JPH11342125A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH11342125A
JPH11342125A JP11090221A JP9022199A JPH11342125A JP H11342125 A JPH11342125 A JP H11342125A JP 11090221 A JP11090221 A JP 11090221A JP 9022199 A JP9022199 A JP 9022199A JP H11342125 A JPH11342125 A JP H11342125A
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Hisahiro Shinohara
久広 篠原
Masahiro Ozaki
真浩 尾嵜
Manabu Hiraoka
学 平岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のスキャンによる関心領域のCT値を常
に高い精度で把握しなくても、適切なタイミングで第2
のスキャンを実行できるようにする。 【解決手段】 モニタリングを行うべき関心領域を複数
個設定可能にする。キーボード17又はマウス19から
複数ROIについてそれぞれROI位置情報及びCT値
条件がROI位置情報メモリ39及びROI条件メモリ
に設定される。再構成装置9は、投影データメモリに格
納された第1のスキャンデータを再構成して、画像メモ
リ11を介して表示装置13に再構成像59として表示
するとともに、ROI位置情報として設定された複数R
OI領域毎の代表CT値を計算して、画像メモリ11に
格納する。CPU15の条件判定部43は、各ROIの
代表CT値がROI条件メモリ21の条件を満足するか
判定し、それぞれの判定結果間の演算により第1のスキ
ャンを継続するか、第2のスキャンへ移行するかを判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT(コンピ
ュータ断層撮影)装置に関し、特にリアルタイムCT値
モニタリング機能を備え、第1のスキャンにより関心領
域のCT値のモニタリングを行い、このCT値が所定の
条件を満たすときに、臨床応用画像を取得するための第
2のスキャンを実行するX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のX線CT装置では、検出器の高性
能化、演算処理装置の高速化が進み、スキャンの進行中
に、画像再構成を行ってそれを表示するリアルタイム再
構成が実現されている。
【0003】このリアルタイム再構成の技術を、造影剤
を用いたX線CT撮影に応用してリアルタイムにCT値
をモニタリングするシステムがある。このシステムは、
造影剤投与後、第1のスキャンを行って関心領域のCT
値を監視し、造影剤の分布が最適な状態になったときに
第2のスキャンを行なって、適切に造影された画像を得
る。
【0004】このリアルタイムCT値モニタリングシス
テムでは、関心領域のCT値がリアルタイムに監視さ
れ、第2のスキャンで造影剤の最適な分布状態での画像
が得られる。このため、造影剤の使用量を減らして被検
体の負担を軽減でき、またスキャン回数を減らして被検
体の放射線被曝量を低減することもできる。
【0005】このようなシステムを備えたX線CT装置
は、第1のスキャンにおいて単に1個の関心領域を指定
し、これをリアルタイムCT値監視の対象としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、第2のスキ
ャンを実行するタイミングを単一の関心領域のCT値に
基づいて判断することになり、このCT値を常に高い精
度で把握しておく必要があった。
【0007】その結果、例えば、第1のスキャン中に被
検体の体動等による外乱を受けたときに異なった判定を
行う可能性がある。このため外乱の少ない箇所に関心領
域を設定するか、その外乱の実体を見極める方向で対処
することになって、これに割り当てる計算機資源が累乗
的に増大し、ひいては、関心領域の指定条件が制約を受
けるといった影響が懸念された。
【0008】本発明は上述の点に鑑み為されたものであ
り、その目的は、第1のスキャンでモニタリングすべき
関心領域のCT値を、常に高い精度で把握しなくても、
状況に応じ必要な精度で把握しておけば、適切なタイミ
ングで第2のスキャンを実行することができるX線CT
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のX線CT装置は、第1のスキャンにより関心領
域のCT値のモニタリングを行い、このCT値が所定の
条件を満たすときに、臨床応用画像を取得するための第
2のスキャンを実行するX線CT装置において、前記モ
ニタリングを行うべき関心領域を複数個設定可能な関心
領域設定手段を有することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、第1のスキャンでCT値
のモニタリングを行うべき関心領域を、関心領域設定手
段により複数個設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図中、同じ動作を示す要素
は同じ参照符号で示し、説明の重複を避ける。
【0012】先ず、図1〜図5を参照して本発明の第1
の実施の形態を説明する。
【0013】図1に示すように、X線CT装置CT1
は、被検体Pを複数のX線スキャンモードの1つでスキ
ャンしてスキャンデータを採集する検査システムA1
と、この検査システムA1により採集されたスキャンデ
ータに基づき被検体Pのスキャン部の監視用画像を再構
成して表示するとともに、表示画像中の後述の要領で設
定された各関心領域(以下、しばしば「ROI」と呼
ぶ。)のCTデータを処理してそれらを領域別に代表す
る数値データ(以下、しばしば「代表CT値」又は単に
「CT値」と呼ぶ。)を与える監視システムB1と、複
数のCT値からなる前記数値データの総合的な特徴を被
検体Pのスキャン予定部との関係に照らして認識し、そ
の認識結果に基づいて前記検査システムA1に制御指令
CMを与える制御システムC1とからなる。この制御シ
ステムC1により認識されるべき数値データの総合的特
徴(即ち属性)とそれが認識されるための顕著さ(即ち
有意性)とは、後述の要領で設定される諸条件により定
義される。制御指令CMは、検査システムA1が第1の
スキャンを行うためのスキャンモードにあり且つ上記設
定条件が満たされた場合に、第2のスキャンの起動信号
を含む。
【0014】検査システムA1は、X線源であるX線管
31と線量検出器33とを含む回転スキャン架台3と、
被検体Pを載置して体軸方向に移動させる天板を含む寝
台装置5と、検出器33の検出信号を増幅しA/D変換
して収集する投影データ収集部7とを備えて構成され
る。
【0015】監視システムB1は、投影データを格納す
る記憶メモリ35と、この記憶メモリ35から読み出し
た投影データからスキャノ像及び断層像を再構成すると
ともに関心領域の代表CT値を計算する再構成演算装置
37と、設定された関心領域の座標データを記憶するR
OI位置情報メモリ39とを有する再構成装置9と、ス
キャノ像、断層像及び複数関心領域のCT値を記憶する
画像メモリ11と、この画像メモリ11に記憶された画
像を表示することにより操作者への出力装置として機能
する表示装置13とを含む。
【0016】制御システムC1は、X線CT装置CT1
全体を制御するCPU(中央処理装置)15を含むコン
ソールと、複数の関心領域の位置及び形状と関心領域毎
のCT値条件とCT値条件間の演算式とその他の所要事
項とを入力可能なキーボード17及びマウス19を含む
入力装置と、関心領域毎のCT値条件、CT値条件間の
演算式等の設定条件を記憶するROI条件メモリ21と
を備えている。
【0017】なお、監視システムB1の表示装置13
は、上記コンソールの表示部に配置されており、その表
示画面と制御システムC1の入力装置とを介してコンソ
ールのオペレータと対話可能な構成になっている。
【0018】架台3では、前記X線管31と検出器33
とが対向して配置され、回転駆動機構により駆動されて
被検体Pの体軸回りに回転し、これにより被検体Pの周
囲からX線投影の強度分布が検出される。
【0019】再構成装置9では、前記投影データメモリ
35がデータ収集部7から送られる投影データを記憶
し、ROI位置情報メモリ39がキーボード17及びマ
ウス19を含む入力装置から入力された複数の関心領域
の位置及び形状を記憶し、再構成演算装置37が投影デ
ータメモリ35のデータを使用して断層像を再構成する
とともにROI位置情報メモリ39に記憶された関心領
域の代表CT値を計算する。
【0020】CPU15は、スキャン制御部41と条件
判定部43とを備え、X線CT装置CT1の全体を制御
するコンソールの主体をなす。スキャン制御部41は、
制御指令CMを介して、前記回転駆動機構に架台3のX
線管31と検出器33とを回転させることができ、同時
に、X線管31に高電圧を供給する高電圧電源、及び寝
台装置5を制御して、被検体Pのスキャノ撮影と、参照
画像収集スキャンと、、第1のスキャンと、通常のスキ
ャン、実スキャン又は次のスキャンと呼ばれる場合もあ
る第2のスキャンとを含む複数のスキャンモードに対応
することができる。
【0021】第1のスキャンとは関心領域のCT値をモ
ニタリングするためのスキャンであり、このモニタリン
グは第2のスキャンの実行タイミングを割り出すために
行われている。このため、通常、第1のスキャンは低X
線量で実施され、造影剤投与後は間欠もしくは、連続的
に行われる。この点、第2のスキャンは臨床的な応用を
目的として可及的に多様且つより効果的なCT画像を取
得するためのスキャンであり、例えば造影剤が最適な分
布状態になる直前のタイミングで起動して検査対象部位
の情報を出来るだけ多く引き出せるようにする等の配慮
を必要とし、X線量も比較的高い。
【0022】なお、第1のスキャンは、架台3と被検体
Pとの体軸方向の相対運動が生じないパイロットスキャ
ンとして実行されることもあり、その場合、検出器33
がシングルスライスの検出器であれば、1枚の断層像が
得られる。検出器33がマルチスライスの検出器で、X
線管31が検出器33に対応したコーンビームを発生さ
せるシステムでは、マルチスライスの断層像が得られ
る。
【0023】CPU15の条件判定部43は、再構成装
置9で計算され画像メモリ11に格納された複数の関心
領域のそれぞれの代表CT値と、ROI条件メモリ21
に記憶された複数の関心領域のそれぞれのCT値条件と
を読み出し、前者が後者を満足するか否かを判定する。
複数の関心領域のCT値条件間演算式が記憶されていれ
ば、それも読み出して演算を行い、条件がすべて満足さ
れていれば、第1のスキャンから第2のスキャンへ移行
させることを許可する判定を行う。
【0024】ここで、図2、図3を参照し、関心領域及
び判定条件の設定要領について説明する。
【0025】図2は、表示装置13の画面に表示される
設定用アイコン71〜79を示す。これらのアイコン7
1〜79は複数の関心領域の位置及び形状の設定と、各
関心領域毎の代表CT値の有意性判定のための閾値の設
定に使用される。これらのアイコンをコンソールのパネ
ルスイッチとして構成することは差し支えない。本実施
の形態では、説明の便宜上、設定可能な関心領域の個数
を3個とするが、4個以上であっても良い。
【0026】図3は、表示装置13の画面に表示される
条件設定用ウィンドウ80を示す。このウィンドウ80
は条件設定(1)と表示された上部領域80aと条件設
定(2)と表示された中間領域80bと、下部領域80
cとを有する。条件設定(1)の領域80aは、前記ア
イコン76で設定された関心領域別の閾値と代表CT値
との比較条件(不等式)の設定と、この条件に対する関
心領域別の判定結果を全ての関心領域に亘り統合的に判
定するための論理条件(AND/OR)を示す演算式の
設定とに使用される。なお、閾値と比較条件とそれらの
組み合わせとは、いずれもCT値条件と考えられる。
【0027】条件設定(2)の領域80bは、複数の関
心領域間でそれらの代表CT値を統合的に比較するため
の条件(連立不等式)を設定するために使用する。この
場合の比較条件もCT値条件と考えられる。
【0028】アイコン71〜74は断層像59(図1)
上の任意な位置に任意な形状の関心領域を設定するため
に選択的に使用される。円形の関心領域を設定するとき
は○印のアイコン71を選び、矩形の関心領域を設定す
るときには□印のアイコン72を選ぶ。アイコン73は
多角形の関心領域を設定するときに選択され、任意な外
形の関心領域を設定するときにはアイコン74が選択さ
れる。
【0029】アイコン71〜73を用いる場合は、どれ
か1つを選び、例えばマウス19により、断層像59上
の任意な位置に対応した形状の関心領域を設定すること
ができる。設定した関心領域の大きさを変更することも
可能で、領域外周の境界線の一部をドラッグすることに
より、随意に拡大縮小できる。
【0030】アイコン74を用いる場合には、マウス1
9と連動したカーソルの軌跡により画像上に閉曲線を描
いて所望形状の領域を囲い込み、関心領域として設定す
る。キーボード17又はマウス19等の入力装置を介し
て設定された関心領域は、CPU15により、ROI位
置情報メモリ39に格納され、同時に断層像59の上に
表示61される。
【0031】それぞれの関心領域は、その位置及び形状
を設定した後で引き続き[CT値]アイコン75を選択
することにより、関心領域別のCT値条件を入力するこ
とができる。
【0032】このアイコン75を選択すると、その直前
に設定した関心領域の平均のCT値がアイコン76の場
所に自動的に表示される。
【0033】そこでキーボード17から4桁の数値を入
力して平均CT値に上書きするか、キーボード17又は
マウス19を用いて平均CT値を増減させることによ
り、アイコン76の表示値を適宜変更し、対応する関心
領域の代表CT値の比較対象となるCT値条件として設
定する。
【0034】そして[次のROI]アイコン77を選択
すると、次の関心領域の設定モードに入り、この関心領
域の位置及び形状を既述の要領で設定することになる。
こうして、順次、関心領域及び領域別CT値条件の設定
が繰り返される。
【0035】必要な個数の関心領域61、62、63に
ついて、それぞれの位置、形状及びCT値条件を設定し
た後、[OK]アイコン79を選択することにより、そ
の設定を確定できる。設定の変更が必要なときは、[キ
ャンセル]アイコン78を選択することにより最初の関
心領域から設定し直すことができる。
【0036】次に、複数の関心領域のCT値に対し統合
的な判定を下すための論理演算式の設定を行う。図3に
示す矩形のアイコン81を選ぶと条件設定(1)の領域
80aが選択され、アイコン86を選ぶと条件設定
(2)の領域80bが選択される。
【0037】条件設定(1)では、アイコン84又は8
5を選んで、各関心領域の代表CT値とCT値条件(閾
値)との比較条件として不等号(<、>)を選択し、条
件が成立すれば真(”1”)となり、不成立であれば偽
(”0”)となる関心領域別の論理変数を設定するとと
もに、アイコン82又は83を選んで、上記論理変数間
の論理積(ANDの組み合わせ)または論理和(ORの
組み合わせ)を指定し、判定用論理関数Fを設定する。
次の式(1)は論理関数Fの一例である。
【0038】
【数1】F=(ROI1>ct1)*(ROI2>ct2)
*(ROI3>ct3) …(1) ここで、ROIi
(1≦i≦3)は第1のスキャンで得られた関心領域i
の代表CT値であり、cti(1≦i≦3)は関心領域
iのCT値条件(閾値)である。「*」は論理積を示
す。
【0039】式(1)の論理関数Fは、ROI1がct
1より大きく、且つROI2がct2より大きく、且つ
ROI3がct3より大きいときに、真となり、それ以
外では偽となる。
【0040】次の式(2)は論理関数Fの別例を示す。
【0041】
【数2】F=(ROI1>ct1)+(ROI2>ct2)
+(ROI3>ct3) …(2) ここで、ROIi
(1≦i≦3)は第1のスキャンで得られた関心領域i
の代表CT値であり、cti(1≦i≦3)は関心領域
iのCT値条件(閾値)である。「+」は論理和を示
す。
【0042】式(2)の論理関数Fは、ROI1がct
1より大きいという条件と、ROI2がct2より大き
いという条件と、ROI3がct3より大きいという条
件と、のいずれかの条件が成立すれば真となり、いずれ
も成立しない場合にのみ偽となる。
【0043】論理関数Fの真理値は、後述(ステップS
33)のごとく、第1のスキャンを継続するか第2のス
キャンへ移行するかの判断基準となる。
【0044】条件設定(2)では、アイコン87又は8
8を選ぶことにより、複数の関心領域の代表CT値の間
の統合的な比較条件(大小関係)が連立不等式Gとして
設定される。この条件式の例を次の式(3)に示す。
【0045】
【数3】 G=ROI1<ROI2<ROI3 …(3) ここで、ROIi(1≦i≦3)は、第1のスキャンで
収集された投影データに基づく関心領域iの代表CT値
である。
【0046】なお、条件設定(1)及び条件設定(2)
の設定内容は、ウィンドウ80の下部領域80aのアイ
コンにより確定もしくはキャンセルできる。
【0047】図4は、図1に示したX線CT装置CT1
のリアルタイムCT値モニタリングシステムの作動を説
明するためのフローチャートである。
【0048】まず、寝台装置5の上で被検体Pの位置が
設定され(ステップS11)、X線管31を架台3の上
部に固定し被検体Pを体軸方向に移動させてスキャノ撮
影が行われる(ステップS13)。このスキャノ撮影で
得られたスキャノグラム51(図1参照)が、表示装置
13に表示される。
【0049】次いで、このスキャノグラム51を参照し
て、第1のスキャンを行うための参照画像収集スキャ
ン、第1スキャン、第2スキャンのスキャン計画が作成
される。その際、スライス位置55、スライス厚、スキ
ャン開始位置53、スキャン終了位置57、管電圧、管
電流等のスキャン条件が設定される(ステップS1
5)。
【0050】次いで、参照画像収集スキャンが行われ
(ステップS17)、再構成演算装置37によりデータ
が再構成されて(ステップS19)、参照画像収集スキ
ャンによる断層像59が表示装置13に表示される(ス
テップS21)。
【0051】次いで、スキャノグラム51及び断層像5
9を参照して、断層像59上に複数の関心領域が設定さ
れ、関心領域別のCT値条件と、この関心領域別CT値
条件の間の論理演算式とが設定される。また複数の関心
領域間の相対的なCT値条件が必要に応じ設定される
(ステップS23)。
【0052】ステップS23における設定が行われ、R
OI条件メモリ21に格納された後、造影すべき部位に
応じた造影剤が被検体Pに投与され(ステップS2
5)、第1のスキャンが行われ(ステップS27)、再
構成装置9による断層像の画像再構成及び表示装置13
に表示される断層像59の更新が行われる(ステップS
29)。
【0053】次いで、ROI位置情報メモリ39に記憶
されたROI位置及び形状が再構成演算装置37により
参照され、各関心領域毎の代表CT値が計算され、画像
メモリ11に格納される(ステップS31)。
【0054】この代表CT値は、通常、関心領域内の全
画素についての平均値を採用するが、関心領域内のCT
データ値の分布の形における中央値(メディアン)とし
てもよい。また用途によっては、関心領域内の最大値、
最小値或いは極値を利用してもよい。
【0055】次いで、複数関心領域のCT値条件間の演
算を示す論理関数または、関心領域間の相対的CT値条
件が満足されるか否かが判定される(ステップS3
3)。そして、条件が満足されていれば、第2のスキャ
ンを実行して(ステップS37)、終了する。
【0056】ステップS33の判定において、条件が満
足されていなければ、繰り返し第1のスキャンの開始ま
たは造影剤の投与から所定時間が経過したか否かを判定
し、経過していなければ、再び関心領域のCT値をモニ
タするため、ステップS27へ分岐する(ステップS3
5)。所定時間が経過していれば、タイムアウトと判定
して、エラーを報告し、適宜エラー処理を行う。
【0057】このステップS35における所定時間経過
の判定の意味は、造影剤投与の誤りや、CT値条件設定
誤りがあるような場合に、第1のスキャンの無意味な繰
り返しを防止することにある。
【0058】かくして、第1のスキャンにより複数の関
心領域のCT値をモニタし、各関心領域の代表CT値が
設定されたCT値条件を満足するか否かの条件判断と、
これらの条件判断間の演算結果によって、あるいは、複
数関心領域間の相対CT値条件によって、第1のスキャ
ンから第2のスキャンへの移行が判定されるので、柔軟
なCT値条件の判断により、正確な造影剤分布を検出
し、最適な造影剤分布のタイミングでスキャンを行うこ
とができる。
【0059】なお、各関心領域の代表CT値が設定され
たCT値条件を満足するか否かの条件判断、または複数
関心領域間の相対CT値条件は、単なる大小比較のみな
らずファジイ論理を利用しても良い。
【0060】図5に、関心領域1の代表CT値(ROI
1)と、関心領域2の代表CT値(ROI2)との間の
比較にファジイ論理を用いたときのメンバシップ関数9
1〜95を例示する。
【0061】上述の実施形態において、関心領域の個数
は2以上のであればよく、また複数の関心領域のCT値
条件間の論理演算式(論理関数)には任意の論理を設定
することができる。
【0062】上記実施の形態は、シングルスライスX線
CT装置とマルチスライスX線CT装置とのいずれにも
適用できる。後者の場合には、CT値モニタの対象とな
る複数の関心領域をマルチスライス断層像に分散して設
定できる。
【0063】本実施の形態によれば、複数の関心領域に
よりCT値をモニタリングしているため従来のように単
一の関心領域で常に高い精度を把握する必要がなく、関
心領域の指定の制約が少なくなった。
【0064】本実施の形態は、第1のスキャンにおける
被検体の体動などの外乱に対し、関心領域の代表CT値
の条件判断を正確に行い、複数の関心領域のCT値を監
視してこれらCT値間の各種演算により造影状態の判断
を柔軟に行ない、少ない造影剤の投与量で最適な造影剤
分布の画像を得ることに適している。
【0065】次に、図6〜図8を参照して、本発明の第
2の実施の形態に係るX線CT装置CT2の説明を行
う。図6はX線CT装置CT2のブロック図である。
【0066】第2の実施の形態に係るX線CT装置CT
2は、第1の実施の形態同様にスキャンデータを採集す
る検査システムA2と、監視用画像を再構成し設定され
た関心領域のCT値を計算する監視システムB2と、C
T値の有意な属性を設定条件に照らして認識し制御指令
CMを与える制御システムC2とからなり、更に以下に
新たに説明する構成及び機能を有する。監視システムB
2の再構成装置9は投影データの前処理部9aを備え、
出力装置13はコンソールの周辺機器として対話可能な
モニタ13aを有する。
【0067】このX線CT装置CT2では、様々な監視
条件をプリセットしたテーブルが制御部141を介し条
件メモリ121に格納されていて、そのテーブルの内容
を画像処理装置100、判定部43及び制御部141へ
必要に応じ読み出して適宜設定もしくは処理できる構成
になっている。
【0068】図7は条件メモリ121に格納されたテー
ブルの例を示し、(a)は検査対象テーブル150、
(b)はこの検査対象テーブル150の下位層にあるパ
ラメータテーブル160である。
【0069】検査対象テーブル150は、各種の造影検
査対象を臓器別、症例別等にリストアップしたテーブル
で、これをモニタ13aに表示し、表示されたテーブル
150の中の1つ以上の項目(例えば、肝臓及びガン)
を選択すると、それに対応もしくは共通するパラメータ
群(例えば、肝臓ガン用パラメータ群1a)を選んで一
覧表示したパラメータテーブル160がモニタ13aに
表示される。
【0070】各パラメータ群は、例えば、撮影条件、表
示条件、トリガ条件等に類別して表示され、撮影条件で
あれば間欠スキャン、同期スキャン等に分け、更に低線
量モード、部位等に応じ細目表示される。表示条件は、
複数画像、グラフ表示等の区別や、トリがーをかけるた
めに使用する画像の名称等が表示される。特定の画像名
称を選ぶと、例えば図8(a)に示すような画像ウィン
ドウ170にCT画像の例171が示される。トリガ条
件の場合にはCT値、CT値変化率、ROI数、計算C
T値範囲、ROI領域等がパラメータ表示され、特定の
パラメータ、例えばCT値を選ぶと、図8(b)に示す
ようなCT値監視ウィンドウ180にCT値曲線181
が示され、また例えばROI領域を選ぶと、図8
(a),(b)に例示するようなROI表示172或い
は代表CT値表示173がなされる。
【0071】さらに、代表的なガイド表示も出され、例
えば、肝ガンで、動脈相のタイミングをとる条件を選択
すると、その条件を設定するとともに、どこがどの様に
造影剤で染まったときをとらえるべきかガイド表示がな
される。
【0072】そうした条件は撮影プランの中に組み込む
ことも可能である。
【0073】この実施の態様によれば、複雑なトリガー
条件を検査の都度設定する必要が無く、手間が省け、し
かも設定時の誤操作を懸念しなくて済む。
【0074】次に、図9〜図11を参照して、本発明の
第3の実施の形態に係るX線CT装置CT3の説明を行
う。図9はX線CT装置CT3のブロック図である。
【0075】第3の実施の形態に係るX線CT装置CT
3は、第2の実施の形態と同じ機能を有する検査システ
ムA3、監視システムB3、及び制御システムC3から
なり、更に以下に新たに説明する構成及び機能を有す
る。
【0076】この実施の形態では、制御システムC3が
シングルスライスモードとマルチスライスモードとのモ
ード切換部210を有し、条件設定部221に下記の機
能に対応したデータのテーブルがプリセットされてい
て、選択されたデータが画像処理装置200で処理さ
れ、モニタ13a上に複数の画像が同時に表示される。
【0077】図10は短時間でスライス厚の切換が可能
なシングルスライスモードにおいてモニタ13aの画面
に表示される複数の画像の例で、(a)は同じ断層面の
属性強調画面250、(b)は同じ断層面を異なる時間
にスキャンした場合の表示画面260である。
【0078】属性強調画面250は、属性が異なる仕方
で強調された標準画像251、252を表示している。
属性の強調は、異種ウィンドウの利用、異なる関数によ
る処理、差分画像の並置、拡大、ズーム等、属性の内容
に応じた様式を、条件設定部221で設定できる。これ
により視点が絞られ、平均レベルの差或いは濃淡の違い
によりコントラストが増し、細い血管、薄い染まり等の
淡い変化でもとらえることができる。
【0079】異なる時間表示画面260は、或る断層面
の現在の標準画像261とその断層面の異なる時間での
処理画像262とを示しており、これによりモニタリン
グすべき関心領域の例えば現在までのCT値の変化の大
きさがわかる。また心拍や呼吸状態を把握して、効果的
な位相でのでのCTデータ監視が可能となる。
【0080】図11(a)はマルチスライスモードでモ
ニタ13aの画面に表示される複数のスライス画像27
1〜274を例示し、図11(b)はその画像271〜
274に対応するスライス位置(検出器列)281〜2
84を被検体280の体軸方向Zで示す表示例である。
【0081】画像処理装置200は以上の画像処理を組
み合わせて行うことができる。
【0082】なおモニタ13aに表示されたそれぞれの
断層像には、1つ又は複数の関心領域を設定することが
できる。このように異なるスライス面を略同時に収集す
るマルチスライスにおいて各スライス面にROIを設定
する時、血管の走行状態がROIを設定するのに不適切
な場合(例えば、異なる血管のそれぞれの第1スライス
において一方が詰まり状態、他方が走行良好であり、第
2スライス面においては逆に前者が走行良好状態で、後
者が詰まり状態であるような場合)に、この実施の形態
によれば複数の異なるスライス位置断層像が表示され、
従ってトリガータイミングの精度を上げることができ
る。
【0083】以上の実施の形態において、関心領域を被
検体の比較的大きな血管に設定し、その血管に造影剤を
流して平均CT値の連続的監視を行うとき、被検体がフ
ァントムならば動きがなく、関心領域がずれることはな
いが、被検体が人体の場合には、その生体現象、例え
ば、せき、くしゃみ等により関心領域のスキャン位置が
設定位置からずれる。
【0084】このスキャン位置のズレによってCT値が
どう変化するかは、ずれた領域に何があるかによる。ず
れる前と似たような器官が存在しても、そこに充分な造
影剤が届かなければ、時間が経過しても平均CT値が閾
値に達せず、第2のスキャンを自動的に開始させること
はない。この場合には、画面上で造影剤の有無を視認し
て操作者の判断で第2のスキャンを開始することにな
る。
【0085】ずれた領域に、例えば骨等、CT値が高く
なる臓器がある場合には、ずれと同時に平均CT値が閾
値を越え、第2のスキャンが不適切なタイミングで開始
されてしまう。
【0086】これは、関心領域を小さく設定し、多少の
ずれが生じても、望ましい領域からはみ出さないように
することは可能であるが、本質的な解決にはならず、し
かも平均CT値がノイズの影響を受け易くなる。
【0087】そこで、被検体の動きを常時監視し、検査
システムの座標系で定義された関心領域の座標を被検体
の座標系の変化に合わせて補正することも考えられる
が、この補正をリアルタイムで行うにはかなりの計算機
資源を必要とし、しかも被検体の体軸方向で座標の補正
を行うと、第2のスキャンにおけるCT像の解釈が難か
しくなり、充分な臨床的応用性を維持できないことも想
定される。
【0088】かかる点に鑑み、以下、図12〜図18を
参照して、本発明の第4の実施の形態に係るX線CT装
置CT4の説明を行う。図12はX線CT装置CT4の
ブロック図である。
【0089】第4の実施の形態に係るX線CT装置CT
4は、以上の実施の形態と同等な機能を有する検査シス
テムA4、監視システムB4、及び制御システムC4か
らなり、更に以下に新たに説明する構成及び機能を有す
る。
【0090】X線CT装置CT4では、制御システムC
4が、スキャン制御部41、ROI設定用モニタ313
等の入出力インターフェースを備えた平均CT値監視部
343を有する。なお、ROI設定用モニタ313は監
視システムB4のリアルタイム再構成画像表示部13と
同じ画面であってよく、また平均CT値監視部343は
関心領域設定機能、監視条件設定機能及び判定機能を有
することから制御システムC4の構成要素として示す
が、これを監視システムB4に含めることは差し支えな
い。
【0091】このX線CT装置CT4は、被検体の動き
を検知して、CT値監視による第2のスキャンの起動を
一時的に停止するように構成されている。
【0092】より詳細には、リアルタイムCT値モニタ
リングシステム用に既述の要領で関心領域(以下、「通
常ROI」と呼ぶ。)の位置及び形状を設定する際、そ
れとは別に更なる関心領域(以下、「停止ROI」と呼
ぶ。)を設定する。停止ROIの位置としては、所定の
断層像において被検体が動かなければ時間が経過しても
平均CT値が実質的に変化しない部位又は変化の少ない
部位、例えば、背骨等を選ぶ。ここでは、「通常ROI
=1個、停止ROI=1個」と仮定して説明を行う。
【0093】各関心領域の設定に際し、その監視条件を
平均CT値監視部343に設定する。監視条件は、通常
ROIの場合、平均CT値の閾値を含み、停止ROIの
場合には、平均CT値の許容変動幅を規定するCT値条
件を含む。
【0094】平均CT値監視部343は、スキャン制御
部41に様々な監視結果を通知する監視信号MSを与え
る。この監視信号MSは、通常ROIの平均CT値がそ
の閾値を超えたときに、第2のスキャンの起動指令の出
力を許容する信号状態となり、また停止ROIの平均C
T値が規定幅を逸脱している間、上記起動指令の出力を
許容しない信号状態となる。
【0095】これにより、被検体の不意な動きにより第
2のスキャンが不適切なタイミングで開始する様な事態
を可及的に防止できる。
【0096】次に、図13〜図16を参照し、上記制御
システムC4の動作の説明を行う。図13〜図15はモ
ニタ313の画面313aの表示例である。この画面3
13aは、説明の便宜上モニタ313の画面と考える
が、リアルタイム再構成表示部13の画面であっても良
い。
【0097】画面313aには、図13(a)に示すよ
うに、参照画像ウィンドウ313b、CT値監視ウィン
ドウ313cを備える。
【0098】参照画像ウィンドウ313bには参照画像
収集のためのスキャンによるCT像350が表示され、
CT値監視ウィンドウ313cには各ROIの平均CT
値360及び監視条件370が表示される。
【0099】先ず、ステップS41で、参照画像350
を得る。
【0100】次に、ステップS42で、図13(b)に
示すように通常ROI及び停止ROIを設定する。通常
ROIは、検査対象臓器355の近傍で造影剤の動きを
把握しやすい位置、例えば、大動脈を構成する血管35
1に、例えば、円形の関心領域352として設定され、
停止ROIは、位置ずれがあれば平均CT値が顕著に変
化する位置、例えば、他臓器との境界面を含む背骨35
3の一部に、例えば、角形の関心領域354として設定
される。
【0101】この関心領域の設定に際し必要な監視条件
が設定され、t=T0で平均CT値の監視が始まる。監
視条件には、図14(a)に示すように、通常ROIの
平均CT値CT(n)に対する閾値Hと、停止ROIの
平均CT値CT(s)に対する規定幅Wと、連続スキャ
ンの制限時間とが含まれる。
【0102】その後、造影剤が注入され、注入完了が通
知される。
【0103】そして、ステップS43で、第1のスキャ
ンが開始される。ステップS44で、通常ROI及び停
止ROIの平均CT値CT(n),CT(s)が計算さ
れる。
【0104】ステップS45で、第1のスキャンの経時
(t−T1)が設定された制限時間内であるか判断し、
制限時間を過ぎていれば(NO)、フローがステップS
46へ進み、第1のスキャンを停止する。制限時間内で
あれば(YES)、ステップS47へ進む。
【0105】ステップS47では、図14(a)又は図
15(a)に例示されるように、通常ROIの平均CT
値CT(n)が造影剤の到着その他の理由により起き上
がり、閾値Hを越えたか判断する。平均CT値CT
(n)が閾値Hを越えていれば(YES)、フローはス
テップS48へ進む。なお、図15(a)中の通常RO
Iの平均CT値CT(n)は、被検体が不意(t=T
3)に図15(b)に示すように側方へ動き、通常RO
Iの設定位置352が血管351からずれて比較的CT
値の高い周辺部へはみ出したことにより、閾値Hを越え
た状態にある。
【0106】上記ステップS47で、平均CT値CT
(n)が閾値Hを越えていなければ(NO)、フローが
前記ステップS44へ行き、次のクロックフレームで改
めて平均CT値CT(n),CT(s)を計算する。つ
まり、第1のスキャンを続行する。
【0107】ステップS48では、停止ROIの平均C
T値CT(s)が規定幅Wの範囲内にあるか判断する。
図14(b)に示すように、造影剤の濃密流が到着し始
めた時(t=T2)に、停止ROIの設定領域354が
当初の設定対象である背骨353の部分と実質的に同じ
位置に在れば、図14(a)に示すように、停止ROI
の平均CT値CT(s)が規定幅Wの範囲に保持され
(YES)、従ってフローがステップS49へ進み、実
質的にt=T2の時点で第2のスキャンの開始を許容す
る。
【0108】しかしながら、図15(b)に示すよう
に、停止ROIの設定位置354が背骨353からずれ
て比較的CT値の低い周辺部へ移動すると、図15
(a)に示すように停止ROIの平均CT値CT(s)
が規定幅Wを逸脱し、規定幅Wの範囲内には存在しなく
なる(NO)ことから、フローが前記ステップS44へ
行き、第1のスキャンを続ける。つまり、上記ステップ
S49へは進むことができず、第2のスキャンの開始も
許容されない。
【0109】複数の通常ROIと1つの停止ROIとを
用いても良い。
【0110】この場合、第1のROIと上記停止ROI
とを図16の制御フローで監視し、他の通常ROIを第
1の実施の形態における複数の関心領域と考えて図4の
制御フローで監視するようにしたもので、図4の制御フ
ローのステップS31とステップS33との間に、図1
6のステップS48の肯定(YES)フローを割り込ま
せた制御方式とする。
【0111】
【発明の効果】以上により明らかなごとく、本発明によ
れば、第1のスキャンにおいて適宜な個数の関心領域を
設定し、それぞれのCT値を状況に応じ必要な精度でモ
ニタリングしておけば、それらを関心領域別に選択的に
利用し或いは関心領域間で組み合わせて利用することに
より、単一の関心領域のCT値を常に高い精度で把握し
たのと同等以上の判断ベースが得られ、第2のスキャン
を適切なタイミングで実行することができる。
【0112】例えば、被検体の体動等によりリアルタイ
ムな外乱が生じたとしても、その影響を迂回し又は相殺
し、或いは重み付け処理又は判断条件の補正若しくは変
更等により対処できる。
【0113】関心領域を複数個設定するための計算機資
源の割り当ても算術級数的増加にとどまる。
【0114】また、関心領域の補完的な利用が可能とな
り、位置選定のフレキシビリティが増す。
【0115】しかも、モニタリングすべき関心領域を複
数個設定できるので、利用上のゆとりが生じ、様々な付
加的サービスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るX線CT装置
のブロック図である。
【図2】図1のX線CT装置の関心領域及びCT値条件
を設定するアイコンの表示例である。
【図3】図1のX線CT装置の関心領域間のCT値条件
及び演算式を設定するウィンドウの表示例である。
【図4】図1のX線CT装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図1のX線CT装置の関心領域間でのCT値の
比較判断に適用されるファジイ論理のメンバシップ関数
を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るX線CT装置
のブロック図である。
【図7】図6のX線CT装置の条件メモリに格納された
テーブルの例であり、(a)は検査対象テーブル、
(b)はパラメータテーブルである。
【図8】図6のX線CT装置のモニタの表示例であり、
(a)は画像ウィンドウ、(b)はCT値監視用ウィン
ドウである。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るX線CT装置
のブロック図である。
【図10】図9のX線CT装置のシングルスライスモー
ドでのモニタ画面の例で、(a)は属性強調画面、
(b)は時間座標別画面である。
【図11】図9のX線CT装置のマルチスライスモード
でのモニタ画面の例で、(a)はマルチスライス画面、
(b)はスライス位置表示画面である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るX線CT装
置のブロック図である。
【図13】図12のX線CT装置のモニタの画面表示例
であり、(a)は画面全体、(b)は参照画像ウィンド
ウの表示例である。
【図14】図12のX線CT装置のモニタの画面表示例
であり、(a)はCT値監視ウィンドウの通常表示例、
(b)は参照画像ウィンドウの対応表示例である。
【図15】図12のX線CT装置のモニタの画面表示例
であり、(a)はCT値監視ウィンドウの異常CT値表
示例、(b)は参照画像ウィンドウの対応表示例であ
る。
【図16】手動モードを説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
CT1、CT2、CT3、CT4…X線CT装置 A1、A2、A3、A4…検査システム B1、B2、B3、B4…監視システム C1、C2、C3、C4…制御システム 3…スキャン架台、5…寝台装置、7…データ収集部、
9…再構成装置、11…画像メモリ、13…表示装置、
15…CPU、17…キーボード、19…マウス、21
…ROI条件メモリ、31…X線管、33…検出器、3
5…投影データメモリ、37…再構成演算装置、39…
ROI位置情報メモリ、41…スキャン制御部、43…
条件判定部、121…条件メモリ、150…検査対象テ
ーブル、160…パラメータテーブル、210…シング
ルマルチモード切換部、250…属性強調画面、260
…時間別画面、270…マルチスライス画面、354…
停止ROI

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスキャンにより関心領域のCT値
    のモニタリングを行い、このCT値が所定の条件を満た
    すときに、臨床応用画像を取得するための第2のスキャ
    ンを実行するX線CT装置において、 前記モニタリングを行うべき関心領域を複数個設定可能
    な関心領域設定手段を有することを特徴とするX線CT
    装置。
  2. 【請求項2】 前記関心領域設定手段で設定された関心
    領域に対し、前記所定の条件として、関心領域別のCT
    値が満たすべきCT値条件を設定する条件設定手段と、 前記CT値条件が対応する関心領域ですべて満たされて
    いるか判定し、判定結果を与える判定手段と、 前記判定結果に基づいて前記第2のスキャンを起動する
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    X線CT装置。
  3. 【請求項3】 前記関心領域設定手段で設定された関心
    領域に対し、前記所定の条件として、関心領域別のCT
    値が満たすべきCT値条件と関心領域間の判定演算を規
    定する条件とを設定する条件設定手段と、 前記CT値条件が対応する関心領域でそれぞれ満たされ
    ているか判定し、関心領域別の判定結果を与える判定手
    段と、 前記関心領域別の判定結果を用いて前記関心領域間の判
    定演算を行い、演算結果を与える演算手段と、 前記演算結果に基づいて前記第2のスキャンを起動する
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    X線CT装置。
  4. 【請求項4】 前記関心領域設定手段で設定された関心
    領域に対し、前記所定の条件として、関心領域間でCT
    値が満たすべきCT値条件を設定する条件設定手段と、 前記CT値条件が対応する関心領域間で満たされている
    か判定し、判定結果を与える判定手段と、 前記判定結果に基づいて前記第2のスキャンを起動する
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    X線CT装置。
  5. 【請求項5】 前記関心領域設定手段で設定された関心
    領域のCT値が前記所定の条件を満たしているか判定す
    る判定手段と、 前記関心領域設定手段で設定された別の関心領域のCT
    値の変化を監視する監視手段と、 前記監視手段による監視の結果に基づいて前記第2のス
    キャンの起動を停止する制御手段とを有することを特徴
    とする請求項1に記載のX線CT装置。
  6. 【請求項6】 前記関心領域設定手段で設定可能な関心
    領域の位置と前記所定の条件との関係を示す情報を格納
    した記憶手段と、 この記憶手段に格納された情報を一覧表示する表示手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載のX線CT
    装置。
  7. 【請求項7】 前記関心領域設定手段により関心領域を
    設定可能な複数のCT画像を同時に表示する表示手段を
    有していることを特徴とする請求項1に記載のX線CT
    装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のCT画像は異なる時間に収集
    した同じ断層面のCT画像であることを特徴とする請求
    項7に記載のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のCT画像は同じ断層面の異な
    る属性を強調するCT画像を含むことを特徴とする請求
    項7に記載のX線CT装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のCT画像は異なる断層面を
    示すCT画像を含むことを特徴とする請求項7に記載の
    X線CT装置。
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