JPH11336327A - 鉄骨造・rc造複合構造建物の構築方法およびその型枠 - Google Patents

鉄骨造・rc造複合構造建物の構築方法およびその型枠

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JPH11336327A
JPH11336327A JP14365998A JP14365998A JPH11336327A JP H11336327 A JPH11336327 A JP H11336327A JP 14365998 A JP14365998 A JP 14365998A JP 14365998 A JP14365998 A JP 14365998A JP H11336327 A JPH11336327 A JP H11336327A
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啓一 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 躯体精度の向上、工期短縮、部材点数の削
減、および作業の省力化を図る。 【解決手段】 先行建方した鉄骨造部分3,4に壁用型
枠11を支持する機能を持たせる。壁用型枠11は、横
端太17,18および縦端太19と共にシステム化し、
一部の横端太17に、鉄骨建方時の柱継ぎ材の機能を持
たせる。システム化するのは、片面の壁用型枠11だけ
とする。この壁用型枠11の立ち上げた後、壁用鉄筋1
3を配置し、その後に反対側の壁用型枠12を固定す
る。これら壁用型枠11,12にハーフプレキャスト床
版16を載せ、その上の床スラブ26のコンクリート打
設および壁用型枠11,12内へのコンクリート打設を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄骨造・RC造
複合構造建物の構築方法そのシステム型枠、並びにプレ
キャスト材使用RC造建物の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】建物の構
造形式にRC(またはSRC)構造を採用した場合、型
枠工事が必ず必要となり、これにコストと時間を要する
ことになる。また、型枠工事は、一般的にあまり精度が
良くない。プレキャスト化すると、精度の向上および工
期の短縮は図れるが、プレキャスト版の重量が重く、ま
た積載効率が悪いため、輸送コストがかかる。構造形式
に鉄骨造を採用した場合は、RC(またはSRC)構造
に比べ、工期の短縮は図れるが、加工が複雑となる。特
に、集合住宅のように戸境壁を有する建物の場合、鉄骨
造でブレース構造とすると、加工が複雑となり、また戸
境壁の厚さも、ブレース配置空間に加えて遮音材の厚み
が必要となることから、厚くなる。
【0003】この発明の目的は、上記の課題を解消し、
躯体精度の向上、工期短縮、部材点数の削減、および作
業の省力化が図れる鉄骨造・RC造複合構造建物の構築
方法、プレキャスト材使用RC造建物の構築方法、およ
びその型枠を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の鉄骨造・RC
造複合構造建物の構築方法は、建物の鉄骨造部分の鉄骨
柱および鉄骨梁の建方を行う過程と、前記鉄骨梁と交差
する方向の壁用型枠を、先行建方された鉄骨造部分に支
持させて設置し、かつこの型枠内に壁鉄筋を配置する過
程と、前記壁用型枠内にコンクリートを打設して鉄筋コ
ンクリート壁を構築する過程とを含む方法である。この
ように、先行建方をした鉄骨造部分に型枠を支持させる
ため、鉄筋コンクリート造の躯体の精度が安定し、工期
も短縮される。
【0005】この発明方法において、前記建物は、一方
向に沿う複数の平行な壁面部分がラーメン構造の鉄骨造
部分であり、他方向の複数枚の耐震壁が鉄筋コンクリー
ト壁であっても良い。例えば、集合住宅では、前記耐震
壁が戸境壁となる。前記一方向に沿う複数の平行な壁面
部分は、一対の平行な外壁面部分であっても良い。この
ような複数枚の耐震壁が並設される建物構造の場合、前
述のように鉄骨造では加工が複雑となるが、複数の平行
な壁面部分を鉄骨造部分として先行建方し、これに型枠
を支持させて他方向の耐震壁を構築することにより、多
数並設される耐震壁を簡単に精度良く構築できる。
【0006】また、この発明方法において、壁用型枠を
支持する横端太の一部のものを、鉄骨建方時の鉄骨柱間
の継ぎ材を兼ねるものとしても良い。このように、横端
太に鉄骨建方時の柱継ぎ材の機能を兼用させることによ
り、部材点数が削減され、作業の省力化が図れる。
【0007】また、この発明方法において、コンクリー
ト打設空間を介して対面する壁用型枠のうち、片面のも
のを鉄骨造部分に支持させて設置し、ついで壁用鉄筋を
配置した後、もう片方の壁用型枠を配置して前記片方の
壁用型枠にセパレータで固定しても良い。この方法の場
合、鉄筋工事よりも先に片方の壁用型枠が立ち上がるた
め、鉄筋の工場組みが容易になる。また、先に立ち上げ
られた壁用型枠がガイドとなり、鉄筋のかぶり精度が上
がる。
【0008】さらに、この発明方法において、壁用型枠
に上階の床となるハーフプレキャスト床版を載せ、この
ハーフプレキャスト床版上の現場打ちコンクリートの打
設と、壁用型枠内へのコンクリート打設とを同時に行う
ようにしても良い。このようにハーフプレキャスト床版
を壁用型枠に載せて支持することにより、その支持手段
を別に設けることが不要で、施工が容易となる。また、
壁と床のコンクリート打設を同時に行うことから、コン
クリート打設工事も効率化される。
【0009】この発明のシステム型枠は、他の壁用型枠
と対面させて用いられて鉄筋コンクリート壁の片面を成
形するシステム型枠であって、横並びに配置される複数
枚の規格化された壁用型枠と、この壁用型枠を支える複
数の横端太および縦端太とを備え、これら各壁用型枠と
横端太と縦端太とは相互に分割および組み立てが可能と
する。前記横端太の一部のものは、両端が鉄骨柱に接合
されて前記鉄骨柱の建方時の継ぎ材を兼用し、前記壁用
型枠は上階床のハーフプレキャスト床版の荷重支持が可
能なものとする。前記の他の壁用型枠は、一般的な木製
型枠など、任意の構成のものが使用でき、例えばこのシ
ステム型枠の壁用型枠とセパレータで固定する。このよ
うに、壁用型枠をシステム化し、これ自体に鉄骨建方時
の継ぎ材の機能を持たせることにより、部材点数の削
減、作業の省力化が図れる。また、先行建方された鉄骨
柱に支持させるため、壁用型枠の配置精度が向上し、構
築される鉄筋コンクリート壁の精度が向上する。このよ
うに精度良く設置されたシステム型枠をガイドとして壁
用鉄筋を配置すれば、鉄筋の被り精度が向上する。壁用
型枠は上階床のハーフプレキャスト床版を支持可能なも
のであるため、上階床の施工も簡単に行える。このシス
テム型枠は片側のみでよく、両側をシステム型枠とする
場合に比べてコスト低下が図れる。また、このシステム
型枠は分解可能であるため、同じ建物の上階に移動させ
て用いることができる。このシステム型枠において、前
記の継ぎ材を兼用する横端太と、縦端太とをトラスとし
ても良い。縦端太をトラスとするのは、一部のものだけ
であっても良い。このように、横端太および縦端太をト
ラスとすることにより、軽量で堅固な端太とでき、また
壁用型枠の設置を一層精度良く行える。
【0010】この発明の鉄骨造・RC造複合構造建物の
構築方法は、前記鉄骨造部分に代えて、プレキャスト鉄
筋コンクリート柱およびプレキャスト鉄筋コンクリート
梁で構築されるプレキャスト材造部分としたプレキャス
ト材使用RC造建物の構築方法にも同様に適用すること
ができ、前記と同様な効果を得ることができる。すなわ
ち、このプレキャスト材使用RC造建物の構築方法は、
建物のプレキャスト鉄筋コンクリート柱およびプレキャ
スト鉄筋コンクリート梁で構築されるプレキャスト材造
部分の前記プレキャスト鉄筋コンクリート柱およびプレ
キャスト鉄筋コンクリート梁の建方を行う過程と、前記
プレキャスト鉄筋コンクリート梁と交差する方向の壁用
型枠を、先行建方されたプレキャスト材造部分に支持さ
せて設置し、かつこの型枠内に壁鉄筋を配置する過程
と、前記壁用型枠内にコンクリートを打設して現場打ち
の鉄筋コンクリート壁を構築する過程とを含む方法であ
る。 このプレキャスト材使用RC造建物の構築方法に
おいて、前記建物は、一方向に沿う複数の平行な壁面部
分がプレキャスト材造部分であり、他方向の複数枚の耐
震壁が現場打ちの鉄筋コンクリート壁であっても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図8に基づいて説明する。図2は、この実施形態にか
かる構築方法およびシステム型枠で構築する鉄骨造・R
C造複合構造建物の水平断面図である。この建物は、一
方向(桁方向)Xに沿う複数の平行な壁面部分(図示の
例では1対の平行な外壁面部分)が、鉄骨柱1および鉄
骨梁2によるラーメン構造の鉄骨造部分3,4であり、
他方向(妻方向)Yに沿って鉄骨柱1,1間に設けられ
た各壁が、耐震壁の鉄筋コンクリート壁5とされてい
る。この建物は、各階において、各住戸Sが一列に並ぶ
集合住宅であり、鉄筋コンクリート壁5のうち、建物の
両端のものは妻面の外壁となり、中間のものは戸境壁と
なる。各階において、片方の外壁面部分となる鉄骨造部
分3に沿って共同廊下6が設けられ、もう片方の外壁面
部分となる鉄骨造部分4に沿ってバルコニー7が設けら
れている。共同廊下6およびバルコニー7は、片持ちス
ラブ等で構成される。また、共同廊下6の両端に、階段
室8が設けられている。
【0012】図1は、図2の建物の構築過程を示す部分
斜視図である。図1(A)〜(F)は、各々図5〜図7
に拡大して示す。まず、対面する鉄骨造部分3,4にお
ける各鉄骨柱1の建方を行う(図1(A))。鉄骨柱1
は、建物の一部の高さとなる複数階分(この例では3階
分)の高さのものであり、各階の床梁を接合するための
梁仕口2aが予め設けられている。鉄骨柱1は、角形の
鋼管柱とされ、梁仕口2aには梁2と同じ断面形状のH
形鋼が用いられている。鉄骨柱1は、鉄骨製の柱であれ
ば良く、H形鋼であっても良い。また、鉄骨柱1は、コ
ンクリート充填鋼管柱であっても良い。鉄骨柱1には、
コンクリート壁5内に埋め込まれる剪断力伝達用のスタ
ッド15が高さ方向に沿って多数突設されている。建方
された鉄骨柱1間に、桁方向の鉄骨梁2を接合し(図1
(B))、鉄骨柱1と鉄骨梁2とでなる鉄骨造部分3,
4を構築する。鉄骨梁2は、添え板等を介して鉄骨柱1
の梁仕口2aにボルト接合する。このように先行建方さ
れた鉄骨造部分3,4の対向する鉄骨柱1,1間に、片
面の壁用型枠11を設置する。この片面の壁用型枠11
は、後に説明するシステム型枠10を構成するものであ
り、先行建方された鉄骨柱1に支持させる。
【0013】この片面の壁用型枠11をガイドとして、
壁用鉄筋13を配筋する(同図(C))。この壁用鉄筋
13は、現場組みとしても良いが、この例では予め工場
で所定形状に組んでおき、壁用型枠11に対して取付け
る。この壁用鉄筋13の取付の後、反対側の壁用型枠1
2を配置する(同図(D))。この壁用型枠12は、在
来の耐水合板等の在来の木製のもの、あるいは樹脂製や
金属製のものであり、システム型枠10側の壁用型枠1
1にセパレータ14で固定する。
【0014】このように設置された壁用型枠11,12
上に、これら壁用型枠11,12間の空間を蓋しないよ
うに、ハーフプレキャスト床版16を敷き込む。これら
ハーフプレキャスト床版16は、隣合う鉄筋コンクリー
ト壁5,5の壁用型枠11,12(図4(B))に両端
を載せて、妻方向に複数枚並べる。なお、ハーフプレキ
ャスト床版16の敷き込みの前に、必要に応じて、桁方
向の鉄骨梁2に床スラブの剪断力伝達用のスタッド(図
示せず)を打設する。また、この例のように床スラブ内
にボイド空間等の空間を設ける場合は、このように敷き
込まれるハーフプレキャスト床版16に予めその空間形
成用部材27を設置したものを用いる。
【0015】このように、壁用型枠11,12の設置、
およびハーフプレキャスト床版16の敷き込みが終わっ
た後、ハーフプレキャスト床版16上への床スラブ26
のコンクリート打設と、壁用型枠11,12内へのコン
クリート打設とを行う。養生後、壁用型枠11,12は
外し、上階へ移動させる。壁用型枠11,12の上階へ
の移動は、例えばバルコニー7の未構築部分等から行わ
れる。上階の鉄筋コンクリート壁5の構築、およびさら
に上階の床スラブ26の構築は、前記と同様に、つまり
図1(B)の壁用型枠11の配置からの工程を繰り返し
て行われる。このようにして、鉄骨柱1の立てられた高
さ分までコンクリート壁5および床スラブ26の構築が
完了した後(図8(A))、図8(B)のように建方済
みの鉄骨柱1の上に、さらに複数階分または1階分の高
さの鉄骨柱1Aを建て込む。この後、前記と同様に鉄骨
梁2の接合を行い、壁用型枠11,12の設置、ハーフ
プレキャスト床版16の敷き込み、およびコンクリート
打設を、1階分ずつ順次上階へ行う。
【0016】つぎに、壁用型枠11,12の構成を説明
する。壁用型枠11は、図3および図4に示すように、
規格化された所定幅,所定高さのものであって、例えば
樹脂製型枠とされ、複数枚が横並びに設置される。これ
ら複数枚の壁用型枠11と、横端太17,18と、縦端
太19とで、組み立ておよび分離可能なシステム型枠2
0が構成される。なお、図3(C)および図4(A)に
おいて、ハッチングを施して図示した部分は、高さまた
は幅寸法調整用の複数枚並設される壁用型枠21の配置
範囲である。個々の寸法調整用壁用型枠21間の仕切り
は、図示を省略してある。寸法調整用の壁用型枠21
は、在来木製型枠等のように、必要寸法に応じて切断さ
れる型枠等が用いられる。同図に示すように、打設済み
の下階の床スラブ26上に配置し、階高と壁用型枠11
の高さが合わない場合などに、壁用型枠11の上に寸法
調整用の壁用型枠21を設置する。また、壁用型枠11
の並び幅と、壁の幅とが合わない場合も、壁用型枠11
の配列に並べて寸法調整用の壁用型枠21を配置する。
同図に示すように、壁用型枠11の配列を複数個所に分
け、その配列間にも寸法調整用の壁用型枠21を配置す
るようにしても良い。
【0017】システム型枠20の複数枚並んだ壁用型枠
11は、上下複数個所の横端太17,18で支えられ、
その背面からさらに複数の縦端太19で支えられる。最
上段の横端太17は、トラス形式のものとされ、残りの
横端太18にはパイプ材等が使用される。このトラス形
式の横端太17は、前後に並ぶ一対の平行な弦材23,
23と、これら弦材23,23間に設けられた斜材等の
ラチス材24と、2本の弦材23,23の両端を繋ぐ端
部部材25とで構成される。弦材23にはパイプ材等の
鋼材が使用され、端部部材25には鋼板等が使用され
る。横端太17は、図示の例のように、複数本を長さ方
向に継いで用いても良い。縦端太19も、トラス形式の
横端太17と同様に、一対の平行な弦材と、ラチス材
と、端部部材とで構成される。なお、縦端太19は図4
(A)のように単なる棒材ないしパイプ材で構成しても
良く、その場合、トラス形式の横端太17の壁用型枠1
1から離れた方の弦材23と、縦端太19の上端付近と
の間には方杖状の補強材28を設けることが好ましい。
トラス形式の横端太17は、図1では説明を省略して
が、鉄骨造部分3,4の建方時に、柱継ぎ材として鉄骨
柱1,1間に両端が接合される。この後、他の各横端太
18、縦端太19、および壁用型枠11の設置が行われ
る。なお、最上段の横端太17を除く縦横の端太18,
19は、互いに接合されて枠組体29を構成する。この
枠組体29に壁用型枠11が取付けられて、一体として
運搬可能な型枠組立体が構成される。この型枠組立体
は、最上段の横端太17を含むものとしても良い。
【0018】システム型枠20と反対側の壁用型枠12
は、前記のように在来型の型枠で良く、図4(C)のよ
うに、縦端太および横端太と共にセパレータ14でシス
テム型枠20の壁用型枠11に固定する。ハーフプレキ
ャスト床版16は、両壁用型枠11,12に端部を載せ
て支持するが、壁用型枠11,12の強度が不足の場合
は、適宜の支保工(図示せず)を設ける。例えば、シス
テム型枠20側のシステム型枠11がハーフプレキャス
ト床版16の支持に必要な強度を有し、反対側の壁用型
枠12が強度不足の場合は、壁用型枠12側に支保工を
用いる。
【0019】この複合構造建物の構築方法によると、こ
のように、先行建方した鉄骨造部分3,4に壁用型枠を
支持する機能を持たせるため、躯体精度が安定し、工期
も短縮される。また、壁用型枠11をシステム化し、こ
れ自体に鉄骨建方時の継ぎ材の機能を持たせるようにし
たため、部材点数が削減され、作業が省力化される。ま
た、鉄筋工事よりも先に片側の壁用型枠11が立ち上げ
られるため、鉄筋の工場組が容易となる。また、これが
ガイドとなり、壁用鉄筋13の被り精度も上がる。シス
テム型枠20は片側のみとしたため、コストが節減でき
る。また、システム型枠20は分解可能であるため、上
階へ移動でき、同じ建物に何度も使用できる。システム
型枠20は、RC造に限らず、鉄骨鉄筋コンクート造
(SRC造)の壁の構築にも使用できる。
【0020】なお、前記実施形態では、コンクリート壁
5とその上階の床スラブ26とを同時に打設するように
したが、床スラブ26とその階のコンクリート壁5とを
同時に打設しても良い。その場合、硬化したコンクリー
ト壁5の上の階の床スラブの構築がまだであって、シス
テム型枠20の持ち上げの邪魔とならないため、例えば
図9に示すように、コンクリート壁5の硬化養生後に、
システム型枠20を分解せずに、組立状態のままで上の
階に移動させ、上の階のコンクリート壁5の打設に用い
ることができる。
【0021】なお、この発明および前記各実施形態の構
築方法は、図2の建物に限らず、図10に示すように、
一方向(桁方向)Xに沿う3つの平行な壁面部分(一対
の外壁面部分と中間の壁面部分)が、鉄骨柱1および鉄
骨梁2によるラーメン構造の鉄骨造部分43,44,4
5であり、他方向(妻方向)Yに沿って鉄骨柱1,1間
に設けられた各壁が、耐震壁の鉄筋コンクリート壁5と
された建物にも、同様に適用できる。また、図11に示
すように、一方向(桁方向)Xに沿う2つの平行な外壁
面部分が、鉄骨柱1および鉄骨梁2によるラーメン構造
の鉄骨造部分46,47であり、前記一方向に沿う中間
の複数の壁面部分48a,48bが、他方向(妻方向)
の梁50で接合されてボックス状のラーメン構造の鉄骨
造部分48となり、他方向(妻方向)Yに沿って隣合う
鉄骨造部分46,48間および鉄骨造部分47,48間
で鉄骨柱1,1間に設けられた各壁が耐震壁の鉄筋コン
クリート壁5とされた建物にも、この発明の構築方法が
適用できる。同図の建物は、例えば、各住戸が2列に平
行に並ぶ集合住宅等となるものである。
【0022】なお、この発明は、前記各実施形態におい
て、各鉄骨造部分3,4,43〜48をプレキャスト造
部分に代えた建物、すなわち各鉄骨柱1に代えてプレキ
ャスト鉄筋コンクリート柱を用い、各鉄骨梁2に代えて
プレキャスト鉄筋コンクリート梁を用いたプレキャスト
材使用RC造建物の構築方法にも適用することができ
る。この場合に、この発明とは異なるが、プレキャスト
鉄筋コンクリート梁に代えて現場打ちのRC梁とするこ
ともでき、その場合にも、プレキャスト鉄筋コンクリー
ト柱を先行建方してこれに型枠を支持させることによる
精度向上および施工性の向上効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】この発明の鉄骨造・RC造複合構造建物
の構築方法およびそのシステム型枠は、先行建方した鉄
骨造部分に壁用型枠を支持する機能を持たせるため、躯
体精度が安定し、工期も短縮される。壁用型枠をシステ
ム化し、これ自体に鉄骨建方時の継ぎ材の機能を持たせ
るようにした場合は、部材点数が削減され、作業が省力
化される。また、鉄筋工事よりも先に壁用型枠が立ち上
げられるため、鉄筋の工場組が容易となる。また、これ
がガイドとなり、鉄筋の被り精度も上がる。この発明の
プレキャスト材使用RC造建物の構築方法は、先行建方
したプレキャスト材造部分に壁用型枠を支持する機能を
持たせるため、躯体精度が安定し、工期も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる鉄骨造・RC造
複合構造建物の構築方法を示す工程説明図である。
【図2】同構築方法で構築する建物の水平断面図であ
る。
【図3】(A)はシステム型枠と鉄骨柱との関係を示す
側面図、(B)は同図(A)のB−B線断面図、(C)
は同図(A)のC−C線断面図である。
【図4】(A)は同システム型枠における端太除去状態
を示す側面図、(B)は図3(A)のVI-VI 線断面図、
(C)は図3(A)のV−V線断面図である。
【図5】(A)は図1(A)の拡大図、(B)は図1
(B)の拡大図である。
【図6】(A)は図1(C)の拡大図、(B)は図1
(D)の拡大図である。
【図7】(A)は図1(E)の拡大図、(B)は図1
(F)の拡大図である。
【図8】(A)は図7(F)の後の工程を示す斜視図、
(B)はさらに後の工程を示す斜視図である。
【図9】この発明の他の実施形態にかかる複合構造建物
構築方法の説明図である。
【図10】同構築方法で構築する他の建物の水平断面図
である。
【図11】同構築方法で構築するさらに他の建物の水平
断面図である。
【符号の説明】
1…鉄骨柱 2…鉄骨梁 3,4…鉄骨造部分 5…鉄筋コンクリート壁 11,12…壁用型枠 13…壁用鉄筋 14…セパレータ 16…ハーフプレキャスト床版 17,18…横端太 19…縦端太 20…システム型枠
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の鉄骨造部分の鉄骨柱および鉄骨梁
    の建方を行う過程と、前記鉄骨梁と交差する方向の壁用
    型枠を、先行建方された鉄骨造部分に支持させて設置
    し、かつこの型枠内に壁鉄筋を配置する過程と、前記壁
    用型枠内にコンクリートを打設して鉄筋コンクリート壁
    を構築する過程とを含む鉄骨造・RC造複合構造建物の
    構築方法。
  2. 【請求項2】 前記建物は、一方向に沿う複数の平行な
    壁面部分がラーメン構造の鉄骨造部分であり、他方向の
    複数枚の耐震壁が鉄筋コンクリート壁である請求項1記
    載の鉄骨造・RC造複合構造建物の構築方法。
  3. 【請求項3】 壁用型枠を支持する横端太の一部のもの
    を、鉄骨建方時の鉄骨柱間の継ぎ材を兼ねるものとした
    請求項1または請求項2記載の鉄骨造・RC造複合構造
    建物の構築方法。
  4. 【請求項4】 コンクリート打設空間を介して対面する
    壁用型枠のうち、片面のものを鉄骨造部分に支持させて
    設置し、ついで壁用鉄筋を配置した後、もう片方の壁用
    型枠を配置して前記片方の壁用型枠にセパレータで固定
    する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の鉄骨造
    ・RC造複合構造建物の構築方法。
  5. 【請求項5】壁用型枠に上階の床となるハーフプレキャ
    スト床版を載せ、このハーフプレキャスト床版上の現場
    打ちコンクリートの打設と、壁用型枠内へのコンクリー
    ト打設とを同時に行う請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の鉄骨造・RC造複合構造建物の構築方法。
  6. 【請求項6】 他の壁用型枠と対面させて用いられて鉄
    筋コンクリート壁の片面を成形するシステム型枠であっ
    て、横並びに配置される複数枚の規格化された壁用型枠
    と、この壁用型枠を支える複数の横端太および縦端太と
    を備え、これら各壁用型枠と横端太と縦端太とは相互に
    分割および組み立てが可能であり、前記横端太の一部の
    ものは、両端が鉄骨柱に接合されて前記鉄骨柱の建方時
    の継ぎ材を兼用し、前記壁用型枠は上階床のハーフプレ
    キャスト床版の荷重支持が可能なものであるシステム型
    枠。
  7. 【請求項7】 前記の継ぎ材を兼用する横端太と、縦端
    太の少なくとも一部のものをトラスとした請求項5記載
    のシステム型枠。
  8. 【請求項8】 建物のプレキャスト鉄筋コンクリート柱
    およびプレキャスト鉄筋コンクリート梁で構築されるプ
    レキャスト材造部分の前記プレキャスト鉄筋コンクリー
    ト柱およびプレキャスト鉄筋コンクリート梁の建方を行
    う過程と、前記プレキャスト鉄筋コンクリート梁と交差
    する方向の壁用型枠を、先行建方されたプレキャスト材
    造部分に支持させて設置し、かつこの型枠内に壁鉄筋を
    配置する過程と、前記壁用型枠内にコンクリートを打設
    して現場打ちの鉄筋コンクリート壁を構築する過程とを
    含むプレキャスト材使用RC造建物の構築方法。
  9. 【請求項9】 前記建物は、一方向に沿う複数の平行な
    壁面部分がプレキャスト材造部分であり、他方向の複数
    枚の耐震壁が現場打ちの鉄筋コンクリート壁である請求
    項8記載のプレキャスト材使用RC造建物の構築方法。
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