JPH1130965A

JPH1130965A - 位置を知らせるマンホール

Info

Publication number: JPH1130965A
Application number: JP9228803A
Authority: JP
Inventors: Seizo Tanabe; 誠三田辺
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-07-11
Filing date: 1997-07-11
Publication date: 1999-02-02

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】火災や災害で停電しても暗闇で電波や光が発光
し、消火栓等の位置を確実に知らせる。【解決手段】丈夫なケースの中に電気装置を取り付け
る。アンテナや太陽電池は光の邪魔に成らない位置に取
り付ける。発光は道路鋲のように強力で無くても良い。
暗闇で１００メートル程度の距離から見えれば良い。電
波の到達距離も同じ事。光センサーで暗くなったら動作
させたり、音響装置を組み込んで、こちらから電波や赤
外線等を発信し、応答させても良い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明の「位置を知らせるマン
ホール」は、緊急を要する消火栓の様なマンホールに取
り付けたり、マンホールの近くに設置する。火災や災害
で停電しても暗闇で電波や光が発光し、消火栓等の位置
を確実に知らせる。パニックの中、地図を頼りに探すよ
り電波や光で探す方が遙かに早い。火災の場合１秒でも
早い消火が期待される。都市は防火水槽や防火用水、
川、池等の水は無くなる一方で、消火栓に頼ることにな
る。これらは数が多く必要であり管理が大変になる。そ
こで特許の「位置を知らせるマンホール」の様に、接近
する消防車により早く知らせることが必須である。

【０００２】

【従来の技術】従来よりのマンホールは、鋳物で消火栓
と書いて有る物や、目立つ色で消火栓の表示がしてある
ものがあるが、目立つ色の消火栓でも、暗闇ではかすか
に見える程度で探しにくい。まして夜の火災現場はパニ
ックの中、消そうとしてかけた水や灰や煤などで汚れ、
見難い場合も考えられる。この「位置を知らせるマンホ
ール」は、それらの欠点を無くする物で、過去には無か
った。又道路で見かける光る道路鋲が有るが、目的と構
造が違い、この特許の「位置を知らせるマンホール」と
は違する。大きく違うことに、電波を発信する機能が有
り、これは道路鋲に全く不要な物である。この電波は本
特許での重要な装置にあたる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】太陽電池で光る道路鋲
をよく見かける。これらのシステムは既に完成されてい
る。電波の発信もコードレス電話やワイヤレスマイクを
見る限り、これも完成されている。車が往来する中で踏
まれても壊れない道路鋲。真夏の炎天下で壊れない道路
鋲。大雨の中でも平気な道路鋲。基本システムは既に揃
っている。そこでそれらのハイテクを緊急用のマンホー
ル等に取付「位置を知らせるマンホール」等とすれば、
夜の停電した火災現場や災害現場で、より早く発見でき
る。また電波の混信の心配は、コードレス電話の普及を
見る限り心配はない。

【０００４】

【作用】マンホールの蓋に穴などを開けて電気装置を
取り付ける。荷重破壊が心配ならば蓋に埋め込んでも良
い。又道路鋲の様に道路に取り付けても良い。発光は赤
以外に緑、黄、青が有り、単色又は複合して道路鋲と区
別しても良い。電波の発信器は周波数を選べば自由な物
が出来る。電波の強さを選べは混信の障害も避けられ
る。ワイヤレスマイクやコードレス電話の様に微弱の電
波で良い、これらは電波法でも届け出の必要が無い。
夜、火災が発生した。消防車が現場に向かう。同乗のナ
ビゲータが電波又は発光を探せば、到着と同時に消火に
かかれる。１秒を争う消火はより早く消火栓を発見する
かに関わる。又昼間の火災は従来の様に目視により探せ
るので、消火栓等のマンホールの機能は変わらない。

【０００５】

【実施例】丈夫なケースの中に電気装置を取り付ける。
アンテナや太陽電池は光の邪魔に成らない位置に取り付
ける。発光は道路鋲のように強力で無くても良い。暗闇
で１００メートル程度の距離から見えれば良い。電波の
到達距離も同じ事。消費電力は道路鋲より少なく、蓄電
池等の負担が少ない。よって太陽電池や蓄電池を小型に
することが可能であり、コストの低下に結びつくし、荷
重に対しても有利に成る。又、リチューム電池のような
エネルギーの大きな電源で作れば、太陽電池が不要とな
る。光センサーで暗くなったら動作させたり、音響装置
を組み込んで、こちらから電波や赤外線等を発信し、応
答させても良い。電波は常時発信し、光は夜だけ発光さ
せても良い。ディザインや設計は自由で幾多の形が作れ
るが、それらもこの特許に含む。

【０００６】

【発明の効果】ここでは消火栓について述べるが、ガ
ス、通信、電気、水道等のライフラインにも使用が可能
である。まず優先順の高い火災では、１秒を争う事は既
に述べた。現在の消防では、火災現場に到着すると地図
を広げて消火栓を探すが、このハイテクの時代、より早
く確実な方法で探せなければ成らない。昼間なら電波を
利用して探査し、その付近を探せば良い。電波を使って
動物などの位置を調べる事は有名だけれど、アンテナが
大きい。電波の周波数を高くすればアンテナは小型にな
り、より感度の高いアンテナを作れる。最近のコードレ
ス電話はアンテナが小さく受話器の中に内蔵してある。
それらは送信と受信との組み合わせで、相手の声を受信
し、こちらの声を親機に送信する。１００メートル程度
の使用が可能で、この「位置を知らせるマンホール」と
共通の機能を持つ。親機の電話機に付いているアンテナ
はホイツプ式と呼ばれ感度は低い。よく見かけるＵＨＦ
テレビアンテナは小さくて感度が高く、テレビ局の方向
に向けて受信をする。それ以外では電波は受信出来ず、
信号は無くテしビは見えない。この理論を利用して「位
置を知らせるマンホール」を探せば方向は直ぐに解る。
消火栓等の取付場所も大凡決まりがあり、道路の方向に
有り一瞬に探せるはずである。光は消防車に見えるよう
に取り付ければ良く、道路鋲の様に４方に発光させる必
要は無い。又設置する時に道路の状況に合わせて取り付
ければ良く、方向の調整が出来るように設計すれば良
い。発光の間隔も遅くても良い、明るさも道路鋲より暗
くても十分だ。市民が夜も光り続ける消火栓を認知し、
安心できる気持ちになる。丁度ホテルなどで見かける非
常口誘導灯に似ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】これは分かり易く書いた図で、ここでは消火栓
で説明をする。丸いマンホールも構造敵に違わない。上
部の図は道路で良く見かける消火栓の取り付けられた状
態を示す。（１）はマンホールの蓋で、これを開けると
下に消火栓の水道接続栓がある。（２）は枠で蓋との組
み合わせで鋳物で出来ていて、殆どが舗装の中に埋まっ
ている。（３）は開閉バール穴で蓋を開けるときに使
う。（７）は蓋の近くに取り付ける電気装置で、太陽電
池や発信器、光の発光器を持つ、アンテナは邪魔になら
ない様に組み込み、既設の消火栓等の近くに取り付け
る。下部の図の（４）は蓋に取り付ける電気装置で
（７）の蓋の近くに取り付ける電気装置と同じ装置で、
ケースの取り付ける方法が違うだけである。

【図２】この図は「位置を知らせるマンホール」の構造
を説明する物で、マンホールに取り付けた場合の簡単な
説明で、（１）から（４）と（７）は既に説明したので
略す。下の図は分かり易く書いた断面図で丁度（４）の
蓋に取り付ける電気装置の部分から切断した図である。
（５）は舗装で隠れた枠で、工事が終わると見えなくな
る。（６）は舗装でアスファルトやコンクリートで
（５）の舗装で隠れた枠を固定する。

【符号の説明】

１マンホールの蓋。２枠。
３開閉バール穴。４蓋に取り付ける電気装置。
５舗装で隠れた枠。６舗装。７蓋の近くに
取り付ける電気装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】マンホールの蓋又は、蓋の近くに丈夫に出
来たケースに収めた電波の発信機と、光の発光器を備え
た電気装置を取り付ける。それらは太陽電池と蓄電池と
の組み合わせ、もしくは電池によりマンホールの位置を
知らせるものとする。この構造の物を特許の「位置を知
らせるマンホール」と言う。