JPH11333754A - 釘打ち機 - Google Patents

釘打ち機

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Publication number
JPH11333754A
JPH11333754A JP14007998A JP14007998A JPH11333754A JP H11333754 A JPH11333754 A JP H11333754A JP 14007998 A JP14007998 A JP 14007998A JP 14007998 A JP14007998 A JP 14007998A JP H11333754 A JPH11333754 A JP H11333754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
guide
chamber
nailing machine
nail guide
Prior art date
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Application number
JP14007998A
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English (en)
Inventor
Kenji Mukoyama
兼司 向山
Junichi Iwagami
潤一 岩上
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釘ガイドの先端部にセットした1本の釘を多
数回打撃して打ち込むタイプの釘打ち機において、従来
釘打撃時の反動により釘ガイドが釘から外れてしまうこ
とが多く、このために再度釘ガイドを打ち込み途中の釘
にセットし直さなければならなかった。本発明ではこの
使い勝手の悪さを改善する。 【解決手段】 釘ガイド54の押し当て面54bを釘ガ
イド54の軸線に対して反重心側に上がる方向に傾斜さ
せる構成とする。この構成によれば、釘打撃時の反動に
より釘ガイド54が前方に振られても、材料押し当て面
54bの重心側が釘Nの頭部に干渉して釘ガイド54は
釘Nから外れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、釘ガイドの先端
にセットした1本の釘を多段階で打ち込むタイプの釘打
ち機(いわゆる「ばら釘打ち機」)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の釘打ち機は、釘打ち機
本体の下面に、釘打ち込み用のドライバーを案内するた
めのドライバーガイドと、打ち込む釘を打ち込み姿勢に
保持しておくための釘ガイドを備えており、釘打ち時に
は釘ガイドにセットした釘を釘打ち込み材に押し当てつ
つ、ドライバーガイドの内周側を上下動するドライバー
により釘の頭部を多数回打撃して1本の釘を打ち込む構
成となっている。従来、上記釘ガイドの先端の材料押し
当て面54cは、図11(A)に示すように釘ガイド5
4の軸線方向(ドライバーの打撃方向)に対して直角に
形成されており、釘ガイド54を釘打ち込み材Wに真っ
直ぐに(直角に)押し当てた時に当該材料押し当て面5
4cが釘打ち込み材Wに全面当たりするようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の釘ガイドの先端形状によれば、釘打撃時の反動によ
り釘頭部から釘ガイド54が外れてしまう問題があっ
た。すなわち、通常、釘打ち機の重心Gは釘ガイドの軸
線に対してハンドル部側(図11(A)において右側)
すなわち使用者から見て手前側に位置している(図1参
照)。このため、釘打撃時の衝撃により当該釘打ち機は
重心Gを下げる方向に移動し、その結果釘ガイド54は
その先端部を前方へ移動させる方向(図11(A)中矢
印で示す方向)に振られる。一方、使用者がハンドル部
を把持して釘打ち機を釘打ち込み材Wに押し付ける際に
は、通常当該釘打ち機を前方へ倒す方向の力が加わりや
すく、その結果当該釘打ち機ひいては釘ガイド54がそ
の基部側を前方へ移動させる方向(図11(B)(D)
に示す方向)すなわち反重心方向に傾きやすい(踊り現
象)。特に、釘打ち込みの最終段階では、釘打撃時の反
動が大きくなるので、使用者はこの反動に対抗するため
より力を込めて釘打ち機を押し付けることなり、その結
果釘ガイド54の前方への傾きが一層顕著になる。従
来、材料押し当て面54cが釘ガイド54の軸線に対し
て直角に形成されていたので、図11(B)に示すよう
に釘ガイド54が前方に傾けば、材料押し当て面54c
の図示右側が釘打ち込み材Wから浮き上がる。
【0004】このように、従来材料押し当て面54cが
釘ガイド54の軸線に対して直角に形成されていたた
め、いわゆる踊り現象により当該材料押し当て面54c
の重心側が釘打ち込み材Wから浮き上がりやすく、この
浮き上がった状態で釘打撃時の反動を受けることにより
釘ガイド54の先端部が図示矢印方向に振られると釘N
の頭部から釘ガイド54が外れてしまう。この場合に
は、使用者は再度釘ガイド54の先端部に釘頭部をセッ
トし直さなければならず、極めて使い勝手がよくないと
いう問題があった。本発明は、この問題に鑑みなされた
もので、釘打撃時の反動を受けても釘ガイドの先端が釘
から外れにくい釘打ち機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の釘打ち機は、内周側に釘をセットし、釘打ち時に先端
面を釘打ち込み材に押し当てる釘ガイドを備えた釘打ち
機であって、前記釘ガイドの先端面が釘ガイドの軸線に
対して反重心側に上がる方向に傾斜している構成とし
た。この釘打ち機によれば、使用者の押し付けにより釘
ガイドが前方(反重心側)へ傾いた状態であっても、そ
の先端面が釘打ち込み材に全面当たりした状態若しくは
これに近い状態を実現でき、浮き上がっても釘から外れ
にくい。このように釘ガイドが前方に傾いた状態でもそ
の先端面が釘打ち込み材から浮き上がらず、若しくは浮
き上がり量が小さいので、この状態において釘打撃時の
反動により釘ガイドの先端部が前方に振られても、当該
釘打ち機の先端面の重心側(手前側)が釘の頭部に干渉
するため当該釘ガイドが釘の頭部から外れにくく、従っ
て従来のように釘ガイドの先端部を釘にセットし直す手
間は大幅に低減し、これにより当該釘打ち機の使い勝手
を向上させることができる。
【0006】請求項2記載の釘打ち機は、内周側に釘を
セットし、釘打ち時に先端面を釘打ち込み材に押し当て
る釘ガイドを備えた釘打ち機であって、前記釘ガイドの
先端面が該釘ガイドの軸線に対して反重心側が重心側よ
りも低くなる段付き面に形成されている構成とした。こ
の釘打ち機によっても、前記傾斜面タイプと同様の作用
効果を得ることができる。段付き面であるので、上記傾
斜面タイプとは異なって釘ガイドの先端面んが釘打ち込
み材に全面当たりする状態はないのであるが、釘ガイド
の軸線に対して重心側(使用者から見て手前側)が高く
(長く)なっているので、釘ガイドを前方(反重心側)
に傾けた状態で、釘打ち込みによる反動を受けても重心
側の段付き部が釘に干渉するので当該釘ガイドが釘の頭
部から外れにくく、従って上記傾斜面タイプと同様当該
釘打ち機の使い勝手が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図12に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る
釘打ち機1の全体を示している。この釘打ち機1は大別
すると、本体部10と、本体部10の下端面から突き出
された打ち込み案内部50と、本体部10の側部から側
方へ突き出されたハンドル部80から構成されている。
先ず、本体部10の詳細が図2に示されている。この本
体部10は略円筒形状のハウジング11を有している。
ハウジング11の上部にはキャップ12が取り付けられ
ている。図中13は、ハウジング11のほぼ中心に沿っ
て一定の範囲で上下動可能に支持したシリンダであり、
このシリンダ13の内部にはピストン14が上下動可能
に内装されている。ピストン14には釘打ち込み用のド
ライバー15が取り付けられており、このドライバー1
5は上記打ち込み案内部50に至っている。このドライ
バー15が下動することにより、当該打ち込み案内部5
0にセットした1本の釘Nが釘打ち込み材Wに打ち込ま
れる(図3〜図10参照)。また、このドライバー15
の上端部はピストン14の上面から突き出されており、
この上端突き出し部15bにはシールリング15aが取
り付けられている。ピストン14の周面には上下2個の
シールリング14a,14bが装着されて、ピストン上
室22とピストン下室24が気密に仕切られている。シ
リンダ13の下端部には外周側に張り出すフランジ部1
3aが形成されている。このフランジ部13aの周面に
はシールリング13bが装着されており、これにより当
該シリンダ13の下端部がハウジング11の内周面に摺
動可能に支持されている。また、このフランジ部13a
の下面とハウジング11の底面との間には圧縮ばね25
が介装されており、これにより当該シリンダ13が上動
側に付勢されている。
【0008】一方、このシリンダ13の上端部は、ハウ
ジング11とキャップ12との間に介装した隔壁板18
の内周側にシールリング13cを介して摺動可能に支持
されている。また、シリンダ13の上端部は開口されて
おり、この開口部にはシリンダキャップ17が取り付け
られている。このシリンダキャップ17の中心には排気
孔17aが形成されている。ピストン14が上動してド
ライバー15の上端突き出し部15bがこの排気孔17
aに挿入されると、ピストン上室22と排気路81との
間が気密に遮断される。後述するようにシリンダ13が
上端位置まで上動すると上記シリンダキャップ17が、
キャップ12の内面に取り付けたシール板12aに当接
し、これによってもピストン上室22と排気路81との
間が気密に遮断される。シリンダ13が下動すると、シ
リンダキャップ17はシール板12aから離間し、従っ
てピストン上室22が排気路81に連通され、ひいては
大気開放される。排気路81は、ハウジング11および
キャップ12内において、隔壁18および仕切壁11b
により蓄圧室Aと区画されている。後述するようにこの
排気路81はハンドル部80の後端を経て大気に連通さ
れている。さらに、シリンダ13の上部には周方向に沿
って複数の空気孔13d〜13dが形成されている。
【0009】次に、シリンダ13の外周には同じく円筒
形状のスリーブ弁16が独立して上下動可能に取り付け
られている。このスリーブ弁16の上部とシリンダ13
との間はシールリング16aにより気密にシールされて
いる。また、スリーブ弁16の中央付近には、周方向に
沿って複数の空気孔16b〜16bが形成されている。
この空気孔16b〜16bを経て蓄圧室Aとスリーブ弁
16の内周側、すなわち当該スリーブ弁16とシリンダ
13との間の隙間が常時連通されている。この空気孔1
6b〜16bの下側にはストッパリング19が取り付け
られている。このストッパリング19に対応してハウジ
ング11の内周面には、円環形状のストッパブロック2
0が取り付けられている。このストッパブロック20の
上面内周側に形成した断付き面20aに上記ストッパリ
ング19が上側から干渉することにより、当該スリーブ
弁16のハウジング11に対する下限位置が規制される
ようになっている。ストッパリング19がストッパブロ
ック20の断付き面20aに当接する位置まで下動する
と、当該スリーブ弁16の上端面16eが上記隔壁板1
8の下面に取り付けたシール板21から離間し、これに
よりスリーブ弁16が開かれて、シリンダ13のピスト
ン上室22が上記空気孔13d〜13dを経て蓄圧室A
に連通される。一方、スリーブ弁16が上動すると、そ
の上端面16eがシール板21に当接し、これにより当
該スリーブ弁16が閉じられる。但し、スリーブ弁16
の上端面16eは、外周側の一部がシール板21に対し
て当接し、内周側の一部は当接しないように設定されて
いる。このため、当該上端面16eの内周側が常時ピス
トン上室22に露出されている。
【0010】次に、スリーブ弁16の下端部には、外周
側へ張り出すフランジ部16cが形成されており、この
フランジ部16cの周面にもシールリング16dが取り
付けられている。このフランジ部16cを介して当該ス
リーブ弁16の下端部がハウジング11の内周面に摺動
支持されている。上記スリーブ弁16のフランジ部16
cと、前記シリンダ13のフランジ部13aとの間が変
圧室23とされ、この変圧室23は、シリンダ13とス
リーブ弁16との間の隙間及び空気孔16b〜16bを
経て蓄圧室Aに常時連通されている。また、上記したよ
うにストッパリング19がストッパブロック20の断付
き面20aに当接してスリーブ弁16が下限位置に至っ
た状態においても、当該スリーブ弁16のフランジ部1
6cがシリンダ13のフランジ部13aに当接しないよ
う上記ストッパリング19およびストッパブロック20
の断付き面20aの位置が設定されており、これにより
上記変圧室23の体積が常時一定以上確保されるように
なっている。この変圧室23の側壁を構成するシリンダ
13にはその周方向に沿って複数の空気孔13e〜13
eが形成されている。ピストン14が一定距離上動し
て、下側のシールリング14aがこの空気孔13e〜1
3eよりも上側に変位すると、この空気孔13e〜13
eを経て変圧室23がピストン下室24に連通される。
ハウジング11の下部内面には、ピストン14の下端位
置の衝撃を緩和するためのダンパー30が取り付けられ
ている。上記シリンダ13が上動するとその下端とダン
パー30との間に隙間31(図7〜図9参照)が発生す
る。また、ハウジング11の下面には排気孔11a〜1
1aが設けられている。このため、シリンダ13が上動
すると、上記隙間31および排気孔11a〜11aを経
てピストン下室24が大気開放される。
【0011】次に、図1に示すようにハウジング11の
下面中心には、略円筒形状の保持スリーブ51が取り付
けられており、この保持スリーブ51の内周側には同じ
く略円筒形状をなす釘ガイド54とドライバガイド52
がそれぞれ一定の範囲で独立して上下動可能に支持され
ている。釘ガイド54と保持スリーブ51の下端面との
間には圧縮ばね55が介装されているため、当該釘ガイ
ド54は図示下向き(釘打ち込み方向、以下同じ)に付
勢されている。釘ガイド54の上端側部にはストッパブ
ロック54aが側方へ張り出し状に設けられている。こ
のストッパブロック54aは、保持スリーブ51に形成
した軸方向に長いガイド溝51aに挿入されている。こ
のため、釘ガイド54は、このストッパブロック54a
がガイド溝51aの下端に当接することにより下限位置
が規制されている。
【0012】釘ガイド54の先端面は釘打ち込み材Wに
押し当てる部分(材料押し当て面54b)であり、この
材料押し当て面54bは当該釘ガイド54の軸線に対し
て若干傾斜している。その傾斜方向は、ドライバー15
に対して当該釘打ち機1の重心Gが位置する側の方が長
手方向により長くなる方向となっている。本実施形態の
場合、当該釘打ち機1の重心Gは、図1においてドライ
バー15の右側に位置しており、従って材料押し当て面
54bは図1において左側(反重心G側)へ上る方向
(前上がり方向)に傾斜している。このように材料押し
当て面54bをドライバー15に対して前上がり方向に
傾斜させることにより、釘打ち時の反動により釘から釘
ガイド54が外れてしまうことを防止することができ
る。その詳細が図11に示されている。
【0013】図11(A)(B)は、ドライバー15に
対して材料押し当て面54cが直角に形成されている場
合を示し、図11(C)(D)は上記前上がり方向に傾
斜させた場合を示している。前者の場合、図11(A)
に示すように釘ガイド54を釘打ち込み材Wに直角に押
し当てて、材料押し当て面54cを釘打ち込み材Wにほ
ぼ全面当たりさせた状態で釘Nの打ち込みを行うと、そ
の時の衝撃により当該釘打ち機1はその重心Gの位置関
係より図中矢印で示す方向(釘ガイド54の先端部を前
方へ移動させる方向)の反動を受ける。一方、釘Nの打
ち込みが進行するほど受ける反動は大きくなり、当該釘
打ち機1が傾きやすくなる(踊り現象)。また、使用者
がハンドル部80を把持して釘打ち機1を釘打ち込み材
Wに押し付ける際には、当該釘打ち機1を前方へ押す方
向の力が加わりやすく、その結果当該釘打ち機1ひいて
は釘ガイド54が図11(B)(D)に示すように反重
心方向(釘ガイドの基部側を前方へ移動させる方向)に
傾きやすい。このような理由から、材料押し当て面54
cがドライバー15の打撃方向に対してほぼ直角である
と、図11(B)に示すように釘ガイド54が前方に傾
いて材料押し当て面54cの重心側(図示右端部側)が
釘打ち込み材Wから浮き上がった状態になりやすく、こ
の状態で図示矢印方向の反動を受けると釘Nから釘ガイ
ド54が外れてしまう。
【0014】これに対して、前上がり方向に傾斜する材
料押し当て面54bによれば、釘ガイド54が前方(反
重心側)に傾いても、材料押し当て面54bが釘打ち込
み材Wにほぼ全面当たりし若しくはそれに近い状態にな
ってその右端部(重心側)が釘打ち込み材Wから浮き上
がりにくいので、この時点で釘打ち込みにより図示矢印
方向の反動を受けても、材料押し当て面54bの重心側
が釘Nの頭部に干渉するため釘ガイド54が釘Nから外
れにくく、従って当該釘打ち機1の使い勝手がよくな
る。
【0015】また、釘ガイド54の先端側部には、セッ
トした釘Nの姿勢を保持しておくためのマグネット56
が取り付けられている。このマグネット56によりセッ
トした釘が吸着されて釘ガイド54の先端部に保持され
る。
【0016】次に、ドライバガイド52の下端部は上記
釘ガイド54の内周側に挿入されている。このドライバ
ガイド52の外周面にはフランジ部52eが形成されて
おり、このフランジ部52eと保持スリーブ51の底面
との間にも圧縮ばね53が介装されている。このため、
このドライバガイド52も下向きすなわち釘打ち込み方
向に付勢されている。保持スリーブ51の側部にはスト
ッパボルト51bがねじ込まれており、このストッパボ
ルト51bの先端は内周側に突き出され、上記フランジ
部52eの下側に至っている。このストッパボルト51
bによりドライバガイド52の下限が規制されている。
このように支持されたドライバガイド52の内周側に前
記ドライバ15が径方向にほぼがたつきなく上下動可能
に挿通されている。
【0017】ドライバガイド52の下端面には、打ち込
む釘の頭部の大きさに合わせて円弧形状の段付き部52
a〜52dが階段状に形成されている。この段付き部5
2a〜52dは、図12に示すように最も径の大きな円
弧を有する段付き部52aが最も高い位置に形成され、
最も小さい径の円弧を有する段付き部52dが最も低い
位置に形成されており、頭部の径が小さい釘ほど釘ガイ
ド54に取り付けたマグネット56に近い位置にセット
されるようになっているため、釘の頭部が小さく短い釘
でも釘の傾きが少なくなる。また、上記マグネット56
の上側であって、釘ガイド54の内壁面にはその軸方向
に長い逃がし凹部54dが形成されている。この逃がし
凹部54dは、セットした釘Nの頭部を逃がして該釘N
を極力真っ直ぐに正立させた状態でマグネット56に吸
着させる機能を有している。
【0018】次に、ドライバガイド52の上端部には、
コンタクトアーム57が一体に設けられており、このコ
ンタクトアーム57は図1,11に示すようにハンドル
部80の基部に設けたロック解除用のトリガ60の近傍
にまで延びている。トリガ60は、ハウジング11の側
面下部に支軸61を介して回動可能に設けられている。
また、このトリガ60は圧縮ばね62により図示時計回
り方向に付勢されている。上記トリガ60の支軸61の
下側にはコ字型の受けブラケット63が取り付けられて
おり、この受けブラケット63により上記コンタクトア
ーム57の先端部が受けられて、ドライバガイド52の
上下動に伴う当該コンタクトアーム57の上下方向の移
動が案内されている。
【0019】一方、トリガ60の下壁部60aは支軸6
1の下側にまで形成されている。図11(A)に示すよ
うにトリガ60を引き操作せず、圧縮ばね62の付勢力
によりオフ側に位置させた状態では、上記壁部60aの
上端部に設けたストッパ部60bがコンタクトアーム5
7の上方に張り出して、当該コンタクトアーム57の上
方への相対変位を阻止する状態となる。コンタクトアー
ム57ひいてはドライバガイド52が相対的に上方へ変
位不能な状態であると、ピストン14が上動不能である
ので当該釘打ち機1は作動不能な状態となる(打ち込み
ロック状態)。これに対して、図11(B)に示すよう
にトリガ60を引き操作すると、その下壁部60aのス
トッパ部60bがコンタクトアーム57の上動経路上か
ら退去するので、当該コンタクトアーム57ひいてはド
ライバガイド52が上動可能となり、従って当該釘打ち
機1を押し操作することにより釘の打ち込みが可能な状
態となる(ロック解除状態)。このようにトリガ60を
引き操作しなければ、当該釘打ち機1は作動しないよう
になっている。このことから、トリガ60は不用意な釘
の打ち込みを防止するための安全装置64として機能す
る。従来のバラ釘打ち機(例えば、特公昭48−129
13号公報参照)にあってはこのような安全装置を備え
ていなかった。
【0020】次に、図1に示すようにハンドル部80
は、前記ハウジング11の側部に一体形成した略円筒形
状のハンドルハウジング85と、このハンドルハウジン
グ85の先端に取り付けたハンドルキャップ86を有
し、ハンドルハウジング85の内部が主として前記蓄圧
室Aとされている。蓄圧室Aはハウジング11の内部で
あって前記スリーブ弁16の周囲に連通されている。ハ
ンドルキャップ86は、ボルト87〜87によりハンド
ルハウジング85の先端に固定されている。ハンドルキ
ャップ86には、カプラのオス側82が取り付けられて
おり、このカプラを介して接続したエアホース(図示省
略)により蓄圧室Aに圧縮エアが供給される。なお、図
中82aは円板形状のフィルタを示しており、蓄圧室A
への異物の混入が防止されている。ハンドルハウジング
85とハンドルキャップ86との間には円環形状の排気
リング83が回転可能に挟み込まれている。また、前記
したようにハウジング11内には排気路81が設けられ
ており、この排気路81は排気パイプ84を経てハンド
ルキャップ86に設けた排気室Bに連通されている。排
気室Bは蓄圧室Aとは気密に区画されている一方、上記
排気リング83に形成した排気孔83aを経て大気に連
通されている。このような構成によれば、排気パイプ8
4を経て排気室Bに排気された圧縮空気は排気リング8
3の排気孔83aを経て大気に排出される。排気方向は
排気リング83を回転させることにより任意の方向に変
更することができ、使い勝手がよい。なお、このように
排気方向の変更機能を優先するのであれば排気リング8
3に形成する排気孔83aは1カ所または2カ所程度が
望ましいが、排気効率を優先させるのであればさらに多
数箇所に形成してもよい。
【0021】以上のように構成した釘打ち機1によれ
ば、1本の釘Nが以下のようにして釘打ち込み材Wに打
ち込まれる。図3〜図10に当該釘打ち機1の動作状態
が示されている。なお、図3〜図10ではハンドル部8
0は省略されている。先ず、図3は蓄圧室Aに圧縮空気
が流入した非操作状態を示している(図1、図2も同
じ)。この非操作状態では、ピストン14はダンパー3
0に当接して下端に位置している。このため、下側のシ
ールリング14aは空気孔13eよりも下側に位置し、
従ってピストン下室24は変圧室23から遮断されてい
る。変圧室23は、スリーブ弁16の空気孔16b及び
スリーブ弁16とシリンダ13との間の隙間を経て蓄圧
室Aに連通されており、従って当該変圧室23には圧縮
エアが供給されている。このため、シリンダ13はその
フランジ部13aの上面に作用する変圧室23の空気圧
により圧縮ばね25に抗して下端位置に位置している。
また、変圧室23の圧縮空気がスリーブ弁16のフラン
ジ部16cの下面に作用することにより、当該スリーブ
弁23は上端位置に位置し、従ってその上端部はシール
板21に押し当てられて、ピストン上室22は蓄圧室A
から遮断されている。さらに、シリンダ13が下端位置
に位置することにより、その上端に取り付けたシリンダ
キャップ17はシール板12aから離間しており、この
ためピストン上室22は排気孔17aを経て排気路81
に連通され従って大気開放されている。また、釘ガイド
54及びドライバガイド52はそれぞれ圧縮ばね55,
53により下端位置に戻されている。さらに、トリガ6
0は引き操作されていない。
【0022】このような非作動状態において、1本の釘
をドライバガイド52の先端部にセットする。釘のセッ
トは、その頭部をドライバガイド52の先端に形成した
所定位置の段付き部52a(または52b〜52d)に
あてがい、かつ釘胴部を釘ガイド54のマグネット56
に吸着させて行う。このように釘ガイド54にセットし
た釘を釘打ち込み位置に位置させ、かつ釘ガイド54を
直立させた姿勢に当該釘打ち機1を保持し、この状態で
操作者がハンドル部80を把持しつつトリガ60を引き
操作すると、釘を打ち込み可能な状態となり、この状態
で当該釘打ち機1を釘打ち込み方向に押し付けると、釘
の打ち込みが開始される。当該釘打ち機1を釘打ち込み
方向に押し付けると、ドライバガイド52が圧縮ばね5
3に抗して相対的に上動し、またピストン14が上動す
る。この状態が図4に示されている。なお、釘ガイド5
4は、釘の打ち込みがある程度進行した段階から釘打ち
込み材Wに当接し、その後釘打ち機1の押し下げ操作に
より圧縮ばね55に抗して上動する。この段階では、ピ
ストン14の下側のシールリング14aが空気孔13e
に対して上側に変位するので、ピストン下室24が空気
孔13eを経て変圧室23に連通され、これによりピス
トン下室24に圧縮空気が供給され、これによりピスト
ン14が一気に上動する。この際、ピストン上室22
は、シリンダ13が下端に位置しているので依然として
大気開放されている。
【0023】図5に示すようにピストン14が上動して
その上端突き出し部15bがシリンダキャップ17の1
7aに挿入されるとピストン上室22は閉塞され、この
閉塞状態のままピストン14がさらに上動することによ
りピストン上室22が圧縮される。こうしてピストン上
室22が圧縮されると、その圧力がスリーブ弁16の上
端面16eに作用して、図6に示すようにスリーブ弁1
6が下動する。スリーブ弁16は、ストッパリング19
がストッパブロック20の段付き面20aに当接するま
で下動し、これによりピストン上室22が開かれて蓄圧
室Aから圧縮空気が流入する。ピストン上室22に圧縮
空気が供給されると、その圧力がシリンダキャップ17
の下面に作用することにより、図7に示すようにシリン
ダ13が上動する。
【0024】シリンダ13が上動すると、シリンダキャ
ップ17がシール板12aに押し付けられてピストン上
室22が排気路81ひいては大気から遮断されるととも
に、その下端部とダンパー30との間に隙間31が開か
れて、ピストン下室24が排気孔11a〜11aを経て
大気開放される。ピストン下室24が大気開放される
と、ピストン上室22に流入する圧縮空気によりピスト
ン14が一気に下動し、これにより釘の頭部がドライバ
ー15の先端で1回目の打撃がなされる。この様子が図
8に示されている。この段階で、スリーブ弁16の下端
位置は、ストッパリング19がストッパブロック20の
段付き面20aに当接することにより規制されているの
で、スリーブ弁16のフランジ部16cとシリンダ13
のフランジ部13aとの間の間隔は常時一定以上の間隔
に維持され、従って変圧室23は大気開放状態ではある
が一定の体積に維持されている。このため、シリンダ1
3が上動しても従来とは異なってスリーブ弁16はその
まま開き位置(下限位置)に保持され、従ってピストン
上室22への圧縮空気の供給が引き続きなされる。な
お、シリンダ13が上動してピストン下室23が大気開
放された段階で変圧室23も空気孔13eを経て大気開
放される一方、この段階においても変圧室23は、空気
孔16b及びシリンダ13とスリーブ弁16との間の隙
間を経て蓄圧室Aに連通されている。しかしながら、空
気孔16bの流路面積に比して空気孔13e〜13eの
流路面積が十分に大きいため、当該変圧室23は大気開
放状態に維持される。
【0025】図9に示すように1回の打撃が終了してピ
ストン14が下端位置に至ると、下側のシールリング1
4aが変圧室23の空気孔13eに対して下側に変位
し、これにより変圧室23とピストン下室24とが遮断
される。変圧室23が大気連通状態のピストン下室24
から遮断されるので、当該変圧室23は蓄圧室Aから供
給される圧縮空気により再び高圧化する。変圧室23が
高圧化すると、その圧力がフランジ部16cの下面に作
用することによりスリーブ弁16が上動してピストン上
室22が蓄圧室Aから遮断され、この段階でピストン上
室22への圧縮空気の供給が停止される。一方、変圧室
23の圧力がフランジ部13aの上面に作用することに
より、シリンダ13が圧縮ばね25に抗して下動し、こ
れによりシリンダキャップ17がシール板12aから離
間してピストン上室22が排気路81に連通され、ひい
ては大気開放され、以上で当該釘打ち機1の1サイクル
が終了する。この段階の様子が図10に示されている。
引き続き当該釘打ち機1を押し操作し続けることによ
り、上記動作が繰り返されて多段階で釘が打ち込まれて
いく。
【0026】このように構成した本実施形態の釘打ち機
1によれば、釘ガイド54の材料押し当て面54bが該
釘ガイド54の軸線に対して前上がり方向に傾斜してい
るので、使用者の押し付けにより釘ガイド54が前側
(反重心側)に傾斜した状態であっても、材料押し当て
面54bは釘打ち込み材Wから浮き上がらず若しくは従
来に比して浮き上がり量が小さい。従って、この状態で
釘打撃時の反動を受けても材料押し当て面54bの重心
側が釘Nの頭部に干渉するので、従来に比して釘ガイド
54が釘Nから外れにくく、これにより当該釘打ち機1
の使い勝手をよくすることができる。
【0027】以上説明した本実施形態には種々変更を加
えることができる。例えば、材料押し当て面54bは前
上がり方向の傾斜面とする構成(傾斜面タイプ)で例示
したが、図12に示すように釘ガイド54の軸線に対し
て反重心側(図示左側)が重心側(図示右側)よりも低
い段付き面54dとしてもよい(段付き面タイプ)。こ
の段付き面タイプの具体例が請求項2に記載した発明の
実施形態に相当する。この段付き面タイプの場合、図示
するように当該材料押し付け面54dが釘打ち込み材W
に全面当たりする状態はないが、釘打撃時の反動を受け
た場合、当該釘ガイド54の軸線に対して重心側の段差
面54dHが反重心側の段差面54dLよりも高くなっ
ているので、該段差面54dHが釘Nの頭部に干渉して
釘ガイド54が釘から外れにくく、従って前記傾斜面タ
イプと同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、釘打ち機全
体の縦断面図である。本図は蓄圧室Aに圧縮空気を供給
した状態を示している。
【図2】本体部の縦断面図である。本図は蓄圧室Aに圧
縮空気を供給した状態を示している。
【図3】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、釘をセットした
非操作状態を示している。
【図4】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、当該釘打ち機を
押し付けることによりピストンが僅かに上動した段階を
示している。
【図5】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、ピストン下室に
圧縮空気が流入してピストンが一気に上動した段階を示
している。
【図6】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、ピストン上室の
圧縮空気によりスリーブ弁が下動して開いた段階を示し
ている。
【図7】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、ピストン上室に
流入した圧縮空気によりシリンダが上動し、これにより
ピストン下室が大気開放された段階を示している。
【図8】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、ピストン上室に
流入する圧縮空気によりピストンが一気に下動し、これ
により釘が打撃された段階を示している。
【図9】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部及
び釘案内部の縦断面図である。本図は、ピストンが下限
に至った段階を示している。この段階では、変圧室の圧
力が十分に高まっていないので、スリーブ弁は下端位置
に位置し、シリンダは上端位置に位置している。
【図10】釘打ち機の動作を示す図であり、その本体部
及び釘案内部の縦断面図である。本図は、一回の釘打ち
動作が完了した段階を示している。
【図11】釘ガイドの先端部を示す図であり、(A)は
傾斜していない先端面を有する釘ガイドを釘打ち込み材
に押し当てた状態を示し、(B)は傾斜していない先端
面を有する釘ガイドが釘打ち込みの反動により傾いた状
態を示し、(C)は傾斜する先端面を有する釘ガイドを
釘打ち込み材に真っ直ぐに押し当てた状態を示し、
(D)は傾斜する先端面を有する釘ガイドが釘打ち込み
の反動により傾いた状態を示す。
【図12】請求項2記載の発明の実施形態を示す図であ
り、釘ガイド先端部の縦断面図である。(A)は釘ガイ
ドを真っ直ぐに立てた状態を示し、(B)は釘ガイドが
前方に傾いた状態を示す。
【符号の説明】
N…釘、W…釘打ち込み材 G…釘打ち機の重心 10…釘打ち機本体部 13…シリンダ 14…ピストン 15…ドライバー 16…スリーブ弁 22…ピストン上室 23…変圧室 24…ピストン下室 50…打ち込み案内部 52…ドライバガイド 54…釘ガイド 54b…材料押し当て面(傾斜面) 54c…材料押し当て面(直角面) 54d…材料押し当て面(段付き面) 56…マグネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側に釘をセットし、釘打ち時に先端
    面を釘打ち込み材に押し当てる釘ガイドを備えた釘打ち
    機であって、前記釘ガイドの先端面が該釘ガイドの軸線
    に対して反重心側に上がる方向に傾斜している釘打ち
    機。
  2. 【請求項2】 内周側に釘をセットし、釘打ち時に先端
    面を釘打ち込み材に押し当てる釘ガイドを備えた釘打ち
    機であって、前記釘ガイドの先端面が該釘ガイドの軸線
    に対して反重心側が重心側よりも低くなる段付き面に形
    成されている釘打ち機。
JP14007998A 1998-05-21 1998-05-21 釘打ち機 Pending JPH11333754A (ja)

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JP14007998A JPH11333754A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 釘打ち機

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