JPH11305286A - 遮光シール - Google Patents

遮光シール

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JPH11305286A
JPH11305286A JP10722098A JP10722098A JPH11305286A JP H11305286 A JPH11305286 A JP H11305286A JP 10722098 A JP10722098 A JP 10722098A JP 10722098 A JP10722098 A JP 10722098A JP H11305286 A JPH11305286 A JP H11305286A
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JP
Japan
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seal
support member
light
shape
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP10722098A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Chikaraishi
陽一 力石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP10722098A priority Critical patent/JPH11305286A/ja
Publication of JPH11305286A publication Critical patent/JPH11305286A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム状弾性材製のシール部材2および剛材製
の支持部材5が接着剤なしで一体化されるものでありな
がら、シール1の軸方向幅が比較的小さく、もって狭い
取付スペースにも取り付けることができる遮光シール1
を提供する。 【解決手段】 カメラの鏡筒に密接するリップ状のシー
ル部を備えたシール部材2を支持部材5の一面に重ね合
わせた状態で固定した遮光シール1であって、シール部
材2の肉厚内に埋設されて両部材2,5の分離を防止す
る係合部6が支持部材5に一体成形されていることにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのズームレ
ンズ等に用いられる遮光シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのレンズの焦点距離を調整自在と
すべく、カメラ本体前面の固定筒の内周に鏡筒が軸方向
にスライド自在に嵌め込まれている場合、この固定筒お
よび鏡筒の間からカメラ内に光が入らないように、両筒
の間に遮光シールが組み込まれている。
【0003】従来の遮光シール51は、図16に示すよ
うに、鏡筒61に密接するリップ状のシール部53を備
えたゴム状弾性材製のシール部材52を剛材製の支持部
材54によって支持する構造となっており、両部材5
2,54が互いに分離しないように一体化されている。
【0004】また、この図16の遮光シール51は、接
着剤を用いずに両部材52,54を一体化したものであ
って、支持部材54に所要数の貫通孔55が等配状に設
けられるとともに支持部材54の両面にシール部材52
のゴムが積層されており、両面のゴムが貫通孔55を介
して互いに連結されている。
【0005】したがって、この従来技術によれば、接着
剤を用いることなくシール部材52および支持部材54
が一体化されているために、当該シール51の製造時に
接着剤塗布工程を省略することができ、よって当該シー
ル51を比較的容易に製造することができる利点を有し
ているが、なお、以下のような不都合がある。
【0006】すなわち、支持部材54の両側にシール部
材52のゴムが積層された三層構造であるために、当該
シール51はその軸方向幅が比較的大きなものである。
したがって遮光シール51を組み付けるべく固定筒62
およびカバー63の間に設定される溝状の取付スペース
64の軸方向幅sが比較的小さな場合には、接着剤なし
のシール51をこの狭い取付スペース64に取り付ける
ことができず、よって接着剤なしで製造容易なシール5
1を利用することができないことになってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ゴム状弾性材製のシール部材および剛材製の支持部
材が接着剤なしで一体化されるものでありながら、シー
ルの軸方向幅が比較的小さく、もって狭い取付スペース
にも取り付けることができる遮光シールを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遮光シールは、カメラの鏡筒に密接するリ
ップ状のシール部を備えたゴム状弾性材製のシール部材
を剛材製の支持部材の一面に重ね合わせた状態で固定し
た遮光シールであって、前記シール部材の肉厚内に埋設
されて前記両部材の分離を防止する係合部が前記支持部
材に一体成形されていることにした。
【0009】上記構成を備えた本発明の遮光シールのよ
うに、シール部材の肉厚内に埋設されて両部材(シール
部材および支持部材)の分離を防止する係合部が支持部
材に一体成形されていると、この係合部がシール部材に
係合して抜止め作用を奏するために、シール部材が支持
部材の一面のみに積層された場合でも、両部材を一体化
することが可能となる。したがって従来、三層構造であ
ったものが二層構造となるために、この分、シールの軸
方向幅を小さくすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0011】第一実施形態・・・図1は、当該実施形態
に係る遮光シール1の正面図、図2は図1におけるA−
A線断面図、図3は図2の一部拡大図、図4は図3にお
けるB−B線断面図、図5は装着状態を示す半裁断面図
を示している。また図6は当該シール1に備えられる支
持部材4の正面図、図7は図6におけるC−C線断面
図、図8は図7の一部拡大図、図9は図8におけるD−
D線断面図である。
【0012】当該遮光シール1は先ず、カメラのズーム
レンズの鏡筒61の外周面に密接するリップ状のシール
部(リップ部とも称する)3を備えたゴム状弾性材製の
シール部材(ゴムとも称する)2を備えており、このシ
ール部材2の外周取付部4が剛材製の支持部材(金具と
も称する)5の一面(図2における下面)に重ね合わさ
れた状態で固定されており、このための固定構造が以下
のようなものとなっている。
【0013】尚、シール部材2は所定のゴムによって環
状ないし蛇の目状のプレート状に成形されており、その
シール部3が装着時に漏斗状ないしテーパ状に弾性変形
せしめられる。支持部材5は所定の金属によって、やは
り環状ないし蛇の目状のプレート状に成形されている。
またこの支持部材5は、シール部材2を金型で加硫成形
するときに金型のキャビティ内にセットされ、これによ
りこの支持部材5およびシール部材2が一体化される。
但し、両部材2,5の固定に接着剤は用いられず、よっ
て支持部材5を金型にセットする際に支持部材5に接着
剤は塗布されない。
【0014】固定構造は、以下のようなものである。
【0015】すなわち、シール部材2の外周取付部4の
肉厚内に埋設されてシール部材2および支持部材5が互
いに分離するのを防止する係合部6が支持部材5に一体
成形されており、当該実施形態においては、この係合部
6が図示したような太鼓橋形状(アール形状または円弧
形状とも称する)に形成されており、この係合部6が四
箇所等配状に設けられている。
【0016】太鼓橋形状の係合部6は、以下のようなも
のである。
【0017】すなわち、支持部材5の平面内に、互いに
平行な一対のスリット7が支持部材5の径方向に向けて
形成され、この一対のスリット7間の部分8がプレス加
工によって円弧状にシール部材積層側に膨出せしめられ
て太鼓橋状(アール状または円弧状)に塑性変形せしめ
られており、この係合部6の裏面側(図2ないし図4に
おける上側)に凹部9および連通部10が形成されてい
る。図4に示したように、この太鼓橋形状の係合部6の
両側のゴム2a,2bは、連通部10を介して互いに連
結されており、これによりシール部材2が支持部材5か
ら剥れることがない強固な固定構造が形成されている。
シール部材2の一部のゴム2cは凹部9にも支持部材5
の他面(図2ないし図4における上面)側と面一となる
ように充填されている。
【0018】支持部材5の厚さ(軸方向幅)xが実寸で
0.2mmで、シール部材2の厚さyが0.3mmの場
合、当該シール1全体の厚さzは0.5mmである。こ
れに対して図16のシール51においては、支持部材5
4の厚さが0.2mmで、シール部材52の厚さが0.
3mmであっても、当該シール51全体の厚さは、シー
ル部材52のゴムが二層であるために、0.8mmであ
る。したがって図16のシール51を取り付けることが
できなかった狭い固定筒62およびカバー63間の取付
スペース64に対しても、当該実施形態に係るシール1
は、これを取り付けることができる。すなわち取付スペ
ース64の軸方向幅が0.5mmであってもシール1を
取り付けることができる訳である。
【0019】係合部6は、シール部材2の肉厚内に埋設
されて抜止め作用を奏するものであれば、その形状は特
に限定されない。以下はその例示である。
【0020】第二実施形態・・・上記第一実施形態に係
る係合部6が、その太鼓橋形状を支持部材5の径方向に
向けていたのに対して、図10ないし図13に示すよう
に、係合部6の太鼓橋形状を支持部材6の周方向に向け
て形成する。他の構成は第一実施形態と同じである。
【0021】第三実施形態・・・図14(A)に示すよ
うに、互いに平行な一対のスリットを支持部材5の径方
向に向けてかつ支持部材5の外周縁部に達するように形
成し、この一対のスリット間の部分を、斜面部11およ
び平面部12を一体に備えた舌片状に立上げ形成するこ
とにより、径方向外方に向いた舌片状の係合部6を支持
部材5に所要数等配形成する。平面部12の図上下面に
は必要に応じて、シール部材2と一体の薄膜を被覆す
る。他の構成は第一実施形態と同じである。
【0022】第四実施形態・・・図14(B)に示すよ
うに、平面略コ字形のスリットを、その互いに平行な二
辺が支持部材5の径方向に向くようにして支持部材5の
平面内に形成し、このスリット内の部分を、斜面部11
および平面部12を一体に備えた舌片状に立上げ形成す
ることにより、径方向外方に向いた舌片状の係合部6を
支持部材5に所要数等配形成する。平面部12の図上下
面には必要に応じて、シール部材2と一体の薄膜を被覆
する。他の構成は第一実施形態と同じである。
【0023】第五実施形態・・・図15(A)に示すよ
うに、互いに平行な一対のスリットを支持部材5の径方
向に向けてかつ支持部材5の内周縁部に達するように形
成し、この一対のスリット間の部分を、斜面部11およ
び平面部12を一体に備えた舌片状に立上げ形成するこ
とにより、径方向内方に向いた舌片状の係合部6を支持
部材5に所要数等配形成する。平面部12の図上下面に
は必要に応じて、シール部材2と一体の薄膜を被覆す
る。他の構成は第一実施形態と同じである。
【0024】第六実施形態・・・図15(B)に示すよ
うに、平面略コ字形のスリットを、その互いに平行な二
辺が支持部材5の径方向に向くようにして支持部材5の
平面内に形成し、このスリット内の部分を、斜面部11
および平面部12を一体に備えた舌片状に立上げ形成す
ることにより、径方向内方に向いた舌片状の係合部6を
支持部材5に所要数等配形成する。平面部12の図上下
面には必要に応じて、シール部材2と一体の薄膜を被覆
する。他の構成は第一実施形態と同じである。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0026】すなわち、上記構成を備えた本発明によれ
ば、ゴム状弾性材製のシール部材および剛材製の支持部
材が接着剤なしで一体化されるものでありながら、シー
ルの軸方向幅が比較的小さく、よって狭い取付スペース
にも取り付けることができる遮光シールを提供すること
ができる。したがって接着剤塗布工程省略の利点を活か
して製造が容易であるとともに、取付スペースの大きさ
にそれほど左右されずに利用範囲の広い遮光シール製品
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る遮光シールの正面
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】図2の一部拡大図
【図4】図3におけるB−B線断面図
【図5】同シールの装着状態を示す半裁断面図
【図6】同シールに備えられる支持部材の正面図
【図7】図6におけるC−C線断面図
【図8】図7の一部拡大図
【図9】図8におけるD−D線断面図
【図10】本発明の第二実施形態に係る遮光シールの正
面図
【図11】図10におけるE−E線断面図
【図12】図11の一部拡大図
【図13】図12におけるF−F線断面図
【図14】(A)は本発明の第三実施形態に係る遮光シ
ールの要部断面図、(B)は本発明の第四実施形態に係
る遮光シールの要部断面図
【図15】(A)は本発明の第五実施形態に係る遮光シ
ールの要部断面図、(B)は本発明の第六実施形態に係
る遮光シールの要部断面図
【図16】従来例に係る遮光シールの装着状態を示す半
裁断面図
【符号の説明】
1 遮光シール 2 シール部材 2a,2b,2c ゴム 3 シール部 4 外周取付部 5 支持部材 6 係合部 7 スリット 8 部分 9 凹部 10 連通部 11 斜面部 12 平面部 61 鏡筒 62 固定筒 63 カバー 64 取付スペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの鏡筒(61)に密接するリップ
    状のシール部(3)を備えたゴム状弾性材製のシール部
    材(2)を剛材製の支持部材(5)の一面に重ね合わせ
    た状態で固定した遮光シール(1)であって、 前記シール部材(2)の肉厚内に埋設されて前記両部材
    (2)(5)の分離を防止する係合部(6)が前記支持
    部材(5)に一体成形されていることを特徴とする遮光
    シール。
JP10722098A 1998-04-17 1998-04-17 遮光シール Pending JPH11305286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10722098A JPH11305286A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 遮光シール

Applications Claiming Priority (1)

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JP10722098A JPH11305286A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 遮光シール

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Publication Number Publication Date
JPH11305286A true JPH11305286A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14453544

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10722098A Pending JPH11305286A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 遮光シール

Country Status (1)

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JP (1) JPH11305286A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6529689B1 (en) * 2001-06-06 2003-03-04 Arc Design, Inc. Preventive device of harmful light leakage of lens assembly area of digital still camera
US6619806B2 (en) 2000-05-24 2003-09-16 Nikon Corporation Shielding device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619806B2 (en) 2000-05-24 2003-09-16 Nikon Corporation Shielding device
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050622