JPH11284766A - 電話線のｐｏｔｓ信号とｄｓｌ信号の分波・結合装置 - Google Patents
電話線のｐｏｔｓ信号とｄｓｌ信号の分波・結合装置Info
- Publication number
- JPH11284766A JPH11284766A JP10086944A JP8694498A JPH11284766A JP H11284766 A JPH11284766 A JP H11284766A JP 10086944 A JP10086944 A JP 10086944A JP 8694498 A JP8694498 A JP 8694498A JP H11284766 A JPH11284766 A JP H11284766A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 停電時にＰＯＴＳスプリッタは入力電源が落
ち、機能できないため、ＰＯＴＳ機器の利用ができない
と言う問題を解決する。 【解決手段】 第１切替器６は第１、第２固定接点６
ａ，６ｂと可動接点７ｃを有し、可動接点７ｃが電話線
１の端末に接続される。第２切替器７は第１、第２固定
接点７ａ，７ｂと可動接点７ｃを有し、その接点７ａが
６ａに接続され、接点７ｃがＰＯＴＳ（既存の電話サー
ビス）機器３に接続される。ＰＯＴＳスプリッタ２は商
用電源により付勢され、電話線のＰＯＴＳ信号ＳａとＤ
ＳＬ（高速デジタル通信）信号Ｓｂを分波・結合する。
その端子２ｃが接点６ｂに、端子２ａが接点７ｂにそれ
ぞれ接続され、他にＤＳＬ機器接続端子２ｂを有する。
切替器制御回路５は商用電源が停電であるか否かに応じ
て、第１、第２切替器の可動接点を第１、第２固定接点
側にそれぞれ切替制御する。
ち、機能できないため、ＰＯＴＳ機器の利用ができない
と言う問題を解決する。 【解決手段】 第１切替器６は第１、第２固定接点６
ａ，６ｂと可動接点７ｃを有し、可動接点７ｃが電話線
１の端末に接続される。第２切替器７は第１、第２固定
接点７ａ，７ｂと可動接点７ｃを有し、その接点７ａが
６ａに接続され、接点７ｃがＰＯＴＳ（既存の電話サー
ビス）機器３に接続される。ＰＯＴＳスプリッタ２は商
用電源により付勢され、電話線のＰＯＴＳ信号ＳａとＤ
ＳＬ（高速デジタル通信）信号Ｓｂを分波・結合する。
その端子２ｃが接点６ｂに、端子２ａが接点７ｂにそれ
ぞれ接続され、他にＤＳＬ機器接続端子２ｂを有する。
切替器制御回路５は商用電源が停電であるか否かに応じ
て、第１、第２切替器の可動接点を第１、第２固定接点
側にそれぞれ切替制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は電話線のＰＯＴＳ
（Plain Old Telephone Service ；既存の電話サービ
ス）信号とＤＳＬ信号の分波・結合装置に関し、特にそ
の停電対策に係わる。
（Plain Old Telephone Service ；既存の電話サービ
ス）信号とＤＳＬ信号の分波・結合装置に関し、特にそ
の停電対策に係わる。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ＤＳＬ
（Digital Subscriber Line ；既設電話線等の導線を用
いて高速デジタル通信を行う通信技術の総称で、ＡＤＳ
Ｌ、ＶＤＳＬなどがある）通信システムでは図２に示す
ように、ＰＯＴＳとの共存（同時利用）を図るために、
ＰＯＴＳで用いていない周波数帯域を使用して通信を行
なっており、ＰＯＴＳスプリッタ２は電話線１を流れる
ＰＯＴＳ信号とＤＳＬ信号の周波数弁別および、ＰＯＴ
Ｓ信号とＤＳＬ信号の合成を担っている。
（Digital Subscriber Line ；既設電話線等の導線を用
いて高速デジタル通信を行う通信技術の総称で、ＡＤＳ
Ｌ、ＶＤＳＬなどがある）通信システムでは図２に示す
ように、ＰＯＴＳとの共存（同時利用）を図るために、
ＰＯＴＳで用いていない周波数帯域を使用して通信を行
なっており、ＰＯＴＳスプリッタ２は電話線１を流れる
ＰＯＴＳ信号とＤＳＬ信号の周波数弁別および、ＰＯＴ
Ｓ信号とＤＳＬ信号の合成を担っている。
【０００３】一方、電話器などのＰＯＴＳ機器３は、電
話線１から音声などの通信情報とともに、電力の供給も
受けている。この電力は電話局などに設置された電力源
より供給されるものであり、電力会社より供給される商
用電源とは独立している。したがって、商用電源がスト
ップした場合（停電時）であっても通話が可能である特
徴を有する。しかしながら、ＤＳＬ通信システムを利用
するために、商用電源の必要なタイプのＰＯＴＳスプリ
ッタ２を電話線１とＰＯＴＳ機器３との間に設けた場
合、停電時にはＰＯＴＳスプリッタ２への電力供給がス
トップするため、ＰＯＴＳスプリッタ２は機能せず、Ｐ
ＯＴＳ機器３の利用ができないという問題が発生する。
さらに、ＰＯＴＳスプリッタ２には電力が供給されてい
ない状態で信号が入力するため、半導体素子などの構成
部品が破壊される恐れもある。
話線１から音声などの通信情報とともに、電力の供給も
受けている。この電力は電話局などに設置された電力源
より供給されるものであり、電力会社より供給される商
用電源とは独立している。したがって、商用電源がスト
ップした場合（停電時）であっても通話が可能である特
徴を有する。しかしながら、ＤＳＬ通信システムを利用
するために、商用電源の必要なタイプのＰＯＴＳスプリ
ッタ２を電話線１とＰＯＴＳ機器３との間に設けた場
合、停電時にはＰＯＴＳスプリッタ２への電力供給がス
トップするため、ＰＯＴＳスプリッタ２は機能せず、Ｐ
ＯＴＳ機器３の利用ができないという問題が発生する。
さらに、ＰＯＴＳスプリッタ２には電力が供給されてい
ない状態で信号が入力するため、半導体素子などの構成
部品が破壊される恐れもある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】（１）請求項１の発明
は、第１、第２切替器と、ＰＯＴＳスプリッタと、切替
器制御回路とを具備する、電話線のＰＯＴＳ信号とＤＳ
Ｌ信号の分波・結合装置に関する。前記第１切替器は、
第１、第２固定接点と可動接点とを有し、その可動接点
が電話線の端末に接続される。第２切替器は、第１、第
２固定接点と可動接点とを有し、その第１固定接点が第
１切替器の第１固定接点に接続され、その可動接点がＰ
ＯＴＳ（既存の電話サービス）機器に接続される。
は、第１、第２切替器と、ＰＯＴＳスプリッタと、切替
器制御回路とを具備する、電話線のＰＯＴＳ信号とＤＳ
Ｌ信号の分波・結合装置に関する。前記第１切替器は、
第１、第２固定接点と可動接点とを有し、その可動接点
が電話線の端末に接続される。第２切替器は、第１、第
２固定接点と可動接点とを有し、その第１固定接点が第
１切替器の第１固定接点に接続され、その可動接点がＰ
ＯＴＳ（既存の電話サービス）機器に接続される。
【０００５】前記ＰＯＴＳスプリッタは、商用電源によ
り付勢され、電話線に伝送されるＰＯＴＳ信号とＤＳＬ
信号とを分波・結合する回路であって、該回路の電話線
接続端子が第１切替器の第２固定接点に、ＰＯＴＳ機器
接続端子が第２切替器の第２固定接点にそれぞれ接続さ
れ、他にＤＳＬ機器接続端子を有する。前記切替制御回
路は、商用電源が停電であるか否かに応じて、第１、第
２切替器の可動接点を第１、第２固定接点側にそれぞれ
切替制御する。
り付勢され、電話線に伝送されるＰＯＴＳ信号とＤＳＬ
信号とを分波・結合する回路であって、該回路の電話線
接続端子が第１切替器の第２固定接点に、ＰＯＴＳ機器
接続端子が第２切替器の第２固定接点にそれぞれ接続さ
れ、他にＤＳＬ機器接続端子を有する。前記切替制御回
路は、商用電源が停電であるか否かに応じて、第１、第
２切替器の可動接点を第１、第２固定接点側にそれぞれ
切替制御する。
【０００６】（２）請求項２の発明では、前記（１）に
おいて、切替器制御回路は、商用電源が停電であるか否
かに応じて、しきい値以下または以上の直流電圧を制御
信号として前記第１、第２切替器に供給するようにして
いる。 （３）請求項３の発明は、前記（１）において、第１、
第２切替器が切替手段として電磁リレーを含むものであ
る。
おいて、切替器制御回路は、商用電源が停電であるか否
かに応じて、しきい値以下または以上の直流電圧を制御
信号として前記第１、第２切替器に供給するようにして
いる。 （３）請求項３の発明は、前記（１）において、第１、
第２切替器が切替手段として電磁リレーを含むものであ
る。
【０００７】（４）請求項４の発明では、前記（２）に
おいて、切替器制御回路が、停電でない時、ほぼ一定の
基準電圧を出力する電圧レギュレータとされる。
おいて、切替器制御回路が、停電でない時、ほぼ一定の
基準電圧を出力する電圧レギュレータとされる。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図１に、図２
と対応する部分に同じ符号を付けて示す。６は第１切替
器で、第１、第２固定接点６ａ，６ｂと可動接点６ｃと
を有し、可動接点６ｃが電話線１の端末に接続される。
７は第２切替器で、第１、第２固定接点７ａ，７ｂと可
動接点７ｃとを有し、その第１固定接点７ａが第１切替
器６の第１固定接点６ａに接続され、その可動接点７ｃ
がＰＯＴＳ（既存の電話サービス）機器３に接続され
る。
と対応する部分に同じ符号を付けて示す。６は第１切替
器で、第１、第２固定接点６ａ，６ｂと可動接点６ｃと
を有し、可動接点６ｃが電話線１の端末に接続される。
７は第２切替器で、第１、第２固定接点７ａ，７ｂと可
動接点７ｃとを有し、その第１固定接点７ａが第１切替
器６の第１固定接点６ａに接続され、その可動接点７ｃ
がＰＯＴＳ（既存の電話サービス）機器３に接続され
る。
【０００９】２は従来と同様のＰＯＴＳスプリッタで、
商用電源により付勢され、電話線１に伝送されるＰＯＴ
Ｓ信号ＳａとＤＳＬ信号Ｓｂとを分波・結合する回路で
あり、該回路の電話線接続端子２ｃが第１切替器６の第
２固定接点６ｂに、ＰＯＴＳ機器接続端子２ａが第２切
替器７の第２固定接点７ｂにそれぞれ接続され、他にＤ
ＳＬ器接続端子２ｂを有する。
商用電源により付勢され、電話線１に伝送されるＰＯＴ
Ｓ信号ＳａとＤＳＬ信号Ｓｂとを分波・結合する回路で
あり、該回路の電話線接続端子２ｃが第１切替器６の第
２固定接点６ｂに、ＰＯＴＳ機器接続端子２ａが第２切
替器７の第２固定接点７ｂにそれぞれ接続され、他にＤ
ＳＬ器接続端子２ｂを有する。
【００１０】５は切替器制御回路であって、商用電源Ｐ
Ｓが停電であるか否かに応じて、第１、第２切替器６，
７の可動接点６ｃ，７ｃを第１固定接点６ａ，７ａ側ま
たは第２固定接点６ｂ，７ｂ側にそれぞれ切替制御する
（請求項１）。従って、停電時には電話線１は第１、第
２切替器６，７を通じてＰＯＴＳ機器３に接続され、Ｐ
ＯＴＳ信号Ｓａを用いた通信を行える。
Ｓが停電であるか否かに応じて、第１、第２切替器６，
７の可動接点６ｃ，７ｃを第１固定接点６ａ，７ａ側ま
たは第２固定接点６ｂ，７ｂ側にそれぞれ切替制御する
（請求項１）。従って、停電時には電話線１は第１、第
２切替器６，７を通じてＰＯＴＳ機器３に接続され、Ｐ
ＯＴＳ信号Ｓａを用いた通信を行える。
【００１１】切替器制御回路５は、商用電源が停電であ
るか否かに応じて、しきい値以下または以上の直流電圧
を制御信号として第１、第２切替器６，７に供給する回
路、例えばほぼ一定の基準電圧を出力する電圧レギュレ
ータであってもよい（請求項２、４）。このとき第１、
第２切替器６，７の可動接点６ｃ，７ｃは入力電圧がし
きい値以下であるか以上であるかに応じて、第１固定接
点６ａ，７ａ側か第２固定接点６ｂ，７ｂ側に切替えら
れる。第１、第２切替器６，７を電磁リレーを切替手段
として用いて構成すると（請求項３）、電話線１側から
のサージ等に対する耐力の大きな切替器が得られる。し
かしこの発明は、第１、第２切替器を電磁的手段に限定
する必要はなく、電子スイッチ等を用いて構成してもよ
い。
るか否かに応じて、しきい値以下または以上の直流電圧
を制御信号として第１、第２切替器６，７に供給する回
路、例えばほぼ一定の基準電圧を出力する電圧レギュレ
ータであってもよい（請求項２、４）。このとき第１、
第２切替器６，７の可動接点６ｃ，７ｃは入力電圧がし
きい値以下であるか以上であるかに応じて、第１固定接
点６ａ，７ａ側か第２固定接点６ｂ，７ｂ側に切替えら
れる。第１、第２切替器６，７を電磁リレーを切替手段
として用いて構成すると（請求項３）、電話線１側から
のサージ等に対する耐力の大きな切替器が得られる。し
かしこの発明は、第１、第２切替器を電磁的手段に限定
する必要はなく、電子スイッチ等を用いて構成してもよ
い。
【００１２】
【発明の効果】この発明による分波・結合装置は、従来
の商用電源を用いるＰＯＴＳスプリッタ２に、給電路
（信号路）の切替手段６，７を付加することにより、停
電時には電話線１とＰＯＴＳ機器３とをスプリッタ２を
介さずに接続することが可能なため、停電時であっても
通話が可能であり、またＰＯＴＳスプリッタ２の構成部
品が破壊される恐れもない。
の商用電源を用いるＰＯＴＳスプリッタ２に、給電路
（信号路）の切替手段６，７を付加することにより、停
電時には電話線１とＰＯＴＳ機器３とをスプリッタ２を
介さずに接続することが可能なため、停電時であっても
通話が可能であり、またＰＯＴＳスプリッタ２の構成部
品が破壊される恐れもない。
【図１】この発明の実施例を示すブロック図。
【図２】従来のＰＯＴＳスプリッタを用いた電話線、Ｐ
ＯＴＳ機器及びＤＳＬ機器の接続状態と要部の信号の周
波数分布を示す図。
ＯＴＳ機器及びＤＳＬ機器の接続状態と要部の信号の周
波数分布を示す図。
Claims (4)
- 【請求項１】 第１、第２固定接点と可動接点とを有
し、その可動接点が電話線の端末に接続される第１切替
器と、 第１、第２固定接点と可動接点とを有し、その第１固定
接点が前記第１切替器の第１固定接点に接続され、その
可動接点がＰＯＴＳ（既存の電話サービス）機器に接続
される第２切替器と、 商用電源により付勢され、電話線に伝送されるＰＯＴＳ
信号とＤＳＬ（高速デジタル通信）信号とを分波・結合
する回路であって、該回路の電話線接続端子が前記第１
切替器の第２固定接点に、ＰＯＴＳ機器接続端子が前記
第２切替器の第２固定接点にそれぞれ接続され、他にＤ
ＳＬ機器接続端子を有するＰＯＴＳスプリッタと、 商用電源が停電であるか否かに応じて、前記第１、第２
切替器の可動接点を第１、第２固定接点側にそれぞれ切
替制御する切替器制御回路と、を具備することを特徴と
する電話線のＰＯＴＳ信号とＤＳＬ信号の分波・結合装
置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記切替器制御回路
は、商用電源が停電であるか否かに応じて、しきい値以
下または以上の直流電圧を制御信号として前記第１、第
２切替器に供給することを特徴とする電話線のＰＯＴＳ
信号とＤＳＬ信号の分波・結合装置。 - 【請求項３】 請求項１において、前記第１、第２切替
器が切替手段として電磁リレーを含むことを特徴とする
電話線のＰＯＴＳ信号とＤＳＬ信号の分波・結合装置。 - 【請求項４】 請求項２において、前記切替器制御回路
が、停電でない時、ほぼ一定の基準電圧を出力する電圧
レギュレータであることを特徴とする電話線のＰＯＴＳ
信号とＤＳＬ信号の分波・結合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10086944A JPH11284766A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電話線のｐｏｔｓ信号とｄｓｌ信号の分波・結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10086944A JPH11284766A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電話線のｐｏｔｓ信号とｄｓｌ信号の分波・結合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11284766A true JPH11284766A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13900990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10086944A Withdrawn JPH11284766A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電話線のｐｏｔｓ信号とｄｓｌ信号の分波・結合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11284766A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2809910A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-07 | Sagem | Dispositif de raccordement telephonique |
| EP1176792A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Alcatel | Method and apparatus for providing an all digital loop with power-optimised mode |
| JP2003529240A (ja) * | 1999-10-05 | 2003-09-30 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 異常時にｄｓｌ環境でｐｏｔｓサービスを提供するシステム及び方法 |
| JP2005168009A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-23 | Lucent Technol Inc | 拡張されたサービスを提供する通信デバイス |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10086944A patent/JPH11284766A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003529240A (ja) * | 1999-10-05 | 2003-09-30 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 異常時にｄｓｌ環境でｐｏｔｓサービスを提供するシステム及び方法 |
| FR2809910A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-07 | Sagem | Dispositif de raccordement telephonique |
| EP1176792A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Alcatel | Method and apparatus for providing an all digital loop with power-optimised mode |
| JP2005168009A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-23 | Lucent Technol Inc | 拡張されたサービスを提供する通信デバイス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |