JPH1127790A - スピーカーコーンの製造方法 - Google Patents

スピーカーコーンの製造方法

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Publication number
JPH1127790A
JPH1127790A JP17427997A JP17427997A JPH1127790A JP H1127790 A JPH1127790 A JP H1127790A JP 17427997 A JP17427997 A JP 17427997A JP 17427997 A JP17427997 A JP 17427997A JP H1127790 A JPH1127790 A JP H1127790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blocks
thermoplastic resin
mold
male
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP17427997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Suzuki
鈴木英幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIMEN KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
NICHIMEN KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子の配向性が均一な熱可塑性樹脂製のスピ
ーカーコーンの製造方法。 【解決手段】 前記課題を解決するスピーカーコーンの
製造方法は冷却手段を備えた雄型と雌型からなる成形型
の型締め前の空間内に、溶融した熱可塑性樹脂材を注入
し、次いで該溶融による軟化状態おいて加圧し型締めす
ると共に、前記冷却手段により冷却硬化してなるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーステレオ及びラ
ジカセ等の音響機器に用いられる熱可塑性樹脂製のスピ
ーカーコーンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカーコーンの製造方法は、
加熱により柔軟性を有する板状の樹脂材を、成形型に吸
付かせる真空成形法及び、前記樹脂材を空気圧により成
形型に押圧する圧空成形法のほか、冷却手段を備えた雄
型、雌型を型締めした状態の成形型の中へ、溶融した樹
脂材を高圧で射出する射出成形法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性樹脂製のスピ
ーカーコーンは0、3乃至0、4mm程度の極薄である
と共に、該肉厚及び、分子の配向性の不均一が音質の均
一性、すなわち、音の歪みに影響を与えることから製造
にあたって苦慮するところであり、上記従来技術におけ
る真空及び、圧空成形法は、バラツキがある板状の樹脂
材を成形型に沿って延ばすので、分子の配向性は均一と
なるが、肉厚が不均一であるばかりか、特に成形品の角
部が薄肉となり、振動により該薄肉部が損壊するおそれ
があり、射出成形法にあっては、0、3乃至0、4mm
程度の狭い間隙を存して型締めした冷却成形型の中を溶
融樹脂材が四方に拡がる様に進行することとなり、しか
も該過程において瞬時に冷却されることから、射出口部
位と他の部位では射出圧力すなわち、溶融樹脂材の内圧
が変化すると共に、冷却による硬化速度も前記各部位で
異なることから、肉厚は均一であるが分子の配向性が不
均一なスピーカーコーンになる。
【0004】本発明の目的は特に分子の配向性に留意し
たスピーカーコーンの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するスピ
ーカーコーンの製造方法は、冷却手段を備えた雄型と雌
型からなる成形型の型締め前の空間内に、溶融した熱可
塑性樹脂材を注入し、次いで該溶融による軟化状態おい
て加圧し型締めすると共に、前記冷却手段により冷却硬
化してなるものである。
【0006】
【発明の効果】圧締における圧力は雄型と雌型の全域に
わたって平均して及び、しかも前記雄型と雌型の空間内
に注入された軟化状態の熱可塑性樹脂材は該圧締圧力を
型締めに至るまで全体的に受けることとなるので分子の
密度も偏らず配向性が均一となる。従って肉厚及び分子
の配向性が均一な熱可塑性性樹脂製のスピーカーコーン
が得られるので、コーン振幅が全体として一定となり、
課題である音の歪みを解消する。
【0007】
【実施例】図は本発明に係るスピーカーコーンの製造方
法の一例を示す簡略図で以下図に基づき説明する。
【0008】図中符号1はスピーカーコーンの成形型を
示し、該成形型1は雄型2と雌型3からなると共に、各
々には冷却水路4、4による冷却手段を備えてなるもの
で、130乃至160mm径、肉厚0、35mmのスピ
ーカーコーンの製造にあっては、ポリプロピレンなどの
熱可塑性樹脂材を240℃で加熱し、該溶融した熱可塑
性樹脂材Pを型締めしていない雄型2と雌型3の対向空
間1a内に湯口3aから注入し、次いで該軟化状態の熱
可塑性樹脂材Pを雄型2と雌型3により500乃至60
0kg/cm2 で加圧し、型締めすると共に冷却水路
4、4を通る冷水により冷却して硬化させた後に成形型
から取り出して、前記所定寸法の熱可塑性樹脂製スピー
カーコーンを得るもので、前記圧締における圧力は雄型
2と雌型3の全域にわたって平均して及び、しかも前記
雄型2と雌型3の対向空間1a内に注入された軟化状態
の熱可塑性樹脂材Pは該圧締圧力を型締めに至るまで全
体的に受けることとなるので分子の密度も偏らず配向性
が均一となる。従って肉厚及び分子の配向性が均一な熱
可塑性性樹脂製のスピーカーコーンが得られるので、コ
ーン振幅が全体として一定となり、課題である音の歪み
を解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカーコーンの製造方法を示す簡略図。
【符号の説明】
1 成形型 1a 空間 2 雄型 3 雌型 3a 湯口 4 冷却水路 P 熱可塑性樹脂材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:38

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却手段を備えた雄型と雌型からなる成
    形型の型締め前の空間内に、溶融した熱可塑性樹脂材を
    注入し、次いで該溶融による軟化状態おいて加圧し型締
    めすると共に、前記冷却手段により冷却硬化してなるス
    ピーカーコーンの製造方法。
JP17427997A 1997-06-30 1997-06-30 スピーカーコーンの製造方法 Pending JPH1127790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008258460A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Uchiyama Mfg Corp 磁気エンコーダ用環状樹脂磁石の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008258460A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Uchiyama Mfg Corp 磁気エンコーダ用環状樹脂磁石の製造方法

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