JPH11302824A - 酸化アルミニウム不働態膜の形成方法並びに接流体部品及び流体供給・排気システム - Google Patents

酸化アルミニウム不働態膜の形成方法並びに接流体部品及び流体供給・排気システム

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JPH11302824A
JPH11302824A JP11257398A JP11257398A JPH11302824A JP H11302824 A JPH11302824 A JP H11302824A JP 11257398 A JP11257398 A JP 11257398A JP 11257398 A JP11257398 A JP 11257398A JP H11302824 A JPH11302824 A JP H11302824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶接部も含めたすべての接流体表
面に、他金属の酸化膜を含まない耐食性に優れる酸化ア
ルミニウム膜を安価に、また短時間に形成し、腐食性の
高い流体を安全に供給する流体供給システムを提供する
ことが可能となる。 【解決手段】 アルミニウム含有ステンレス鋼の表面に
不活性ガスと酸化性ガスを含んだ混合ガス雰囲気中にお
いて熱処理を行うことにより酸化アルミニウムから成る
不働態膜を形成することを特徴とし、溶接時に酸化性ガ
スを含んだ混合ガスをバックシールディングガスに用い
ることにより、腐食性の高い流体を安全に供給する流体
供給システムを提供することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化アルミニウム不働
態膜の形成技術並びに接流体部品及び流体供給・排気シ
ステムにかかる。
【0002】
【発明の背景】半導体製造技術において、塩化水素や臭
化水素といった腐食作用の強いガス、またはシラン、ジ
ボラン、ホスフィンといった分解作用の高いガスが使用
されており、それらのガスを安定に供給するため酸化ク
ロム不働態膜形成技術が導入されている。さらに近年、
半導体製造においては、オゾンガス、オゾン水も使用さ
れだしており、医療関係、食品関係においては、現在す
でに使用されている。しかし、オゾンは酸化作用が強い
ため、耐食性に優れる酸化クロム不働態膜でさえ酸化
(腐食)されてしまい、また樹脂においても硬化、樹脂
成分の溶解といった問題点が起きていた。そのため、オ
ゾンの酸化(腐食)による供給ラインの劣化、不純物の
混入、漏れなどの問題点があった。
【0003】酸化クロム不働態膜より耐食性に優れる酸
化アルミニウム不働態膜の形成技術は、従来はアルミニ
ウムからなる鋼材もしくはアルミニウムを被覆させた鋼
材に酸化性ガスを接触させ酸化アルミニウムを形成する
方法、もしくはアルミニウムを含有する鋼材に酸化性ガ
スを接触させ、酸化アルミニウムを含む複合酸化膜を形
成する方法が用いられてきた。しかし、アルミニウムを
鋼材にすると加工性が悪く、また硬度が小さいため配管
材料などに用いるには適しておらず、アルミニウムを被
覆する鋼材では費用がかかり、また時間を要するといっ
た問題があった。また、アルミニウムを含有する鋼材に
酸化性ガスを接触させ、酸化アルミニウム膜を形成する
方法では、酸化アルミニウムの他に他金属の酸化膜も形
成されるため、耐食性に劣るといった問題点があり、他
金属酸化膜を一切ふくまない酸化アルミニウム膜を形成
するのは困難であった。また、酸化アルミニウム膜を形
成した配管を溶接した際、溶接熱によって溶接部近傍の
酸化アルミニウム膜が蒸発してしまい、母材の表面が再
形成されるため耐食性に優れず溶接部近傍の劣化を招い
ていた。
【0004】
【発明が開発しようとする課題】本発明は、他金属の酸
化膜を含まない耐食性に優れる酸化アルミニウム膜を形
成し、腐食性の高い流体を安全に供給することを目的と
する。
【0005】本発明は、耐食性に優れる酸化アルミニウ
ム膜を安価に、また短時間に形成し生産性を向上させる
ことを目的とする。
【0006】本発明は、耐食性に劣る溶接部においても
溶接と同時に酸化アルミニウム膜を形成し溶接部におけ
る耐食性の問題点を克服し、耐食性の優れる流体供給シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
含有ステンレス鋼の表面に酸化性ガスを接触させ、熱処
理を行うことにより酸化アルミニウムから成る不働態膜
を形成することを特徴とする。
【0008】本発明の形成方法は酸素もしくは水分を含
む酸化性ガスにアルミニウム含有ステンレス鋼に接触さ
せ酸化アルミニウム不働態膜を形成することを特徴とす
る。酸素濃度は、500ppb〜100ppm、好まし
くは1ppm〜50ppmである。水分濃度は、200
ppb〜50ppm、好ましくは500ppb〜10p
pmである。
【0009】本発明は、アルミニウム含有ステンレス鋼
に接触させる酸化性ガスが、水素を含む酸化性混合ガス
であることを特徴とする。
【0010】本発明の形成方法において、酸化処理温度
は700℃〜1200℃、好ましくは800℃〜110
0℃であることを特徴とする。
【0011】本発明の形成方法において、酸化処理時間
は30分〜3時間であることを特徴とする。
【0012】本発明は、かかる酸化アルミニウム不働態
膜を施した配管の溶接において、酸素もしくは水分を含
む酸化性ガスをバックシールドガス(配管内部を流れる
ガス)に添加し、溶接と同時に溶接部表面に酸化アルミ
ニウム不働態膜を施すことを特徴とする。酸素濃度は、
10ppm〜5000ppmである。水分濃度は、1p
pm〜1000ppmである。
【0013】本発明は、溶接と同時に溶接部表面に酸化
アルミニウム不働態膜を施す溶接において使用するバッ
クシールドガス(配管内部を流れるガス)中に水素を含
む酸化性混合ガスであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる作用に
関して説明する。
【0015】本発明は、アルミニウム含有ステンレス鋼
の表面に酸化性ガスを接触させ、熱処理を行うことによ
り他金属の酸化膜を含まない酸化アルミニウムから成る
不働態膜を形成することを特徴とする。耐食性に優れる
酸化アルミニウム不働態膜をアルミニウム含有ステンレ
ス鋼の表面に形成する事により、従来からの加工性、硬
度といった問題点を克服し、配管材料に適した酸化アル
ミニウム不働態膜の形成を可能にした。また、従来に比
べ、安価で短時間の処理が可能で、酸化アルミニウム不
働態膜処理の生産性の向上が実現できる。
【0016】本発明の形成方法は、酸素もしくは水分を
含む酸化性ガスにアルミニウム含有ステンレス鋼に接触
させ酸化アルミニウム不働態膜を形成することを特徴と
し、酸素濃度は、500ppb〜100ppm、好まし
くは1ppm〜50ppmであり、また水分濃度は、2
00ppb〜50ppm、好ましくは500ppb〜1
0ppmである。さらに、酸化性ガス中に水素を含む酸
化性混合ガスでも良いことを特徴とする。アルミニウム
含有ステンレス鋼は、アルミニウムの他に、鉄、クロ
ム、ニッケルといったステンレス鋼成分が含有されてお
り、酸化性成分が多量に存在すると他金属もアルミニウ
ムと一緒に酸化されてしまい、他金属酸化膜の存在しな
い酸化アルミニウム不働態膜を形成することは困難であ
り、また、酸化性成分が少なすぎると酸化膜が形成でき
ないため、他金属は酸化されず、アルミニウムのみ酸化
されるような上記に記載の酸化性雰囲気で処理を行うこ
とにより、酸化アルミニウム不働態膜が形成可能とな
る。また、さらに過剰な酸化性雰囲気においても還元性
の水素を添加し、酸化雰囲気の酸化性成分の濃度を幅広
く設定することを可能にした。また、水素を添加するこ
とにより、より緻密で強固な酸化アルミニウム不働態膜
を形成することが可能である。
【0017】本発明の形成方法は、酸化処理温度が70
0℃〜1200℃、好ましくは800℃〜1100℃で
あることを特徴とする。前記記載の他金属酸化膜の存在
しない酸化アルミニウム不働態膜の形成方法において、
選択的にアルミニウムのみを酸化するため上記温度で酸
化を行い、他金属の酸化を防止することができる。70
0℃以下では鉄やクロムも酸化されてしまい、また12
00℃以上では、形成された酸化アルミニウム不働態膜
の表面に酸化アルミニウムの結晶が析出してしまい、流
体を供給すると析出した酸化アルミニウムの結晶が剥離
してしまい、また亀裂が生じてしまうため、供給流体が
汚染してしまう恐れがあるため、処理温度は700℃〜
1200℃が適している。
【0018】本発明の形成方法は、酸化処理時間は30
分〜3時間であることを特徴とする。酸化アルミニウム
不働態膜形成にかかる時間が30分〜3時間と短いた
め、従来のようなアルミニウム被覆後に熱処理を施すと
いった手間がかからず、生産性の向上が可能である。
【0019】本発明は、かかる酸化アルミニウム不働態
膜を施した配管の溶接において、酸素もしくは水分を含
む酸化性ガスをバックシールドガス(配管内部を流れる
ガス)に添加し、溶接と同時に溶接部表面に酸化アルミ
ニウム不働態膜を施すことを特徴とし、酸素濃度は、1
0ppm〜5000ppmであり、また水分濃度は、1
ppm〜1000ppmである。さらに、酸化性ガス中
に水素を含む酸化性混合ガスでも良いことを特徴とす
る。本発明により、一般に言われている溶接部近傍の局
所劣化を防止することができ、さらに溶接後の再酸化ア
ルミニウム不働態処理といった手間をかけることなく、
溶接と同時に処理可能なため生産性の向上が可能であ
る。
【0020】本発明により、酸化クロム不働態膜より耐
食性に優れた酸化アルミニウム不働態膜が安価で短時間
に形成可能であり、腐食作用の高い流体を安定に供給可
能な流体供給システムの構築が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明にかかる、酸化
アルミニウム不働態膜の形成技術並びに接流体部品及び
流体供給・排気システムの説明をするが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0022】本実施例における溶接は、Arc Machines,I
nc.社の溶接電源(Model207A)およびExcel Design社の
溶接機を用いて行った。
【0023】(実施例1)図1は、本発明にかかる酸化
アルミニウム不働態膜の処理を行うガス供給系の模式図
である。ガス供給系には、希釈ガスとしてアルゴン、酸
化性ガスとして酸素、および水分を発生させるために水
素を導入しており、流量性制御器により、正確に流量が
制御されている。水分発生には、ニッケルチューブを加
熱することによりニッケルの触媒作用により水分を発生
させる原理を用いた水分発生器を使用している。また、
酸素は2段階希釈により、50ppb〜100ppmま
で制御可能である。このガス供給系を用いて、酸化アル
ミニウム不働態膜形成の酸素濃度依存性を調査した。
【0024】酸化処理材料としては、アルミニウムを4
%含有するステンレス鋼を用いた。
【0025】酸素濃度を100ppb〜100ppmま
で変化させ、その時の酸化表面を島津製作所製ESCA
1000にて光電子分光法より測定を行い、表面の化学
的組成、ならびに酸化アルミニウム不働態膜の膜厚の測
定を行った。温度は、900℃で、処理時間は1時間で
ある。
【0026】図2は、その時の酸素濃度依存性の結果を
示すグラフである。
【0027】○は100%アルミニウム不働態膜を表し
ており、●は複合酸化膜を表している。
【0028】結果より、500ppb〜10ppmの酸
素濃度で100%酸化アルミニウム不働態膜が形成でき
ることが判明した。500ppb以下になると酸化作用
が低くなるため酸化膜厚が薄くなり、また10ppm以
上になると酸化作用が高くなるため鉄やクロムといった
他金属が酸化されるため酸化膜厚は増加するが100%
の酸化アルミニウム不働態膜の膜厚が薄くなる傾向が見
られた。
【0029】(実施例2)実施例1と同様に水分濃度を
100ppb〜10ppmまで変化させ、その時の酸化
表面の化学的組成、ならびに酸化アルミニウム不働態膜
の膜厚の測定を行った。温度は、900℃で、処理時間
は1時間である。
【0030】図3はその時の酸素濃度依存性の結果を示
すグラフである。
【0031】○は100%アルミニウム不働態膜を表し
ており、●は複合酸化膜を表している。
【0032】結果より、200ppb〜5ppmの酸素
濃度で酸化アルミニウム不働態膜が形成できることが判
明した。水分の方が酸素に比べ酸化作用が高いため酸素
に比べると低濃度の酸化性雰囲気で酸化アルミニウム不
働態膜の形成が可能であることが判明した。200pp
b以下になると酸化作用が低くなるため酸化膜厚が薄く
なり、また5ppm以上になると酸化作用が高くなるた
め鉄やクロムといった他金属が酸化されるため酸化膜厚
は増加するが100%の酸化アルミニウム不働態膜の膜
厚が薄くなる傾向が見られた。
【0033】(実施例3)実施例1及び2において、同
様に酸素濃度を500ppb〜500ppmまで、また
水分濃度を100ppb〜100ppm変化させ酸化処
理を施す際に水素を10%添加し、水素を添加すること
での酸化アルミニウム不働態膜形成における酸化雰囲気
依存性を調査した。温度は900℃で、処理時間は1時
間で酸化処理である。
【0034】実施例1及び2と同様に光電子分光法より
測定を行い、100%酸化アルミニウム不働態膜の膜厚
の測定を行った。
【0035】図4はその時の酸素濃度及び水分濃度依存
性の結果を示すグラフである。
【0036】□は酸素濃度を表しており、■は水分濃度
を表している。
【0037】結果より、5ppm〜100ppmの酸素
濃度で、また1ppm〜50ppmの水分濃度で酸化ア
ルミニウム不働態膜が形成できることが判明した。水素
を添加することにより、還元性雰囲気を作れるため、実
施例1の時に酸化アルミ不働態膜が形成された低濃度酸
化性雰囲気では、酸化膜が成長せず、反対に他金属も酸
化されてしまう高濃度酸化性雰囲気において酸化アルミ
ニウム不働態膜を形成できることが判明した。
【0038】実施例1及び2と併せ本実施例より、水素
を添加することにより、酸素濃度500ppb〜100
ppmまで、また水分濃度200ppb〜50ppmの
広範囲にわたり酸化アルミニウム不働態膜形成が可能で
あることが判明した。
【0039】また、水素を添加することにより、アルミ
ニウムが酸化と還元を繰り返しながら酸化膜が成長する
ため、緻密で強固な酸化アルミ不働態膜が形成できると
推測される。
【0040】(実施例4)実施例1と同様に処理温度を
600℃〜1200℃まで変化させ、その時の酸化表面
の化学的組成、ならびに酸化アルミニウム不働態膜の膜
厚の測定を行った。水分濃度5ppmさらに水分混合ガ
ス中に水素を10%添加した酸化性雰囲気で、処理時間
は1時間である。
【0041】図5は、その時の温度依存性の結果を示す
グラフである。
【0042】結果より、600℃においては他金属が存
在する複合酸化膜が形成されており、700℃以上にお
いて酸化アルミニウム不働態膜形成が可能であることが
判明した。さらに、800℃以上においては、ステンレ
ス鋼の最表面から100nm以上の100%酸化アルミ
ニウム不働態膜が形成されており、温度と100%酸化
アルミニウム不働態膜厚の関係に依存性があることが明
らかになった。
【0043】しかし、1200℃以上の温度で酸化処理
を行うと、酸化アルミ不働態膜表面に酸化アルミニウム
が析出してしまい、流体を供給すると析出した酸化アル
ミニウムの結晶が剥離してしまい、また亀裂が生じてし
まう恐れがあると推測される。
【0044】(実施例5)実施例1と同様に処理時間を
10分〜5時間まで変化させ、その時の酸化表面の化学
的組成、ならびに酸化アルミニウム不働態膜の膜厚の測
定を行った。処理温度は900℃、水分濃度5ppmさ
らに水分混合ガス中に水素を10%添加した酸化性雰囲
気である。
【0045】各温度において、それぞれ3サンプルを処
理した。光電子分光法より測定を行い、100%酸化ア
ルミニウム不働態膜の膜厚の測定を行った。
【0046】図6は、その時の時間依存性の結果を示す
グラフである。
【0047】結果より、30分以上において酸化アルミ
ニウム不働態膜が再現性よく処理可能であることが判明
した。30分〜3時間にかけて100%酸化アルミニウ
ム不働態膜厚と時間依存性が明らかであり、時間の増加
とともに膜厚がほぼ直線的に増加している。しかし、3
時間以上処理を施しても膜厚の増加があまり確認され
ず、また、あまり膜厚が厚くなりすぎると、酸化アルミ
ニウム不働態膜の下地にアルミニウムの空乏層が出来て
しまい、酸化アルミニウム不働態膜の剥離、亀裂といっ
た問題点が出てくると推測される。また30分以下で
は、膜厚のばらつきが大きく再現性の良い酸化処理が不
可能である。そのため処理時間は30分〜3時間が適切
であると推測される。
【0048】(実施例6)アルミニウムを4%含有する
ステンレスを水分濃度5ppm、さらに水分混合ガス中
に水素を10%添加した酸化性雰囲気で、処理温度は9
00℃、処理時間は1時間で酸化処理を施した膜厚約2
00nmの酸化アルミニウム不働態膜、従来技術の膜厚
約30nmの酸化クロム不働態膜、通常のステンレス鋼
(SUS316L−EP)のそれぞれを100%塩素ガ
ス中に、24時間、圧力5kg/cm2、温度100℃
で加速耐食試験を行った。
【0049】従来のステンレス鋼では、表面全体に腐食
生成物が観察され腐食が進行していることが確認される
が、酸化クロム不働態膜及び酸化アルミニウム不働態膜
どちらも腐食生成物は一切確認されず、優れた耐食性を
示すことが判明した。
【0050】図7は、本実施例における光電子分光法よ
り測定を行い、表面の化学的組成の結果を示すグラフで
ある。
【0051】従来のステンレス鋼では、最表面から深さ
方向に塩素が検出され、腐食が深さ方向に進行している
ことが確認されるが、酸化クロム不働態膜及び酸化アル
ミニウム不働態膜どちらも塩素は最表面のみに検出さ
れ、深さ方向には検出されず、塩素は物理的に吸着して
いるのみであることが確認され、優れた耐食性を示すこ
とが判明した。
【0052】(実施例7)実施例7と同様に、膜厚約2
00nmの酸化アルミニウム不働態膜、膜厚約30nm
の酸化クロム不働態膜、通常のステンレス鋼、従来から
耐オゾン性に優れると言われているチタンのそれぞれを
14ppmオゾン水に1週間浸漬試験し、鋼材中の金属
の溶出量を誘導結合型質量分析計(ICP−MS)にて
測定した。
【0053】図8は、その時の溶出試験の結果を示すグ
ラフである。
【0054】ステンレス鋼、酸化クロム不働態膜の溶出
量が多量であり、従来からオゾン用に使用されているチ
タンはステンレス鋼、酸化クロム不働態膜に比べ溶出量
は少量であるが、酸化アルミニウム不働態膜に比べると
5倍以上の金属溶出が確認された。オゾンは酸化作用が
高いため、ステンレス鋼、酸化クロム不働態膜では、オ
ゾンにより酸化(腐食)され、母材中の金属が多量に溶
出し、酸化アルミニウム不働態処理が最もオゾン供給用
の表面処理に適していることが明らかになった。
【0055】(実施例8)アルミニウムを4%含有する
ステンレスを水分濃度5ppmさらに、水分混合ガス中
に水素を10%添加した酸化性雰囲気で、処理温度は9
00℃、処理時間は1時間で酸化処理を施した膜厚約2
00nmの酸化アルミニウム不働態膜を形成した外径
6.35mmの配管を電流値10A、回転数7.5rp
mで溶接電極を1周させ、溶接を行った。
【0056】その時の、バックシールディングガスの酸
素濃度を1ppm〜1%まで変化させ酸化アルミニウム
不働態膜の化学組成、ならびに膜厚を測定した。
【0057】図9は、その時の酸素濃度依存性の結果を
示すグラフである。
【0058】結果より、酸素濃度10ppm〜500p
pmにかけて、酸素濃度と酸化アルミニウム不働態膜厚
の関係に依存性があるのが判明し、バックシールディン
グガス中に酸素を添加することにより、良質な溶接部表
面が溶接と同時に形成されることが確認された。また、
500ppm以上になると鉄とクロムが酸化され他金属
酸化膜を含まない酸化アルミニウム不働態膜が形成され
ないが、実施例3に記載のごとく水素を添加することに
より、酸化アルミニウム不働態膜を得るための酸化性ガ
スの濃度を高濃度にすることが可能なため、実施例3と
同様に水素を加えることにより、溶接と同時に酸化アル
ミニウム不働態膜を形成するための酸素濃度は高濃度で
も可能であると推測されるため、酸化アルミニウム不働
態膜形成可能な酸素濃度は、10ppm〜5000pp
mであると推測される。
【0059】本実施例より、溶接と同時に酸化アルミニ
ウム不働態膜が形成可能であり、従来からの溶接部の局
所劣化が短時間で防止可能であることが明らかになっ
た。
【0060】(実施例9)実施例8と同様に、膜厚約5
0nmの酸化アルミニウム不働態膜を形成した外径6.
35mmの配管を電流値10A、回転数7.5rpmで
溶接電極を1周させ、溶接を行った。その時の、バック
シールディングガスの水分濃度を1ppm〜1000p
pmまで変化させ酸化アルミニウム不働態膜の化学組
成、ならびに膜厚を測定した。
【0061】図10は、その時の酸素濃度依存性の結果
を示すグラフである。
【0062】結果より、水分濃度1ppm〜500pp
mにかけて、酸素濃度と酸化アルミニウム不働態膜厚の
関係に依存性があるのが判明した。また、500ppm
以上になると鉄とクロムが酸化され他金属酸化膜を含ま
ない酸化アルミニウム不働態膜が形成されないが、実施
例3に記載のごとく水素を添加することにより、酸化ア
ルミニウム不働態膜を得るための酸化性ガスの濃度を高
濃度にすることが可能なため、実施例3と同様に水素を
加えることにより、溶接と同時に酸化アルミニウム不働
態膜を形成するための酸素濃度は高濃度でも可能である
と推測されるため、酸化アルミニウム不働態膜形成可能
な酸素濃度は、1ppm〜1000ppmであると推測
される。
【0063】実施例9および実施例10より、溶接部の
劣化を招くような問題点を克服することが可能であり、
耐食性に優れる酸化アルミニウム不働態膜を形成した流
体供給システムを構築することが可能であることが確認
された。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、アルミニウム含有ステ
ンレス鋼の表面に耐食性に優れる酸化アルミニウムから
成る不働態膜を形成することが可能であり、従来からの
加工性、硬度といった問題点を克服し、配管材料に適し
た酸化アルミニウム不働態膜の形成が可能となる。
【0065】本発明によれば、従来に比べ、安価で短時
間の処理が可能で、酸化アルミニウム不働態膜処理の生
産性の向上が実現できる本発明によれば、溶接部近傍の
局所劣化を防止することができ、さらに溶接後の再酸化
アルミニウム不働態処理といった手間をかけることな
く、溶接と同時に処理可能なため生産性の向上が可能と
なる。
【0066】本発明によれば、溶接部も含めて全ての接
ガス部において酸化アルミニウム不働態処理が安価で短
時間に形成可能であり、腐食作用の高い流体を安定に供
給可能な流体供給システムを提供することが可能とな
る。
【0067】本発明により、酸化クロム不働態膜より耐
食性に優れた酸化不働態膜がの構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化アルミニウム不働態処理に用いた
ガス供給系の模式図である。
【図2】本発明の酸化アルミニウム不働態膜形成時の酸
素濃度依存性を光電子分光法にて評価を行った結果であ
る。
【図3】本発明の酸化アルミニウム不働態膜形成時の水
分濃度依存性を光電子分光法にて評価を行った結果であ
る。
【図4】本発明の酸化アルミニウム不働態膜形成時の酸
化性雰囲気中に水素を添加した時の酸素及び水分濃度依
存性を光電子分光法にて評価を行った結果である。
【図5】本発明の酸化アルミニウム不働態膜形成時の処
理温度依存性を光電子分光法にて評価を行った結果であ
る。
【図6】本発明の酸化アルミニウム不働態膜形成時の処
理時間依存性を光電子分光法にて評価を行った結果であ
る。
【図7】本発明の酸化アルミニウム不働態膜の塩素ガス
に対する耐食性を光電子分光法にて評価を行った結果で
ある。
【図8】本発明の酸化アルミニウム不働態膜の耐オゾン
性を溶出テストにて評価を行った結果である。
【図9】本発明の溶接技術による、酸化アルミニウム不
働態膜形成時の酸素濃度依存性を光電子分光法にて評価
を行った結果である。
【図10】本発明の溶接技術による、酸化アルミニウム
不働態膜形成時の水分濃度依存性を光電子分光法にて評
価を行った結果である。
【符号の説明】
101 流体制御器、 102 バルブ、 103 圧力制御バルブ、 104 水分発生器、 105 酸化処理炉。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 雄久 東京都文京区本郷4丁目1番4号株式会社 ウルトラクリーンテクノロジー開発研究所 内 (72)発明者 白井 泰雪 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉(無番地) 東北大学内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムを3重量%〜7重量%含有
    するステンレス鋼の表面に酸化性ガスを接触させて熱処
    理を行うことにより酸化アルミニウムから成る不働態膜
    を形成することを特徴とする酸化アルミニウム不働態膜
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化性ガスとして、酸素濃度は50
    0ppb〜100ppmの酸素を添加することを特徴と
    する請求項1記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記酸化性ガスとして、酸素濃度は1p
    pm〜50ppmの酸素を添加することを特徴とする請
    求項1記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化性ガスとして、200ppb〜
    50ppmの水分を添加することを特徴する請求項1記
    載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記酸化性ガスとして、500ppb〜
    10ppmの水分を添加することを特徴する酸化アルミ
    ニウム不働態膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記酸化性ガスとして、水素を含む酸化
    性混合ガスを添加することを特徴する請求項2〜5のい
    ずれか1項に記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方
    法。
  7. 【請求項7】 前記酸化処理温度は、700℃〜120
    0℃であることを特徴とする請求項1記載の酸化アルミ
    ニウム不働態膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記酸化処理温度は、800℃〜110
    0℃であることを特徴とする請求項1記載の酸化アルミ
    ニウム不働態膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記酸化処理時間は、30分〜3時間で
    あることを特徴とする請求項1記載の酸化アルミニウム
    不働態膜の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    処理条件により形成された酸化アルミニウム不働態膜か
    らなる部材により構成されたことを特徴とする接流体部
    品。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    処理条件により形成された酸化アルミニウム不働態膜か
    らなる部材により構成されたことを特徴とする流体供給
    ・排気システム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    処理条件により処理された配管の溶接において、溶接と
    同時に溶接部表面に酸化アルミニウム不働態膜を施すこ
    とを特徴とする酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  13. 【請求項13】 前記溶接の際に、溶接時に使用するバ
    ックシールドガスに10ppm〜5000ppmの酸素
    を添加した酸化性ガスを用いることを特徴とする請求項
    12記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  14. 【請求項14】 前記溶接の際に、溶接時に使用するバ
    ックシールドガスに1ppm〜1000ppmの水分を
    添加した酸化性ガスを用いることを特徴とする請求項1
    2記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  15. 【請求項15】 前記混合ガスは、水素を含む酸化性混
    合ガスを用いることを特徴とする請求項13又は請求項
    14に記載の酸化アルミニウム不働態膜の形成方法。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のいずれか1項に記
    載の溶接により構築されたことを特徴とする接流体部
    品。
  17. 【請求項17】 請求項13〜15のいずれか1項に記
    載の溶接により構築されたことを特徴とする流体供給・
    排気システム。
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