JPH11315191A - ポリエステル成形組成物 - Google Patents
ポリエステル成形組成物Info
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- JPH11315191A JPH11315191A JP11053449A JP5344999A JPH11315191A JP H11315191 A JPH11315191 A JP H11315191A JP 11053449 A JP11053449 A JP 11053449A JP 5344999 A JP5344999 A JP 5344999A JP H11315191 A JPH11315191 A JP H11315191A
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Abstract
リエステルカーボネート樹脂とポリエステルスルホン酸
塩コポリマー樹脂とのブレンドを含み、高められた熱変
形温度または熱垂れ下がり、増大された低剪断レオロジ
ー諸特性、並びに改善されたコーティング接着性を有す
る熱可塑性ポリエステル成形組成物を提供する。 【解決手段】(a)式IA または式IB (ここに、上記式中、p=1−3、d=1−3、p+d
=2−6、n=1−5であり、Aは1つ以上の芳香族環
を含有するアリール基であり、スルホン酸塩置換基はア
リール環に直接結合されており、R″は2価のアルキル
基であり、そして金属スルホン酸塩基はエステル結合を
介してポリエステルに結合されている)で表される金属
スルホン酸塩単位を有するアルキレンアリールポリエス
テルコポリマー、および(b)式II (ここに、上記式中、Arはジカルボン酸またはジカル
ボン酸の混合物の二価の芳香族残基であり、Ar′は二
価フェノールまたは二価フェノールの混合物の二価の芳
香族残基である)の反復単位を含有する本質的に非晶質
のポリカーボネート、ポリエステルカーボネートまたは
ポリアリーレートポリマーを含む熱可塑性樹脂組成物。
Description
とのブレンドに係わる。
性ポリエステルとのブレンド類は周知であり、それらの
加工性、耐溶剤性、外観および衝撃強さの組合せのため
に有用である。殆どの場合、これらのブレンドはまた良
好で均質な表面外観をも提供する。これらのブレンドの
特に負荷の下での熱的特性はそのポリカーボネートに富
んだ相のガラス転位温度(Tg)の関数である。ポリカ
ーボネートがポリエステルに部分的に混和性(相溶性)
である限度で、このブレンドのPCに富む相のTgは純
粋なPCのTgに比較して低下されよう。[J. Applied
Polymer Sci.48,2249(1993)を参照されたい]これは熱
変形温度(HDT)のような熱的特性の低下を引き起こ
そう。
ト樹脂を使用してブレンドのTgの低下に対処しようと
試みたとしても、なお問題があろう。ポリアリーレート
およびこれに関連するポリエステルカーボネート(PE
C)樹脂は比較的に高いTgを持ったポリカーボネート
の諸特性の幾つかを持っていることが知られている。
(米国特許4,430,484参照)しかし、これらの
ポリアリーレートまたはポリエステルカーボネートをP
BTのような標準のアルキルテレフタレートをベースと
するポリエステルと混合すると、標準の比較的に低いT
gのビスフェノール−APCのブレンドに比べてHDT
の上昇はあっても僅かである。比較的に高いTgのポリ
エステルカーボネートおよびポリアリーレートはアルキ
ルテレフタレート樹脂に対しより混和性であり、得られ
たこのブレンドのTgは類似のビスフェノール−APC
−アルキルテレフタレートブレンドとほぼ同じかあるい
はそれより低い。
リエステルブレンドは約50−180℃の温度で弾性率
の低下を受ける可能性がある。これはポリエステルとの
部分的な混和性のためにPC、ポリエステルカーボネー
トまたはポリアリーレートのTgが低下することによ
る。ビスフェノール−Aポリカーボネート(BPA−P
C)においては、ポリエステル特にアルキレンテレフタ
レートとブレンドするとTgが著しく低下する。対応す
るポリカーボネートよりも高いTgを有するポリエステ
ルカーボネートおよびポリアリーレートはポリエステル
とブレンドされると一層大きなTgの低下を示す。Tg
の低下は高温弾性率に依存する荷重下の熱変形温度のよ
うな特性に影響を与える。それ故に、ポリカーボネー
ト、ポリエステルカーボネートまたはポリアリーレート
/ポリエステルタイプのブレンドで改善されたHDT並
びに良好な外観、衝撃強さおよび流れを含めた諸特性を
組み合わせて持つ改善されたブレンドが所望される。
では、ポリエステルの溶剤抵抗性のためにしばしばコー
ティングの接着が問題となる。この問題はポリアルキレ
ングリコールのような接着促進剤を別に加えたり(米国
特許5348999参照)、特定のポリエステル末端基
を選択したり(米国特許5674928参照)して対処
されている。しかし、ポリカーボネート/ポリエステル
ブレンドではペイントおよびコーティングの接着に限界
があることがなお問題である。
コーティング接着性を持ち、衝撃強さ、寸法安定性、外
観および剛性のようなその他の望ましい諸特性を保持し
たポリカーボネート、ポリエステルカーボネートまたは
ポリアリーレート/ポリエステルブレンドを得ることは
難しい。それ故に、改善されたTg、改善されたコーテ
ィング接着性およびより高いHDTを含めた諸特性を組
み合わせて有するポリカーボネート等/ポリエステルブ
レンドが所望される。
ルホン酸塩で変性すると、驚くほど改善されたTg/H
DTおよびより良好なコーティング接着性を有する、ポ
リカーボネート、ポリエステルカーボネートおよびポリ
アリーレートとのブレンドが与えられることが分かっ
た。これらのブレンドは良好な外観および加工性と共に
高い衝撃強さ、良好な剛性および機械的諸特性をもなお
備えている。
リマーは溶融強度を高めるように特に低剪断下でのブレ
ンドのレオロジーを改質する。高められた溶融強度は吹
込成形および押出のような低剪断条件下での加工を容易
にする上で非常に有益であり、また熱成形性の向上にも
有用である。更に、本発明のブレンドの多くは天候に曝
されたときの諸特性および外観の保持の向上を示す。金
属スルホン酸塩ポリエステルコポリマーとポリエステル
カーボネートおよびポリアリーレートとのブレンドは標
準の(非−アリールエステル含有)ポリカーボネートを
使ったブレンドに比べて模擬屋外耐候試験での光沢の維
持に改善を示す。
テルとも言及される金属スルホン酸塩ポリエステルは、
ポリエステルカーボネート、ポリアリーレートまたはポ
リカーボネートと混合されると、スルホン酸塩官能性を
持たない類似のポリエステルと比べて、高いTgを持っ
たブレンドを与える。これらの組成物のより高いTgは
50−180℃の範囲の温度領域でより高い弾性率を与
え、従ってより高い温度において改善された寸法安定性
を有する。これらのブレンドの比較的に高いTgは標準
のアルキルテレフタレートポリエステル/ポリカーボネ
ート、ポリエステルカーボネートおよびポリアリーレー
トブレンドに比べてスルホン酸塩ポリエステル/ポリカ
ーボネート、ポリエステルカーボネートまたはポリアリ
ーレートブレンドの混和性が減少されていることを反映
しているようである。
スルホン酸塩ポリエステルとポリカーボネート、ポリエ
ステルカーボネートまたはポリアリーレートとのこの特
定の組合せはコーティングの接着および熱諸特性の問題
を解決し、かつなお溶剤抵抗性、加工性、外観、剛性お
よび衝撃強さの諸々の利点を維持している。本発明はポ
リカーボネート、ポリアリーレートまたはポリエステル
カーボネート樹脂とポリエステルスルホン酸塩コポリマ
ー樹脂とのブレンドを含み、高められた熱変形温度また
は熱垂れ下がり、増大された低剪断レオロジー諸特性、
並びに改善されたコーティング接着性を有する熱可塑性
ポリエステル成形組成物を提供する。
−3、p+d=2−6、n=1−5であり、Aは1つ以
上の芳香族環を含有するアリール基であり、スルホン酸
塩置換基はアリール環に直接結合されており、R″は二
価のアルキル基であり、そして金属スルホン酸塩基はエ
ステル結合を介してポリエステルに結合されている)で
表される金属スルホン酸塩単位を有するアルキレンアリ
ールポリエステルコポリマー、および(b)式II
またはジカルボン酸の混合物の二価の芳香族残基であ
り、Ar′は二価フェノールまたは二価フェノールの混
合物の二価の芳香族残基であり、そしてxおよびyはそ
れぞれモル%に基づいて0−100%でありうる)の反
復単位を含有する本質的に非晶質のポリカーボネート、
ポリエステルカーボネートまたはポリアリーレートポリ
マーを含む熱可塑性樹脂組成物が提供される。
ン酸塩”アイオノマー”基がポリエステル中に組み入れ
られ、その結果ポリエステルアイオノマーとポリカーボ
ネート、ポリアリーレートまたはポリエステルカーボネ
ートとのブレンドはポリエステルアイオノマーを利用し
てしないブレンドに比べて改善された諸特性を有する。
ト、ポリアリーレートまたはポリエステルカーボネート
と金属スルホン酸塩ポリエステルコポリマーとの上記の
ブレンドはその他の樹脂、充填剤、強化剤、安定剤、難
燃剤およびゴム質耐衝撃性改良剤のような追加の成分を
含むことができる。
イオノマー、またはスルホン酸塩ポリエステル、または
金属スルホン酸塩ポリエステルは、アリールカルボキシ
ルスルホン酸塩、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジオール
またはこれらのエステル形成性誘導体のいずれかの反応
残基から誘導されるポリエステルポリマーを言う。この
アイオノマーポリエステルポリマーは式IA
価のスルホン酸塩単位を含んでいる。ここに、上記式
中、p=1−3、d=1−3、p+d=2−6であり、
Aは1つ以上の芳香族環を含有するアリール基であり、
例えば、ベンゼン、ナフタリン、アントラセン、ビフェ
ニル、ターフェニル、オキシジフェニル、スルホニルジ
フェニルまたはアルキルジフェニルであり、スルホン酸
塩置換基はアリール環に直接結合されている。これらの
基はカルボキシルエステル結合を介してポリエステル中
に組み込まれている。アリール基は、1つ以上のスルホ
ン酸塩置換基を含有することができ;d=1−3、そし
て1つ以上のカルボン酸結合を有することができる;p
=1−3。スルホン酸塩置換基1つ(d=1)およびカ
ルボン酸結合2つ(p=2)を持った基が好ましい。M
は金属であり、n=1−5である。好ましい金属はアル
カリ金属またはアルカリ土類金属であり、n=1−2で
ある。亜鉛およびスズも好ましい金属である。R″はア
ルキル基、例えば−CH2CH2−、−CH2CH2OCH
2CH2−、−CH(CH3)CH2−、−CH2CH2CH
2−、−CH2CH2CH2CH2−である。
中に組み込むことのできる代表的なスルホン酸塩置換基
は以下のカルボン酸またはそれらのエステル形成性誘導
体から誘導することができる。ナトリウムスルホイソフ
タル酸、カリウムスルホテレフタル酸、ナトリウムスル
ホナフタリンジカルボン酸、カルボキシルスルホイソフ
タレート、カリウム−4,4′−ジ(カルボメトキシ)
ジフェニルスルホネート、リチウム−3,5−ジ(カル
ボメトキシ)ベンゼンスルホネート、ナトリウム−p−
カルボメトキシベンゼンスルホネート、ジカリウム−5
−カルボメトキシ−1,3−ジスルホネート、ソジオ
(sodio )−4−スルホナフタリン−2,7−ジカルボ
ン酸、4−リシオ(lithio)スルホフェニル−3,5−
ジカルボキシベンゼンスルホネート、6−ソジオスルホ
−2−ナフチル−3,5−ジカルボメトキシベンゼンス
ルホネートおよびジメチル−5−[4−(ソジオスル
ホ)フェノキシ]イソフタレート。その他の適当なスル
ホン酸塩カルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導
体は米国特許3018272および3546008に記
載されている。最も好ましいスルホン酸塩ポリエステル
はナトリウム−3,5−ジカルボメトキシベンゼンスル
ホネートから誘導される。
ーは式III
でいる。ここに、上記式中、Rは水素、ハロゲン、アル
キルまたはアリールであり、Mは金属である。最も好ま
しいポリエステルアイオノマーは式IV
ー単位;xはポリマーの0.1−50モル%であり、
0.5−10モル%が好ましい。最も好ましくは、Rは
水素である。代表的なグリコールまたはジオール反応物
質R1 は直鎖、分岐または環式脂肪族アルカンジオール
を包含し2−12個の炭素原子を含有しうる。このよう
なジオールの例には限定はされないが以下のものが含ま
れる。エチレングリコール、プロピレングリコール即ち
1,2−および1,3−プロピレングリコール、ブタン
ジオール即ち1,3−および1,4−ブタンジオール、
ジエチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,3および1,5−ペンタンジオー
ル、ジプロピレングリコール、2−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジメタノ
ールデカリン、ジメタノールビシクロオクタン、1,4
−シクロヘキサンジメタノール特にそのシスおよびトラ
ンス異性体、トリエチレングリコール、1,10−デカ
ンジオール、および以上の任意の混合物。好ましい環式
脂肪族ジオールは1,4−シクロヘキサンジメタノール
またはその化学的等価物である。環式脂肪族ジオールが
ジオール成分として使用されるときは、シスおよびトラ
ンス異性体の混合物を使用することができ、トランス異
性体の含有量が70%以上であるのが好ましい。ジオー
ルの化学的等価物にはジアルキルエステル、ジアリール
エステル等のようなエステルが含まれる。
る芳香族ジカルボン酸反応物質はイソフタル酸またはテ
レフタル酸、1,2−ジ(p−カルボキシフェニル)エ
タン、4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、
4,4′−ビス安息香酸およびこれらの混合物である。
これらの酸の全ては少なくとも1つの芳香族核を含有し
ている。1,4−、1,5−または2,6−ナフタリン
ジカルボン酸のような縮合環を含有する酸も存在するこ
とができる。好ましいジカルボン酸はテレフタル酸、イ
ソフタル酸またはその混合物である。
はポリ(エチレンテレフタレート)(PET)アイオノ
マー、ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)(PB
T)アイオノマーおよびポリ(プロピレンテレフタレー
ト)(PPT)アイオノマーである。同じく本発明で考
慮されているものは上記のポリエステルアイオノマーに
おいて脂肪族酸および/または脂肪族ポリオールから誘
導された単位を少量例えば約0.5乃至約15重量%含
んでコポリエステルを形成しているものである。この脂
肪族ポリオールには例えばポリ(エチレングリコール)
あるいはポリ(ブチレングリコール)のようなグリコー
ルを包含する。このようなポリエステルは例えば米国特
許2465319および3047539の教示に従って
製造できる。
ブチレンテレフタレート)アイオノマー樹脂はジメチル
−5−ナトリウムスルホ−1,3−フェニレンジカルボ
キシレート1−10モル%を含むアイオノマー成分、少
なくとも70モル%好ましくは少なくとも90モル%が
テトラメチレングリコールであるグリコール成分、およ
び少なくとも70モル%好ましくは少なくとも90モル
%がテレフタル酸またはそのポリエステル形成性誘導体
である酸成分を重合することによって得られるものであ
る。
コール、トリメチレングリコール、2−メチル−1,3
−プロパングリコール、ヘキサメチレングリコール、デ
カメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールま
たはネオペンチレングリコールのような別のグリコール
を30モル%、好ましくは20モル%より多く含むべき
でない。
−ナフタリンジカルボン酸、1,5−ナフタリンジカル
ボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′
−ジフェノキシエタンジカルボン酸、p−ヒドロキシ安
息香酸、セバシン酸、アジピン酸あるいはこれらのポリ
エステル形成性誘導体のような別の酸を30モル%、好
ましくは20モル%より多く含むべきでない。
有するグリコールあるいは三官能性または多官能性カル
ボン酸のような分岐剤を組み込んだ分岐ポリエステルア
イオノマーを使用することも可能である。ポリエステル
を例えばトリグリシジルイソシアヌレートのような三官
能性または多官能性のエポキシ化合物で処理することも
分岐ポリエステルの製造に使用できる。更に、ときには
組成物の究極的な最終用途次第ではポリエステル上に種
々の濃度の酸およびヒドロキシ末端基を有することが望
ましい。
て酸末端基の数を典型的にはグラム当たり約30マイク
ロ当量未満まで減少することが望ましい。別の場合に
は、ポリエステルのカルボン酸末端基の濃度が比較的に
高いことが望ましい。ポリエステルアイオノマー組成物
としてポリエステルアイオノマーと非−スルホン酸塩ポ
リエステルとのブレンドを使用することもできる。例え
ば、本発明はポリカーボネートと、従来の非−スルホン
酸塩PBTおよびPBTアイオノマー樹脂とのブレンド
から成ることができる。好ましい非−スルホン酸塩ポリ
エステルはアルキレンフタレートポリエステルである。
み合わせて使用されるポリカーボネート、ポリアリーレ
ートまたはポリエステルカーボネートは次式II
上記式中、Arは使用されるジカルボン酸またはジカル
ボン酸の混合物の二価の芳香族残基であり、Ar′は使
用される二価フェノールまたは二価フェノールの混合物
の二価の芳香族残基である。ポリカーボネート樹脂に対
してはx=0であり、ポリエステルカーボネート樹脂に
対してはx=1−99重量%でありy=99−1重量%
である。カーボネート結合が存在しないy=0のとき
は、芳香族ポリエステル樹脂はポリアリーレート樹脂と
して知られる。ポリカーボネート、ポリエステルカーボ
ネートおよびポリアリーレート樹脂は本発明の範囲内に
全て包含される一連の構造を表しており本発明のスルホ
ン酸塩含有ポリエステルとブレンドされたとき向上され
た諸特性を与える。
(PEC)/ポリアリーレート(PAr)樹脂において
は、カーボネート含有量;yは0乃至約80好ましくは
5乃至約70%であり、芳香族エステル含有量;xは約
20乃至約100好ましくは約30乃至約95%であ
る。xはより好ましくは50乃至約95であり最も好ま
しくは60乃至80%である。式IIにおいて、xおよび
yはそれぞれ芳香族エステル単位およびカーボネート単
位のモルを表している。
イソ−およびテレ−フタレートまたはこれらの混合物か
らの残基であって式V
られておりAr′基を生ずる。使用される二価フェノー
ルの幾つかの代表的なものはビス−フェノール例えばビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール
Aとしても知られている)、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジブロモ−フェニル)プロパン;二価フ
ェノールエーテル例えばビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エーテル、ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)エーテル;p,p′−ジヒドロキシジフェ
ニルおよび3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキ
シジフェニル;ジヒドロキシアリールスルホン例えばビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ジヒ
ドロキシベンゼン例えばレゾルシノール、ヒドロキノ
ン;ハロ−およびアルキル−置換ジヒドロキシベンゼン
例えば1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼ
ン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン;並び
にジヒドロキシジフェニルスルフィドおよびスルホキシ
ド例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドおよびビ
ス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホキシドである。各種の追加の二価フェノールが入手で
きそして米国特許2999835;3028365;3
153008に開示されており、これら米国特許の全て
の記載を参考文献としてこの明細書の記載の一部とす
る。勿論、2種以上の異なる二価フェノールあるいは二
価フェノールとグリコールの組合せを使用することもで
きる。
VI
A2 は1乃至約15個の炭素原子を含有する二価の炭化
水素基、1乃至約15個の炭素原子およびハロゲンのよ
うな置換基を含有する置換された二価の炭化水素基、−
S−、−S(O)2 −または−O−であり、各Xは水
素、ハロゲンおよび1価の炭化水素基例えば1乃至約8
個の炭素原子のアルキル基、6乃至約18個の炭素原子
のアリール基、7乃至約14個の炭素原子のアルアルキ
ル基、1乃至約8個の炭素原子のアルコキシ基からなる
群から個々に選ばれ、mは0または1であり、そしてn
は0乃至約5の整数である。Ar′はヒドロキノンやレ
ゾルシノールのように単一芳香族環でもあるいはビフェ
ノールやビスフェノールAのように多芳香族環でもよ
い。
重合によるかあるいは界面重合によるかして調製しう
る。ポリアリーレート樹脂およびそれらの合成について
の論議はJames M.Margolisにより編集されMarcel Dekke
r Inc.により1985年に発行された"Engineering Thermop
lastics Properties and Applications"のChapter 10 p
255-281にある。
類を製造するための溶融重合法は例えば二価フェノール
とイソ−およびテレ−フタレートのジフェニル誘導体あ
るいはこれらの混合物のようなエステル前駆体の種々の
混合物を共−反応させることを含みうる。炭酸ジフェニ
ルはポリエステルカーボネートコポリマーを調製するた
めに導入したり、ポリカーボネート樹脂を製造するため
に単独で使用することができる。これらの重合反応を促
進するために例えば水酸化リチウムおよびステアリン酸
リチウムのような種々の触媒あるいは触媒混合物を使用
することもできる。
を使用し、ジカルボン酸およびカーボネート前駆体がジ
酸ハライドであるときにはしばしば酸受容体を使用し
て、二価フェノールとジ酸またはその誘導体のエステル
前駆体および/またはカーボネート前駆体との反応を含
む。界面重合技術の例は米国特許3169121および
4487896に見ることができ、これら米国特許の記
載を参考文献としてこの明細書の記載の一部とする。
好ましい方法の幾つかでは、苛性水溶液に二価フェノー
ル反応物質を溶解または分散し、こうして得られた混合
物を適当な水に非混和性の溶媒媒質と組合せ、それから
適当な触媒の存在下における制御されたpH条件下でこ
の反応物質を例えばホスゲンのようなカーボネート前駆
体およびジ酸塩化物のようなジ酸またはその誘導体と接
触させることを伴うのが典型的である。最も普通に使用
される水に非混和性の溶媒にはメチレンクロライド、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン等
が含まれる。反応を促進するために反応混合物に触媒を
添加することが有利なことがある。触媒は典型的には二
価フェノール反応物質とカーボネート/エステル前駆体
との重合速度を促進する。限定はされないが、代表的な
触媒には例えばトリエチルアミンのような第三アミン、
第四ホスホニウム化合物、第四アンモニウム化合物、等
が含まれる。
ボネートコポリマーを調製する好ましい方法はホスゲン
化反応を含む。ホスゲン化反応が進行する温度は約0℃
以下から約100℃まで変動しうる。ホスゲン化反応は
好ましくはほぼ室温(約23℃)乃至約50℃の温度で
進行する。この反応は発熱反応なので、ホスゲンの添加
速度を加減してこの反応温度を制御できる。
化カルボニル、炭酸ジアリールまたはビスハロホーメー
トである。ハロゲン化カルボニルには例えば臭化カルボ
ニル、塩化カルボニルおよびこれらの混合物が含まれ
る。ビスハロホーメートには二価フェノールのビスハロ
ホーメート例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジクロロ−フェニル)プロパン、ヒドロキノン等の
ビスクロロホーメートあるいはグリコールのビスハロホ
ーメート等が含まれる。上記のカーボネート前駆体の全
てが有用であるが、ホスゲンとしても知られる塩化カル
ボニルが好ましい。
いるいずれのジカルボン酸をポリエステル−カーボネー
ト樹脂の調製に使用できる。しかしながら、本発明に使
用されるPECは芳香族ジカルボン酸、特にテレフタル
酸およびこれとイソフタル酸との混合物を使用して調製
され、テレフタル酸とイソフタル酸の重量比は約5:9
5乃至約95:5の範囲である。
この酸成分の種々の誘導体を使用することができるし、
ときには好ましくすらある。こうした反応性誘導体の例
は酸ハロゲン化物である。好ましい酸ハロゲン化物は酸
ジ塩化物および酸ジ臭化物である。従って、例えばテレ
フタル酸またはこれとイソフタル酸との混合物を使用す
る代わりに、テレフタロイルジクロライドおよびこれと
イソフタロイルジクロライドとの混合物を使用すること
ができる。
ーレートを調製する慣用的な界面重合法では、カーボネ
ートおよび/またはエステル前駆体による重合反応の前
あるいはその間に、反応混合物に分子量調節剤(連鎖停
止剤)を添加するのが一般的である。有用な分子量調節
剤には例えばフェノール、クロマン−1、パラ−t−ブ
チルフェノール、p−クミルフェノール等の1価のフェ
ノールが含まれる。ポリカーボネート、ポリエステルカ
ーボネートおよびポリアリーレートのあらゆるタイプの
末端基が本発明の範囲内にあるものと考えられる。
物質の割合はこの生成物樹脂を含有する本発明のブレン
ドの提示された用途次第で変動されよう。一般に、結合
されたエステル単位の量はカーボネート単位に対して約
20重量%乃至約100重量%でよい。本発明のブレン
ド中に使用するために好ましいPECはビスフェノール
Aおよびホスゲンとイソ−およびテレ−フタロイルクロ
ライドとの反応から誘導され約0.5乃至約0.65デ
シリットル/グラムの固有粘度(25℃の温度でメチレ
ンクロライド中で測定)を有するものである。
ば上述したように、上記に引用した文献および米国特許
4123436に提示されている方法に従って二価フェ
ノールをホスゲンのようなカーボネート前駆体と反応さ
せるか、あるいは米国特許3153008に開示されて
いるようなエステル交換法並びに当業者に知られた他の
方法によるなど、既知の方法によって製造できる。
調製に使用するのにホモポリマーよりもカーボネートコ
ポリマーが望まれる場合には、2種以上の異なる二価フ
ェノールを使用したり、あるいは二価フェノールとグリ
コールとのあるいはヒドロキシ−または酸−終端ポリエ
ステルとのあるいは2塩基酸またはヒドロキシ酸とのコ
ポリマーとして使用することも可能である。米国特許4
001184に記載されているような分岐ポリカーボネ
ートも有用である。また、線状ポリカーボネートと分岐
ポリカーボネートとのブレンドも利用できる。更に、芳
香族ポリカーボネートを与えるために本発明の実施にお
いては上記材料のいずれかの混合物を使用することもで
きる。
用するのに好ましい芳香族カーボネートはGeneral Elec
tric CompanyからLEXAN という登録商標の商品表記で市
販され、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(ビスフェノール−A)およびホスゲンから誘導さ
れる。本発明に使用されるポリカーボネートは好ましく
は25℃のクロロホルム中で測定して約0.3乃至約
1.5dl/g、好ましくは約0.45乃至約1.0d
l/gの固有粘度を有する高分子量芳香族カーボネート
ポリマーである。これらのポリカーボネートは分岐され
ていても分岐されていなくてもよく、ゲル透過クロマト
グラフィーで測定して約10,000乃至約200,0
00、好ましくは約20,000乃至約100,000
の重量平均分子量を一般に有するであろう。
ルAとイソフタル酸およびテレフタル酸の混合物とから
誘導される。これらの組成物では、異なるポリカーボネ
ート、ポリアリーレートおよびポリエステルカーボネー
トのブレンドも使用できる。ポリエステルカーボネート
およびポリアリーレートのような芳香族カルボキシレー
ト−アリールエステル結合を含有する樹脂は良好な耐候
性を持っていることが知られている。(J.Polymer Sci.
Part A-1,9,3263,1971およびJames M.Margolis編集Marc
el Dekker Inc.発行の"Engineering Thermoplastics Pr
operties andApplications" Chapter 10 p265-268参
照)これらの樹脂は光に露出されると色を変えるが、例
えば光沢および/または機械的諸特性の保持のような他
の望ましい属性を有する。本発明のポリエステルカーボ
ネートおよびポリアリーレートとポリエステルアイオノ
マーとのブレンドはまた芳香族ポリカーボネート/ポリ
エステルアイオノマーのアリールエステル結合を持たな
いブレンドに比べて向上された耐候性能を有することが
分かった。
干渉しない追加の成分を含むことができる。組成物はゴ
ム質の耐衝撃性改良剤のような耐衝撃性改良剤を随意に
含むことができる。好ましくはこのような耐衝撃性改良
剤は組成物の合計重量に基づいて約30重量%未満、好
ましくは約20重量%未満、より好ましくは約15重量
%未満の量で利用される。代表的な耐衝撃性改良剤はオ
レフィン、ビニル芳香族モノマー、アクリルおよびアル
キルアクリル酸およびこれらのエステル誘導体並びに共
役ジエンからなる群から選ばれる1種以上のモノマーか
ら誘導される。特に好ましい耐衝撃性改良剤は室温で弾
性を示すゴム質の高分子量物質である。これらにはホモ
ポリマーと、ランダム、ブロック、ラジアルブロック、
グラフトおよびコア−シェルコポリマーを含むコポリマ
ーとの両者並びにこれらの組合せが含まれる。適当な改
質剤はゴム−様コアの上に1つ以上のシェルがグラフト
されて形成されたコア−シェルポリマーが含まれる。こ
のコアは典型的にはアクリレートゴムまたはブタジエン
ゴムから実質的になる。1つ以上のシェルがこのコアの
上にグラフトされるのが典型的である。このシェルは好
ましくはビニル芳香族化合物および/またはシアン化ビ
ニルおよび/またはアルキル(メタ)アクリレートを含
んでいる。これらのコアおよび/またはシェル(1つ以
上)は架橋剤および/またはグラフト剤として働くこと
のできる多官能性化合物をしばしば含んでいる。これら
のポリマーは通常幾つかの段階によって調製される。
トおよびオレフィンジエンターポリマーのようなオレフ
ィン含有コポリマーも耐衝撃性改良剤として使用でき
る。オレフィンアクリレートコポリマーの耐衝撃性改良
剤の例はエチレンエチルアクリレートである。例えば、
プロピレンとn−ブチルアクリレートのように、アルキ
ルアクリレートとのコポリマーには他のより高級なオレ
フィンモノマーも使用することができる。オレフィンジ
エンターポリマーは当業界で周知されており、一般にE
PDM(エチレン・プロピレン・ジエン)種のターポリ
マーの類に入る。これらの組成物にはポリエチレン、ア
ルファ−オレフィンとポリエチレンのコポリマーのよう
なポリオレフィンも使用される。ポリエステルを含有す
るブレンドの耐衝撃性の改良にはポリオレフィンとグリ
シジルアクリレートまたはメタクリレートとのコポリマ
ーが特に有効である。エチレンとアルキルアクリレート
またはメタクリレートおよびグリシジルメタクリレート
とのターポリマーが特に好ましいかもしれない。
して使用することができる。このようなポリマーの例は
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、
アクリロニトリル−ブタジエン−α−メチルスチレン、
スチレン−ブタジエン、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ン(SEBS)、メタクリレート−ブタジエン−スチレ
ン(MBS)およびその他のハイインパクトスチレン含
有ポリマーである。
よびテクスチャーのような追加の有益な特性を付与する
ために熱可塑性樹脂に無機充填剤を使用することも望ま
れることがある。代表的な無機の充填剤にはアルミナ、
非晶質シリカ、無水アルミノ珪酸塩、マイカ、長石、粘
土、タルク、ガラスフレーク、ガラス繊維、ガラスマイ
クロスフェアー、二酸化チタンのような金属酸化物、硫
化亜鉛、粉砕石英、等が含まれる。ある種無機充填剤は
樹脂組成物から成形された物品にセラミック−様の感じ
を提供しうる。本発明の熱可塑性樹脂組成物に使用され
る好ましい無機充填剤には硫酸バリウムおよびガラス繊
維が含まれる。
基づいて0乃至約65重量%、好ましくは約10乃至約
50重量%、最も好ましくは約10乃至約40重量%の
無機充填剤成分を含むことができる。ガラス繊維が最も
好ましい充填剤である。ポリエステル樹脂およびポリカ
ーボネート、ポリエステルカーボネートまたはポリアリ
ーレート樹脂を含有する熱可塑性樹脂組成物において
は、安定剤即ち抑制剤物質を使用することが好ましい。
典型的には、このような安定剤は0.001−10重量
%、好ましくは0.005−2重量%の添加水準で使用
される。好ましいこの安定剤には、有効量の、酸性燐酸
塩、少なくとも1つの水素またはアルキル基を有する
酸、アルキル、アリールまたは混成ホスファイト、周期
律表第IBおよびIIB族金属の燐酸塩、燐オクソ酸、金
属酸ピロ燐酸塩またはこれらの混合物が含まれる。或る
特定の化合物の安定剤として使用する適性および安定剤
としてどの程度の量使用すべきかの決定は、ポリエステ
ル、ポリエステルカーボネートまたはポリアリーレート
樹脂成分、ポリカーボネートに、この特定の化合物を添
加するかあるいは添加せずに混合物を調製しそれから溶
融粘度、ガスの発生、色の安定性またはインターポリマ
ーの生成に対する効果を見ることによって容易に決める
ことができる。酸性燐酸塩には燐酸二水素ナトリウム、
燐酸一亜鉛、燐酸水素カリウム、燐酸二水素カルシウ
ム、等が含まれる。ホスファイトは次式 からなることができる。ここに、上記式中、R1 、R2
およびR3 は水素、アルキルおよびアリールからなる群
から個々に選ばれ、但しR1 、R2 およびR3 の少なく
とも1つは水素である。
には燐酸亜鉛、燐酸銅等が含まれる。燐オクソ酸には亜
燐酸、燐酸、ポリ燐酸または次亜燐酸が含まれる。ポリ
酸ピロ燐酸塩は式 Mz xHyPnO3n+1 で表すことができ、ここに、上記式中、Mは金属であ
り、xは1−12の範囲の数であり、yは1−12の範
囲の数であり、nは2−10の数であり、zは1−5の
数であり、そして(xz)+yの和はn+2に等しい。
Mは好ましくはアルカリ金属またはアルカリ土類金属で
ある。
シート、フィルムまたは異形材への押出、圧縮成形等を
含めた種々の技術によって加工できる。これらはまた例
えば電気装置、コンピュータ、建築および建設、屋外装
置、トラックおよび自動車に使用するための種々の物品
に成形できる。
発明の範囲を限定する意味はない。以下の表に示される
実施例の成分は回転配合され次いでバレルおよびダイヘ
ッド温度490−510°F並びにスクリュ速度250
rpmで30mmの真空ベント式二軸スクリュー押出機
で押し出した。押出物は水浴に通して冷却してからペレ
ットにした。ガラス充填ブレンドはバレルおよびダイヘ
ッド温度490−510°F並びにスクリュー速度10
0rpmで真空ベント式の二重波形スクリュー(L/D
=30:1)を有する2.5インチHPM単軸スクリュ
ー押出機で押し出した。試験部品は約500−510°
Fの設定温度でVan Dorn成形機で射出成形した。ペレッ
トは射出成形前に強制空気循環オーブン内で250°F
で3−4時間乾燥した。
las Ci65/DMCウェザオメーターを使用してASTM G26耐候
試験法により耐候試験にかけた射出成形供試体で測定し
た。60°での光沢はASTM D523 を使用して測定した。
チップの色はD65 測色光源、10°観測器、鏡面部品を
含む拡散反射モードのACS CS-5 ChromoSensor で測定し
た。CIE カラースケールは"Principles of Color Techn
ology" F.W.Billmeyer& M.Saltzman/John Wiley & Son
s, 1966 に記載されている。色変化は△E(デルタE)
として表される。露出時間はキロジュール/m2として
測定される。
ノッチ付きアイゾットはASTMD256;66および
264psiでのHDTはASTM D648;二軸衝
撃はDynatup フ゛ラント゛の計器によるASTM D376
3;引張諸特性はASTMD638;曲げ諸特性はAS
TM D790;により測定した。物質の貯蔵弾性率
(E′)を温度の関数として測定するために動的機械分
析(DMA)を使用した。使用した分析器は複カンチレ
バー固定具が装備され3℃/分の加熱速度、1.0Hz
の周波数および20マイクロメーターの振幅で動作され
るTA Instruments モテ゛ル 2980 Dynamic Mechanical Anal
yzerであった。全ての供試体は射出成形され、概略2.
5インチ長、0.5インチ幅および0.125インチ厚
であった。E′はMpaとして測定した。DMAは図1
−4に示される幾つかの実施例が参照物質と比較した本
発明のブレンドの改善された弾性率対温度性能を更に例
示しているか否か追跡した。HDTはPolymer Engr.& S
ci.19(15),1104(1979)に記載されたTakemoriの方法を使
用してDMA値から測定できる。
ーは触媒としてテトライソプロピルチタネート(TP
T)を使用したジメチルテレフタレート(DMT)、ジ
メチル−5−ソジオスルホ−1,3−フェニレンジカル
ボキシレート(DMSIP)および1,4−ブタンジオ
ール(BD)の溶融重合によって生成された。例えば、
5.0モル%のスルホン酸塩を含有するPBT−アイオ
ノマー(PBT-5%SO3Na)は130℃に予め加熱
された40CV Helicone 反応器にDMTを123.3l
b、DMSIPを9.90lb、BDを100.1lb
およびTPTを43ml加えて生成された。このモノマ
ー混合物を次に大気圧の下に1.5℃/分の速度で22
5℃に加熱し、メタノール副生物の殆どを蒸留によって
除去した。次いで混合物を20mmHg/分の速度で圧
力を徐々に低下させその間同時に温度を1.5℃/分の
速度で250℃に上昇させた。真空下での合計時間は6
8分であった。この重合により250℃および剪断速度
約100/秒で約9,000ポイズの溶融粘度を有する
PBT−アイオノマーが生成された。
す。従って、与えられた表中の各実施例に対して、押出
条件、成形条件、試験条件等は同じである。”R
1”、”R2”等と表示された物質は参照物質であ
り、”E1”、”E2”等と表示された物質は本発明の
実施例である。
するブレンドの貯蔵弾性率(E′)に与える影響を示し
ている。表IIおよびIII に記載されたブレンドに対する
温度の関数としての貯蔵弾性率(E′)の比較(図1お
よび2を参照されたい)はスルホン酸塩基をPBT中に
導入するとPECを含有するブレンドに対して約80乃
至160℃でE′の劇的な増加をもたらすことを示して
いる。このE′の増加はPBT−アイオノマー/PEC
ブレンドが劇的に剛性であり、従ってこの温度範囲にわ
たって類似のPBT/PECブレンド(R1、R2)よ
りもクリープに対してより抵抗性であることを実証して
おり、これは寸法安定性にとって必要なことである。
の結晶化のためにR1およびR2に対して約120乃至
150℃の間で起きるE ′の増加(図1および2参
照)はE1−E7に対しては観察されなかった。この結
果は本発明の実施例はこの温度範囲にわたって金属スル
ホン酸塩アイオノマーを含まない参照ブレンドよりもよ
り優れた寸法安定性を有していることを示している。
してPECを含有するブレンドの全てが耐候性暴露で光
沢およびデルタEのより優れた保持を得ていることにも
注目されたい。実施例R4およびE8 PBT金属スルホン酸塩樹脂とBPAポリアリーレート
とのブレンドE8はまた標準のPBTと同じポリアリー
レートとのブレンドR4よりも改善された剛性を示して
いる。(図3を参照されたい) 表IV:PBT−アイオノマー/ポリアリーレートブレンドの実施例 実施例番号 R4 E8 PBT重量% 40 --- PBT-5%SO3Na重量% --- 40 PAr重量% 59.32 59.32カーホ゛ンフ゛ラック -B重量% 0.60 0.60H3PO3重量% 0.08 0.08 E′100℃(MPa) 280.90 859.10 E′125℃(MPa) 24.67 638.60E′150℃(MPa) 67.40 332.10 実施例R5およびE9−E10 PECとのブレンドにおけるPBTをPBT−アイオノ
マーで置き換えることにより得られる熱機械的特性の改
善は、表Vに記載されたE9のHDTがR5より増大し
ていることによって示されているように、ガラス充填物
質に対しても適用できる。HDTを改善することに加え
て、PBT−アイオノマーの存在は表Vに示されている
ようにペイントの接着を改善することも分かった。ペイ
ント接着はクロスハッチテープ引張試験を使用して試験
された。ペイントはRedSpot 206LE/317ウレタンまたはP
PG BWB9753ベースコートとプライマーであった。実施例
E10は本発明でのPETナトリウムスルホン酸塩コポ
リマーの使用を示している。
のブレンドを製造した(表VI)。このブレンドにはMB
Sコア−シェルゴムも加えた。これ以前の実施例におけ
ると同様に、全てのブレンドに酸性抑制剤(H3PO3)
が含有されてることに注意されたい。
びPBT/PArブレンドと同様に、PBT中にスルホ
ン酸塩基を導入するとPCとのブレンドに対するE′が
増大した(R6、R7およびR8に対するE11、E1
2およびE13の比較)。この結果はPBT−アイオノ
マー/PCブレンドがこの温度範囲にわたって類似のP
BT/PCブレンドよりも大きな剛性およびクリープ抵
抗性を有することを示している。
レンドの例が更に示されており、これには高いPC含有
量を有する耐衝撃性を改良されたPBT−アイオノマー
/PCブレンド(E14およびE15)が類似のPBT
/PCブレンド(R9およびR10)より著しく高いH
DTを有することが示されている。
量を増加するとHDTおよび貯蔵弾性率が増大される一
方でノッチ付きアイゾット衝撃強さによって計られるよ
うに良好な延性を維持している。図4は表VIIIに記載さ
れた実施例に対し貯蔵弾性率を温度の関数として示して
いる。
ブレンドの熱機械的諸特性が向上されるだけでなく、P
C含有ブレンドの低剪断レオロジー(吹込成形性)も向
上される。吹込成形で加工されるように設計されたプラ
スチック材料の重要な特性は拡張クリープであるが、こ
れは材料の融解された熱いフイルムが壊れたりあるいは
過度に伸びすぎることなく金型の2つの半部割型の間に
懸垂されていなければならないためである。この拡張ク
リープを特徴づけるように開発された試験ではPBT中
にスルホン酸塩基を導入するとPC含有ブレンドの拡張
クリープが劇的に減少されることが示された。この試験
は毛管レオメーターから240℃でプラスチックのスト
ランドを押出し、このストランドに重しを付け、そして
このストランドが規定された距離伸びるのにかかる時間
を測定することを含む。この時間は懸垂時間と言及され
ている。表IXから理解されるように、PBT−アイオノ
マーを含有するブレンド(E20−E23)の懸垂時間
は参照ブレンド(R12)よりも著しく長く、本発明の
ブレンド(E20−E23)に対してのより良好な加工
性を示している。
連したPBT−アイオノマー/ポリエステルカーボネー
トブレンドに対する温度の関数としての貯蔵弾性率
(E′)のグラフ。
PBT−アイオノマー/ポリエステルカーボネートブレ
ンドに対する温度の関数としての貯蔵弾性率(E′)の
グラフ。
オノマー/ポリアリーレートブレンドに対する温度の関
数としての貯蔵弾性率(E′)のグラフ。
E19に関連したPBT−アイオノマー/ポリカーボネ
ートブレンドに対する温度の関数としての貯蔵弾性率
(E′)のグラフ。
Claims (22)
- 【請求項1】 (a)式IA 【化1】 または式IB 【化2】 (ここに、上記式中、p=1−3、d=1−3、p+d
=2−6、n=1−5であり、Aは1つ以上の芳香族環
を含有するアリール基であり、スルホン酸塩置換基はア
リール環に直接結合されており、R″は2価のアルキル
基であり、そして金属スルホン酸塩基はエステル結合を
介してポリエステルに結合されている)で表される金属
スルホン酸塩単位を有するアルキレンアリールポリエス
テルコポリマー、および(b)式II 【化3】 (ここに、上記式中、Arはジカルボン酸またはジカル
ボン酸の混合物の二価の芳香族残基であり、Ar′は二
価フェノールまたは二価フェノールの混合物の二価の芳
香族残基であり、そしてxおよびyはそれぞれモル%に
基づいて0−100%でありうる)の反復単位を含有す
る本質的に非晶質のポリカーボネート、ポリエステルカ
ーボネートまたはポリアリーレートポリマーを含む熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 金属スルホン酸塩ポリエステルコポリマ
ー(a)が式IV 【化4】 (ここに、前記アイオノマー単位のxが0.1−50モ
ル%であり、Rはハロゲン、アルキル、アリール、アル
キルアリールまたは水素であり、R1 は直鎖、分岐また
は環式脂肪族アルカンジオールを含みそして2−12個
の炭素原子を含有するジオール反応物質から誘導され、
A1 は二価のアリール基である)を有する請求項1記載
の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 Rが水素であり、x=0.5−10モル
%であり、R1 がC2−C8 アルキルであり、そしてA
1 がイソ−またはテレ−フタル酸あるいはこれら2種の
混合物から誘導される請求項2記載の熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項4】 p=2、d=1、そしてMが亜鉛、ス
ズ、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である請求項
1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 式IVの金属スルホン酸塩ポリエステル
が、A1 がイソ−またはテレ−フタル酸あるいはこれら
の誘導体のジ酸成分からの残基であり、そしてR 1 がエ
チレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール
またはシクロヘキサンジメタノールおよびこれらの誘導
体から本質的になる群から選ばれるジオール成分からの
残基である請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 金属スルホン酸塩がイソ−またはテレ−
スルホフタレートである請求項1記載の熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項7】 Ar′が一般式VI 【化5】 (ここに、上記式中、A2 は1乃至約15個の炭素原子
を含有する二価の炭化水素基、1乃至約15個の炭素原
子およびハロゲンのような置換基を含有する置換された
二価の炭化水素基、−S−、−S(O)2 −または−O
−であり、各Xは水素、ハロゲンおよび1価の炭化水素
基例えば1乃至約8個の炭素原子のアルキル基、6乃至
約18個の炭素原子のアリール基、7乃至約14個の炭
素原子のアルアルキル基、1乃至約8個の炭素原子のア
ルコキシ基からなる群から個々に選ばれ、mは0または
1であり、そしてnは0乃至約5の整数である)によっ
て表される請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項8】 式IIにおいてx=0であり、前記非晶質
ポリマー(b)がポリカーボネート樹脂である請求項1
記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項9】 式IIにおいてy=0であり、前記非晶質
ポリマー(b)がポリアリーレート樹脂である請求項1
記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項10】 式IIのArがイソフタル酸、テレフタ
ル酸またはこれらの混合物の芳香族残基から誘導される
請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項11】 式IIのポリエステルカーボネートのx
がモル%で約10乃至約90であり、yがモル%で約9
0乃至約10である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項12】 AおよびArがベンゼンまたはナフタ
リン環から誘導され、Ar′がビスフェノール−Aから
誘導される請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項13】 ASTM D648を使用して測定さ
れた66psiでのHDTが金属スルホン酸塩コポリエ
ステルポリマーが金属スルホン酸塩基を持たない類似の
ポリエステルで置換された類似の物質よりも高い請求項
1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項14】 (c)酸性OH基を有するホスファイ
ト、酸性燐酸塩、酸性ピロ燐酸塩およびその酸性塩、周
期律表第IBおよびIIB族金属の燐酸塩、および燐オク
ソ酸からなる群から選ばれる抑制剤を更に含む請求項1
記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項15】 ゴム質耐衝撃性改良剤を更に含む請求
項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項16】 耐衝撃性改良剤がゴム質の幹部と硬質
ポリマーのグラフトまたはシェルを含むグラフトコポリ
マーである請求項15記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項17】 グラフトコポリマーがメチルメタクリ
レート−ブタジエン−スチレングラフトコポリマー、メ
チルメタクリレート−ブチルアクリレートグラフトコポ
リマーおよびアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
グラフトコポリマーから選ばれる請求項16記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項18】 アルキルアクリレートまたはメタクリ
レート単位0−80モル%含むポリオレフィンのグリシ
ジルアクリレートまたはメタクリレートとのコポリマー
を更に含む請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項19】 非−金属スルホン酸塩ポリエステルを
更に含む請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項20】 好ましい非−金属スルホン酸塩ポリエ
ステルがPBT、PPTまたはPETを含む請求項19
記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項21】 非−金属スルホン酸塩ポリエステルが
金属スルホン酸塩ポリエステルの重量に基づいて約5乃
至約50重量%である請求項19記載の熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項22】 金属スルホン酸塩ポリエステル(a)
が組成物の重量に基づいて5乃至70重量%の量存在
し、成分(b)が約5乃至約70重量%の量存在し、前
記樹脂が約0.01乃至約2重量%の抑制剤および0乃
至約30重量%のゴム改質剤並びに0乃至約60重量%
の充填剤または強化剤を含んでいる請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。
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