JPH11284634A - 通信順番決定方法および通信順番決定方法を用いた通信装置 - Google Patents

通信順番決定方法および通信順番決定方法を用いた通信装置

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JPH11284634A
JPH11284634A JP8781598A JP8781598A JPH11284634A JP H11284634 A JPH11284634 A JP H11284634A JP 8781598 A JP8781598 A JP 8781598A JP 8781598 A JP8781598 A JP 8781598A JP H11284634 A JPH11284634 A JP H11284634A
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JP8781598A
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Toshihiro Hosokawa
智弘 細川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工の手間がかからないようにする。 【解決手段】 複数の第2種の伝送子機は、伝送親機へ
の返信を行う際の返信順序をあらわす返信順序番号を、
各第2種の伝送子機だけで決める返信順番設定手段9が
設けられ、伝送親機は、複数の各第2種の伝送子機から
の各返信が区別できなくなると、各第2種の伝送子機の
それぞれの返信順番設定手段によって決めた各返信順序
番号Xに従って通信する分散返信モードでの通信を行う
ように各第2種の伝送子機に指示し、返信番号Yを有す
る返信要求送信を行い、各第2種の伝送子機は、分散返
信モードでは、受信した返信要求送信に含まれる返信番
号と、返信順序番号とが一致する場合にのみ、返信要求
送信に対する返信を行い、他の場合には返信を行わない
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送親機と、伝送
親機から離れて設置される伝送子機とで行われるポーリ
ング方式の通信について、複数の伝送子機から伝送親機
への各返信が重複して区別できなくなる場合の対策を施
した通信順番決定方法およびこの通信順番決定方法を用
いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を用いて従来の返信順番決定方法を
備える通信装置を説明する。図5は、複数台の照明器具
をポーリング方式の通信によって点滅制御する通信装置
の、システム構成図である。図5において、通信装置1
0は、伝送親機1と、この伝送親機1にツイストペアケ
ーブルなどの通信線L1 を介して接続して、伝送親機1
とポーリング方式の通信を行う複数の伝送子機2とを備
えて構成されている。伝送子機2は、照明器具3、3
と、中継器4とに相当する。また、中継器4には、ワイ
ヤレス受信機5、6、7が、専用線L2 を介して接続し
ている。
【0003】伝送親機1は、ポーリング方式の通信の親
機であり、個別のアドレスを有する各伝送子機2に、略
定期的に通信を行う。伝送親機1は、リモコン送信機8
からのリモコン信号がワイヤレス受信機5、6、7によ
って受信された旨の信号を、中継器4から受けると、リ
モコン信号の指示に従って、照明器具3、3を点灯また
は消灯させる。
【0004】ワイヤレス受信機5、6、7は、ポーリン
グ方式の通信に関する個別のアドレスは設けられておら
ず、リモコン送信機8からのリモコン信号を受信すると
略同時に、中継器4へ、リモコン送信機8からのリモコ
ン信号を、送信する。つまり、同じリモコン信号を同時
に受信した中継器4は、複数のワイヤレス受信機5、
6、7の代表として、リモコン送信機8からのリモコン
信号を、伝送親機1へ送信する。
【0005】すなわち、従来の返信順番決定方法では、
各照明器具3、3や中継器4ごとに、ディップスイッチ
などのアドレス設定手段が個別に設けられており、伝送
親機1は、ポーリング方式の通信を行い、指定したアド
レスに該当する各照明器具3、3や中継器4に指示を与
え、また返信を受け取っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の通信装置においては、ワイヤレス受信機
5、6、7と、通信線L1 との間には、中継器4と専用
線L2 とを接続する必要があるため、施工の手間がかか
るという問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、施工の手間が
かからない通信順番決定方法およびこの通信順番決定方
法を用いた通信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、ポーリ
ング方式の通信の親機である1つの伝送親機と、この伝
送親機に通信線を介して接続し前記伝送親機とポーリン
グ方式の通信を行う第1種の伝送子機と、前記伝送親機
に前記通信線を介して接続し前記伝送親機に送信を行う
第2種の伝送子機とを備えて行われる通信に関する通信
順番決定方法であって、複数の前記第2種の伝送子機
は、前記伝送親機への返信を行う際の返信順序をあらわ
す返信順序番号を、各前記第2種の伝送子機だけで決め
る返信順番設定手段が設けられ、前記伝送親機は、複数
の各前記第2種の伝送子機からの各返信が区別できなく
なると、各前記第2種の伝送子機のそれぞれの前記返信
順番設定手段によって決めた各返信順序番号に従って通
信する分散返信モードでの通信を行うように各前記第2
種の伝送子機に指示し、返信番号を有する返信要求送信
を行い、各前記第2種の伝送子機は、前記分散返信モー
ドでは、受信した前記返信要求送信に含まれる前記返信
番号と、前記返信順序番号とが一致する場合にのみ、前
記返信要求送信に対する返信を行い、他の場合には返信
を行わないものであり、前記伝送親機は、複数の前記返
信順序番号が重なったため同一の前記返信番号に関して
複数の前記第2種の伝送子機が返信してきた場合には、
各前記第2種の伝送子機に前記返信順序の設定を再度行
わせるものであることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明にあっては、ポーリン
グ方式の通信の親機である1つの伝送親機と、この伝送
親機に通信線を介して接続し前記伝送親機とポーリング
方式の通信を行う第1種の伝送子機と、前記伝送親機に
前記通信線を介して接続し前記伝送親機に送信を行う第
2種の伝送子機とを備える通信装置において、複数の前
記第2種の伝送子機は、前記伝送親機への返信を行う際
の返信順序をあらわす返信順序番号を、各前記第2種の
伝送子機だけで決める返信順番設定手段が設けられ、前
記伝送親機は、複数の各前記第2種の伝送子機からの各
返信が区別できなくなると、各前記第2種の伝送子機の
それぞれの前記返信順番設定手段によって決めた各返信
順序番号に従って通信する分散返信モードでの通信を行
うように各前記第2種の伝送子機に指示し、返信番号を
有する返信要求送信を行い、各前記第2種の伝送子機
は、前記分散返信モードでは、受信した前記返信要求送
信に含まれる前記返信番号と、前記返信順序番号とが一
致する場合にのみ、前記返信要求送信に対する返信を行
い、他の場合には返信を行わないものであり、前記伝送
親機は、複数の前記返信順序番号が重なったため同一の
前記返信番号に関して複数の前記第2種の伝送子機が返
信してきた場合には、各前記第2種の伝送子機に前記返
信順序の設定を再度行わせるものであることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信順番決定
方法を使用した通信装置の第1の実施の形態を図1およ
び図2に基づいて、第2の実施の形態を図3に基づい
て、第3の実施の形態を図4に基づいてそれぞれ詳細に
説明する。
【0011】[第1の実施の形態]図1は複数台の照明
器具を点滅制御するポーリング方式の通信を行う通信装
置の説明図で、(a) は伝送子機(ワイヤレス受信機)の
ブロック図、(b) はシステム構成図である。図2は伝送
親機における通信処理を説明するフローチャートであ
る。
【0012】図1(a) において、通信装置10は、伝送
親機1と、この伝送親機1にツイストペアケーブルなど
の通信線L1 を介して接続して、伝送親機1とポーリン
グ方式の通信を行う複数の伝送子機2とを備えて構成さ
れている。伝送子機2は、第1種の伝送子機の一例であ
る照明器具3、3と、第2種の伝送子機の一例であるワ
イヤレス受信機5、6、7とに相当する。
【0013】伝送親機1は、ポーリング方式の通信の親
機であり、個別のアドレスを有する照明器具3、3に、
略定期的に通信を行う。伝送親機1は、ワイヤレス受信
機5、6、7から、リモコン送信機8からのリモコン信
号を送られてくると、リモコン信号の指示に従って、照
明器具3、3を点灯または消灯させる。
【0014】ワイヤレス受信機5、6、7は、いずれも
同じ構成部品からなるので、ここでは、ワイヤレス受信
機5を例にして説明する。ワイヤレス受信機5は、図1
(b)に示すように、通信部5aと、センサ部5bと、返
信信号記憶部5cと、システムクロック5dと、タイマ
カウンタ5eと、返信判断部5fとを備えて構成されて
いる。なお、システムクロック5dと、タイマカウンタ
5eと、返信判断部5fとをまとめて、返信順番設定手
段9と称することにする。
【0015】通信部5aは、返信判断部5fと伝送親機
1とが通信を行うための、信号発生回路と信号受信回路
とが、備えられている。センサ部5bは、受光素子を備
え、リモコン送信機8からのリモコン信号を受信する受
信回路である。返信信号記憶部5cは、センサ部5bが
受信したリモコン信号を記憶しておくためのメモリであ
る。また、返信信号記憶部5cは、後述する返信順序番
号Xをも記憶する。
【0016】システムクロック5dは、返信判断部5f
の動作スピードを決定する例えばセラミック発振子であ
る。タイマカウンタ5eは、システムクロック5dが発
生する発振周波数を検知し、返信判断部5fの動作スピ
ードよりも遅いスピードに変換するために、検知した発
振周波数を例えば16分周して1つのパルス波とし、さ
らにこのパルス波を定期的に出力する。
【0017】返信判断部5fは、例えばマイクロコンピ
ュータであって、通信部5aと、センサ部5bと、返信
信号記憶部5cと、システムクロック5dと、タイマカ
ウンタ5eとに接続している。返信判断部5fは、シス
テムクロック5dの発振周波数を基にして、動作スピー
ドが決定される。返信判断部5fは、センサ部5bか
ら、リモコン送信機8からのリモコン信号が送られてく
ると、同リモコン信号を返信信号記憶部5cに一時記憶
し、通信部5aに、通信上の割り込み信号を通信線L1
に送らせる。
【0018】また、返信判断部5fは、タイマカウンタ
5eから定期的に送られてくるパルス波を所定時間だけ
カウントし、パルス波を所定時間内に検知したパルス出
現回数をカウントする。返信判断部5fは、パルス出現
回数を例えば16段階に分類し、この分類結果を基にし
て、返信順序番号Xを、1から16の数値のうちから決
める。
【0019】ただし、返信順序番号Xは、各ワイヤレス
受信機5、6、7のそれぞれ単独で勝手に決められる値
であるから、ワイヤレス受信機が本実施例のようにワイ
ヤレス受信機5、6、7というように複数使われていた
ら、互いに異なるワイヤレス受信機であっても、返信順
序番号Xに同じ値が設定されてしまう場合も考えられ
る。しかしながら、各ワイヤレス受信機5、6、7での
返信順序番号Xは、上述のようにシステムクロック5d
の発振周波数を基にして設定するものであり、通常、セ
ラミック発振子などの発振周波数は、数%のバラツキを
有するものである。このバラツキによって、せいぜい1
6台ほどのワイヤレス受信機については、返信順序番号
Xの設定に関するリトライを2、3回行った後には、互
いに異なる返信順序番号Xが設定されると考えてよい。
【0020】言い換えれば、返信順番設定手段9は、伝
送親機1への返信を行う際の返信順序をあらわす返信順
序番号Xを、ワイヤレス受信機5と、ワイヤレス受信機
6と、ワイヤレス受信機7とにおいて、伝送親機1や他
のワイヤレス受信機との間に何の相談もなく、それぞれ
単独に決めるのである。
【0021】なお、このようなワイヤレス受信機5、
6、7は、ポーリング方式の通信に関する個別のアドレ
スは設けられていない。
【0022】このような通信装置10における通信手順
を、図2のフローチャートに基づいて、以下に説明す
る。
【0023】伝送親機1は、照明器具3、3とポーリン
グ通信を行い(ステップ100)、通信線L1 を監視
し、ワイヤレス受信機5、6、7から割り込み信号が発
せられていないか、確認する(ステップ110)。各ワ
イヤレス受信機5、6、7は、リモコン送信機8からの
リモコン信号を送られてくると、伝送親機1が照明器具
3、3に対して送信したポーリング方式の送信信号に、
割り込み信号を与えるために、通信線L1 に割り込み信
号を送る(このときに割り込み信号を送信したワイヤレ
ス受信機を、以下では、割り込み機器と称する)。
【0024】伝送親機1は、割り込み信号を検出するま
で、上記ステップ100のポーリング通信を行い、照明
器具3、3によるものではない割り込み信号を検出する
と、割り込み機器を特定するために、ワイヤレス受信機
5、6、7に、操作データ(割り込み機器が伝送親機1
へ伝えたいデータのことをいう)の返信を要求する(ス
テップ120)。なお、ステップ120では、伝送親機
1は、各ワイヤレス受信機5、6、7毎に返信を要求す
るかわりに、上位アドレスが共通なワイヤレス受信機の
グループに対する返信要求を先に行って、割り込み機器
の特定を急いでもよい。
【0025】次に、伝送親機1は、返信を受信して、返
信内容を確認する(ステップ200)。もし、割り込み
機器が単独であれば、伝送親機1は、正常に返信を得
て、操作データも得ることができるので、割り込み機器
に割り込み信号の出力をストップさせ、得た操作データ
に対応して、例えば照明器具3、3を点灯または消灯さ
せるための通信処理を行う(ステップ210)。
【0026】伝送親機1は、例えばリモコン送信機8か
らのリモコン信号を検知したワイヤレス受信機5、6、
7が複数存在した場合、すなわち、ステップ200に
て、第2種の伝送子機からの操作データの返信が重複し
て返信エラーとなる場合には、操作データを正確に受信
できず、割り込み機器を特定することもできない。そこ
で、伝送親機1は、通信線L1 に、分散返信指示の旨の
信号を送信する(ステップ300)。ステップ300に
て、全ての伝送子機2のうち、割り込み機器は、返信順
序番号Xを、例えば1から16の数値のうちから決め
る。
【0027】伝送親機1は、カウンタ変数である返信番
号Yに1の値を格納し(ステップ310)、返信番号Y
の値の情報を含み、かつ操作データの返信を要求する旨
の信号である返信要求送信を、通信線L1 に、送信する
(ステップ320)。なお、返信番号Yの最大値は、返
信順序番号Xの最大値よりも大きければよい。
【0028】割り込み機器は、返信順序番号Xを例えば
12という値に設定すると、受信した返信要求送信の返
信番号Yの値が12でない限り、返信は行わない(この
通信モードを、分散返信モードと称する)。伝送親機1
は、返信が得られず割り込み機器からの操作データの返
信を得られなければ、割り込み機器からの操作データの
返信を得るまで(ステップ330)、返信番号Yの値が
16になるまで(ステップ340)返信番号Yをインク
リメントし(ステップ350)、返信要求送信を繰り返
す(ステップ320)。
【0029】上記ステップ330にて、割り込み機器が
複数存在してしかも返信順序番号Xが複数の割り込み機
器で重なったため、同一の返信番号Yに関して複数のワ
イヤレス受信機が返信要求送信に対して返信してきた場
合には、伝送親機1は、上記ステップ300の直前に動
作手順を戻し、全てのワイヤレス受信機に対して、返信
順序番号Xの設定を再度行わせる。要するに、伝送親機
1は、返信順序が各ワイヤレス受信機ごとに対応して決
定するまで、返信順序の設定を、各ワイヤレス受信機に
繰り返させることによって、各ワイヤレス受信機からの
各返信を区別して受信できるようになる。このような返
信順序番号Xの再設定作業にかかる時間は、割り込み機
器の台数とともに増加するが、本実施例のように1から
16の数値のうちから決める程度のものならば、再設定
は2、3回リトライすれば完了できると考えてよい。
【0030】上記ステップ330にて、いずれかの値の
返信番号Yに対して、返信要求送信に応じた返信が得ら
れれば、伝送親機1は、割り込み機器に割り込み信号の
出力をストップさせ(ステップ360)、分散返信モー
ドを終了する旨の信号を、全てのワイヤレス受信機に対
して送信する(ステップ370)。伝送親機1は、上記
ステップ210と同様に、受信した操作データの内容に
応じて、例えば照明器具3、3を点灯または消灯させる
ための通信処理を行う(ステップ380)。
【0031】また、上記ステップ340にて、返信番号
Yの値が16になるまで何の返信も得られなければ、伝
送親機1は、割り込み機器が故障したか、または通信線
1が断線したか、などの異常が発生したものとみな
し、全てのワイヤレス受信機に、分散返信モードを終了
する旨の信号を、送信し(ステップ390)、異常が発
生した旨の記録を記憶する(ステップ400)。なお、
ステップ380またはステップ400を終了すると、伝
送親機1は、上記ステップ100の直前に動作ステップ
を戻す。
【0032】従って、伝送親機1は、複数の第2種の伝
送子機からの各返信が重複して区別できなくなると、第
2種の伝送子機のそれぞれの返信順番設定手段9によっ
て決めた各返信順序番号Xに従って通信する分散返信モ
ードでの通信を行うように各第2種の伝送子機に指示
し、返信番号Yを有する返信要求送信を行い、複数の返
信順序番号Xが重なったため同一の返信番号Yに関して
複数の第2種の伝送子機が返信してきた場合には、各第
2種の伝送子機に返信順序の設定を再度行わせるもので
あり、各第2種の伝送子機は、分散返信モードでは、受
信した返信要求送信に含まれる返信番号Yと、返信順序
番号Xとが一致する場合にのみ、返信要求送信に対する
返信を行い、他の場合には返信を行わないものであるた
め、各照明器具3、3や中継器4ごとに、ディップスイ
ッチなどのアドレス設定手段を個別に設けずともよく、
ポーリング方式の通信用のアドレスが設けられないワイ
ヤレス受信機5、6、7を代表するような中継器4が不
用になり、ワイヤレス受信機5、6、7を通信線L1
直結できて、施工の手間がかからなくなる。
【0033】また、返信順序番号Xの設定を各第2種の
伝送子機で自動化できるので、各第2種の伝送子機にい
ちいちアドレスなどで返信順序番号Xを与える必要がな
くなって、ディップスイッチなどでアドレスを与える必
要のある伝送子機2に比較して、いちいち施工場所まで
出向いてアドレスを設定する必要がなくなり、設定上の
手間がかからない第2種の伝送子機を提供できる。
【0034】また、第2種の伝送子機は、伝送親機1か
ら分散返信の解除の指示があるまでの間、伝送親機1か
らの送信が、選択済の返信番号Yが含まれる場合に関し
てのみ、返信するようにしたため、複数の第2種の伝送
子機が略同時に返信してその返信が重複して信号波形が
崩れ伝送エラーとなることを避けて、伝送親機1が確実
に受信できるようにしている。
【0035】なお、上記実施の形態においては、ステッ
プ300にて、返信順序番号Xが各第2種の伝送子機ご
とに確定するまで分散返信の初期設定を行うようにした
ものを例示したが、本発明はこれに限らず、例えばステ
ップ300とステップ310との途中のステップとし
て、リトライ回数を設定するステップを新規に設け、ス
テップ330にてエラー返信の発生する度にリトライ回
数を減じた後、ステップ300の直前に処理手順を戻す
ように構成してもよい。このようにすれば、返信分散指
示を出せる上限回数が設定でき、従って、割り込み機器
の特定を、時間制限付きで行うことになり、リトライ回
数により決まる所定時間が経過すれば、強制的にではあ
るが、通常のポーリング通信に戻れる。つまり、エラー
返信の対応処理よりも優先順位の高い通信処理を行わな
ければならない場合などには、有効である。
【0036】また、上記ステップ330に関連して、複
数の第2種の伝送子機のうち、分散解除指示前に再度の
分散解除指示を受けたものは、それまでに返信を行って
いない第2種の伝送子機のみが、再度の分散解除指示の
対象になるようにしてもよい。このようにすれば、既に
返信を行った第2種の伝送子機に、再度の返信をさせず
に済み、返信の対象とする機器数が確実に減っていくの
で、リトライ回数を抑えやすく、より現実的な使い方が
できる。
【0037】また、ワイヤレス受信機5、6、7で例示
した第2種の伝送子機は、3台以上使用されても構わな
い。
【0038】また、返信番号Yは、1から16の範囲に
限定されるものではなく、第2種の伝送子機の台数に応
じて決定すればよい。
【0039】[第2の実施の形態]図3は第2種の伝送
子機(ワイヤレス受信機)のブロック図である。なお、
前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付
し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0040】この第2の実施の形態の通信装置が前述の
第1の実施の通信装置と異なり特徴となる構成は、シス
テムクロック5dと、タイマカウンタ5eのかわりに、
各ワイヤレス受信機5、6、7の供給電源電圧を計測し
てA/D変換する機能を有する電圧計測部5gを備えて
返信順番設定手段9を構成した点である。
【0041】返信順番設定手段9は、返信判断部5f
と、電圧計測部5gとを備えて構成される。電圧計測部
5gは、A/Dコンバータであり、図3に示すように、
ワイヤレス受信機5の電源Vccに接続され、ワイヤレス
受信機5の電源Vccの値をA/D変換することが可能で
ある。また、電圧計測部5gは、返信判断部5fに接続
されており、ワイヤレス受信機5の電源Vccの値を、A
/D変換後に返信判断部5fに送信する。返信判断部5
fは、電圧計測部5gから受信した電源VccのA/D変
換値を、1から16の16ランクのいずれかに振り分
け、このようにして得たランク数を、返信順序番号Xと
する。
【0042】このようにしても、前記第1の実施の形態
と略同様の効果を示すとともに、ワイヤレス受信機5の
電源Vccの値を基にして、返信順序番号Xを決定するよ
うにしたため、前記第1の実施の形態に比較して、タイ
マーの使用数を減らしやすい。すなわち、前記第1の実
施の形態においては、返信判断部5fは、タイマカウン
タ5eから定期的に送られてくるパルス波を所定時間だ
けカウントするようなタイマが必要であるが、ポーリン
グ方式の通信を行う以上、通信上のパルスのパルス幅を
殆ど常時計測していなければならない。つまり、返信判
断部5fは、ポーリング方式の通信を行うために必要な
タイマーのみならず、返信順序番号Xを決定するための
タイマーをも必要とするのであるが、本実施の形態(第
2の実施の形態)のように、ワイヤレス受信機5の電源
ccの値を基にして、返信順序番号Xを決定するように
すると、前記第1の実施の形態に比較して、タイマーの
使用数を減らしやすい。
【0043】なお、ワイヤレス受信機5、6、7で例示
した第2種の伝送子機は、3台以上使用されても構わな
い。
【0044】[第3の実施の形態]図4は第2種の伝送
子機(ワイヤレス受信機)のブロック図である。なお、
前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付
し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。
【0045】この第3の実施の形態の通信装置が前述の
第1の実施の通信装置と異なり特徴となる構成は、ワイ
ヤレス受信機には、ポーリング通信用のアドレス設定手
段が設けられ、返信順番設定手段を、アドレス設定手段
にアドレスが設定される時刻を記憶して返信順序番号に
変換するように構成した点である。
【0046】ワイヤレス受信機5は、図4に示すよう
に、アドレス設定手段5hが付加されている。アドレス
設定手段5hは、例えばディップスイッチであって、ワ
イヤレス受信機5、6、7にポーリング通信用の共通の
アドレスを設定するためのものである。
【0047】返信順番設定手段9は、システムクロック
5dおよびタイマカウンタ5eとのかわりに、設定時刻
記憶部5mが設けられている。設定時刻記憶部5mは、
計時機能を備えたメモリ付きマイクロコンピュータで例
示され、各ワイヤレス受信機間で時刻合わせがなされて
いる。
【0048】アドレス設定手段5hは、設定時刻記憶部
5mと、返信判断部5fとに接続している。設定時刻記
憶部5mは、返信判断部5fに接続しており、アドレス
設定手段5hにアドレス設定がなされた最終時刻を、す
なわち、アドレス設定手段5hのディップスイッチのい
ずれかのディップが切り換わった最後の時刻を、ディッ
プの切り換わりの有無によって認識し、同時刻を記憶す
る。
【0049】このようにしても、前記第1の実施の形態
と略同様の効果を示すとともに、時刻で以って返信順序
番号Xを決定するようにしたため、前記第1または前記
第2の実施の形態に比較して、各ワイヤレス受信機毎に
明らかに異なる返信順序番号Xを設定することができ
る。つまり、一人の施工作業者が、全てのワイヤレス受
信機のアドレス設定手段5hに、アドレス値を設定する
ときには、各ワイヤレス受信機ごとに、設定時刻が明ら
かに異なる。本実施例では、この設定時刻のずれを利用
して、返信順番設定手段9に、返信順序番号Xを決定さ
せているのである。なお、本実施例においては、アドレ
ス設定手段5hが存在するが、アドレス設定手段5hで
設定されるアドレス値は、複数のワイヤレス受信機を1
グループとみなす目的で、複数のワイヤレス受信機に関
して1つしか与えられない場合もある。このような場合
には、本実施例(第3の実施の形態)は、返信順序番号
Xを決定しやすい。
【0050】なお、ワイヤレス受信機5、6、7で例示
した第2種の伝送子機は、3台以上使用されても構わな
い。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、複数の
第2種の伝送子機は、伝送親機への返信を行う際の返信
順序をあらわす返信順序番号を、各第2種の伝送子機だ
けで決める返信順番設定手段が設けられ、伝送親機は、
複数の各第2種の伝送子機からの各返信が区別できなく
なると、各第2種の伝送子機のそれぞれの返信順番設定
手段によって決めた各返信順序番号に従って通信する分
散返信モードでの通信を行うように各第2種の伝送子機
に指示し、返信番号を有する返信要求送信を行い、各第
2種の伝送子機は、分散返信モードでは、受信した返信
要求送信に含まれる返信番号と、返信順序番号とが一致
する場合にのみ、返信要求送信に対する返信を行い、他
の場合には返信を行わないものであり、伝送親機は、複
数の返信順序番号が重なったため同一の返信番号に関し
て複数の第2種の伝送子機が返信してきた場合には、各
第2種の伝送子機に返信順序の設定を再度行わせるもの
であるため、各第2種の伝送子機ごとに、ディップスイ
ッチなどのアドレス設定手段を個別に設けずともよく、
ポーリング方式の通信用のアドレスが設けられない第2
種の伝送子機を代表するような中継器が不用になり、第
2種の伝送子機を通信線に直結できて、施工の手間がか
からなくなる。
【0052】請求項2記載の発明にあっては、通信装置
は、複数の第2種の伝送子機は、伝送親機への返信を行
う際の返信順序をあらわす返信順序番号を、各第2種の
伝送子機だけで決める返信順番設定手段が設けられ、伝
送親機は、複数の各第2種の伝送子機からの各返信が区
別できなくなると、各第2種の伝送子機のそれぞれの返
信順番設定手段によって決めた各返信順序番号に従って
通信する分散返信モードでの通信を行うように各第2種
の伝送子機に指示し、返信番号を有する返信要求送信を
行い、各第2種の伝送子機は、分散返信モードでは、受
信した返信要求送信に含まれる返信番号と、返信順序番
号とが一致する場合にのみ、返信要求送信に対する返信
を行い、他の場合には返信を行わないものであり、伝送
親機は、複数の返信順序番号が重なったため同一の返信
番号に関して複数の第2種の伝送子機が返信してきた場
合には、各第2種の伝送子機に返信順序の設定を再度行
わせるものであるようにしたため、各第2種の伝送子機
ごとのアドレスを設定する手段を設けずともよく、ポー
リング方式の通信用のアドレスが設けられない各第2種
の伝送子機を代表するような中継器が不用になり、伝送
親機に接続する通信線に各第2種の伝送子機を直結でき
て、施工の手間がかからない通信装置を提供できる。
【0053】また、返信順序番号の設定を各伝送子機で
自動化できるので、いちいち施工場所まで出向いてアド
レスを設定する必要もなく、設定上の手間がかからない
伝送子機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の通信順番決定
方法を使用した通信装置の説明図である。
【図2】同上の伝送親機における通信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態の通信順番決定
方法を使用した通信装置における、第2種の伝送子機
(ワイヤレス受信機)のブロック図である。
【図4】本発明に係る第3の実施の形態の通信順番決定
方法を使用した通信装置における、第2種の伝送子機
(ワイヤレス受信機)のブロック図である。
【図5】従来の通信装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 伝送親機 2 伝送子機 3 第1種の伝送子機 5、6、7 第2種の伝送子機 9 返信順番設定手段 10 通信装置 L1 通信線 X 返信順序番号 Y 返信番号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポーリング方式の通信の親機である1つ
    の伝送親機と、この伝送親機に通信線を介して接続し前
    記伝送親機とポーリング方式の通信を行う第1種の伝送
    子機と、前記伝送親機に前記通信線を介して接続し前記
    伝送親機に送信を行う第2種の伝送子機とを備えて行わ
    れる通信に関する通信順番決定方法であって、複数の前
    記第2種の伝送子機は、前記伝送親機への返信を行う際
    の返信順序をあらわす返信順序番号を、各前記第2種の
    伝送子機だけで決める返信順番設定手段が設けられ、前
    記伝送親機は、複数の各前記第2種の伝送子機からの各
    返信が区別できなくなると、各前記第2種の伝送子機の
    それぞれの前記返信順番設定手段によって決めた各返信
    順序番号に従って通信する分散返信モードでの通信を行
    うように各前記第2種の伝送子機に指示し、返信番号を
    有する返信要求送信を行い、各前記第2種の伝送子機
    は、前記分散返信モードでは、受信した前記返信要求送
    信に含まれる前記返信番号と、前記返信順序番号とが一
    致する場合にのみ、前記返信要求送信に対する返信を行
    い、他の場合には返信を行わないものであり、前記伝送
    親機は、複数の前記返信順序番号が重なったため同一の
    前記返信番号に関して複数の前記第2種の伝送子機が返
    信してきた場合には、各前記第2種の伝送子機に前記返
    信順序の設定を再度行わせるものであることを特徴とす
    る返信順番決定方法。
  2. 【請求項2】 ポーリング方式の通信の親機である1つ
    の伝送親機と、この伝送親機に通信線を介して接続し前
    記伝送親機とポーリング方式の通信を行う第1種の伝送
    子機と、前記伝送親機に前記通信線を介して接続し前記
    伝送親機に送信を行う第2種の伝送子機とを備える通信
    装置において、複数の前記第2種の伝送子機は、前記伝
    送親機への返信を行う際の返信順序をあらわす返信順序
    番号を、各前記第2種の伝送子機だけで決める返信順番
    設定手段が設けられ、前記伝送親機は、複数の各前記第
    2種の伝送子機からの各返信が区別できなくなると、各
    前記第2種の伝送子機のそれぞれの前記返信順番設定手
    段によって決めた各返信順序番号に従って通信する分散
    返信モードでの通信を行うように各前記第2種の伝送子
    機に指示し、返信番号を有する返信要求送信を行い、各
    前記第2種の伝送子機は、前記分散返信モードでは、受
    信した前記返信要求送信に含まれる前記返信番号と、前
    記返信順序番号とが一致する場合にのみ、前記返信要求
    送信に対する返信を行い、他の場合には返信を行わない
    ものであり、前記伝送親機は、複数の前記返信順序番号
    が重なったため同一の前記返信番号に関して複数の前記
    第2種の伝送子機が返信してきた場合には、各前記第2
    種の伝送子機に前記返信順序の設定を再度行わせるもの
    であることを特徴とする通信装置。
JP8781598A 1998-03-31 1998-03-31 通信順番決定方法および通信順番決定方法を用いた通信装置 Withdrawn JPH11284634A (ja)

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