JPH11305102A - カメラ用レンズ鏡筒 - Google Patents
カメラ用レンズ鏡筒Info
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- JPH11305102A JPH11305102A JP10109682A JP10968298A JPH11305102A JP H11305102 A JPH11305102 A JP H11305102A JP 10109682 A JP10109682 A JP 10109682A JP 10968298 A JP10968298 A JP 10968298A JP H11305102 A JPH11305102 A JP H11305102A
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- lens barrel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第3群レンズを構成する各レンズのレンズ受
け部の垂直度や同軸度が同等に形成されているカメラ用
レンズ鏡筒を提供すること。 【解決手段】 第1群レンズ110を有する主鏡筒11
1、第2群レンズ120を有する第1移動枠121、第
3群レンズ130を構成する複数のレンズ130a、1
30bが嵌め込まれるレンズ受け部131a、131b
が設けられている中間枠131、第4群レンズ140を
有する第2移動枠141及び撮像素子を有する後部鏡筒
151を備えたカメラ用レンズ鏡筒100の前記中間枠
が、前記各レンズ受け部の垂直度及び同軸度の基準を所
定の面にして作成された金型により成形されている。
け部の垂直度や同軸度が同等に形成されているカメラ用
レンズ鏡筒を提供すること。 【解決手段】 第1群レンズ110を有する主鏡筒11
1、第2群レンズ120を有する第1移動枠121、第
3群レンズ130を構成する複数のレンズ130a、1
30bが嵌め込まれるレンズ受け部131a、131b
が設けられている中間枠131、第4群レンズ140を
有する第2移動枠141及び撮像素子を有する後部鏡筒
151を備えたカメラ用レンズ鏡筒100の前記中間枠
が、前記各レンズ受け部の垂直度及び同軸度の基準を所
定の面にして作成された金型により成形されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
カメラ用レンズ鏡筒に関するものである。
カメラ用レンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、4群のレンズから成るズーム
レンズ系及びCCD等の撮像素子を有するインナーフォ
ーカス方式のカメラ用レンズ鏡筒が知られている。この
カメラ用レンズ鏡筒は、主鏡筒、Z移動枠、中間枠、F
移動枠及び後部鏡筒を備えており、各群のレンズ及び撮
像素子は、主鏡筒、Z移動枠、中間枠、F移動枠及び後
部鏡筒にそれぞれ配設されている。
レンズ系及びCCD等の撮像素子を有するインナーフォ
ーカス方式のカメラ用レンズ鏡筒が知られている。この
カメラ用レンズ鏡筒は、主鏡筒、Z移動枠、中間枠、F
移動枠及び後部鏡筒を備えており、各群のレンズ及び撮
像素子は、主鏡筒、Z移動枠、中間枠、F移動枠及び後
部鏡筒にそれぞれ配設されている。
【0003】主鏡筒、中間枠及び後部鏡筒は、この順で
相互に接続固定されている。そして、Z移動枠は、主鏡
筒の内部であって主鏡筒と中間枠との間で移動可能に配
設され、F移動枠は、後部鏡筒の内部であって後部鏡筒
と中間枠との間で移動可能に配設されている。即ち、Z
移動枠は、主鏡筒と中間枠との間に架け渡されているZ
ガイド軸に係止され、ステッピングモータの駆動により
Zガイド軸に沿って移動制御される。また、F移動枠
も、後部鏡筒と中間枠との間に架け渡されているFガイ
ド軸に係止され、ステッピングモータの駆動によりFガ
イド軸に沿って移動制御される。
相互に接続固定されている。そして、Z移動枠は、主鏡
筒の内部であって主鏡筒と中間枠との間で移動可能に配
設され、F移動枠は、後部鏡筒の内部であって後部鏡筒
と中間枠との間で移動可能に配設されている。即ち、Z
移動枠は、主鏡筒と中間枠との間に架け渡されているZ
ガイド軸に係止され、ステッピングモータの駆動により
Zガイド軸に沿って移動制御される。また、F移動枠
も、後部鏡筒と中間枠との間に架け渡されているFガイ
ド軸に係止され、ステッピングモータの駆動によりFガ
イド軸に沿って移動制御される。
【0004】このような構成のカメラ用レンズ鏡筒の組
立手順は、先ず、Zガイド軸の一端を主鏡筒に設けられ
ているZガイド軸のZ軸取付部に圧入すると共に、Fガ
イド軸の一端を後部鏡筒に設けられているFガイド軸の
F軸取付部に圧入する。次に、ステッピングモータとZ
ガイド軸とを連結するための連結ナットをZ移動枠に係
合させ、このZ移動枠をZガイド軸の他端から挿入係合
させる。そして、Zガイド軸の他端を中間枠に設けられ
ているZガイド軸のZ軸取付部に圧入し、アイリスを介
して主鏡筒と中間枠をネジ止めする。
立手順は、先ず、Zガイド軸の一端を主鏡筒に設けられ
ているZガイド軸のZ軸取付部に圧入すると共に、Fガ
イド軸の一端を後部鏡筒に設けられているFガイド軸の
F軸取付部に圧入する。次に、ステッピングモータとZ
ガイド軸とを連結するための連結ナットをZ移動枠に係
合させ、このZ移動枠をZガイド軸の他端から挿入係合
させる。そして、Zガイド軸の他端を中間枠に設けられ
ているZガイド軸のZ軸取付部に圧入し、アイリスを介
して主鏡筒と中間枠をネジ止めする。
【0005】さらに、ステッピングモータとFガイド軸
とを連結するための連結ナットをF移動枠に係合させ、
このF移動枠をFガイド軸の他端から挿入係合させる。
そして、Fガイド軸の他端を中間枠に設けられているF
ガイド軸のF軸取付部に圧入し、後部鏡筒と中間枠をネ
ジ止めする。最後に、各ステッピングモータと各連結ナ
ットを係合させて、各ステッピングモータを中間枠にネ
ジ止めする。
とを連結するための連結ナットをF移動枠に係合させ、
このF移動枠をFガイド軸の他端から挿入係合させる。
そして、Fガイド軸の他端を中間枠に設けられているF
ガイド軸のF軸取付部に圧入し、後部鏡筒と中間枠をネ
ジ止めする。最後に、各ステッピングモータと各連結ナ
ットを係合させて、各ステッピングモータを中間枠にネ
ジ止めする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、カメラ用レンズ
鏡筒の中間枠には、第3群レンズを構成する例えば2枚
のレンズが、中間枠の両側面に設けられているレンズ受
け部に配置されカシメ固定されている。従来のカメラ用
レンズ鏡筒の第3群レンズを構成する各レンズは、それ
ぞれ異なる外径と厚さのものが用いられているため、中
間枠の両面に設けられているレンズ受け部も、それぞれ
異なる径と深さで形成されている。従って、各径寸法に
合ったカシメ治具を用意する必要があり、手間が掛ると
いう問題があった。
鏡筒の中間枠には、第3群レンズを構成する例えば2枚
のレンズが、中間枠の両側面に設けられているレンズ受
け部に配置されカシメ固定されている。従来のカメラ用
レンズ鏡筒の第3群レンズを構成する各レンズは、それ
ぞれ異なる外径と厚さのものが用いられているため、中
間枠の両面に設けられているレンズ受け部も、それぞれ
異なる径と深さで形成されている。従って、各径寸法に
合ったカシメ治具を用意する必要があり、手間が掛ると
いう問題があった。
【0007】同一のカシメ治具で対応可能にするには、
第3群レンズを構成する各レンズの外径を同一にして、
各レンズ受け部の径を同一に形成すれば良い。ところ
が、各レンズの厚さは同一にすることができないので、
各レンズ受け部の深さはそれぞれ異なることになり、単
に各レンズ受け部の径を同一に形成しても、各レンズ受
け部の垂直度や同軸度を同等に形成することは困難であ
った。
第3群レンズを構成する各レンズの外径を同一にして、
各レンズ受け部の径を同一に形成すれば良い。ところ
が、各レンズの厚さは同一にすることができないので、
各レンズ受け部の深さはそれぞれ異なることになり、単
に各レンズ受け部の径を同一に形成しても、各レンズ受
け部の垂直度や同軸度を同等に形成することは困難であ
った。
【0008】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、第3群レンズを構成する各レンズのレンズ受け
部の垂直度や同軸度が同等に形成されているカメラ用レ
ンズ鏡筒を提供することを目的とする。
であり、第3群レンズを構成する各レンズのレンズ受け
部の垂直度や同軸度が同等に形成されているカメラ用レ
ンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、第1群レンズを有する主鏡筒、第2群レンズを
有する第1移動枠、第3群レンズを構成する複数のレン
ズが嵌め込まれるレンズ受け部が設けられている中間
枠、第4群レンズを有する第2移動枠及び撮像素子を有
する後部鏡筒を備えたカメラ用レンズ鏡筒において、前
記中間枠が、前記各レンズ受け部の垂直度及び同軸度の
基準を所定の面にして作成された金型により成形されて
いることにより達成される。
っては、第1群レンズを有する主鏡筒、第2群レンズを
有する第1移動枠、第3群レンズを構成する複数のレン
ズが嵌め込まれるレンズ受け部が設けられている中間
枠、第4群レンズを有する第2移動枠及び撮像素子を有
する後部鏡筒を備えたカメラ用レンズ鏡筒において、前
記中間枠が、前記各レンズ受け部の垂直度及び同軸度の
基準を所定の面にして作成された金型により成形されて
いることにより達成される。
【0010】上記構成によれば、中間枠を成形するため
の金型における各レンズ受け部の成形部分を、中間枠の
所定の面の成形部分を基準にして垂直度及び同軸度を合
わせて作成しているので、成形されたレンズ受け部の垂
直度や同軸度を同等にすることができる。
の金型における各レンズ受け部の成形部分を、中間枠の
所定の面の成形部分を基準にして垂直度及び同軸度を合
わせて作成しているので、成形されたレンズ受け部の垂
直度や同軸度を同等にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0012】図1は、本発明のカメラ用レンズ鏡筒の実
施形態を示す分解斜視図である。このカメラ用レンズ鏡
筒100は、4群のレンズから成るズームレンズ系を有
するインナーフォーカス方式のカメラ用レンズ鏡筒であ
り、光軸Iに沿って被写体側より順に正、負、正、正の
屈折力の第1群レンズ110、第2群レンズ120、第
3群レンズ130、第4群レンズ140が配設されてお
り、第4群レンズ140の焦点位置に図示しないCCD
等の撮像素子が配置される。
施形態を示す分解斜視図である。このカメラ用レンズ鏡
筒100は、4群のレンズから成るズームレンズ系を有
するインナーフォーカス方式のカメラ用レンズ鏡筒であ
り、光軸Iに沿って被写体側より順に正、負、正、正の
屈折力の第1群レンズ110、第2群レンズ120、第
3群レンズ130、第4群レンズ140が配設されてお
り、第4群レンズ140の焦点位置に図示しないCCD
等の撮像素子が配置される。
【0013】第1群レンズ110は、鏡筒内に固定され
て被写体の像を合焦する合焦用レンズ群である。第2群
レンズ120は、鏡筒内で光軸Iに沿って像面側に移動
してワイド端からテレ端への変倍を行うズーム(変倍)
用レンズ群である。第3群レンズ130は、鏡筒内に固
定されて変倍に伴う像面変動を補正する補正用レンズ群
である。第4群レンズ140は、鏡筒内で光軸Iに沿っ
て移動してピント合わせ(フォーカシング)を行うフォ
ーカス用レンズ群である。
て被写体の像を合焦する合焦用レンズ群である。第2群
レンズ120は、鏡筒内で光軸Iに沿って像面側に移動
してワイド端からテレ端への変倍を行うズーム(変倍)
用レンズ群である。第3群レンズ130は、鏡筒内に固
定されて変倍に伴う像面変動を補正する補正用レンズ群
である。第4群レンズ140は、鏡筒内で光軸Iに沿っ
て移動してピント合わせ(フォーカシング)を行うフォ
ーカス用レンズ群である。
【0014】このカメラ用レンズ鏡筒100は、主鏡筒
111、Z移動枠121、中間枠131、F移動枠14
1及び後部鏡筒151を備えている。主鏡筒111に
は、第1群レンズ110がカシメ等により固定支持され
ており、主鏡筒111の側面には、Z移動枠121を移
動させるステッピングモータ122を取り付けるための
モータ取付部112が設けられている。後部鏡筒151
には、撮像素子を取り付けるための素子取付部が設けら
れており、後部鏡筒151の側面には、F移動枠141
を移動させるステッピングモータ142を取り付けるた
めのモータ取付部152が設けられている。
111、Z移動枠121、中間枠131、F移動枠14
1及び後部鏡筒151を備えている。主鏡筒111に
は、第1群レンズ110がカシメ等により固定支持され
ており、主鏡筒111の側面には、Z移動枠121を移
動させるステッピングモータ122を取り付けるための
モータ取付部112が設けられている。後部鏡筒151
には、撮像素子を取り付けるための素子取付部が設けら
れており、後部鏡筒151の側面には、F移動枠141
を移動させるステッピングモータ142を取り付けるた
めのモータ取付部152が設けられている。
【0015】Z移動枠121には、第2群レンズ120
がカシメ等により固定支持されており、F移動枠141
には、第4群レンズ140がカシメ等により固定支持さ
れている。中間枠131には、第3群レンズ130がカ
シメ等により固定支持されていると共に、アイリス16
0が光軸Iと交差するようにタッピンビス161により
固定されている。
がカシメ等により固定支持されており、F移動枠141
には、第4群レンズ140がカシメ等により固定支持さ
れている。中間枠131には、第3群レンズ130がカ
シメ等により固定支持されていると共に、アイリス16
0が光軸Iと交差するようにタッピンビス161により
固定されている。
【0016】このような構成において、Z移動枠121
は、主鏡筒111の内部に移動可能に収納されており、
F移動枠141は、後部鏡筒151の内部に移動可能に
収納されている。また、ステッピングモータ122、1
42は、モータ取付部112、152に挿入されてZ移
動枠121及びF移動枠141に係止され、タッピンビ
ス125、145により固定されている。そして、主鏡
筒111は、アイリス160を介して中間枠131の一
側面に配置され、後部鏡筒151は、中間枠131の他
側面に配置されて、主鏡筒111、中間枠131及び後
部鏡筒151がタッピンビス153により接続固定され
ている。
は、主鏡筒111の内部に移動可能に収納されており、
F移動枠141は、後部鏡筒151の内部に移動可能に
収納されている。また、ステッピングモータ122、1
42は、モータ取付部112、152に挿入されてZ移
動枠121及びF移動枠141に係止され、タッピンビ
ス125、145により固定されている。そして、主鏡
筒111は、アイリス160を介して中間枠131の一
側面に配置され、後部鏡筒151は、中間枠131の他
側面に配置されて、主鏡筒111、中間枠131及び後
部鏡筒151がタッピンビス153により接続固定され
ている。
【0017】即ち、Z移動枠121は、主鏡筒111と
中間枠131にそれぞれ設けられているZ軸取付部間に
平行に架け渡されている2本のZガイド軸124に係止
され、ステッピングモータ122の駆動により連結ナッ
ト123を介してZガイド軸124に沿って移動制御可
能に構成されている。また、F移動枠141も、後部鏡
筒151と中間枠131にそれぞれ設けられているF軸
取付部間に平行に架け渡されている2本のFガイド軸1
44に係止され、ステッピングモータ142の駆動によ
り連結ナット143を介してFガイド軸144に沿って
移動制御可能に構成されている。
中間枠131にそれぞれ設けられているZ軸取付部間に
平行に架け渡されている2本のZガイド軸124に係止
され、ステッピングモータ122の駆動により連結ナッ
ト123を介してZガイド軸124に沿って移動制御可
能に構成されている。また、F移動枠141も、後部鏡
筒151と中間枠131にそれぞれ設けられているF軸
取付部間に平行に架け渡されている2本のFガイド軸1
44に係止され、ステッピングモータ142の駆動によ
り連結ナット143を介してFガイド軸144に沿って
移動制御可能に構成されている。
【0018】図2(A)、(B)は、中間枠131の両
側面の詳細を示す斜視図であり、図3は、その断面側面
図である。この中間枠131には、第3群レンズ130
を構成する2枚のレンズ130a、130bが、中間枠
131の両側面に設けられているレンズ受け部131
a、131bに配置されカシメ固定されている。ここで
用いられる各レンズ130a、130bは、外径が同一
であって厚さが異なるものであるため、中間枠131の
両側面に設けられているレンズ受け部131a、131
bも、それぞれ同一の径da、dbであって異なる深さ
ta、tbで形成されている。
側面の詳細を示す斜視図であり、図3は、その断面側面
図である。この中間枠131には、第3群レンズ130
を構成する2枚のレンズ130a、130bが、中間枠
131の両側面に設けられているレンズ受け部131
a、131bに配置されカシメ固定されている。ここで
用いられる各レンズ130a、130bは、外径が同一
であって厚さが異なるものであるため、中間枠131の
両側面に設けられているレンズ受け部131a、131
bも、それぞれ同一の径da、dbであって異なる深さ
ta、tbで形成されている。
【0019】このような構成の中間枠131は、例えば
図4に示すような金型200を用いた射出成形により作
成される。この金型200における各レンズ受け部13
1a、131bの成形部分200a、200bは、中間
枠131の所定の面、例えば各レンズ受け面131a
a、131baの成形部分200aa、200baを基
準にして垂直度及び同軸度を合わせて作成されている。
このような金型200を用いることにより、成形された
中間枠131のレンズ受け部131a、131bの垂直
度や同軸度を同等にすることができる。
図4に示すような金型200を用いた射出成形により作
成される。この金型200における各レンズ受け部13
1a、131bの成形部分200a、200bは、中間
枠131の所定の面、例えば各レンズ受け面131a
a、131baの成形部分200aa、200baを基
準にして垂直度及び同軸度を合わせて作成されている。
このような金型200を用いることにより、成形された
中間枠131のレンズ受け部131a、131bの垂直
度や同軸度を同等にすることができる。
【0020】従って、図5に示すように、カシメ治具2
01を中間枠131の一面側のカシメ溝131cに挿入
して、中間枠131のレンズ受け部131aに嵌め込ま
れているレンズ130aをカシメ固定した後、図6に示
すように、同一のカシメ治具201を中間枠131の他
面側のカシメ溝131dに挿入して、中間枠131のレ
ンズ受け部131bに嵌め込まれているレンズ130b
をカシメ固定することができ、カシメ作業を容易かつ高
精度に行うことができる。尚、上述した実施形態では、
中間枠131の両側面に設けられているレンズ受け部1
31a、131bは、それぞれ同一の径da、dbであ
って異なる深さta、tbで形成されているが、同一の
径及び深さ、即ち同一形状で形成するようにしても良
い。
01を中間枠131の一面側のカシメ溝131cに挿入
して、中間枠131のレンズ受け部131aに嵌め込ま
れているレンズ130aをカシメ固定した後、図6に示
すように、同一のカシメ治具201を中間枠131の他
面側のカシメ溝131dに挿入して、中間枠131のレ
ンズ受け部131bに嵌め込まれているレンズ130b
をカシメ固定することができ、カシメ作業を容易かつ高
精度に行うことができる。尚、上述した実施形態では、
中間枠131の両側面に設けられているレンズ受け部1
31a、131bは、それぞれ同一の径da、dbであ
って異なる深さta、tbで形成されているが、同一の
径及び深さ、即ち同一形状で形成するようにしても良
い。
【0021】上述した構成のカメラ用レンズ鏡筒100
の組立手順は、先ず、2本のZガイド軸124の一端を
主鏡筒111に設けられているZ軸取付部に圧入すると
共に、2本のFガイド軸144の一端を後部鏡筒151
に設けられているF軸取付部に圧入する。次に、連結ナ
ット123をZ移動枠121に係合させ、このZ移動枠
121に各Zガイド軸124の他端を挿入・貫通させ、
Z移動枠121を主鏡筒111の内部に収納する。
の組立手順は、先ず、2本のZガイド軸124の一端を
主鏡筒111に設けられているZ軸取付部に圧入すると
共に、2本のFガイド軸144の一端を後部鏡筒151
に設けられているF軸取付部に圧入する。次に、連結ナ
ット123をZ移動枠121に係合させ、このZ移動枠
121に各Zガイド軸124の他端を挿入・貫通させ、
Z移動枠121を主鏡筒111の内部に収納する。
【0022】一方、アイリス160を光軸Iと交差する
ようにタッピンビス161により中間枠131にネジ止
めする。そして、各Zガイド軸124の他端を中間枠1
31に設けられているZ軸取付部に圧入する。これによ
り、Z移動枠121は、主鏡筒111の内部にて、各Z
ガイド軸124をガイドにして光軸I方向に移動可能と
なる。
ようにタッピンビス161により中間枠131にネジ止
めする。そして、各Zガイド軸124の他端を中間枠1
31に設けられているZ軸取付部に圧入する。これによ
り、Z移動枠121は、主鏡筒111の内部にて、各Z
ガイド軸124をガイドにして光軸I方向に移動可能と
なる。
【0023】同様に、連結ナット143をF移動枠14
1に係合させ、このF移動枠141に各Fガイド軸14
4の他端を挿入・貫通させ、F移動枠141を後部鏡筒
151の内部に収納する。そして、各Fガイド軸144
の他端を中間枠131に設けられているF軸取付部に圧
入する。これにより、Fガイド軸144は、後部鏡筒1
51の内部にて、各Fガイド軸144をガイドにして光
軸I方向に移動可能となる。そして、主鏡筒111と中
間枠131と後部鏡筒151とをタッピンビス153に
よりネジ止めする。
1に係合させ、このF移動枠141に各Fガイド軸14
4の他端を挿入・貫通させ、F移動枠141を後部鏡筒
151の内部に収納する。そして、各Fガイド軸144
の他端を中間枠131に設けられているF軸取付部に圧
入する。これにより、Fガイド軸144は、後部鏡筒1
51の内部にて、各Fガイド軸144をガイドにして光
軸I方向に移動可能となる。そして、主鏡筒111と中
間枠131と後部鏡筒151とをタッピンビス153に
よりネジ止めする。
【0024】次に、ステッピングモータ122を主鏡筒
111のモータ取付部112に収納して、ステッピング
モータ122のリードスクリュー122aを連結ナット
123にはめ込み、ステッピングモータ122をタッピ
ンビス125により主鏡筒111にネジ止めする。同様
に、ステッピングモータ142も後部鏡筒151のモー
タ取付部152に収納してタッピンビス145により後
部鏡筒151にネジ止めする。
111のモータ取付部112に収納して、ステッピング
モータ122のリードスクリュー122aを連結ナット
123にはめ込み、ステッピングモータ122をタッピ
ンビス125により主鏡筒111にネジ止めする。同様
に、ステッピングモータ142も後部鏡筒151のモー
タ取付部152に収納してタッピンビス145により後
部鏡筒151にネジ止めする。
【0025】以上のようにして組立てられたカメラ用レ
ンズ鏡筒100の各ステッピングモータ122、142
の端子部に図示しない駆動回路から駆動電流が通電され
ると、各ステッピングモータ122、142のリードス
クリュー122a、122aが回転する。この回転運動
は、連結ナット123、143で直線運動に変換されて
Z移動枠121、F移動枠141に伝達される。従っ
て、Z移動枠121及びF移動枠141は、主鏡筒11
1及び後部鏡筒151の内部にて、Zガイド軸124及
びFガイド軸144に沿って光軸I方向に移動する。
ンズ鏡筒100の各ステッピングモータ122、142
の端子部に図示しない駆動回路から駆動電流が通電され
ると、各ステッピングモータ122、142のリードス
クリュー122a、122aが回転する。この回転運動
は、連結ナット123、143で直線運動に変換されて
Z移動枠121、F移動枠141に伝達される。従っ
て、Z移動枠121及びF移動枠141は、主鏡筒11
1及び後部鏡筒151の内部にて、Zガイド軸124及
びFガイド軸144に沿って光軸I方向に移動する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第3群
レンズを構成する各レンズのレンズ受け部の垂直度や同
軸度が同等に形成することができるので、同一の治具を
用いてレンズを固定することができ、治工具類や組立設
備のコストを削減することができると共に、作業効率を
向上させてコスト低減を図ることができる。
レンズを構成する各レンズのレンズ受け部の垂直度や同
軸度が同等に形成することができるので、同一の治具を
用いてレンズを固定することができ、治工具類や組立設
備のコストを削減することができると共に、作業効率を
向上させてコスト低減を図ることができる。
【図1】本発明のカメラ用レンズ鏡筒の実施形態を示す
分解斜視図。
分解斜視図。
【図2】図1のカメラ用レンズ鏡筒の中間枠の両側面の
詳細を示す斜視図。
詳細を示す斜視図。
【図3】図2の中間枠の断面側面図。
【図4】図2の中間枠を成形するための金型の一例を示
す断面側面図。
す断面側面図。
【図5】図2の中間枠にレンズをカシメ固定する様子を
示す第1の断面側面図。
示す第1の断面側面図。
【図6】図2の中間枠にレンズをカシメ固定する様子を
示す第2の断面側面図。
示す第2の断面側面図。
100・・・カメラ用レンズ鏡筒、110・・・第1群
レンズ、111・・・主鏡筒、112・・・モータ取付
部、120・・・第2群レンズ、121・・・Z軸移動
枠、122、142・・・ステッピングモータ、12
3、143・・・連結ナット、124・・・Zガイド
軸、130・・・第3群レンズ、131・・・中間枠、
131a、131b・・・レンズ受け部、131aa、
131ba・・・レンズ受け面、140・・・第4群レ
ンズ、141・・・F移動枠、144・・・Fガイド
軸、151・・・後部鏡筒、160・・・アイリス、2
00・・・金型、200a・・・レンズ受け部131a
の成形部分、200b・・・レンズ受け部131bの成
形部分、200aa・・・レンズ受け面131aaの成
形部分、200ba・・・レンズ受け面131baの成
形部分、201・・・カシメ治具
レンズ、111・・・主鏡筒、112・・・モータ取付
部、120・・・第2群レンズ、121・・・Z軸移動
枠、122、142・・・ステッピングモータ、12
3、143・・・連結ナット、124・・・Zガイド
軸、130・・・第3群レンズ、131・・・中間枠、
131a、131b・・・レンズ受け部、131aa、
131ba・・・レンズ受け面、140・・・第4群レ
ンズ、141・・・F移動枠、144・・・Fガイド
軸、151・・・後部鏡筒、160・・・アイリス、2
00・・・金型、200a・・・レンズ受け部131a
の成形部分、200b・・・レンズ受け部131bの成
形部分、200aa・・・レンズ受け面131aaの成
形部分、200ba・・・レンズ受け面131baの成
形部分、201・・・カシメ治具
Claims (3)
- 【請求項1】 第1群レンズを有する主鏡筒、第2群レ
ンズを有する第1移動枠、第3群レンズを構成する複数
のレンズが嵌め込まれるレンズ受け部が設けられている
中間枠、第4群レンズを有する第2移動枠及び撮像素子
を有する後部鏡筒を備えたカメラ用レンズ鏡筒におい
て、 前記中間枠が、前記各レンズ受け部の垂直度及び同軸度
の基準を所定の面にして作成された金型により成形され
ていることを特徴とするカメラ用レンズ鏡筒。 - 【請求項2】 前記所定の面が、レンズ受け面である請
求項1に記載のカメラ用レンズ鏡筒。 - 【請求項3】 前記各レンズ受け部が、同一形状に形成
されている請求項1に記載のカメラ用レンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109682A JPH11305102A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | カメラ用レンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109682A JPH11305102A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | カメラ用レンズ鏡筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11305102A true JPH11305102A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14516520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10109682A Pending JPH11305102A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | カメラ用レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11305102A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058410A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 | レンズ鏡筒、画像投影装置及び成型用型 |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10109682A patent/JPH11305102A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058410A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 | レンズ鏡筒、画像投影装置及び成型用型 |
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