JPH11282938A - 商品自動補給方法及び商品自動補給装置 - Google Patents

商品自動補給方法及び商品自動補給装置

Info

Publication number
JPH11282938A
JPH11282938A JP8779298A JP8779298A JPH11282938A JP H11282938 A JPH11282938 A JP H11282938A JP 8779298 A JP8779298 A JP 8779298A JP 8779298 A JP8779298 A JP 8779298A JP H11282938 A JPH11282938 A JP H11282938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
inventory
amount
shipment
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8779298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3535007B2 (ja
Inventor
Juichi Sekiguchi
寿一 関口
Kenjiro Kobayashi
健二郎 小林
Junichiro Kobayashi
潤一郎 小林
Masaru Okamoto
優 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP08779298A priority Critical patent/JP3535007B2/ja
Publication of JPH11282938A publication Critical patent/JPH11282938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3535007B2 publication Critical patent/JP3535007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 在庫量のチェックから商品納品までの時間
(リードタイム)の短縮を図り、小売店等の面倒な商品
発注業務を軽減し、さらに商品の発注忘れや重ねて発注
する事態も回避する。 【解決手段】 製造・販売メーカから小売店あるいは中
間卸店へ商品を自動的に補給する商品自動補給システム
である。両者が自動発注のロジックを共有化し、製造・
販売メーカ側が小売店あるいは中間卸店から品名別・ロ
ケーション別在庫データを入手するとともに、両者で定
めた基準在庫をベースに最適補給量を算出し、その算出
データに基づき小売店あるいは中間卸店に商品を自動的
に補給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造・販売メーカ
から小売店あるいは中間卸店へ商品を自動的に補給する
商品自動補給方法および商品自動補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造・販売メーカから小売店あるいは中
間卸店へ商品を供給する場合には、従来一般に、例え
ば、特開平05−046637号公報あるいは特開平0
9−198448号公報に記載されているように、小売
店あるいは中間卸店側が在庫管理を行い、不足する商品
をリストアップして製造・販売メーカに発注し、それに
応じて製造・販売メーカが商品を納入する方法が採られ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の商品補
給システムにあっては、次の問題があった。すなわち、
小売店あるいは中間卸店は、営業日であれば毎日在庫量
をチェックし、その在庫状況に応じて不足する商品をリ
ストアップして製造・販売メーカに発注するという、面
倒な発注業務を行なわなければならないという問題があ
った。
【0004】また、小売店が在庫量をチェックしてか
ら、不足する商品を製造・販売メーカ側が納入するまで
の時間(リードタイム)が長くかかりすぎるという問題
があった。具体的に中間卸店の場合を例にとって説明す
ると、午前中は小売店からの受注を整理しながら出荷作
業を行い、その日の夕方あるいは夜のうちに最終的な在
庫量を調べ、翌日の朝までに不足する商品をリストアッ
プして製造・販売メーカに発注を行い、翌日製造・販売
メーカ側では中間卸店から送られてきた発注表をもとに
商品を揃え、翌々日の午前中に中間卸店に商品を納入す
るというタイムスケジュールに従うのが一般であり、こ
のように商品を発注して納入されるまでに、2日間要す
るのが通例であった。このように、発注から納入まで2
日間要する従来の商品補給システムでは、発注作業のと
きに前日に既に発注済みの商品を除く必要があることか
ら、誤って発注が重ねて行われたり、逆に発注をし忘れ
たりする事態が多々生じていた。また、小売店等では1
日分の余分な在庫を持たなくてはならず、その分在庫量
が増えるという問題も生じていた。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、在庫量のチ
ェックから商品納品までの時間(リードタイム)を短縮
することができ、また、小売店等にとっては面倒な商品
発注業務を軽減でき、また商品の発注忘れや、重ねて発
注する事態も回避でき、さらに、小売店あるいは中間卸
店にとって在庫量を減らすることができる商品自動補給
方法および商品自動補給装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の商品自動補給
方法は、製造・販売メーカから小売店あるいは中間卸店
へ商品を自動的に補給する商品自動補給方法であって、
製造・販売メーカ側が、小売店あるいは中間卸店から商
品別・ロケーション別の在庫データを入手し、製造・販
売メーカと小売店あるいは中間卸店との間で定めた商品
別の基準在庫算出式に基づき商品別の基準在庫を算出
し、前記小売店あるいは中間卸店から入手した商品別・
ロケーション別の在庫データが前記基準在庫より所定量
下回ったときに、その差分に応じて、製造・販売メーカ
側から小売店あるいは中間卸店へ商品を自動的に補給す
ることを特徴としている。上記商品自動補給システムで
は、小売店等が発注表を送りそれに基づき製造・販売メ
ーカ側が商品を納入するのではなく、製造・販売メーカ
側が、小売店等から送られてくる在庫データをもとに、
直接最適補給量を算出して商品を小売店等へ自動補給す
るものであるから、リードタイムが大幅に短縮できた。
請求項2記載の商品自動補給方法では、請求項1記載の
発明において、前記基準在庫算出式が、前記在庫データ
から、真近の過去一定期間の小売店あるいは中間卸店か
らの商品別の出荷データを取り出して、それらの取り出
した出荷データの商品別の総出荷量を算出するととも
に、該総出荷量を出荷日数で割って出荷日1日当たりの
平均出荷量を算出し、前記真近の過去一定期間の商品別
の出荷金額ランキングに基づきグループ分けされた商品
の属するグループの基準在庫係数を、前記平均出荷量に
乗じる構成であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の商品自動補給装置では、製
造・販売メーカから小売店あるいは中間卸店へ商品を自
動的に補給する商品自動補給装置であって、小売店ある
いは中間卸店から商品別・ロケーション別の在庫データ
を受け取って記録する在庫データ記録手段と、製造・販
売メーカと小売店あるいは中間卸店との間で定めた商品
別の所定の基準在庫算出式に基づき商品別の基準在庫を
演算する基準在庫演算手段と、該基準在庫演算手段で算
出された基準在庫を商品別に記録する基準在庫記録手段
と、前記小売店あるいは中間卸店から入手した商品別・
ロケーション別の在庫データが、前記基準在庫記録手段
に記録された基準在庫より低い値に設定された発注点を
下回ったときに、その差分に応じて各商品の補給量を算
出する商品補給量算出手段と、該商品補給量算出手段で
算出された商品補給量を表示する表示手段とを備えてい
ることを特徴とする。上記商品自動補給装置では、本発
明方法を好適に実施できる。請求項4記載の発明では、
請求項3記載の発明において、前記基準在庫演算手段
が、前記在庫データ記録手段に記録されたデータから、
真近の過去一定期間の小売店あるいは中間卸店からの商
品別の出荷データを取り出して、それらの取り出した出
荷データの商品別の総出荷量を算出するとともに、該総
出荷量を出荷日数で割って出荷日1日当たりの平均出荷
量を算出する平均出荷量算出手段と、前記真近の過去一
定期間の商品別の出荷金額ランキングに基づき前記商品
をグループ分けする商品区分け手段と、前記商品区分け
手段で区分けされた商品の平均出荷量に乗ずべく基準在
庫係数を設定する基準在庫係数設定手段と、前記平均出
荷量算出手段で算出された平均出荷量に、前記基準在庫
係数設定手段で設定された商品別の係数を選択して乗じ
ることで基準在庫を算出する基準在庫算出手段から構成
されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る商品自動補給
システムの概略を示す図である。図において上段が小売
店あるいは中間卸店側の作業内容を表し、下段が製造・
販売メーカ(製造と販売を行うメーカは勿論、その他製
造のみ行うメーカ、並びに販売のみ行う会社等の法人も
含まれる)側の作業内容を表している。
【0009】以下、システムの概要についておおよその
時間の経過順に従って説明する。小売店あるいは中間卸
店では、営業日の当日、約AM9:30までに製造・販
売メーカのコンピュータ1へオンラインで発注データ2
を送る。このとき送られる発注データ2は、主に小売店
の販売促進用等の特売発注情報から得られるデータであ
って、通常の定番商品の発注データからは突出するいわ
ゆる企画ものに関するデータである。また、通常の定番
の商品については、小売店等から製造・販売メーカのコ
ンピュータ1へ、品名別・ロケーション別の在庫データ
3がEDI(Electronic Data Interchange)を通じ
て送信される。この送信は約AM12:00までに行わ
れる。
【0010】製造・販売メーカの在庫管理用のコンピュ
ータ1では、これら定番商品については、発注点と在庫
量に基づき出荷数量を計算する。ここで、在庫管理用の
コンピュータ1について説明すると、CPU等のプロセ
ッサ等からなる制御部100には、ディスプレイ等の表
示部101、キーボード等の入力部102、プリンタ1
03、ホストコンピュータ4、モデム104を介して小
売店または卸店側のコンピュータ105、並びに記憶部
120がそれぞれ接続されている。前記制御部100
は、製造・販売メーカと小売店あるいは中間卸店との間
で定めた商品別の所定の基準在庫算出式に基づき商品別
の基準在庫を演算する基準在庫演算手段110と、前記
小売店あるいは中間卸店から入手した商品別・ロケーシ
ョン別の在庫データが、前記基準在庫記録手段に記録さ
れた基準在庫より低い値に設定された発注点を下回った
ときに、その差分に応じて各商品の補給量を算出する商
品補給量算出手段130とを備える。
【0011】そして、基準在庫演算手段110は、記憶
部120内の在庫データ記録手段121に記録されたデ
ータから、真近の過去一定期間の小売店あるいは中間卸
店からの商品別の出荷データを取り出して、それらの取
り出した出荷データの商品別の総出荷量を算出するとと
もに、該総出荷量を出荷日数で割って出荷日1日当たり
の平均出荷量を算出する平均出荷量算出手段111と、
前記真近の過去一定期間の商品別の出荷金額ランキング
に基づき前記商品をグループ分けする商品区分け手段1
12と、前記商品区分け手段112で区分けされた商品
の平均出荷量に乗ずべく基準在庫係数を設定する基準在
庫係数設定手段113と、前記平均出荷量算出手段11
1で算出された平均出荷量に、前記基準在庫係数設定手
段113で設定された商品別の係数を選択して乗じるこ
とで基準在庫を算出する基準在庫算出手段114と、前
記平均出荷量に所定の係数を選択して乗じることで在庫
がそれを下回ると商品を補給する値となる発注点(補給
点)を算出する発注点算出手段115とを備える。
【0012】また、前記記憶部120は、小売店あるい
は中間卸店から商品別・ロケーション別の在庫データを
受け取って記録する在庫データ記録手段121と、基準
在庫演算手段で算出された基準在庫を商品別に記録する
基準在庫記録手段122と、前記発注点算出手段で算出
された発注点を商品別に記録する発注点記録手段123
とを備える。
【0013】商品の自動供給は、前記在庫管理用のコン
ピュータ1を用い、以下の手順で行う。すなわち、中間
卸店を例にあげて説明すると、製造・販売メーカから中
間卸店に出荷したそれぞれの商品について、平均出荷量
算出手段111により、前記在庫データ記録手段121
に記録されているデータから、過去一定期間(例えば真
近3ヶ月間)における前記中間卸店から小売店へ出荷し
た日(在庫データ記録手段121で記録されている在庫
量が減少していることから出荷日が決定できる)の商品
別の総出荷量を算出するとともに出荷日数をカウント
し、それらの値から前記出荷量を出荷日数で割った中間
卸店における出荷日1日当たりの平均出荷量を求める。
また、商品区分け手段112により、過去一定期間(例
えば真近3ヶ月間)の出荷金額ランキングに基づき前記
商品をグループ分けする。そして、在庫管理計数設定手
段113により、前記グループごとに基準在庫(最大在
庫)の係数を設定する。つまり、出荷金額ランキングに
よって商品グループを例えば5つに分け、ランキングの
上位の2つのグループは「5」、次のグループは
「3」、さらに下位の2つのグループは「1」のように
係数を設定する。この係数は入力部102から入力す
る。
【0014】そして、基準在庫算出手段114により、
中間卸店における平均出荷量をベースとし、それに前記
係数をかけることにより商品毎に前記基準在庫を算出す
る。つまり、前記出荷金額ランキングの上位2つのグル
ープは、平均出荷量の5倍が基準在庫となり、次のグル
ープは平均出荷量の3倍が基準在庫となり、下位2グル
ープは平均出荷量がそのまま基準在庫となる。そして、
その基準在庫を記録手段122に記録する。
【0015】また、発注点算出手段115により、前記
出荷日一日当たりの平均出荷量をベースに算出する。つ
まり、前記平均出荷量に前記グループ分けした各グルー
プ別について設定される発注点日数、例えば、上位2つ
のグループは「3」、次のグループは「2」、下位2つ
のグループは「1」のような係数をかけることによって
発注点を算出する。そして、その値を発注点記録手段1
23に記録する。商品補給量算出手段によって、中間卸
店における在庫が前記算出された発注点を下回ると、そ
の差分から商品補給量を算出し、その値を表示部で表示
したり、プリンタ103で打ち出したりする。その表示
に基づき、製造・販売メーカ側はその商品を適正量自動
的に補給することとなる。
【0016】ここで、前記基準在庫及び発注点のそれぞ
れの係数は、製造・販売メーカと中間卸店(小売店)と
の協議によって決定されるものであって、決して、製造
・販売メーカ独自の判断で行われるものではない。そし
て、このときの製造・販売メーカからの出荷数量は、出
荷日1日当たりの実出荷量(バラ)を梱換算することに
より得られる。実際の出荷数量は、基準在庫から現在庫
を引いたものを出荷単位で割り、その商に出荷単位をか
けたもの(すなわち、出荷単位の倍数)として算出され
る。なお、必要に応じて、製造・販売メーカ側からの荷
積みの状況、例えばパレットの積んだ状況によっても、
出荷数量が多少増減される。
【0017】上記出荷数量の計算は出荷する商品全てに
ついて行われ、そのトータル時間は通常5分程度であ
る。上記のようにして、定番の商品について出荷数量が
決まったら前記企画分の商品の出荷数量とを合わせて、
それらのデータはホストコンピュータ4に送られる。な
お、電話やファックシミリ等にて緊急の発注がある場合
には、コンピュータの端末機5から電子的なデータの形
で入力され、そのデータはホストコンピュータ4へ送ら
れる。このような作業が、各小売店あるいは中間卸店そ
れぞれについて行われる。
【0018】ホストコンピュータ4では、各小売店や中
間卸店から送られてきたデータの集計を行い、当該製造
・販売メーカーの事業所に在庫があるかどうかあるいは
在庫が品薄かどうかのチェックを行う。そして、在庫が
なくなっていたりあるいは品薄であると判断した場合に
は、その旨の情報を他のコンピュータ6に送り、例えば
工場の倉庫から当該事業所へ不足する商品の納入を促し
たり、工場で該当商品の生産増を促したりする。
【0019】その後、ホストコンピュータ4では、PM
00:30までに指定された小売店あるいは中間卸店
に、翌日送付する納品案内に関する情報7を例えば電子
メール等の通信手段でコンピュータ8へ送り、その確認
をとる。このとき、送られる情報は、オンライン発注品
と自動補給の対象となる定番商品に関するものだけであ
り、緊急発注された商品に関しては別途単独で発送され
る。なお、時間的に間に合う場合には、自動補給される
定番商品に関するものと同じ便で、緊急発注された商品
についても送信してもよい。上記小売店等へ送られる納
品案内に関する情報7は、同時に出荷データ9の形で当
該製造・販売メーカの出荷部門へ送られる。
【0020】そして、出荷部門では、出荷データ9に基
づき必要な商品を揃えて出荷準備を行い、小売店等から
の確認がとれた後、それら商品を翌日に納入する。ま
た、納入した商品の仕入データ10は、小売店あるいは
中間卸店のコンピュータに送信される。
【0021】このようなシステムであると、図3に示す
ように、製造・販売メーカ側から小売店等へ出荷する商
品には、定番分と企画分とに分かれるが、定番分の商品
についてのみ製造・販売メーカ側で行われる小売店等の
発注点と在庫量に基づく計算によって自動補給が行わ
れ、企画分の商品については小売店あるいは中間卸店か
らの発注を基本として供給されることとなる。
【0022】上記商品自動補給システムでは、定番商品
に関し、小売店等が発注表を送りそれに基づき製造・販
売メーカ側が商品を納入するのではなく、製造・販売メ
ーカ側が、小売店等から送られてくる在庫データをもと
に、直接最適補給量を算出して商品を小売店等へ自動補
給するものであるから、製造・販売メーカ側が出荷する
時間から逆算し、出荷に要する準備時間、小売店等に納
品案内の情報7を送ってそれを確認するための時間、製
造・販売メーカ側の商品調達時間、個々の小売店あるい
は中間卸店についての出荷数量を計算する時間を考慮し
て、小売店等からの在庫データ3を入手する時間を最も
遅い時間(それ以上遅れた場合には、翌日の納入が間に
合わなくなる時間)までずらすことができ、いわば、商
品補給の時間管理に関して製造・販売メーカ側のペース
で行われることが可能となった。結果として、AM1
2:00までに在庫データが送られると、その次の日ま
でに必要な商品の納入が可能となり、リードタイムを大
幅に短縮できることとなった。このため、図4に示すよ
うに、中間卸店では、当日受注分の90%をカバーでき
ることとなり、在庫を大幅に減らすことが可能となっ
た。
【0023】また、製造・販売メーカから小売店あるい
は中間卸店に出荷したそれぞれの商品について、過去一
定期間の小売店あるいは中間卸店からの出荷量を算出す
るとともに出荷日数をカウントし、それらの値から前記
出荷量を出荷日数で割った出荷日1日当たりの平均出荷
量を求めるとともに、過去一定期間の出荷金額ランキン
グに基づき前記商品をグループ分けして該グループごと
に基準在庫の係数を設定し、前記平均出荷量をベースと
しそれに前記係数をかけることにより商品毎に前記基準
在庫を設定しているので、シンプルでかつ実態に即した
在庫管理が行え、しかも、出荷金額ランキングデータを
逐一新しいものに更新するだけで、日焼け止めクリーム
やシャンプー等の季節によって出荷量が変化する商品に
ついても支障なく在庫管理が行えることとなった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の商
品自動補給方法によれば、製造・販売メーカ側が、小売
店あるいは中間卸店から商品別・ロケーション別の在庫
データを入手し、製造・販売メーカと小売店あるいは中
間卸店との間で定めた商品別の基準在庫算出式に基づき
商品別の基準在庫を算出し、前記小売店あるいは中間卸
店から入手した商品別・ロケーション別の在庫データが
前記基準在庫より所定量下回ったときに、その差分に応
じて、製造・販売メーカ側から小売店あるいは中間卸店
へ商品を自動的に補給するから、小売店等が発注表を送
りそれに基づき製造・販売メーカ側が商品を納入するの
ではなく、製造・販売メーカ側が、小売店等から送られ
てくる在庫データをもとに、直接最適補給量を算出して
商品を小売店等へ自動補給するものであるから、リード
タイムを大幅に短縮できることとなった。また、小売店
等にとっては面倒な商品発注業務を軽減できるととも
に、商品の発注忘れや重ねて発注する事態も回避するこ
とができ、さらに、小売店あるいは中間卸店にとって在
庫量を減らすることができる。また、製造・販売メーカ
にとっては、配送車載効率の追求による物流コストを削
減できる。
【0025】請求項3記載の商品自動補給装置によれ
ば、小売店あるいは中間卸店からの出荷日1日当たりの
出荷量を基準にしかも出荷金額を加味した基準在庫を構
築しているので、シンプルでかつ実態に即した在庫管理
が行えることとなり、流通機構全体として見た場合に、
小売店あるいは中間卸店は勿論のこと、製造・販売メー
カにとってもより一層在庫量を減らすことが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の商品自動補給方法の概要
図である。
【図2】 本発明方法を実施する上で用いる、在庫管理
用のコンピュータのブロック図である。
【図3】 同商品自動補給方法における種類別商品の流
れを示す図である。
【図4】 同商品自動補給方法を用いた中間卸店の在庫
データの送信タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 発注データ 3 在庫データ 4 ホストコンピュ
ータ 5 端末機 6 コンピュータ 7 納品案内に関する情報 8 コンピュータ 9 出荷データ 10 仕入データ 100 制御部 101 表示部 102 入力部 103 プリンタ 110 基準在庫演算手段 111 平均出荷量
算出手段 112 商品区分け手段 113 基準在庫係
数設定手段 114 基準在庫算出手段 115 発注点算出
手段 120 記憶部 121 在庫データ
記録手段 122 基準在庫記録手段 123 発注点記録
手段 130 商品補給量算出手段
フロントページの続き (72)発明者 岡本 優 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造・販売メーカから小売店あるいは中
    間卸店へ商品を自動的に補給する商品自動補給方法であ
    って、 製造・販売メーカ側が、小売店あるいは中間卸店から商
    品別・ロケーション別の在庫データを入手し、 製造・販売メーカと小売店あるいは中間卸店との間で定
    めた商品別の基準在庫算出式に基づき商品別の基準在庫
    を算出し、 前記小売店あるいは中間卸店から入手した商品別・ロケ
    ーション別の在庫データが前記基準在庫より所定量下回
    ったときに、その差分に応じて、製造・販売メーカ側か
    ら小売店あるいは中間卸店へ商品を自動的に補給するこ
    とを特徴とする商品自動補給方法。
  2. 【請求項2】 前記基準在庫算出式は、 前記在庫データから、真近の過去一定期間の小売店ある
    いは中間卸店からの商品別の出荷データを取り出して、
    それらの取り出した出荷データの商品別の総出荷量を算
    出するとともに、該総出荷量を出荷日数で割って出荷日
    1日当たりの平均出荷量を算出し、 前記真近の過去一定期間の商品別の出荷金額ランキング
    に基づきグループ分けされた商品の属するグループの基
    準在庫係数を、前記平均出荷量に乗じる構成であること
    を特徴とする請求項1記載の商品自動補給方法。
  3. 【請求項3】 製造・販売メーカから小売店あるいは中
    間卸店へ商品を自動的に補給する商品自動補給装置であ
    って、 小売店あるいは中間卸店から商品別・ロケーション別の
    在庫データを受け取って記録する在庫データ記録手段
    と、 製造・販売メーカと小売店あるいは中間卸店との間で定
    めた商品別の所定の基準在庫算出式に基づき商品別の基
    準在庫を演算する基準在庫演算手段と、 該基準在庫演算手段で算出された基準在庫を商品別に記
    録する基準在庫記録手段と、 前記小売店あるいは中間卸店から入手した商品別・ロケ
    ーション別の在庫データが、前記基準在庫記録手段に記
    録された基準在庫より低い値に設定された発注点を下回
    ったときに、その差分に応じて各商品の補給量を算出す
    る商品補給量算出手段と、 該商品補給量算出手段で算出された商品補給量を表示す
    る表示手段とを備えていることを特徴とする商品自動補
    給装置。
  4. 【請求項4】 前記基準在庫演算手段は、 前記在庫データ記録手段に記録されたデータから、真近
    の過去一定期間の小売店あるいは中間卸店からの商品別
    の出荷データを取り出して、それらの取り出した出荷デ
    ータの商品別の総出荷量を算出するとともに、該総出荷
    量を出荷日数で割って出荷日1日当たりの平均出荷量を
    算出する平均出荷量算出手段と、 前記真近の過去一定期間の商品別の出荷金額ランキング
    に基づき前記商品をグループ分けする商品区分け手段
    と、 前記商品区分け手段で区分けされた商品の平均出荷量に
    乗ずべく基準在庫係数を設定する基準在庫係数設定手段
    と、 前記平均出荷量算出手段で算出された平均出荷量に、前
    記基準在庫係数設定手段で設定された商品別の係数を選
    択して乗じることで基準在庫を算出する基準在庫算出手
    段から構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    商品自動補給装置。
JP08779298A 1998-03-31 1998-03-31 商品自動補給方法及び商品自動補給装置 Expired - Lifetime JP3535007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08779298A JP3535007B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 商品自動補給方法及び商品自動補給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08779298A JP3535007B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 商品自動補給方法及び商品自動補給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11282938A true JPH11282938A (ja) 1999-10-15
JP3535007B2 JP3535007B2 (ja) 2004-06-07

Family

ID=13924841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08779298A Expired - Lifetime JP3535007B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 商品自動補給方法及び商品自動補給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3535007B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083197A (ja) * 2000-09-11 2002-03-22 Allied Medical Associates Kk 販売システム
JP2002312652A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置の在庫管理装置
JP2002366620A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Tsubasa System Co Ltd 棚卸方法、棚卸プログラム及び棚卸装置
JP2006062815A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Kahma Co Ltd 商品振り分けシステム
JP2014167750A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Toshiba Tec Corp 情報端末、注文受付システム、および情報端末の制御プログラム
JP2020166624A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社オービック 定期配品装置、定期配品方法、及び定期配品プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083197A (ja) * 2000-09-11 2002-03-22 Allied Medical Associates Kk 販売システム
JP2002312652A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置の在庫管理装置
JP2002366620A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Tsubasa System Co Ltd 棚卸方法、棚卸プログラム及び棚卸装置
JP2006062815A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Kahma Co Ltd 商品振り分けシステム
JP2014167750A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Toshiba Tec Corp 情報端末、注文受付システム、および情報端末の制御プログラム
JP2020166624A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社オービック 定期配品装置、定期配品方法、及び定期配品プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3535007B2 (ja) 2004-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7024382B2 (en) System and method for managing retail and wholesale operations
US6876895B2 (en) Order assembly production system and method
US7937294B1 (en) System, and associated method, for configuring a buying club and a coop order
US20170147972A1 (en) Method Of Controlling Product Inventory
US7596517B2 (en) Customer-specific merchandising program
US20040010433A1 (en) Method and system for supply chain control
JP4139410B2 (ja) 最適在庫量/発注量を指示する発注指示システム
EP3477565A1 (en) Inventory control and ordering device, inventory control and ordering method, and computer program
KR20050008925A (ko) 배송상품의 포장관리 방법
CN116308670A (zh) 一种基于指定发货时间的补货方法和系统
JP2004001985A (ja) 店舗在庫管理システム、店舗在庫管理方法並びにプログラムを記録した記録媒体
JPH11282938A (ja) 商品自動補給方法及び商品自動補給装置
Chiadamrong et al. Inventory management of perishable products in a retail business: a comparison with and without in-store replenishment policies under different purchasing batch sizes
CN109102223A (zh) 一种服务包快速出库的方法
CN115983767A (zh) 一种基于多个商品的补货方法和系统
JP2000229711A (ja) 在庫保管スペース管理装置、方法、及び、その記録媒体
US20040128213A1 (en) Material requirement planning system and method for re-scheduling purchase orders of materials
McLaughlin et al. Staistical inventory control in theory and practice
JP2002108433A (ja) 注文生産品生産供給方法及び注文生産品生産供給システム
JP2001335121A (ja) 商品自動補給システム、商品自動補給方法及びその記録媒体
JP2002053209A (ja) 配置販売業における在庫管理装置および在庫管理方法
Kartikasari Material Planning and Inventory Control in the Nutrition Service Unit at Ummi Hospital Bogor
JP2005332346A (ja) 販売管理システム及び方法
CN117094790A (zh) 一种电商商品补货方法和系统
JP2001312536A (ja) 生産管理サーバ装置、商品の生産管理方法および当該商品の生産管理方法を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term