JPH11306961A - ガス放電パネル及びその製造方法 - Google Patents

ガス放電パネル及びその製造方法

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JPH11306961A
JPH11306961A JP10598798A JP10598798A JPH11306961A JP H11306961 A JPH11306961 A JP H11306961A JP 10598798 A JP10598798 A JP 10598798A JP 10598798 A JP10598798 A JP 10598798A JP H11306961 A JPH11306961 A JP H11306961A
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substrate
film
gas discharge
discharge panel
thin film
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JP10598798A
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English (en)
Inventor
Yusuke Takada
祐助 高田
Ryuichi Murai
隆一 村井
Akira Shiokawa
塩川  晃
Hiroyoshi Tanaka
博由 田中
Masaki Aoki
正樹 青木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットディスプレイパネルとしての軽量化
を向上させ、製造上で問題となっているガラスの反り、
割れの問題を軽減させ、取り出し効率改善による表示性
能の向上、加えて、生産性の向上を可能にする。 【解決手段】 内表面上に隔壁4が形成された支持基板
1と、隔壁4を介して対向配置されたフィルム状基板6
とからなり、支持基板1とフィルム状基板6とは隔壁の
最上端に設けられた接合部材12を介して接合されてい
る。本発明に係わる製造方法は、支持基板1上に形成す
る形成物が厚膜形成技術を用い、フィルム状基板上6に
形成する形成物は薄膜形成技術を用いることを特徴とす
るものであって、支持基板上の形成物は厚膜形成方法の
一貫製造で、フィルム状基板の形成物は薄膜形成方法の
一貫製造で行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットディスプレ
イパネル、特にガス放電パネル及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型に適したディスプレイ装置と
して注目されているガス放電パネルの構造の一例として
は、図5に示すようなAC型プラズマディスプレイパネ
ル(以下、PDPという)が知られている。
【0003】このPDPは、内表面上に複数本の表示電
極7、誘電体層8及び保護層9が形成された上部パネル
基板6aと表示電極7とは直交する向きに沿って配置さ
れた複数本のデータ電極2及び誘電体層3が内表面上に
形成され、かつ、誘電体層3上の所定位置毎には発光領
域を区画する低融点ガラス製の隔壁4が並列形成された
下部パネル基板1aとを対向配置した上で外周端縁を低
融点ガラスからなる封止部材10を用いて封止した構成
の外囲器11からなっている。
【0004】そして、隔壁4によって区画された各発光
領域毎の誘電体層3上にはカラー表示を実現するための
蛍光体5が塗布されており、外囲器11内にはヘリウム
及びキセノンなどの不活性ガスを混合してなる放電ガス
が封入されている。
【0005】この外囲器11を構成している上部パネル
基板6aと下部パネル基板1aに関しては、放電により
生じた光を表示用として取り出すために少なくともどち
らかの基板は透明性を持った基板が必要である。しか
し、両基板を低融点ガラスからなる封止部材10を用い
て封止する時のそりの問題や封止後に生じる熱歪みに対
する対策や製造の利便性などから同じ厚みを持つガラス
が用いられている。
【0006】また、最近では、特願平8−335563
号に示すように、外囲器内部に封入する放電ガス圧を大
気圧より高めることでパネルの発光輝度を向上させるこ
とを目的に、上部パネル基板6aと下部パネル基板1a
上に形成した隔壁4を介して接合部材で接合するといっ
た方法も用いられている。
【0007】従来の製造方法の一例としては、まず、上
部パネル基板6a上に印刷技術を用いて銀ペーストを印
刷し、600℃くらいの温度で焼成後、表示電極7を得
る。最近では、感光性の銀ペーストを用い、フォトリソ
グラフィー技術を用いて電極配線パターンを形成する場
合もある。次に、その電極を覆うように絶縁性のガラス
ペーストを用い印刷技術で誘電体層8を形成し、表示電
極7を形成したときの温度よりやや低い580℃程度で
焼成する。この誘電体層8は適正の膜厚を得るため、ま
た、特性の向上のため2度以上繰り返すことが多い。
【0008】そして、最後に誘電体表面に放電空間に接
する面上に薄膜形成技術(例えば、電子ビーム蒸着法)
を用いて酸化マグネシウムの保護層9が形成される。最
近では厚膜形成方法での研究もされるようになったが、
このMgO膜は放電特性を左右する重要な膜であり、膜
質で特性が決定されてしまうため、真空装置を使った薄
膜形成技術でのみ作製されているのが現状である。
【0009】表示電極7についても薄膜形成技術を用い
ることができるが、薄膜形成方法と厚膜形成方法とが繰
り返されコスト・生産性の点で不利になるため厚膜形成
技術が主流である。ここで、薄膜形成技術とは、形成し
たい材料を物理的、または、化学的に原子、分子オーダ
ーに分解して所定の場所に数μmまでの膜形成を行う技
術であり、また、厚膜形成技術とは、形成したい材料を
ガラスフリット、バインダー、溶剤などと混合し、ペー
スト化して、所定の場所に数十μmまでの膜を塗布し、
数百℃の温度で焼成して膜形成を行う技術である。
【0010】一方、上部パネル基板6aと同じ板厚の下
部パネル基板1a上には、まず、データ電極2が表示電
極7と同様に、厚膜印刷技術を用いて形成される。さら
に、その上に、電極を覆うように印刷技術を用い誘電体
層3を印刷・焼成する。
【0011】次に、誘電体層3上に隔壁4を形成する。
この隔壁4は、放電特性を向上させるために放電空間を
広くとる必要がある。このため、アスペクト比の大き
い、すなわち、高さが高く幅の狭い形状が必要であり厚
膜形成技術が必須となる。
【0012】一般には、印刷技術を用い、フィラーの入
ったガラスペーストを用い印刷回数を重ねることで所望
の膜厚を得ている。最近では、フォトリソ技術を利用し
たリフトオフ法も用いられるようになっている。最後
に、この隔壁の側面、底部に一定の厚みの蛍光体5を作
製する。この方法にも厚膜形成技術が使われる。一般に
は、印刷技術を用い、蛍光体ペーストを印刷するのが主
流であるが、最近では、感光性蛍光体フォトペーストを
用いた厚膜印刷技術も行われている。
【0013】このように、従来のガス放電パネルの製造
に関しては、基板に使われるガラスの耐熱温度から50
0〜600℃の温度で基板上に形成物を作製できる方
法、すなわち、厚膜形成技術がコスト、生産性の面で主
流となっている。上部パネル基板の保護層9等は薄膜形
成技術を用いているものの、上部パネル基板6aの表示
電極7,誘電体8、下部パネル基板1aのデータ電極
2,誘電体層3,隔壁4,蛍光体5などは厚膜形成技術
で形成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス放電パネル、すなわち、外囲器11では、2〜3m
m厚のガラスを2枚張り合わせているので、フラットデ
ィスプレイとは言え、かなり重い。最近ではフラットパ
ネルの大型化に対する要望が強いため、大型化に対して
は、致命的な問題となっている。
【0015】また、2枚のガラス基板を張り合わせるた
め、少ない歪みでも張り合わせた後の内部応力が生じて
しまい、外部からの衝撃やパネルの発熱などにより、ガ
ラスに亀裂が生じ、製造歩留まりの低下やパネルの完成
度を著しく損ねてしまうなどの問題が生じる。上部パネ
ル基板6aも下部パネル基板1aも厚膜形成技術を使用
しているため、各製造工程で、ペーストを焼成する工程
があり、焼成時の熱によるガラス内部の応力やガラスと
ガラス上に形成する誘電体などの形成物との熱膨張の違
いによるガラスの反りが重要な問題となっているのが現
状である。
【0016】さらに、フラットディスプレイとしての表
示性能を向上させる必要から、内部での放電により生じ
た光を効率よくガラスの外部に取り出す必要があるが、
ガラスが厚いとガラス内部での光の散乱、表面での反射
などにより、表示性能をさらに向上させることが困難に
なっていた。
【0017】本発明は、これらの問題を鑑みて創案され
たものであり、フラットディスプレイパネルとしての軽
量化を向上させ、製造上で問題となっているガラスの反
り、割れの問題を軽減させ、取り出し効率改善による表
示性能の向上、加えて、生産性の向上を可能にするガス
放電パネルの構造、及び、製造方法を提供することを目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のガス放電パネルは、内表面上に隔壁が形成
された支持基板と、隔壁を介して対向配置されたフィル
ム状基板を備え、支持基板とフィルム状基板とは隔壁の
最上端に設けられた接合部材を介して接合されたガス放
電パネルであり、フィルム状基板は透明であることが好
ましい。
【0019】また、ここで述べるところのフィルム状基
板は、フィルム厚さが0.03mm以上0.5mm以下
のガラスが好ましい。また、このフィルム状基板として
は、薄膜形成技術を用いて無機薄膜を全面にわたって形
成した有機フィルムを用いてもよく、有機フィルムと、
無機薄膜とは透明であることが好ましい。
【0020】また、支持基板とは、パネルを作製した後
にパネルの構造を保持することを目的としており、ガラ
ス、金属、セラミックであることが好ましいが、形状を
保持できる基材であれば、何ら問題は生じない。
【0021】また、本発明に係わるガス放電パネルの製
造方法は、支持基板上に形成する形成物が厚膜形成技術
を用い、フィルム状基板上に形成する形成物は薄膜形成
技術を用いて形成することを特徴とするものであって、
支持基板上の形成物は厚膜形成方法の一貫製造で、フィ
ルム状基板の形成物は薄膜形成方法の一貫製造で行うも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】第1の発明(請求項1)は、内表
面上に隔壁が形成された支持基板と、前記隔壁を介して
対向配置されたフィルム状基板を備え、前記支持基板と
前記フィルム状基板とは隔壁の最上端に設けられた接合
部材を介して接合されており、このことから次のような
作用を有する。
【0023】すなわち、片面の基板をフィルム状基板に
することで基板の厚みを薄くすることができ、パネルの
軽量化が達成できる。また、支持基板と、フィルム状基
板との厚みを変えることで、製造時に生じた基板の歪
み、変形をフィルム状基板が吸収し、パネルの割れ、変
形を軽減することができる。また、フィルム状基板側か
ら、光を取り出すことで、基板の厚みによる光取り出し
効率を改善でき、パネルの表示性能を向上させることが
できる。
【0024】また、フィルム状基板としては、0.03
mm以上0.5mm以下であることが望ましい。また、
透明な基板であることが望ましく、ガラスが適してい
る。さらに支持基板は、ガラスまたは金属またはセラミ
ックスであるこが好ましい。
【0025】第2の発明(請求項4)は、支持基板と、
前記支持基板上に形成された隔壁と、前記隔壁を介して
対向配置された内表面上に無機薄膜が形成された有機フ
ィルム基板を備え、前記支持基板と前記有機フィルム基
板とが張り合わされるように、前記支持基板と前記有機
フィルム上に形成された無機薄膜の外周端縁同士を封止
しており、このことから、次のような作用を有する。
【0026】すなわち、片面の基板を無機薄膜が形成さ
れた有機フィルムとすることで、片面の基板厚みを薄く
することができ、パネルの軽量化が達成できる。
【0027】また、支持基板と、有機フィルム基板との
厚みを変えることで、製造時に生じた基板の歪み、変形
を有機フィルム基板が吸収し、パネルの割れ、変形を軽
減することができる。
【0028】また、支持基板とは有機フィルム基板上の
無機薄膜とで外周端縁同士を接合するので、放電ガスが
漏れることはない。また、有機フィルム基板はフレキシ
ブル基板であるので、製造時の高生産性も期待できる。
さらに、有機フィルム基板側から光を取り出す構造とす
ることで、基板の厚みによる光取り出し効率を改善で
き、パネルの表示性能を向上させることができる。
【0029】第3、第4の発明(請求項9、11)は、
第1または第2の発明のガス放電パネルの製造方法であ
って、支持基板上の電極、誘電体、隔壁などのすべての
形成物が厚膜形成技術を用いて形成され、かつ、フィル
ム状基板、または、有機フィルム基板上の無機誘電体薄
膜、電極、誘電体薄膜などのすべての形成物が薄膜形成
技術を用いて形成されることを特徴としており、このこ
とから、次のような作用を有する。
【0030】すなわち、フィルム基板上に薄膜形成技術
を用いて形成物を形成することで、厚膜形成技術に用い
られる焼成工程を省くことができ、製造工程での耐熱温
度は大幅に下げることができる。このことで耐熱性の弱
い、有機フィルムの使用を可能にするばかりか、熱歪み
による割れを大幅に改善できる。
【0031】また、フィルム状基板、有機フィルム基板
上の形成物を減圧下での一貫した薄膜形成技術で形成
し、また、支持基板上の形成物を一貫した厚膜形成技術
を用いて形成することで、生産管理向上、高生産性が可
能となり、さらに、ガス放電特性を左右する保護膜形成
においても減圧下での一貫形成のため非常に優れた製造
方法である。なお、本発明において、有機フィルム基板
上の無機薄膜は事前に基板全体に形成されたものを使用
することでも同じ効果が得られる。
【0032】以下、本発明に係わる実施の形態を図面を
参照しながら説明する。 (第1の実施の形態のガス放電パネル)図1は本実施の
形態に係わるPDPの要部構成を簡略化して示す断面図
である。
【0033】本実施の形態に係わるPDPは、図1で示
すように、厚さ3mm程度のガラス製の支持基板1上に
銀ペーストをパターニング、焼成して得られた複数本の
データ電極2とともに、これらのデータ電極2を覆うよ
うに低融点ガラス製の誘電体層3が内表面上に形成され
ており、さらに、その誘電体層3上の所定位置毎には発
光領域を区画する低融点ガラス製の隔壁4がデータ電極
2に並列形成されており、その隔壁4で区画された隔壁
頂部を除くそれぞれの内表面に蛍光体5が塗布形成され
ている。
【0034】一方、厚さ0.05mmのガラス製のフィ
ルム状基板6の内表面上には、複数本の厚さ0.2μm
の表示電極7とともに薄膜状の誘電体層8及び酸化マグ
ネシウムからなる薄膜状の保護層9が形成されている。
そして、支持基板1とフィルム状基板6とは支持基板上
のデータ電極2とフィルム状基板上の表示電極7とが互
いに直交する向きに対向配置され、さらに、この両基板
1,6の外周端縁同士を低融点ガラスからなる封止部材
10でもって封止することで両基板1,6からなる外囲
器11が構成されている。
【0035】そして、これら隔壁4の最上端には、融点
が500〜600℃の材料からなる隔壁4よりも融点の
低いフリットガラス(融点450℃程度)や水ガラスな
どのような低融点ガラスからなる接合部材12が設けら
れており、支持基板上に形成された隔壁4とフィルム状
基板6とは接合部材12を介して接合されている。
【0036】このような構成のパネルにすることによっ
て、パネルの重さは、支持基板1とその上に形成された
形成物がパネル重さのほとんどを占め、従来のガラスを
2枚張り合わせたパネルに比べて大幅に軽量化が達成さ
れる。また、表示光の取り出しがフィルム状基板側から
行われるため、基板の厚みによる光取り出し量の損失を
大幅に改善することができ、パネルの表示性能を大幅に
向上させることができる。
【0037】なお、支持基板1としてガラスを使用して
いるが、金属・セラミックなど、形状を保持できる厚み
を持ち、かつ、耐熱温度が、600℃程度のものであれ
ば、何ら支障はない。ただし、金属基板を使用する場合
は、少なくとも電極を形成する前に表面を絶縁性の膜で
覆う必要がある。
【0038】また、フィルム状基板6は、ガラスとした
が、同程度の厚みを持つ有機フィルムを用いてもよく、
この場合、さらに軽量化が図られる。ただし、有機フィ
ルムを使う場合は、基板どうしを張り合わせる場合に低
融点のガラスで接合することができない、放電空間内に
有機フィルムからの不純物ガスが発生し、放電特性を著
しく低下させる、などの問題が生じるため、有機フィル
ムの少なくとも片面全面に無機薄膜を形成しておくこと
が必要である。
【0039】さらに、パネルとして放電による表示光を
取り出すのは、支持基板側からも可能であるが、フィル
ム状基板から取り出すのが透過率の関係から好都合であ
る。したがって、フィルム状基板は透明性が良いことが
好ましい。
【0040】(第1の実施の形態のガス放電パネルの製
造方法)図2は、本実施の形態に係わるPDPの製造工
程を示すフローチャートである。本実施の形態に係わる
PDPの製造方法を図1,図2を参照しながら説明す
る。
【0041】図1,図2に示すように、まず、ガラス製
の支持基板1に銀ペーストのスクリーン印刷を行い、所
定のパターンに印刷・乾燥する。これを600℃で焼成
し、データ電極2を得る(図2−a)。同様に、そのデ
ータ電極2を覆うようにスクリーン印刷にて誘電体ガラ
スペーストを印刷・乾燥し、580℃で焼成し、誘電体
層3を形成する(図2−b)。
【0042】次に、誘電体層3上の発光領域を区画する
所定位置毎に、すなわち、データ電極2に並列に形状を
保持するためのフィラーが入ったガラス製の誘電体ペー
ストをスクリーン印刷法で印刷・乾燥し、560℃で焼
成し、隔壁4を形成する(図2−c)。このとき、所定
の膜厚を得るために、10回程度印刷と乾燥を繰り返
す。このように厚膜形成技術法であるスクリーン印刷技
術を用いて支持基板1上に所定の形成物を形成する。
【0043】ここで、厚膜形成技術にスクリーン印刷法
を用いたが、乾燥性のペーストを利用し、フォトリソグ
ラフィー法を用いる方法でも可能である。または、予め
感光性の材料を塗布し、パターニング後にペーストを埋
め込む埋め込み法でもよく、すなわち、ペースト材料を
使用し、500〜600℃で焼成することによって、所
定の厚膜を形成できる方法であればよいことは言うまで
もない。
【0044】そして、最後に、隔壁4の最上端を除いた
面にスクリーン印刷法により蛍光体ペーストを印刷・乾
燥し、540℃で焼成し、蛍光体5を形成する(図2−
d)。
【0045】一方、支持基板上に厚膜形成物を形成する
と同時に、50μmのガラス製のフィルム状基板6上に
真空装置内でクロム−銅−クロムの順にそれぞれ、0.
1μm−2μm−0.1μmの厚みで電子ビーム蒸着法
により積層膜を形成する(図2−A)。
【0046】この積層膜上にレジスト膜(たとえば、シ
プレー製RC−100)を形成し、露光・現像してレジ
ストのパターンニングを行った後、エッチング液(例え
ば、硫酸+チオ尿素水溶液、アンモニア水溶液)で積層
膜をエッチングし、所定のパターンの表示電極7を得る
(図2−B)。
【0047】次に、表示電極7を覆うように電子ビーム
蒸着法で5μm酸化シリコンの誘電体層8を形成する
(図2−C)。さらにその上に同じ電子ビーム蒸着法で
0.5μmの酸化マグネシウムの保護膜9を形成する
(図2−D)。
【0048】このようにして、支持基板1上には形成物
のペースト材料を塗布し乾燥させた後、500〜600
℃で焼成させる一連の厚膜形成技術で統一した製造工程
で形成物を形成し、フィルム状基板6上には真空装置内
で形成物の真空材料を原子・分子オーダーで蒸発させ成
膜させる薄膜形成技術で統一した製造工程で形成物を形
成するといった工程を並行に進めた後、両基板1,6を
張り合わせる。
【0049】この張り合わせの前に、支持基板1上の外
周端縁には融点が450℃程度のフリットガラスからな
る封止部材10、支持基板上に形成された隔壁4の最上
端には融点が400℃程度のフリットガラスからなる接
合部材12をスクリーン印刷法により所定の場所のみに
形成し、乾燥・仮焼成(たとえば、仮焼成温度350
℃)しておく。ここで、封止部材10と接合部材12
は、同じ材料であってもよい。そして、両基板を張り合
わせた後、400℃で封着し外囲器11を得る(図2−
イ)。その外囲器11の内部を排気し(図2−ロ)、所
定のガスを封入することによってガス放電パネルを得る
(図2−ハ)。
【0050】このようにして作製されたパネルは、支持
基板とその上に形成された形成物とでパネル重さのほと
んどを占め、従来のガラスを2枚張り合わせたパネルに
比べて大幅に軽量化が達成される。また、表示光の取り
出しがフィルム状基板側から行われるため、基板の厚み
による光取り出し量の損失を大幅に改善することがで
き、パネルの表示性能を大幅に向上させることができ
る。
【0051】また、支持基板とフィルム状基板との厚み
を変えることで、製造時に生じた基板の歪み、変形をフ
ィルム状基板が吸収し、パネルの割れ、変形を軽減する
ことができる。更に、支持基板上の形成物は厚膜形成技
術を用いて一括して形成し、フィルム状基板上の形成物
は薄膜形成技術を用いて一括して形成するために、製造
設備上、生産管理上での大幅な利点が生じる。
【0052】なお、支持基板上の各形成物の厚膜形成方
法、フィルム状基板上の各形成物の薄膜形成方法は、本
実施例で述べた方法に限定されるものではなく、他の厚
膜形成方法、薄膜形成方法であってもかまわない。
【0053】また、両基板上の形成物の材料は、本発明
の材料に限定されるべきものではないのは言うまでもな
い。
【0054】また、両基板を張り合わせる時に隔壁最上
端に接合部材を用いたが、パネル外部からパネルを保持
するなどの方法を用いることによって代用することもで
き、従って、この接合部材は省いてもよい。
【0055】(第2の実施の形態のガス放電パネルとそ
の製造方法)図3は本実施の形態に係わるPDPの要部
構成を簡略化して示す断面図、図4は製造方法を示す工
程図である。
【0056】本実施例の形態に係わるPDPの製造方法
を図3、図4にそって説明する。図3,図4に示すよう
に、まず、厚さ2乃至3mm程度のガラス製の支持基板
1に銀ペーストのスクリーン印刷を行い、所定のパター
ンに印刷・乾燥する。これを600℃で焼成し、データ
電極2を得る(図4−a)。同様に、そのデータ電極2
を覆うようにスクリーン印刷にて誘電体ガラスペースト
を印刷・乾燥し、580℃で焼成し、誘電体層3を形成
する(図4−b)。
【0057】次に、誘電体層3上の発光領域を区画する
所定位置毎に、すなわち、データ電極2に並列に形状を
保持するためのフィラーが入ったガラス製の誘電体ペー
ストをスクリーン印刷法で印刷・乾燥し、560℃で焼
成し、隔壁4を形成する(図4−c)。このとき、所定
の膜厚を得るために、10回程度印刷と乾燥を繰り返
す。このように厚膜形成技術法であるスクリーン印刷技
術を用いて支持基板1上に所定の形成物を形成する。
【0058】ここで、厚膜形成技術にスクリーン印刷法
を用いたが、乾燥性のペーストを利用し、フォトリソグ
ラフィー法を用いる方法でも可能である。または、予め
感光性の材料を塗布し、パターニング後にペーストを埋
め込む埋め込み法でもよく、すなわち、ペースト材料を
使用し、500〜600℃で焼成することによって、所
定の厚膜を形成できる方法であればよいことは言うまで
もない。そして、最後に、隔壁4の最上端を除いた面に
スクリーン印刷法により蛍光体ペーストを印刷・乾燥
し、540℃で焼成し、蛍光体5を形成する(図4−
d)。
【0059】一方、支持基板上に厚膜形成物を形成する
と同時に、フィルム状基板として100μmのポリフェ
ニレンスルフィドフィルム(PPS)の有機フィルム基
板13上にまず膜厚2μmの酸化シリコンの無機薄膜1
4を電子ビーム蒸着法で全面に成膜する(図4−A)。
ここで、フィルム状基板として有機フィルム基板上にあ
らかじめ酸化シリコン膜が形成されたものを用いてもよ
い。
【0060】次に、真空装置内でクロム−銅−クロムの
順にそれぞれ、0.1μm−2μm−0.1μmの厚み
で電子ビーム蒸着法により積層膜を形成する。この積層
膜上にレジスト膜(たとえば、シプレー製RC−10
0)を形成し、露光・現像してレジストのパターンニン
グを行った後、エッチング液(たとえば、硫酸+チオ尿
素水溶液、アンモニア水溶液)で積層膜をエッチング
し、所定のパターンの表示電極7を得る(図4−B)。
【0061】次に、表示電極7を覆うように、電子ビー
ム蒸着法で5μm酸化シリコンの誘電体薄膜8を形成す
る(図4−C)。さらにその上に、同じ電子ビーム蒸着
法で0.5μmの酸化マグネシウムの保護膜9(図4−
D)を形成する。このようにして、誘電体薄膜8と保護
膜9が連続して形成される。
【0062】このようにして、支持基板1上には形成物
のペースト材料を塗布し乾燥させた後、500〜600
℃で焼成させる一連の厚膜形成技術で統一した製造工程
で形成物を形成し、有機フィルム基板13上には真空装
置内で形成物の真空材料を原子・分子オーダーで蒸発さ
せ成膜させる薄膜形成技術で統一した製造工程で形成物
を形成するといった工程を並行に進めた後、両基板1,
13を張り合わせる。
【0063】この張り合わせの前に、支持基板1上の外
周端縁には、封止部材10、支持基板上に形成された隔
壁4の最上端には接合部材12として、250℃程度の
非常に低融点の水ガラスからなるガラスフリットを印刷
法により所定の場所のみに形成し、乾燥・仮焼成(たと
えば、仮焼成温度210℃)しておく。そして、両基板
を張り合わせた後、220℃で封着し、外囲器11を得
る(図4−イ)。このとき、外周端縁箇所は超音波接着
を使うことによって十分な接合が可能となる。そして、
この外囲器11の内部を排気し(図4−ロ)、所定のガ
スを封入することによってガス放電パネルを得る(図4
−ハ)。
【0064】このようにして作製されたパネルは、支持
基板とその上に形成された形成物とで外囲器の重さのほ
とんどを占め、従来のガラスを2枚張り合わせたパネル
に比べて大幅に軽量化が達成される。また、表示光の取
り出しが有機フィルム基板側から行われるため、基板の
厚みによる光取り出し量の損失を大幅に改善することが
でき、パネルの表示性能を大幅に向上させることができ
る。
【0065】また、支持基板と、有機フィルム基板との
厚みが異なることで、製造時に生じた基板の歪み、変形
を有機フィルム基板が吸収し、パネルの割れ、変形を軽
減することができる。さらに、支持基板上の形成物は厚
膜形成技術を用いて一括して形成し、有機フィルム上の
形成物は薄膜形成技術を用いて一括して形成するため
に、製造設備上、生産管理上での大幅な利点が生じる。
【0066】なお、支持基板上の各形成物の厚膜形成方
法、有機フィルム基板上の各形成物の薄膜形成方法は、
本実施例で述べた方法に限定されるものではなく、他の
厚膜形成方法、薄膜形成方法であってもかまわない。
【0067】また、両基板上の形成物の材料は、本発明
の材料に限定されるべきものではないのは言うまでもな
い。
【0068】さらに、表示電極のパターニングに化学エ
ッチングを用いたが、蒸着中にマスクを利用してパター
ン形成することにより、フィルム状基板上の形成物はす
べて真空装置内の一貫した製造ラインになるので、コス
ト的にさらに有利になるのは言うまでもない。
【0069】また、両基板を張り合わせる時に隔壁最上
端に接合部材を用いたが、パネル外部からパネルを保持
するなどの方法を用いることによって代用することもで
き、従って、この接合部材は省いてもよい。
【0070】なお、本実施の形態では、支持基板とフィ
ルム状基板で作製された外囲器内の構成をAC型プラス
マディスプレイパネルの構造としたが、この構造に限定
されることはなく、他の両基板で挟まれたガス放電パネ
ルの構成であれば同様の効果が得られるのはもちろんで
ある。
【0071】また、第1の実施の形態では、フィルム状
基板として0.03mm以上、0.5mm以下とした
が、フィルム状基板厚みが0.03mmより薄くなると
その基板上に形成物を成膜する際の基板の取り扱いが非
常に困難になるばかりか、そのような薄い基板はかなり
のコストがかかってしまい、この発明の効果が著しく低
下してしまう。
【0072】また、基板厚みが0.5mmを越えると従
来のパネルと比べ有効な効果がなくなってしまう。従っ
て、フィルム状基板としての有効な厚みは、0.03m
m以上、0.5m以下である。
【0073】同様に、第2の実施の形態では、フィルム
状基板として0.03mm以上1mm以下としたが、有
機フィルム厚みが0.03mmより薄くなると、その基
板上に形成物を成膜する際に、熱負けによるフィルムの
収縮が生じ表示パネルとしての機能が著しく低下する。
また、基板厚みが1mmを越えると従来のパネルと比べ
有効な効果が著しく低下してしまう。従って、フィルム
状基板としての有効な厚みは、0.03mm以上、1m
m以下である。
【0074】
【発明の効果】以上のように第1の発明のガス放電パネ
ルによれば、内表面上に隔壁が形成された支持基板と、
隔壁を介して対向配置されたフィルム状基板とからな
り、支持基板とフィルム状基板とは隔壁の最上端に設け
られた接合部材を介して接合されていることにより、片
面の基板をフィルム状基板にすることで基板の厚みを薄
くすることができ、パネルの軽量化が達成できる。ま
た、支持基板と、フィルム状基板との厚みを変えること
で、製造時に生じた基板の歪み、変形をフィルム状基板
が吸収し、パネルの割れ、変形を軽減することができ
る。また、フィルム状基板側から、光を取り出すこと
で、基板の厚みによる光取り出し効率を改善でき、パネ
ルの表示性能を向上させることができる。
【0075】さらに、第2の発明のガス放電パネルによ
れば、支持基板と、前記支持基板上に形成された隔壁
と、前記隔壁を介して対向配置された内表面上に無機薄
膜が形成された有機フィルム基板とからなり、前記パネ
ル基板と前記有機フィルム基板とを張り合わせ、前記パ
ネル基板と前記有機フィルム上に形成された無機薄膜の
外周端縁同士を封止することによって、片面の基板を無
機薄膜が形成された有機フィルムとすることで、片面の
基板厚みを薄くすることができ、パネルの軽量化が達成
できる。また、支持基板と、有機フィルム基板との厚み
を変えることで、製造時に生じた基板の歪み、変形を有
機フィルム基板が吸収し、パネルの割れ、変形を軽減す
ることができる。
【0076】さらに、本発明の製造方法によれば、支持
基板上の電極、誘電体、隔壁などのすべての形成物が厚
膜形成技術を用いて形成され、かつ、フィルム状基板、
または、有機フィルム基板上の無機誘電体薄膜、電極、
誘電体薄膜などのすべての形成物が薄膜形成技術を用い
て形成されることを特徴としており、このことより、フ
ィルム基板上に薄膜形成技術を用いて形成物を形成する
ことで、厚膜形成技術に用いられる焼成工程を省くこと
ができ、製造工程での耐熱温度は大幅に下げることがで
きる。このことで耐熱性の弱い、有機フィルムの使用を
可能にするばかりか、熱歪みによる割れを大幅に改善で
きる。
【0077】また、フィルム状基板、有機フィルム基板
上の形成物を減圧下での一貫した薄膜形成技術で形成
し、また、支持基板上の形成物を一貫した厚膜形成技術
を用いて形成することで、生産管理向上、高生産性が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるPDPの要部構
成を簡略化して示す断面図
【図2】本実施の形態1に係わるPDPの製造工程を示
すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係わるPDPの要部構
成を簡略化して示す断面図
【図4】本実施の形態2に係わるPDPの製造工程を示
すフローチャート
【図5】ガス放電パネル(AC型プラズマディスプレイ
パネル)の一例を示す構造図
【符号の説明】
1 支持基板 2 データ電極 3 誘電体層 4 隔壁 5 蛍光体 6 フィルム状基板 7 表示電極 8 誘電体層 9 保護層 10 封止部材 11 外囲器 12 接合部材 13 有機フィルム基板 14 無機薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博由 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 青木 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内表面上に隔壁が形成された支持基板と、
    前記隔壁を介して対向配置されたフィルム状基板を備
    え、前記支持基板と前記フィルム状基板とは隔壁の最上
    端に設けられた接合部材を介して接合されたガス放電パ
    ネル。
  2. 【請求項2】フィルム状基板が0.03mm以上0.5
    mm以下である請求項1記載のガス放電パネル。
  3. 【請求項3】フィルム状基板がガラスである請求項2記
    載のガス放電パネル。
  4. 【請求項4】支持基板と、前記支持基板上に形成された
    隔壁と、前記隔壁を介して対向配置された内表面上に無
    機薄膜が形成された有機フィルム基板を備え、前記支持
    基板と前記有機フィルム基板とが張り合わされるよう
    に、前記支持基板と有機フィルム上に形成された前記無
    機薄膜の外周端縁同士を封止してなるガス放電パネル。
  5. 【請求項5】支持基板と有機フィルム基板上の無機薄膜
    とは隔壁を介して接合されている請求項4記載のガス放
    電パネル。
  6. 【請求項6】有機フィルム基板が、透明である請求項4
    または5記載のガス放電パネル。
  7. 【請求項7】有機フィルム基板が、0.03mm以上1
    mm以下である請求項4または5記載のガス放電パネ
    ル。
  8. 【請求項8】支持基板が、ガラスまたは金属またはセラ
    ミックスである請求項1〜7のいずれかに記載のガス放
    電パネル。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3または請求項8のいずれ
    かに記載のガス放電パネルの製造方法であって、支持基
    板上の電極、誘電体、隔壁などのすべての形成物が厚膜
    形成技術を用いて形成され、かつ、フィルム状基板上の
    電極、誘電体薄膜などのすべての形成物が薄膜形成技術
    を用いて形成されることを特徴とするガス放電パネルの
    製造方法。
  10. 【請求項10】薄膜形成技術が減圧下で行われる請求項
    9記載のガス放電パネルの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項4〜8のいずれかに記載のガス放
    電パネルの製造方法であって、支持基板上の電極、誘電
    体、隔壁などのすべての形成物が厚膜形成技術を用いて
    形成され、かつ、有機フィルム基板上の無機誘電体薄
    膜、電極、誘電体薄膜などのすべての形成物が薄膜形成
    技術を用いて形成されることを特徴とするガス放電パネ
    ルの製造方法。
  12. 【請求項12】請求項4〜8のいずれかに記載のガス放
    電パネルの製造方法であって、有機フィルム基板上にま
    ず全面に無機薄膜を形成した後、所定の形成物を形成す
    ることを特徴とするガス放電パネルの製造方法。
  13. 【請求項13】薄膜形成技術が減圧下で行われる請求項
    11または12記載のガス放電パネルの製造方法。
  14. 【請求項14】支持基板上に厚膜形成方法で複数種類の
    形成体を形成する工程と、フィルム状基板に薄膜形成方
    法で複数種類の形成体を形成する工程とを少なくとも含
    むガス放電パネルの製造方法。
  15. 【請求項15】支持基板上に厚膜形成方法で複数種類の
    形成体を形成する工程と、有機フィルム基板に薄膜形成
    方法で複数種類の形成体を形成する工程とを少なくとも
    含むガス放電パネルの製造方法。
  16. 【請求項16】支持基板上に厚膜形成方法で複数種類の
    形成体を連続して形成する工程と、形成体が形成された
    フィルム状基板と前記支持基板とを封止する工程とを少
    なくとも含むガス放電パネルの製造方法。
  17. 【請求項17】有機フィルム基板に薄膜形成方法で複数
    種類の形成体を連続して形成する工程と、形成体が形成
    された支持基板と前記フィルム状基板とを封止する工程
    を少なくとも含むガス放電パネルの製造方法。
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