JPH11308373A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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JPH11308373A
JPH11308373A JP10113774A JP11377498A JPH11308373A JP H11308373 A JPH11308373 A JP H11308373A JP 10113774 A JP10113774 A JP 10113774A JP 11377498 A JP11377498 A JP 11377498A JP H11308373 A JPH11308373 A JP H11308373A
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audio data
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JP10113774A
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Inventor
Sumio Iwase
純夫 岩瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Communication Control (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネット電話においては、音質が粗悪
で、通話が途切れたり、欠落したり、歪んだりする場合
がある。 【解決手段】送信バッファ15に想定している量よりも
多くの音声データが蓄積された場合には、データ量制御
部16が量子化部14の量子化ステップを操作して、生
成するデータ量が少なくなるようにする。それでも送信
バッファ15が満杯に近くなった場合には、音声合成部
17より通話が停止する可能性がある旨の報知を行い、
送信バッファ15が満杯になった時点でデータの生成を
停止する。送信バッファ15が空に近い場合には、量子
化部14の量子化ステップを細かくし、データ量が増え
てもよいので良好な音質のデータが送れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、いわゆ
るインターネット電話(インターネットフォン)のよう
な、ネットワークを介して通常の電話のような音声によ
る通信を行う情報通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のコンピュータを接続し、たとえば
種々のデータを検索し獲得することができたり、メール
などを簡単に伝送できるようにしたコンピュータネット
ワークの発達が著しい。特に、世界的な規模で構築され
ているインターネットは、国などの枠を越えた新たな情
報処理環境を提供しており、より一層の発展が期待され
ている。
【0003】このようなインターネットを介したサービ
スの1つであって、近年提案されているものの中に、イ
ンターネット電話(インターネットフォン)なるものが
ある。これは、インターネットを使い、電話のように音
声により会話ができるようにしようとするものであり、
情報圧縮技術の進展や演算処理装置の高性能化により実
現されるようになったものである。このインターネット
電話は、通常は、パーソナルコンピュータなどに搭載さ
れたソフトウェアにより実現され、パーソナルコンピュ
ータに付属したマイクロフォンやスピーカなどを用いて
音声の入出力を行っているものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなインターネット電話は、実用性の面でいくつかの問
題があり、広く用いられてはいない。基本的にインター
ネットのようなネットワークは、音声を伝送するのに適
した方式ではない。伝送データを十分に確保したり、リ
アルタイム性を維持するのが難しいからである。そのた
め、インターネット電話では非常に高い圧縮率で、すな
わち低いデータ量で符号化した音声データを伝送するこ
とになり、音質は粗悪なものとなるという問題がある。
また、通話が途切れたり、欠落したり、歪んだりする場
合があるという問題もある。
【0005】したがって、本発明の目的は、通話中に会
話が途切れたり、欠落したり、急激に著しく歪んだりす
るのを防ぎ、実用に十分供することができるような実用
的な、ネットワークを介して音声による通話が行える情
報通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の情
報通信装置は、複数のノードが接続されたネットワーク
に接続され、任意の前記ノードと音声データの通信を行
う情報通信装置であって、送信対象の音声データに対し
て、所定のデータ処理を施して、要求される所定のデー
タ量の送信用音声データを順次生成する送信用音声デー
タ生成手段と、前記生成された送信用音声データを順次
記録する送信用バッファと、前記送信用バッファに記録
されている送信用音声データを読み出し、前記ネットワ
ーク介して所望の前記ノードに送信する送信手段と、前
記送信用バッファに記録されている送信用音声データの
蓄積データ量に基づいて、前記送信用音声データ生成手
段における送信用音声データの生成データ量を決定し、
当該送信用音声データ生成手段に対して、前記送信用音
声データを前記決定した生成データ量で生成するように
要求するデータ量制御手段とを有する。
【0007】好適には、前記データ量制御手段は、前記
蓄積データ量が所定の第1の基準量より多い場合に、当
該蓄積データ量が前記第1の基準量より少ない場合の前
記生成データ量より少ない所定の生成データ量で、前記
送信用音声データが生成されるように、前記送信用音声
データ生成手段に対して要求する。また好適には、前記
データ量制御手段は、前記蓄積データ量が、前記送信用
バッファが空に近い状態の所定の第2の基準量より少な
い場合に、当該蓄積データ量が前記第2の基準量より多
い場合の前記生成データ量より多い所定の生成データ量
で、前記送信用音声データが生成されるように、前記送
信用音声データ生成手段に対して要求する。
【0008】また好適には、前記送信用バッファが満杯
に近い状態になった時に、前記音声データの送信が停止
する可能性のある旨の第1の報知を行う報知手段をさら
に有する。さらに好適には、前記報知手段は、前記送信
用バッファが満杯になった時に、前記音声データの送信
が停止した旨の第2の報知を行う。特定的には、前記報
知手段は、音声出力により前記報知を行う。好適には、
前記データ量制御手段は、前記蓄積データ量が、前記送
信用バッファが満杯に近い状態の所定の第3の基準量よ
り多くなった場合に、前記報知手段に対して前記第1の
報知を行わせ、前記蓄積データ量が、前記送信用バッフ
ァが満杯になった場合に、前記報知手段に対して前記第
2の報知を行わせる。
【0009】特定的には、前記送信用音声データ生成手
段は、送信対象の音声データを所定の符号化方式により
符号化する符号化手段を有し、前記符号化手段における
符号化レートを制御して、前記要求される所定のデータ
量の送信用音声データを順次生成する。また特定的に
は、前記送信用音声データ生成手段は、符号化された送
信対象の音声データに対して量子化を行う量子化手段を
有し、前記量子化手段における量子化ステップを調整し
て、前記要求される所定のデータ量の送信用音声データ
を順次生成する。
【0010】特定的には、前記ネットワークはインター
ネットであり、前記送信手段は、前記送信用バッファに
記録されている送信用音声データを、TCP(トランス
ミッション・コントロール・プロトコル)/IP(イン
ターネット・プロトコル)プロトコルにより通信可能な
伝送用信号に変換し、前記ネットワークを介して所望の
前記ノードに送信する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1および図2を参照して説明する。本実施の形態におい
ては、インターネットを介して音声により通話を行うイ
ンターネット電話装置を例示して、本発明を説明する。
図1は、そのインターネット電話装置10の構成を示す
ブロック図である。インターネット電話装置10は、音
声入力部11、アナログ/デジタル(A/D)変換部1
2、符号化部13、量子化部14、送信バッファ15、
データ量制御部16、音声合成部17、ネットワークイ
ンターフェイス(I/F)18,受信バッファ19、逆
量子化部20、復号化部21、デジタル/アナログ(D
/A)変換部22および音声出力部23を有する。
【0012】まず、各部の機能・構成について説明す
る。音声入力部11は、本実施の形態のインターネット
電話装置10においては通常のマイクロフォンであり、
使用者の発話内容を電気信号に変換してA/D変換部1
2に出力する。A/D変換部12は、音声入力部11よ
り入力されたアナログ音声信号を、デジタル信号に変換
して、生成したデジタル音声データを符号化部13に出
力する。
【0013】符号化部13は、A/D変換部12より入
力されるデジタル信号に変換された音声データにして、
所定の符号化方式により符号化を行い、量子化部14に
出力する。量子化部14は、符号化部13より入力され
る符号化された音声データを、後述するデータ量制御部
16により指示される量子化ステップにより量子化を行
い、その結果を送信バッファ15に出力する。また、量
子化部14は、音声データの送出が滞り送信バッファ1
5に過度に音声データが蓄積された場合には、データ量
制御部16からの制御信号に基づいて、量子化動作を停
止して、音声データの送信バッファ15への出力を停止
する。
【0014】送信バッファ15は、量子化部14より入
力される量子化された音声データを一時的に記憶する。
記憶した音声データは、ネットワークI/F18からイ
ンターネットに対するデータ送出に応じて適宜読み出さ
れる。また、送信バッファ15は、バッファリングして
いる音声データのデータ量を示す情報を、データ量制御
部16に出力する。インターネット50に送出されるデ
ータ量は、ネットワークのトラフィック量などに応じて
変動する。したがって、送信バッファ15はこの変動を
吸収して、生成した音声データを適宜送出するためのバ
ッファである。
【0015】データ量制御部16は、送信バッファ15
より入力される送信バッファ15にバッファリングされ
ている音声データの量を示す情報に基づいて、量子化部
14で行う量子化の量子化ステップを決定し、量子化部
14に対して指示する。また、前述したように、送信バ
ッファ15に過度のバッファリング音声が蓄積された場
合には、それ以上音声データを送信バッファ15に出力
しないように量子化部14を制御する。また、このよう
な音声データの伝送状態やそれに基づく対応などを使用
者が認識可能なように、音声合成部17に対して、それ
らの情報を音声出力するように指示を行う。
【0016】データ量制御部16における、この量子化
部14および音声合成部17に対する種々の動作指示・
動作制御方法について図2を参照して説明する。データ
量制御部16は、入力される送信バッファ15のバッフ
ァリング音声データ量を、送信バッファ15の全記憶容
量を参照して決定される所定の基準データ量と比較する
ことにより、量子化ステップおよび量子化動作の停止な
どを決定する。この基準データ量としては、図2に示す
ように、想定する通常のレートで音声データが伝送され
ている場合のバッファリング音声データ量の上限近傍に
設定される第1の基準値THL1 と、送信バッファ15
がフル状態に近くなったことを検出するための第2の基
準値THL2 と、送信バッファ15がエンプティ状態に
近くなったことを検出するための第3の基準値THL3
とを用いる。
【0017】これらの基準値を参照して行うデータ量制
御部16の具体的な動作について説明する。入力された
バッファリング音声データ量が第3の基準値THL3
第1の基準値THL1 の時は、想定した通常のレートで
音声データが伝送されているものとして、データ量制御
部16は、所定の定常状態の量子化ステップで量子化を
行うように量子化部14に指示を行う。
【0018】また、バッファリング音声データ量が第1
の基準値THL1 〜第2の基準値THL2 の時は、音声
データの送出が順調に行われておらず、送信バッファ1
5に送出用音声データが溜まっていることを示している
ので、データ量制御部16は、送信バッファ15に対し
て、発生するデータ量を抑制するように、大きな量子化
ステップで量子化を行うように指示を行う。
【0019】また、バッファリング音声データ量が第2
の基準値THL2 を越えた場合には、送信バッファ15
がFULL状態になり、新たに生成した音声データを送
信バッファ15に出力することができなくなることが予
想されるので、データ量制御部16は音声合成部17に
対して、「まもなく送信ができなくなります」というよ
うな送信が不可能になる旨の音声出力を行うように指示
を行う。
【0020】そして、送信バッファ15が実際にFUL
L状態になった時には、データ量制御部16は、量子化
部14に対して新たな音声データを生成する量子化動作
を停止させるように、また、音声合成部17に対して
「送信できません」というような送信が不可能になった
旨の音声出力を行うように、各々指示を行う。
【0021】この状態で、送信バッファ15に空き領域
が発生した場合には、データ量制御部16は、量子化部
14に対して量子化動作を再開させるように、また、音
声合成部17に対して「送信を再開します」というよう
な送信を再開する旨の音声出力を行うように、各々指示
を行う。
【0022】一方で、バッファリング音声データ量が第
3の基準値THL3 以下となった場合には、音声データ
が想定したレートよりも高い伝送レートで順調に送出さ
れることになるので、量子化部14に対して量子化ステ
ップを小さくして量子化を行うように指示を行う。すな
わち、発生するデータ量が増えても問題がないので、よ
り高音質で音声データの伝送が行われるようにする。
【0023】音声合成部17は、データ量制御部16よ
り入力される前述したような所定の情報の音声出力の指
示に基づいて、実際に音声合成を行い、使用者に対して
音声出力する。
【0024】ネットワークI/F18は、インターネッ
ト電話装置10とインターネットとのデータの授受を制
御するインターフェイスである。ネットワークI/F1
8は、送信バッファ15より順次送信用の音声データを
読み出して、TCP(トランスミッション・コントロー
ル・プロトコル)/IP(インターネット・プロトコ
ル)プロトコルデータを生成し、インターネット電話装
置10の図示せぬ制御部より指示されるIPアドレスで
示されるインターネットの所望のノードに送出する。ま
た、ネットワークI/F18は、インターネットより受
信したデータを、受信バッファ19に順次出力する。
【0025】受信バッファ19は、ネットワークI/F
18より入力される受信音声データを一時的に記憶する
バッファである。受信バッファ19に記憶されたデータ
は、再生に適したレートで適宜読み出され、逆量子化部
20に出力される。
【0026】逆量子化部20は、受信バッファ19より
読み出した受信音声データを逆量子化し、その結果のデ
ータを復号化部21に出力する。
【0027】復号化部21は、逆量子化部20より入力
された逆量子化された音声データを復号化し、復号化さ
れたデジタル音声データをD/A変換部22に出力す
る。
【0028】D/A変換部22は、復号化部21より入
力される復号化されたデジタル音声データをD/A変換
してアナログ音声データを生成し、音声出力部23に出
力する。
【0029】音声出力部23は、本実施の形態のインタ
ーネット電話装置10においてはスピーカ装置であり、
D/A変換部22より入力される音声データに基づい
て、音声出力を行う。
【0030】次に、インターネット電話装置10の動作
について説明する。なお、ここでは、通話先のIPアド
レスは、図示せぬインターネット電話装置10の制御部
および数字入力手段などにより予めインターネット電話
装置10に設定されているものとする。インターネット
電話装置10の使用者が、音声入力部11に対して会話
を開始すると、音声入力部11で生成された音声信号
は、A/D変換部12でデジタル音声データに変換さ
れ、符号化部13で符号化され、量子化部14で所定の
定常状態の量子化ステップで量子化され、送信バッファ
15に蓄積される。そして、ネットワークI/F18が
送信バッファ15に記憶されているデータを順次読み出
し、前述したIPアドレスを用いてTCP/IPプロト
コルデータを生成し、インターネットに送出する。
【0031】また、インターネットから受信したデータ
は、一旦受信バッファ19に蓄積された後、逆量子化部
20で逆量子化されて、復号化部21で復号化されて、
D/A変換部22でD/A変換されてアナログ信号に変
換されて、音声出力部23より出力される。
【0032】このように通話を行うが、音声データの送
出に関して、通常に想定される伝送レートでインターネ
ットに対してデータの送出が行われている時は、送信バ
ッファ15には第3の基準値THL3 〜第1の基準値T
HL1 程度のデータ量が蓄積され、使用者の発声により
生成される音声データと、インターネットのたとえばト
ラフィック量に依存して決定される伝送データとの非同
期性が、送信バッファ15により完全に解消される。し
かし、なんらかのインターネットの状態によりネットワ
ークI/F18からのデータ送出量が少なくなった場合
には、送信バッファ15には想定している量よりも多く
の音声データが蓄積されることになる。
【0033】データ量制御部16は、送信バッファ15
のバッファリング音声データ量を監視しているので、送
信バッファ15のバッファリング音声データ量が第1の
基準値THL1 を越えると、その状態がデータ量制御部
16で検出され、データ量制御部16は、量子化部14
に対して量子化ステップを粗くし、発生データ量を少な
くするように指示する。その結果、同じような通話に対
して送信バッファ15に新たに蓄積されるデータ量は抑
制されて、ネットワークI/F18からの伝送データ量
がある程度のレベルであれば、送信バッファ15のバッ
ファリング音声データ量は次第に少なくなり、第1の基
準値THL1 以下の適正な量となる。送信バッファ15
のバッファリング音声データ量が第1の基準値THL1
以下となれば、データ量制御部16は量子化部14に対
して元の定常状態の量子化ステップで量子化を行うよう
に指示し、通常の状態での量子化が再開される。
【0034】量子化ステップを粗くして、発生データ量
を少なくしたとしても、さらにネットワークI/F18
からの伝送データ量が少ない場合には、送信バッファ1
5のバッファリング音声データ量はさらに増加する。こ
のような場合、そのバッファリング音声データ量が第2
の基準値THL2 を越えると、データ量制御部16は音
声合成部17に対して、もうすぐ通話ができなくなる旨
の報知を使用者に対して行うように指示される。使用者
は、その報知を聴いて、会話を少なくして無音時間を増
やすとか、途切れてはいけないような重要な内容の会話
を行わないなどの対応をとることができる。
【0035】そして、実際に送信バッファ15がFUL
L状態となった場合には、データ量制御部16は量子化
部14の量子化動作を停止させ、新たな送出用音声デー
タの生成を中断する。これにより、送信バッファ15に
空き領域が発生したら、データ量制御部16は再び粗い
量子化ステップで量子化部14の量子化を開始させる。
さらに、順調にデータが送出されて、バッファリング音
声データ量が第1の基準値THL1 以下となった、前述
したように、データ量制御部16は量子化部14に対し
て元の定常状態の量子化ステップで量子化を行うように
指示し、通常の状態での量子化が再開される。
【0036】また、バッファリング音声データ量が第3
の基準値THL3 以下となった場合には、音声データが
想定したレートよりも高い伝送レートで順調に送出され
ることになるので、データ量制御部16は量子化部14
に対して量子化ステップを小さくして量子化を行うよう
に指示を行う。その結果、より高音質で音声データの伝
送が行われるようになる。
【0037】以上説明したように、本実施の形態のイン
ターネット電話装置10によれば、インターネット回線
の伝送データレートが変動した場合に、その変動状態に
応じて発生する音声データ量を制御し、その変動に応じ
た状態で通話を行えるようにしている。したがって、通
話中に会話が途切れたり、欠落したり、急激に著しく歪
んだりすることを、極力避けることができる。
【0038】また、仮に通話が不可能になるような場合
でも、その事を事前に音声出力により知らせてくれるの
で、たとえば会話を控えるとか、重要な会話を行わない
などの対策を、講じることができるため、インターネッ
ト電話装置の基本的な短所に対応を行うことができ、イ
ンターネット電話装置の実用性を高めることができる。
さらに、インターネットにおいてデータ伝送が高いレー
トで順調に行えている場合には、量子化ステップを細か
くして、より良好な音質での通話が可能になり、その点
でもインターネット電話装置10をより有効な通話手段
とすることができる。
【0039】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態においては、量子化部14における量子化ステ
ップを制御することにより、発生する音声データの量を
制御するようにしたが、本発明の主旨は発生する音声デ
ータの量を制御することにあり、その方法は量子化ステ
ップを変更することに限られるものではない。たとえ
ば、A/D変換部12におけるサンプリングレートを変
更したり、A/D変換部12における量子化ステップを
変更したりして、発生するデータ量を制御するようにし
てもよい。また、符号化部13における符号化時に、そ
の符号化方法に適した方法により発生するデータ量を制
御するようにしてもよい。
【0040】また、本実施の形態においては、インター
ネット電話装置10は独立した装置として示したが、た
とえば、ワークステーションやパーソナルコンピュータ
上に、アドインボードのようなハードウェアを含む形態
で、あるいはソウフトウェアにより搭載されたような形
態で構成されるものであってもよい。またその際には、
その計算機に備わっているインターフェイスなどの機能
・構成をインターネット電話装置10の構成部の一部と
して用いて、インターネット電話装置10を構成するよ
うにしてもよい。
【0041】また、本実施の形態においてインターネッ
ト電話装置10は、ネットワークI/F18が直接的に
インターネットと接続され、インターネット電話装置1
0自体がインターネットのノードを構成するように、イ
ンターネットに接続されていた。しかし、たとえば、交
換回線あるいは専用回線を介して、他のホストコンピュ
ータにダイヤルアップIP接続することによりインター
ネットと接続するようにしてもよい。
【0042】また、インターネット電話装置10の音声
入力部11は、本実施の形態においてはマイクロフォン
であり、これにより直接音声を入力できるものであっ
た。しかし、たとえば、電話機や、音声入力を行うこと
のできるたとえばパーソナルコンピュータなどの種々の
装置などにより入力され生成された音声データが、イン
ターネット電話装置10に入力されるような構成でもよ
い。また、音声出力部23も、インターネット電話装置
10に内蔵される必要はなく、他の音声出力可能な機器
に受信した音声データを出力するような構成でもよい。
そのような場合には、インターネット電話装置10はイ
ンターネット電話アダプタ装置というべき構成となる
が、そのような装置も本発明の範囲内であることは明ら
かである。
【0043】また、本発明は、ネットワークを介して音
声による情報通信を行うものであるがその形態にはなん
ら制約されるものではない。本実施の形態のように通常
の電話のような同時双方向通信に本発明を適用してもよ
いし、タイムラグを許すボイスメールのような形態で適
用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報通信
装置によれば、ネットワークの状態に応じた形態で通話
を行えるようにしているので、通話中に会話が途切れた
り、欠落したり、急激に著しく歪んだりすることを極力
避けることができる。また、仮に通話が不可能になるよ
うな場合は事前に報知され、伝送が順調に行えている場
合にはより良好な音質での通話が可能となるので、より
実用的な、そのようなネットワークを介した音声による
情報通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のインターネット電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したインターネット電話装置の送信バ
ッファのデータ制御方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10…インターネット電話装置、11…音声入力部、1
2…A/D変換部、13…符号化部、14…量子化部、
15…送信バッファ、16…データ量制御部、17…音
声合成部、18…ネットワークI/F、19…受信バッ
ファ、20…逆量子化部、21…復号化部、22…D/
A変換部、23…音声出力部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノードが接続されたネットワークに
    接続され、任意の前記ノードと音声データの通信を行う
    情報通信装置であって、 送信対象の音声データに対して、所定のデータ処理を施
    して、要求される所定のデータ量の送信用音声データを
    順次生成する送信用音声データ生成手段と、 前記生成された送信用音声データを順次記録する送信用
    バッファと、 前記送信用バッファに記録されている送信用音声データ
    を読み出し、前記ネットワーク介して所望の前記ノード
    に送信する送信手段と、 前記送信用バッファに記録されている送信用音声データ
    の蓄積データ量に基づいて、前記送信用音声データ生成
    手段における送信用音声データの生成データ量を決定
    し、当該送信用音声データ生成手段に対して、前記送信
    用音声データを前記決定した生成データ量で生成するよ
    うに要求するデータ量制御手段とを有する情報通信装
    置。
  2. 【請求項2】前記データ量制御手段は、前記蓄積データ
    量が所定の第1の基準量より多い場合に、当該蓄積デー
    タ量が前記第1の基準量より少ない場合の前記生成デー
    タ量より少ない所定の生成データ量で、前記送信用音声
    データが生成されるように、前記送信用音声データ生成
    手段に対して要求する請求項1に記載の情報通信装置。
  3. 【請求項3】前記データ量制御手段は、前記蓄積データ
    量が、前記送信用バッファが空に近い状態の所定の第2
    の基準量より少ない場合に、当該蓄積データ量が前記第
    2の基準量より多い場合の前記生成データ量より多い所
    定の生成データ量で、前記送信用音声データが生成され
    るように、前記送信用音声データ生成手段に対して要求
    する請求項2に記載の情報通信装置。
  4. 【請求項4】前記送信用バッファが満杯に近い状態にな
    った時に、前記音声データの送信が停止する可能性のあ
    る旨の第1の報知を行う報知手段をさらに有する請求項
    3に記載の情報通信装置。
  5. 【請求項5】前記報知手段は、前記送信用バッファが満
    杯になった時に、前記音声データの送信が停止した旨の
    第2の報知を行う請求項4に記載の情報通信装置。
  6. 【請求項6】前記報知手段は、音声出力により前記報知
    を行う請求項5に記載の情報通信装置。
  7. 【請求項7】前記データ量制御手段は、 前記蓄積データ量が、前記送信用バッファが満杯に近い
    状態の所定の第3の基準量より多くなった場合に、前記
    報知手段に対して前記第1の報知を行わせ、 前記蓄積データ量が、前記送信用バッファが満杯になっ
    た場合に、前記報知手段に対して前記第2の報知を行わ
    せる請求項6に記載の情報通信装置。
  8. 【請求項8】前記送信用音声データ生成手段は、送信対
    象の音声データを所定の符号化方式により符号化する符
    号化手段を有し、前記符号化手段における符号化レート
    を制御して、前記要求される所定のデータ量の送信用音
    声データを順次生成する請求項3に記載の情報通信装
    置。
  9. 【請求項9】前記送信用音声データ生成手段は、符号化
    された送信対象の音声データに対して量子化を行う量子
    化手段を有し、前記量子化手段における量子化ステップ
    を調整して、前記要求される所定のデータ量の送信用音
    声データを順次生成する請求項3に記載の情報通信装
    置。
  10. 【請求項10】前記ネットワークはインターネットであ
    り、 前記送信手段は、前記送信用バッファに記録されている
    送信用音声データを、TCP(トランスミッション・コ
    ントロール・プロトコル)/IP(インターネット・プ
    ロトコル)プロトコルにより通信可能な伝送用信号に変
    換し、前記ネットワークを介して所望の前記ノードに送
    信する請求項3に記載の情報通信装置。
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