JPH11307136A - 密閉式蓄電池の気密試験装置 - Google Patents
密閉式蓄電池の気密試験装置Info
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- JPH11307136A JPH11307136A JP10116879A JP11687998A JPH11307136A JP H11307136 A JPH11307136 A JP H11307136A JP 10116879 A JP10116879 A JP 10116879A JP 11687998 A JP11687998 A JP 11687998A JP H11307136 A JPH11307136 A JP H11307136A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電槽体に対する気密試験を正確かつ能率よく行
なうことができる密閉式蓄電池の気密試験装置を提供す
る。 【解決手段】電槽5と蓋6との接合部Aを含む電槽体4
の上部の外周に一定の隙間をあけて脱着可能な覆いカバ
ーを設け、この覆いカバー15を電槽体4の上部外周に
装着し、ガスボンベ35から電槽体4内にヘリウムガス
を供給し、この状態で覆いカバー15の内側の空気を吸
入してこの空気中にヘリウムガスが含むか否かをガス検
出器25のテスター26で検出して電槽体4の気密性を
判定する。
なうことができる密閉式蓄電池の気密試験装置を提供す
る。 【解決手段】電槽5と蓋6との接合部Aを含む電槽体4
の上部の外周に一定の隙間をあけて脱着可能な覆いカバ
ーを設け、この覆いカバー15を電槽体4の上部外周に
装着し、ガスボンベ35から電槽体4内にヘリウムガス
を供給し、この状態で覆いカバー15の内側の空気を吸
入してこの空気中にヘリウムガスが含むか否かをガス検
出器25のテスター26で検出して電槽体4の気密性を
判定する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、密閉構造に構成
された電槽体内の気密性を試験する密閉式蓄電池の気密
試験装置に関する。
された電槽体内の気密性を試験する密閉式蓄電池の気密
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極吸収式シール形鉛蓄電池等の密閉式
蓄電池においては、極板群を収納した電槽の上部の開口
部に蓋をヒートシール等で溶着したり、あるいは接着し
て気密的に取り付けて密閉構造の電槽体を組み立ててい
る。そしてこの組み立て後に、電槽体内の気密性を確認
するために気密試験を行なっている。
蓄電池においては、極板群を収納した電槽の上部の開口
部に蓋をヒートシール等で溶着したり、あるいは接着し
て気密的に取り付けて密閉構造の電槽体を組み立ててい
る。そしてこの組み立て後に、電槽体内の気密性を確認
するために気密試験を行なっている。
【0003】この気密試験の従来の方法を図3に示して
あり、1はガスボンベで、このガスボンベ1内に試験用
ガスとしてヘリウムが充填されている。ガスボンベ1か
らは送気ホース2が導出され、この送気ホース2の先端
にジョイント3が取り付けられている。
あり、1はガスボンベで、このガスボンベ1内に試験用
ガスとしてヘリウムが充填されている。ガスボンベ1か
らは送気ホース2が導出され、この送気ホース2の先端
にジョイント3が取り付けられている。
【0004】4は密閉式蓄電池の電槽体で、この電槽体
4は電槽5の上部の開口部にヒートシール等により蓋6
を一体的に接合して組み立てられている。そして蓋6の
上面には注液口7および端子8が設けられている。
4は電槽5の上部の開口部にヒートシール等により蓋6
を一体的に接合して組み立てられている。そして蓋6の
上面には注液口7および端子8が設けられている。
【0005】気密試験時には、まずガスボンベ1のジョ
イント3を電槽体4の注液口7に嵌合して接続する。そ
してガスボンベ1内のヘリウムガスを送気ホース2から
注液口7を通して電槽体4内に充填する。
イント3を電槽体4の注液口7に嵌合して接続する。そ
してガスボンベ1内のヘリウムガスを送気ホース2から
注液口7を通して電槽体4内に充填する。
【0006】この状態でガス検出器9から導出された吸
引ノズル10の先端部を電槽5と蓋6との接合部の外周
部分に差し向け、その外周に沿うようになぞりながら接
合部の外周部分の空気を吸引ノズル10で吸引する。
引ノズル10の先端部を電槽5と蓋6との接合部の外周
部分に差し向け、その外周に沿うようになぞりながら接
合部の外周部分の空気を吸引ノズル10で吸引する。
【0007】ここで、電槽5と蓋6との接合状態が不完
全で、その接合部から電槽体4内のヘリウムガスが漏出
している場合には、吸引ノズル10が吸引する空気中に
ヘリウムガスが含み、このヘリウムガスがテスター11
により検出され、この検出に基づいて電槽5と蓋6との
接合の不完全、つまり電槽体4の気密不良が判定され
る。
全で、その接合部から電槽体4内のヘリウムガスが漏出
している場合には、吸引ノズル10が吸引する空気中に
ヘリウムガスが含み、このヘリウムガスがテスター11
により検出され、この検出に基づいて電槽5と蓋6との
接合の不完全、つまり電槽体4の気密不良が判定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の試験方法においては、吸引ノズル10で電槽体4
の外周をなぞらなければならないから作業が面倒で能率
が低下するばかりでなく、ジョイント3と注液口7との
嵌合が不良で、その嵌合部からヘリウムガスが漏れたよ
うな場合でもそのヘリウムガスを吸引ノズル10が吸引
して気密不良であると誤った判定が行われてしまうこと
があり、また電槽5と蓋6との接合が不完全で電槽体4
の外部にヘリウムガスが漏れたときに、そのヘリウムガ
スが電槽体4の周囲の大気中に拡散して漂ってしまい、
このため次の電槽体4の気密試験時にその大気中に漂っ
ているヘリウムガスを吸引ノズル10が吸引してやはり
気密不良であると誤った判定が行われてしまう恐れがあ
る。
従来の試験方法においては、吸引ノズル10で電槽体4
の外周をなぞらなければならないから作業が面倒で能率
が低下するばかりでなく、ジョイント3と注液口7との
嵌合が不良で、その嵌合部からヘリウムガスが漏れたよ
うな場合でもそのヘリウムガスを吸引ノズル10が吸引
して気密不良であると誤った判定が行われてしまうこと
があり、また電槽5と蓋6との接合が不完全で電槽体4
の外部にヘリウムガスが漏れたときに、そのヘリウムガ
スが電槽体4の周囲の大気中に拡散して漂ってしまい、
このため次の電槽体4の気密試験時にその大気中に漂っ
ているヘリウムガスを吸引ノズル10が吸引してやはり
気密不良であると誤った判定が行われてしまう恐れがあ
る。
【0009】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、電槽体に対する気
密試験を正確かつ能率よく行なうことができる密閉式蓄
電池の気密試験装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、電槽体に対する気
密試験を正確かつ能率よく行なうことができる密閉式蓄
電池の気密試験装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、電槽と蓋との接合部を含む電槽体
の上部の外周に一定の隙間をあけて脱着可能な覆いカバ
ーと、前記蓋に設けられた注液口を通して電槽体内に試
験用ガスを供給する試験用ガス供給手段と、前記覆いカ
バーの内側の空気を吸入してその空気中に前記試験用ガ
スが含むか否かを検出するガス検出手段とを備え、前記
電槽体の上部外周に前記覆いカバーを装着し、前記試験
用ガス供給手段を介して電槽体内に試験用ガスを供給
し、この状態で前記ガス検出手段を介して前記覆いカバ
ーの内側の空気を吸入し、この空気中に前記試験用ガス
が含むか否かを検出して電槽体の気密性を判定するよう
にしたものである。
的を達成するために、電槽と蓋との接合部を含む電槽体
の上部の外周に一定の隙間をあけて脱着可能な覆いカバ
ーと、前記蓋に設けられた注液口を通して電槽体内に試
験用ガスを供給する試験用ガス供給手段と、前記覆いカ
バーの内側の空気を吸入してその空気中に前記試験用ガ
スが含むか否かを検出するガス検出手段とを備え、前記
電槽体の上部外周に前記覆いカバーを装着し、前記試験
用ガス供給手段を介して電槽体内に試験用ガスを供給
し、この状態で前記ガス検出手段を介して前記覆いカバ
ーの内側の空気を吸入し、この空気中に前記試験用ガス
が含むか否かを検出して電槽体の気密性を判定するよう
にしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図1および図2を参照して説明する。図1に示す15
は覆いカバーで、この覆いカバー15は下面が開口する
箱形状をなし、この覆いカバー15を電槽体4の上部に
脱着可能に嵌合して装着することができるようになって
いる。そしてこの覆いカバー15を電槽体4の上部に嵌
合したときには、その覆いカバー15により電槽5と蓋
6との接合部を含む電槽体4の上部の外周が一定の隙間
をあけて覆われるようになっている。
て図1および図2を参照して説明する。図1に示す15
は覆いカバーで、この覆いカバー15は下面が開口する
箱形状をなし、この覆いカバー15を電槽体4の上部に
脱着可能に嵌合して装着することができるようになって
いる。そしてこの覆いカバー15を電槽体4の上部に嵌
合したときには、その覆いカバー15により電槽5と蓋
6との接合部を含む電槽体4の上部の外周が一定の隙間
をあけて覆われるようになっている。
【0012】覆いカバー15の中央部にはその上下面側
に突出する筒部16が一体に形成され、この筒部16の
下端部が電槽体4の注液口7の外周に密に嵌合するよう
になっている。また覆いカバー15の上部壁の四隅部分
には吸気管18および排気管19が、図2に示すように
その上部壁を貫通して取り付けられている。
に突出する筒部16が一体に形成され、この筒部16の
下端部が電槽体4の注液口7の外周に密に嵌合するよう
になっている。また覆いカバー15の上部壁の四隅部分
には吸気管18および排気管19が、図2に示すように
その上部壁を貫通して取り付けられている。
【0013】そして覆いカバー15の上部側において、
前記各吸気管18の相互が吸気パイプ20を介して互い
に連結され、各排気管19が排気パイプ21を介して互
いに連結されている。さらに前記吸気パイプ20には吸
気ホース22が二股に分岐して接続され、前記排気パイ
プ21には排気ホース23が二股に分岐して接続されて
いる。
前記各吸気管18の相互が吸気パイプ20を介して互い
に連結され、各排気管19が排気パイプ21を介して互
いに連結されている。さらに前記吸気パイプ20には吸
気ホース22が二股に分岐して接続され、前記排気パイ
プ21には排気ホース23が二股に分岐して接続されて
いる。
【0014】25は、試験用ガスとしてのヘリウムを検
出するテスター26を備えるガス検出器で、このガス検
出器25から吸引ホース27が導出し、この吸引ホース
27の先端部に吸引ノズル28が取り付けられ、この吸
引ノズル28が前記吸気ホース22に脱着可能に接続さ
れている。なお、29は吸引ノズル28を脱着する際の
操作用の取っ手である。
出するテスター26を備えるガス検出器で、このガス検
出器25から吸引ホース27が導出し、この吸引ホース
27の先端部に吸引ノズル28が取り付けられ、この吸
引ノズル28が前記吸気ホース22に脱着可能に接続さ
れている。なお、29は吸引ノズル28を脱着する際の
操作用の取っ手である。
【0015】覆いカバー15の筒部16内には送気パイ
プ32および排気パイプ33が挿入され、その覆いカバ
ー15を電槽体4の上部に装着したときに前記送気パイ
プ32が注液口7を通して電槽体4内に進入するように
なっている。
プ32および排気パイプ33が挿入され、その覆いカバ
ー15を電槽体4の上部に装着したときに前記送気パイ
プ32が注液口7を通して電槽体4内に進入するように
なっている。
【0016】35は試験用ガスとしてヘリウムが充填さ
れたガスボンベ、36は排気用のバキュームポンプであ
り、前記ガスボンベ35からはレギュレーター37を介
して送気路38が導出し、また前記バキュームポンプ3
6からは排気路39が導出し、これら送気路38と排気
路39とが切替えバルブ40を介して互いに接続され、
その切替えバルブ40から流通路41が導出し、この流
通路41が覆いカバー15の筒部16内に挿入された前
記送気パイプ32に接続されている。なお、前記送気路
38および排気路39の途中にはそれぞれ圧力計42,
43が取り付けられている。
れたガスボンベ、36は排気用のバキュームポンプであ
り、前記ガスボンベ35からはレギュレーター37を介
して送気路38が導出し、また前記バキュームポンプ3
6からは排気路39が導出し、これら送気路38と排気
路39とが切替えバルブ40を介して互いに接続され、
その切替えバルブ40から流通路41が導出し、この流
通路41が覆いカバー15の筒部16内に挿入された前
記送気パイプ32に接続されている。なお、前記送気路
38および排気路39の途中にはそれぞれ圧力計42,
43が取り付けられている。
【0017】覆いカバー15の筒部16内に挿入された
前記排気パイプ33は前記排気ホース23の途中に接続
されている。そして前記排気ホース23が前記排気路3
9の途中に流通路42を介して接続され、その流通路4
2の途中に開閉バルブ44が設けられている。
前記排気パイプ33は前記排気ホース23の途中に接続
されている。そして前記排気ホース23が前記排気路3
9の途中に流通路42を介して接続され、その流通路4
2の途中に開閉バルブ44が設けられている。
【0018】電槽体4の気密試験を行なう際には、まず
電槽体4の上部に覆いカバー15を装着する。そして開
閉バルブ44を閉じると共に、ガスボンベ35を開き、
ヘリウムガスを送気路38、切替えバルブ40、流通路
41、送気管32を通して電槽体4内に供給して充填
し、その充填圧を例えば+0.3kg/cm2 程度に保つ。
電槽体4の上部に覆いカバー15を装着する。そして開
閉バルブ44を閉じると共に、ガスボンベ35を開き、
ヘリウムガスを送気路38、切替えバルブ40、流通路
41、送気管32を通して電槽体4内に供給して充填
し、その充填圧を例えば+0.3kg/cm2 程度に保つ。
【0019】この状態において、覆いカバー15の内側
の空気を各吸気管18、吸気パイプ20、吸気ホース2
2、吸引ホース27を通してガス検出器25内に吸引す
る。ここで、電槽体4の電槽5と蓋6との接合が不完全
で、その接合部からヘリウムガスが漏れていると、その
ヘリウムガスが前記空気と共にガス検出器25内に吸引
され、テスター26を介して検出される。
の空気を各吸気管18、吸気パイプ20、吸気ホース2
2、吸引ホース27を通してガス検出器25内に吸引す
る。ここで、電槽体4の電槽5と蓋6との接合が不完全
で、その接合部からヘリウムガスが漏れていると、その
ヘリウムガスが前記空気と共にガス検出器25内に吸引
され、テスター26を介して検出される。
【0020】ヘリウムガスが検出されたときには、電槽
体4の電槽5と蓋6との接合が不完全で、電槽体4の気
密が不良であることになる。これに対し、ヘリウムガス
が検出されないときには、電槽体4の電槽5と蓋6との
接合が完全で、電槽体4の気密が良好であることにな
る。
体4の電槽5と蓋6との接合が不完全で、電槽体4の気
密が不良であることになる。これに対し、ヘリウムガス
が検出されないときには、電槽体4の電槽5と蓋6との
接合が完全で、電槽体4の気密が良好であることにな
る。
【0021】このようにヘリウムガスの検出の有無によ
り電槽体4の気密の良否を判定することができる。この
際、従来のように吸引ノズル28を電槽体4の外周にな
ぞるような面倒な作業が不要であり、したがって容易に
能率よく電槽体4に対する気密試験を実施することがで
きる。
り電槽体4の気密の良否を判定することができる。この
際、従来のように吸引ノズル28を電槽体4の外周にな
ぞるような面倒な作業が不要であり、したがって容易に
能率よく電槽体4に対する気密試験を実施することがで
きる。
【0022】気密試験が終了したのちには、開閉バルブ
44を開き、切替えバルブ40の流路を切替え、バキュ
ームポンプ36を駆動する。バキュームポンプ36の駆
動により覆いカバー15の内側の空気は各排気管19、
排気パイプ21、排気ホース23、流通路42を通して
吸入されると共に、排気ダクト45を通して屋外に排出
される。したがって電槽体4からヘリウムガスが漏れて
いた場合には、そのヘリウムガスが覆いカバー15の内
側の空気と共に屋外に排出され、気密試験の作業空間内
に拡散するようなことがない。
44を開き、切替えバルブ40の流路を切替え、バキュ
ームポンプ36を駆動する。バキュームポンプ36の駆
動により覆いカバー15の内側の空気は各排気管19、
排気パイプ21、排気ホース23、流通路42を通して
吸入されると共に、排気ダクト45を通して屋外に排出
される。したがって電槽体4からヘリウムガスが漏れて
いた場合には、そのヘリウムガスが覆いカバー15の内
側の空気と共に屋外に排出され、気密試験の作業空間内
に拡散するようなことがない。
【0023】また、バキュームポンプ36の駆動によ
り、電槽体4内のヘリウムガスは排気パイプ33、排気
ホース23、流通路42、排気路39を通して吸入され
ると共に、排気ダクト45を通して屋外に排出され、電
槽体4内が−0.3kg/cm2 程度の圧力にまで減圧され、電
槽体4内のヘリウムガスが完全に排除される。このため
気密試験の作業空間内にヘリウムガスが残留するような
ことがない。
り、電槽体4内のヘリウムガスは排気パイプ33、排気
ホース23、流通路42、排気路39を通して吸入され
ると共に、排気ダクト45を通して屋外に排出され、電
槽体4内が−0.3kg/cm2 程度の圧力にまで減圧され、電
槽体4内のヘリウムガスが完全に排除される。このため
気密試験の作業空間内にヘリウムガスが残留するような
ことがない。
【0024】以上により一つの電槽体4の気密試験が完
了し、こののち同様の工程で次の電槽体4の気密試験が
順次行なわれる。一つの電槽体4の気密試験が完了した
ときには、前述したようにその作業領域中にヘリウムガ
スが残留することがなく、このため前回の試験時のヘリ
ウムガスをテスター26が検出して誤った判定が行なわ
れるようなことがなく、高い信頼性をもって正確に気密
試験を実施することができる。
了し、こののち同様の工程で次の電槽体4の気密試験が
順次行なわれる。一つの電槽体4の気密試験が完了した
ときには、前述したようにその作業領域中にヘリウムガ
スが残留することがなく、このため前回の試験時のヘリ
ウムガスをテスター26が検出して誤った判定が行なわ
れるようなことがなく、高い信頼性をもって正確に気密
試験を実施することができる。
【0025】なお、前記実施形態においては、試験用ガ
スとしてヘリウムガスを用いたが、ヘリウムガスに限る
ことはなく、無害で空気より軽い他のガスを用いること
も可能である。
スとしてヘリウムガスを用いたが、ヘリウムガスに限る
ことはなく、無害で空気より軽い他のガスを用いること
も可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電槽と蓋との接合部を含む電槽体の上部の外周に一定の
隙間をあけて脱着可能な覆いカバーと、前記蓋に設けら
れた注液口を通して電槽体内に試験用ガスを供給する試
験用ガス供給手段と、前記覆いカバーの内側の空気を吸
入してその空気中に前記試験用ガスが含むか否かを検出
するガス検出手段とを設け、前記電槽体の上部外周に前
記覆いカバーを装着し、前記試験用ガス供給手段を介し
て電槽体内に試験用ガスを供給し、この状態で前記ガス
検出手段を介して前記覆いカバーの内側の空気を吸入
し、この空気中における前記試験用ガスの有無を検出し
て電槽体の気密性を判定するようにしたから、電槽体の
外周に沿って吸引ノズルをなぞるような面倒で厄介な作
業を要することなく容易に能率よく気密試験を実施で
き、またその作業空間内に試験用ガスが拡散するような
ことがないから、誤った判定を招くことなく正確で信頼
性の高い試験を実施することができる。
電槽と蓋との接合部を含む電槽体の上部の外周に一定の
隙間をあけて脱着可能な覆いカバーと、前記蓋に設けら
れた注液口を通して電槽体内に試験用ガスを供給する試
験用ガス供給手段と、前記覆いカバーの内側の空気を吸
入してその空気中に前記試験用ガスが含むか否かを検出
するガス検出手段とを設け、前記電槽体の上部外周に前
記覆いカバーを装着し、前記試験用ガス供給手段を介し
て電槽体内に試験用ガスを供給し、この状態で前記ガス
検出手段を介して前記覆いカバーの内側の空気を吸入
し、この空気中における前記試験用ガスの有無を検出し
て電槽体の気密性を判定するようにしたから、電槽体の
外周に沿って吸引ノズルをなぞるような面倒で厄介な作
業を要することなく容易に能率よく気密試験を実施で
き、またその作業空間内に試験用ガスが拡散するような
ことがないから、誤った判定を招くことなく正確で信頼
性の高い試験を実施することができる。
【図1】この発明の一実施形態に係る気密試験装置を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】その気密試験装置の要部の断面図。
【図3】従来の気密試験方法を示す説明図。
4…電槽体 5…電槽 6…蓋 15…覆いカバー 16…筒部 18…吸気管 19…排気管 20…吸気パイプ 21…排気パイプ 22…吸気ホース 23…排気ホース 25…ガス検出器 26…テスター 27…吸引ホース 28…吸引ノズル 32…送気パイプ 33…排気パイプ 35…ガスボンベ 36…バキュームポンプ 38…送気路 39…排気路 41…流通路 42…流通路
Claims (1)
- 【請求項1】電槽の上部の開口部が蓋で密閉された密閉
式蓄電池の電槽体内の気密性を試験する装置であって、 電槽と蓋との接合部を含む電槽体の上部の外周に一定の
隙間をあけて脱着可能な覆いカバーと、前記蓋に設けら
れた注液口を通して電槽体内に試験用ガスを供給する試
験用ガス供給手段と、前記覆いカバーの内側の空気を吸
入してその空気中に前記試験用ガスが含むか否かを検出
するガス検出手段とを備え、 前記電槽体の上部外周に前記覆いカバーを装着し、前記
試験用ガス供給手段を介して電槽体内に試験用ガスを供
給し、この状態で前記ガス検出手段を介して前記覆いカ
バーの内側の空気を吸入し、この空気中に前記試験用ガ
スが含むか否かを検出して電槽体の気密性を判定するこ
とを特徴とする密閉式蓄電池の気密試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10116879A JPH11307136A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 密閉式蓄電池の気密試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10116879A JPH11307136A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 密閉式蓄電池の気密試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11307136A true JPH11307136A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14697907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10116879A Pending JPH11307136A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 密閉式蓄電池の気密試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11307136A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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