JPH11343453A - 上塗り塗料用硬化性組成物及びそれを用いてなる塗装物 - Google Patents

上塗り塗料用硬化性組成物及びそれを用いてなる塗装物

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JPH11343453A
JPH11343453A JP10151173A JP15117398A JPH11343453A JP H11343453 A JPH11343453 A JP H11343453A JP 10151173 A JP10151173 A JP 10151173A JP 15117398 A JP15117398 A JP 15117398A JP H11343453 A JPH11343453 A JP H11343453A
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静悟 中村
Yoshiyuki Kono
良行 河野
Yoshiko Kobayashi
佳子 小林
Susumu Umemura
晋 梅村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐酸性、硬化性に優れ、外観性、硬度等の塗
膜物性バランスに優れることはもとより、耐汚染性に優
れた上塗り塗料用硬化性組成物、及び、それを用いてな
る塗装物を提供する。 【解決手段】 (A)主鎖が実質的にビニル系共重合体
鎖からなり、その主鎖末端及び/又は側鎖に、下記一般
式(1); 【化1】 で表される炭素原子に結合した加水分解性シリル基を少
なくとも1個有し、更にアルコール性水酸基を少なくと
も1個有し、アルコール性水酸基当量が1,000〜
2,000g/モルであるビニル系共重合体、(B)下
記一般式(2); (R9 O)4-b −Si−(R10b で表されるシリコン化合物及び/又はその部分加水分解
縮合物、並びに、(C)ポリオールと酸無水物とをハー
フエステル化反応させて得られるオリゴマー化合物であ
って、1分子中に少なくとも2個のカルボキシル基を有
し、分子量が2,000以下であるオリゴマー化合物か
らなる上塗り塗料用硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車、
産業機械、スチール製家具、建築物内外装、家電用品、
プラスチック製品等に好適に用いられる上塗り塗料用硬
化性組成物、及び、それを用いてなる塗装物に関する。
更に詳しくは、優れた耐酸性、耐擦傷性、外観性、熱硬
化性等を呈するとともに、極めて優れた耐汚染性を有
し、特に自動車用上塗り塗料に好適に使用し得る上塗り
塗料用硬化性組成物、及び、それを用いてなる塗装物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、産業機械、スチール製家
具、建築物内外装、家電用品、プラスチック製品等の塗
装には、アルキドメラミンやアクリルメラミン等のメラ
ミン樹脂を主成分とする塗料が用いられてきた。
【0003】しかし、かかるメラミン樹脂が主成分の塗
料には、硬化時に有害なホルマリンが発生するという問
題や、硬化塗膜の耐酸性が乏しいため、酸性雨に侵され
易いという問題があった。特に、近年の大気汚染に起因
する酸性雨は、塗膜にエッチングや白化、シミ等を発生
させる原因となっており、深刻な問題になりつつある。
【0004】上記のような問題を解決するため、加水分
解性シリル基を有するビニル系共重合体とアクリルポリ
オールとのブレンド系、又は、加水分解性シリル基を有
するビニル系単量体とアルコール性水酸基を有するビニ
ル系単量体との共重合体等を塗料に用いることについて
検討がなされている(特開昭63−132977号公報
等を参照)。
【0005】加水分解性シリル基を有するビニル系共重
合体とアクリルポリオールとのブレンド系や、加水分解
性シリル基を有するビニル系単量体とアルコール性水酸
基を有するビニル系単量体との共重合体を使用する場合
の特徴として、加水分解性シリル基及びアルコール性水
酸基が安定なシロキサン結合又はシロキシ結合を形成し
て硬化するため、アクリルメラミンやアルキドメラミン
等のメラミン樹脂を主成分とする塗料を用いた場合と比
べて、耐酸性や耐候性が優れた塗膜を形成させることが
できるという点を一応挙げることができる。
【0006】ところで、一般に、自動車の上塗り塗装仕
上げには、メタリックカラー仕上げ及びソリッドカラー
仕上げの2種類がある。このうち、メタリックカラー仕
上げの場合には、メタリックベースコートを塗装後、ウ
ェット・オン・ウェット方式でアクリルメラミン樹脂塗
料のクリアー塗料を塗装し、2コート1ベーク方式で加
熱硬化させる方法が一般に行われている。
【0007】一方、ソリッドカラー仕上げの場合には、
アルキドメラミン樹脂塗料が用いられ、従来から、1コ
ート1ベーク方式で加熱硬化させる方法が一般に採用さ
れている。しかしながら、最近では、仕上り外観、耐候
性、耐酸性、耐擦傷性、耐汚染性等の諸特性に対する要
求が厳しくなってきたのに伴い、ソリッドカラー仕上げ
の上に、アクリルメラミン樹脂塗料、前記加水分解性シ
リル基を有するビニル系共重合体とアクリルポリオール
とのブレンド系よりなる塗料、又は、加水分解性シリル
基とアルコール性水酸基とを同一分子内に有するビニル
系共重合体よりなる塗料等のクリアー塗料を塗装する方
法が提案されている。
【0008】しかしながら、上記のクリアー塗料を使用
した場合でも、特に都市部では付着した汚れが落ちにく
く、特に淡彩色系の塗装の場合にその傾向がより目立
ち、見た目の美しさ、掃除の容易さ、掃除回数の低減等
の点から、耐汚染性の改善が望まれている。また、上記
ソリッドカラー仕上げの上にクリアー塗料を塗装する場
合でも、耐酸性、硬化性、耐汚染性等の諸物性を満足す
るものは得られていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、優れた耐酸性、硬化性を呈することはもとより、
外観性、硬度等の塗膜物性のバランスに優れるととも
に、極めて優れた耐汚染性を有する上塗り塗料用硬化性
組成物、及び、それを用いてなる塗装物を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(A)主鎖が実質的にビニル系共重合体鎖からなり、そ
の主鎖末端及び/又は側鎖に、下記一般式(1);
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 は、水素原子又は炭素数1〜
10のアルキル基を表す。R2 は、水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基及び
炭素数7〜10のアラルキル基からなる群より選択され
た1価の基を表す。R1 又はR 2 が複数存在する場合に
は、同一であっても異なっていてもよい。aは、0〜2
の整数を表す。)で表される炭素原子に結合した加水分
解性シリル基を少なくとも1個有し、更にアルコール性
水酸基を少なくとも1個有し、アルコール性水酸基当量
が1,000〜2,000g/モルであるビニル系共重
合体、(B)下記一般式(2); (R9 O)4-b −Si−(R10b (2) (式中、R9 は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数6〜10のアリール基及び炭素数7〜10の
アラルキル基からなる群より選択された1価の基を表
し、複数のR9 は、同一であっても異なっていてもよ
い。R10は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜
10のアリール基及び炭素数7〜10のアラルキル基か
らなる群より選択された1価の炭化水素基を表し、R10
が複数ある場合は、同一であっても異なっていてもよ
い。bは、0〜2の整数を表す。)で表されるシリコン
化合物及び/又はその部分加水分解縮合物、並びに、
(C)ポリオールと酸無水物とをハーフエステル化反応
させて得られるオリゴマー化合物であって、1分子中に
少なくとも2個のカルボキシル基を有し、分子量が2,
000以下であるオリゴマー化合物からなる上塗り塗料
用硬化性組成物である。
【0013】本発明は、また、メタリック粉末及び/又
は着色顔料を含有する塗料が塗布された塗布面にトップ
コートクリアー塗料が塗布されてなる塗装物であって、
上記トップコートクリアー塗料が、上記の上塗り塗料用
硬化性組成物を主成分として含有する塗装物でもある。
以下、本発明を詳述する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の上塗り塗料用硬化性組成
物は、必須成分として、(A)成分、(B)成分及び
(C)成分からなる3つの成分を含有するものである。
以下、この3成分及び所望により用いられるその他の成
分について順に説明する。
【0015】(A)成分 本発明に用いられる(A)成分は、主鎖が実質的にビニ
ル系共重合体鎖からなり、その主鎖末端及び/又は側鎖
に、上記一般式(1)で表される炭素原子に結合した加
水分解性シリル基を少なくとも1個有し、更にアルコー
ル性水酸基を少なくとも1個有し、アルコール性水酸基
当量が1,000〜2,000g/モルであるビニル系
共重合体である。
【0016】成分(A)のビニル系共重合体は、その主
鎖が実質的にビニル系共重合体鎖からなるため、得られ
る硬化性組成物を用いて形成される塗膜は、耐候性、耐
薬品性等が優れたものとなる。なお、上記ビニル系共重
合体の主鎖が「実質的にビニル系共重合体鎖からなる」
とは、上記ビニル系共重合体(A)の主鎖を構成する単
量体単位のうちの50重量%以上、好ましくは70重量
%以上が、ビニル系共重合体単位であることを意味す
る。
【0017】また、上記ビニル系共重合体においては、
加水分解性シリル基が炭素原子に結合しているため、形
成される塗膜の耐水性、耐アルカリ性、耐酸性等も優れ
たものとなる。なお、本明細書中、「加水分解性シリル
基」とは、上記一般式(1)のR1 が水素原子であるこ
とからも分かるように、シラノール基をも含む概念であ
る。
【0018】上記一般式(1)において、R1 は、水素
原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表す。上記炭素
数1〜10のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、オクチル
基、デシル基等を挙げることができる。これらのうち、
好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチ
ル基等の炭素数1〜4のアルキル基である。上記アルキ
ル基の炭素数が10を超える場合には、加水分解性シリ
ル基の反応性が低下する傾向にある。また、上記R1
が、例えばフェニル基、ベンジル基等のアルキル基以外
の基である場合にも、加水分解性シリル基の反応性が低
下するので好ましくない。上記R1 が複数存在する場合
には、同一であってもよく、異なっていてもよい。
【0019】また、上記一般式(1)において、R2
は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜10のアリール基及び炭素数7〜10のアラルキル基
からなる群より選択された1価の基を表す。上記炭素数
1〜10のアルキル基としては、上で例示した基等が挙
げられる。上記炭素数6〜10のアリール基としては、
例えば、フェニル基、トリル基、ナフチル基等を挙げる
ことができる。上記炭素数7〜10のアラルキル基とし
ては、例えば、ベンジル基、フェネチル基等を挙げるこ
とができる。これらの中では、得られる組成物が優れた
硬化性を有するという点から、炭素数1〜10のアルキ
ル基が好ましい。上記R2 が複数存在する場合には、同
一であってもよく、異なっていてもよい。
【0020】更に、上記一般式(1)において、aは、
0〜2の整数を表す。すなわち、R1は、1〜3個存在
し、R2 は、0〜2個存在する。
【0021】上記ビニル系共重合体の主鎖末端及び/又
は側鎖に結合した上記一般式(1)の加水分解性シリル
基は、上記重合体1分子中に少なくとも1個含有される
ものであるが、得られる硬化性組成物を用いて形成され
る塗膜の耐溶剤性が優れるという点から、2〜10個含
有されることが好ましい。
【0022】上記ビニル系共重合体主鎖末端及び/又は
側鎖に結合したアルコール性水酸基は、上記重合体1分
子中に少なくとも1個含有される。
【0023】上記ビニル系共重合体におけるアルコール
性水酸基当量は、上記アルコール性水酸基1モルを含有
するビニル系共重合体の量(g)で表示すると、1,0
00〜2,000g/モルである。1,000g/モル
未満の場合には、得られる硬化性組成物を用いて形成さ
れる塗膜の貯蔵安定性、耐酸性が十分でなく、また、
2,000g/モルを超える場合には、硬化性組成物の
熱硬化性が劣る傾向がある。
【0024】また、上記ビニル系共重合体における加水
分解性シリル基当量は、上記加水分解性シリル基1モル
を含有するビニル系共重合体の量(g)で表示すると、
優れた熱硬化性、耐酸性、耐候性戸を呈する硬化性組成
物が得られるという点から、500〜7,000g/モ
ルであることが好ましい。より好ましくは、550〜
5,000g/モルであり、更に好ましくは、650〜
4,000g/モルである。500g/モル未満の場合
には、内部応力が大きくなり、7,000g/モルを超
える場合には、硬化性が低下する傾向がある。
【0025】上記ビニル系共重合体は、例えば、下記
(1)〜(3)等の単量体を含有する共重合成分を重合
することによって製造することができる。 (1)加水分解性シリル基含有ビニル系単量体(モノマ
ー(a−1))、(2)アルコール性水酸基含有ビニル
系単量体(モノマー(a−2))、及び(3)共重合可
能なその他の単量体(モノマー(a−3))。
【0026】上記モノマ−(A−1)の具体例として
は、例えば、下記の(3−1)〜(3−11)の化合
物;
【0027】
【化3】
【0028】等の下記一般式(3);
【0029】
【化4】
【0030】(式中、R1 、R2 、aは、上記と同じ。
5 は、水素原子又はメチル基を表す。)で表される化
合物、下記の(4−1)〜(4−9)の化合物;
【0031】
【化5】
【0032】等の下記一般式(4);
【0033】
【化6】
【0034】(式中、R1 、R2 、R5 及びaは上記と
同じ。nは、1〜12の整数を表す。)で表される化合
物、下記の(5−1)〜(5−2)の化合物;
【0035】
【化7】
【0036】等の下記一般式(5);
【0037】
【化8】
【0038】(式中、R1 、R2 、R5 、a、nは上記
と同じ。)で表される化合物、及び、下記の(6−1)
〜(6−2)の化合物;
【0039】
【化9】
【0040】(式中、pは、0〜20の整数を表す。)
等の一般式(6);
【0041】
【化10】
【0042】(式中、R1 、R2 、R5 、a、pは、上
記と同じ。)で表される化合物や、上記一般式(1)で
表される加水分解性シリル基をウレタン結合又はシロキ
サン結合を介して末端に有する(メタ)アクリレート等
が挙げられる。これらの中では、取扱いが容易で低価格
であり、反応副生成物を生じないという点から、上記一
般式(4)で表される化合物が好ましい。これらのモノ
マー(A−1)は単独で用いてもよく、2種類以上を併
用してもよい。
【0043】上記モノマー(a−1)の使用量は、共重
合成分全量中、5〜60%(重量%、以下同様)である
のが好ましく、10〜50%であるのがより好ましい。
この使用量が5%未満である場合には、得られる硬化性
組成物を用いて形成される塗膜の耐酸性が不充分となる
傾向があり、60%を超える場合には、硬化性組成物の
保存安定性が低下する傾向がある。
【0044】次に、上記モノマー(a−2)としては、
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シエチルビニルエーテル、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、アロニクス5700(商品名)(東亜合成
化学工業社製)、4−ヒドロキシスチレン;HE−1
0、HE−20、HP−1、HP−20(各商品名)等
の末端に水酸基を有するアクリル酸エステルオリゴマー
(以上、日本触媒化学工業社製);ブレンマーPPシリ
ーズ(ポリプロピレングリコールメタクリレート)、ブ
レンマーPEシリーズ(ポリエチレングリコールモノメ
タクリレート)、ブレンマーPEPシリーズ(ポリエチ
レングリコールポリプロピレングリコールメタクリレー
ト)、ブレンマーAP−400(ポリプロピレングリコ
ールモノアクリレート)、ブレンマーAE−350(ポ
リエチレングリコールモノアクリレート)、ブレンマー
NKH−5050(ポリプロピレングリコールポリトリ
メチレンモノアクリレート)、ブレンマーGLM(グリ
セロールモノメタクリレート)(各商品名)等の化合物
(以上、日本油脂社製);水酸基含有ビニル系化合物と
ε−カプロラクトンの反応によって得られるε−カプロ
ラクトン変性ヒドロキシアルキルビニル系共重合性化合
物等が挙げられる。
【0045】上記ε−カプロラクトン変性ヒドロキシア
ルキルビニル系共重合性化合物の代表例としては、例え
ば、下記一般式(7);
【0046】
【化11】
【0047】で表される化合物が挙げられる。その具体
例としては、例えば、PlaccelFA−1〔上記一
般式(1)中で、R6 は水素原子であり、qは1である
化合物〕、Placcel FA−4(R6 は水素原
子、qは4)、PlaccelFM−1(R6 は水素原
子、qは1)、Placcel FM−4(R6 は水素
原子、qは4)(各商品名)(以上、ダイセル化学工業
社製);TONE M−100(R6 は水素原子、qは
2)、TONE M−201(各商品名)(R6 はメチ
ル基、qは1)(以上、UCC社製)等が挙げられる。
【0048】これらのモノマー(a−2)は、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記モノマー
(a−2)の中では、得られる硬化性組成物を用いて形
成される塗膜の耐酸性及び耐水性が優れるという点か
ら、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及びε−カプ
ロラクトン変性ヒドロキシアルキルビニル系共重合性化
合物が好ましく、特に、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートが好ましい。
【0049】上記モノマー(a−2)の使用量は、共重
合成分全量中0.1〜50%であることが好ましく、2
〜35%であることがより好ましい。この使用量が50
%を超える場合には、硬化性組成物を用いて形成される
塗膜の耐水性及び耐酸性が低下する傾向がある。
【0050】上記モノマー(a−3)としては、例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、パ
ーフルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリロニトリル、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リルアミド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、マクロモノマーであるAS−6、AN−
6、AA−6、AB−6、AK−5(各商品名)等の化
合物(以上、東亜合成化学工業社製)、(メタ)アクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステル類等のα,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル
類とリン酸又はリン酸エステル類との縮合生成物等のリ
ン酸エステル基含有ビニル系化合物、ウレタン結合やシ
ロキサン結合を含む(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸誘導体;スチレン、α−メチルスチレン、ク
ロロスチレン、スチレンスルホン酸、4−ヒドロキシス
チレン、ビニルトルエン等の芳香族炭化水素系ビニル化
合物;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和カ
ルボン酸、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、
アミン塩等の塩;無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸
の酸無水物、これらと炭素数1〜20の直鎖状若しくは
分岐鎖を有するアルコールとのジエステル又はハーフエ
ステル等の不飽和カルボン酸のエステル;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、ジアリルフタレート等のビニルエ
ステルやアリル化合物;ビニルピリジン、アミノエチル
ビニルエーテル等のアミノ基含有ビニル系化合物;イタ
コン酸ジアミド、クロトンアミド、マレイン酸ジアミ
ド、フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドン等のアミ
ド基含有ビニル系化合物;メチルビニルエーテル、シク
ロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、クロロプレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレ
ン、フルオロオレフィンマレイミド、N−ビニルイミダ
ゾール、ビニルスルホン酸等のその他のビニル系化合物
等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
【0051】なお、モノマー(a−3)として、アミ
ン、カルボン酸、スルホン酸、リン酸系の基を有する極
性モノマーを用いる場合には、重合時の架橋反応を抑え
るために、その使用量を共重合成分全量の5%以下にす
ることが望ましい。
【0052】本発明においては、得られる硬化性組成物
を用いて形成される塗膜の耐候性、耐溶剤性、耐衝撃性
等を向上させる目的で、上記ビニル系共重合体の50%
を超えない範囲で、ウレタン結合やシロキサン結合によ
り形成されたセグメントを、ビニル系共重合体主鎖中に
含まれるように使用してもよい。
【0053】本発明の(A)成分であるビニル系共重合
体は、上記モノマー(a−1)、モノマー(a−2)、
モノマー(a−3)等を含有する共重合成分から、例え
ば、特開昭54−36395号公報、特開昭57−55
954号公報等に記載の方法によって製造することがで
きるが、合成の容易さ等の点から、アゾビスイソブチロ
ニトリル等のアゾ系ラジカル重合開始剤を用いた溶液重
合法によって製造するのが好ましい。
【0054】上記溶液重合法に用いられる重合溶媒は、
非反応性のものであれば特に限定されず、例えば、トル
エン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル
類;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−
ブタノール等のアルコール類;エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、セロソルブアセテート等のエーテル類;
メチルエチルケトン、アセト酢酸エチル、アセチルアセ
トン、ジアセトンアルコール、メチルイソブチルケト
ン、アセトン等のケトン類等の溶媒が挙げられる。
【0055】上記重合溶媒は、単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。ただし、メタノールやブタノ
ール等のアルコール類を重合溶媒として用いる場合に
は、共重合成分100重量部に対してアルコール類を1
〜30重量部の割合で使用するのが好ましい。上記アル
コール類の量が1重量部未満の場合には、重合時にゲル
化を起こす可能性があるので好ましくない。
【0056】また、上記溶液重合の際に連鎖移動剤を用
いることにより、得られるビニル系共重合体の分子量を
調節してもよい。上記連鎖移動剤の具体例としては、例
えば、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシル
メルカプタン、n−ブチルメルカプタン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエ
トキシシラン、(CH3 O)3 Si−S−S−Si(O
CH33 、(CH3 O)3 Si−S8 −Si(OCH
33 等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。
【0057】例えば、上記γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン等の加水分解性シリル基を分子中に有す
る連鎖移動剤を用いる場合には、上記ビニル系共重合体
の主鎖末端に加水分解性シリル基を導入することができ
るので好ましい。
【0058】上記連鎖移動剤の使用量は、共重合成分に
対して、0.1〜10%程度であるのが好ましい。
【0059】(B)成分 本発明に用いられる(B)成分は、上記一般式(2)で
表されるシリコン化合物及び/又はその部分加水分解縮
合物である。この成分は、得られる硬化性組成物を用い
て形成される塗膜の耐汚染性を向上させる作用を有す
る。
【0060】上記一般式(2)において、R9 は、水素
原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10の
アリール基及び炭素数7〜10のアラルキル基からなる
群より選択される1価の基を表す。これらの炭化水素基
としては、上で例示したもの等が挙げられる。複数のR
9 は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
【0061】また、上記一般式(2)において、R
10は、炭素数1〜10アルキル基、炭素数6〜10のア
リール基及び炭素数7〜10のアラルキル基からなる群
より選択される1価の炭化水素基を表す。これらの炭化
水素基としては、上で例示したもの等が挙げられる。R
10が複数存在する場合には、同一であってもよく、異な
っていてもよい。
【0062】更に、上記一般式(2)において、bは0
〜2の整数を表す。すなわち、R9 は、2〜4個存在
し、R10は、0〜2個存在する。
【0063】上記シリコン化合物の具体例としては、例
えば、テトラメチルシリケート、テトラエチルシリケー
ト、テトラn−プロピルシリケート、テトライソプロピ
ルシリケート、テトラn−ブチルシリケート、テトライ
ソブチルシリケート、テトラt−ブチルシリケート等の
テトラアルキルシリケート;メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、オクタデシルトリエト
キシシラン、メチルトリsec−オクチルオキシシラ
ン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブト
キシシラン等のアルキルトリアルコキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン等
のアリールトリアルコキシシラン、メチルトリフェノキ
シシラン等のアルキルトリアリールオキシシラン等が挙
げられる。
【0064】また、上記シリコン化合物の部分加水分解
縮合物としては、例えば、通常の方法で上記テトラアル
キルシリケート、トリアルコキシシラン、トリアリール
オキシシラン等に水を添加し、部分加水分解させて縮合
させたもの、又は、アルコール系溶剤中、酸性物質と水
の存在下、上記テトラアルキルシリケートを加水分解し
たもの等が挙げられる。
【0065】その具体例としては、例えば、MSI5
1、ESI40、HAS−1、HAS−10(各商品
名)(以上、コルコート社製);MS51、MS56、
MS56S(各商品名)(以上、三菱化学社製)等のテ
トラアルキルシリケート部分加水分解縮合物や、AFP
−1(商品名)(信越化学工業社製)等のトリアルコキ
シシラン部分加水分解縮合物等が挙げられる。
【0066】上記のごとき(B)成分としては、単独で
用いてもよく2種以上を併用してもよいが、(A)成分
及び(C)成分との相溶性、得られる組成物の硬化性及
び該組成物を用いて形成される塗膜の硬度が高いことに
より汚染物質の定着を抑制するという点から、ESI2
8、MS51、MS56、HAS−1等のテトラアルキ
ルシリケート及び/又はテトラアルキルシリケートの部
分加水分解縮合物が好ましい。
【0067】(B)成分の使用量は、(A)成分100
重量部に対して1〜100重量部であることが好まし
く、より好ましくは5〜100重量部、更に好ましくは
10〜80重量部である。(B)成分が1重量部未満の
場合には耐汚染性の効果が充分でなく、100重量部を
超える場合には耐衝撃性が低下する。
【0068】上記(B)成分の添加方法については特に
限定されず、上記(A)成分の重合時に添加してもよ
く、また、(A)成分との加熱ブレンドや(A)及び
(C)成分とのコールドブレンド等の方法も用いること
ができる。
【0069】(C)成分 本発明の(C)成分は、ポリオールと酸無水物とをハー
フエステル化反応させて得られるオリゴマー化合物であ
って、1分子中に少なくとも2個のカルボキシル基を有
するオリゴマー化合物である。このオリゴマー化合物
を、以下、「カルボン酸オリゴマー」とする。
【0070】上記カルボン酸オリゴマーを合成するため
の上記ポリオールは、1分子中に水酸基を2個以上有す
る化合物であり、なかでも、本発明の組成物から得られ
る塗膜の硬化性、耐候性、耐酸性、リコート密着性等の
点から、1分子中に水酸基を2〜10個以上有するもの
が好ましい。
【0071】上記ポリオールとしては、エチレングリコ
ール、1,2−又は1,3−プロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
2,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、ペンタンジオール、ジメチルブ
タンジオール、水添ビスフェノールA、グリセリン、ソ
ルビトール、ネオペンチルグリコール、1,3−オクタ
ンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2
−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘ
キサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、キニトール、マニトール、トリスヒド
ロキシエチルイソシアヌレート、ジペンタエリスリトー
ル、トリスヒドロキシメチルエタン等の多価アルコール
類;これらの多価アルコール類とγ−ブチロラクトンや
ε−カプロラクトン等のラクトン化合物との開環付加
体;該多価アルコール類とトリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート等のイソ
シアネート化合物とのアルコール過剰下での付加体;該
多価アルコール類とエチレングリコールジビニルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジビニルエーテル、ブタン
ジオールジビニルエーテル、ペンタンジオールジビニル
エーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4
−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル等のビ
ニルエーテル化合物とのアルコール過剰下での付加体;
及び該多価アルコール類とアルコキシシリコール化合
物、例えばKR−213、KR−217、KR−921
8(いずれも商品名、信越化学工業社製)等とのアルコ
ール過剰下での縮合体等が挙げられる。
【0072】これらのポリオールと反応させて上記カル
ボン酸オリゴマーを得るための酸無水物としては特に限
定されず、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水フ
タル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸、無水トリメリット酸等が挙げられる。
【0073】また、上記ポリオールと上記酸無水物との
比率を調整することで、水酸基も含有するカルボン酸オ
リゴマーを製造することができ、これを(C)成分とし
て用いてもよい。
【0074】(C)成分であるカルボン酸オリゴマーの
分子量は2,000以下であり、好ましくは100〜
1,800である。分子量が2,000を超えると、硬
化性、相溶性が低下する可能性がある。
【0075】(C)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し、0.1〜80重量部であるのが好まし
い。(C)成分の配合量が80重量部を超えると、耐水
性及び塗料化時の貯蔵安定性が低下する場合があり、
0.1重量部未満の場合には、硬化性が低下する可能性
がある。なお、好ましい範囲は1〜80重量部であり、
より好ましい範囲は1〜50重量部である。
【0076】その他の成分 本発明の上塗り塗料用硬化性組成物には、上記の各成分
以外に、溶剤(D)を用いる。溶剤(D)は、上記の
(A)、(B)及び(C)成分のいずれをも溶解し、又
は、安定に分散させることができるものであれば特に限
定されない。なかでも代表的なものは、トルエン、キシ
レン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、オクタン等の炭
化水素系、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノ
ール、t−ブタノール、エチレングリコールモノアルキ
ルエーテル等のアルコール系、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン系等の、ビニル系共重合体(A)を調製する
際に用いられるような溶剤である。これらのうち、アル
コール系溶剤は脱水剤と併用すれば、安定性に好結果が
得られる。溶剤(D)としては、(A)成分であるビニ
ル系共重合体の重合時に用いられた溶媒をそのまま用い
ることもできる。
【0077】上記溶剤の使用量には特に限定はないが、
余りにも多い場合には、得られる硬化性組成物を用いて
形成された塗膜にワキ(発泡現象)等の欠陥が生じ易く
なる傾向があるので、ビニル系共重合体(A)100重
量部に対して通常は70重量部以下であり、好ましくは
50重量部以下、より好ましくは20重量部以下であ
る。また、下記の脱水剤を用いずに溶剤を単独で用いる
場合には、通常は0.5〜70重量部であり、好ましく
は1〜50重量部、より好ましくは2〜20重量部であ
る。
【0078】本発明の硬化性組成物に脱水剤を更に加え
ることにより、該硬化性組成物の保存安定性をより向上
させることができる。
【0079】上記脱水剤としては、例えば、オルトギ酸
メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト
酢酸エチル、オルト酪酸メチル、オルト酪酸エチル、オ
ルトプロピオン酸メチル、オルトプロピオン酸エチル等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0080】上記脱水剤はビニル系共重合体(A)の重
合時に加えておいてもよく、また重合後に加えてもよ
い。かかる脱水剤の使用量があまりにも多い場合には、
得られる硬化性組成物を用いて形成される塗膜にピンホ
ール等の欠陥が生じ易くなる傾向があるので、ビニル系
共重合体(A)100重量部に対して70重量部以下で
使用し、好ましくは50重量部以下で使用し、20重量
部以下で使用するのがより好ましい。
【0081】本発明の上塗り塗料用硬化性組成物に、例
えば、紫外線吸収剤、光安定剤等の耐候性向上剤を配合
することにより、その耐候性を更に向上させることがで
きる。特にこれらを併用することにより、より一層効果
的に耐候性を向上させることができる。
【0082】上記紫外線吸収剤としては、例えば、ベン
ゾフェノン系、トリアゾール系、フェニルサリチレート
系、ジフェニルアクリレート系、アセトフェノン系のも
の等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく2種以
上を併用してもよい。上記紫外線吸収剤の使用量は、硬
化性組成物の樹脂固形分100重量部に対して、通常、
0.1〜10重量部であり、好ましくは1〜5重量部で
ある。
【0083】上記光安定剤としては、例えば、ビス
(2,2,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ
ート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)セバケート、2−(3,5−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロ
ン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラ
カルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレート等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。上記光
安定剤の使用量は、硬化性組成物の樹脂固形分100重
量部に対して、通常、0.1〜10重量部であり、好ま
しくは1〜5重量部である。
【0084】次に、本発明の上塗り塗料用硬化性組成物
を用いた塗装の一例について説明 する。メタリック粉
末及び/又は着色顔料を含有する塗料を被塗装物に塗布
した後、該塗布面に本発明の上塗り塗料用硬化性組成物
を主成分とするトップコートクリアー塗料を塗布する。
【0085】上記メタリック粉末及び/又は着色顔料を
含有する塗料(ベースコート)には特に限定はなく、例
えば、アミノアルキド樹脂、オイルフリーアルキド樹
脂、熱硬化アクリル樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、硝化綿
ラッカー、変性アクリルラッカー、スレートアクリルラ
ッカー、常温硬化ウレタン樹脂、アクリルエナメル樹
脂、酸化硬化アルキド樹脂、酸化硬化変性(CAB等)
アルキド樹脂、常温又は加熱硬化型フッ素樹脂、加水分
解性シリル基含有樹脂、本発明の硬化性組成物及びこれ
らの混合物等を主成分とするものに、メタリック粉末や
着色顔料を配合した塗料等を用いることができる。
【0086】上記メタリック粉末及び/又は着色顔料を
含有する塗料は、有機溶媒を媒体とした溶液型塗料、非
水ディスパージョン塗料、多液型塗料、粉体塗料、スラ
リー塗料、水性塗料等のいずれのタイプの塗料であって
もよい。
【0087】上記メタリック粉末及び着色顔料にも特に
限定はなく、従来から使用されているものを用いること
ができる。メタリック粉末の具体例としては、例えば、
アルミニウム粉末、銅粉末、雲母粉末等が挙げられる。
着色顔料の具体例としては、例えば、フタロシアニンブ
ルー、トルイジンレッド、ベンジジンエロー等の有機系
顔料や、酸化チタン、カーボンブラック、ベンガラ等の
無機系顔料が挙げられる。これらのメタリック粉末及び
着色顔料はそれぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0088】なお、上記メタリック粉末及び/又は着色
顔料を含有する塗料に上述の紫外線吸収剤や光安定剤を
配合すれば、塗装物の耐候性を一層向上させることがで
きる。
【0089】また、ベースコートとトップコートクリア
ー塗膜との密着性を向上させるために、上記メタリック
粉末及び/又は着色顔料を含有する塗料に上述のシリコ
ン化合物(特に、アミノシラン化合物等)を配合するこ
ともできる。この場合のシリコン化合物の配合量は、上
記塗料100重量部に対して、通常、20重量部以下で
あり、好ましくは0.5〜10重量部である。
【0090】本発明の塗装物は、上記のメタリック粉末
及び/又は着色顔料を含有する塗料がベースコートとし
て塗布された塗布面に、更にトップコートクリアー塗料
が塗布されてなる塗装物であって、上記トップコートク
リアーは、上述の硬化性組成物を主成分として含有する
ものである。本発明の塗装物は、例えば、被塗物に上記
メタリック粉末及び/又は着色顔料を含有する塗料を塗
布して数分間セッティングした後、ウェット・オン・ウ
ェット方式で上記トップコートクリアー塗料を塗装して
加熱硬化させる2コート1ベーク方式や、上記メタリッ
ク粉末及び/又は着色顔料を含有する塗料を塗装して加
熱硬化させた後、上記トップコートクリアー塗料を塗布
して加熱硬化させる2コート2ベーク方式等の方式によ
り製造することができる。上記トップコートクリアー塗
料の塗布は、浸漬、吹付け、刷毛塗り、ロールコーター
又はフローコーターを用いる方法等、従来から行われて
いる種々の方法により行うことができる。上記トップコ
ートクリアー塗料は、塗布後、30℃以上、好ましくは
55〜350℃に加熱することにより硬化させることが
できる。
【0091】本発明の塗装物における塗膜の厚さは、用
途によって異なるため一概に規定できないが、メタリッ
ク粉末及び/又は着色顔料を含有する塗膜の厚さは、隠
蔽性等の点から10〜30μmの範囲内が好ましく、ま
た、トップコートクリアー塗膜の厚さは、耐久性等の点
から20〜50μmの範囲が好ましい。
【0092】本発明の上塗り塗料用硬化性組成物は、上
述のように、優れた耐酸性、耐擦傷性、外観性、熱硬化
性等を呈するとともに、極めて優れた耐汚染性を呈する
ものであり、例えば、自動車、産業機械、スチール製家
具、建築物内外装、家電用品、プラスチック製品等に用
いられる上塗り塗料、特に自動車用上塗り塗料等として
好適に使用することができる。
【0093】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるもの
ではない。
【0094】合成例1 ビニル系共重合体(A)の合成 撹拌機、温度計、還流管、窒素ガス導入管及び滴下ロー
トを備えた反応器に、表1における[部分2]を仕込
み、窒素ガスを導入しつつ、115℃に昇温した後、
[部分1]の混合溶液を4時間かけて等速で滴下した。
次に、この中へ[部分3]の混合溶液を1時間かけて等
速で滴下した。引き続き115℃で2時間撹拌した後、
室温まで冷却した。最後に、[部分4]の混合溶液を加
えて撹拌した。得られた溶液の固形分濃度、共重合体の
数平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)により測定)、加水分解性シリル基当量及
びアルコール性水酸基当量を表1に併記した。
【0095】
【表1】
【0096】表1で配合した成分は以下のとおりであ
る。 A174:γ−トリメトキシシリルプロピルメタクリレ
ート(日本ユニカー社製) ソルベッソ100:石油系芳香族溶剤(エクソン化学社
製) V−59:2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニト
リル)(和光純薬工業社製)
【0097】合成例2 カルボン酸オリゴマー(C)の
合成 撹拌機、温度計、還流管、窒素ガス導入管及び滴下ロー
トを備えた反応器に、表2における[部分1]を仕込
み、窒素ガスを導入しつつ、120℃で15分間撹拌
後、[部分2]を15分間かけて加えた。その後、12
0℃で3時間反応させた。IRで酸無水物基の吸収
(1,785cm-1)が消失するのを確認した。
【0098】
【表2】
【0099】実施例1〜4、比較例1〜4 上記合成例より得られた(A)成分[(A−1)〜(A
−3)]、(B)成分、(C)成分[(C−1)〜(C
−3)]、比較のための成分(A′−1)、(A′−
2)を表3に示す固形分比で配合した。各実施例又は比
較例の全樹脂固形分に対し、レベリング剤(楠本化成社
製のディスパロンL−1984−50)を0.4%、紫
外線吸収剤チヌビン384を2%、光安定剤チヌビン1
23を1%(いずれもチバガイギー社製)加えた。この
混合物をソルベッソ100(エクソン化学社製の石油系
芳香族溶剤)で希釈してフォードカップで約20〜25
秒の粘度に調製し、トップコート用クリアー塗料とし
た。
【0100】脱脂及び燐酸化成処理を行った軟鋼板に、
自動車エポキシアミド系カチオン電着プライマー及び中
塗りサーフェーサーを塗装した塗板を試験片として用
い、その上に市販のアクリルメラミン樹脂塗料(黒ベー
スコート、但し、耐汚染性評価は白ベースコート)を施
した。次に上記トップコート用クリアー塗料をウェット
・オン・ウェット方式で塗装し、20分間セッティング
した後、140℃で30分間焼き付けた。乾燥膜厚は、
ベースコートが約15μm、トップコートクリアーが約
40μmであった。得られた塗膜における耐酸性、ゲル
分率、外観性、鉛筆硬度、耐汚染性、親水性、及び貯蔵
安定性を下記方法により評価した。結果を表3に併記す
る。
【0101】耐酸性 10%硫酸水溶液を0.5cc、ピペットを用いて試験
板上に滴下し、乾燥機中、80℃で30分間加熱した
後、水で硫酸水溶液を洗い落とし、塗膜表面の変化の様
子を観察し、次の基準で評価した。 10点:試験前と変化なし 9点:僅かに変化が認められる 8点:円形の後が残る 7点:変色や膨れがわずかに認められる 5点:光沢の低下や変色が明らかに認められる 1点:フィルムの溶解が認められる
【0102】ゲル分率 トップコート用クリアー塗料をスズ箔上に塗布し、12
0℃又は140℃で30分間焼き付けて得られた厚さ約
40μmの遊離のクリアーフィルムを約50×50mm
の大きさに切断し、予め精秤した200メッシュのステ
ンレス製の金網(W0 )に包み精秤した(W1 )。その
後、アセトン中に24時間浸漬して抽出を行い、次いで
乾燥・精秤し(W2 )、下記式に基づいてゲル分率
(%)を求めた。 ゲル分率(%)={(W2 −W0 )/(W1 −W0 )}
×100
【0103】外観性 光沢及び鮮映性を目視により総合評価した。○は良好、
△は普通、×は不良を示す。鉛筆硬度 JIS K 5400に準拠して評価した。
【0104】耐汚染性 曝露初期のL*a*b*表色系で表される明度を色彩色
差計(ミノルタ社製:CR300)で測定し、大阪府摂
津市で南面30°の屋外曝露を3ヶ月実施した。曝露後
の明度と曝露前の明度差の絶対値(ΔL値)を汚染性の
尺度とした。なお、数値の小さい方が耐汚染性に優れ、
数値の大きい方が汚れていることを示す。
【0105】親水性 親水性は、接触角測定機(協和界面科学社製:CA−S
150型)を用い、曝露前と大阪府摂津市で南面30°
の屋外曝露3ヶ月後の水との接触角を測定することによ
り評価した。数値が小さいほど親水性が高いことを示
す。貯蔵安定性(A)、(B)及び(C)成分の樹脂固
形分濃度を50%に調整した後、40℃で10日間貯蔵
し、主剤の粘度変化(B型粘度計)を調べ、その増粘倍
率を示した。
【0106】
【表3】
【0107】表3の結果から、実施例1〜4で得られた
塗料を用いて形成した塗膜はいずれも、耐酸性、硬化性
に非常に優れ、外観性、鉛筆硬度等の塗膜物性バランス
に優れたものであると同時に、耐汚染性に優れたもので
あることが分かる。
【0108】
【発明の効果】本発明の上塗り塗料用硬化性組成物は、
優れた熱硬化性を呈するとともに、形成される塗膜が耐
酸性、外観性が良好で、かつ、耐汚染性等の塗膜物性バ
ランスに優れているので、例えば、自動車、産業機械、
スチール製家具、建築物内外装、プラスチック等に用い
られる上塗り塗料等に好適に使用することができる。上
記上塗り塗料用硬化性組成物を塗装した塗装物は、上記
のごとき優れた特性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 良行 明石市西明石北町3丁目3−26−103 (72)発明者 小林 佳子 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 梅村 晋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)主鎖が実質的にビニル系共重合体
    鎖からなり、その主鎖末端及び/又は側鎖に、下記一般
    式(1); 【化1】 (式中、R1 は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキ
    ル基を表す。R2 は、水素原子、炭素数1〜10のアル
    キル基、炭素数6〜10のアリール基及び炭素数7〜1
    0のアラルキル基からなる群より選択された1価の基を
    表す。R1 又はR 2 が複数存在する場合には、同一であ
    っても異なっていてもよい。aは、0〜2の整数を表
    す。)で表される炭素原子に結合した加水分解性シリル
    基を少なくとも1個有し、更にアルコール性水酸基を少
    なくとも1個有し、アルコール性水酸基当量が1,00
    0〜2,000g/モルであるビニル系共重合体、
    (B)下記一般式(2); (R9 O)4-b −Si−(R10b (2) (式中、R9 は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル
    基、炭素数6〜10のアリール基及び炭素数7〜10の
    アラルキル基からなる群より選択された1価の基を表
    し、複数のR9 は、同一であっても異なっていてもよ
    い。R10は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜
    10のアリール基及び炭素数7〜10のアラルキル基か
    らなる群より選択された1価の炭化水素基を表し、R10
    が複数ある場合は、同一であっても異なっていてもよ
    い。bは、0〜2の整数を表す。)で表されるシリコン
    化合物及び/又はその部分加水分解縮合物、並びに、
    (C)ポリオールと酸無水物とをハーフエステル化反応
    させて得られるオリゴマー化合物であって、1分子中に
    少なくとも2個のカルボキシル基を有し、分子量が2,
    000以下であるオリゴマー化合物からなることを特徴
    とする上塗り塗料用硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分100重量部に対して、
    (B)成分を1〜100重量部、(C)成分を0.1〜
    80重量部の割合で含有する請求項1記載の上塗り塗料
    用硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分は、テトラアルキルシリケー
    ト及び/又はその部分加水分解縮合物である請求項1又
    は2記載の上塗り塗料用硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 メタリック粉末及び/又は着色顔料を含
    有する塗料が塗布された塗布面にトップコートクリアー
    塗料が塗布されてなる塗装物であって、前記トップコー
    トクリアー塗料が、請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の上塗り塗料用硬化性組成物を主成分として含有するこ
    とを特徴とする塗装物。
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