JPH11331755A - Ｖｔｒ記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の監視用テレビカメラシステムで、ＶＴＲ
に録画し後に再生して異常発生画面の検索は、早送り又
は巻戻し再生画面の文字情報を見ながら、又はセンサ等
の異常発生情報を参照し画面検索を行うが、目的の画面
が現れるまで画面を注視し検索するため長時間の再生時
間が必要で大変な労力と時間を要した。 【解決手段】前記システムの出力映像信号の垂直ブラン
キング内に異常警報信号を含んだ日時、カメラ番号等及
びセンサ等の情報コードを、映像信号と同期信号の位相
をＶＴＲの早送り又は巻戻し再生時に生ずるガードバン
ドノイズ等の無い位置に制御し重畳して録画し、再生時
に再生情報コードと指定情報コードを照合することによ
り自動検索して異常発生画面を表示すると同時に警報音
を発するので迅速、正確に特定画面検索を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はＶＴＲ再生画面の検
索を行なうための記録装置に係り、特に監視システム等
におけるＶＴＲ録画画面の事件、事故その他所定の画面
の検索又は自動検索を、迅速で正確に行うＶＴＲ記録装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＶＴＲに録画した画像から所定の画面を
検索するためのシステムは多く使用されているが、特に
監視用テレビジョンカメラの映像同期複合信号をＶＴＲ
に録画し、後に再生して事件や事故その他の検証をする
ことが広く行われており、テレビジョンカメラとＶＴＲ
が１対１のシステムの他、多数のテレビジョンカメラを
切換装置により自動的に順次切換えて１台のＶＴＲに録
画することが多い。これらの場合、文宇スーパー装置又
は前記切換装置等によつて日時、カメラ番号、監視場所
等を画面に表示する文宇情報を付加してからＶＴＲに録
画しておき早送り又は巻き戻しによる再生画面の文宇情
報を見ながら、又は別途にセンサ等で異状警報を検知し
てその情報をイベントメモリ等に記録し、その異状警報
発生の日時、カメラ番号等の情報を参照して必要な画面
を検索することも行われている。しかし、通常の汎用Ｖ
ＴＲにおける１本のビデオテープは連続記録時間にして
最大３〜４時間に及ぶものであり早送りにしても１０〜
２０分程度の再生時間が必要であって、この検索操作は
実際には極めて煩雑であり目的の画面を注視しながら検
索することは大変な労力と日時を要する。また、前記異
常警報は種々な方法のセンサ等により検知したものであ
り、事件や事故以外での異状検知とか誤動作もあって検
知回数も多くなるが、それぞれの検知情報について確認
しなければならず、特に警備を営業とする監視業務にお
いてはその迅速さや人件費の面で改善を望まれていた。
また、番組制作等におけるＶＴＲの編集ではタイムコー
ドシステムが使用され、ビデオテープのタイムコードト
ラックにタイムコードを記録しておきテープの早送り又
は巻き戻しによる再生時でもタイムコードの読み出しが
可能で正確、迅速に目的の画像を自動的に検索できる
が、このシステムの装置は高価であって、究極のコスト
ダウンを要望される監視システムでは利用できない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上説明した現状に鑑
み、本発明は多数のテレビジョンカメラを切換えてＶＴ
Ｒに記録した画面でも、画面の内容や文宇情報を注視し
ていなくても、特定画面を迅速で正確な自動検索ができ
るローコストの装置を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意研究の結果、次の手段により課題を解決した。 （１）映像信号と同期信号の位相関係を水平同期信号の
単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の垂直ブ
ランキング内に情報コードを重畳する回路と、前記２つ
の回路により、位相関係を所定の設定値だけ位相制御
し、異常警報信号を含んだ情報コードを垂直ブランキン
グ内に重畳した、 該映像同期複合信号を記録するＶＴＲ
と、前記ＶＴＲより再生した映像同期複合信号から再生
情報コードを読み出す回路と、再生情報コードと異常警
報検索情報コードを照合する照合回路を備えて構成し、
ＶＴＲ再生時において、特定画面を自動的に検索できる
ようにしたことを特徴とするＶＴＲ記録装置。 （２）映像信号と同期信号の位相関係を水平同期信号の
単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の垂直ブ
ランキング内に情報コードを重畳する回路と、前記２つ
の回路により、位相関係を所定の設定値だけ位相制御
し、情報コードを垂直ブランキング内に重畳した、 該映
像同期複合信号を記録するＶＴＲと、前記ＶＴＲより再
生した映像同期複合信号から再生情報コードを読み出す
回路と、再生情報コードと指定検索情報コードを照合す
る照合回路を備えて構成し、ＶＴＲ再生時において、特
定画面を自動的に検索できるようにしたことを特徴とす
るＶＴＲ記録装置。 （３）映像信号と同期信号の位相関係を水平同期信号の
単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の垂直ブ
ランキング内に情報コードを重畳する回路と、前記２つ
の回路により、位相関係を水平同期信号の単位で位相制
御する所定の設定値は、ＶＴＲの早送り又は巻き戻し再
生の際に発生するガードバンドノイズと、再生ヘッドが
隣接トラック間をまたぐ時のノイズが、情報コードに影
響のない位置とする位相の設定値であることを特徴とす
る（１）項又は（２）項に記載のＶＴＲ記録装置。 （４）特定画面の自動検索手段の表示が、該特定画面の
映像同期複合信号を照合したことを示す報知器と、該特
定画面と情報コードによる情報を表示するスーパーイン
ポーズ回路を備えてなることを特徴とする（１）〜
（３）項のいずれか１項に記載のＶＴＲ記録装置。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明では、映像信号と同期信号
の位相関係を水平同期信号の単位で位相制御して、映像
同期複合信号の垂直ブランキング内に日時、カメラ番
号、監視場所等の情報コードを重畳する。 その情報コ
ードの位相制御位置は、ＶＴＲの早送り又は巻き戻し再
生の際に発生するガードバンドノイズ又は再生ヘッドが
隣接トラック間をまたぐ時のノイズなどのガードバンド
等ノイズが垂直ブランキング内に重畳した情報コードに
影響のない位置とする位相の設定値としてＶＴＲに記録
する。ＶＴＲの早送り又は巻き戻し再生時に、前記のガ
ードバンド等ノイズに影響されていない映像同期複合信
号の垂直ブランキング内に重畳された情報コードを読み
出し、検索情報コードと照合することにより、特定画面
を自動的に検索することができる。特定画面が検索され
ると同時にランプや音で報知し、更に特定画面に文字や
マークなど情報コードに記録された情報を表示する。

【０００６】

【実施例】以下従来のＶＴＲ記録装置及び本発明のＶＴ
Ｒ記録装置の構成及び作用を図に基づいて説明する。図
８は従来のＶＴＲ記録装置のブロック図である。図８に
おいて、１９はカメラ切換装置、２０はカメラ切換回
路、２１はスーパーインポーズ回路、８はＶＴＲ，１１
はモニタ、２２は文字情報発生回路、２３はカメラ切換
装置出力端子、２４はイベントメモリ、２５は文字信号
発生回路、２６はイベント情報出力端子、２７はイベン
トモニタを示す。

【０００７】図８に示したように、多数のテレビジョカ
メラをカメラ切換回路２０によってカメラを選択し、ス
ーパーインポーズ回路２１で文字情報発生回路２２で発
生した日時、カメラ番号、カメラ監視場所等の文字及び
数字をカメラ切換回路２０で選択した映像同期複合信号
にスーパーインポーズしてカメラ切換装置出力端子２３
を介してＶＴＲ８に記録する。一方、多数のセンサ等の
異常警報を含む信号はイベントメモリ２４へ入力し、文
字信号発生回路２５で日時、監視場所等の文字信号に変
換すると同時にテレビジョン信号である映像同期複合信
号としてイベント情報出力端子２６を介してイベントモ
ニタ２７に表示する。従って、ＶＴＲ８を再生して異常
警報発生の画面の検索を行うには、イベントモニタ画面
の異常警報発生箇所を検索して日時、監視場所等の文字
及び数字を認識し、ＶＴＲ８の再生画面をモニタ１１に
表示しＶＴＲ再生画面例の右下に表示された文字及び数
字を見て異常警報発生画面の検索を行う。 しかし、通
常の汎用ＶＴＲにおける１本のビデオテープは連続記録
時間にして最大３〜４時間に及ぶものであり早送りにし
ても１０〜２０分程度の再生時間が必要であって、この
検索操作は実際には極めて煩雑であり目的の画面を注視
しながら検索することは大変な労力と日時を要する。ま
た前記異常警報は種々な方法のセンサ等により検知した
ものであり、事件や事故以外での異状検知とか誤動作も
あって検知回数も多くなるが、それぞれの検知情報につ
いて確認しなければならず特に警備を営業とする監視業
務においてはその迅速さや人件費の面で改善を望まれて
いる。

【０００８】次に本発明のＶＴＲ記録装置について説明
する。図１は本発明の実施例１のブロック図、図２は本
発明の実施例２のブロック図、図３はビデオテープの記
録トラックの状態図例、図４は再生モニタ画面図、図５
はＶＴＲ再生の映像同期複合信号波形図、図６は垂直同
期レート波形図、図７は再生モニタ画像比較画面図であ
る。図１及び図２において、１は入力端子、２は分離回
路、３はイベント情報入力端子、４は重畳回路、５は遅
延回路、６は複合回路、７は複合回路出力端子、８はＶ
ＴＲ，９は読み出し回路、１０はスーパーインポーズ回
路、１１はモニタ、１２は再生情報コード信号、１３は
照合回路、１４は情報コード選択回路、１５は検索情報
コード信号、１６は報知器、１７はリセット回路、１８
は同期信号発生回路を示す。

【０００９】［実施例１］テレビジョンカメラ又は映像
切換装置等からの映像同期複合信号を、入力端子１を介
して分離回路２に入力し、映像信号と同期信号とに分離
してそれぞれが出力される。前期同期信号を分離した映
像信号出力は重畳回路４に入力し、一方イベント情報入
力端子３より入力されたイベント情報又はタイムコード
は、垂直ブランキング期間に重畳する情報コード信号に
変換し映像信号に重畳して遅延回路５に入力する。遅延
回路５は、メモリ等を利用して映像信号を設定値だけ水
平同期信号の１走査期間単位で遅延することのできる回
路で設定値は可変であり、これにより遅延された映像信
号は複合回路６により分離回路２で分離された同期信号
と再び複合される。複合した映像同期複合信号は、複合
回路出力端子７を介してＶＴＲ８へ入力し記録される。
記録後再生すると、再生映像同期複合信号は読み出し回
路９とスーパーインポーズ回路１０を経由して、モニタ
１１でＶＴＲ再生画像を表示する。一方、読み出し回路
９は、再生映像同期複合信号の垂直ブランキング内の情
報コード信号を読み出し、再生情報コード信号１２とし
て照合回路１３へ入力する。情報コード選択回路１４
は、手動入力した日時等指定検索情報コード又は異常警
報検索信号を含んだ情報コードを選択し、照合回路１３
へ入力する。照合回路１３は、検索情報コード信号１５
と前記再生情報コード信号１２を照合し、一致した場合
はＶＴＲ８を静止（ポーズ）状態又は標準再生状態に制
御し、特定画面をモニタ１１に表示すると同時に、スー
パーインポーズ回路１０では照合回路１３から供給され
た特定画面の再生情報コード信号１２から、文字やマー
ク等のイベント情報信号へ変換し、ＶＴＲ再生映像同期
複合信号にスーパインポーズしモニタ画面に表示する。
また、特定画面が検索されると同時に報知器１６でラン
プや音で報知する。

【００１０】ＶＴＲ再生画面より、異常警報発生画面な
ど特定画面を早急に検索するためＶＴＲを早送り又は巻
戻し再生するが、この時ガードバンドノイズ又は再生ヘ
ッドが隣接トラック間をまたぐ時のノイズなどガードバ
ンドノイズ等があり、垂直ブランキング期間に前記ノイ
ズが重畳すると、ここに挿入した前記タイムコード等の
情報コード信号が乱れて正しく読み取ることが出来なく
なってしまう。ビデオテープにおける映像同期複合信号
の記録トラックの状態図例図３によれば、通常の汎用Ｖ
ＴＲは、ビデオテープ上にヘリカルスキャンにより記録
トラックが形成され、これに対してビデオテープを早送
り再生すると再生トラックは傾斜が変化して図３の点線
の様に複数の記録トラックにまたがって再生される。こ
のとき再生モニタ画面図４には、録画されたトラックを
いくつかまたぐために１画面の中に複数のフィールドの
画像が合成され、その境界に点線で示すようにガードバ
ンド等ノイズが発生して、早送りのスピードを高める
と、再生トラックの傾斜は水平に近ずいてまたぐトラッ
クの数が増え前記ノイズの数も増える。再生映像同期複
合信号に対する前記ノイズの位置は、垂直同期信号と同
期関係にあり、同一のＶＴＲでの同一速度の早送り又は
巻き戻し再生では垂直同期信号とのノイズの関係位置は
常に一定であり、また、ノイズの間隔は早送りのスピー
ドに関係して、スピードが早くなるほど間隔が短くなっ
て１０倍速の場合では２５ライン程度の間隔になる。

【００１１】垂直ブランキング内に挿入する前記情報コ
ード信号は、数ラインから１０ライン位の水平走査期間
で構成することにより、次の方法でノイズの影響を避け
る。再生映像同期複合信号における前記ノイズの位置は
垂直同期信号に関係し、そのＶＴＲによって決まった位
相で発生するから、あらかじめ早送り又は巻き戻し再生
時のノイズの位置を測定しておき、例えばＶＴＲ再生の
映像同期複合信号波形図図５に示す様に、ノイズが８ラ
イン程度の前記情報コード信号の中央付近に存在したと
すれば、そのノイズが情報コードの位置から外れるよう
に、最低５ライン程度の設定値であらかじめ映像信号と
その同期信号との位相をずらしてから録画しておけぱよ
いことになる。映像同期複合信号は、映像信号と水平垂
直同期信号とが分離した状態で、両者間の位相を、水平
同期信号１走査期間単位で前記設定値の期間だけ位相を
ずらしてから水平垂直同期信号を映像信号と複合して、
映像同期複合信号としてＶＴＲに録画する。

【００１２】図６は、映像同期複合信号の垂直同期レー
トの波形の一例であり、波形１は通常の波形、波形２は
前記設定値のように映像信号と同期信号との位相をずら
した波形であり、波形２では点線で示した前記ノイズが
情報コード信号から除かれ、映像信号の位相がずれて垂
直ブランキングに入り込んだ映像信号分は削られる。図
７に、図６の波形１、波形２に相当する画面の一例をそ
れぞれ画面１、画面２に示し、画面２の画像は下に移動
し、上部は垂直ブランキングとなる。このように、有効
画面が狭くなる欠点はあるが、その程度は大きくても１
０ライン程度であり、画面全体の５％程度であつて、こ
の映像の目的は被写体の状況が確認できればよいことか
ら実用上の間題は少なく、それよりも迅速な検索ができ
るメリットの方がはるかに大きい。このように録画した
ビデオテープを前記のあらかじめ早送り又は巻き戻し再
生した時と同じ速度で再生すれば、垂直同期信号に対す
るノイズの位置は同じであり、前記情報コード信号を含
む映像同期複合信号は、ノイズの場所を避けて位相が変
化したことになり、確実に情報コードを読みとることが
できて特定画面の迅速で正確な検索、又は自動的検索が
可能である。

【００１３】［実施例２］本実施例では、実施例１の図
１で説明した遅延回路５は除かれており、図２の入力端
子１、分離回路２、イベント情報入力端子３、重畳回路
４、複合回路６及び複合回路出力端子７は、実施例１に
おける図１の説明と同様である。 前述したような映像
同期複合信号を映像信号と同期信号とに分離した両信号
間の位相制御及び位相設定手段を図２のリセット回路１
７及び同期信号発生回路１８により実施するもであり、
それ以外の手段及び実施効果は実施例１と同じである。
分離回路２により分離された同期信号は、リセット回路
１７及び同期信号発生回路１８に入力し、同期信号発生
回路１８ではクロック信号及び入力水平同期信号による
リセットにより、入力水平同期信号に同期した水平同期
信号を発生し、リセット回路１７では、入力同期信号か
ら垂直リセットパルスを生成して、同期信号発生回路１
８の垂直同期リセットを行なう。この垂直同期リセット
パルスは、水平同期信号単位でその位相を可変設定で
き、したがって同期信号発生器１８の同期信号出力は、
前記映像信号に対して設定値だけ位相のずれたものとな
って複合回路６に入力し、前記映像信号と複合されて複
合回路出力端子７に出力される。この複合回路出力端子
７の映像出力は、実施例１の図１における複合回路出力
端子７の映像同期複合信号と同じであって、図１のＶＴ
Ｒ８、読み出し回路９、モニタ１１、照合回路１３、情
報コード選択回路１４、検索情報コード信号１５、報知
器１６に係る記載も同様である。

【００１４】

【発明の効果】本発明の請求項の発明によれば、次のよ
うな効果が発揮される。監視用テレビカメラシステム
で、ＶＴＲに録画し、後に再生して事件や事故その他の
検証をする場合、早送り又は巻き戻しによる再生画面の
文宇情報を見ながら、又はセンサ等の異常警報情報を参
照して必要な画面を検索しているが、長時間の再生時間
が必要であって、この検索操作は実際には極めて煩雑で
あり目的の画面を注視しながら検索することは大変な労
力と日時を要する。 １．本発明の請求項１の発明によれば、多数のテレビカ
メラ及びセンサ等を使用した監視用テレビカメラシステ
ムにおいて、カメラ切換装置等の出力映像同期複合信号
を、映像信号と同期信号の位相関係を、水平同期信号の
単位で所定の設定値だけ位相制御し、異常警報信号を含
んだ日時、カメラ番号等及びセンサ等によるイベント画
面の情報を、情報コードとして垂直ブランキング期間に
重畳してＶＴＲに録画する。ＶＴＲ再生時に、再生映像
同期複合信号に重畳された情報コードを読み出し、異常
警報検索信号と照合することにより、異常警報の発報さ
れた特定画面を自動的に検索することができる。 ２．本発明の請求項２の発明によれば、前記システム
で、前記同様手段でＶＴＲに録画し、ＶＴＲ再生時に、
例えば、検索したい日時を指定した指定情報コードを入
力すれば、再生映像同期複合信号に重畳された情報コー
ドを読み出し、日時指定検索情報コードと照合すること
により、指定日時の特定画面を自動的に検索することが
できる。 ３．本発明の請求項３の発明によれば、ＶＴＲの再生
時、予め定めた早送り巻戻し再生速度時のガードバンド
ノイズ等の位置が垂直同期信号と規則性を持っているこ
とから、情報コード重畳位置を位相制御しガードバンド
ノイズの無い位置として録画し、早送り巻き戻し再生す
れば、ガードバンドノイズ等に影響されない再生情報コ
ードが得られ、異常警報検索信号又は、日時等指定検索
情報コードと照合比較して迅速、正確に特定画面を検索
できる。 ４．本発明の請求項４の発明によれば、検索した特定画
面は、静止画面又は標準再生画面に自動的に制御され、
同時に検索目的映像信号を照合したことを示すランプ表
示又は音等の警報を発報し、更に、静止画又は標準再生
画面には、日時、カメラ番号、監視場所等の情報コード
が文字、数字等に変換されて画面に重畳表示されるた
め、モニタ画面を見ていなくても見落としが無くなり、
瞬時に異常警報発生画面状況、日時、場所等を確認でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１のブロック図

【図２】本発明の実施例２のブロック図

【図３】ビデオテープの記録トラックの状態図例

【図４】再生モニタ画面図

【図５】ＶＴＲ再生の映像同期複合信号波形図

【図６】垂直同期レート波形図

【図７】再生モニタ画像比較画面図

【図８】従来のＶＴＲ記録装置のブロック図

【符号の説明】

１：入力端子 ２：分離回路 ３：イベント情報入力端子 ４：重畳回路 ５：遅延回路 ６：複合回路 ７：複合回路出力端子 ８：ＶＴＲ ９：読み出し回路 １０：スーパーイ
ンポーズ回路 １１：モニタ １２：再生情報コ
ード信号 １３：照合回路 １４：情報コード
選択回路 １５：検索情報コード信号 １６：報知器 １７：リセット回路 １８：同期信号発
生回路 １９：カメラ切換装置 ２０：カメラ切換
回路 ２１：スーパーインポーズ回路 ２２：文字情報発
生回路 ２３：カメラ切換装置出力端子 ２４：イベントメ
モリ ２５：文字信号発生回路 ２６：イベント情
報出力端子 ２７：イベントモニタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｈ０４Ｎ 5/92 Ｆ (72)発明者 石橋 静 千葉県佐倉市大作２丁目３番３号 株式会 社朋栄佐倉研究開発センター内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】映像信号と同期信号の位相関係を水平同期
   信号の単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の
   垂直ブランキング内に情報コードを重畳する回路と、前
   記２つの回路により、位相関係を所定の設定値だけ位相
   制御し、異常警報信号を含んだ情報コードを垂直ブラン
   キング内に重畳した、 該映像同期複合信号を記録するＶ
   ＴＲと、前記ＶＴＲより再生した映像同期複合信号から
   再生情報コードを読み出す回路と、再生情報コードと異
   常警報検索情報コードを照合する照合回路を備えて構成
   し、ＶＴＲ再生時において、特定画面を自動的に検索で
   きるようにしたことを特徴とするＶＴＲ記録装置。
2. 【請求項２】映像信号と同期信号の位相関係を水平同期
   信号の単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の
   垂直ブランキング内に情報コードを重畳する回路と、前
   記２つの回路により、位相関係を所定の設定値だけ位相
   制御し、情報コードを垂直ブランキング内に重畳した、
   該映像同期複合信号を記録するＶＴＲと、前記ＶＴＲよ
   り再生した映像同期複合信号から再生情報コードを読み
   出す回路と、再生情報コードと指定検索情報コードを照
   合する照合回路を備えて構成し、ＶＴＲ再生時におい
   て、特定画面を自動的に検索できるようにしたことを特
   徴とするＶＴＲ記録装置。
3. 【請求項３】映像信号と同期信号の位相関係を水平同期
   信号の単位で位相制御する回路と、映像同期複合信号の
   垂直ブランキング内に情報コードを重畳する回路と、前
   記２つの回路により、位相関係を水平同期信号の単位で
   位相制御する所定の設定値は、ＶＴＲの早送り又は巻き
   戻し再生の際に発生するガードバンドノイズと、再生ヘ
   ッドが隣接トラック間をまたぐ時のノイズが、情報コー
   ドに影響のない位置とする位相の設定値であることを特
   徴とする請求項１又は２に記載のＶＴＲ記録装置。
4. 【請求項４】特定画面の自動検索手段の表示が、該特定
   画面の映像同期複合信号を照合したことを示す報知器
   と、該特定画面と情報コードによる情報を表示するスー
   パーインポーズ回路を備えてなることを特徴とする請求
   項１〜３のいずれか１項に記載のＶＴＲ記録装置。