JPH11339405A - ディジタル記録再生装置 - Google Patents

ディジタル記録再生装置

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JPH11339405A
JPH11339405A JP10145442A JP14544298A JPH11339405A JP H11339405 A JPH11339405 A JP H11339405A JP 10145442 A JP10145442 A JP 10145442A JP 14544298 A JP14544298 A JP 14544298A JP H11339405 A JPH11339405 A JP H11339405A
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JP
Japan
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data
tape
retry
recording
error
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Application number
JP10145442A
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English (en)
Inventor
Takafumi Abe
孝文 安部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH11339405A publication Critical patent/JPH11339405A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/35Unequal or adaptive error protection, e.g. by providing a different level of protection according to significance of source information or by adapting the coding according to the change of transmission channel characteristics
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープにデータを記録するディジタル記
録再生装置において、インストルメンタル・データを扱
えるようにする。 【解決手段】 磁気テープ91へのデータの書き込みに
並行して、書き込まれたデータが読み込まれる。読み込
まれたデータのエラー訂正符号が復号化され、符号のも
つエラー訂正能力を超えたエラーが存在するかどうかが
調べられる。通常データを扱う場合には、この場合、リ
トライ処理により再び同じデータN+1の書き込みがな
される。一方、インストルメンタル・データを扱う場合
には、リトライ処理を行わずに、訂正しきれないエラー
があるデータN+1に続けて次のデータN+2を書き込
む。データの読み込む場合も、訂正しきれないエラーが
存在するデータもそのまま読み込まれ転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続的に供給さ
れると共に、ノイズを多く含むディジタルデータの磁気
テープへの記録および磁気テープからの再生を行うディ
ジタル記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータが記録されるカセット
テープを装填可能なドライブ装置を、インターフェイス
を介してホストコンピュータに接続することにより、コ
ンピュータの外部記憶装置として使用される磁気テープ
記録再生装置(以下、データレコーダとする)が知られ
ている。データレコーダの1つとして、回転ヘッドによ
りディジタルデータをカセットテープに記録するヘリカ
ルスキャン型のものが知られている。
【0003】このようなデータレコーダは、インターフ
ェイスユニットを介して、ホストコンピュータと、例え
ばSCSI(Small Computer System Interface) 規格の
インターフェイスで接続されている。上述のインターフ
ェイスユニットは、ホストコンピュータによりデータレ
コーダであると認識されるために、ファイルフォーマッ
トをテープ上に作成し、その上でデータの送受信を行う
機能(フォーマッターと称する)を有する。また、イン
ターフェイスユニットには、ホストコンピュータとデー
タレコーダとの間で転送されるデータを一時的に保持す
るバッファメモリが設けられている。
【0004】データの記録や再生の信号処理を行って訂
正できなかったエラー(アンコレクティッドエラー)が
発生した場合、バッファメモリに一時記憶されているデ
ータを用いることにより、磁気テープに対して再記録/
再再生(ライトリトライ/リードリトライ)を行うこと
ができる。この方法としては、例えば、バッファメモリ
からデータを読み出し、バッファ単位でテープ上に記録
するとき、記録できなかったエリアからテープの終端方
向に進んだ、記録されるべきデータエリア以外の部分
(未記録エリアを含む)でライトリトライが行われる。
また、再生時には、再生できなかったエリアからリード
リトライが行われる。
【0005】このようなデータレコーダでは、上述のよ
うにコンピュータとの間で転送される通常のデータの他
に、観測や測定などで得られるデータが扱われる。例と
しては、衛星から送信されるデータや、トンネル内で超
音波を用いて測定して得られる歪測定データなどがあ
る。このようなデータを、インストルメンタル・データ
と称する。インストルメンタル・データは、ノイズを多
く含み、実際の使用に際しても、捨てられるデータが大
量に発生する。また、インストルメンタル・データは、
そのデータの性質から、データレコーダに対して連続的
に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データレコ
ーダでは、磁気テープに確実にデータを書き込むため
に、記録時に、磁気テープに書き込んだデータを直後に
読み込んでエラーチェックを行うようにされている。そ
して、エラーチェックの結果、正しく書き込みが行われ
ていなければ、上述したように、ライトリトライ処理が
行われる。
【0007】しかしながら、インストルメンタル・デー
タを扱う場合には、データの連続的な供給に伴い、連続
的な書き込みが必要とされるため、ライトリトライ処理
を行うことは、好ましくないという問題点があった。
【0008】したがって、この発明の目的は、インスト
ルメンタル・データを扱うのに適したディジタル記録再
生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、ディジタルデータを磁気テープに
記録すると共に、磁気テープに記録されたディジタルデ
ータを再生するディジタル記録再生装置において、磁気
テープに記録されたデータを読み込み、読み込まれたデ
ータのエラー訂正の結果に基づきリトライ処理を行うリ
トライ手段と、通常のデータを扱う第1のモードと、連
続的に供給されるデータであるインストルメンタル・デ
ータを扱う第2のモードとを選択するモード選択手段
と、モード選択手段の選択に基づき、第1のモードでは
リトライ手段によるリトライ処理を行い、第2のモード
ではリトライ手段によるリトライ処理を行わないように
制御する制御手段とを備えることを特徴とするディジタ
ル記録再生装置である。
【0010】上述したように、この発明は、モード選択
手段によりインストルメンタル・データを扱うモードで
あるか、通常データを扱うモードであるかを選択し、選
択結果により、通常データを扱うときにはリトライ処理
を行い、連続的な処理が必要なインストルメンタル・デ
ータを扱うときにはリトライ処理を行わないようにして
いるため、インストルメンタル・データを扱うのに好適
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。先ず、理解を容易とするために、この
発明を適用できるデータレコーダならびに磁気テープの
フォーマットについて説明する。ここで説明するデータ
レコーダは、カセットテープに対して回転ヘッドにより
ディジタルデータを記録/再生するものである。
【0012】図1は、この実施の一形態における、デー
タレコーダの使用形態を概略的に示す。データレコーダ
は、上下に積み重ねられた二つのユニットである、テー
プドライブコントローラ1と、ディジタル情報レコーダ
2とから構成される。これら二つのユニットは、互いに
所定のケーブルで接続され、データやコマンドのやり取
りが行われる。また、テープドライブコントローラ1の
前面には、このデータレコーダを操作するための各種の
ボタンや、状態表示を行うための各種表示装置などが設
けられる。さらに、テープドライブコントローラ1およ
びディジタル情報レコーダ2には、外部とのデータ,コ
マンドのやり取りを行うためのコネクタが設けられる。
インターフェイスとしては、例えばSCSIやRS−2
32Cが用いられる。
【0013】データレコーダは、例えばホストコンピュ
ータ20と接続して用いられる。ホストコンピュータ2
0とデータレコーダとを接続するインターフェイスとし
ては、例えばSCSIが用いられる。ホストコンピュー
タ20がデータレコーダに対して例えばリード命令を与
えると、データレコーダがデータをホストコンピュータ
20に対して出力する。
【0014】ディジタル情報レコーダ2は、カセットテ
ープに対して回転ヘッドによりディジタルデータを記録
/再生する。図2は、このレコーダ2のヘッド配置の一
例を示す。記録用の4個のヘッドRa、Rb、Rcおよ
びRdと再生用の4個のヘッドPa、Pb、Pcおよび
Pdが所定速度で回転するドラム25にそれぞれ取り付
けられる。
【0015】ヘッドRa、Rbは、互いに近接した位置
に設けられ、同様に、ヘッドRcおよびRd、ヘッドP
aおよびPb、ヘッドPcおよびPdのペアがそれぞれ
互いに近接した位置に設けられる。また、これらの近接
する二つのヘッド間のギャップの延長方向(アジマスと
称される)が異なるように位置している。180°の間
隔で対向するヘッドRaおよびRcが第1のアジマスを
有し、同様に、180°の間隔で対向するヘッドRbお
よびRdが第2のアジマスを有する。また、ヘッドPa
およびPcが第1のアジマスを有し、ヘッドPbおよび
Pdが第2のアジマスを有する。このようにアジマスを
異ならせるのは、隣接トラック間のクロストークを防止
するためである。近接する二つのヘッドは、実際には、
ダブルアジマスヘッドと称される一体構造のヘッドとし
て実現される。
【0016】ドラム25の周面には、180°よりやや
大きい角範囲にわたって、カセットから引き出されたテ
ープ(例えば1/2インチ幅)が斜めに巻き付けられ
る。テープは、所定速度で送られる。従って、記録時に
は、ドラム25が1回転する期間の前半で、ヘッドRa
およびRbがテープを走査し、その後半でヘッドRcお
よびRdがテープを走査する。再生時では、ヘッドPa
およびPbがテープを走査し、次に、ヘッドPcおよび
Pdがテープを走査する。
【0017】図3は、ディジタル情報レコーダ2のテー
プ上のトラックパターンを示す。テープの幅方向の上下
にそれぞれ長手方向トラックが形成され、その間にヘリ
カルトラックが形成される。上側の長手方向トラック2
6には、コントロール信号が記録され、下側の長手方向
トラック27には、タイムコードが記録される。タイム
コードは、テープの長手方向の位置を指示するもので、
例えばSMPTEタイムコードが使用される。ドラム2
5の1回転で、ヘッドRaおよびRbによって、2本の
ヘリカルトラックTaおよびTbが同時に形成され、次
に、ヘッドRcおよびRdによって、2本のヘリカルト
ラックTcおよびTdが同時に形成される。なお、各ヘ
リカルトラックは、前半部分と後半部分とが分離して形
成され、この中間の部分にトラッキング用のパイロット
信号の記録エリア28が設けられる。
【0018】SMPTEタイムコードは、VTR等のビ
デオ信号に対して開発されたもので、その最小の単位が
フレーム(1/30秒)である。後述するように、デー
タレコーダでは、図3に示す4本のトラックTa〜Td
が記録可能なデータを取り扱うデータの単位(トラック
セットと称する)としている。例えば16本のトラック
がビデオ信号の1フレームと対応するような場合では、
タイムコードのフレームの桁より下位の桁(0,1,
2,または3の値)を設けて、トラックセットを単位と
するタイムコード(IDとも称する)を使用する必要が
ある。SMPTEタイムコードの場合には、ユーザデー
タエリアが用意されているので、このような修正が可能
である。
【0019】図4は、テープドライブコントローラ1お
よびディジタル情報レコーダ2のシステム構成を概略的
に示す。その主な機能としては、 SCSIコントローラ32の管理 バッファメモリ33の管理 ファイル管理/テーブル管理 データの書込み、読出し、リトライの管理 ディジタル情報レコーダ2の制御 自己診断 このようなものがある。
【0020】データレコーダは、ディジタル情報レコー
ダ2のSCSIコントローラ32を介してホストコンピ
ュータ20との接続がなされる。バッファメモリ33か
ら読み出されたデータがドライブコントローラ34を介
してC2エンコーダ35に供給される。C2エンコーダ
35から出力されたデータは、トラックインターリーブ
回路36を介しC1エンコーダ37に入力される。
【0021】C2エンコーダ35およびC1エンコーダ
37は、記録データに対して、積符号のエラー訂正符号
化を行なうものである。また、トラックインターリーブ
回路36は、記録/再生のプロセスで発生するエラーの
訂正能力を高めるために、データをテープ上に記録する
時のトラックへの分配を制御する。
【0022】さらに、テープ上にデータを記録する時に
は、同期信号で区切られたSYNCブロックを単位とす
るので、トラックインターリーブ回路36において、ブ
ロック同期信号が付加される。さらに、C1エンコーダ
37において、C1パリティが生成された後に、データ
のランダム化、複数のSYNCブロック内でのワードの
インターリーブ処理がなされる。
【0023】C1エンコーダ37からのディジタルデー
タがディジタル情報レコーダ2へ伝送される。ディジタ
ル情報レコーダ2は、チャンネル符号のエンコーダ38
で受け取ったディジタルデータを符号化し、RF,アン
プ39を介して記録ヘッドRa〜Rdへ記録データを出
力する。ヘッドRa〜Rdによって、テープ91上に記
録データが記録される。RF,アンプ39は、パーシャ
ルレスポンスクラス4(PR(1,0,−1))の処理
を行なう。
【0024】再生ヘッドPa〜Pdによってテープ91
から再生されたデータがRF,アンプ41を介してチャ
ンネル符号のデコーダ42に供給される。RF,アンプ
41は、再生アンプ、イコライザ、ビタビ復号器等を含
む。チャンネル符号のデコーダ42の出力がテープドラ
イブコントローラ1へ伝送され、C1デコーダ43へ入
力される。
【0025】C1デコーダ43に対してトラックディイ
ンターリーブ回路44が接続され、さらに、C2デコー
ダ45がディインターリーブ回路44に対して接続され
る。C1デコーダ43、トラックディインターリーブ回
路44およびC2デコーダ45は、それぞれC1エンコ
ーダ37、トラックインターリーブ回路36およびC2
エンコーダ35のそれぞれが行なう処理と逆の処理を行
なう。また、C2デコーダ45は、再生(リード)デー
タをドライブコントローラ34を介してバッファメモリ
33に供給すると共に、再生(リード)データが記録デ
ータと異なるか否か検出しており、若し異なっていれ
ば、システムコントローラ31に訂正不能エラー発生信
号を供給する。
【0026】なお、図4では省略されているが、システ
ムコントローラ31は、テープドライブコントローラ1
の各部の制御を行うことができる。例えば、C2エンコ
ーダ35,トラックインターリーブ回路36,C1エン
コーダ37,C1デコーダ43,トラックディインター
リーブ回路44およびC2デコーダ45は、システムコ
ントローラ31から供給される制御信号によって制御さ
れる。また、後述するシステムコントローラ46と、こ
のシステムコントローラ31との間で、互いにコマンド
やデータのやり取りを行うことができるようにされてい
る。
【0027】さらに、テープドライブコントローラ1に
設けられた各種ボタンを操作することにより、システム
コントローラ31に対して、各種ボタンに割り当てられ
た機能に対応した制御信号が供給される。これにより、
このデータレコーダの各種動作を制御することができ
る。
【0028】ディジタル情報レコーダ2には、システム
コントローラ46と、テープ91の長手方向のトラック
に対する固定ヘッド47とが設けられている。このヘッ
ド47は、システムコントローラ46と結合され、ヘッ
ド47によって、コントロール信号およびタイムコード
の記録/再生がなされる。システムコントローラ46
は、テープドライブコントローラ1のシステムコントロ
ーラ31と双方向のバスを介して接続される。システム
コントローラ31では、記録/再生時に、エラー訂正不
可能なデータがあるか否かが検出される。
【0029】システムコントローラ46に対してメカニ
ズムコントローラ48が接続される。メカニズムコント
ローラ48は、サーボ回路を含み、モータドライブ回路
49を介してモータ50をドライブする。システムコン
トローラ46は、例えば2個のCPUを有し、テープド
ライブコントローラ1との通信、タイムコードの記録/
再生の制御、記録/再生のタイミングの制御等を行な
う。
【0030】メカニズムコントローラ48は、例えば2
個のCPUを有し、ディジタル情報レコーダ2のメカニ
カルシステムを制御する。より具体的には、ヘッド・テ
ープ系の回転の制御、テープ速度の制御、トラッキング
の制御、カセットテープのローディング/アンローディ
ングの制御、テープテンションの制御をメカニズムコン
トローラ48が制御する。モータ50は、ドラムモー
タ、キャプスタンモータ、リールモータ、カセット装着
用モータ、ローディングモータ等を全体として表してい
る。
【0031】さらに、テープドライブコントローラ1の
電源供給ユニット51からの直流電圧が入力されるDC
−DC変換回路52が設けられている。図では省略され
ているが、ディジタル情報レコーダ2には、テープエン
ドの検出センサ等の位置センサ、タイムコードの生成/
読み取り回路等が設けられている。
【0032】図5は、テープドライブコントローラ1の
システム構成をより詳細に示す。61がメインCPU、
70が2ポートラム、80がバンクメモリ、81がサブ
CPUである。メインCPU61は、システム全体を管
理するCPUである。このメインCPU61に関連して
CPUバス62が設けられ、CPUバス62に対して各
構成要素が結合される。すなわち、ROM(フラッシュ
ROM)63、PIO(パラレルI/O)64および6
5、コントロールパネル66、LCD67、タイマー6
8、RS232Cインターフェイス69、2ポートRA
M70、RAM71がCPUバス62に対して結合され
る。
【0033】PIO65がフロントパネル上のボタンと
接続されている。LCD67は、ドライブの動作状況を
ユーザがわかるように表示する表示装置である。RS2
32Cインターフェイス69がシリアル端末と接続され
る。RAM71は、ファームウェアで使用するワークR
AM、プログラムのダウンロード領域、ヘッダー情報
(VSIT(Volume Set Information Table) /DIT
(Directory InformationTable) )を一時保管するため
の領域を有する。
【0034】CPUバス62に対して単方向制御素子7
3を介してIMバス74が接続される。このIMバス7
4に対して、S−RAM72、バンクメモリ80、SC
SIコントローラ75が接続される。SCSIコントロ
ーラ75に対してバス76を介してホストコンピュータ
が接続される。S−RAM72は、コンデンサバックア
ップRAMであり、スクリプトRAMであり、また、実
際にロガーのデータを保持するメモリである。このメモ
リは、電源オフ後、2日程度データを保持することがで
きる。
【0035】2ポートRAM70には、二つのCPU6
1および81間の情報の通信のための、コマンド送信パ
ケット,終了ステータス受信パケット,コマンドステー
タス,ドライブ管理ステータステーブル,およびデータ
送受信パケットの、5種類のパケットが格納される。
【0036】コマンド送信パケットは、CPU61から
81に対し、動作実行を要求する時に使用するパケット
である。終了ステータス受信パケットは、CPU61が
要求したコマンドに対し、CPU81が実行してその動
作が終了した場合、終了ステータスを通知するために使
用するパケットである。コマンドステータスは、コマン
ドの進行状況を示すためのフラグである。ドライブ管理
ステータステーブルは、ドライブの状況をCPU61に
知らせるためのテーブルである。このテーブルは、一定
周期でCPU81により書き換えられる。データ送受信
パケットは、CPU81側のファームウェアをSCSI
バス76経由でCPU61側からダウンロードする場合
や、CPU81側の自己診断(以降、ダイアグと称す
る)を、CPU61のRS−232Cインターフェイス
69を使用して起動する場合に使用するバッファであ
る。なお、バンクメモリ80がデータに関してのバッフ
ァメモリである。
【0037】サブCPU81は、ディジタル情報レコー
ダ2の制御を行うCPUである。サブCPU81と関連
するCPUバスが設けられ、このバス82にROM(フ
ラッシュROM)83、RAM(ワークRAM)84、
タイマー85、RS232Cインターフェイス86、R
S422インターフェイス87、PIO(プロセッサコ
ントロール)88、DMAコントローラ89が接続さ
れ、さらに、2ポートRAM70およびバンクメモリ8
0が接続される。
【0038】バンクメモリ80は、テープ91上から読
み取ったデータ、又は、テープ91に書き込むためのデ
ータを格納するメモリである。DMAコントローラ89
は、バンクメモリ80にデータを格納するためのコント
ローラである。RS232Cインターフェイス86は、
ダイアグ用のものである。RS422インターフェイス
87は、ディジタル情報レコーダ2との通信手段であ
る。
【0039】次に、ディジタルデータを記録する時のテ
ープフォーマットについて説明する。最初にテープ全体
(例えば1つのカセット内のテープ)のレイアウトを図
6に示す。テープ全体は、物理ボリュームである。それ
ぞれに対してリーダテープが接続される、物理的なテー
プの始端PBOT(Physical Beginning of Tape)および
終端PEOT(Physical End of Tape)の間で、記録可能
なエリアは、LBOT(Logical Beginning of Tape) お
よびLEOT(Logical End of Tape) の間である。これ
は、テープの始端および終端では、テープが傷みやす
く、エラーレートが高いためである。一例として、PB
OTおよびLBOTの間の無効エリアが7.7±0.5
mと規定され、PEOTおよびLEOTの間の無効エリ
アが10mより大と規定される。
【0040】1つの物理ボリュームには、複数の論理ボ
リューム(各論理ボリュームをパーティションと称す
る)が配置されている。1以上の論理ボリュームを管理
するために、記録エリアの先頭にVSIT(Volume Set
Information Table)が記録される。VSITは、テープ
に記録されたボリュームの個数と、テープ上の各論理ボ
リュームの位置情報を有する。位置情報は、最大102
4個の論理ボリュームのそれぞれのDIT(Directory I
nformation Table) の開始(スタート)物理ID、最終
(エンド)物理IDである。
【0041】VSITの先頭の位置が0−IDの位置と
される。ID(Identification)は、4本のトラックセッ
ト毎に付されたテープ上の位置と対応するアドレスであ
る。VSITエリアから最後のボリュームのDITエリ
アまで、IDが単調増加に付される。一つのVSITの
長さは、1−IDである。
【0042】論理ボリュームは、DIT(Directory Inf
ormation Table) 、UITおよびユーザデータエリアか
らなる。DITは、論理ボリューム中のファイルを管理
するための情報を有する。一つのDITの長さは、40
−IDである。UITは、オプションであり、ファイル
を管理するためのユーザ特有の情報である。
【0043】図6において、斜線を付したエリアは、ラ
ンアップエリアである。ランアップエリアによってデー
タトラックがサーボロックされる。また、ドットを付し
たエリアは、位置余裕バンドである。この位置余裕バン
ドによって、VSITおよびDITを更新した時に、有
効データを消去することが防止される。
【0044】VSITは、データの信頼性を向上するた
めに、図7Aに示すように、10回、繰り返して記録さ
れる。従って、VSITエリアは、10トラックセット
(=10−ID)である。VSITエリアの後に、90
トラックセット以上のリトライエリアが確保される。
【0045】DITは、データの信頼性を向上するため
に、図7Bに示すように、7回、繰り返して記録され
る。DITは、図7Cに示すように、6個のテーブルか
ら構成される。6個のテーブルは、先頭から順に、VI
T(Volume Information Table)、BST(Bad Spot Tabl
e)、LIDT(Logical ID Table)、FIT(File Inform
ation Table)、UT(Update Table)、UIT(User Info
rmation Table)である。VIT、BST、LIDT、U
Tが1−IDの長さとされ、FITが20−IDの長さ
とされる。残りの16−IDのエリアが予約されてい
る。
【0046】DITの各テーブルについて説明する。V
ITのIDアドレスは、VSITに書かれているボリュ
ームの先頭物理IDであり、その論理IDは、VSIT
に書かれているボリュームの先頭物理IDに等しい。V
ITは、ボリュームラベル、物理ボリューム中の最初の
データブロックの開始物理ID、その最後の物理ID等
のボリュームの情報を含む。
【0047】BSTのIDアドレスは、VITの物理I
D+1であり、その論理IDは、VITの論理ID+1
である。BSTは、論理的に無効とされたデータの位置
情報を有している。論理的に無効なデータとは、同じト
ラックセットIDを有するデータが後で書かれる故に、
無効として扱われるべきデータのことである。例えば図
8に示すように、影の領域Aが論理的に無効なデータで
ある。ライトリトライ動作と、これに付随するライト動
作によって論理的に無効なデータが生じる。若し、ライ
ト時にエラーが発生すると、ライトリトライが自動的に
なされ、エラーロケーションが出力され、これがBST
に登録される。そして、リード動作時に、BSTによっ
て無効な領域が指示される。論理的に無効なデータは、
バッドスポットとも称される。BSTは、最大1459
2個までのバッドスポットの開始物理IDおよび終端物
理IDを管理する。
【0048】LIDTのIDアドレスは、VITの物理
ID+2であり、その論理IDは、VITの論理ID+
2である。LIDTは、高速ブロックスペースおよびロ
ケートオペレーションのためのデータテーブルである。
すなわち、第1番目〜第296番目までのポインタの各
ポインタの論理ID、その物理ID、ファイル番号、I
Dデータのブロック管理テーブル中の最初のブロック番
号がLIDTに含まれる。
【0049】FITのIDアドレスは、VITの物理I
D+3であり、その論理IDは、VITの論理ID+3
である。FITは、テープマークと対応する2種類のデ
ータをペアとした複数のペアからなる。テープマーク
は、ファイルのデリミターコード(区切り用コード)で
ある。N番目のデータペアは、ボリュームの先頭からN
番目のテープマークに対応する。ペアの一方のデータ
は、N番目のテープマークの物理IDである。他方のデ
ータは、N番目のテープマークの絶対ブロック番号であ
る。この値は、テープマークと同じファイル番号を有す
る最後のブロックの絶対ブロック番号である。このテー
プマークの物理IDと絶対ブロック番号によりテープマ
ークの位置が正確に分かるために、高速にテープ上の物
理的位置をアクセスできる。
【0050】UTのIDアドレスは、VITの物理ID
+39である。UTは、ボリュームが更新されたかどう
かを示す情報である。更新前では、UT中の更新ステー
タスを示すワード(4バイト)がFFFFFFFFh
(hは16進を意味する)とされ、更新後では、これが
00000000hとされる。
【0051】UITは、オプショナルなもので、例えば
100−IDのエリアである。ユーザがアクセス可能な
データテーブルであり、ユーザヘッダー用に確保されて
いる。
【0052】この例では、4本のヘリカルトラックから
なるトラックセット毎に1−IDが付される。このトラ
ックセット毎にデータブロックの論理構造が規定され
る。図9は、論理トラックセット構造を示す。論理トラ
ックセットの先頭の4バイトがフォーマットIDであ
り、これがFFFF0000hとされる。
【0053】次の136バイト(34ワード)がサブコ
ードデータのエリアである。サブコードデータは、トラ
ックセットの管理上の情報を格納している。例えば上述
したテーブル(VSIT、VIT、BST等)やユーザ
データ,テープマークなどの識別コードがサブコードに
含まれる。
【0054】さらに次の116884バイトからブロッ
ク管理テーブルの長さを除いたバイト数がユーザデータ
の書き込みエリアである。トラックセットがユーザデー
タの書き込み用である場合、ユーザデータのサイズが規
定のものに達しないときには、ダミーデータが残りのエ
リアに詰められる。ユーザデータエリア内で定義される
トラックセットの形式としては、ユーザデータを書き込
むためのユーザデータトラックセット、テープマークで
あることを示すためのテープマーク(TM)トラックセ
ット、EOD(End Of Data) トラックセット、ダミート
ラックセットの4種類がある。これらのトラックセット
の形式毎にサブコードが規定される。
【0055】ユーザデータエリアの後にブロック管理テ
ーブルエリアが設けられる。ブロック管理テーブルは、
最大4096バイトの長さとされる。トラックセットの
最後の4バイトがトラックセットの終端コード(0F0
F0F0Fh)とされ、その前の12バイトが予約され
ている。ブロック管理テーブルは、ユーザデータのデー
タブロック構成を管理する。
【0056】図10は、データレコーダを用いてデータ
を記録する場合の磁気テープを示す図である。図10に
おいて、図示する記録方向で磁気テープ91にデータの
記録が行われる。磁気テープ91には、非有効データ部
(未記録部を含む)92、既にデータが記録されている
記録部93、記録部93と記録部95との間に位置する
非有効データ部(未記録部を含む)94、データが記録
されている途中の記録部95、記録部95の直後に位置
する非有効データ部(未記録部を含む)96、論理的テ
ープの終端98から物理的テープの終端99との間のデ
ータが記録されない非記録部97が含まれる。
【0057】記録部95にデータの記録を行っている途
中、信号処理を行った結果、訂正不能エラーが記録時訂
正不能エラー発生点100でC2デコーダ45によって
検出されると、エラー発生点100の直前付近のデータ
が無効とされる。そして、記録部95に記録するべきデ
ータが改めて記録されることになる。
【0058】以下、磁気テープ91に対するデータのラ
イトリトライ動作について説明する。なお、以下では、
記録部95に対するデータの記録が行われており、且
つ、訂正不能エラーがエラー発生点100で発生したと
いう前提で説明を進める。また、ライトリトライ動作
は、正しく記録がなされるまで例えば最高で10回まで
行われるものとする。
【0059】ライトリトライ処理において、記録部95
のプリロール点102に磁気テープ91がプリロールさ
れる。なお、訂正不能エラーがC2デコーダ45により
検出されると、そのエラー発生点の直前付近のデータが
記録できなかったこととされる。そして、記録部95が
バッドスポットとされ、BSTに登録される。プリロー
ル点102は、エラー発生点100からつなぎ撮りする
場合、テープの調走区間として必要とされるエリアの始
点であり、テープの現在位置を基準にして設定される点
である。プリロール点102とエラー発生点100との
間は、最低でも、記録のためのサーボロックに必要な長
さに設定される。
【0060】磁気テープ91上に記録されたDITから
ディジタルデータ情報がシステムコントローラ31によ
りローディングの際に読まれ、訂正不能エラーがC2デ
コーダ45で検出されると、C2デコーダ45は、シス
テムコントローラ31に訂正不能エラー発生信号を出力
し、そしてこの信号によりDITの情報に基づいてシス
テムコントローラ31は、モータードライブ回路49に
対して制御信号を発生する。そしてこの制御信号により
モーター50が駆動され、磁気テープ91がプリロール
点102にプリロールされ、さらにエラー発生点100
(非有効データ部)まで進められた直後に、ライトリト
ライが行われる。
【0061】なお、プリロールは、プリロール点102
に限らず、プリロール点103まで行ってもよい。この
場合でも、さらにエラー発生点100まで進められた直
後に、ライトリトライが行われる。
【0062】また、磁気テープ91上の位置を求めるた
めに、IDカウンタを用いることができる。IDカウン
タは、メカニズムコントローラ48(図4参照)に含ま
れるサーボ回路が、磁気テープ91の最外径の長さとリ
ールの回転した角度とに基づいて計算したIDを単位と
した相対的なテープの長さをカウントする。テープに記
録されている1−IDがIDカウンタの1カウント分に
相当する。IDカウンタを使用することにより、予め記
録がなされていないテープに対してでも、IDを単位と
したテープの頭出しが所定の精度で可能となる。
【0063】このIDカウンタを用いて、非有効データ
部96にあるサーチ点104に磁気テープ91が早送り
して、その後、プリロール点102まで戻り、さらにエ
ラー発生点100まで進めてライトリトライを行うこと
もできる。同様に、非有効データ部94にあるサーチ点
105や、非有効データ部92にあるサーチ点106に
磁気テープ91を巻き戻すようにもできる。また、非記
録部97にあるサーチ点107に磁気テープ91を早送
りしてもよい。
【0064】記録部95を再生している時にヘッドクロ
ッグが発生した場合にも、記録時と同じ方法で磁気テー
プ91がプリロール、巻き戻しまたは早送りされる。例
えば、再生時に再生時アンコレクティッドエラー点10
1でエラーが検出されると、上述の方法により磁気テー
プがプリロール、巻き戻しまたは早送りされ、エラー点
101以前からのデータのリードリトライが行われる。
【0065】なお、エラー点101以前からのデータの
リードリトライは、そのデータの始めからリードリトラ
イするようにしても良い。データのリードリトライは、
正しく再生されるまで、例えば最高で5回まで行われる
ものとする。また、上述の6つの方法は、それぞれ別個
で行っても、複数を組み合わせて行うようにしてもよ
い。上述の方法を組み合わせることにより、より確実に
ヘッドクロッグを解消することができる。早送り方向、
巻き戻し方向のどちらにテープを移動させるかは、例え
ば、エラー点からより近いプリロール点やサーチ点の方
向にテープが移動される。
【0066】次に、この発明の実施の一形態によるイン
ストルメンタル・データの処理について、通常のデータ
の処理と対比させながら説明する。先ず、磁気テープ9
1に対するデータの書き込みについて説明する。
【0067】なお、記録用の4個のヘッドRa、Rb、
RcおよびRdで磁気テープ91にデータが書き込まれ
ると、直後、例えばドラム25の90°の回転後に、再
生用の4個のヘッドPa、Pb、PcおよびPdで書き
込まれたデータが読み込まれる。読み込まれたデータ
は、例えば31IDといった、所定の大きさのブロック
を単位として処理が行われる。
【0068】すなわち、磁気テープ91で読み込まれた
データは、C1デコーダでC1パリティのデコードをさ
れ、トラックディインターリーブ回路44を介してC2
デコーダでC2パリティのデコードをされ、積符号のエ
ラー訂正符号が復号化され、エラー訂正が行われる。エ
ラー訂正結果は、システムコントローラ31に供給され
る。
【0069】若し、エラー訂正によって全てのエラーが
訂正可能であれば、そのブロックのデータが正常データ
であるとされる。一方、エラー訂正符号のエラー訂正能
力を上回るエラーが存在するときは、エラー訂正不能と
され、そのブロックのデータは、異常データであるとさ
れる。
【0070】図11は、通常のデータの書き込み処理を
示し、図12は、この処理の概略的なフローチャートを
示す。図11の例では、データNで示されるブロックの
データが正常データであり、次のデータN+1で示され
るブロックのデータが異常データであるとされる。通常
のデータを書き込む場合には、異常データのブロックが
存在した場合、リトライ処理が行われる。データN+1
が、例えば異常であるとされたそのブロックに続けて再
び書き込まれる。
【0071】すなわち、図12のフローチャートに示さ
れるように、先ずステップS10で、バッファメモリ3
3に所定量のデータが溜まるまで待機される。データが
溜まると、ステップS11で、磁気テープ91への書き
込みが行われる。そして、書き込まれたデータが直後に
読み込まれ、エラー訂正が行われる。エラー訂正の結果
正常であるとされれば(ステップS12)、処理はステ
ップS10に戻される。
【0072】一方、ステップS12でエラー訂正の結果
異常であるとされれば、処理はステップS13に移行す
る。ステップS13では、リトライ処理が行われ、磁気
テープ91がデータの再書き込みを行う位置まで移動さ
れる。そして、ステップS11で、その位置から、前回
と同じデータが再書き込みされる。通常のデータ書き込
み時には、このようにして、データの損失が無いように
処理される。
【0073】これに対して、この発明では、インストル
メンタル・データを書き込む際にエラー訂正不能なブロ
ックが存在しても、データの再書き込みを行わない。図
13は、この発明によるインストルメンタル・データの
書き込み処理を示し、図14は、この処理の概略的なフ
ローチャートを示す。
【0074】インストルメンタル・データの書き込み時
には、図13に示されるように、例えばデータN+1で
示されるブロックがエラー訂正不能であって、異常であ
るとされても、リトライ処理を行わない。そして、デー
タN+1のブロックに続けて、次のデータである、デー
タN+2で示されるブロックの書き込みが行われる。
【0075】すなわち、図14のフローチャートに示さ
れるように、ステップS20で、バッファメモリ33に
所定量のデータが溜まるまで待機される。そして、ステ
ップS21で、溜め込まれたデータが磁気テープ91に
書き込まれる。ステップS20およびステップS21の
処理が繰り返される。なお、書き込みに伴うエラー訂正
処理は、特に行う必要はない。
【0076】次に、磁気テープ91からのデータの読み
込みについて説明する。図15は、通常のデータの読み
込み処理を示し、図16は、この処理の概略的なフロー
チャートを示す。上述の書き込み時と同様に、再生用の
4個のヘッドPa、Pb、PcおよびPdで読み込まれ
たデータに対して、例えば31IDといった、所定の大
きさのブロックを単位としてエラー訂正処理が行われ、
エラー訂正符号のエラー訂正能力を上回るエラーが存在
するときには、そのブロックのデータが異常データであ
るとされる。
【0077】通常データの読み込みの場合には、図15
に一例が示されるように、データN+1のブロックのデ
ータが異常データであるとされた場合、リトライ処理に
よりそのブロックが繰り返し読み取られる。訂正不能な
エラーが発生した原因が例えば再生用の4個のヘッドP
a、Pb、PcおよびPdの何れかの目詰まりや、磁気
テープ91の表面の汚れなどであった場合、繰り返し読
むことで、エラーが解消される場合が有り得る。この処
理は、例えば所定の回数まで行われ、エラーが解消され
た段階で、次のブロックを読みに行く。
【0078】すなわち、ステップS30で、磁気テープ
91から所定量のデータが読み込まれると、エラー訂正
処理が行われ、ステップS31で、そのブロックが異常
データであるかどうかが判断される。若し、そのブロッ
クが正常データであるとされれば、処理はステップS3
2に移行し、読み込まれたデータが例えばSCSIコン
トローラ32を介してホストコンピュータ20に転送さ
れる。
【0079】一方、ステップS31で、そのブロックが
異常データであるとされれば、処理はステップS33に
移行し、リトライ処理が行われる。リトライ処理は、テ
ープが一旦止められ、異常データであるとされたブロッ
クの先頭まで戻される。そして、ステップS30で、再
びそのブロックのデータが読み込まれる。
【0080】図17は、通常データの読み込み時の処理
の別の例を示し、図18は、この処理の一例のフローチ
ャートを示す。図17では、データ列「A,B,C,・
・・」が磁気テープ91上に書き込まれているように、
概念的に示されている。データA〜Hは、エラー訂正可
能なデータであり、読み込まれたデータは、エラー訂正
され転送される。「%」で示される、データHの次のデ
ータは、エラー訂正不能データである。データ%がエラ
ー訂正不能であるとされると、例えばホストコンピュー
タ20に対してエラー報告がなされ、次の読み込み命令
が出されるまで処理が待機される。データJ以降は、次
の読み込み命令に基づき読み込まれる。
【0081】すなわち、ステップS40で、磁気テープ
91から所定量のデータが読み込まれると、エラー訂正
処理が行われ、ステップS41で、そのブロックが異常
データであるかどうかが判断される。若し、そのブロッ
クが正常データであるとされれば、処理はステップS4
2に移行し、読み込まれたデータが例えばSCSIコン
トローラ32を介してホストコンピュータ20に転送さ
れる。
【0082】一方、ステップS41で、そのブロックが
異常データであるとされれば、処理はステップS43に
移行し、例えばホストコンピュータ20に対して、エラ
ー報告が行われる。そして、一旦処理が終了され、次の
読み込み命令が出されるまで待機される。このように、
通常データの読み込みでは、確実なデータがホストコン
ピュータ20に転送されるように処理される。
【0083】これに対して、この発明では、インストル
メンタル・データを読み込む際にエラー訂正不能なブロ
ックおよびデータが存在しても、データの再読み込みや
処理停止などを行わない。図19は、この発明によるイ
ンストルメンタル・データの読み込み処理を示し、図2
0は、この処理の概略的なフローチャートを示す。
【0084】図19Aに示されるように、上述の通常デ
ータの場合と同様に、磁気テープ91上で、データ%が
エラー訂正不能データであるとする。インストルメンタ
ル・データの読み込み時には、図19Bに示されるよう
に、このエラー訂正不能なデータ%を含めて、全てのデ
ータが連続的に転送される。データは、例えばSCSI
コントローラ32を介してホストコンピュータ20に対
して転送される。
【0085】すなわち、図20のフローチャートに示さ
れるように、磁気テープ91からデータを読み込み(ス
テップS50)、読み出されたデータに対してエラー訂
正処理を行い、訂正結果の如何に係わらず、データの転
送を行う(ステップS51)。このステップS50およ
びステップS51の処理を繰り返す。これにより、上述
の図19Bのように、データが連続的に転送される。な
お、エラー訂正の結果、エラー訂正不能であるとされて
も、ホストコンピュータ20などへのエラー報告は、行
わない。
【0086】なお、通常のデータに対する処理と、イン
ストルメンタル・データに対する処理とは、例えばテー
プドライブコントローラ1に設けられた、このデータレ
コーダを操作するための各種のボタンのうち、所定のボ
タンを操作することで切り替えられる。システムコント
ローラ31では、所定のボタン操作により供給された信
号に基づき、システムコントローラ46に対して所定の
コマンドを発行すると共に、システムコントローラ31
が制御する各部に対して所定の制御信号を供給する。同
様に、システムコントローラ46では、システムコント
ローラ31から供給されたコマンドに基づき、システム
コントローラ46が制御する各部に対して所定の制御信
号を供給する。このようにしてデータレコーダの各部が
制御され、モードの切り替えがなされる。
【0087】モード切り替えは、これに限らず、例えば
データレコーダに接続されたホストコンピュータ20か
らコマンドで行ってもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、書き込み時ならびに読み込み時のリトライ処理を行
わないようにされているため、インストルメンタル・デ
ータを扱う場合のように、連続的な記録ならびに再生が
要求されるシステムに対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の一形態における、データレコーダの使用
形態を概略的に示す略線図である。
【図2】ディジタル情報レコーダのヘッド配置の一例を
示す略線図である。
【図3】ディジタル情報レコーダのテープ上のトラック
パターンを示す略線図である。
【図4】テープドライブコントローラおよびディジタル
情報レコーダのシステム構成を概略的に示すブロック図
である。
【図5】テープドライブコントローラのシステム構成を
より詳細に示すブロック図である。
【図6】カセットテープのテープフォーマットを示す略
線図である。
【図7】カッセトテープのVSIT及びDITのフォー
マットを示す略線図である。
【図8】バッドスポットテーブルの説明に用いる略線図
である。
【図9】カセットテープの論理フォーマットを説明する
ための略線図である。
【図10】データレコーダーを用いてデータを記録する
場合の磁気テープを示す略線図である。
【図11】通常のデータの書き込み処理を説明するため
の略線図である。
【図12】通常のデータの書き込み処理の概略的なフロ
ーチャートである。
【図13】この発明によるインストルメンタル・データ
の書き込み処理を説明するための略線図である。
【図14】この発明によるインストルメンタル・データ
の書き込み処理の概略的なフローチャートである。
【図15】通常のデータの読み込み処理を説明するため
の略線図である。
【図16】通常のデータの読み込み処理の概略的なフロ
ーチャートである。
【図17】通常データの読み込み時の処理の別の例を説
明するための略線図である。
【図18】通常データの読み込み時の処理の別の例の概
略的なフローチャートである。
【図19】この発明によるインストルメンタル・データ
の読み込み処理を説明するための略線図である。
【図20】この発明によるインストルメンタル・データ
の読み込み処理の概略的なフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・テープドライブコントローラ、2・・・ディジ
タル情報レコーダ、20・・・ホストコンピュータ、3
1・・・システムコントローラ、32・・・SCSIコ
ントローラ、33・・・バッファメモリ、35・・・C
2エンコーダ、37・・・C1エンコーダ、43・・・
C1デコーダ、45・・・C2デコーダ、46・・・シ
ステムコントローラ、80・・・バンクメモリ、91・
・・磁気テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータを磁気テープに記録す
    ると共に、上記磁気テープに記録されたディジタルデー
    タを再生するディジタル記録再生装置において、 磁気テープに記録されたデータを読み込み、上記読み込
    まれたデータのエラー訂正の結果に基づきリトライ処理
    を行うリトライ手段と、 通常のデータを扱う第1のモードと、連続的に供給され
    るデータであるインストルメンタル・データを扱う第2
    のモードとを選択するモード選択手段と、 上記モード選択手段の選択に基づき、上記第1のモード
    では上記リトライ手段によるリトライ処理を行い、上記
    第2のモードでは上記リトライ手段によるリトライ処理
    を行わないように制御する制御手段とを備えることを特
    徴とするディジタル記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル記録再生装
    置において、 上記モード選択手段の選択に基づき、上記エラー訂正の
    結果に基づくエラー報告を行うかどうかを制御するエラ
    ー報告制御手段をさらに備えることを特徴とするディジ
    タル記録再生装置。
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