーフレール収納溝に、ガスケットを介して固
定されたルーフレールの上面が、ルーフパネル及びルー
フサイドパネルとほぼ同一高さに連続しているため、車
両走行時の風切音が低減され、空力特性も向上すると共
に、外観の見映えが良くなる。
【0079】また、ルーフレールの取り付け部材を省け
るので、コストの低減と該ルーフレールの支持剛性と強
度が得やすくなる。
【0080】請求項2の発明によれば、ルーフレール収
納溝のルーフパネル側の内壁面と上記ルーフレールの側
面との間に水路を設けたことにより、車両ルーフ上面に
滴下した雨水の排水が円滑に行われる。
【0081】請求項3の発明によれば、車両ルーフ上面
に滴下した雨水は、ルーフパネル上面の水路を通して車
体前後方向へ円滑に排出される。
【0082】請求項4の発明によれば、スリットを閉塞
する蓋部を設けたことでルーフキャリア不使用時の風切
音や空力特性が有利となる。
【0083】請求項5の発明によれば、着脱可能の蓋部
材でルーフレールのスリットを閉塞することで、風切音
や空力特性が有利となる。
【0084】請求項6の発明によれば、ルーフレールの
取り付け部材を省けるので、コストの低減と該ルーフレ
ールの支持剛性と強度が得やすくなる。
【0085】また、スリットを閉塞する蓋部材を設けた
ことでルーフキャリア不使用時の風切音や空力特性が有
利となる。
【0086】また、着脱可能の蓋部材でルーフレールの
スリットを閉塞することで、ルーフキャリア使用時の外
観の見映えが良くなると共に、風切音や空力特性が有利
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスライド型ルーフキャリアの斜視図。
【図2】本発明に係るルーフキャリア全体の斜視図。
【図3】本発明のルーフレールに用いられるスライダー
の下方からの斜視図。
【図4】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線に沿
った断面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す図2のA−A線に沿
った断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す図2のA−A線に沿
った断面図。
【図7】本発明の第4実施例を示す図2のA−A線に沿
った断面図。
【図8】本発明の第5実施例を示す図2のA−A線に沿
った断面図。
【図9】この第5実施例の蓋部材の下方からの斜視図。
【図10】本発明の第6実施例を示す図2のA−A線に
沿った断面図。
【図11】本発明の第7実施例を示す図2のA−A線に
沿った断面図。
【図12】この第7実施例の蓋部材の下方からの斜視
図。
【図13】本発明の第8実施例を示す図2のA−A線に
沿った断面図。
【符号の説明】
1…ルーフパネル 2…ルーフレール 5…ルーフサイドパネル 6…スリット 8…ルーフレール収納溝 10…スライダー 15…ガスケット 16…固定ボルト 17…収納溝ルーフパネル側内壁 18…収納溝ルーフパネル側底壁 19…収納溝ルーフサイドパネル側内壁 20…収納溝ルーフサイドパネル側底壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏 英司 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 及川 昭三郎 千葉県印旛郡白井町根2005−4 (72)発明者 岩田 秀文 神奈川県厚木市妻田南1−12−13 (72)発明者 内田 勉 神奈川県高座郡寒川町3−17−26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフキャリアのスライダーをスライド
    可能に支持するルーフレールが、ルーフパネル側縁とル
    ーフサイドパネル側縁との溶接部を覆うように車体前後
    方向に沿って取り付けられてなる車両のルーフレール取
    付構造において、 上記ルーフレールは、上面にスライダー取り付け用のス
    リットが開口した断面ほぼU字形のチャンネル状をな
    し、かつ上記ルーフパネルと上記ルーフサイドパネルと
    によって上記溶接部を底部とする断面ほぼU字形のルー
    フレール収納溝が折曲形成されていると共に、このルー
    フレール収納溝底部にガスケットを介して固定されたル
    ーフレールの上面が、上記ルーフパネル及び上記ルーフ
    サイドパネルとほぼ同一高さに連続していることを特徴
    とする車両のルーフレール取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ルーフレール収納溝のルーフパネル
    側の内壁面と上記ルーフレールの側面との間に水路とな
    る間隙が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の車両のルーフレール取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ガスケットは、上記ルーフレール収
    納溝のルーフパネル側の内壁面と上記ルーフレールの側
    面との間に挿填されるルーフパネル側脚部を一体に有
    し、かつこのルーフパネル側脚部の上端部が、ルーフパ
    ネル上面から上方に突出していることを特徴とする請求
    項1に記載の車両のルーフレール取付構造。
  4. 【請求項4】 上記スリットを閉塞する蓋部が、上記ガ
    スケットと一体に形成されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の車両のルーフレール取付構
    造。
  5. 【請求項5】 上記スリットを閉塞する蓋部材が、上記
    ルーフレールに着脱可能に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両のルーフ
    レール取付構造。
  6. 【請求項6】 ルーフキャリアのスライダーをスライド
    可能に支持するルーフレールが、ルーフパネル側縁とル
    ーフサイドパネル側縁との溶接部を覆うように車体前後
    方向に沿って取り付けられてなる車両のルーフレール取
    付構造において、 上記ルーフレールは、上面にスライダー取り付け用のス
    リットが開口した断面ほぼU字形のチャンネル状をな
    し、上記ルーフパネルの上面から上方へ突出した状態で
    上記溶接部上に固定されていると共に、上記ルーフレー
    ルの上面に、上記スリットを閉塞する蓋部材が着脱可能
    に取り付けられていることを特徴とする車両のルーフレ
    ール取付構造。
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