JPH11278053A - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents

自動車用ドアウエザストリップ

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JPH11278053A
JPH11278053A JP10103886A JP10388698A JPH11278053A JP H11278053 A JPH11278053 A JP H11278053A JP 10103886 A JP10103886 A JP 10103886A JP 10388698 A JP10388698 A JP 10388698A JP H11278053 A JPH11278053 A JP H11278053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stabilizer
weather strip
door
door glass
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP10103886A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
利幸 田中
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドアガラスの昇降を円滑かつ安定に
するとともに、ドアガラスとウエザストリップとのこす
れ音の発生を防止すること。 【解決手段】 ドア内板2のベルトラインに沿って取付
けられるウエザストリップであって、芯金54を埋設し
た取付基部51と、取付基部51から伸出してドアガラ
ス内面に当接するシールリップ52,53を備えたウエ
ザストリップ5Aにおいて、その取付基部51の長手方
向の前後の端末部に、ドアガラス内面に当接しドアガラ
スの昇降を案内する表面を滑性部材84で被覆したスタ
ビライザ8Aを固着し、ウエザストリップ5Aとスタビ
ライザ8Aを一体構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアウエ
ザストリップ、特にドア内板のベルトラインに沿って取
付けるドアウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ドアのベルトラインを形成するド
ア外板および内板の上縁にはそれぞれ、ドアウエザスト
リップ(以下、単にウエザストリップという)が取付け
られている。
【0003】図3はその代表例を示すもので、ドア外板
1のアウタパネル11とインナパネル12とを接合した
上縁フランジ13には芯金44を埋設した取付基部41
と、その内面側から上下二段に内方へ伸出するシールリ
ップ42,43を備えたウエザストリップ4が、その取
付基部41を上記フランジ13に嵌着することにより取
付けけられている。
【0004】一方、ドア内板2の上縁にも、内板2を被
覆する内装トリム6を介して、芯金54を埋設した取付
基部51と、その外面側から上下二段に外方へ伸出する
シールリップ52,53を備えたウエザストリップ5が
取付けられている。そして車外側のウエザストリップ4
のシールリップ42,43と、車内側のウエザストリッ
プ5のシールリップ52、53とでドアガラス7を両面
から挟み、ドアガラス7の昇降時にガラス面を払拭する
ようになっている。各シールリップ42,43,52,
53にはドアガラス当接面に植毛が施してある。
【0005】また、ハードトップ車などのサッシュレス
ドア等においては、ドアガラス7の昇降を円滑かつ安定
にするために、ドア内板2にはウエザストリップ5より
も下方の位置にスタビライザ8が設けてある。スタビラ
イザ8は一般に金属製の基体81と基体81に取付けら
れてドアガラス7の内面に当接する滑性部材82からな
り、基体81がドア内板2にボルト締めされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の自
動車ドアでは次のような問題がある。第1の問題は、ド
アガラス7の昇降時において、ドアガラス7とウエザス
トリップ5とシールリップ52,53との間でこすれ音
が発生することがある。第2の問題は、ドア内板2のス
タビライザ取付け部とドアガラス7との間にはかなりの
間隔があることから、スタビライザ8の基体81が大型
で重量が大きくなることである。
【0007】そこで、本発明は、上記こすれ音の発生防
止と、スタビライザの小型軽量化を同時に達成すること
を課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯金が埋設さ
れた取付基部と、取付基部から伸出してドアガラスの内
面に当接するシールリップを備え、自動車のドア内板の
上縁のベルトラインに取付けられるウエザストリップに
おいて、その取付基部の長手方向の前後の端末部に、ド
アガラスの内面に当接する表面を滑性部材で形成したス
タビライザを固着し、ウエザストリップとスタビライザ
を一体化した(請求項1)。
【0009】スタビライザのウエザストリップへの取付
けは、芯金を埋設したウエザストリップの長手方向の前
後の端末部を切り起こして切起し片を形成する一方、合
成樹脂または硬質ゴムからなるスタビライザの基体には
貫通孔を形成し、この貫通孔を上記切起し片に圧嵌する
ことによりなされ得る(請求項2)。
【0010】また、スタビライザの取付けは、合成樹脂
または硬質ゴムの基体にウエザストリップの取付基部の
長手方向の端末部をその両面から挟む挟持部を形成し、
この挟持部を上記端末部に挟着することによりなされ得
る(請求項3)。
【0011】発明者は、ドアガラス昇降時におけるこす
れ音は主としてドアガラスの前後方向の端末部で発生す
ることを見出した。そしてその原因は、車外側のウエザ
ストリップと車内側のウエザストリップが対向し、これ
等の間からドアガラスが出入りするベルトラインの間隙
は前後方向に直線状に形成されているのに対し、ドアガ
ラスは車体外面の湾曲形状に合わせて車外側に張り出す
ゆるやかな湾曲面に形成されていることから、ドアガラ
スは前後の端末部で車内側のウエザストリップの前後の
端末部に特に強く押付けられる。このためウエザストリ
ップの端末部ではシールリップが昇降するドアガラスに
引きずられ、このときシールリップが振動し、シールリ
ップの植毛とドアガラス面との間でこすれ音が発生する
ことを認めた。
【0012】しかして本発明は、車内側のウエザストリ
ップ自体の端末部にスタビライザを設け、シールリップ
と近接する位置でドアガラス面を支えるようにしたの
で、ドアガラスのウエザストリップへの押付けが緩和さ
れ、ドアガラス昇降時におけるこすれ音が防止される。
また同時に、スタビライザはドアガラス内面に対向近接
するウエザストリップに取付けられるので小型化され、
かつ取付け作業も容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(A)は、スタビライザが取
り付けられた車内側のウエザストリップの端末部を示す
ものである。ウエザストリップ5Aはゴムの一体押出成
形体で、全体としてほぼ平板状の取付基部51と、取付
基部51の一方の面から伸出する上下二段のシールリッ
プ52,53を備え、取付基部51にはほぼ全幅に平板
状の芯金54が埋設してある。シールリップ52、53
の下面側にはそれぞれ植毛55が施してある。
【0014】取付基部51の長手方向の前後の端末部
(図はその一方のみを示す)の一方の面には上下のシー
ルリップ52、53の間にスタビライザ8Aが取付けで
ある。スタビライザ8Aは、合成樹脂または硬質ゴムか
らなる断面D字形の基体83の湾曲状の側面を耐摩耗性
を有する滑性部材84で被覆した構造としてある。滑性
部材84としては、例えば、ポリエステル樹脂繊維の基
布にフッ素樹脂のパイルを立毛させたものが好適に用い
られ、基体83の表面に接着される。
【0015】図1(B)にスタビライザ8Aの取付け構
造を示す。ウエザストリップ5Aの芯金54を埋設した
取付基部51の端末部には、上下のシールリップ52,
53の間の位置に矩形状の切起し片56がシールリップ
伸出側に延出せしめてある。一方、スタビライザ8Aの
基体83を貫通する貫通孔85は、上記切起し片56を
圧入し得る断面形状、寸法としてある。スタビライザ8
Aは、その貫通孔85に切起し片56を合成樹脂の基体
83の弾性変形を利用して圧入するように押込むことに
よりウエザストリップ5Aに固着される。この場合、図
1(B)に示すように切起し片56を取付基部51に対
して開き方向に形成しておき、スタビライザ8Aを取付
けた後に切起し片56を取付基部51とほぼ平行になる
ようにその根元部を曲げてスタビライザ8Aの基体83
の平面状側面を取付基部51に密着せしめる。下段のシ
ールリップ53の端末部はスタビライザ8Aに対応する
部分が切欠き除去してある。この切欠きおよび切り起し
片56の切り越し作業は、台のプレス装置によりほぼ同
時になされ得る。
【0016】前後の端末部にスタビライザ8Aを付設し
たウエザストリップ5Aが取付けられるドア内板2は、
その上端部および内面全面が内装トリム3により被覆し
てある。ウエザストリップ5Aは、ドアガラス7(図
3)と対向する内装トリム3の上端部垂直面に取付基部
51を重ね合せ、取付基部51に所定の間隔をおいて設
けたクリップ等により内装トリム3に固定される。スタ
ビライザ8Aの取付基部51からの突出高さは、滑性部
材84で被覆した表面が、ドアガラス7の内面に若干の
押付力で当接する高さとしてある。
【0017】しかして、ドア内板2の上縁に、両端にス
タビライザ8Aを一体に設けたウエザストリップ5Aを
取付けた自動車ドアにおいて、ドアガラスは主としてス
タビライザ8Aに位置規制されて昇降する。スタビライ
ザは滑性部材で被覆されているからドアガラスは低い摺
動抵抗で円滑に昇降する。
【0018】そしてスタビライザ8Aはウエザストリッ
プ5Aに取付けられているからシールリップ52,53
位置でドアガラス7の内面を支えドアガラス7のシール
リップ52,53に対する押付力を緩和する。また、ド
アガラス昇降時にドアガラスに不可避的な内外方向の振
れが生じても振れによりドアガラス7とシールリップ5
2,53との接触圧は変化せず、過圧接によるこすれ音
が生じることはない。
【0019】また、スタビライザ8Aはウエザストリッ
プ5Aに嵌着することにより取付けられるから、従来の
ようにドア内板にボルト締めする取付けに比べて遙かに
取付けが簡易になされ得る。また、ウエザストリップ5
Aの取付基部51とドアガラス7の内面とは対向近接し
ているから、スタビライザ8Aは小型でよい。
【0020】図2は本発明の他のスタビライザのウエザ
ストリップへの取付構造を示すものである。スタビライ
ザ8Bの合成樹脂または硬質ゴムからなる基体86には
横断面コ字形の挟持部87が形成してある。挟持部87
の一方の側面は円弧状に膨出する形状としてあり、その
表面は滑性部材88で被覆してある。
【0021】一方、ウエザストリップ5Bの基本構造は
上記ウエザストリップ5Aと同一であり同一部分は同一
符号で示す。ウエザストリップ5Bの取付基部51の端
末部にはスタビライザ8Bを係止する係止部57が形成
してある。係止部57は、上下のシールリップ52,5
3間で、リップ伸出側に突出する浅い断面コ字形に形成
してあり、上下幅は上記挟持部87の上下幅とほぼ同じ
で、取付基部51の端縁から上記挟持部87の前後長さ
とほぼ同じ長さに延びている。挟持部87の溝幅は開口
側の一端が取付基部51の厚さよりも若干狭くしてあっ
て、スタビライザ8Bは、基体86の挟持部87にこれ
を押し広げつつ上記係止部57が圧入するように押込む
ことにより、上下に位置ずれしないように強固にウエザ
ストリップ5Bの端末部に固着される。
【0022】しかしてスタビライザ8Bを設けたウエザ
ストリップ5Bも、スタビライザ8Aを設けた上記ウエ
ザストリップ5Aと同様の作用効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、自動車ドアにおいて、
ドアガラスを円滑かつ安定に昇降させることができ、か
つドアガラス昇降時におけるドアガラスとウエザストリ
ップとの間のこすれ音の発生を防止することがでる。か
つドアガラスの昇降を案内するスタビライザを小型化
し、かつ取付けも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はスタビライザを備えた本発明のウ
エザストリップの端末部の斜視図、図1(B)はスタビ
ライザの取付構造を示す図である。
【図2】スタビライザを備えた本発明の他のウエザスト
リップのスタピライザの取付構造を示す図である。
【図3】従来の自動車ドアの要部縦断面図である。
【符号の説明】 1 ドア外板 2 ドア内板 3 内装トリム 4 ドア外板のウエザストリップ 5,5A,5B ドア内板のウエザストリップ 51 取付基部 52,53 シールリップ 54 芯金 56 切起し片 7 ドアガラス 8,8A,8B スタビライザ 81,83,86 基体 85 貫通孔 82,84,88 滑性部材 87 挟持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアの内板のベルトラインに沿っ
    て設置されるドアウエザストリップであって、上記内板
    に取付けられる取付基部と、取付基部から伸出して先端
    がドアガラスの内面に当接するシールリップを備え、上
    記取付基部には芯金を埋設したドアウエザストリップに
    おいて、上記取付基部の長手方向の前後の端末部に、ド
    アガラスの内面に当接する表面を滑性部材で形成したス
    タビライザを固着したことを特徴とする自動車用ドアウ
    エザストリップ。
  2. 【請求項2】 上記取付基部の長手方向の前後の端末部
    に切り起し片を形成する一方、上記スタビライザを合成
    樹脂または硬質ゴムの基体と該基体の表面を覆う滑性部
    材で構成するとともに上記基体にはこれを貫通する貫通
    孔を形成し、上記貫通孔を上記切り起し片に圧嵌してス
    タビライザを固着した請求項1記載の自動車用ドアウエ
    ザストリップ。
  3. 【請求項3】 上記スタビライザを合成樹脂または硬質
    ゴムの基体と該基体の表面を覆う滑性部材で構成すると
    ともに上記基体には上記取付基部の長手方向の端末部を
    その両面から挟む挟持部を形成し、該挟持部によりスタ
    ビライザを固着した請求項1記載の自動車用ドアウエザ
    ストリップ。
JP10103886A 1998-03-30 1998-03-30 自動車用ドアウエザストリップ Pending JPH11278053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483791B1 (ko) * 2002-09-18 2005-04-20 현대자동차주식회사 자동차용 도어 아웃사이드 벨트 웨더 스트립 및 델타몰딩의 제조방법

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