JPH11303127A - 3関節型掘削機の操作制御装置 - Google Patents

3関節型掘削機の操作制御装置

Info

Publication number
JPH11303127A
JPH11303127A JP11333198A JP11333198A JPH11303127A JP H11303127 A JPH11303127 A JP H11303127A JP 11333198 A JP11333198 A JP 11333198A JP 11333198 A JP11333198 A JP 11333198A JP H11303127 A JPH11303127 A JP H11303127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
virtual
joint
command
joint type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11333198A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Tsumura
淳二 津村
Mitsuo Sonoda
光夫 園田
Eiji Egawa
栄治 江川
Morio Oshina
守雄 大科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP11333198A priority Critical patent/JPH11303127A/ja
Publication of JPH11303127A publication Critical patent/JPH11303127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】3関節型掘削機の操作制御装置において、3関
節型作業フロントの先端を所望の一方向に容易に移動し
て作業が行え、3関節型掘削機の広い作業範囲を有効に
活用し効率よく操作できると共に、作業フロント先端の
あらゆる移動方向に対応できるソフトの製作が簡単で容
易に実施可能とする。 【解決手段】コントローラ131の演算部134で、操
作レバー11a,12aの操作による作業フロント先端
のX,Y軸方向の速度指令ベクトルVx,Vyの信号1
32,133から作業フロント先端の速度指令ベクトル
Vxyを求め、演算部135でVxyを仮想の2関節型
作業フロントの先端の指令値として与えたときの仮想の
第1、第2アーム13,14の角速度指令値ωbr,ω
arを求め、演算部136でωbr,ωarより第1、
第2、第3アーム3,4,5の角速度指令値ω1,ω
2,ω3を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3関節型掘削機、
すなわち作業具を除いて3個の関節とアームとを有する
作業フロントを備えた掘削機の操作制御装置に係わり、
特に作業具取付け部分である作業フロントの先端を所望
の一方向に移動して作業を行うに適した3関節型掘削機
の操作制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な掘削機の構造を図13に
示す。作業フロント100はブーム101及びアーム1
02の2つで構成され、掘削作業を行うバケット103
がこの先端に設けられている。作業の主体であるバケッ
ト103の位置決めが、ブーム101、アーム102と
いう回動可能な2つの構造要素によって行われているの
で、作業フロント100を2関節型作業フロントと呼
び、この作業フロント100を備えた掘削機を2関節型
の掘削機と称する。
【0003】これに対し、近年2ピースブーム型と呼ば
れる掘削機が使われている。これを図14に示す。2ピ
ースブーム型の掘削機は、図13に示した一般的な掘削
機に対して、作業フロント100Aのブーム101を2
分割して第1ブーム104及び第2ブーム105とした
もので、バケット103の位置決めに関与する関節の数
から作業フロント100Aを3関節型作業フロントと呼
び、この作業フロント100Aを備えた掘削機を3関節
型の掘削機と呼ぶ。
【0004】3関節型の掘削機は、2関節型の掘削機で
は難しかった掘削機の足元の作業を行えるという利点を
持っている。即ち、2関節型の掘削機でも、図13に示
すような姿勢をとることで足元迄バケット103を持っ
てくることが可能であるが、このようにアーム102が
水平になった状態では掘削作業はできない。これに対
し、3関節型の掘削機では、図14に示すようにアーム
102をほぼ垂直にした状態でバケット103を足元に
持ってくることができ、これによって足元の作業が可能
となる。また、足元から遠く離れた位置の作業に対して
も、第1ブーム104と第2ブーム105とを直線に近
く伸ばすことによって、2関節型の掘削機に比べてより
遠くまで作業することが可能である。
【0005】次に、従来の操作方式について述べる。図
15に、一般的な2関節型の掘削機の操作レバーの例を
示す。通常の掘削作業においては、ブーム・アーム・バ
ケット・旋回の4動作が頻繁に、かつ複合的に操作され
る。これらの4動作が2本の操作レバー107,108
に2動作ずつ割り当てられており、オペレータは左右の
手でそれぞれのレバーを操作することで掘削作業を行
う。この他の操作レバーとして、(図示しない)走行用
のレバー(通常ペダルも付加されている)がある。走行
用のレバーは、他のレバー107,108とは独立に使
用されることが多く、ここでは考慮しない。
【0006】図16は、3関節型の掘削機の操作レバー
の例である。前述したように、3関節型の掘削機では、
遠くから足元まで広範囲の作業が可能であるが、これを
実現するためには2関節型掘削機のブーム101に相当
する第1ブーム104の他に、更に第2ブーム105を
操作しなければならない。既に2本の操作レバー10
7,108には4動作が割り当てられていることから、
シーソー型のペダル109を新設して第2ブーム105
の操作を行っている。
【0007】また、3関節型掘削機の操作制御装置とし
て特開平9−95966号公報の提案がある。この提案
では、2本の操作レバーのうち、従来、ブーム用として
使用していたレバーの操作で、第1ブームと第2ブーム
のうちの一方を選択して駆動するようにしたものであ
る。これにより第2ブームを操作するために新たな操作
レバー若しくはペダル等の操作装置を設けることなく、
1本のブーム用の操作レバーで第1及び第2ブームを操
作できる。なお、第1ブームと第2ブームのどちらを選
択して駆動するかは、第1ブームの本体に対する角度及
び第1ブームと第2ブームのなす角度が所定の角度に到
達したかどうかにより決定する。
【0008】3関節型掘削機の操作制御装置として国際
出願公開WO98/06909号公報の提案もある。こ
の提案では、第1ブーム用の操作レバーの操作信号が示
す速度指令値に第1補助ゲインを乗じて第1の値を求
め、アーム用の操作レバーの操作信号が示す速度指令値
に第2補助ゲインを乗じて第2の値を求め、その第1の
値と第2の値との演算値、例えば加算値を第2ブームの
速度指令値とし、この速度指令値を信号に変換して第2
ブームのアクチュエータを動作させるようにしたもので
ある。これにより2関節型掘削機と同様の操作をするだ
けで、バケットは2関節型の掘削機とほぼ同様の動作を
し、かつ第2ブームもオペレータの意志に沿った方向に
バケットが向かうように伸縮するので、3関節型掘削機
の特徴である広い作業範囲を従来の2関節型の掘削機と
同等の操作感覚で連続的に操作することが可能となる。
【0009】更に、3関節型掘削機の操作制御装置とし
て特開平7−180173号公報の提案もある。この提
案では、2本の操作レバーをバケット先端のX方向及び
Y方向の移動速度をそれぞれ指示するものとし、これら
の移動速度を合成した速度ベクトル信号に基づき制御装
置で所定の演算処理を行い、水平引き作業を行う際に、
バケット先端の移動を幅広い範囲にわたって連続して制
御でき、しかも所望の軌跡に沿ってバケットを移動させ
ることができるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3関節型掘削機の操作制御装置には次のような問題
がある。
【0011】油圧ショベルで行う作業には作業フロント
の先端を一方向に移動して行う作業があり、その代表例
として水平引き作業がある。しかし、作業フロントの構
成要素であるブームやアームは回転運動をするため、水
平引き作業等バケット先端を一方向に移動させる作業で
は、それらの作業部材を協調して動作させる必要があ
り、熟練を要する。
【0012】3関節型掘削機では上記のように広範囲の
作業が可能であるので、水平引き作業でも広い作業範囲
を確保できる可能性がある。しかし、3関節型掘削機で
広い作業範囲を連続して操作するためには上記のように
第2ブームも同時に操作する必要があり、第2ブーム用
の操作手段としてペダルを設けた一般的な3関節型掘削
機で両手の操作レバーと足のペダルを協調させて操作
し、作業フロント先端を一方向に動かす作業を行うこと
は、困難を極める。
【0013】特開平9−95966号公報や国際出願公
開WO98/06909号公報及び特開平7−1801
73号公報に提案されている操作制御装置では、いずれ
も2本の操作レバーで3つの作業部材を操作できるよう
にしている。
【0014】しかし、特開平9−95966号公報の操
作制御装置では、従来、ブームを駆動するために使用し
ていた操作レバーで第1ブーム、第2ブームのどちらか
一方を選択して駆動するようにしており、上下方向への
作業範囲の拡大に対しては比較的有利であるが、水平引
き作業等作業フロント先端を上下方向以外の方向に動か
して行う作業では、作業範囲を拡大することができな
い。
【0015】国際出願公開WO98/06909号公報
の操作制御装置では、従来の2関節型油圧ショベルと同
等な作業性を確保しつつ、広い作業範囲を連続して作業
することはできるが、水平引き作業等バケット先端を一
方向に移動させる作業では、従来の2関節型油圧ショベ
ルと同等な操作を超えた使い易さというものではないた
め、熟練を要することには変わりはない。
【0016】特開平7−180173号公報の操作制御
装置では、2本の操作レバーでバケット先端のX方向及
びY方向の移動速度をそれぞれ指示し、作業部材を動か
すので、水平引き作業等バケット先端を特定の方向に移
動させる作業が容易に行える。この従来技術では、制御
装置で行う所定の演算処理の原理として、バケット先端
の特定の一方向の移動軌跡を複数の区画に分け、それぞ
れの区画で3つの作業部材の中から同時に使用可能な2
つの作業部材の異なる組み合わせを選択し、その選択さ
れた2つの作業部材を動かすことによりバケット先端を
特定の一方向に動かす、という方法を採用している。し
かし、バケット先端を動かしたい方向は水平方向だけで
なく任意の方向があり、このような全ての方向に上記原
理を用いて対応しようとすると、全ての方向で条件分け
をして2つの作業部材の異なる組み合わせを決定し、方
向毎にこれら組み合わせのマップを作る必要があり、ソ
フトの製作に多大の手間暇を要する。また、ソフトで用
いるマップの量も膨大となり、制御装置のメモリ容量に
限度のある掘削機では実現が困難である。
【0017】本発明の目的は、3関節型作業フロントの
先端を所望の一方向に容易に移動して作業が行え、3関
節型掘削機の広い作業範囲を有効に活用し効率良く操作
できると共に、作業フロント先端のあらゆる移動方向に
対応できるソフトの製作が簡単であり、容易に実施でき
る3関節型掘削機の操作制御装置を提供することであ
る。
【0018】なお、従来技術について、3関節型掘削機
としてブームを2分割した2ピースブーム型の掘削機を
例に記述を進めてきたが、アームを2分割した場合にも
3関節型掘削機としての機能は同一である。そこで、説
明を一般化する意味で、以下の説明では3個の関節でそ
れぞれ回動する部材を、第1アーム、第2アーム、第3
アームと呼ぶこととする。
【0019】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、掘削機本体と、掘削機本体に回動
可能に取付けられた第1アーム、第1アームに回動可能
に取付けられた第2アーム、第2アームに回動可能に取
付けられた第3アームを有する3関節型作業フロント
と、第1アーム、第2アーム、第3アームをそれぞれ駆
動する複数のアクチュエータを含む油圧駆動装置とを有
する3関節型掘削機の操作制御装置において、前記作業
フロントの回動方向を含む平面上の直交2軸のそれぞれ
の方向の動作指令により前記作業フロント先端の動作を
指令する少なくとも1つの操作手段と、仮想の第1アー
ム及び仮想の第2アームを有する2関節型作業フロント
を仮想的に設け、この仮想の第2アームと前記実際の第
3アームとの動きの関係を予め定めておき、前記操作手
段を前記仮想の2関節型作業フロントの先端の動作を指
令する操作手段として機能させたときの仮想の第2アー
ムの動きに対応した動きが実際の第3アームの動きとし
て得られるよう、前記実際の第1アーム、第2アーム及
び第3アームのそれぞれの指令値を求め、前記油圧駆動
装置に出力する指令演算手段とを備えるものとする。
【0020】このように操作手段と指令演算手段を設
け、操作手段で指令した直交2軸のそれぞれの方向の動
作指令を指令演算手段で演算処理し、第1アーム、第2
アーム及び第3アームのそれぞれの指令値を求めること
により、3関節型作業フロントの先端を所望の一方向に
容易に移動して作業が行え、3関節型掘削機の広い作業
範囲を有効に活用し効率良く操作できる。
【0021】また、指令演算手段では、2関節型作業フ
ロントを仮想的に設け、仮想の第2アームと実際の第3
アームとの動きの関係を予め定めておき、操作手段を仮
想の2関節型作業フロントの先端の動作を指令する操作
手段として機能させたときの仮想の第2アームの動きに
対応した動きが実際の第3アームの動きとして得られる
よう、実際の第1アーム、第2アーム及び第3アームの
それぞれの指令値を求めるので、作業フロント先端のあ
らゆる移動方向に対して1つのアルゴリズムで対応で
き、ソフトの製作が簡単で容易に実施できる。
【0022】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記指令演算手段は、前記仮想の第2アームと前記実際
の第3アームが剛体を形成するかのように動くように前
記仮想の第2アームと前記実際の第3アームとの動きの
関係を定め、前記指令値を演算する。
【0023】このように仮想の第2アームと実際の第3
アームが剛体を形成するかのように動かすと仮想の第2
アームの回転角速度と実際の第3アームの回転角速度は
同じとなるため、仮想の第2アームの回転角速度が実際
の第3アームの回転角速度として与えられることとな
り、操作手段で指令した直交2軸のそれぞれの方向の動
作指令から、仮想の2関節型作業フロントを介在させ
て、第1アーム、第2アーム及び第3アームのそれぞれ
の指令値を求めることができる。
【0024】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記操作手段は第1及び第2の2つの操作手段で
あり、第1の操作手段の一方向の操作が前記作業フロン
ト先端の前記直交2軸の一方向の動作指令を与え、第2
の操作手段の一方向の操作が前記作業フロント先端の前
記直交2軸の他方向の動作指令を与える。
【0025】これにより2関節型掘削機の左右2本の操
作レバーを上記第1及び第2の操作手段とし、左右2本
の操作レバーのブーム操作方向及びアーム操作方向を上
記第1及び第2の操作手段のそれぞれの一方向とするこ
とができ、バケット及び旋回については従来の操作方法
のまま、3関節型作業フロントを2本の操作レバーで動
かせる。
【0026】(4)更に、上記(1)において、好まし
くは、前記指令演算手段は、前記操作手段で指令された
直交2軸のそれぞれの方向の動作指令を合成して作業フ
ロント先端の動作指令を算出する第1演算手段と、この
第1演算手段で算出した動作指令を前記仮想の2関節型
作業フロントの先端の動作指令として与えたときの前記
仮想の第1アーム及び第2アームの指令値を求める第2
演算手段と、この第2演算手段で求めた指令値で仮想の
第1アーム及び第2アームを操作したときの仮想の第2
アームの動きに対応した動きが実際の第3アームの動き
として得られるよう、前記実際の第1アーム、第2アー
ム及び第3アームのそれぞれの指令値を求める第3演算
手段とを含む。
【0027】これにより指令演算手段は、操作手段で指
令した直交2軸のそれぞれの方向の動作指令を演算処理
し、第1アーム、第2アーム及び第3アームのそれぞれ
の指令値が求められる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0029】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
11により説明する。
【0030】図1において、掘削機1の持つ作業フロン
ト2は、それぞれ第1関節15、第2関節16、第3関
節17にて上下方向に回動可能に取り付けられた第1ア
ーム3、第2アーム4、第3アーム5からなる3関節型
であり、その基端は第1関節15で掘削機本体99(上
部旋回体)に支持され、その先端には第4関節(バケッ
ト関節)18で掘削用バケット6が上下方向に回動可能
に取り付けられている。第1アーム3は第1アームシリ
ンダ7、第2アーム4は第2アームシリンダ8、第3ア
ーム5は第3アームシリンダ9でそれぞれ駆動され、バ
ケット6はバケットシリンダ10で駆動される。
【0031】図2に油圧回路の一例を示す。図中、16
0は第1アームシリンダ7、第2アームシリンダ8、第
3アームシリンダ9、バケットシリンダ10を含む油圧
駆動回路であり、油圧ポンプ120から吐出された作動
油は流量制御弁121,122,123,124を介し
て、第1アームシリンダ7、第2アームシリンダ8、第
3アームシリンダ9、バケットシリンダ10に供給され
る。この他に、図示しない旋回用油圧モータ、走行用油
圧モータがあり、これらも同様に接続されている。ここ
では、第1アームシリンダ7について動作を説明する
が、他のシリンダについても同様に動作する。
【0032】また、161は流量制御弁121,12
2,123,124に操作用のパイロット圧力を導くパ
イロット回路であり、パイロット油圧源162と、流量
制御弁121に設けられた1対のパイロットライン16
3a,163b及び流量制御弁122,123,124
に設けられた同様なパイロットライン164a,164
b;165a,165b;166a,166b(一部の
み図示)と、パイロットライン163a,163bに配
置された比例減圧弁129,130及びパイロットライ
ン164a,164b;165a,165b;166
a,166bに設けられた同様な比例減圧弁(図示せ
ず)とで構成されている。
【0033】流量制御弁121は、非作動時にはスプリ
ング127,128に支えられて中立位置にあり、各ポ
ートはブロックされるので、第1アームシリンダ7は動
かない。比例減圧弁129,130によって調整された
パイロット圧力が流量調整弁121のパイロット圧力室
125,126に導かれており、いずれかにパイロット
圧力がたつと、この圧力による力とスプリング127,
128との釣り合いの位置に弁体は変位し、その変位量
に応じた流量が第1アームシリンダ7に送られ、第1ア
ームシリンダ7は伸縮する。流量制御弁122,12
3,124についても同様である。
【0034】比例減圧弁129,130及び図示しない
他の比例電磁弁はコントローラ131からの駆動指令信
号によって調整され、更にコントローラ131には操作
レバー装置11,12からの操作信号及び角度検出器1
42,143,144からの検出信号が入力されてい
る。操作レバー装置11,12は操作信号として電気信
号を出力する電気レバー方式であり、操作レバー装置1
1,12の操作レバー11a,12aが操作されると、
その操作量に応じて第1アームシリンダ7、第2アーム
シリンダ8、第3アームシリンダ9、バケットシリンダ
10を任意の速度で駆動することができる。角度検出器
142,143,144は第1関節15、第2関節1
6、第3関節17にそれぞれ取り付けられ、第1アーム
3、第2アーム4、第3アーム5の回転角度としてそれ
らの関節角度θ1,θ2,θ3を検出する。角度検出器と
しては各関節の角度を直接検出するポテンショメータで
あってもよいし、第1シリンダ7、第2シリンダ8、第
3シリンダ9の変位量を検出し、関節角度を幾何学的に
演算するものであってもよい。
【0035】操作レバー装置11,12の操作方法の詳
細を図3に示す。
【0036】図3において、バケット及び旋回に関する
操作は従来の掘削機と全く同じである。右側に配置され
た操作レバー装置11の操作レバー11aを右(a)又
は左(b)方向に操作すると、その操作量に応じた速度
でバケット6はダンプ側(開く側)又はクラウド側(掻
き込む側)に動作する。左側に配置された操作レバー装
置12の操作レバー12aを前(g)又は後(h)方向
に操作すると、その操作量に応じた速度で上部旋回体9
9は右旋回又は左旋回を行う。
【0037】また、従来、第1ブームを動作させていた
操作レバー装置11の操作レバー11aの前(c)又は
後(d)方向の操作は、本実施形態では、その操作量に
応じた速度で、第3アーム5の先端の第3関節18(作
業フロント2の先端)をX軸方向(後述)に前進(掘削
機本体99のキャブ99aから離れる方向)、又は後退
(キャブ99aに近づく方向)させる。また、従来、第
3アーム5を動作させていた操作レバー装置12の操作
レバー12aの右(e)又は左(f)方向の操作は、本
実施形態では、その操作量に応じた速度で、第3アーム
5の先端の第3関節18(作業フロント2の先端)をY
軸方向(後述)に下げ又は上げ動作させる。
【0038】本発明の制御演算で使用する座標系及び主
要パラメータを図4により説明する。
【0039】図4において、本発明の制御演算で用いる
絶対座標系は第1アーム3、第2アーム4、第3アーム
5を含む平面を座標平面とし、第1アーム3の回動支点
(第1関節)15を原点Oとした直交座標系であり、そ
のX軸は座標平面と原点Oを含む車両旋回面との交線で
あり、Y軸は原点Oを通り車両旋回面に垂直な直線であ
る。上記操作レバー11aの前後方向(c,d方向)の
操作で与えられる作業フロント2の先端の速度指令ベク
トルVxはその直交座標系のX軸方向のベクトルであ
り、操作レバー12aの左右方向(e,f方向)の操作
で与えられる作業フロント2の先端の速度指令ベクトル
yはそのY軸方向のベクトルである。
【0040】また、図4において、角度検出器142に
より検出される関節角度θ1はX軸と第1アーム3との
なす角度であり、角度検出器143で検出される関節角
度θ2は第1アーム3と第2アーム4とのなす角度であ
り、角度検出器144で検出される関節角度θ3は第2
アーム4と第3アーム5とのなす角度である。
【0041】更に、θbは本発明の制御演算で用いる仮
想の2関節型作業フロント2Xの仮想の仮想の第1アー
ム13の回動支点19を通るX軸と平行な直線と仮想の
第1アーム13とのなす角度であり、θaは仮想の第1
アーム13と仮想の第2アーム14とのなす角度であ
る。
【0042】次に、上記のように操作レバー11a,1
2aを前後方向(c,d方向)及び左右方向(e,f方
向)に操作することにより第1アーム3、第2アーム
4、第3アーム5を動かす本発明の基本原理を説明す
る。
【0043】上記のように本発明では、操作レバー11
aの前後方向(c,d方向)の操作で、作業フロント2
の先端のX軸方向の速度指令ベクトルVxを与え、操作
レバー12aの左右方向(e,f方向)の操作で、作業
フロント2の先端のY軸方向の速度指令ベクトルVy
与えており、これらの合成ベクトルは、図4に示すよう
に、両者のベクトル和Vxy=Vx+Vyとなる。
【0044】ここで、3関節型作業フロントの場合、第
3アーム先端を特定の位置に位置させたときの第1アー
ム、第2アーム、第3アームの姿勢(傾き)は一義的に
定まらない。これは、3関節型作業フロントが2次元空
間内の位置決めに3つの関節、つまり3つの自由度を持
っているからである。同様に、作業フロント先端の速度
指令ベクトルVxyが定まっても、第1アーム、第2アー
ム、第3アームの指令角速度も一義的に定まらない。
【0045】これに対し、2関節型作業フロントの場
合、2つの自由度を持っているので、第2アーム先端を
特定の位置に位置させたときの第1アーム及び第2アー
ムの姿勢(傾き)は一義的に定まり、2関節型作業フロ
ントに対して作業フロント先端の速度指令ベクトルVxy
が定まれば、第1アーム及び第2アームの指令角速度も
一義的に定まる。
【0046】従って、本発明では、仮想の第1アーム1
3及び仮想の第2アーム14を有する2関節型作業フロ
ント2Xを仮想的に設け、この仮想の2関節型作業フロ
ント2Xを介在させて第1アーム3、第2アーム4及び
第3アーム5の指令値を求めるものである。
【0047】また、3関節型作業フロントの場合、3つ
の自由度があるので、もう1つの拘束条件を与えれば、
上記速度指令ベクトルVxyによる第1アーム、第2アー
ム、第3アームの指令角速度は一義的に定まる。そこ
で、上記のように仮想の2関節型作業フロント2Xを介
在させて第1アーム3、第2アーム4及び第3アーム5
の指令値を求めるとき、仮想の第2アーム14と実際の
第3アーム5との動きの関係を予め定めておき、前後方
向(c,d方向)及び左右方向(e,f方向)に操作す
る操作レバー11a及び操作レバー12aを仮想の2関
節型作業フロント2Xの先端の動作を指令する操作手段
として機能させたときの仮想の第2アーム14の動きを
求め、上記関係からこの動きに対応した動きを実際の第
3アーム5で求め、これをもう1つの拘束条件として第
1アーム、第2アーム、第3アームの指令値を求めるも
のである。
【0048】ここで、仮想の第2アーム14と実際の第
3アーム5との動きの関係としては、本発明では、仮想
の第2アーム14と実際の第3アーム5とが剛体を形成
するかのように動くように定める。このように仮想の第
2アームと実際の第3アームとの動きの関係を定めるこ
とにより仮想の第2アームの回転角速度と実際の第3ア
ームの回転角速度は同じとなり、仮想の第2アームの回
転角速度が実際の第3アームの回転角速度として与えら
れる。
【0049】また、仮想的に設けた2関節型作業フロン
トの仮想の第1アーム13の基端の回動支点(仮想の第
1関節)19は車体99に対して任意の位置に設定可能
であり、図1に示す実施形態では、仮想の第1アーム1
3の基端の回動支点(仮想の第1関節)19を実際の第
1アーム3の基端の回動支点(第1関節)15より後方
の位置に設定している。これにより、バケット6を車体
99に向けて水平方向に引くとき、車体99に近接した
位置まで第1アームシリンダ7、第2アームシリンダ
8、第3アームシリンダ9のいずれもストロークエンド
に達することなく、各シリンダの有効ストロークを有効
に利用できるようになり、水平引き作業で車体99に近
接した位置までバケット6を動かすことができ、広い作
業範囲を確保できる。
【0050】更に、仮想の第1アーム13の長さ(仮想
の第1関節19と仮想の第2関節20とを結ぶ線分の長
さL0)及び仮想の第2アーム14の長さ(仮想の第2
関節20と仮想の第3関節(バケット関節)21を結ぶ
線分の長さL1)も、任意に設定可能であり、本実施形
態では、L0,L1を通常の2関節型掘削機よりも長くな
るように設定している。これにより、バケット6を車体
99の近くまで持って来たときに仮想の第2アーム14
が垂直に近い姿勢を保てるようになり、実際の第3アー
ム5も垂直に近い姿勢となり、良好な作業性が得られ
る。
【0051】図5に、上記のような原理に基づき動作す
るコントローラ131によって処理されるアルゴリズム
を示す。
【0052】コントローラ131は、速度指令ベクトル
演算部134、仮想リンク角速度演算部135、実リン
ク指令値演算部136、仮想リンク角度演算部138、
飽和関数演算部150〜155の各機能を有している。
また、コントローラ131には、第1アーム3の長さM
1、第2アーム4の長さM2、第3アーム5の長さM3
仮想の第1アーム13の長さL0、仮想の第2アーム1
4の長さL1、仮想の第1アーム13の基端(仮想の第
1関節)19の位置情報(X0,Y0)が予め定められ、
記憶されている。
【0053】まず、コントローラ131には、操作レバ
ー11aの操作による作業フロント2の先端(第3アー
ム5の先端)のX軸方向の速度指令ベクトルVxを指令
するX軸方向信号132と、操作レバー12aによる作
業フロント2の先端(第3アーム5の先端)のY軸方向
の速度指令ベクトルVyを指令するY軸方向信号133
とが入力され、速度指令ベクトル演算部134で、作業
フロント2の先端の速度指令ベクトルを両者のベクトル
和Vxy=Vx+Vyにより算出する。
【0054】次いで、仮想リンク角速度演算部135で
その速度指令ベクトルVxyを仮想の2関節型作業フロン
トの先端の指令値として与えたときの仮想の第1アーム
13及び第2アーム14の角速度指令値ωbr,ωarを求
める。
【0055】図6に角速度指令値ωbr,ωarの求め方を
示す。この図6に示すように、仮想的に設定した2関節
型作業フロント2Xは2リンクからなる構成であり、更
に関節可動角度範囲が制限されているので、平面上でリ
ンク構造の先端の一点を定めたときにそのリンクの姿勢
が一意に定まることから、仮想的に設定した第1アーム
13、第2アーム14の角速度指令値ωbr,ωarも一意
に求めることができる。ここで、仮想の第1アーム13
の角速度指令値ωbrは、速度指令ベクトルVxyの関節1
9,21を結ぶ直線に垂直な成分Vb1をその線分の長さ
b1で割った値であり、仮想の第2アーム14の角速度
指令値ωarは、速度指令ベクトルVxyの関節20,21
を結ぶ直線に垂直な成分Va1をその線分の長さ(仮想の
第2アーム14の長さ)L1で割った値である。
【0056】ベクトル成分Vb1,Va1の計算には仮想の
第1アーム13及び第2アーム14のそれぞれの姿勢情
報、即ち、各関節角度θb,θaが必要である。これは、
仮想リンク角度演算部138において、実際の3関節の
各関節角度θ1,θ2,θ3を角度検出器142,14
3,144から取り込み、これと第1アーム3と第2ア
ーム4と第3アーム5の長さM1,M2,M3から実際の
作業フロント2の姿勢と第3アーム5の先端の位置を演
算し、これから仮想の第1アーム13の長さL1と仮想
の第2アーム14の長さL2を用いて算出する。
【0057】次に実リンク指令値演算部136で、仮想
の第1アーム13及び第2アーム14の角速度指令値ω
br,ωarより第1アーム3、第2アーム4、第3アーム
5それぞれの角速度指令値ω1,ω2,ω3を求める。
【0058】この演算には、第1アーム3及び第2アー
ム4の姿勢情報、即ち第1アーム3及び第2アーム4の
関節角度θ1,θ2及び仮想的の第1アーム13の姿勢情
報、即ち関節角度θbが必要である。第1アーム3及び
第2アーム4の関節角度θ1,θ2は角度検出器142,
143より取り込む。また、仮想の第1アーム13の関
節角度θbは仮想リンク角度演算部138で計算した値
を用いる。
【0059】第1アーム3、第2アーム4、第3アーム
5の角速度指令値ω1,ω2,ω3が求まれば、それぞれ
角速度指令値通りに回動するように、第1アームシリン
ダ7、第2アームシリンダ8、第3アームシリンダ9を
伸縮させればよい。このため指令値ω1,ω2,ω3は、
それぞれ、飽和関数150,151,152,153,
154,155に入力され、それらの正負に応じた駆動
指令信号(電気信号)が出力される。ここで、指令値ω
1が正の場合は飽和関数150によりω1に応じた駆動指
令信号(電気信号)が比例減圧弁130に出力され、負
の場合は飽和関数151によりω1に応じた駆動指令信
号(電気信号)が比例減圧弁129に出力される。指令
値ω2,ω3の場合も同様である。
【0060】実リンク指令値演算部136において、仮
想の第1アーム13及び第2アーム14の角速度指令値
ωbr,ωarより第1アーム3、第2アーム4、第3アー
ム5それぞれの角速度指令値ω1,ω2,ω3を求める詳
細を図7〜図10により説明する。
【0061】(A)指令値ω brで仮想の第1アーム13
を操作する場合 (A1)図7において、仮想の第1アーム13に与えら
れる指令値ωbrが上げ方向の角速度指令値であるとする
と、仮想の第2アーム14の角速度指令値ωarがない場
合、仮想の第2アーム14は仮想の第1アーム13と同
じ角速度で仮想の第1関節19回りを回転するので、仮
想のバケット関節21(実際のバケット関節18)が移
動すべき目標の速度ベクトル(以下、単に目標速度とい
う)Vb1は、仮想の第1関節19とバケット関節21を
結ぶ線分(長さSb1)に対して垂直方向に、 Vb1=Sb1×ωbr …(1) の大きさを持つ。
【0062】また、実際の第3関節17が移動すべき目
標の速度ベクトル(以下、単に目標速度という)V
b2は、仮想の第2アーム14と実際の第3アーム5とが
剛体(図示斜線部参照)を形成するかのように動くの
で、仮想の第1関節19と実際の第3関節17を結ぶ線
分(長さSb2)に対して垂直方向に、 Vb2=Sb2×ωbr …(2) の大きさを持つ。
【0063】(A2)まず、第3関節17にVb2の目標
速度を与えるのに必要な第1関節15回りの回転角速度
及び第2関節16回りの回転角速度を検討する。
【0064】(A2-1)図8において、目標速度Vb2を、
第1関節15と第3関節17とを結ぶ線分(長さS1
に垂直な方向の成分と、第2関節16と第3関節17と
を結ぶ線分(長さM2)に垂直な方向の成分とに分解し
て、Vbs1,Vbs2を得る。
【0065】線分Sb2と線分M2とのなす角度をA、線
分Sb2と線分S1とのなす角度をBとすれば、
【0066】
【数1】
【0067】
【数2】
【0068】これにより、第1アーム3の角速度指令ω
b1と第2アーム4の角速度指令ωb2は次のように求める
ことができる。
【0069】なお、第1アーム3の角速度指令ωb1は上
げ方向を正、第2アーム4の角速度指令ωb2はダンプ方
向を正としている。
【0070】
【数3】
【0071】
【数4】
【0072】ここで、仮想の第1関節19を実際の第1
関節15に一致させた場合は、角度B=0、S1=Sb2
となるため、速度Vbs1,Vbs2は、
【0073】
【数5】
【0074】
【数6】
【0075】となる。よって、角速度指令ωb1,ω
b2も、
【0076】
【数7】
【0077】
【数8】
【0078】となる。
【0079】(A2-2)次に、第3アーム5の角速度指令
ωb3を求める。実際のバケット関節18と仮想のバケッ
ト関節21とは一致しているので、仮想のバケット関節
21に目標速度Vb1を与えると、実際のバケット関節1
8にも同じ速度Vb1が与えられる。この目標速度Vb1
絶対座標系(第1関節15を原点としたXY座標系)に
おける値であり、第3関節17の速度Vb2を含んでい
る。よって、速度Vb1を速度Vb2と、第3関節17とバ
ケット関節18を結ぶ線分(長さM3)に垂直な方向の
成分Vbrとに分解する。
【0080】線分Sb1と線分Sb2とのなす角度をC、線
分Sb1と線分M3とのなす角度をDとすれば、
【0081】
【数9】
【0082】
【数10】
【0083】という関係が得られ、速度Vbrを求めるこ
とができる。
【0084】また、上式の関係と、3つの線分Sb1,S
b2,M3で形成される3角形の関係式、
【0085】
【数11】
【0086】から、速度Vbrは以下のように求められ
る。
【0087】
【数12】
【0088】この速度Vbrを用いて、第3関節17回り
の第3アーム5の角速度ωb3rは、
【0089】
【数13】
【0090】となる。即ち、仮想の第1アーム13に与
えられた指令角速度ωbrで第3アーム5も回転するの
で、結局、その指令角速度ωbrが第3関節17回りの第
3アーム5の角速度ωb3rとなる。
【0091】ところで、この角速度ωb3rは、絶対座標
系における第3関節17回りの第3アーム5の回転角速
度を意味しており、第3アーム5を駆動するための角速
度指令ωb3を求めるためには、第3関節17回りの第2
アーム4の回転角速度を考慮する必要がある。この第3
関節17回りの第2アーム4の回転角速度は、上記で求
めた角速度指令ωb1,ωb2を用いてωb1+ωb2で表せる
ことから、第3アーム5の角速度指令ωb3は、ダンプ方
向を正として、 ωb3=ωb3r−(ωb1+ωb2)=ωbr−(ωb1+ωb2) …(10) として求められる。
【0092】ここで、仮想の第1関節19を実際の第1
関節15に一致させた場合は、上記のようにωb1
ωbr、ωb2=0であるから、 ωb3=0 …(10′) となる。即ち、指令値ωbrのみで仮想の第1アーム1
3を操作する場合は、仮想の第1アーム13に与えられ
る指令角速度ωbrをそのまま第1アーム3の角速度指令
ωb1とすればよい。
【0093】(B)指令値ω arで仮想の第2アーム14
を操作する場合 (B1)図9において、仮想の第2アーム14に与えら
れた指令値ωarが押し出し方向の指令角速度であるとす
ると、仮想のバケット関節21(実際のバケット関節1
8)が移動すべき目標の速度ベクトル(以下、単に目標
速度という)Va1は、仮想の第2関節20とバケット関
節21を結ぶ線分(長さL1)に対して垂直方向に、 Va1=L1×ωar …(11) の大きさを持つ。
【0094】また、第3関節17が移動すべき目標の速
度ベクトル(以下、単に目標速度という)Va2は、仮想
の第2アーム14と実際の第3アーム5とが剛体(図示
斜線部参照)を形成するかのように動くので、仮想の第
2関節20と第3関節21を結ぶ線分(長さL2)に対
して垂直方向に、 Va2=L2×ωar …(12) の大きさを持つ。
【0095】(B2)まず、第3関節17にVa2の目標
速度を与えるのに必要な第1関節15回りの回転角速度
及び第2関節16回りの回転角速度を検討する。
【0096】(B2-1)図10において、目標速度V
a2を、第1関節15と第3関節17とを結ぶ線分(長さ
1)に垂直な方向の成分と、第2関節16と第3関節
17とを結ぶ線分(長さM2)に垂直な方向の成分とに
分解して、Vas1,Vas2を得る。
【0097】線分L2と線分M2とのなす角度をE、線分
2と線分S1とのなす角度をFとすれば、
【0098】
【数14】
【0099】
【数15】
【0100】これにより、第1アーム3の角速度指令ω
a1と第2アーム4の角速度指令ωa2は次のように求める
ことができる。
【0101】なお、第1アーム3の角速度指令ωa1は上
げ方向を正、第2アーム4の角速度指令ωa2はダンプ方
向を正としている。
【0102】
【数16】
【0103】
【数17】
【0104】(B2-2)次に、第3アーム5の角速度指令
ωa3を求める。実際のバケット関節18に与えるべき目
標の速度Va1は、絶対座標系(第1関節15を原点とし
たXY座標系)における値であり、この速度Va1は第3
関節17の速度Va2を含んでいる。よって、速度Va1
速度Va2と、第3関節17とバケット関節18を結ぶ線
分(長さM3)に垂直な方向の成分Varとに分解する。
【0105】線分L2と線分L1とのなす角度をG、線分
1と線分M3とのなす角度をHとすれば、
【0106】
【数18】
【0107】
【数19】
【0108】という関係が得られ、速度Varを求めるこ
とができる。
【0109】また、上式の関係と、3つの線分L1
2,M3で形成される3角形の関係式、
【0110】
【数20】
【0111】から、速度Varは以下のように求められ
る。
【0112】
【数21】
【0113】この速度Varを用いて、第3関節17回り
の第3アーム5の角速度ωa3rは、
【0114】
【数22】
【0115】となる。即ち、仮想の第2アーム14に与
えられた指令角速度ωarで第3アーム5も回転するの
で、結局、その指令角速度ωarが第3関節17回りの第
3アーム5の角速度ωa3rとなることが分かる。
【0116】ところで、この角速度ωa3rは、絶対座標
系における第3関節17回りの第3アーム5の回転角速
度を意味しており、第3アーム5を駆動するための角速
度指令ωa3を求めるためには、第3関節17回りの第2
アーム4の回転角速度を考慮する必要がある。この第3
関節17回りの第2アーム4の回転角速度は、上記で求
めた角速度指令ωa1,ωa2を用いてωa1+ωa2で表せる
ことから、第3アーム5の角速度指令ωa3は、ダンプ方
向を正として、ωa3=ωa3r−(ωa1+ωa2)=ωar
(ωa1+ωa2) …(20)として求められる。
【0117】(C)各アームの角速度指令値 各アーム3,4,5の角速度指令値ω1,ω2,ω3は、
上記で求めた仮想の第1アーム13を操作した場合の角
速度指令ωb1,ωb2,ωb3と、仮想の第2アーム14を
操作した場合の角速度指令ωa1,ωa2,ωa3のそれぞれ
を加えたものとなるから、 ω1=ωb1+ωa1 ω2=ωb2+ωa2 ω3=ωb3+ωa3=ωbr+ωar−(ωb1+ωb2+ωa1+ωa2) …(21) となる。
【0118】ここで、仮想の第1関節19を実際の第1
関節15に一致させた場合は、上記のようにωb1
ωbr、ωb2=0、ωb3=0であるから、 ω1=ωbr+ωa1 ω2=ωa2 ω3=ωa3=ωar−(ωa1+ωa2) …(21′) となる。
【0119】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、3関節型作業フロント2の第1、第2、第3アーム
3,4,5の角速度指令を操作レバー11aのcd方向
操作と操作レバー12aのef方向操作による作業フロ
ント2の先端(第3アーム5先端)のX軸方向の速度指
令ベクトルVx及びY軸方向の速度指令ベクトルVyで与
えるので、操作レバー11a,12aの操作で作業フロ
ント2の先端を所望の一方向に容易に移動して作業が行
え、水平引き作業など、2関節型掘削機ですら熟練を要
し、3関節型掘削機においては不可能に近かった作業フ
ロントの先端を所望の一方向に移動して行う作業を、容
易に精度良く行うことができ、3関節型掘削機の広い作
業範囲を有効に活用し効率良く操作できる。
【0120】また、2関節型作業フロント2Xを仮想的
に設け、仮想の第2アーム14と実際の第3アーム5と
の動きの関係を予め定めておき、操作レバー11a,1
2aを仮想の2関節型作業フロント2Xの先端の動作を
指令する操作手段として機能させたときの仮想の第2ア
ーム14の動きに対応した動きが実際の第3アーム5の
動きとして得られるよう、実際の第1アーム3、第2ア
ーム4及び第3アーム5のそれぞれの指令値ω1,ω2
ω3を求めるので、作業フロント先端のあらゆる移動方
向に対して1つのアルゴリズムで対応でき、ソフトの製
作が簡単で容易に実施できる。
【0121】また、操作レバー装置11,12は、操作
レバー11aのcd方向の操作を作業フロント2の先端
(第3アーム5先端)のX軸方向の速度指令ベクトルV
xに割り当て、操作レバー12aのef方向の操作を作
業フロント2の先端(第3アーム5先端)のY軸方向の
速度指令ベクトルVyに割り当てたので、操作レバー1
1aのab方向の操作及び操作レバー12aのgh方向
の操作は従来通りバケット及び旋回指令に使用でき、バ
ケット及び旋回については従来の操作方法のまま2本の
操作レバー11a,12aで動かせる。
【0122】本発明の第2の実施形態を図11により説
明する。図中、図5に示す機能と同等のものには同じ符
号を付している。
【0123】本実施形態は動作の精度向上を目的とした
ものであり、コントローラ131Aは、第1の実施形態
と同様に速度指令ベクトル演算部134、仮想リンク角
速度演算部135、実リンク指令値演算部136、飽和
関数演算部150〜155の各機能を有すると共に、第
1の実施形態であった仮想リンク角度演算部138に代
え積分演算部160,161を有し、更に位置のフィー
ドバック制御演算のため積分演算部162,163,1
64及び減算部165,166,167の各機能を有し
ている。
【0124】積分演算部160,161では仮想の第1
アーム13と仮想の第2アーム14の各関節角度の情報
θb,θaを角速度指令値ωbr,ωarの積分で与え、積分
演算部162,163,164では第1アーム3、第2
アーム4、第3アーム5の各関節角度の情報θ1t
θ2t,θ3tを角速度指令値ω1,ω2,ω3の積分で与え
る。また、積分演算部162,163,164で計算し
た第1アーム3、第2アーム4、第3アーム5の角速度
指令値の積分値θ1t,θ2t,θ3tを目標角度(位置)と
し、これと角度検出器142,143,144から得た
実際の角度θ1r,θ2r,θ3rを減算部165,166,
167で比較して角度偏差Δθ1,Δθ2,Δθ3を求
め、これを飽和関数演算部150〜155に入力して目
標角度θ1t,θ2t,θ3tになるように回動制御する。
【0125】本実施形態によれば、第1の実施形態と同
様の効果が得られ、更に3関節型作業フロントをより精
度良く動かすことができるという効果が得られる。
【0126】なお、上記実施形態では、X軸方向、Y軸
方向の動作指令に別々の操作レバー装置11,12の2
本の操作レバー11a,12aを使用したが、図12に
示すように1本の操作レバー11aでX軸方向、Y軸方
向の動作指令を与えてもよい。即ち、右側に配置された
操作レバー装置11Aの操作レバー11aを右(a)又
は左(b)方向に操作すると、その操作量に応じた速度
で、第3アーム5の先端の第3関節18(作業フロント
2の先端)をY軸方向に下げ又は上げ動作させ、操作レ
バー11aを前(c)又は後(d)方向に操作すると、
その操作量に応じた速度で、第3アーム5の先端の第3
関節18(作業フロント2の先端)をX軸方向に前進又
は後退させる。一方、左側に配置された操作レバー装置
12の操作レバー12aを右(e)又は左(f)方向に
操作すると、その操作量に応じた速度で、バケット6は
ダンプ側(開く側)又はクラウド側(掻き込む側)に動
作し、操作レバー12aを前(g)又は後(h)方向に
操作すると、その操作量に応じた速度で上部旋回体99
は右旋回又は左旋回を行う。
【0127】また、上記実施形態では、仮想の2関節型
作業フロント2Xの第1アーム13及び仮想の第2アー
ム14の長さL0,L1に関し、広い作業範囲を操作可能
とするためにこれらL0,L1を長く設定したが、この長
さは目的に応じて任意に設定可能である。また、仮想の
2関節型作業フロント2Xの仮想の第1関節と3関節型
作業フロントの第1関節15とを一致させても良いし、
両者が一致しない場合の位置関係も、要求される動作特
性に応じて任意に設定可能である。
【0128】更に、上記実施形態では、仮想の2関節型
作業フロント2Xの第2アーム14の先端(バケット関
節)21と3関節型作業フロント2の第3アーム5の先
端(バケット関節)18を一致させたが、これも多少ず
れていても構わない。この場合も、両者の位置関係さえ
決まっていれば、両者を一致させた場合と同様の演算処
理が可能である。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、3関節型作業フロント
の第1、第2、第3アームの角速度指令を作業フロント
先端の直交2軸のそれぞれの方向の動作指令で与えるの
で、作業フロントの先端を所望の一方向に容易に移動し
て作業が行え、水平引き作業など、2関節型掘削機です
ら熟練を要し、3関節型掘削機においては不可能に近か
った作業フロントの先端を所望の一方向に移動して行う
作業を、容易に精度良く行うことができ、3関節型掘削
機の広い作業範囲を有効に活用し効率良く操作できる。
【0130】また、2関節型作業フロントを仮想的に設
け、この仮想の2関節型作業フロントを介在させて第1
アーム3、第2アーム4及び第3アーム5のそれぞれの
指令値を求めるので、作業フロント先端のあらゆる移動
方向に対して1つのアルゴリズムで対応でき、ソフトの
製作が簡単で容易に実施できる。
【0131】更に、第1及び第2の操作手段のそれぞれ
の一方向の操作で作業フロント先端の直交2軸のそれぞ
れの方向の動作指令を与えるようにしたので、バケット
及び旋回については従来の操作方法のまま、3関節型作
業フロントを2本の操作レバーで動かせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象である3関節型掘削機の構造
を説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による3関節型掘削機
の操作制御装置のシステム構成を油圧回路と共に示す図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態による3関節型掘削機
の操作制御装置の操作手段を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の制御演算で使用する
座標系及びパラメータを説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による3関節型掘削機
の操作制御装置のコントローラの機能を示すブロック線
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による仮想の2関節型
掘削機の仮想の第1アーム及び第2アームの角速度指令
値の求め方を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施形態による2関節型掘削機
の仮想の第1アーム及び第2アームの角速度指令値から
3関節型掘削機の第1、第2、第3アームの角速度指令
とを求める原理を説明するための図である。
【図8】本発明の第1の実施形態による2関節型掘削機
の仮想の第1アーム及び第2アームの角速度指令値から
3関節型掘削機の第1、第2、第3アームの角速度指令
とを求める原理を説明するための図である。
【図9】本発明の第1の実施形態による2関節型掘削機
の仮想の第1アーム及び第2アームの角速度指令値から
3関節型掘削機の第1、第2、第3アームの角速度指令
とを求める原理を説明するための図である。
【図10】本発明の第1の実施形態による2関節型掘削
機の仮想の第1アーム及び第2アームの角速度指令値か
ら3関節型掘削機の第1、第2、第3アームの角速度指
令とを求める原理を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施形態による3関節型掘削
機の操作制御装置のコントローラの機能を示すブロック
線図である。
【図12】本発明の第3の実施形態による3関節型掘削
機の操作制御装置の操作手段を説明する図である。
【図13】従来の3関節型掘削機の一例としての、2ピ
ースブーム型掘削機の構造を説明する図である。
【図14】従来の3関節型掘削機の一例としての、2ピ
ースブーム型掘削機の構造を説明する図である。
【図15】従来の2関節型掘削機の操作手段を説明する
図である。
【図16】従来の2ピースブーム型掘削機の操作系を説
明する図である。
【符号の説明】
1 3関節型掘削機 2 3関節型作業フロント 2X 仮想の2関節型作業フロント 3 第1アーム 4 第2アーム 5 第3アーム 6 バケット 7 第1アームシリンダ 8 第2アームシリンダ 9 第3アームシリンダ 10 バケットシリンダ 11 操作レバー装置 11a 操作レバー 12 操作レバー装置 12a 操作レバー 13 仮想の第1アーム 14 仮想の第2アーム 15 第1関節 16 第2関節 17 第3関節 18 第4関節(バケット関節) 19 仮想の第1関節 20 仮想の第2関節 21 仮想の第3関節(バケット関節) 120 油圧ポンプ 121〜124 流量制御弁 129,130比例減圧弁 131 コントローラ 132 X軸方向指令信号 133 Y軸方向指令信号 134〜137 演算部 142〜144 角度検出器 Vx X軸方向の速度指令ベクトル Vy Y軸方向の速度指令ベクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大科 守雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削機本体と、掘削機本体に回動可能に取
    付けられた第1アーム、第1アームに回動可能に取付け
    られた第2アーム、第2アームに回動可能に取付けられ
    た第3アームを有する3関節型作業フロントと、第1ア
    ーム、第2アーム、第3アームをそれぞれ駆動する複数
    のアクチュエータを含む油圧駆動装置とを有する3関節
    型掘削機の操作制御装置において、 前記作業フロントの回動方向を含む平面上の直交2軸の
    それぞれの方向の動作指令により前記作業フロント先端
    の動作を指令する少なくとも1つの操作手段と、 仮想の第1アーム及び仮想の第2アームを有する2関節
    型作業フロントを仮想的に設け、この仮想の第2アーム
    と前記実際の第3アームとの動きの関係を予め定めてお
    き、前記操作手段を前記仮想の2関節型作業フロントの
    先端の動作を指令する操作手段として機能させたときの
    仮想の第2アームの動きに対応した動きが実際の第3ア
    ームの動きとして得られるよう、前記実際の第1アー
    ム、第2アーム及び第3アームのそれぞれの指令値を求
    め、前記油圧駆動装置に出力する指令演算手段とを備え
    ることを特徴とする3関節型掘削機の操作制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の3関節型掘削機の操作制御
    装置において、前記指令演算手段は、前記仮想の第2ア
    ームと前記実際の第3アームが剛体を形成するかのよう
    に動くように前記仮想の第2アームと前記実際の第3ア
    ームとの動きの関係を定め、前記指令値を演算すること
    を特徴とする3関節型掘削機の操作制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の3関節型掘削機の操作制御
    装置において、前記操作手段は第1及び第2の2つの操
    作手段であり、第1の操作手段の一方向の操作が前記作
    業フロント先端の前記直交2軸の一方向の動作指令を与
    え、第2の操作手段の一方向の操作が前記作業フロント
    先端の前記直交2軸の他方向の動作指令を与えることを
    特徴とする3関節型掘削機の操作制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の3関節型掘削機の操作制御
    装置において、前記指令演算手段は、前記操作手段で指
    令された直交2軸のそれぞれの方向の動作指令を合成し
    て作業フロント先端の動作指令を算出する第1演算手段
    と、この第1演算手段で算出した動作指令を前記仮想の
    2関節型作業フロントの先端の動作指令として与えたと
    きの前記仮想の第1アーム及び第2アームの指令値を求
    める第2演算手段と、この第2演算手段で求めた指令値
    で仮想の第1アーム及び第2アームを操作したときの仮
    想の第2アームの動きに対応した動きが実際の第3アー
    ムの動きとして得られるよう、前記実際の第1アーム、
    第2アーム及び第3アームのそれぞれの指令値を求める
    第3演算手段とを含むことを特徴とする3関節型掘削機
    の操作制御装置。
JP11333198A 1998-04-23 1998-04-23 3関節型掘削機の操作制御装置 Pending JPH11303127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11333198A JPH11303127A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 3関節型掘削機の操作制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11333198A JPH11303127A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 3関節型掘削機の操作制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11303127A true JPH11303127A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14609542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11333198A Pending JPH11303127A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 3関節型掘削機の操作制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11303127A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2736569B2 (ja) 油圧パワーショベルの操作方法
KR100240085B1 (ko) 굴삭기의 조작장치
JPH09268602A (ja) 掘削機の制御装置
JP4898149B2 (ja) 複数の自由度を有する可動インターフェイス構造
US20200299930A1 (en) Selectable velocity-based or position-based work vehicle operator control system
JPH08333768A (ja) 建設機械の領域制限掘削制御装置
WO2019213246A1 (en) Automated coupling of an implement to an implement carrier of a power machine
US20140172246A1 (en) Automatic Swing and Radius Control System and Method for a Machine Implement
JP3822646B2 (ja) 3関節型掘削機の操作制御装置
US12071743B2 (en) Coordinated actuator control by an operator control
JPH02101511A (ja) 直観的操作レバー制御機構
JP7358164B2 (ja) 制御システム、作業車両の制御方法、および、作業車両
US10801178B2 (en) Work tool attachment for a work machine
JPH11303127A (ja) 3関節型掘削機の操作制御装置
JP3779825B2 (ja) 油圧式走行車両の走行操作装置
JP3749308B2 (ja) 建設作業用マニュアルマニピュレータの操作制御機構
JP5600830B2 (ja) 作業機械の操作制御装置
KR100335363B1 (ko) 굴삭기의제어장치
WO2022208974A1 (ja) 作業機械
WO2022201623A1 (ja) 作業機械
JPH11280103A (ja) 3関節型掘削機の操作制御装置
EP3763602A1 (en) Work vehicle
KR100335362B1 (ko) 굴삭기의제어장치
JP2852984B2 (ja) 建設機械の並進操作方法
JP2000008404A (ja) 3関節型掘削機の操作制御装置